JPH09222790A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH09222790A
JPH09222790A JP8029401A JP2940196A JPH09222790A JP H09222790 A JPH09222790 A JP H09222790A JP 8029401 A JP8029401 A JP 8029401A JP 2940196 A JP2940196 A JP 2940196A JP H09222790 A JPH09222790 A JP H09222790A
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JP
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developing
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magnetic
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JP8029401A
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English (en)
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Isao Endo
勇雄 遠藤
Toru Komatsu
小松  徹
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たに判明した制御電極として絶縁シートの
上に電極部を設けたものを用いた2成分現像剤トナーク
ラウド現像法特有の問題点を解決し、高画質な画像を、
安定して得られる現像装置及び画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】 像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
有する磁石体を固設し、磁性現像剤を現像域に搬送する
現像剤搬送体と、前記磁性現像剤の層に当接又は近接す
る絶縁シート、及び、前記絶縁シートにより前記現像域
又は現像域上流部に固定された電圧印加可能な電極部、
を有する制御電極シートと、を有し、静電潜像が形成さ
れた前記像形成体に前記現像域で現像してトナー像を形
成する2成分現像剤トナークラウド現像法による現像装
置において、交流成分を断続的に有する波形の印加電圧
を前記現像剤搬送体に印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2成分現像剤トナ
ークラウド現像法による現像装置及びこの現像装置を用
いた画像形成装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】以前より高い解像力が得られる現像法と
して、パウダークラウド現像法(米国特許2,725,
304号明細書)が知られていたが、近年、特に現像域
内に電圧印加可能な制御電極ワイヤを張設し、電気的に
トナークラウドを形成して、クラウド現像を行う例が提
案されている。このトナークラウド現像法を2成分現像
剤に適用したものは、例えば特開昭59−223467
号、特開平3−145664号によって開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した制御
電極ワイアを用いた2成分現像剤トナークラウド現像法
では、現像のために形成される交流電界により制御電極
ワイアが振動し、良好な画像を形成するのが困難であっ
た。
【0004】そこで、制御電極として絶縁シートの上に
電極部を設けたものを用いた2成分現像剤トナークラウ
ド現像法を検討した。ところが、形成された画像を見る
と、ハーフトーン画像部に白い筋がでたり、リングマー
クが発生したりした。
【0005】そこで、その原因を調べたところ、現像域
近傍に存在する制御電極によって、搬送された2成分現
像剤の穂が交流電界によって叩かれキャリアが制御電極
の上に舞い上がって乗り上げ、制御電極の像形成体側に
キャリアの穂が立ち、画質を悪化させていることが判っ
た。
【0006】本発明は、新たに判明した制御電極として
絶縁シートの上に電極部を設けたものを用いた2成分現
像剤トナークラウド現像法特有の上述の問題点を解決
し、高画質な画像を、安定して得られる現像装置及び画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は特許請求
の範囲の各請求項に記載の「発明を特定するために必要
な事項の全て」により達成される。以下、各請求項およ
び各請求項に共通の事項について説明する。但し、引用
項の説明と重複する説明は省略する。
【0008】以下、図1〜図4を用いて、本発明につい
て詳細に説明する。図1〜図4において、縦軸は電位の
絶対値を、横軸は時間を、VBGKは像形成体の非画像部
の電位を、Vimageは像形成体の画像部の電位を、VDC
は印加電圧の直流成分を、V1は印加電圧の直流成分V
DCに対する印加電圧のオーバー側のピーク電位の電位差
を、V2は印加電圧の直流成分VDCに対する印加電圧の
アンダー側のピーク電位の電位差を、T1は交流成分が
直流成分の極性と同じ極性に係る時間で、印加電圧の交
流成分の1周期内で印加電圧が印加電圧の直流成分VDC
よりもオーバー側である時間を、T2は交流成分が直流
成分の極性と異なる極性に係る時間で、印加電圧の交流
成分の1周期内で印加電圧が印加電圧の直流成分VDC
りもアンダー側である時間を、それぞれ示す。
【0009】〔請求項1の説明〕『像形成体に対向し、
内部に複数の磁極を有する磁石体を固設し、磁性現像剤
を現像域に搬送する現像剤搬送体と、前記磁性現像剤の
層に当接又は近接する絶縁シート、及び、前記絶縁シー
トにより前記現像域又は現像域上流部に固定された電圧
印加可能な電極部、を有する制御電極シートと、を有
し、静電潜像が形成された前記像形成体に前記現像域で
現像してトナー像を形成する2成分現像剤トナークラウ
ド現像法による現像装置において、交流成分を断続的に
有する波形の印加電圧を前記現像剤搬送体に印加するこ
とを特徴とする現像装置。』により、交流成分が印加さ
れない間隔があるので、磁性キャリアが穂から外れる程
振動することを抑制し、磁性キャリアが制御電極上に乗
り上げることを防止することにより、ハーフトーン画像
部に制御電極上に乗り上げた磁性キャリアの掻き取りに
よる白い筋がでたり、放電によるリングマークが発生し
たりすることを防止できる。
【0010】交流成分を断続的に有する波形の印加電圧
の例を図1を用いて説明する。なお、図1に示す印加電
圧は、一例であって、本発明はこれに限定されない。印
加電圧の交流成分の波形は図1に示すように実質的に矩
形波であることが好ましいが、これに限らず、例えば図
3に示すような変形した波形のものでもよい。印加電圧
の直流成分VDCは像形成体の非画像部の電位VBGKと画
像部の電位Vimageの中間の電位であることが望まし
い。そして、印加電圧の交流成分の周波数は、2kHz
以上であることが磁性キャリアが穂から外れる程振動す
ることをより防止しやすく、20kHz以下であること
が現像促進と現像抑制のサイクルが速すぎず、充分な現
像性が得られやすく、好ましい。交流成分が印加されな
い間隔は、図1の4波長分のように、交流成分の3波長
分以上で磁性キャリアが穂から外れる程振動することを
より防止しやすく、交流成分の10波長分以下で充分な
現像性が得られやすく、好ましい。
【0011】〔請求項2の説明〕『像形成体に対向し、
内部に複数の磁極を有する磁石体を固設し、磁性現像剤
を現像域に搬送する現像剤搬送体と、前記磁性現像剤の
層に当接又は近接する絶縁シート、及び、前記絶縁シー
トにより前記現像域又は現像域上流部に固定された電圧
印加可能な電極部、を有する制御電極シートと、を有
し、静電潜像が形成された前記像形成体に前記現像域で
現像してトナー像を形成する2成分現像剤トナークラウ
ド現像法による現像装置において、直流成分に対して非
対称な波形の交流成分の印加電圧を現像剤搬送体に印加
することを特徴とする現像装置。』により、交流成分が
非対称な波形であるので、磁性キャリアが穂から外れる
程振動することを抑制し、磁性キャリアが制御電極上に
乗り上げることを防止することにより、ハーフトーン画
像部に制御電極上に乗り上げた磁性キャリアの掻き取り
による白い筋がでたり、放電によるリングマークが発生
したりすることを防止できる。
【0012】交流成分を非対称な波形である波形の印加
電圧の例を図2を用いて説明する。交流成分の波形は図
2に示すように実質的に矩形波であることが好ましい
が、これに限らず、例えば図3に示すような変形した波
形のものでもよい。印加電圧の直流成分VDCは像形成体
の非画像部の電位VBGKと画像部の電位Vimageの中間の
電位であることが望ましい。そして、交流成分の周波数
は、2kHz以上であることが磁性キャリアが穂から外
れる程振動することをより防止しやすく、20kHz以
下であることが現像促進と現像抑制のサイクルが速すぎ
ず、充分な現像性が得られやすく、好ましい。また、請
求項4のように、前記交流成分は、直流成分の極性と同
じ極性に係る時間T1が直流成分の極性と異なる極性に
係る時間T2より短いことが、好ましい。
【0013】〔請求項3の説明〕『像形成体に対向し、
内部に複数の磁極を有する磁石体を固設し、磁性現像剤
を現像域に搬送する現像剤搬送体と、前記磁性現像剤の
層に当接又は近接する絶縁シート、及び、前記絶縁シー
トにより前記現像域又は現像域上流部に固定された電圧
印加可能な電極部、を有する制御電極シートと、を有
し、静電潜像が形成された前記像形成体に前記現像域で
現像してトナー像を形成する2成分現像剤トナークラウ
ド現像法による現像装置において、直流成分に対して非
対称な波形の交流成分を断続的に有する波形の印加電圧
を現像剤搬送体に印加することを特徴とする現像装
置。』により、交流成分が印加されない間隔があるの
で、磁性キャリアが穂から外れる程振動することを抑制
する効果と、交流成分が非対称な波形であるので、磁性
キャリアが穂から外れる程振動することを抑制する効果
との相乗効果により、磁性キャリアが制御電極上に乗り
上げることを顕著に防止することにより、ハーフトーン
画像部に制御電極に乗り上げた磁性キャリアの掻き取り
による白い筋がでたり、放電によるリングマークが発生
したりすることを極めて良好に防止できる。また、交流
成分が印加されない間隔があるので、交流成分をより非
対称な波形にすることができ、より高い濃度の画像を得
ることができる。
【0014】請求項3に係わる印加電圧の例を図4を用
いて説明する。交流成分の波形は図4に示すように実質
的に矩形波であることが好ましいが、これに限らず、例
えば図3に示すような変形した波形のものでもよい。印
加電圧の直流成分VDCは像形成体の非画像部の電位V
BGKと画像部の電位Vimageの中間の電位であることが望
ましい。そして、交流成分の周波数は、2kHz以上で
あることが磁性キャリアが穂から外れる程振動すること
をより防止しやすく、20kHz以下であることが現像
促進と現像抑制のサイクルが速すぎず、充分な現像性が
得られやすく、好ましい。また、請求項4のように、前
記交流成分は、直流成分の極性と同じ極性に係る時間T
1が直流成分の極性と異なる極性に係る時間T2より短い
ことが、好ましい。また、交流成分が印加されない間隔
は、図4の4波長分のように、交流成分の3波長分以上
で磁性キャリアが穂から外れる程振動することをより防
止しやすく、交流成分の10波長分以下で充分な現像性
が得られやすく、好ましい。
【0015】〔請求項4の説明〕『前記交流成分は、直
流成分の極性と同じ極性に係る時間が直流成分の極性と
異なる極性に係る時間より短いことを特徴とする請求項
2又は請求項3に記載の現像装置。』により、トナーク
ラウドを良好に形成しつつ、磁性キャリアが穂から外れ
る程振動することをより抑制し、磁性キャリアが制御電
極上に乗り上げることをより効果的に防止することによ
り、ハーフトーン画像部に白い筋がでたり、リングマー
クが発生したりすることをより効果的に防止できる。な
ぜなら、直流成分の極性と異なる極性に係る時間T1
極めて短い時間であってもトナークラウドは形成される
のに対し、これに対して直流成分の極性と異なる極性の
電圧は磁性キャリアが現像剤搬送体に向かう力となるの
で、直流成分の極性と異なる極性に係る時間T2は長い
方が好ましいからである。なお、これを式で示すと以下
のようになる。
【0016】T1<T2 また、この場合、交流成分のピーク電圧V1、V2(V1
は印加電圧の直流成分と等しい極性に係わる交流成分の
ピークと印加電圧の直流成分との電圧差であり、V2
印加電圧の直流成分と異なる極性に係わる交流成分のピ
ークと印加電圧の直流成分との電圧差である。)は、下
記の式を満たすことが、磁性キャリアが直接像形成体に
付着することと磁性キャリアの電極シートへの乗り上げ
を効果的に防止でき、カブリを充分に除けるために好ま
しい。
【0017】|V2|≦|V1| 0.1×|VDC−Vimage|≦|V2|≦0.5×|VDC
−Vimage| 〔請求項5の説明〕『前記現像剤搬送体上の磁束密度が
400ガウス以上1200ガウス以下であり、飽和磁化
が5emu/g以上60emu/g以下の磁性キャリア
を用いて現像するものであることを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1項に記載の現像装置。』により、磁気
的な束縛力が充分働き、キャリア飛散が起こりにくく、
かつ、キャリアの穂立ちが高くなりすぎず、像形成体と
の非接触状態を良好に保つことができる。逆に、磁気的
な束縛力が充分働き、キャリア飛散が起こりにくく、か
つ、キャリアの穂立ちが高くなりすぎず、像形成体との
非接触状態を良好に保つことができる現像剤搬送体上の
磁束密度が400ガウス以上1200ガウス以下であ
り、飽和磁化が5emu/g以上60emu/g以下の
磁性キャリアを用いて現像するものであっても発生する
本発明の課題が、請求項1〜4のいずれか1項に記載の
現像装置によって解決される。
【0018】なお、現像剤搬送体上の磁束密度の測定は
GAUSS METER TYPE3251(横河電機
製)によって行う。また、磁性キャリアの飽和磁化は1
0emu/g以上であることがより好ましく、また、4
0emu/g以下であることがより好ましい。また、磁
性キャリアの飽和磁化は、以下の測定方法により測定さ
れる。キャリア粒子を0.25cm×3cm2の試料セ
ルにタッピングしながら充填した後、試料をピックアッ
プコイルにつけて磁化器にセットし、直流磁化特性自動
記録装置「TYPE3257」(横河北辰電機社製)を
用いてX−Yレコーダーにヒステリシスカーブを描かせ
ることにより得られる。
【0019】〔請求項6の説明〕『前記像形成体と、前
記像形成体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置と、前記
現像装置により形成された前記像形成体上のトナー像を
記録シートに転写する転写手段と、前記記録シートのト
ナー像を定着する定着手段と、を有することを特徴とす
る画像形成装置。』により、形成される画像にハーフト
ーン画像部に白い筋がでたり、リングマークが発生した
りすることを防止でき、良好な画質の画像が得られる。
【0020】〔共通事項の説明〕言うまでもないことで
あるが、現像剤搬送体への印加電圧Vonはその直流成分
DC及びその交流成分VACと以下の式で示す関係にあ
る。
【0021】Von=VDC+VAC そして、現像剤搬送体への印加電圧Vonの直流成分VDC
は、下記の式により求められ、そして、印加電圧の交流
成分VACは印加電圧Vonが印加電圧の直流成分VDCより
も高電圧の部分(Von>VDC)と低電圧の部分(Von
DC)とが下記の式を満たす。
【0022】
【数1】
【0023】例えば、図1〜図4では、印加電圧Von
直流成分VDCの上下の斜線部で示す面積は等しい。ま
た、印加電圧の交流成分の波形は図1、図2、図4に示
すように実質的に矩形波であることが好ましいが、これ
に限らず、例えば図3に示すような変形した波形や正弦
波や三角波等であってもよい。
【0024】制御電極シートは、絶縁シート及び絶縁シ
ートにより固定されている電極部を有するもので、好ま
しくはこの制御電極シートを支持する支持シートにより
固定されており、より好ましくはこの制御電極シートの
平面性が高くなるように支持されている。支持シート
は、現像装置本体に固定されていることが好ましく、現
像装置本体のケーシングに固定されていることがより好
ましい。
【0025】図12及び図13に、制御電極シートの断
面形状の例を示すが、本発明の制御電極シートの断面形
状はこれに限らない。図12には、電極部としてシート
状の電極を用いた例を示す。また、図13には、電極部
としてワイヤ状の電極を用いた例を示す。図12の
(a)は絶縁シート83bの像形成体側の面上にシート
状の電極部83aを絶縁シート83bの先端から引っ込
んだ位置に設けた例であり、図12の(b)は絶縁シー
ト83bの像形成体側の面上にシート状の電極部83a
を先端部を揃えて設けた例であり、図12の(c)は絶
縁シート83bの像形成体側の面上にシート状の電極部
83aを先端部を揃えて設け、電極部83aの像形成体
側の面上に電極部83aの先端部から先に突き出たひさ
し部材83cを設けた例であり、図12の(d)は絶縁
シート83bの像形成体側の面上にシート状の電極部8
3aを絶縁シート83bの先端から引っ込んだ位置に設
け、電極部83a及び絶縁シート83bの像形成体側の
面上に電極部83aを覆う絶縁シート83bの先端から
先に突き出たひさし部材83cを設けた例であり、図1
2の(e)は絶縁シート83bの像形成体側の面上に絶
縁シート83bの先端部から先に突き出たひさし部材8
3cを設け、ひさし部材83cの現像剤搬送体側の面上
に、シート状の電極部83aを先端部を揃えて設けた例
である。また、図13の(a)は絶縁シート83bの先
端に断面円形のワイヤ状の電極部83aを設けた例であ
り、図13の(b)は絶縁シート83bの先端部の像形
成体側の面上に断面円形のワイヤ状の電極部83aを設
けた例であり、図13の(c)は絶縁シート83bの先
端に断面矩形のワイヤ状の電極部83aを設けた例であ
り、図13(d)は絶縁シート83bの先端部の像形成
体側の面上に断面矩形のワイヤ状の電極部83aを設け
た例であり、図13の(e)は絶縁シート83bの先端
にVの字引き裂き部83fを設け、Vの字引き裂き部8
3fの間に断面円形のワイヤ状の電極部83aを設けた
例であり、図13の(f)は絶縁シート83bの先端部
の像形成体側の面上に、絶縁シート83bの先端から先
に突き出たひさし部材83cを設け、このひさし部材8
3cの先端の現像剤搬送体側の面に断面円形のワイヤ状
の電極部83aを設けた例であり、図13の(g)は絶
縁シート83bの先端部の像形成体側の面上に、絶縁シ
ート83bの先端から先に突き出たひさし部材83cを
設け、このひさし部材83cの先端の現像剤搬送体側の
面に断面矩形のワイヤ状の電極部83aを設けた例であ
る。
【0026】また、制御電極シートは、適当な弾性を有
して現像剤層に面接触が可能であることが好ましく、こ
のような特性を持つために、絶縁シートの素材としては
例えば、ポリエステル、ポリイミド、ガラスエポキシ、
エチレン−4フッ化エチレン共重合体、4フッ化エチレ
ン−6フッ化プロピレン共重合体、ポリ4フッ化エチレ
ン、ポリアミドイミド、ポリスルホン、トリアジン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン等の絶
縁性樹脂材料やこれらをガラス繊維で強化したガラス繊
維強化樹脂、セラミックス、ガラス、アルミナ等の無機
材料、紙、紙フェノール、ワニス、シリコンゴムなどを
用いることができる。
【0027】電極部の部材としては、銅、銅−亜鉛、銅
−カドミウム、リン青銅、銅−ベリリウム、コルソン合
金、アルミニウム、アルミニウム合金、タンタル、タン
グステン、ニッケル、モリブデン、金、チタン、クロ
ム、パラジウム、銀、ステンレス合金等の金属や合金、
又はこれらの混合物を用いることができる。特にこれら
のうち、コストなどの観点から、電解銅箔などの銅の薄
板や蒸着銅などの銅を用いることが好ましい。
【0028】制御電極シートの電極部の厚みT(mm)
は、電極部のみの厚みだけでなく電極部の上下にある絶
縁シートや被覆などの厚みを含むものであり、現像間隙
G(mm)とすると、0.1×G≦T≦2/3×Gであ
ることが好ましい。T≦2/3×Gで、狭い現像間隙に
設置でき、電極部上に誘電体が構成される可能性が低
く、電極上部で電界が強まることがなく、電極に高い電
圧を印加した際に、潜像を乱したり、多色画像形成時に
像形成体上の他色トナーを引き剥がす可能性が低い。ま
た、0.1×G≦Tで、電極部が現像剤搬送体から近
く、電界が充分であり充分なトナークラウドが形成さ
れ、又、制御電極シートの剛性が充分となり、割れにく
い。電極部の厚みTは、マイクロメータ(ミツトヨ製、
M320−25A)によって、電極部の現像剤搬送体の
軸方向について20点測定した値の平均値を、電極部の
厚みとする。また、電極部の厚みTは、材質にもよる
が、絶縁シートへの装着時の容易さを考慮して、0.0
5mm以上1mm以下が好ましい。0.05mm以上
で、絶縁シートへの装着時に、しわ、歪みが発生しにく
く、1mm以下で、弾性が失われることなく、電極部の
設計の自由度が充分となる。
【0029】また、現像剤搬送体に印加する電圧のリー
ク防止、電極部に印加する電圧のリーク防止、現像剤中
のトナーの融着防止のため、電極部の現像剤搬送体側の
面は、フッ素系樹脂等によりコーティングされているこ
とが好ましい。
【0030】制御電極シートの製造方法としては、従来
公知のプリント基板製造方法を用い、絶縁シートに電解
銅箔、焼きなまし電解銅箔、ベリリウム銅箔等を接着剤
によって貼り付け、従来公知のフォトポリマーを用いた
フォトエッチング法、スクリーン印刷によるエッチング
レジスト構成法により、絶縁シート上に必要な電極部を
形成する方法や、導電性インキを凸版、孔版、凹版、平
版によって電極部に対応して印刷する方法や、金属を蒸
着する方法を用いることができる。さらに電極部から不
要の放電を防止するために、電極部上に絶縁層である被
覆部材を形成することが好ましく、この被覆部材には上
記絶縁シートと同種の材料を用いることができる。ま
た、被覆部材の代わりに絶縁性インキを塗布する方法も
用いることができる。
【0031】制御電極シートを支持する支持シートは平
面性が高いものが好ましい。この支持シートの部材とし
ては、直線性・平面性を高く形成しやすい金属薄板が好
ましく、銅、銅−亜鉛、銅−カドミウム、リン青銅、銅
−ベリリウム、コルソン合金、アルミニウム、アルミニ
ウム合金、タンタル、タングステン、ニッケル、モリブ
デン、金、チタン、クロム、パラジウム、銀、ステンレ
ス合金等の金属や合金、又はこれらの混合物を用いるこ
とができる。特にこれらのうち、コスト、可撓性などの
観点から、ステンレス合金の薄板を用いることが好まし
い。また、支持シートに適する金属以外の素材として、
セラミックスが挙げられる。このセラミックスとして
は、アルミナ(Al23)系セラミックス、単結晶サフ
ァイア(Al23)、フォルステナイト(2MgO・S
iO2)系セラミックス、ステアタイト(2MgO・S
iO2)系セラミックス、ジルコン(ZrO2・Si
2)系セラミックス、コージライト(2MgO・2A
23・5SiO2)系セラミックス、チタニア(Ti
2)系セラミックス、炭化珪素(SiC)系セラミッ
クス、窒化珪素(Si34)系セラミックス、ジルコニ
ア(ZrO2)系セラミックス、サーメット系セラミッ
クスなどを用いることができる。
【0032】支持シートの厚さは、材質にもよるが、絶
縁シートへの装着時の容易さを考慮して、0.05mm
以上1mm以下が好ましい。0.05mm以上で、絶縁
シートへの装着時に、しわ、歪みが発生しにくく、1m
m以下で、弾性が失われることなく、電極部の設計の自
由度が充分となる。
【0033】また、現像剤搬送体に印加する電圧のリー
ク防止、電極部に印加する電圧のリーク防止、現像剤中
のトナーの融着防止のため、絶縁シート又は支持シート
の現像剤搬送体側の面は、フッ素系樹脂等によりコーテ
ィングされていることが好ましい。特に、絶縁シート及
び支持シートの現像剤搬送体側の面が、フッ素系樹脂等
によりコーティングされていることが好ましい。この場
合のコーティング材料としては、4フッ化エチレン樹
脂、4フッ化エチレン・パーフロロプロピルビニルエー
テル共重合体、4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン
共重合体、3フッ化1塩化エチレン樹脂、エチレン・4
フッ化エチレン共重合体、2フッ化ビニリデン樹脂、1
フッ化ビニル樹脂、6フッ化プロピレン・2フッ化ビニ
リデン共重合体、フッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン
・6フッ化プロピレン共重合物(フッ素ゴム)等のフッ
素系樹脂が挙げられ、これにより、現像剤中のトナーの
融着を、フッ素系樹脂の低表面エネルギーによって防止
することができるからである。このフッ素系樹脂を、サ
スペンション又は溶剤に溶解させて電極部上の塗布面
(現像剤搬送体側)に塗布して乾燥(室温〜200℃)
させるか、粉体のまま、電極部上の塗布面に配置して、
加熱して固定化する。制御電極の熱による歪みや溶剤乾
燥時の収縮による歪みの発生を防止する観点から、前者
のサスペンションによる塗布方法が好ましい。このサス
ペンションには、フッ素系樹脂の他、界面活性剤、乳化
剤、フッ素樹脂を固定化するためのバインダ樹脂が含ま
れていても良い。このバインダ樹脂としては、アクリル
系、エポキシ系、フェノール系、エチレン系、アミドイ
ミド系、ウレタン系、シリコーン、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリエーテルサルフォン樹脂等が好ましく用
いられる。このコーティングの厚さは電極部自体の厚さ
にもよるが、5μm以上100μm以下が好ましい。
【0034】2成分現像剤とは、トナーと磁性キャリア
により現像する現像剤のことで、これらを総称して2成
分現像剤という。トナーは着色成分をバインダ樹脂など
で包んだものが一般的である。トナーの体積平均粒径D
50(μm)は4μm≦D50≦10μmであることが好ま
しい。D50≦10μmで、解像力が充分な程の粒径とな
り、4μm≦D50で、凝集力が大きいために摩擦帯電不
良となることが起こりにくい。トナーのバインダ樹脂と
しては、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、エチレン系樹
脂、ロジン変性樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などの樹脂や、ス
チレン−アクリル系樹脂、アクリル−エポキシ樹脂等の
これらの共重合体樹脂又は混合した樹脂等が好ましい。
着色成分としては、カーボンブラックなどのカラー顔料
等が挙げられる。また、トナーには、着色成分やバイン
ダ樹脂の他に、必要に応じてコロイダルシリカなどの流
動化剤、帯電制御剤、ワックス等の離型剤等を加えて、
従来公知の粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法等のトナー
製造方法やこれらと同等の方法によって作ることができ
る。
【0035】磁性キャリアは磁性体粒子単体またはその
表面を樹脂で被覆したものが一般的である。磁性キャリ
アの体積平均粒径は、磁性キャリアに充分な磁化を付与
することができ、キャリア付着が起きにくいので、10
μm以上(特に20μm以上)が好ましく、また、磁性
キャリアの比表面積が小さくなりすぎずトナーに充分な
帯電性を付与することができ、又、被覆率(現像剤搬送
体上で磁性キャリアをトナーが被覆する率)が高くなり
すぎずトナー飛散も起こりにくいので、60μm以下
(特に50μm以下)が好ましい。磁性キャリアの磁性
体としては従来の磁性キャリアと同じく、鉄、クロム、
ニッケル、コバルト等の金属、あるいはそれらの合金や
酸化物、例えば四三酸化鉄、γ−酸化第二鉄、二酸化ク
ロム、酸化マンガン、フェライト、マンガン−銅系合金
などが挙げられる。また、この磁性体の形状は球形又は
ほぼ球形であることが一般的である。磁性体の表面を被
覆する樹脂としては、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、
エチレン系樹脂、ロジン変性樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などの
樹脂や、スチレン−アクリル系樹脂、アクリル−エポキ
シ系樹脂等のこれらの共重合体樹脂又は混合した樹脂等
が好ましい。そして、球形に被覆することが好ましい。
【0036】トナーや磁性キャリアの体積平均粒径は、
湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装「HE
ROS」(SYMPATEC社製)により測定される体
積基準の平均粒径であって、湿式分散機で粒子10mg
を界面活性剤とともに水50ccに分散させ、次いで超
音波ホモジナイザ(出力150W)で発熱による再凝集
に注意しながら1〜10分間分散する前処理を行った後
に測定される値である。
【0037】また、現像剤中の磁性キャリアとして、密
度5g/cc以上8g/cc以下の樹脂被覆磁性キャリ
ア(一般的)を使用した場合、現像剤中のトナー重量%
は、2重量%以上(特に5重量%以上)であることが、
現像に必要な量のトナーを確保できやすく、被覆率が充
分となるために、帯電過剰になりにくく、現像性も低下
せず、好ましい。また、30重量%以下(特に20重量
%以下)であることが、被覆率が大きくなりすぎず、帯
電不良になりにくく、トナー飛散が起こりにくく、好ま
しい。また、現像剤中の磁性キャリアとして、密度の2
g/cc以上4g/cc以下の樹脂被覆磁性キャリアを
使用した場合、現像剤中のトナー重量%は、一般の樹脂
被覆磁性キャリアよりもやや高いが同様の理由で、5重
量%以上(特に10重量%以上)であることが好まし
く、また、40重量%以下(特に30重量%以下)であ
ることが好ましい。
【0038】トナーの平均帯電量Q2は、現像性確保、
カブリ・飛散防止の観点から、絶対値で1μC/g以上
(特に3μC/g以上)が好ましく、また、50μC/
g以下(特に30μC/g以下)が好ましい。このトナ
ーの平均帯電量Q2は、2cm×5cmの導電性板を直
径20mmの現像ローラに最近接距離0.7mmで対向
させ、前記現像ローラに現像剤を供給して200rpm
で回転させながら前記現像ローラにDCとACの重畳電
圧(例えばDC;1000V、AC;750V0-P、A
C周波数8kHz)を印加して、前記導電性板上に現像
剤中のトナーを現像し、このトナーが現像された導電性
板をファラデーゲージに接続してトナーを窒素ガスによ
って吹き飛ばし、このとき飛ばされたトナーの電荷量と
重量とを測定することにより得られる値である。
【0039】制御電極シートの位置は、図7に示すよう
に、現像域Aより現像剤搬送体の回転に対し上流にする
ことが好ましい。また、現像剤搬送体の回転軸を中心に
した、現像剤搬送体の像形成体との最近接位置81aと
主磁極82aとの間の角度をθ1、同じく上記最近接位
置81aと制御電極シートの先端との間の角度をθ4
すると(図7のCは最近接位置81aと現像スリーブ8
1の回転軸Oを結ぶ中心線であり、上記角度の値は最近
接位置81aより上流側を正、下流側を負とする)、 −10°≦θ1≦10° (θ1−5°)≦θ4≦(θ1+5°) となる位置に設けることが好ましい。なぜなら、−10
°≦θ1≦10°で、現像域Aでの現像剤Dの穂立ちを
良くしやすく、現像性を良くしやすいからであり、ま
た、(θ1−5°)≦θ4で、現像剤Dの穂立ちした部分
を制御電極シート84が覆い過ぎて現像性が低下するこ
とを防止でき、また、θ4≦(θ1+5°) で、現像剤D
の穂立ちが大きくなり過ぎることなく、像形成体に現像
剤Dが接触してはき目やキャリア付着が発生し画像乱れ
が生じることを防止できるからである。このように、現
像域Aに主磁極82aを配設し、制御電極シートをその
近くに配設して現像剤D層を押さえるようにすることに
よって、現像剤Dの穂立ちを適度にし現像剤搬送体上の
磁性キャリアが直接像形成体に付着することを防止でき
る。なお、主磁極とは現像剤搬送体と像形成体との最近
接位置に最も近くに配設された磁極のことをいう。
【0040】交流成分のピーク電圧V1、V2(V1は印
加電圧の直流成分と等しい極性に係わる交流成分のピー
クと印加電圧の直流成分との電圧差であり、V2は印加
電圧の直流成分と異なる極性に係わる交流成分のピーク
と印加電圧の直流成分との電圧差である。)は、図7中
に示すような、像形成体1と現像剤搬送体(現像スリー
ブ)81の最近接距離d1(mm)、前記電極部83a
の現像剤搬送体(現像スリーブ)81からの高さd
2(mm)、現像剤中のトナー体積平均粒径dt(μ
m)、該トナーの平均帯電量をQ2(μC/g)とした
場合に、下記式を満たすものであることが好ましい。
【0041】 |20・Q2・dt・d1|≧V1≧|3・Q2・dt・d2| |20・Q2・dt・d1|≧V2≧|3・Q2・dt・d2| 特に下記式を満たすものであることが好ましい。
【0042】 |10・Q2・dt・d1|≧V1≧|5・Q2・dt・d2| |10・Q2・dt・d1|≧V2≧|3・Q2・dt・d2| また、像形成体としては、静電潜像を形成するものであ
ればよく、実施形態で説明した感光体ベルトだけでな
く、感光体ドラムなどが挙げられる。
【0043】
【発明の実施形態】以下に本発明に関する具体例の一例
を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定されな
い。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表現
があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明の
用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0044】図5は本実施形態のカラー画像形成装置を
示す概略構成図である。感光体ベルト1は回転ローラ
2、3、ガイド部材4およびテンションローラ5の間に
架設されていて回転ローラ2の駆動により時計方向に搬
送される。この感光体ベルト1は光導電体を塗布あるい
は蒸着した可撓性のベルトからなるベルト状の像形成体
である。ガイド部材4は前記感光体ベルト1に内接する
よう装置本体に固定されており、前記感光体ベルト1は
テンションローラ5の作用によって緊張状態とすること
によりその内周面を前記ガイド部材4に摺擦させる。
【0045】スコロトロン帯電器6は感光体ベルト1を
帯電させるための手段で、レーザ書込み装置7は帯電さ
れた感光体ベルト1にレーザビームを用いて像露光して
潜像を形成するための手段で、複数の現像器8A〜8D
はそれぞれ特定色の現像剤を収容し、潜像を有する感光
体ベルト1をトナー現像するための手段で、それぞれ感
光体ベルト1が前記ガイド部材4に接する部分に配設さ
れる。
【0046】また、このカラー画像形成装置に入力され
た出力カラー画像データから各色毎の画像をレーザ書込
み装置7に入力させるものである。レーザ書込み装置7
は、入力された画像と感光体ベルト1の搬送タイミング
や後述する回転多面鏡74の回転タイミング(図示しな
いインデックスセンサによって検知される)に応じて、
図示しない書込み光源である半導体レーザがレーザビー
ムを発生させる。半導体レーザで発生されたレーザビー
ム(書込み光)は図示しないコリメータレンズ及びシリ
ンドリカルレンズを通過し、駆動モータ71により回転
される回転多面鏡74により回転走査され、fθレンズ
75とシリンドリカルレンズ76を経てその間2個のミ
ラー77,78により光路を曲げられて、予めスコロト
ロン帯電器6によって一様な電荷を付与された感光体ベ
ルト1の周面上に投射されて行われる主走査と、感光体
ベルト1の移動による副走査によってラスター走査がな
されて感光体ベルト1に潜像が形成される。
【0047】前記各現像器8A,8B,8C,8Dはイ
エロー,マゼンタ,シアン,黒色の各現像剤をそれぞれ
収容するもので、現像剤搬送体である現像スリーブ81
を備え、感光体ベルト1上の潜像を非接触の反転現像法
によりトナー現像する。この現像スリーブ81は前記感
光体ベルト1に対し所定の間隙を保っている。感光体ベ
ルト1の基体は接地されており、各現像スリーブ81に
は直流成分と交流成分の両方を有するバイアス電圧が印
加されることによって、2成分現像剤による非接触現像
が行われる。この非接触現像は接触現像と異なり、感光
体ベルト1の移動を妨げない長所を有する。
【0048】転写器12は、対向する位置にある画像形
成が完了した感光体ベルト1上に形成されたトナー像を
記録紙に転写する。また、クリーナ13は、ブレード1
3aとトナー排出ローラ13bを有し、これらブレード
13aとトナー排出ローラ13bにより、転写されずに
残ったトナーを感光体ベルト1から清掃し、感光体ベル
ト1上にトナーが残っていない状態から新たに画像形成
されるようにするものである。また、これらブレード1
3aとトナー排出ローラ13bは、画像形成中には感光
体ベルト1の表面より離間した位置に保たれ画像転写後
のクリーニング時のみ図示のように感光体ベルト1の表
面に圧接される。
【0049】このカラー画像形成装置によるカラー画像
再現のプロセスは次のようにして行われる。
【0050】(1)カラー原稿を画像読取装置で読み取
り、読取カラー画像データを得る。
【0051】(2)この読取カラー画像データを画像処
理装置で画像処理して出力カラー画像データを作成し、
作成された出力カラー画像データは一旦その画像メモリ
に格納される。
【0052】(3)次いで画像処理装置の画像メモリに
格納された出力カラー画像データが記録時読み出されて
このカラー画像形成装置へ入力される。
【0053】(4)このカラー画像形成装置で画像を形
成する。
【0054】そして、このカラー画像形成装置によるカ
ラー画像形成のプロセスは次のようにして行われる。こ
のカラー画像形成装置に入力された出力カラー画像デー
タが各色毎の画像としてレーザ書込み装置7に入力され
る。先ず、イエロー画像がレーザ書込み装置7に入力さ
れると同時にスコロトロン帯電器6によって感光体ベル
ト1が一様な電荷を付与される。そして、レーザ書込み
装置7が予めスコロトロン帯電器6によって帯電された
感光体ベルト1上にイエロー潜像を形成する。そして、
この潜像は現像手段の内イエロー(Y)のトナー(顕像
媒体)の装填された現像器8Aにより現像されて、感光
体ベルト1上に表面にイエロー像のトナー像が形成され
る。得られたイエロー像のトナー像は感光体ベルト1上
に保持されたまま、感光体ベルト1の周面より引き離さ
れているクリーナ13のブレード13a、トナー排出ロ
ーラ13bの下を通過し、次の画像形成サイクルに入
る。
【0055】すなわち、マゼンタ画像がレーザ書込み装
置7に入力されると同時に、スコロトロン帯電器6によ
って感光体ベルト1が再び一様な電荷を付与される。そ
して、レーザ書込み装置7が予めスコロトロン帯電器6
によって帯電された感光体ベルト1上にマゼンタ潜像を
形成する。潜像はマゼンタ(M)のトナーを装填した現
像器8Bによって現像される。このマゼンタ(M)のト
ナー像はすでに形成されている前述のイエロー(Y)の
トナー像の上に形成される。
【0056】そして、同様に、シアン画像の潜像が形成
され、シアン(C)のトナーを装填した現像器8Cによ
って現像される。そして、最後に黒色画像の潜像が形成
され、黒色(K)のトナーを装填した現像器8Dによっ
て現像される。これ等各現像器8A,8B,8C及び8
Dは非接触でトナー現像が行われるので、感光体上に多
数色を重ね合わせたトナー像を形成することができるの
である。
【0057】かくして感光体ベルト1の周面上に形成さ
れたカラーのトナー画像は、転写器12によりトナーと
逆極性の高電圧が印加されて、給紙カセット14より給
紙ガイド15を経て送られてきた転写紙に転写される。
【0058】すなわち、給紙カセット14に収容された
転写紙は,給紙ローラ16の回転によって最上層の一枚
がガイド15に規制されながら搬出されてタイミングロ
ーラ17を介し感光体ベルト1上の像形成とタイミング
を合わせて転写器12へと供給される。
【0059】そして、転写器12でトナー像が転写され
た転写紙は、回転ローラ2によって急に方向転換する感
光体ベルト1より確実に分離して上方に向かい、定着ロ
ーラ18によってトナー画像を溶着固定したのち排紙ロ
ーラ19を経てトレイ20上に排出される。
【0060】一方、転写紙への転写を終えた感光体ベル
ト1は、さらに搬送されて、ブレード13aとトナー排
出ローラ13bを圧接状態としたクリーナ13により、
感光体ベルト1上に残留したトナーを除去される。この
感光体ベルト1上に残留したトナーを除去する作業が終
了すると、クリーナ13は再び前記ブレード13aを引
き離し、それより少し後にトナー排出ローラ13bを引
き離し新たな画像形成のプロセスに入る。
【0061】前記現像器8A〜8Dは同一の構成で、以
下、現像器を符号8で示す。図6はこの現像器を示す概
略断面図である。図7は図6の要部拡大断面図で、図8
は図7に対応する要部概略斜視図で、図9は制御電極シ
ート先端の拡大断面図で、図10は図7に対応する要部
上面図で、図11はバイアス電源の他の例を示す図であ
る。現像剤搬送体である現像スリーブ81は非磁性材料
であるアルミニウムでできており、図6の矢示方向に回
転可能である。磁石体82は現像スリーブ81の内部に
固設された複数のN,S磁極を周方向に有するので、磁
石体82の一つの磁極82aは現像スリーブ81と感光
体ベルト1との最近接位置に最も近くに配設された磁極
で、これを主磁極という。この主磁極82aは現像域A
の中に設けられている。この現像スリーブ81の回転と
磁石体82による磁界とで現像剤を搬送する。磁石体8
2の主磁極82aを含む各磁極の磁力によって現像スリ
ーブ81上に磁性キャリアの磁気ブラシを形成すること
により現像剤Dの層を形成する。この磁気ブラシは現像
スリーブ81の回転によって同方向に移動し現像域Aに
搬送される。この現像スリーブ81上に形成される磁気
ブラシが感光体ベルト1の表面に接触せず、所定の間隔
を保つように、磁気ブラシの高さ、搬送される現像剤の
量を規制するための規制ブレード86を設けられ、現像
スリーブ81と規制ブレード86の間隔及び現像スリー
ブ81と感光体ベルト1の間隔は所定の間隔に調整され
ている。
【0062】制御電極シート83が現像域Aの上流側に
現像剤Dの層に当接するよう設けられている。制御電極
シート83は、電気的絶縁材よりなる絶縁シート83b
と、絶縁シート83bの先端部の上に電圧印加可能な電
極部83aと、を有する。電極部83aは導電性材料で
ある金属の銅からなり、図8〜10に示すように、絶縁
シート83bと先端を揃えて絶縁シート83bの感光体
ベルト1側の面上にシート状に、絶縁シート83bと一
体に設けられている。図8〜10に示すように、制御電
極シート83はその絶縁シート83bの後端部で支持シ
ート84に接着され、絶縁シート83bと支持シート8
4の現像スリーブ81側の面に被覆83eが設けられて
いる。そして、電極部83aの幅をW3、現像スリーブ
81の現像領域の幅をW4とすると、W3>W4であるこ
とが好ましい。そして、支持シート84はその他端側で
押え板90と止めネジ90sでケーシング89の支持部
89aに固定されている。
【0063】ケーシング89は現像器8を囲うもので、
その内部に現像剤溜まり88を有する。ケーシング89
の中にある撹拌スクリュー85A,85Bは現像器8の
現像剤溜まり88に収容されている現像剤Dを撹拌して
成分を均一にする。また、クリーニングブレード87は
現像域Aを通過した磁気ブラシを現像スリーブ81上か
ら除去して、現像剤溜まり88に落とす。
【0064】現像スリーブ81には直流バイアス電源E
1と交流バイアス電源E2により保護抵抗R1を介して直
流成分に交流成分を重畳したバイアス電圧が印加され
る。また、電極部83aには直流バイアス電源E3から
保護抵抗R2を介して直流成分のみのバイアス電圧が印
加される。電極部83aには、現像剤中のトナーと同極
性の直流電圧を印加するのがトナー付着防止の観点から
好ましい。また、現像スリーブ81に印加する直流電圧
と、電極部83aに印加する直流電圧が等しい場合は、
図11に示すように、直流バイアス電源E1を共用する
ことができ、装置の繁雑化を避けることができる。
【0065】現像器8では、以上のバイアス電圧印加に
よって、感光体ベルト1と現像スリーブ81との間に形
成する交番電界(これを第2の振動電界ということにす
る)と共に、制御電極シート83の電極部83aと現像
スリーブ81との間に第1の振動電界を発生させるよう
にしてある。そして、電極部83aは感光体ベルト1よ
り現像スリーブ81に近接して設けてあるため第1の振
動電界の強さが第2の振動電界の強さより大となる。
【0066】上記第1の振動電界によってその電気力線
に直角の方向に、電極部83a付近に達した現像剤Dの
トナー粒子を振動させるので、そのトナー粒子を磁性キ
ャリアから分離飛翔させ、雲霞状のトナークラウドを十
分に発生させることができる。このトナークラウドは第
2の振動電界によって感光体ベルト1上の潜像に向う飛
翔を助けられ均一な現像が行われる。この時、交流バイ
アスは現像スリーブ81のみに印加されているため、前
記第1の振動電界と第2の振動電界は同位相となり、ト
ナー粒子を第1の振動電界から第2の振動電界に円滑に
移行させる。
【0067】
【実施例】下記の実施例のいずれにおいても、上述の実
施形態のカラー画像形成装置において、感光体ベルト1
の感光体として負に帯電させるOPC感光体を用い反転
現像が行われ、感光体が−850Vに帯電され、従って
非画像部の電位VBGKが−850Vであり、最大露光量
で露光された画像部最大濃度部の画像部の電位Vimage
が−50Vとすると、電極部83aには−750V、現
像スリーブ81には−750Vの直流電圧VDCに後述す
る各実施例の交流電圧を重畳したバイアス電圧が印加さ
れる。ここで、図6中に示した前記像形成体1と現像ス
リーブ81の最近接距離d1が0.5mm、電極部83
aの現像スリーブからの高さd2が0.25mm、現像
剤中のトナー体積平均粒径dtが8.5μm、該トナー
の平均帯電量をQ2が−20μC/gであるので、現像
スリーブ81に印加する交流成分のピーク電圧V1、V2
は、各実施例に示すように、いずれも下記の式を満足す
る。
【0068】 |10・Q2・dt・d1|≧V1≧|5・Q2・dt・d2| |10・Q2・dt・d1|≧V2≧|3・Q2・dt・d2| また、θ1=+1°、θ4=+2°であるので、下記の式
を満足している。
【0069】 −10°≦θ1≦10° (θ1−5°)≦θ4≦(θ1+5°) 2成分現像剤には、磁性キャリアとして、飽和磁化が2
5emu/gの球形フェライト粒子に、メチルメタクリ
レート/スチレン共重合体樹脂を表面被覆して得た球形
キャリアを用いた。また、磁性キャリアの体積平均粒径
は45μm、密度は5.2g/cm3であった。トナー
としては、スチレン−アクリル樹脂100重量部、イエ
ロー、マゼンタ、シアン又は黒のカラー顔料10重量
部、流動化剤としてコロイダルシリカをそれぞれ2重量
部を混合して溶融・混練した後、粉砕・分級して、体積
平均粒径8.5μmのイエロー、マゼンタ、シアン、黒
の各トナーを得た。トナーの密度は1.1g/cm3
あった。密度は、乾式密度計アキュピック1330(M
icromeritics社製)を用いて測定した。2
成分現像剤として、この磁性キャリアとトナーを、トナ
ーが全体の10重量%となるよう混合したものを用い
た。
【0070】また、現像スリーブ81と磁石体82は、
現像スリーブ81上の磁束密度が450ガウス〜700
ガウスの範囲内となるものを用いた。
【0071】また、制御電極シート83の絶縁シート8
3bに厚さ0.1mmのガラスエポキシ板を用い、電極
部83aは絶縁シート83bの最先端に周方向の幅0.
5mm、厚さ0.02mmの電解銅箔を接着剤により貼
り付け、フォトポリマーを用いてフォトエッチング法に
より図10に示すような形状に形成する。更に、図9に
示すように、厚さ0.1mmのステンレス鋼シートの支
持シート84の先端に絶縁シートの後端部を接着する。
そして、制御電極シート83と支持シート84の現像ス
リーブ側の面に、4フッ化エチレン樹脂とバインダーと
してエチレン樹脂を含むサスペンションを塗布して、約
120℃で乾燥させる。この乾燥したコーティングの膜
厚は15μmであり、コーティングの表面粗さはRz=
1.1μmとなるようにする。このようにして、制御電
極シート83と支持シート84が一体となったものを形
成する。従って、電極部83aの厚みTは約0.12m
mである。
【0072】実施例1 図1に示す波形の印加電圧を現像スリーブ81に印加し
た。なお、V1もV2も600Vで、T1=T2であり、交
流成分が印加される間隔は3波長分であるのに対し、交
流成分が印加されない間隔は4波長分である。
【0073】実施例2 図2に示す波形の印加電圧を現像スリーブ81に印加し
た。なお、V1は600Vで、V2は200Vで、3×T
1=T2である。
【0074】従って、下記の式を満足する。
【0075】T1<T2 |V2|≦|V1| 0.1×|VDC−Vimage|≦|V2|≦0.5×|VDC
−Vimage| 実施例3 図4に示す波形の印加電圧を現像スリーブ81に印加し
た。なお、V1は600Vで、V2は200Vで、3×T
1=T2である。また、交流成分が印加される間隔は3波
長分であるのに対し、交流成分が印加されない間隔は4
波長分である。
【0076】従って、下記の式を満足する。
【0077】T1<T2 |V2|≦|V1| 0.1×|VDC−Vimage|≦|V2|≦0.5×|VDC
−Vimage| 比較例 交流成分が常に印加される点を除いて実施例1と同じ波
形の印加電圧を現像スリーブ81に印加した。
【0078】実験 上述の各実施例と比較例について、磁性キャリアの制御
電極シート83上に乗り上げた個数を以下のように測定
した。各実施例、比較例でフルカラーテストチャート画
像を連続的に記録させ、スタート時、1000枚コピー
終了時、1万枚コピー終了時、2万枚コピー終了時、3
万枚コピー終了時、4万枚コピー終了時、5万枚コピー
終了時に、各現像器を取り出し、制御電極シート83の
電極部83aの上(感光体ベルト1側の面)をマイクロ
ハイスコープ(HYROX社製、倍率100倍)で観察
し、画面中の磁性キャリアの個数を数え、測定面積で割
って、4つの現像器の最大値を単位面積当たりのキャリ
ア乗り上げ数(個/mm2)とした。キャリア乗り上げ
数は20個/mm2以下であれば、放電や画質に影響を
及ぼす穂立ちが発生することがなく許容できる。
【0079】
【表1】
【0080】また、実施例1〜3では、5万枚コピーし
ても、ハーフトーン部(濃度0.3、0.5、0.7)
に縦筋が発生しなかったが、比較例では、約1万枚目の
コピーから濃度0.3のハーフトーン部に縦筋が発生
し、約2.5万枚目のコピーから濃度0.5のハーフト
ーン部に縦筋が発生し、約4万枚目のコピーから濃度
0.7のハーフトーン部に縦筋が発生した。また、リン
グマークが約1.5万枚目から時々観察され、約3万枚
目から頻繁に観察された。なお、リングマークや縦筋は
コピーを目視で観察した。
【0081】
【発明の効果】
〔請求項1の説明〕磁性キャリアが制御電極上に乗り上
げることが防止でき、ハーフトーン画像部に白い筋がで
たり、リングマークが発生したりすることを防止でき
る。
【0082】〔請求項2の説明〕磁性キャリアが制御電
極上に乗り上げることを防止でき、ハーフトーン画像部
に白い筋がでたり、リングマークが発生したりすること
を防止できる。また、より高い濃度の画像を得ることが
できる。
【0083】〔請求項3の説明〕磁性キャリアが制御電
極上に乗り上げることを顕著に防止でき、ハーフトーン
画像部に白い筋がでたり、リングマークが発生したりす
ることを極めて良好に防止できる。また、より高い濃度
の画像を得ることができる。
【0084】〔請求項4の説明〕磁性キャリアが制御電
極上に乗り上げることをより効果的に防止でき、ハーフ
トーン画像部に白い筋がでたり、リングマークが発生し
たりすることをより効果的に防止できる。
【0085】〔請求項5の説明〕キャリア飛散が起こり
にくく、かつ、キャリアの穂立ちが高くなりすぎず、像
形成体との非接触状態を良好に保つことができる。
【0086】〔請求項6の説明〕形成される画像にハー
フトーン画像部に白い筋がでたり、リングマークが発生
したりすることを防止でき、良好な画質の画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の現像スリーブに印加する印加電圧の
波形を示す図。
【図2】実施例2の現像スリーブに印加する印加電圧の
波形を示す図。
【図3】現像スリーブに印加する印加電圧の波形の変形
例を示す図。
【図4】実施例3の現像スリーブに印加する印加電圧の
波形を示す図。
【図5】実施形態のカラー画像形成装置の概略構成図で
ある。
【図6】実施形態の現像装置の概略断面図。
【図7】実施形態の現像装置の要部拡大断面図。
【図8】実施形態の現像装置の要部概略斜視図。
【図9】実施形態の制御電極シート及び支持シートの拡
大断面図。
【図10】実施形態の現像装置の要部上面図。
【図11】実施形態のバイアス電源の他の例を示す図。
【図12】制御電極シートの例を示す断面図。
【図13】制御電極シートの他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト(像形成体) 6 スコロトロン帯電器 7 レーザ書込み装置 8,8a,8A,8B,8C,8D 現像器 81 現像スリーブ(現像剤搬送体) 82 磁石体 82a 主磁極 83 制御電極シート 83a 電極部 83b 絶縁シート 83c ひさし部材 83e 被覆 84 支持シート 86 規制ブレード 89 ケーシング A 現像域 D 現像剤 E1 直流バイアス電源 E2 交流バイアス電源 E3 直流バイアス電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
    有する磁石体を固設し、磁性現像剤を現像域に搬送する
    現像剤搬送体と、前記磁性現像剤の層に当接又は近接す
    る絶縁シート、及び、前記絶縁シートにより前記現像域
    又は現像域上流部に固定された電圧印加可能な電極部、
    を有する制御電極シートと、を有し、静電潜像が形成さ
    れた前記像形成体に前記現像域で現像してトナー像を形
    成する2成分現像剤トナークラウド現像法による現像装
    置において、交流成分を断続的に有する波形の印加電圧
    を前記現像剤搬送体に印加することを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】 像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
    有する磁石体を固設し、磁性現像剤を現像域に搬送する
    現像剤搬送体と、前記磁性現像剤の層に当接又は近接す
    る絶縁シート、及び、前記絶縁シートにより前記現像域
    又は現像域上流部に固定された電圧印加可能な電極部、
    を有する制御電極シートと、を有し、静電潜像が形成さ
    れた前記像形成体に前記現像域で現像してトナー像を形
    成する2成分現像剤トナークラウド現像法による現像装
    置において、直流成分に対して非対称な波形の交流成分
    の印加電圧を現像剤搬送体に印加することを特徴とする
    現像装置。
  3. 【請求項3】 像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
    有する磁石体を固設し、磁性現像剤を現像域に搬送する
    現像剤搬送体と、前記磁性現像剤の層に当接又は近接す
    る絶縁シート、及び、前記絶縁シートにより前記現像域
    又は現像域上流部に固定された電圧印加可能な電極部、
    を有する制御電極シートと、を有し、静電潜像が形成さ
    れた前記像形成体に前記現像域で現像してトナー像を形
    成する2成分現像剤トナークラウド現像法による現像装
    置において、直流成分に対して非対称な波形の交流成分
    を断続的に有する波形の印加電圧を現像剤搬送体に印加
    することを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 前記交流成分は、直流成分の極性と同じ
    極性に係る時間が直流成分の極性と異なる極性に係る時
    間より短いことを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤搬送体上の磁束密度が400
    ガウス以上1200ガウス以下であり、飽和磁化が5e
    mu/g以上60emu/g以下の磁性キャリアを用い
    て現像するものであることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記像形成体と、前記像形成体に静電潜
    像を形成する静電潜像形成手段と、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の現像装置と、前記現像装置により形成
    された前記像形成体上のトナー像を記録シートに転写す
    る転写手段と、前記記録シートのトナー像を定着する定
    着手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6256465B1 (en) 1998-10-16 2001-07-03 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming unit therefor
EP3355124A4 (en) * 2016-10-11 2018-12-12 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus

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US6256465B1 (en) 1998-10-16 2001-07-03 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming unit therefor
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