JPH11102309A - デバッグ装置とプロセッサと記録媒体 - Google Patents

デバッグ装置とプロセッサと記録媒体

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JPH11102309A
JPH11102309A JP9263117A JP26311797A JPH11102309A JP H11102309 A JPH11102309 A JP H11102309A JP 9263117 A JP9263117 A JP 9263117A JP 26311797 A JP26311797 A JP 26311797A JP H11102309 A JPH11102309 A JP H11102309A
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JP
Japan
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program
unit
command
execution
monitoring
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Application number
JP9263117A
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English (en)
Inventor
Motohide Nishihata
素秀 西畑
Masamitsu Wada
匡充 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロコンピュータをはじめとするプロセ
ッサで実行されるプログラムを試作機上でデバッグする
時、モニタリングプログラムによる被デバッグプログラ
ムの動作を妨げずにデバッグを行なう。 【解決手段】 被デバッグプログラム125の実行状態
を管理するプログラム実行制御部124を設け、被デバ
ッグプログラム125が「実行中断」の時、モニタリン
グプログラム126を実行するように設定する。また、
モニタリングプログラム126は、デバッガ本体110
からのコマンドを通信専用端子127を監視して受信す
る。これにより、被デバッグプログラム125の実行を
妨げることなく、デバッグを行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータやマイクロプロセッサなどのプロセッサ装置で実行
されるプログラムのデバッグを行うデバッグ装置と、デ
バッグのためのプログラムを内蔵するプロセッサおよび
当該プログラムを記録した記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、マイコンは大多数の製品に組み込
まれるようになってきた。
【0003】マイコンを製品に組み込む場合、その製品
に必要なプログラムを開発することが必要となる。一般
に、このようなプログラムの開発は、デバッグ装置を用
いて行なわれる。
【0004】デバッグ装置の1つとして、マイクロコン
ピュータやマイクロプロセッサで実行している被デバッ
グプログラムに、被デバッグプログラムの実行状態取得
や実行制御を行うモニタリングプログラムを組み込み、
他ホストからモニタリングプログラムを制御し、被デバ
ッグプログラムのデバッグを行なう「モニタ型」のもの
がある。「モニタ型」のデバッグ装置は、モニタリング
プログラムと他ホストとの通信が可能であれば被デバッ
グプログラムをデバッグすることができるので、家電製
品の試作機上での動作検証やデバッグ作業を行なうこと
ができる。
【0005】このようなモニタ型のデバッグ装置では、
モニタリングプログラムは他ホスト上で起動しているデ
バッガからの命令に従って、デバッグ対象プログラムの
データの参照および変更、ブレークポイント設定、ステ
ップ実行設定を行なうとともにデバッグ対象プログラム
の実行制御を行なう。
【0006】また、モニタリングプログラムは、デバッ
ガが起動されている他ホストと通信回線を通じて接続さ
れている。そして、通常、モニタリングプログラムは、
他ホストからの通信による割り込みによって起動され、
起動されたモニタリングプログラムが、デバッガからの
コマンドを受信し、受信したコマンドを実行することに
なる。この場合、他ホストからの通信が発生した時に発
生する割り込み制御を行なうために、プログラム開発者
が、被デバッグプログラムの割り込み処理部を変更し
て、通信割り込み発生時に、モニタリングプログラムに
制御が移るように変更する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モニタ
リングプログラムを通信割り込みによって起動する場
合、被デバッグプログラム実行中に、プログラム開発者
が被デバッグプログラムをデバッグするために何らかの
操作を行なった時、通信割り込みが発生し、実行中の被
デバッグプログラムの実行が一時的に中断する。したが
って、本来動作タイミングに問題があったものが、中断
によって正常に動作してしまう可能性がある。また、被
デバッグプログラムを製品に組み込む時にモニタリング
プログラムを取り除く時、被デバッグプログラムの割り
込み処理部をモニタリングプログラムを組み込む前の状
態に戻す必要がある。この時、割り込み処理部は、モニ
タリングプログラムを使用していた状態と異なるので、
被デバッグプログラムの動作がデバッグ時と異なる結果
になる。
【0008】さらに、デバッグ用に割り込み資源を使用
することになるので、被デバッグプログラムが本来使用
できる資源を減少させることになる。
【0009】本発明は、このようなデバッグ装置におい
て、モニタリングプログラム使用による被デバッグプロ
グラムの動作をモニタリングプログラム組み込み以前と
違えることなく、デバッグすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係るデバッグ装置は、被デバッグプログラム
を動作させ検証を行うデバッグ装置であって、前記被デ
バッグプログラムを格納するプログラム格納手段と、プ
ログラム実行資源を有し、前記プログラム格納手段に格
納された前記被デバッグプログラムの内容に従って前記
実行資源に対する読み書きを実行するプログラム実行手
段と、利用者によってコマンドが入力されるコマンド入
力部と、前記コマンドを解析する入力コマンド解析部
と、前記コマンドに対する実行結果の表示を行う表示部
とを含むデバッガ本体手段と、前記デバッグ本体手段か
らコマンドが送信されたことを検知するコマンド受信検
知部と、前記デバッグ本体手段からのコマンドを受信す
るコマンド受信部と、受信したコマンドを実行するコマ
ンド実行部と、前記コマンドの実行結果を前記デバッガ
本体手段に送信するコマンド実行結果送信部とを含むモ
ニタリング手段と、前記被デバッグプログラムの実行状
態を管理するプログラム実行状態管理部と、前記被デバ
ッグプログラムが動作状態でない時に、前記モニタリン
グ手段を起動するモニタリング手段起動手段と、前記被
デバッグプログラムが動作状態でない状態から動作状態
に移行する時に、前記モニタリング手段を停止させるモ
ニタリング手段停止手段とを含むプログラム実行制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0011】これによって、利用者からのコマンドを被
デバッグプログラムが動作状態以外の時に実行すること
により、被デバッグプログラムの実行を妨げることがな
い。
【0012】ここで、前記プログラム実行制御手段は、
前記デバッグ本体手段からコマンドに基づいて前記モニ
タリング手段の実行を許可または禁止するモニタリング
手段実行許可部を備えるとしてもよい。
【0013】上記の各デバッグ装置は、前記プログラム
実行制御手段は、前記プログラム実行手段により実行さ
れ、複数のタスクを扱うオペレーティングシステムの一
部または全てからなり、前記モニタリング手段が前記タ
スクの少なくとも1つに割り当てられるとしてもよい。
【0014】また本発明に係るプロセッサは、プログラ
ムを格納するプログラム格納手段と、プログラム実行資
源を有し、前記プログラム格納手段に格納された前記プ
ログラムの内容に従って前記実行資源に対する読み書き
を実行するプログラム実行手段と、通信端子を備え外部
との間でデータの送受信を行う通信手段と、前記通信手
段が受信したデータに基づいて、前記通信手段の通信相
手からコマンドが送信されたことを検知するコマンド受
信検知部と、前記通信相手からのコマンドを受信するコ
マンド受信部と、受信したコマンドを実行するコマンド
実行部と、前記コマンドの実行結果に基づくデータを、
前記通信手段により前記通信相手に送信するコマンド実
行結果送信部とを含むモニタリング手段と、前記プログ
ラムの実行状態を管理するプログラム実行状態管理部
と、前記プログラムが動作状態でない時に、前記モニタ
リング手段を起動するモニタリング手段起動手段と、前
記プログラムが動作状態でない状態から動作状態に移行
する時に、前記モニタリング手段を停止させるモニタリ
ング手段停止手段とを含むプログラム実行制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0015】これによって、通信相手からのコマンドを
プログラムが動作状態以外の時に実行することにより、
プログラムの実行を妨げることがない。
【0016】ここで、前記プログラム実行制御手段は、
前記デバッグ本体手段からコマンドに基づいて前記モニ
タリング手段の実行を許可または禁止するモニタリング
手段実行許可部を備えるとしてもよい。
【0017】上記の各プロセッサは、前記プログラム実
行制御手段は、前記プログラム実行手段により実行さ
れ、複数のタスクを扱うオペレーティングシステムの一
部または全てからなり、前記モニタリング手段が前記タ
スクの少なくとも1つに割り当てられるとしてもよい。
【0018】また本発明に係る記録媒体は、少なくと
も、通信端子を持ちデータの送受信を行う通信手段を備
えたプロセッサによって実行される機械命令プログラム
を記録した記録媒体であって、所定のターゲットマシン
向けに開発された組み込みプログラムと、前記通信手段
が受信したデータに基づいて、前記通信手段の通信相手
からコマンドが送信されたことを検知するコマンド受信
検知部と、前記通信相手からのコマンドを受信するコマ
ンド受信部と、受信したコマンドを実行するコマンド実
行部と、前記コマンドの実行結果に基づくデータを、前
記通信手段により前記通信相手に送信するコマンド実行
結果送信部とを含むモニタリングプログラムと、前記組
み込みプログラムの実行状態を管理するプログラム実行
状態管理部と、前記組み込みプログラムが動作状態でな
い時に、前記モニタリングプログラムを起動するモニタ
リングプログラム起動部と、前記組み込みプログラムが
動作状態でない状態から動作状態に移行する時に、前記
モニタリングプログラムを停止させるモニタリングプロ
グラム停止部とを含むプログラム実行制御プログラムと
を有することを特徴とする。
【0019】これによって、通信相手からのコマンドを
組み込みプログラムが動作状態以外の時に実行すること
により、組み込みプログラムの実行を妨げることがな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は、本発明の第1の実施の形態に
おけるデバッグ装置の構成を示すものである。
【0021】図1において、110はプログラムをデバ
ッグするためのデバッガ本体を示す。デバッガ本体11
0には、プログラム開発者がコマンドを入力するための
コマンド入力手段の一例としてキーボード102とプロ
グラム開発者が入力したコマンドに対する実行結果の表
示を行う表示手段の一例としてCRT103が接続され
ている。デバッガ本体110は、キーボード102から
の入力コマンドの解析を行う入力コマンド解析部111
とプログラム開発者の入力コマンドを通信回線130を
介し、最終的に試作機120上のモニタリングプログラ
ム126上に通知するコマンド転送部112とモニタリ
ングプログラム126の実行結果を通信回線130を介
し受信する実行結果受信部113から構成される。試作
機120は、プロセッサ121とメモリ122と周辺装
置群123が実装されている。プロセッサ121は、被
デバッグプログラムを構成する機械語命令を逐一読み出
す命令読み出し回路と、読み出された機械語命令を解読
する解読器と、解読結果が演算命令である場合にその演
算命令の演算を行う演算器と、レジスタ群と、命令読み
出し回路に命令の読み出し先を指示するプログラムカウ
ンタから構成される。また、プロセッサ121は、通信
専用端子127を有し、この通信専用端子を通じ、デバ
ッガ本体110と接続されている。通信専用端子127
は、デバッガ本体110から送信されたデータを受信し
たか否かを示す通信データ受信フラグ(非図示)を有す
る。メモリ122には、被デバッグプログラム125と
被デバッグプログラム125の実行状態の取得とモニタ
リングプログラム126の実行制御を行うプログラム実
行制御部124と被デバッグプログラム125をデバッ
グするためのモニタリングプログラム126が配置され
ている。被デバッグプログラム125は、デバッグ対象
となる組み込み用途のプログラムであり、試作機120
が起動されるとプロセッサ121により実行される。
【0022】次に、プログラム実行制御部124の一例
を図2に示す。図2においてプログラム実行制御部12
4は、その構成要素の一部として、被デバッグプログラ
ム125の実行状態を調べるプログラム実行状態管理部
140とモニタリングプログラム126を起動するモニ
タリングプログラム起動部141とモニタリングプログ
ラム126を停止させるモニタリングプログラム停止部
142から構成される。
【0023】モニタリングプログラムの一例を図3に示
す。図3においてモニタリングプログラム126は、そ
の構成要素の一部として、デバッガ本体110からの入
力コマンドが存在するか否かを調べるコマンド受信検知
部150とコマンド受信検知部150でデバッガ本体1
10からコマンドが送信されたと判断された時、デバッ
ガ本体110からのコマンドを受信するコマンド受信部
151と受信したコマンドを実行するコマンド実行部1
52とコマンドの実行結果をデバッガ本体110に通知
するコマンド実行結果送信部153から構成される。コ
マンド受信検知部150は、通信専用端子127の通信
データ受信フラグの状態を調べることで、デバッガ本体
110からの入力コマンドが存在するか否かを知ること
ができる。
【0024】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態におけるデバッグ装置について図1から図3お
よび図4のフローチャートを用いて説明する。
【0025】被デバッグプログラム125は、予めメモ
リ122上に配置され、プロセッサ121上で実行され
ている。この時、プログラム実行状態管理部140は、
被デバッグプログラム125の実行状態を管理している
(ステップ1)。被デバッグプログラム125の実行状
態が「実行中」から「実行中断」状態になった時、プロ
グラム実行制御部124は、モニタリングプログラム1
26をモニタリングプログラム起動部141により起動
する(ステップ2)。モニタリングプログラム126起
動後もプログラム実行制御部124は、プログラム実行
状態管理部140により被デバッグプログラム125の
実行状態を常に監視している(ステップ3)。モニタリ
ングプログラム126が実行中でも、被デバッグプログ
ラムが「実行中」状態に移行する時は、モニタリングプ
ログラム停止部142よりモニタリングプログラム12
6の実行を停止させ、被デバッグプログラム125の実
行を行なう(ステップ8)。起動されたモニタリングプ
ログラム126は、デバッガ本体110からのコマンド
が存在するか否かをコマンド受信検知部150により調
べる(ステップ4)。デバッガ本体110からのコマン
ドが存在しない時には、ステップ3、ステップ4の動作
を繰り返し実行する。デバッガ本体110からのコマン
ドが存在する時、コマンド受信部151がデバッガ本体
110からのコマンドを取得し(ステップ5)、コマン
ド実行部152が取得したコマンドを実行する(ステッ
プ6)。コマンド実行部152がコマンドを実行した
後、コマンド実行結果送信部153がコマンドの実行結
果をデバッガ本体110に通知する(ステップ7)。被
デバッグプログラムが「実行中断」状態である間、ステ
ップ3からステップ7までの動作が繰り返し実行され
る。
【0026】以上のようにして、被デバッグプログラム
125が「実行中断」状態である時のみ、モニタリング
プログラム126を実行するので、被デバッグプログラ
ム125の動作を妨げることなく、被デバッグプログラ
ム125のデバッグを行なうことができる。また、コマ
ンド受信検知部150が通信専用端子127の通信デー
タ受信フラグの状態を調べることで、デバッガ本体11
0からのコマンドが受信されたか否かを判定しているの
で、通常、被デバッグプログラム125をデバッグする
時に発生する通信割り込みを使用しないので、被デバッ
グプログラム125が使用できる割り込み資源を損なう
ことなく、デバッガ本体110とモニタリングプログラ
ム126との間で通信することが可能になる。
【0027】なお、以上の説明では、プログラム実行制
御部124と被デバッグプログラム125とモニタリン
グプログラム126は、メモリ上に配置された各々独立
したプログラムとして記述したが、プログラム実行制御
部124が複数のタスクを扱うオペレーティングシステ
ムから構成し、被デバッグプログラム125とモニタリ
ングプログラム126をプログラム実行制御部124の
タスクの一つまたは複数に割り当てても良い。
【0028】さらに、以上の説明では、メモリ122は
プロセッサ121の外部に配置されている場合について
記述したが、メモリ122をプロセッサ121に内蔵し
てもよい。
【0029】さらに、以上の説明では、モニタリングプ
ログラム126とプログラム実行制御部124は、メモ
リ122上に配置されている場合について記述したが、
モニタリングプログラム126とプログラム実行制御部
124は、例えばフロッピーディスクに記録されていて
もよい。
【0030】(実施の形態2)図5は、本発明の第2の
実施の形態におけるデバッグ装置の構成を示すものであ
る。
【0031】図5において、124aは図1のプログラ
ム実行制御部124にモニタリングプログラム126の
実行を許可および禁止するモニタリングプログラム起動
許可部128が追加されたプログラム実行制御部であ
る。また、126aは図1のモニタリングプログラム1
26にモニタリングプログラム126aの実行許可不許
可の状態を保存するモニタリングプログラム実行許可フ
ラグ160が追加されたモニタリングプログラムであ
る。その他の構成要素は、図1と同じである。
【0032】モニタリングプログラム起動許可部128
は、デバッガ本体110からのコマンドによって起動さ
れ、モニタリングプログラム126aの実行を許可する
時は、モニタリングプログラム実行許可フラグ160を
有効にする。また、モニタリングプログラム126aの
実行を禁止する時は、モニタリングプログラム実行許可
フラグ160を無効にする。これにより、プログラム開
発者が、モニタリングプログラム126aの実行制御を
デバッガ本体110を通じて自由に行なうことができ
る。
【0033】以上のように構成された本発明の第2の実
施の形態におけるデバッグ装置について、図5および図
6のフローチャートを用いて説明する。
【0034】ステップ10の動作は、第1の実施の形態
の説明のステップ1と同じである。被デバッグプログラ
ム125が「実行中断」状態になった時、プログラム実
行制御部124aがモニタリングプログラム実行許可フ
ラグ160の状態を調べる(ステップ19)。モニタリ
ングプログラム126aの実行が禁止されている時は、
ステップ10の動作を繰り返し実行する。モニタリング
プログラム126aの実行が許可されている時は、モニ
タリングプログラム126aを起動し(ステップ1
2)、モニタリングプログラム126a起動後、ステッ
プ13の動作に移行する。ステップ13の動作は、第1
の実施の形態の説明のステップ3と同じである。ステッ
プ13実行後、プログラム実行制御部124aがモニタ
リングプログラム実行許可フラグの状態を調べる(ステ
ップ20)。この時、モニタリングプログラム126a
実行が禁止されている時は、モニタリングプログラム1
26aの実行を停止させる(ステップ21)。モニタリ
ングプログラム126aの実行が許可されている時は、
ステップ14に移行する。ステップ15からステップ1
7までは、第1の実施の形態のステップ5からステップ
7までの説明と同じである。
【0035】以上のようにして、モニタリングプログラ
ム126aの実行制御を、モニタリングプログラム実行
許可フラグ160を通じて行なうことができ、また、モ
ニタリングプログラム実行許可フラグ160の変更は、
プログラム開発者がデバッガ本体110からモニタリン
グプログラム起動許可部128を通じて行なうことがで
きるので、プログラム開発者が必要な時のみモニタリン
グプログラム126aを起動できることになる。モニタ
リングプログラム126aの起動を禁止している場合、
モニタリングプログラム126aが組み込まれていない
状態と同等の形式で被デバッグプログラム125を試作
機120上で実行することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るデバッグ装置は、被デバッグプログラムを動作さ
せ検証を行うデバッグ装置であって、前記被デバッグプ
ログラムを格納するプログラム格納手段と、プログラム
実行資源を有し、前記プログラム格納手段に格納された
前記被デバッグプログラムの内容に従って前記実行資源
に対する読み書きを実行するプログラム実行手段と、利
用者によってコマンドが入力されるコマンド入力部と、
前記コマンドを解析する入力コマンド解析部と、前記コ
マンドに対する実行結果の表示を行う表示部とを含むデ
バッガ本体手段と、前記デバッグ本体手段からコマンド
が送信されたことを検知するコマンド受信検知部と、前
記デバッグ本体手段からのコマンドを受信するコマンド
受信部と、受信したコマンドを実行するコマンド実行部
と、前記コマンドの実行結果を前記デバッガ本体手段に
送信するコマンド実行結果送信部とを含むモニタリング
手段と、前記被デバッグプログラムの実行状態を管理す
るプログラム実行状態管理部と、前記被デバッグプログ
ラムが動作状態でない時に、前記モニタリング手段を起
動するモニタリング手段起動手段と、前記被デバッグプ
ログラムが動作状態でない状態から動作状態に移行する
時に、前記モニタリング手段を停止させるモニタリング
手段停止手段とを含むプログラム実行制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0037】この構成によれば、モニタリング手段は、
被デバッグプログラムが動作状態でない時のみ起動され
るので、通常、利用者がデバッグ装置を通じて被デバッ
グプログラムのデバッグをする時に発生する通信割り込
みが発生せず、被デバッグプログラムの実行動作は妨げ
られない。また、デバッグ作業が完了して、モニタリン
グ手段を削除する時もモニタリング手段のみを削除すれ
ば良く、被デバッグプログラムの構造を変更しなくとも
良い。さらに、モニタリング手段は、試作機上のハード
ウェア資源として一部のメモリのみを使用するので、試
作機上で使用できるハードウェア資源を損なうことがな
く、被デバッグプログラムは、試作機上の全てのハード
ウェア資源を利用することが可能である。
【0038】ここで、前記プログラム実行制御手段は、
前記デバッグ本体手段からコマンドに基づいて前記モニ
タリング手段の実行を許可または禁止するモニタリング
手段実行許可部を備えるとしてもよい。
【0039】こうすることにより、利用者が必要に応じ
て、モニタリング手段の実行の許可または禁止を自由に
行なうことができるようになる。
【0040】上記の各デバッグ装置は、前記プログラム
実行制御手段は、前記プログラム実行手段により実行さ
れ、複数のタスクを扱うオペレーティングシステムの一
部または全てからなり、前記モニタリング手段が前記タ
スクの少なくとも1つに割り当てられるとしてもよい。
【0041】こうすることにより、モニタリング手段を
容易に開発することができる。また本発明に係るプロセ
ッサは、プログラムを格納するプログラム格納手段と、
プログラム実行資源を有し、前記プログラム格納手段に
格納された前記プログラムの内容に従って前記実行資源
に対する読み書きを実行するプログラム実行手段と、通
信端子を備え外部との間でデータの送受信を行う通信手
段と、前記通信手段が受信したデータに基づいて、前記
通信手段の通信相手からコマンドが送信されたことを検
知するコマンド受信検知部と、前記通信相手からのコマ
ンドを受信するコマンド受信部と、受信したコマンドを
実行するコマンド実行部と、前記コマンドの実行結果に
基づくデータを、前記通信手段により前記通信相手に送
信するコマンド実行結果送信部とを含むモニタリング手
段と、前記プログラムの実行状態を管理するプログラム
実行状態管理部と、前記プログラムが動作状態でない時
に、前記モニタリング手段を起動するモニタリング手段
起動手段と、前記プログラムが動作状態でない状態から
動作状態に移行する時に、前記モニタリング手段を停止
させるモニタリング手段停止手段とを含むプログラム実
行制御手段とを備えることを特徴とする。
【0042】この構成によれば、モニタリング手段は、
プログラムが動作状態でない時のみ起動されるので、通
常、通信手段からの通信割り込みが発生せず、プログラ
ムの実行動作は妨げられない。
【0043】ここで、前記プログラム実行制御手段は、
前記デバッグ本体手段からコマンドに基づいて前記モニ
タリング手段の実行を許可または禁止するモニタリング
手段実行許可部を備えるとしてもよい。
【0044】こうすることにより、利用者が必要に応じ
て、モニタリング手段の実行の許可または禁止を自由に
行なうことができるようになる。
【0045】上記の各プロセッサは、前記プログラム実
行制御手段は、前記プログラム実行手段により実行さ
れ、複数のタスクを扱うオペレーティングシステムの一
部または全てからなり、前記モニタリング手段が前記タ
スクの少なくとも1つに割り当てられるとしてもよい。
【0046】こうすることにより、モニタリング手段を
容易に開発することができる。また本発明に係る記録媒
体は、少なくとも、通信端子を持ちデータの送受信を行
う通信手段を備えたプロセッサによって実行される機械
命令プログラムを記録した記録媒体であって、所定のタ
ーゲットマシン向けに開発された組み込みプログラム
と、前記通信手段が受信したデータに基づいて、前記通
信手段の通信相手からコマンドが送信されたことを検知
するコマンド受信検知部と、前記通信相手からのコマン
ドを受信するコマンド受信部と、受信したコマンドを実
行するコマンド実行部と、前記コマンドの実行結果に基
づくデータを、前記通信手段により前記通信相手に送信
するコマンド実行結果送信部とを含むモニタリングプロ
グラムと、前記組み込みプログラムの実行状態を管理す
るプログラム実行状態管理部と、前記組み込みプログラ
ムが動作状態でない時に、前記モニタリングプログラム
を起動するモニタリングプログラム起動部と、前記組み
込みプログラムが動作状態でない状態から動作状態に移
行する時に、前記モニタリングプログラムを停止させる
モニタリングプログラム停止部とを含むプログラム実行
制御プログラムとを有することを特徴とする。
【0047】この構成によれば、モニタリングプログラ
ムは、組み込みプログラムが動作状態でない時のみ起動
されるので、通常、通信手段からの通信割り込みが発生
せず、組み込みプログラムの実行動作は妨げられない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるデバッグ装置
の構成を示す構成図
【図2】同実施の形態のプログラム制御部の構成を示す
構成図
【図3】同実施の形態のモニタリングプログラムを示す
構成図
【図4】同実施の形態のデバッグ装置の被デバッグプロ
グラムおよびモニタリングプログラムの制御を示すフロ
ーチャート
【図5】本発明の第2の実施の形態によるデバッグ装置
の構成を示す構成図
【図6】同実施の形態のデバッグ装置の被デバッグプロ
グラムおよびモニタリングプログラムの制御を示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
102 キーボード 103 CRT 110 デバッガ本体 111 入力コマンド解析部 112 コマンド転送部 113 実行結果受信部 120 試作機 121 プロセッサ 122 メモリ 123 周辺装置群 124 プログラム実行制御部 124a プログラム実行制御部 125 被デバッグプログラム 126 モニタリングプログラム 126a モニタリングプログラム 127 通信専用端子 128 モニタリングプログラム起動許可部 130 通信回線 140 プログラム実行状態管理部 141 モニタリングプログラム起動部 142 モニタリングプログラム停止部 150 コマンド受信検知部 151 コマンド受信部 152 コマンド実行部 153 コマンド実行結果送信部 160 モニタリングプログラム実行許可フラグ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被デバッグプログラムを動作させ検証を
    行うデバッグ装置であって、 前記被デバッグプログラムを格納するプログラム格納手
    段と、 プログラム実行資源を有し、前記プログラム格納手段に
    格納された前記被デバッグプログラムの内容に従って前
    記実行資源に対する読み書きを実行するプログラム実行
    手段と、 利用者によってコマンドが入力されるコマンド入力部
    と、 前記コマンドを解析する入力コマンド解析部と、 前記コマンドに対する実行結果の表示を行う表示部とを
    含むデバッガ本体手段と、 前記デバッグ本体手段からコマンドが送信されたことを
    検知するコマンド受信検知部と、 前記デバッグ本体手段からのコマンドを受信するコマン
    ド受信部と、 受信したコマンドを実行するコマンド実行部と、 前記コマンドの実行結果を前記デバッガ本体手段に送信
    するコマンド実行結果送信部とを含むモニタリング手段
    と、 前記被デバッグプログラムの実行状態を管理するプログ
    ラム実行状態管理部と、 前記被デバッグプログラムが動作状態でない時に、前記
    モニタリング手段を起動するモニタリング手段起動手段
    と、 前記被デバッグプログラムが動作状態でない状態から動
    作状態に移行する時に、前記モニタリング手段を停止さ
    せるモニタリング手段停止手段とを含むプログラム実行
    制御手段とを備えることを特徴とするデバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記プログラム実行制御手段は、前記デ
    バッグ本体手段からコマンドに基づいて前記モニタリン
    グ手段の実行を許可または禁止するモニタリング手段実
    行許可部を備えることを特徴とする請求項1記載のデバ
    ッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記プログラム実行制御手段は、前記プ
    ログラム実行手段により実行され、複数のタスクを扱う
    オペレーティングシステムの一部または全てからなり、 前記モニタリング手段が前記タスクの少なくとも1つに
    割り当てられることを特徴とする請求項1または2記載
    のデバッグ装置。
  4. 【請求項4】 プログラムを格納するプログラム格納手
    段と、 プログラム実行資源を有し、前記プログラム格納手段に
    格納された前記プログラムの内容に従って前記実行資源
    に対する読み書きを実行するプログラム実行手段と、 通信端子を備え外部との間でデータの送受信を行う通信
    手段と、 前記通信手段が受信したデータに基づいて、前記通信手
    段の通信相手からコマンドが送信されたことを検知する
    コマンド受信検知部と、 前記通信相手からのコマンドを受信するコマンド受信部
    と、 受信したコマンドを実行するコマンド実行部と、 前記コマンドの実行結果に基づくデータを、前記通信手
    段により前記通信相手に送信するコマンド実行結果送信
    部とを含むモニタリング手段と、 前記プログラムの実行状態を管理するプログラム実行状
    態管理部と、 前記プログラムが動作状態でない時に、前記モニタリン
    グ手段を起動するモニタリング手段起動手段と、 前記プログラムが動作状態でない状態から動作状態に移
    行する時に、前記モニタリング手段を停止させるモニタ
    リング手段停止手段とを含むプログラム実行制御手段と
    を備えることを特徴とするプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記プログラム実行制御手段は、前記デ
    バッグ本体手段からコマンドに基づいて前記モニタリン
    グ手段の実行を許可または禁止するモニタリング手段実
    行許可部を備えることを特徴とする請求項4記載のプロ
    セッサ。
  6. 【請求項6】 前記プログラム実行制御手段は、前記プ
    ログラム実行手段により実行され、複数のタスクを扱う
    オペレーティングシステムの一部または全てからなり、 前記モニタリング手段が前記タスクの少なくとも1つに
    割り当てられることを特徴とする請求項4または5記載
    のプロセッサ。
  7. 【請求項7】 少なくとも、通信端子を持ちデータの送
    受信を行う通信手段を備えたプロセッサによって実行さ
    れる機械命令プログラムを記録した記録媒体であって、 所定のターゲットマシン向けに開発された組み込みプロ
    グラムと、 前記通信手段が受信したデータに基づいて、前記通信手
    段の通信相手からコマンドが送信されたことを検知する
    コマンド受信検知部と、 前記通信相手からのコマンドを受信するコマンド受信部
    と、 受信したコマンドを実行するコマンド実行部と、 前記コマンドの実行結果に基づくデータを、前記通信手
    段により前記通信相手に送信するコマンド実行結果送信
    部とを含むモニタリングプログラムと、 前記組み込みプログラムの実行状態を管理するプログラ
    ム実行状態管理部と、 前記組み込みプログラムが動作状態でない時に、前記モ
    ニタリングプログラムを起動するモニタリングプログラ
    ム起動部と、 前記組み込みプログラムが動作状態でない状態から動作
    状態に移行する時に、前記モニタリングプログラムを停
    止させるモニタリングプログラム停止部とを含むプログ
    ラム実行制御プログラムとを有することを特徴とする記
    録媒体。
JP9263117A 1997-09-29 1997-09-29 デバッグ装置とプロセッサと記録媒体 Pending JPH11102309A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001051871A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Ricoh Co Ltd リモートデバッグ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001051871A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Ricoh Co Ltd リモートデバッグ装置

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