JPH1020632A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1020632A
JPH1020632A JP17777896A JP17777896A JPH1020632A JP H1020632 A JPH1020632 A JP H1020632A JP 17777896 A JP17777896 A JP 17777896A JP 17777896 A JP17777896 A JP 17777896A JP H1020632 A JPH1020632 A JP H1020632A
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JP
Japan
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developer
developing
control electrode
magnetic pole
developing device
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Application number
JP17777896A
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English (en)
Inventor
Yukie Hosogoesawa
幸恵 細越澤
Isao Endo
勇雄 遠藤
Toru Komatsu
小松  徹
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリア乗り上げ、カブリ、や縦スジが発生
せず、高画質の画像を安定して得られる現像装置を提供
する。 【解決手段】 感光体ドラム10に対向し、内部に複数
の磁極を有する磁石ロール131を固設し、2成分現像
剤Dを現像域に搬送する現像スリーブ130の現像域又
は現像域上流部に、電圧印加可能な電極部82を配設し
てなる制御電極80を有する現像装置13において、現
像スリーブ130の回転中心Oと最近接位置とを結ぶ中
心線pと、制御電極80の先端部を延長した延長線との
なす角度をα1とするとき、80°≦α1≦110°とな
るよう制御電極80を設置することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写装
置等の画像形成装置に用いられる現像装置であって、2
成分の現像剤を用いて静電潜像を非接触現像する現像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置等に用いられる
現像方法の一つとして、粒径が数十〜数百μmの磁性キ
ャリアと、平均粒径10μm前後の非磁性トナーとから
なる2成分現像剤を用いた2成分現像法が多く用いられ
ている。
【0003】この現像法は、トナー粒子として平均粒径
10μm前後のものを用いているため、繊細な線や点或
いは濃淡差等を再現する高画質画像が得られにくいとい
う問題がある。こうした高画質な画像を得るためには、
トナー粒子をより微粒子にすることが必須であると考え
られる。しかし、トナー粒子を特に10μm以下の微粒
子にすると、現像時のクーロン力に対して相対的にフ
ァンデルワールス力の影響が大きくなるため、像背景の
地部分にもトナー粒子が付着するいわゆるカブリが生ず
るようになり、現像剤搬送体への直流バイアス印加によ
っても防ぐことが困難となる。トナーのキャリア被覆
率が高くなるため、帯電制御が困難となる。また、トナ
ーの凝集も起こりやすくなる。2成分現像法において
は、トナーのキャリア被覆率が高くなるため、さらに帯
電制御が困難となる。キャリア被覆率を低下させるた
め、キャリア粒子を小さくしていくと、キャリア粒子も
像形成体の静電潜像部分に付着するようになる。この原
因としては、磁気バイアスの力が低下して、キャリア粒
子がトナー粒子と共に像形成体側に付着したためと考え
られる。また、バイアス電圧が大きくなると、像背景の
地部分にもキャリア粒子が付着するようになる。
【0004】トナー、キャリアの微粒子化には、上述の
ような副作用の方が目立って、鮮明な画像が得られない
という問題があるため、実際に微粒子化を行うことは困
難であった。
【0005】この問題を解決する方法として、「パウダ
ークラウド現像法」といわれる米国特許2725304
号明細書に記載の方法が知られていたが、近年、特に現
像域内に電圧印加可能な制御ワイヤーを張設し、電気的
にトナークラウドを形成して、クラウド現像を行う方法
が提案されている。このトナークラウド現像法を2成分
現像剤に適用したものは、例えば特開昭59−2234
67号公報、特開平3−145664号公報によって開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の制御電
極法を適用した2成分現像剤を用いたトナークラウド現
像法では、現像域に存在する制御電極によって、搬送さ
れた2成分現像剤の穂が振動撹拌され、現像剤の飛散、
特にキャリアの飛散を引き起こす。このキャリア飛散に
よりキャリアが制御電極上に乗り上げた場合、画像部及
び非画像部へのキャリア付着、キャリアによる掻き取り
が原因の画像の縦スジや画像乱れが発生するという問題
点があった。
【0007】本発明は、前記制御電極を用いた2成分現
像剤トナークラウド現像法の問題点を解決し、前記制御
電極へのキャリアの乗り上げがなく、カブリ、縦スジが
無く、高画質の画像を安定して得られる現像装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体に
対向し、内部に複数の磁極を有する磁石体を固設し、2
成分現像剤を現像域に搬送する現像剤搬送体を有し、該
現像剤搬送体と、前記像形成体との最近接位置近傍の現
像域に前記磁極の1つである主磁極を配置し、該現像域
又は該現像域上流部に、電圧印加可能な電極部を配設し
てなる板状の制御電極を有する現像装置において、前記
現像剤搬送体の回転中心と前記最近接位置とを結ぶ中心
線と、前記制御電極の先端部を延長した延長線とのなす
角度をα1とするとき、 80°≦α1≦110° を満足することを特徴とする現像装置(請求項1による
発明)。また、像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
有する磁石体を固設し、2成分現像剤を現像域に搬送す
る現像剤搬送体を有し、該現像剤搬送体と、前記像形成
体との最近接位置近傍の現像域に前記磁極の1つである
主磁極を配置し、該現像域又は該現像域上流部に、電圧
印加可能な電極部を配設してなる板状の制御電極を有す
る現像装置において、前記現像剤搬送体の回転中心を中
心にした、前記最近接位置と主磁極との間の角度を
θ1、前記現像剤搬送体の半径をr1、前記主磁極と前記
制御電極の先端との間の前記現像剤搬送体周面上の弧の
長さをw1、前記主磁極と該主磁極に隣接する上流側の
磁極との間の前記現像剤搬送体周面上の弧の長さをw2
とするとき、 θ1=−10°〜10° w1=(0.1〜0.5)×r12=(1.0〜2.0)×w1 を満足することを特徴とする現像装置(請求項2による
発明)。さらにまた、像形成体に対向し、内部に複数の
磁極を有する磁石体を固設し、2成分現像剤を現像域に
搬送する現像剤搬送体を有し、該現像剤搬送体と、前記
像形成体との最近接位置近傍の現像域に前記磁極の1つ
である主磁極を配置し、該現像域又は該現像域上流部
に、電圧印加可能な電極部を配設してなる板状の制御電
極を有する現像装置において、前記現像剤搬送体の回転
中心を中心にした、前記最近接位置と主磁極との間の角
度をθ1、前記現像剤搬送体の半径をr1、前記主磁極と
前記制御電極の先端との間の前記現像剤搬送体周面上の
弧の長さをw1、前記主磁極と該主磁極に隣接する上流
側の磁極との間の前記現像剤搬送体周面上の弧の長さを
2とするとき、 80°≦α1≦110° を満足し、かつ、 θ1=−10°〜10° w1=(0.1〜0.5)×r12=(1.0〜2.0)×w1 を満足することを特徴とする現像装置(請求項3による
発明)。
【0009】によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】図3及び図4は本発明の現像装置
を好適な現像手段として備えたカラー画像形成装置の一
例を示す概略構成図である。
【0011】図3及び図4において、10はドラム状の
像形成体すなわち感光体ドラムで、光学ガラスもしくは
透明アクリル樹脂等の透明部材によって形成される円筒
状の基体の外周に透明導電層,有機感光層(OPC)を
塗布したものである。
【0012】この画像形成装置では、感光体ドラム10
の内面から像露光を行う画像露光用の露光ビームの結像
点である感光体ドラムの光導電体層において、光導電体
層の光減衰特性(光キャリア生成)に対して適正なコン
トラストを付与できる波長の露光光量を有していればよ
い。従って、感光体ドラムの透明基体の光透光率は、1
00%である必要はなく、露光ビームの透過時にある程
度の光が吸収されるような特性があっても構わない。透
光性基体の素材としては、ソーダガラス、パイレックス
ガラス、ホウ珪酸ガラスや一般光学部材などに使用され
るフッ素、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチ
レンテレフタレートなどの各種透光性樹脂が使用可能で
ある。また、透光性導電層としては、インジウム、スズ
・酸化物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウ
ム、ヨウ化銅やAu、Ag、Ni、Alなどからなる透
光性を維持した金属薄膜が用いられ、成膜法としては、
真空蒸着法、活性反応蒸着法、各種スパッタリング法、
各種CVD法、浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用
される。また、光導電体層としては、アモルファスシリ
コン(a−Si)合金感光層、アモルファスセレン合金
感光層や、各種有機感光層(OPC)が使用可能であ
る。
【0013】11はスコロトロン帯電器(以下単に帯電
器ということもある)で感光体ドラム10の前述した有
機感光層に対し所定の電位に保持されたグリッドと放電
ワイヤによるコロナ放電とによって帯電作用を行い、感
光体ドラム10に対し一様な電位を与える。
【0014】12は感光体ドラム10の軸方向に配列し
た発光素子LEDをアレイ状に一列に並べた露光素子1
2aと等倍結像素子としてのセルフォックレンズ12b
とから構成される露光光学系で、別体の画像読み取り装
置によって読み取られた各色の画像信号がメモリより順
次取り出されて前記の各露光光学系12にそれぞれ電気
信号として入力される。
【0015】前記の各露光光学系12は何れも装置本体
の基板に対し固定した柱状の支持部材20に取り付けら
れて前記感光体ドラム10の基体内部に収容される。
【0016】13(Y)ないし13(K)はイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒色
(K)の各現像剤を収容する現像装置で、それぞれ感光
体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って同方向に
回転する現像スリーブ130を備えている。
【0017】前記の各現像装置13は、前述した帯電器
11による帯電,露光光学系12による像露光によって
形成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイア
ス電圧の印加により非接触の状態で反転現像する。本発
明の現像装置13については後に詳しく説明する。
【0018】次に本装置におけるカラー画像形成装置の
プロセスについて説明する。
【0019】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像データ
あるいは、コンピュータで編集された画像データを、
Y,M,CおよびKの各色別の画像信号として一旦メモ
リに記憶し格納される。
【0020】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により駆動歯車が回動して感光体ドラム10を
時計方向へと回転し、同時に帯電器11(Y)の帯電作
用により感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0021】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号
による露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0022】前記の潜像は現像装置13(Y)により現
像スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感
光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像
が形成される。
【0023】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらに帯電器11(M)の帯電
作用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像装置13(M)に
よる非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)の
トナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合
わせて形成される。
【0024】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)、現像装置13(C)によって、
さらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また帯電器11(K)、露光光学系12(K)、現
像装置13(K)によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
【0025】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た透明の基体を透して行われる。従って第2,第3及び
第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に形成さ
れたトナー像の影響を全く受けることなく行われ、第1
の色信号に対応する画像と同等の静電潜像を形成するこ
とが可能となる。また後に説明する各現像装置13によ
る現像作用に際しては、現像装置13の収容するトナー
とキャリアとからなる2成分現像剤によるジャンピング
現像が行われて、透明電導層を接地する感光体ドラム1
0に対してトナーと同極性の直流バイアスを印加して、
露光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われ
るようになっている。
【0026】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は転写器14Aにおいて給紙カ
セット15より搬送されタイミングローラ16の駆動に
よって同期して給紙される転写紙に転写される。
【0027】トナー像の転写を受けた転写紙は、除電器
14Bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離し、定着装置17においてトナーを溶着したのち排紙
ローラ18を介して装置上部のトレイ上に排出される。
【0028】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10
はクリーニング装置19において残留トナーを除去、清
掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するか、もしく
は一旦停止して新たな画像のトナー像の形成に備える。
【0029】このカラー画像形成装置では、LED等を
用いた露光光学系12を感光体ドラム10の内側に配置
し、露光光学系12による像露光位置を図1に示すよう
に、現像ケーシング138内で現像スリーブ130の上
流側に設けていて、感光体ドラム10の回転中心と現像
スリーブ130の回転中心Oとを結ぶ中心線をpとする
と、この中心線p上に現像中心P0がある。現像中心P0
から上流側の現像ケーシング138の端面までの感光体
ドラム10上の距離をL1、現像中心P0から像露光位置
までの感光体ドラム10の距離をL2、現像中心P0から
の現像が行われる現像域の半幅(感光体ドラム10の周
面方向の長さの1/2)をw0、感光体ドラム10に塗
布された有機感光体の電位低下時間をT、プロセススピ
ードすなわち感光体ドラム10の周速をvとする時、 L1>L2>vT+w0 の関係に設定されるのが好ましい。
【0030】ここで本実施例においては、L1及びL2
3〜30mmの間に設定する。またプロセススピードv
は30〜300mm/secの間にある。また本実施例
で用いられる有機感光体の電位低下時間Tは、実験的に
容易に求められるが、0.1sec以下である。また現
像域の半幅w0は通常1〜2mmの間にある。
【0031】従ってプロセススピードvが30〜300
mm/secで電位低下時間Tが0.1secのとき
は、vT+w0=4〜32mmとなりプロセススピード
vが30〜300mm/secで電位低下時間Tが0.
05secのときは、vT+w0=2.5〜17mmと
なり、L2>4〜32mm、又はL2>2.5〜17mm
の条件を満たす位置で像露光を行うよう構成すること
で、図5に示すように感光体電位が充分電位低下し、先
に現像されたトナー像が像形成体上に安定して付着した
状態で、次の現像がその上に行われることとなる。
【0032】前記図3の本発明の現像装置13(Y)〜
13(K)には、2成分現像剤を収容する現像装置が用
いられるが、同一の構成からなるので、単に13の符号
を付することにする。
【0033】また本発明の現像装置を用いるカラー画像
形成装置として、像形成体が透明基体を有したドラム状
のものについて述べたが、ベルト状の像形成体を有する
カラー画像形成装置についても同様に用いることができ
る。
【0034】図1は本発明の2成分現像剤を収納する現
像装置の一例を示す概略断面図で、図1(a)は露光光
学系12との位置関係を示し、図1(b)は現像領域近
傍の拡大図である。
【0035】図1(a)において、130は現像剤搬送
体である現像スリーブで、アルミニウム等の非磁性材料
からなり表面を、例えばサンドブラスト法等の表面処理
により粗に加工されていて図の矢示方向に回転可能であ
る。131は現像スリーブ130の内部に固設された複
数のN,S磁極を周方向に有する磁石体である磁石ロー
ルで、磁石ロール131の一つの磁極131aは現像ス
リーブ130と感光体ドラム10との最近接位置近傍の
現像域の中に配設され、これを主磁極ということにす
る。主磁極131aの現像スリーブ130回転上流側に
隣接する磁極を131bとする。この回転する現像スリ
ーブ130と磁石ロール131とで現像剤搬送機能を発
揮する。磁石ロール131の主磁極131aを含む各磁
極は現像スリーブ130の表面で500〜1,500ガ
ウスの磁束密度に磁化されており、その磁力によって現
像スリーブ130上に現像剤Dの層すなわち、磁気ブラ
シを形成する。この磁気ブラシは現像スリーブ130の
回転によって同方向に移動し現像域に搬送される。13
2は回転する現像スリーブ130の現像域上流側に設け
られ、現像域へ搬送される現像剤量を規制する規制部
材、133は現像を終えて現像スリーブ130に付着す
る現像剤Dを掻き取る掻き取り部材、134は現像剤D
を撹拌しながら現像スリーブ130に供給するファーブ
ラシ、スポンジ等からなる供給部材、135は現像剤D
を撹拌して現像剤であるトナーを均一に帯電する撹拌ス
クリュー、138は現像ケーシング、139は制御電極
80の支持部材81の基部を現像ケーシング138に固
定するため現像ケーシング138に設けられた支持部、
88,89は制御電極80の支持部材81を支持部13
9に固定するための押さえ板と止めネジである。
【0036】図1(b)に示す現像装置13において、
0は現像スリーブ130と感光体ドラム10の最近接
距離で、現像スリーブ130上に形成される現像剤Dの
磁気ブラシが感光体ドラム10の表面に接触せず適正な
間隙を保つように、現像スリーブ130と規制部材13
2の当接力・間隙及びg0は調整される。
【0037】また、80は電圧印加可能な電極部82を
有し、現像域の上流側に現像剤Dの層に当接するよう設
けた電気的絶縁材よりなる絶縁性部材83と、さらに電
極部82の上流側に絶縁性部材83を支持するために結
合される支持部材81よりなる制御電極で詳細は後述す
る。電極部82は金属等の導電性材料からなり絶縁性部
材83の先端部上に線状に一体に設けられる。
【0038】さらに、現像スリーブ130には直流と交
流とが重畳した現像バイアス電圧が印加され、感光体ド
ラム10と最も近接した現像域において、非接触の状態
で反転現像が行われる。
【0039】現像スリーブ130に印加される現像バイ
アス電圧は、直流電源E1と交流電源E2により直流成分
に交流成分を重畳した交流バイアス電圧であり、保護抵
抗R1を介して印加される。さらに、電極部82には直
流電源E3から直流成分のみのバイアス電圧が保護抵抗
2を介して印加される。電極部82には、現像剤中の
トナーと同極性の直流電圧を印加するのがトナー付着防
止の観点から好ましい。
【0040】以上の現像装置13では、上記交流バイア
ス電圧を現像スリーブ130に印加することによって、
制御電極80の電極部82と現像スリーブ130との間
に第1の振動電界と、感光体ドラム10と現像スリーブ
130との間に第2の振動電界を発生させる。この交流
バイアス電圧は現像スリーブ130のみに印加されてい
るため、前記第1の振動電界と第2の振動電界は同位相
となり、トナー粒子を第1の振動電界から第2の振動電
界に円滑に移行させる。
【0041】また、電極部82は感光体ドラム10より
現像スリーブ130に近接して設けてあるため第1の振
動電界の強さが第2の振動電界の強さより大となる。
【0042】上記第1の振動電界によってその電気力線
に直角の方向に、電極部82付近に達した現像剤Dのト
ナー粒子を振動させキャリアから分離飛翔させ、トナー
を雲霞状にし、いわゆるトナークラウドを十分に発生さ
せることができる。このトナークラウドは第2の振動電
界によって感光体ドラム10上の潜像に向う飛翔を助け
られ高効率で均一な現像が行われる。
【0043】現像スリーブ130に印加されるバイアス
電圧の交流成分の周波数は100Hz〜20kHz、特
に1kHz〜10kHzであることが好ましい。
【0044】以上の交流成分は波形が正弦波に限らず、
矩形波や三角波等であってもよい。そして周波数も関係
するが、電圧値は高い程現像剤Dを振動させるようにな
って、トナー粒子の分離飛翔が行われ易くなるが、反
面、カブリや落雷現象のような絶縁破壊が発生し易くな
る。カブリの発生は直流成分で防止し、絶縁破壊は、現
像スリーブ130の表面を樹脂や酸化皮膜等により絶縁
ないしは半絶縁にコーティングすることによって防止す
ることができる。
【0045】以上の現像装置13を用いた前記カラー画
像形成装置において、感光体ドラム10の感光体として
負に帯電させるOPCを用いて反転現像が行われ、感光
体が例えば−850Vに帯電され、画像部最大濃度部の
電位を−50Vとすると、電極部82には−750V、
現像スリーブ130には−750Vの直流電圧に交流電
圧を重畳した交流バイアス電圧が好ましく印加される。
【0046】ここで、現像スリーブ130に印加する交
流成分のゼロ・ピーク電圧(V0-P)は、図1(b)に
示した感光体ドラム10と現像スリーブ130の最近接
距離g0(mm)、前記電極部82の現像スリーブ13
0からの高さh(mm)、現像剤中のトナーの体積平均
粒径D50(μm)、該トナーの平均帯電量の絶対値をQ
2(μC/g)とした場合に、2成分現像剤を用いる現
像装置13に適する電圧は、 300・Q2・D50・g0>V0-P>5・Q2・D50・h で、特に 200・Q2・D50・g0>V0-P>10・Q2
・D50・hの範囲が好ましい。
【0047】また、hは、現像スリーブ130や感光体
ドラム10への放電防止、現像性確保の点から、いずれ
の現像装置においても h=(0.2〜0.6)×g0 であることが好ましい。
【0048】次に、本発明の現像装置13に用いられる
制御電極80の構成について説明する。
【0049】制御電極80は、図6に示すように、電極
部82を支持するセラミック等の絶縁性部材からなる絶
縁性部材83と、その絶縁性部材83を支持する支持部
材81とからなる。絶縁性部材83は支持部材81に、
接着剤等により結合され一体化される。支持部材81の
基部は押さえ板88によって現像ケーシング138の支
持部139に固定される。
【0050】このような構成により、制御電極80の電
極部82は弾性の高い絶縁性部材83により支持され、
さらに、電極部82の近くまで直線性の高い支持部材8
1により支持されるので、絶縁性部材83は現像スリー
ブ130上の現像剤D層に極めて均一に面接触し、現像
剤D層が均一になる。
【0051】支持部材81は図6(a)及び図6(b)
に示すように、絶縁性部材83の上面又は下面のいずれ
に結合してもよい。
【0052】(支持部材81の材質)支持部材81の材
質は、直線性が高く、かつ弾性を有する金属薄板が好ま
しい。例えば、後述する線状電極に用いる金属や合金を
用いることができるが、特にこれらのうち、コスト、可
撓性の観点からステンレス(SUS)の薄板を用いるこ
とが好ましい。
【0053】支持部材81の厚さは、材質にもよるが、
絶縁性部材83との結合の容易さを考慮して、0.05
mm〜1mmが好ましい。0.05mmより薄いと絶縁
性部材83と結合するとき、しわ、歪みが発生し易くな
り、1mmより厚くなると、弾性が失われ、制御電極8
0の設定の自由度が狭くなる。
【0054】支持部材81に適した他の材質として、下
記のようなセラミック系の材料を用いることができる。
【0055】アルミナ(Al23)系、単結晶サファイ
ア(Al23)、フォルステライト(2MgO/SiO
2)系、ステアタイト(MgO/SiO2)系、ジルコン
(ZrO2・SiO2)系、コージライト(2MgO・2
Al23・5SiO2)系、チタニア系、炭化珪素(S
iC)系、窒化珪素(Si34)系、ジルコニア(Zr
2)系、サーメット系の各セラミック。
【0056】上記セラミックには、適当な弾性を与える
ために、5〜20重量%の樹脂を含有させたものを用い
てもよい。
【0057】支持部材81に上記金属薄板を用いる場
合、現像スリーブ130に印加するバイアス電圧や感光
体電位のリークを防止するために、金属薄板はフッ素系
樹脂等により絶縁被覆することが好ましい。特に図6に
2点鎖線で示すように、制御電極80の少なくとも現像
スリーブ130側(絶縁性部材83と支持部材81)の
面は、以下のフッ素系樹脂からなるコーティング材80
bをコーティングすることが好ましい。
【0058】(コーティング材)4フッ化エチレン樹
脂、4フッ化エチレン・パーフロロプロピルビニールエ
ーテル共重合体、4フッ化エチレン・6フッ化プロピレ
ン共重合体、3フッ化1塩化エチレン樹脂、エチレン・
4フッ化エチレン共重合体、2フッ化ビニリデン樹脂、
1フッ化ビニル樹脂、6フッ化プロピレン・2フッ化ビ
ニリデン共重合体、フッ化ビニリデン、フッ化ビニリデ
ン・6フッ化プロピレン共重合体(フッ素ゴム)等。
【0059】上記フッ素系樹脂を、サスペンジョン又は
溶剤に溶解させて制御電極80上の塗布面(現像スリー
ブ130側)に塗布して乾燥(室温〜200℃で)させ
るか、粉体のまま、制御電極80上の塗布面に散布し加
熱して固着させる。制御電極80の熱による歪みの発生
を防止する観点から、前者のサスペンジョンによる塗布
方法が好ましい。
【0060】上記サスペンジョンには、フッ素系樹脂の
他、界面活性剤、乳化剤、フッ素樹脂を固定化するため
のバインダー樹脂が含まれていてもよい。
【0061】上記バインダー樹脂としては、アクリル
系、エポキシ系、フェノール系、エチレン系、アミドイ
ミド系、ウレタン系、シリコーン、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリエーテルサルフォン樹脂等が好ましく用
いられる。
【0062】(コーティングの厚さ)コーティング材8
0bの厚さは制御電極80自体の厚さにもよるが、概ね
5μm〜100μmが好ましい。
【0063】以上のようなコーティングを制御電極80
に施すことで、現像剤D中のトナーの融着を、フッ素樹
脂の低表面エネルギーによって防止することができる。
【0064】絶縁性部材83は狭い現像域の空間に設置
できるよう薄く、かつ制御電極80の全体(特に電極部
82)の直線性を保持するために、絶縁性部材83は下
記のような材料よりなることが好ましい。
【0065】(絶縁性部材83の材質)絶縁性部材83
としては例えば、ポリエステル、ポリイミド、ガラスエ
ポキシ、エチレン−4フッ化エチレン共重合体、4フッ
化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体、ポリ4フッ
化エチレン、ポリアミドイミド、ポリスルホン、トリア
ジン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン
等の絶縁性樹脂、又はこれらをガラス繊維等で強化した
複合材料の他、紙、紙フェノール、ワニス、シリコンゴ
ム等の材料、また、セラミック系の材料として、アルミ
ナ(Al23)系、単結晶サファイア(Al23)、フ
ォルステライト(2MgO/SiO2)系、ステアタイ
ト(MgO/SiO2)系、ジルコン(ZrO2・Si
2)系、コージライト(2MgO・2Al23・5S
iO2)系、チタニア系、炭化珪素(SiC)系、窒化
珪素(Si34)系、ジルコニア(ZrO2)系、サーメ
ット系の各セラミックを用いることができる。
【0066】絶縁性部材83に適当な弾性を付与するた
めに、上記セラミックには5〜20重量%の樹脂を含有
させたものを用いても良い。また、現像スリーブ130
側の面の表面粗さを小さくするために、絶縁性部材83
の表面は研磨処理されていることが望ましい。
【0067】(電極部82の形成法)上記の絶縁性部材
83に電解銅箔、焼きなまし電解銅箔、ベリリウム銅箔
等を接着剤によって貼り付け、従来公知のフォトポリマ
ーを用いたフォトエッチング法、スクリーン印刷による
エッチングレジスト構成法により、絶縁性部材83上に
必要な電極部82を形成する。この他、導電性インキを
凸版、孔版、凹版、平版によって電極部82に対応して
印刷する方法や、金属を蒸着する方法を用いることがで
きる。
【0068】図7(a)は電極部82の下流先端と絶縁
性部材83の下流先端が一致する例、図7(b),
(c)は絶縁性部材83の先端部にガラスエポキシ板等
の絶縁材よりなるひさし部材84を接着剤等により接着
し、その絶縁性部材83とひさし部材84との間に電極
部82を形成した例を示し、また図7(d)は上記ひさ
し部材84の先端下面に電極部82を形成した例を示し
ている。
【0069】制御電極80の電極部82は、また、図8
(a),(b),(c),(d)に示すように、断面が
円形又は四辺形の線状電極を、絶縁性部材83の先端部
に接着剤等を用いて接着して、電極部82を形成するこ
とができる。さらに、図8(e)に示すように、絶縁性
部材83の先端部に切り込み83aを設け、そこに線状
電極を埋め込んで電極部82を形成することもできる。
またさらに図8(f),(g)に示すように、絶縁性部
材83の先端部にひさし部材84を設け、そのひさし部
材84の先端下面に線状電極を接着して電極部82を設
ける構成としてもよい。
【0070】(線状電極の材質)上記線状電極の材質
は、銅、銅−亜鉛、銅−カドミウム、リン青銅、銅−ベ
リリウム、コルソン合金、アルミニウム、アルミニウム
合金、タンタル、タングステン、ニッケル、モリブデ
ン、ステンレス鋼、金、チタン、クロム、パラジウム、
銀等の金属、酸化銅等の金属酸化物、ガラスに銅粉、グ
ラファイト、ニッケル、銀等をコーティングした複合
物、又はグラファイト、カーボン繊維等の導電性材料を
用いることができる。これらの材料は、放電防止、防
錆、強度付与のため、絶縁被覆されていることが望まし
い。
【0071】電極部82の感光体ドラム10の周方向の
長さは、現像スリーブ130の径や搬送速度にもよる
が、0.05〜5mm、特に0.1〜1mmが好まし
い。0.05mm以下では充分なトナークラウドを発生
させることができず、5mm以上ではトナーが振動によ
って帯電し、過剰帯電となるため現像性が低下する。
【0072】制御電極80は現像スリーブ130上に現
像剤Dが搬送されると、図11(a),(b)に示すよ
うに絶縁性部材83と現像スリーブ130との間に現像
剤Dが入り込むため、若干湾曲して絶縁性部材83は現
像スリーブ130に対して若干間隙を有して対峙するか
殆ど間隙のない状態、すなわち現像スリーブ130に当
接/近接の状態で現像スリーブ130に対峙するように
なる。
【0073】制御電極80の電極部82と絶縁性部材8
3との厚みの和t(図6参照)は、感光体ドラム10と
現像スリーブ130との最近接距離である現像間隙をg
0(mm)とすると、 (1/10)g0<t<(2/3)g0 であることが好ましい。
【0074】tが(2/3)g0以上では、電極部82
の上に感光体である誘電体が接近するため、電極部82
上部では電界強度が強くなり電極部82に高いバイアス
電圧を印加した時に、潜像を乱したり、多色画像形成時
に像形成体である感光体ドラム10上の他色トナーを引
きはがす恐れがある。
【0075】tが(1/10)g0以下では、電極部8
2が感光体ドラム10から離れるため、電界が弱まり充
分なトナークラウドが形成されない。また、絶縁性部材
83が薄くなりその剛性が低くなり割れ易くなる。
【0076】制御電極80の厚みは、マイクロメータ
(ミツトヨ製、M320−25A)によって、制御電極
80の現像スリーブ130の回転軸方向について20点
測定して値の平均値を制御電極80の厚みtとした。
【0077】図9は電極部82の幅と現像域の幅との関
係を示す図である。図9において、W3は電極部82の
幅(現像スリーブ130の軸方向の長さ)、W4は現像
スリーブ130上の現像域の軸方向の幅(現像剤層の
幅)とすると、W3>W4として、電極部82に直流電圧
を印加するためのターミナル部82aも、現像域の幅W
4より外側になる部分に設け、不要なトナークラウドの
発生を防止する。
【0078】さらに、現像スリーブ130の表面粗さR
z1(μm)と絶縁性部材83の現像スリーブ130に対
向する面の粗さRz2(μm)は、Rz2≧Rz1になると、
現像スリーブ130上に搬送される現像剤Dが絶縁性部
材83に搬送を阻害されて、現像域へのトナー搬送量が
低下し画像濃度低下を起こす。Rz1は0.2μm〜20
μmの範囲、Rz2は0.02μm〜5.0μmの範囲に
あるのが、良好な搬送性と、画像乱れのない、高い濃度
の画像を得るのに好ましい。なお、表面粗さRzはJI
S B 0601に準じ、ミツトヨ製Surftest
−402を用いて、基準長さ25mmで測定を行った。
【0079】次に、現像剤Dについて説明する。
【0080】2成分現像剤を用いる現像装置13は、像
形成体である感光体ドラム10に対して非接触に保ち、
第1及び第2の振動電界によってトナークラウドを発生
させ、感光体ドラム10への分離飛翔を向上させ、静電
像への選択吸着性を向上させ、キャリア粒子の感光体ド
ラム10への付着を防止し、従ってトナー粒子やキャリ
ア粒子に微粒子のものを用いることを可能にして、高画
質画像の現像が行われるようになるが、次のようなトナ
ーとキャリアからなる現像剤Dを用いることが好まし
い。
【0081】(キャリア)一般に磁性キャリア粒子は平
均粒径が大きいと、現像スリーブ130上に形成される
磁気ブラシの穂の状態が粗くなるために、電界により振
動を与えながら静電潜像を現像しても、トナー像にムラ
が現れ易く、穂におけるトナー濃度が低くなるので高濃
度の現像が行われない等の問題点がある。この問題点を
解消するには、磁性キャリア粒子の平均粒径dcを小さ
くすればよく、実験の結果体積平均粒径dcが10〜6
0μm、好ましくは20〜50μmであると上記問題点
は発生しないことが判明した。
【0082】dcが10μm以下であると、キャリアを
十分に磁化させることが困難で、トナー粒子と共に感光
体ドラム10表面に付着するようになったり、飛散し易
くなる。
【0083】また、dcが60μm以上になると、キャ
リアの比表面積が小さくなるため、トナーを十分に帯電
することができない。また、被覆率が高くなるためトナ
ー飛散も起こり易くなる。
【0084】上記体積平均粒径dcは、湿式分散機を備
えたレーザ回折式粒度分布測定装置「HEROS」(S
YMPATEC社製)により測定される。先ず、湿式分
散機で磁性粒子数10mgを界面活性剤と共に水50m
gに分散させ、次いで超音波ホモジナイザー(出力15
0W)で発熱による再凝集が起こらぬよう注意しなが
ら、1〜10分間分散する前処理を行った後に測定した
値である。
【0085】キャリアの磁化の強さ(最大磁化)は、5
〜60emu/g、好ましくは10〜40emu/gで
ある。この強さは現像スリーブ81上の磁束密度にもよ
るが、現像スリーブ81の一般的な磁束密度が500〜
1,200ガウスにおいては、5emu/g未満では磁
気的な束縛力が働かずキャリア飛散の原因となる。ま
た、60emu/gを超えるとキャリアの穂立ちが高く
なり過ぎ、感光体ドラム10と非接触状態を保つことが
困難になる。
【0086】キャリアの磁化の強さの測定は、キャリア
粒子を0.25cm×3cm2の試料セルにタッピング
しながら充填した後、試料をピックアップコイルに付け
て磁化器にセットし、直流磁化特性自動記録装置「TY
PE3257」(横河北辰電機社製)を用いてX−Yレ
コーダにヒステリシスカーブを描かせることにより行わ
れる。
【0087】このような磁性キャリアは、磁性体として
従来の磁性キャリアにおけると同様の、鉄,クロム,ニ
ッケル,コバルト等の金属、あるいはそれらの化合物や
合金、例えば、四三酸化鉄,γ−酸化第二鉄,二酸化ク
ロム,酸化マンガン,フェライト,マンガン−銅系合
金、といった強磁性体の球形化された粒子、又はそれら
の球形磁性体粒子の表面をスチレン系樹脂,ビニル系樹
脂,エチル系樹脂,ロジン変性樹脂,アクリル系樹脂,
ポリアミド樹脂,エポキシ系樹脂,ポリエステル系樹
脂,シリコン系樹脂、フッ素系樹脂等の単独、又は共重
合体で球形に被覆することで得られる。
【0088】また、これらの樹脂の中に、磁性体微粒子
を分散して含有させた、いわゆる樹脂分散型キャリアも
用いることができる。この場合、キャリアの形状が不定
形となるために、比表面積が増大し、現像に必要な充分
なトナー量を、より低い表面被覆率で得ることができ、
トナー飛散が起こりにくく、現像安定性の面から好まし
い。
【0089】(トナー)一般にトナー粒子は、平均粒径
が小さくなると、定性的に粒径の二乗に比例して帯電量
が減少し、相対的にファンデルワールス力のような付着
力が大きくなって、飛散し易くなり、カブリが発生し易
くなる。そして、平均粒径が10μm以下になると、こ
の問題が顕著に現れるようになる。その点を本発明の現
像装置では現像を二重の振動電界下で行うことで解消す
るようにしている。
【0090】トナーの体積平均粒径D50(μm)が大き
くなると、既に触れているように、画像の荒れが目立つ
ようになる。D50が10μm以下の微粒子化したトナー
を用いると、解像力は格段に向上して、濃淡差も忠実に
再現した鮮明な高画質画像を与えるようになる。D50
20μm以上では、画質の低下を生じ、1μm以下にな
ると、帯電不良、飛散等が起こり易くなる。
【0091】以上の理由からトナーの体積平均粒径D50
は1〜20μm、好ましくは4μm<D50<8μmであ
る。また、D50が8μmより大きい場合は粒径が大きく
解像力が不足し、D50が4μmより小さい場合は凝集力
が大きく、摩擦帯電不良となり易い。
【0092】ここで、平均粒径に用いた体積平均粒径D
50はコールターカウンターTA-II型(アパーチャー1
00μm、コールター社製)で測定された。
【0093】また、トナー粒子が電界に追随するため
に、トナー粒子の帯電量の絶対値は、、2成分現像剤に
おいては、特に3〜50μC/gにするのが現像性確
保、カブリや飛散防止の観点から望ましい。特に粒径の
小さい場合は高い帯電量が必要である。
【0094】ここで2成分現像剤中のトナーの平均帯電
量Q2は、2cm×5cmの導電性板を、直径20mm
の現像スリーブ130を有する現像装置13に、最近接
距離0.7mmで対向させ、この現像スリーブ130に
直流(DC)と交流(AC)の重畳電圧(例えばDC;
1000V、AC;ゼロ・ピーク電圧750V、周波数
8kHz)を印加して、前記導電性板上に現像剤Dのト
ナーで現像し、このトナーで現像された導電性板をファ
ラデーゲージに接続してトナーを窒素ガスによって吹き
飛ばし、このとき飛ばされたトナーの電荷量と重量とを
測定することにより得られる値である。
【0095】このようなトナーのバインダー樹脂として
は、スチレン系樹脂,ビニル系樹脂,エチル系樹脂,ロ
ジン変性樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミド樹脂,エポ
キシ樹脂,ポリエステル樹脂や、これらのスチレン−ア
クリル系樹脂等の共重合体樹脂又は混合した樹脂等が好
ましい。これらの樹脂にカラー顔料等の着色成分や、必
要に応じて帯電制御剤、ワックス等の離型剤等を加え
て、従来公知の粉砕造粒法,懸濁重合法,乳化重合法等
のトナー製造方法と同等の方法によって作ることができ
る。
【0096】(現像剤)本発明の現像装置13に用いる
2成分現像剤Dとしては、以上述べたような球状のキャ
リア粒子とトナーとが従来の2成分現像剤におけると同
様の割合で混合した現像剤が好ましく用いられるが、キ
ャリアとして、一般のコーティングキャリア(密度5〜
8g/cm3)を使用した場合、現像剤中のトナー濃度
は2〜30重量%、好ましくは5〜20重量%である。
【0097】2重量%より小であると、現像に必要なト
ナー数が確保できなく、被覆率が低下するため帯電過
剰、現像性低下を招く。
【0098】30重量%より大であると、被覆率が大と
なり、帯電不良、トナー飛散が起こり易くなる。
【0099】ただし、現像剤中のキャリアとして前述し
たような密度の比較的軽い(2〜4g/cm3)樹脂分
散型キャリアを用いた場合の現像剤中のトナー濃度は、
一般の樹脂被覆キャリアを用いる場合よりもやや高く、
5〜40重量%、より好ましくは10〜30重量%とす
るのがよい。
【0100】〔比較実験〕図1に示した現像装置13を
備えた図3に示したカラー画像像形成装置を用い、感光
体ドラム10はアクリル樹脂からなる透明基体上にOP
Cを塗布したもので、その周速(プロセススピードv)
は180mm/sec.、感光体ドラム10上に形成さ
れた静電潜像の最高電位は−850V(非画像部電
位)、最低電位は−50V(画像部電位)、現像スリー
ブ130の外径20mm、現像スリーブ130の回転数
172rpm、現像スリーブ130の表面粗さRz1
1.2μm、L1=12mm,L2=15mm、T=0.
05sec、w0=1.5mm、g0=0.5mm、h=
0.18mmである。
【0101】(制御電極)図10に示す構成と寸法のも
ので、絶縁性部材83として厚さ0.1mmのガラスエ
ポキシ板を用い、図10に図示したように、電極部82
は、周方向の幅0.5mm、厚さ0.02mmの銅泊を
用いてラミネートエッチング法によって形成した。この
絶縁性部材83の電極部82の反対側を厚さ0.1mm
の支持部材81に接着剤87を介して結合し、さらに、
この制御電極80の現像スリーブ130側の面に、バイ
ンダーとしてポリエチレンを用いた4フッ化エチレン樹
脂のサスペンジョンを塗布して約120℃で乾燥させ
た。コーティングの膜厚は15μmであった。現像スリ
ーブ130側の表の面粗さはRz=1.1μmである。
このような構成の制御電極80を、現像ケーシング13
8の支持部139に押さえ板88、止めネジ89により
固設した。
【0102】比較実験に用いた現像剤 キャリア:磁化の強さが25emu/gの、球形フェラ
イト粒子に、メチルメタクリレート/スチレン共重合樹
脂を、表面被覆して得た球形キャリア。体積平均粒径は
45μm。
【0103】トナー:スチレン−アクリル樹脂100重
量部、カラー顔料10重量部、ニグロシン1重量部を溶
融・混練した後、粉砕・分級して、体積平均粒径5.5
μmのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナ
ーを得た。この各トナーに流動化剤としてコロイダルシ
リカをそれぞれ2.5重量部添加したものを実際には用
いた。
【0104】現像剤の調整 これらのトナーとキャリアを、トナーの濃度が7wt%
となるように混合して現像剤を調整した。
【0105】帯電量Q2は、Y;−20.5μC/g、
M;−20.0μC/g、C;−19.7μC/g、
K;−21.5μC/gである。
【0106】以上説明した現像プロセス及び現像剤Dと
図10に示す形状の制御電極80を有する現像装置13
を用い、制御電極80の傾斜角α1と制御電極80の先
端80aの位置及び磁石ローラ131の主磁極131a
の位置とキャリア乗り上げの関係について実験(実験
1)した結果を説明する。
【0107】α1は、現像スリーブ130の回転中心O
と感光体ドラム10との最近接位置130aとを結ぶ中
心線(この実施例では現像スリーブ130の回転中心と
感光体ドラム10の回転中心とを結ぶ中心線pと一致す
る)と、制御電極80の先端部の延長線(電極部82を
有する絶縁性部材83の延長線)とのなす角度である。
このα1を表1に示すように変更し、これらの設定条件
で前述の現像プロセス、キャリア、トナーを用い、5万
枚のフルカラー画像記録(実験1)を行った。
【0108】
【表1】
【0109】なお、表中の搬送量(mg/cm2)は、
制御電極80の傾斜角α1を所定の値に設置した現像装
置を運転したのち、接着面積5cm2の接着テープを現
像スリーブ130の現像域に接着して現像剤Dを剥ぎ取
り、この接着テープの前後の重量差を接着面積で割って
求めた。実験結果によれば搬送量は7.0mg/cm2
以上あれば現像剤Dの必要搬送量は充分で、記録画像に
濃度ムラが発生しない。
【0110】キャリア乗り上げ(個数/mm2)は同じ
く現像装置を運転したのち、制御電極80の感光体ドラ
ム10側の面の10カ所について100倍の拡大写真を
撮影し、乗り上げたキャリアの個数を目視で数え平均値
を求めた。キャリア乗り上げは20個数/mm2以下で
あれば縦スジ等が生じることがなく、記録画像に影響し
ないことを確認した。
【0111】表1に示す実験の結果から、 80°≦α1≦110° とすることが必要条件であることが判明した。
【0112】α1が上記範囲内にあるときは、電極部8
2付近に現像剤のキャリアが乗り上げても制御電極80
の傾きと磁極の磁力によりキャリアが現象スリーブ13
0へ引き戻されるため、キャリアの制御電極80への乗
り上げが防止される。
【0113】α1が80°以下では制御電極80の設置
が困難であると共に、搬送量が小となり記録画像に濃度
ムラが発生する。
【0114】α1が110°以上ではキャリア乗り上げ
が大となる。
【0115】次に請求項2による発明について説明す
る。
【0116】図2は請求項2による発明を説明するため
の断面図である。図1と同一部分は同一符号が付されて
いるので詳細な説明は省略する。
【0117】図において、θ1は現像スリーブ130の
回転中心Oを中心にした、前記最近接位置130aと主
磁極131aとの間の角度(ただし、角度θ1は中心線
pより上流側を+、下流側を−とする)、r1は現像ス
リーブ130の半径、w1は主磁極131aと制御電極
80の先端80aとの間の現像スリーブ130周面上の
弧の長さ、w2は主磁極131aと主磁極131aの上
流側に隣接する磁極131bとの間の現像スリーブ13
0周面上の弧の長さである。
【0118】先ず、θ1について実験(実験2)したと
ころ、下記のような値であると、記録画像にカブリが発
生せず、安定した現像性を得ることができた。
【0119】θ1=−10°〜10° 特にθ1は、θ1=−10°〜5°であることがより好ま
しい結果を得た。
【0120】なお上記のカブリについては1000コピ
ー毎に出力画像の非画像部分の画像濃度を、画像濃度計
(Macbeth RD−918,Macbeth社
製)により測定した。そして画像濃度0.05以下をカ
ブリ良好と判断した。
【0121】(実験3)制御電極80の傾斜角α1=9
0°として,主磁極131aの角度θ1、主磁極131
aと制御電極80の先端との間の弧の長さw1,主磁極
131aと主磁極131aに隣接する上流側に隣接する
磁極131bとの間の現像スリーブ130周面上の弧の
長さw2をそれぞれ変化させて実験を行った。なお実験
には現像スリーブ130の半径r1は10mmの現像装
置によって実験を行ったところ、表2に示す結果を得
た。
【0122】
【表2】
【0123】カブリ濃度については0.05以上になる
と不良、また現像性については0.8mg/cm2以下
は画像濃度が薄くなって現像性不良と判断された。また
搬送量については7.0mg/cm2以上は濃度ムラの
発生は認められない。またキャリアの乗り上げは20個
/mm2以下は画像に影響がないことが認められた。か
かるテストによって、 θ1=−10°〜10° w1=(0.1〜0.5)×r12=(1.0〜2.0)×w1 の関係にあることが記録画像のカブリを防止し、安定し
た現像性が得られる必要条件であることが明らかとなっ
た(請求項2の発明)。
【0124】(実験4)現像スリーブ130の半径r1
を10mmとした現像装置によって、α1,θ1,w1
2を変化させ表3に示す条件で実験を行ったところ、
表4に示す結果を得た。
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】実験4の結果より、w1,w2については、 w1=(0.1〜0.5)×r12=(1.0〜2.0)×w1 であることが、記録画像のカブリを防止し、安定した現
像性を得られるとともに、キャリア乗り上げもなく好ま
しいことが判明した。
【0128】実験4の条件は傾斜角α1も変更してお
り、この結果、 80°≦α1≦110° であり、かつ、 θ1=−10°〜10° w1=(0.1〜0.5)×r12=(1.0〜2.0)×w1 であることが、現像剤Dの搬送量も適度となり、制御電
極80へのキャリア乗り上げもなく、記録画像にカブリ
のない、安定した高い現像性を得るより好ましい結果を
得ることが判明した(請求項3による発明)。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、2成分現像剤を用い、
現像域又は現像域上流部に、電圧印加可能な電極部を配
設してなる制御電極を有する現像装置において、(請求
項1による効果)制御電極の先端部の傾斜を適正にする
ことにより、キャリアの制御電極への乗り上げを防止
し、良好な現像性を確保し、記録画像の縦スジの発生を
防止して高画質の記録画像を安定して得られる現像装置
を提供することができた。
【0130】(請求項2による効果)主磁極の位置と、
主磁極の上流側に隣接する磁極位置及び制御電極の先端
位置を適正にすることにより、記録画像のカブリを防止
し、高い現像性を得、また制御電極へのキャリアの乗り
上げを防止し縦スジの発生を防止して高画質の記録画像
を安定して得られる現像装置を提供することができた。
【0131】(請求項3による効果)請求項1及び2の
条件を同時に有するようにしたことにより、より効果的
にキャリアの乗り上げ、縦スジ等を防止し、カブリのな
い良好な記録画像を極めて安定して得ることの可能な現
像装置を提供できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2成分現像剤を用いる現像装置の一例
を示す概略断面図。
【図2】本発明の現像装置の請求項2の発明を説明する
断面図。
【図3】本発明の現像装置を備えたカラー画像形成装置
の一例を示す概略断面図。
【図4】図3の感光体ドラム、支持部材及びカートリッ
ジを示す断面図。
【図5】像形成体の露光による電位低下を示すグラフ。
【図6】制御電極の構成を示す断面図。
【図7】制御電極の電極部近傍の構成を示す断面図。
【図8】制御電極の電極部近傍の他の構成を示す断面
図。
【図9】制御電極と現像剤搬送体との幅の関係を示す平
面図。
【図10】比較実験に用いる制御電極の寸法・構成を示
す断面図。
【図11】制御電極の設置状態を示す側面図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像形成体) 11 スコトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像装置 80 制御電極 81 支持部材 82 電極部 83 絶縁性部材 80a 先端部 130 現像スリーブ(現像剤搬送体) 131 磁石ロール(磁石体) 131a 主磁極 131b 隣接する磁極 α1 傾斜角 E1,E3 直流電源 E2 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
    有する磁石体を固設し、2成分現像剤を現像域に搬送す
    る現像剤搬送体を有し、該現像剤搬送体と、前記像形成
    体との最近接位置近傍の現像域に前記磁極の1つである
    主磁極を配置し、該現像域又は該現像域上流部に、電圧
    印加可能な電極部を配設してなる板状の制御電極を有す
    る現像装置において、 前記現像剤搬送体の回転中心と前記最近接位置とを結ぶ
    中心線と、前記制御電極の先端部を延長した延長線との
    なす角度をα1とするとき、 80°≦α1≦110° を満足することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
    有する磁石体を固設し、2成分現像剤を現像域に搬送す
    る現像剤搬送体を有し、該現像剤搬送体と、前記像形成
    体との最近接位置近傍の現像域に前記磁極の1つである
    主磁極を配置し、該現像域又は該現像域上流部に、電圧
    印加可能な電極部を配設してなる板状の制御電極を有す
    る現像装置において、 前記現像剤搬送体の回転中心を中心にした、前記最近接
    位置と主磁極との間の角度をθ1、前記現像剤搬送体の
    半径をr1、前記主磁極と前記制御電極の先端との間の
    前記現像剤搬送体周面上の弧の長さをw1、前記主磁極
    と該主磁極に隣接する上流側の磁極との間の前記現像剤
    搬送体周面上の弧の長さをw2とするとき、
    θ1=−10°〜10° w1=(0.1〜0.5)×r12=(1.0〜2.0)×w1 を満足することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 像形成体に対向し、内部に複数の磁極を
    有する磁石体を固設し、2成分現像剤を現像域に搬送す
    る現像剤搬送体を有し、該現像剤搬送体と、前記像形成
    体との最近接位置近傍の現像域に前記磁極の1つである
    主磁極を配置し、該現像域又は該現像域上流部に、電圧
    印加可能な電極部を配設してなる板状の制御電極を有す
    る現像装置において、 前記現像剤搬送体の回転中心と前記最近接位置とを結ぶ
    中心線と、前記制御電極の先端部を延長した延長線との
    なす角度をα1とするとき、 80°≦α1≦110° を満足し、かつ前記現像剤搬送体の回転中心を中心にし
    た、前記最近接位置と主磁極との間の角度をθ1、前記
    現像剤搬送体の半径をr1、前記主磁極と前記制御電極
    の先端との間の前記現像剤搬送体周面上の弧の長さをw
    1、前記主磁極と該主磁極に隣接する上流側の磁極との
    間の前記現像剤搬送体周面上の弧の長さをw2とすると
    き、 θ1=−10°〜10° w1=(0.1〜0.5)×r12=(1.0〜2.0)×w1 を満足することを特徴とする現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1033630A2 (en) 1999-03-02 2000-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus and image forming apparatus
US7027760B2 (en) 2001-12-20 2006-04-11 Ricoh Company, Ltd. Developing method for an image forming apparatus and developing device using the same

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US7139517B2 (en) 2001-12-20 2006-11-21 Ricoh Company, Ltd. Developing method for an image forming apparatus and developing device using the same

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