JPH09230693A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH09230693A
JPH09230693A JP8033581A JP3358196A JPH09230693A JP H09230693 A JPH09230693 A JP H09230693A JP 8033581 A JP8033581 A JP 8033581A JP 3358196 A JP3358196 A JP 3358196A JP H09230693 A JPH09230693 A JP H09230693A
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JP
Japan
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image forming
developing
image
toner
forming apparatus
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Application number
JP8033581A
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English (en)
Inventor
Isao Endo
勇雄 遠藤
Toru Komatsu
小松  徹
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の解像度、現像性が高く、カブリ、混色
の発生がない、高画質の画像を安定して得られるカラー
画像形成装置を提供する。 【構成】 帯電、像露光、反転現像を繰り返して、像形
成体である感光体ドラム10上にトナー像を重ね合わせ
るカラー画像形成装置において、前記反転現像に非磁性
1成分現像剤対による非接触の現像器13を用いると共
に、前記現像後、次の帯電前に感光体ドラム10の帯電
電位と同極性で、かつ絶対値の高い電圧が印加された、
例えば回収ローラ51を備えたカブリ防止部材50を有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写装
置等の画像形成装置において、非磁性1成分現像剤を用
いて静電潜像を非接触で現像する現像装置を備えたカラ
ー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置等に用いられる
現像方法の一つとして、非磁性トナーからなる1成分現
像方法がある。この現像方法は、表面を粗面にして回転
可能に支持された円筒状のスリーブを有し、この現像ス
リーブ表面に帯電したトナーを支持し、現像領域に搬送
して現像を行うものである。
【0003】従来の1成分現像法は、トナー粒子として
平均粒径10μm前後のものを用いているため、繊細な
線や点或いは濃淡差等を再現する高画質画像が得られに
くいという問題がある。こうした高画質な画像を得るた
めには、トナー粒子をより微粒子にすることが必須であ
ると考えられる。しかし、トナー粒子を特に10μm以
下の微粒子にすると、現像時のクーロン力に対して相対
的にファンデルワールス力の影響が大きくなるため、現
像剤搬送体とトナー間の付着力が増大し、現像性が低下
するという問題点が生じる。ここで、高い現像性を得る
ため、より高い現像バイアス電圧を印加すると、階調性
が低下し、放電による感光体の損傷も起こり易くなる。
トナーの微粒子化には、上述のような副作用の方が目立
って、鮮明な画像が得られないという問題があるため、
実際に微粒子化を行うことは困難であった。
【0004】この問題を解決する方法として現像領域上
流部に電極部を有する板状部材である制御電極板を現像
剤搬送体に当接し、前記電極部と前記現像剤搬送体、及
び前記感光体と前記現像剤搬送体との間に、前者の方が
強くなるような振動電界を形成し、現像剤であるトナー
をクラウド化して現像を行う方法が、特開平5−346
736号公報、特開平6−175485号公報に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した制御
電極板法では、前記制御電極板によりトナーがクラウド
化されて前記感光体表面まで移動するため、前記感光体
上の非画像部分にトナーが付着してカブリが発生し易く
なる。特に非磁性1成分現像法においては、トナーの帯
電付与が充分でなく、現像剤中に記録画像のカブリの原
因となる逆帯電トナーを多く含むため、この問題が一層
顕著になる。
【0006】また、帯電、像露光、反転現像を繰り返し
て、像形成体上にトナー像を重ね合わせて形成し、一括
して転写する構成のカラー画像形成装置では、像形成体
上の他色トナー像上にトナーが付着するいわゆる「混
色」も発生するという問題点があった。
【0007】本発明は、前記制御電極板法の問題点を解
決し、解像度、現像性が高く、カブリ、混色の発生がな
い、高画質の画像を、安定して得られるカラー画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、帯電、像露
光、反転現像を繰り返して、像形成体上にトナー像を重
ね合わせるカラー画像形成装置において、現像器とし
て、現像領域より前記像形成体の移動方向上流部に、現
像剤層に当接又は近接する絶縁部材によって支持された
電圧印加可能な電極部を有する制御電極板を有し、前記
反転現像に、非磁性1成分現像剤による非接触の現像器
を用いると共に、前記反転現像後、次の帯電前に作用す
る、前記像形成体の帯電電位と同極性で、かつ絶対値の
高い電圧が印加されたカブリ防止部材を有することを特
徴とするカラー画像形成装置によって達成される。
【0009】前記カブリ防止部材は、前記像形成体と絶
縁被覆層を介して接触するローラであり、また、前記ロ
ーラは弾性ローラであり、さらに、前記カブリ防止部材
に印加される電圧VB(V)は、前記像形成体の帯電電
位(未露光部)VH(V)に対して、1.05VH<VB
<1.5VHであり、さらにまた、前記カブリ防止部材
は、前記現像器より下流部に、前記現像器に隣接して設
けると共に、さらにまた、前記像露光手段は前記像形成
体内に配置すると共に、前記像露光手段による像露光位
置を前記現像手段の現像ケーシング内とし、現像中心か
ら現像ケーシングまでの位置をL1、現像中心から像露
光位置までの距離をL2、現像中心からの現像領域の幅
をw1、像形成体の電位低下時間をT、プロセススピー
ドをvとするとき、L1>L2>vT+w1であることを
特徴とするカラー画像形成装置は好ましい実施態様であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明のカラー
画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【0011】10はドラム状の像形成体すなわち感光体
ドラムで、光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透
明部材によって形成される円筒状の基体の外周に透明導
電層,有機感光層(OPC)を塗布したものである。
【0012】この画像形成装置では、画像露光用の露光
ビームの結像点である感光体ドラムの光導電体層におい
て、光導電体層の光減衰特性(光キャリア生成)に対し
て適正なコントラストを付与できる波長の露光光量を有
していればよい。従って、本発明における感光体ドラム
の透明基体の光透光率は、100%である必要はなく、
露光ビームの透過時にある程度の光が吸収されるような
特性があっても構わない。透光性基体の素材としては、
ソーダガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラスや
一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートなどの
各種透光性樹脂が使用可能である。また、透光性導電層
としては、インジウム、スズ・酸化物(ITO)、酸化
錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅やAu、Ag、
Ni、Alなどからなる透光性を維持した金属薄膜が用
いられ、成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法、浸漬塗工
法、スプレー塗布法などが利用される。また、光導電体
層としては、アモルファスシリコン(a−Si)合金感
光層、アモルファスセレン合金感光層や、各種有機感光
層(OPC)が使用可能である。
【0013】前記感光体ドラム10は一方の端部のフラ
ンジ10Aが後述するカートリッジ30の備えるガイド
ピン30Pによって軸受支持され、他方の端部のフラン
ジ10Bが装置本体の基板40の備える複数のガイドロ
ーラ40Rに外嵌して外周の歯車10Gを駆動歯車40
Gに噛合し、その動力により前記の透明導電層を接地し
た状態で時計方向に回転される。
【0014】11はスコロトロン帯電器(以下単に帯電
器ということもある)で感光体ドラム10の前述した有
機感光体層に対し所定の電位に保持されたグリッドと放
電ワイヤによるコロナ放電とによって帯電作用を行い、
感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。
【0015】12は感光体ドラム10の軸方向に配列し
た発光素子をアレイ状に一列に並べたFL,EL,P
L,LEDや、発光素子と光シャッタ機能をもつ素子を
一列に並べたLISA,PLZT,LCSと等倍結像素
子としてのセルフォックレンズとから構成される露光光
学系で、別体の画像読み取り装置によって読み取られた
各色の画像信号がメモリより順次取り出されて前記の各
露光光学系12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0016】前記の各露光光学系12は何れも装置本体
の基板40に対しガイドピン40P1を案内として固定
した円柱状の支持部材20に取り付けられて前記感光体
ドラム10の基体内部に収容される。
【0017】13(Y)ないし13(K)はイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒色
(K)の各現像剤を収容する現像器で、それぞれ感光体
ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って同方向に回
転する現像スリーブ130を備えている。
【0018】前記の各現像器13は、前述した帯電器1
1による帯電,露光光学系12による像露光によって形
成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス
電圧の印加により非接触の状態で反転現像する。
【0019】50は現像器13の感光体ドラム10移動
方向下流側に設けられたカブリ防止部材であるカブリ防
止器で、その詳細は後述するが、感光体ドラム10上の
不要の逆帯電トナーを回収して記録画像のカブリ発生を
防止する。
【0020】次に本装置におけるカラー画像形成装置の
プロセスについて説明する。
【0021】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像データ
あるいは、コンピュータで編集された画像データを、
Y,M,CおよびKの各色別の画像信号として一旦メモ
リに記憶し格納される。
【0022】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により前記の駆動歯車40Gが回動して感光体
ドラム10を時計方向へと回転し、同時に帯電器11
(Y)の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与
が開始される。
【0023】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号
による露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0024】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。この現像の際に含まれるトナー中の逆帯電
したトナーは、次の帯電前にカブリ防止器50(Y)に
よって取り除かれ、記録画像のカブリ発生を防止する。
【0025】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらに帯電器11(M)の帯電
作用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13(M)によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成し、その際含まれる逆帯電したトナーは現像器
13(M)の下流側に設けたカブリ防止器50(M)に
よって取り除かれる。
【0026】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)、現像器13(C)及びカブリ防
止器50(C)によって、さらに第3の色信号に対応す
るシアン(C)のトナー像が、また帯電器11(K)、
露光光学系12(K)、現像器13(K)及びカブリ防
止器50(K)によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内にその周面上に、逆帯電したト
ナーの取り除かれたカラーのトナー像が形成される。
【0027】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た透明の基体を透して行われる。従って第2,第3及び
第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に形成さ
れたトナー像の影響を全く受けることなく行われ、第1
の色信号に対応する画像と同等の静電潜像を形成するこ
とが可能となる。なお各露光光学系12の発熱による感
光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止
は、前記支持部材20に熱伝導性の良好な材料を用い、
低温の場合はヒータ201を用い、高温の場合はヒート
パイプ202を介して外部に放熱する等の措置を講ずる
ことにより支障のない程度迄抑制することができる。ま
た各現像器による現像作用に際しては、それぞれ現像ス
リーブ130に対し直流あるいはさらに交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像器13の収容する1成分現
像剤によるジャンピング現像が行われて、透明電導層を
接地する感光体ドラム10に対してトナーと同極性の直
流バイアスを印加して、露光部にトナーを付着させる非
接触の反転現像が行われるようになっている。
【0028】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は転写器14Aにおいて給紙カ
セット15より搬送されタイミングローラ16の駆動に
よって同期して給紙される転写紙に転写される。
【0029】トナー像の転写を受けた転写紙は、除電器
14Bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離し、定着装置17においてトナーを溶着したのち排紙
ローラ18を介して装置上部のトレイ上に排出される。
【0030】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10
はクリーニング装置19において残留トナーを除去,清
掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するかもしくは
一旦停止して新たな画像のトナー像の形成にかかる。
【0031】前記の感光体ドラム10、各帯電器11、
各現像器13とさらにクリーニング装置19はカートリ
ッジ30に収容され一体化された状態で像露光手段に負
荷や衝撃を与えることなく、光学系12を有する支持部
材20を残して装置本体内に着脱出来るように構成され
ている。着脱時に支持部材20を残す構成は、ヒータ2
01,ヒートパイプ202、LEDを動作させるリード
線203や光学系12を感光体ドラム10の回動や感光
体ドラム10の着脱にもかかわらず支持部材20に固定
しておくことができる特長を有している。また感光体ド
ラム10の軸心を決めるのに利用することもできる。
【0032】図5は本発明による露光光学系12の感光
体ドラム10上での露光位置を、現像器13の現像ケー
シング138内で現像スリーブ130の上流側に設けた
状態を示したもので、図5はその1組を取り出して示し
た説明図である。図5の現像器13の詳細については後
述する。
【0033】このカラー画像形成装置では、LED等を
用いた露光光学系12を感光体ドラム10の内側に配置
し、露光光学系12による像露光位置を現像ケーシング
138内で現像スリーブ130の上流側に設けていて、
感光体ドラム10中心と現像スリーブ130中心とを結
ぶ中心線を中心線pとすると、中心線p上の感光体ドラ
ム10と現像スリーブ130との距離が最も近接し、こ
の中心線p上に現像中心Pがある。現像中心Pから上流
側の現像ケーシング138の端面までの感光体ドラム1
0上の距離をL1、現像中心Pから像露光位置までの感
光体ドラム10の距離をL2、現像中心Pからの現像が
行われる現像領域の幅(感光体ドラム10の周面方向の
長さ)をw1、感光体ドラム10に塗布された有機感光
体の電位低下時間をT、プロセススピードすなわち感光
体ドラム10の周速をvとした時、 L1>L2>vT+w1 の関係に設定されている。
【0034】ここで本実施例においては、L1及びL2
3〜30mmの間に設定する。またプロセススピードv
は30〜300mm/secの間にある。また本実施例
で用いられる有機感光体の電位低下時間Tは、実験的に
容易に求められるが、0.1sec以下である。また現
像領域の幅w1は通常1〜2mmの間にある。
【0035】従ってプロセスピードvが30〜300m
m/secで電位低下時間Tが0.1secのときは、
vT+w1=4〜32mmとなりプロセススピードvが
30〜300mm/secで電位低下時間Tが0.05
secのときは、vT+w1=2.5〜17mmとな
り、L2>3〜32mm又はL2>2.5〜17mmの条
件を満たす位置で像露光を行うよう構成することで、図
6に示すように感光体電位が充分電位低下し、先に現像
されたトナー像が像形成体上に安定して付着した状態
で、次の現像がその上に行われることとなる。
【0036】以上のような構成で、1回転で感光体ドラ
ム10上にフルカラーのトナー像を重ねて形成する方式
の画像形成装置を1パス方式の画像形成装置ということ
にする。
【0037】これに対し、図7に示すカラー画像形成装
置は、1回転で1色ずつトナー像を形成しフルカラーの
トナー像を重ね合わせるのに多回転を要するカラー画像
形成装置の一例を示す概略構成図である。この装置を多
回転方式の画像形成装置ということにする。
【0038】図7において、10は光導電体を塗布ある
いは蒸着したドラム状の像形成体である感光体ドラム、
11は帯電手段であるスコロトロン帯電器、7は像露光
手段であるレーザビームLを用いたレーザ書込み装置、
13(Y)ないし13(K)はそれぞれ特定色の現像剤
を収容した複数の現像手段で、例えばイエロー(Y),
マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)の各現像剤
をそれぞれ収容するもので前記感光体ドラム10と所定
の間隙を保つ各現像スリーブ130を備え、感光体ドラ
ム10上の潜像を非接触の反転現像法により顕像化する
機能を有している。この非接触現像は接触現像と異な
り、感光体ドラム10の移動を妨げない長所を有する。
50は後述するカブリ防止器である。
【0039】14Aは転写器、14Bは分離器、19は
クリーニング装置でこのクリーニング装置19のブレー
ド19aは画像形成中には感光体ドラム10の表面より
離間した位置に保たれ画像転写後のクリーニング時のみ
図示のように感光体ドラム10の表面に圧接される。
【0040】かかるカラー画像形成装置によるカラー画
像形成のプロセスは次のようにして行われる。
【0041】先ず、本実施例による多色像の形成は、次
の像形成システムに従って遂行される。
【0042】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像データ
あるいは、コンピュータで編集された画像データを、
Y,M,CおよびKの各色別の画像信号として一旦メモ
リに記憶し格納される。
【0043】画像記録のスタートにより、この画像デー
タは記録時取り出されて記録部である図7のカラー画像
形成装置へ入力される。
【0044】すなわち、前記カラー画像形成装置とは別
体の画像読取装置から出力される色信号である画像デー
タが図示しないレーザ書込み装置に入力されると、この
レーザ書込み装置により、上記画像データに対応して変
調されたレーザビームL(書込み光)は、予めスコロト
ロン帯電器11によって一様な電荷を付与された感光体
ドラム10の周面上に感光体ドラム10の移動方向に対
し直角に走査する投射が行われる。この主走査と、感光
体ドラム10の移動による副走査によってラスター走査
がなされて潜像が形成される。
【0045】一方、走査が開始されると上記レーザビー
ムLが図示しないインデックスセンサによって検知さ
れ、第1の色信号により変調されたレーザビームが前記
感光体ドラム10の周面上を走査する。従ってレーザビ
ームLによる主走査と感光体ドラム10の搬送による副
走査により感光体ドラム10の周面上に第1の色に対応
する潜像が形成されて行く。この潜像は現像手段の内イ
エロー(Y)のトナーの装填された現像器11(Y)に
より現像されて、感光体ドラム10表面にイエロー
(Y)のトナー像が形成される。この現像の際に含まれ
るトナー中の逆帯電したトナーは、次の帯電前にカブリ
防止器50によって取り除かれ、記録画像のカブリ発生
を防止する。得られたトナー像はドラム10周面に保持
されたまま感光体ドラム10の周面より引き離されてい
る清掃手段であるクリーニング装置19のブレード19
aの下を通過し、次の画像形成サイクルに入る。
【0046】すなわち、前記感光体ドラム10は前記帯
電器6により再び帯電され、次いで第2の色信号が前記
レーザ書込み装置に入力され、前述した第1の色信号の
場合と同様にしてドラム表面への書込みが行われ潜像が
形成される。潜像は第2の色としてマゼンタ(M)のト
ナーを装填した現像器13(M)によって現像され、カ
ブリ防止器50によって不要な逆帯電トナーは除去され
る。
【0047】このマゼンタ(M)のトナー像はすでに形
成されている前述のイエロー(Y)のトナー像の存在下
に形成される。
【0048】13(C)はシアン(C)のトナーを有す
る現像器で、第1,第2の色と同様にドラム表面にシア
ン(C)のトナー像を形成する。
【0049】さらに13(K)は黒色のトナーを有する
現像器であって、前記の色と同様の処理によりドラム表
面に黒色のトナー像を重ね合わせて形成する。これ等各
現像器13(Y)〜13(K)の各現像スリーブ130
には直流あるいはさらに交流のバイアス電圧が印加さ
れ、基体が接地された感光体ドラム10には1成分現像
剤による非接触の現像が行われるようになっている。
【0050】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー画像は、転写部においてトナーと
逆極性の高電圧が印加されて、図示しない給紙カセット
より給紙ガイドを経て送られてきた転写材Pに転写され
る。
【0051】トナー画像の転写を受けた転写材Pは、分
離器14Bの除電作用により感光体ドラム10より分離
して、図示しない定着装置に給送され、そのトナー画像
は溶着固定されたのち排紙ローラを経て機外のトレイ上
に排出される。
【0052】一方、転写材Pへの転写を終えた感光体ド
ラム10は、さらに移動を続けてブレード19aを圧接
状態とした前記クリーニング装置19において残留した
トナーの除去を行いその終了をまって再び前記ブレード
19aを引き離し、新たな画像形成のプロセスに入る。
【0053】カブリ防止部材50は実線で示した現像器
13(K)の下流側に近接して設けると、4回転目に形
成したトナー像は余分な回転をしないで回収されるの
で、トナーが転写材Pに飛散するのを防止できる。この
他破線で示した50a,50b,50cの位置にも設け
ることができる。これらの位置ではクリーニング装置1
9に近接しているので、カブリ防止部材50で回収した
トナーをクリーニング装置19に回収し易いという利点
がある。
【0054】図2は以上の実施例に用いられる非磁性ト
ナーからなる1成分の現像剤Dを収容し非接触で反転現
像を行う現像器とカブリ防止器の一例を示す断面図で、
先ずカブリ防止器50の構成と作用について説明する。
【0055】図2において、51は導電性の材質からな
る回収ローラ、52は回収ローラ51に付着したトナー
を掻き落とす掻き取り部材、55は底部が回収トナーの
貯蔵部になっているケーシング、E4は回収ローラ51
にバイアス電圧を印加するための直流電源である。
【0056】回収ローラ51は感光体ドラム10に接触
するので接触のニップ幅や接触圧を調整可能な導電性の
弾性体であることが好ましい。回収ローラ51の回転は
従動式、自動式のどちらでもよいが従動式の方が簡潔に
なり好ましい。また、回収ローラ51には直流電源E4
により感光体ドラム10の未露光部の帯電電位と同極性
で、その絶対値が高いバイアス電圧を印加する。
【0057】カブリ防止部材としては、図8(b)〜
(e)に示すように回収ローラ51の他に板状の部材5
1A(b)、ワイヤーを感光体ドラム10の回転軸に平
行に1本以上張設したワイヤ部材51B(c)、ファー
ブラシ51Cを用いるもの(d)、また回転する磁性ロ
ーラ上に導電性の磁性粒子をブラシ状に形成した磁気ブ
ラシ51Dを感光体ドラム10に接触させるようにした
もの(e)等を使用することができる。これらのカブリ
防止部材には直流電源E4により感光体ドラム10の未
露光部の帯電電位と同極性で、その絶対値が高いバイア
ス電圧を印加する。
【0058】ただし、効率的にカブリの原因となる逆帯
電トナーを回収するには感光体ドラム10に接触して回
転する回収ローラ方式が最も好ましい。
【0059】図8(a)は接触して回転する回収ローラ
方式の他の例を示す断面図である。図において、51a
は例えば、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、
ウレタンゴム等からなる導電性スポンジ/ゴム、51b
は金属等の導電性材質からなる回転軸(芯材)、51c
は導電性スポンジ/ゴム51aの周面を、例えば、ポリ
エステル、ポリウレタン、フッ素樹脂、シリコン樹脂等
で被覆する絶縁被覆層である。かかる構成により回転軸
51bに直流電源E4を接続して感光体ドラム10の未
露光部の帯電電位と同極性で、その絶対値が高いバイア
ス電圧を印加し逆帯電トナーを効率良く回収することが
できる。
【0060】カブリ防止部材50に印加するバイアス電
圧VBは、感光体ドラム10の未露光部の帯電電位をVH
とする時、 1.05VH<VB<1.5VH とするのが好ましい。
【0061】VB≦1.05VHでは、電圧差が小さすぎ
てカブリの原因となる逆帯電トナーを充分に回収するこ
とができない。
【0062】VB≧1.5VHでは、電圧差が大きくな
り、感光体ドラム10への放電が起こり易くなる。ま
た、感光体ドラム10への電荷注入が起こり、次のトナ
ー像の現像時の除電、再帯電の制御が困難となる。
【0063】又、カブリ防止部材50として、上述した
接触型のものを用いる場合、その接触圧が重要となる。
接触圧が強すぎれば、像形成体上のトナー像を乱すし、
弱すぎれば充分なトナー除去を行うことができない。好
ましい接触圧としては、0.1g/cm〜10g/c
m、より好ましくは0.5g/cm〜5g/cmが良好
である。又、ローラと像形成体の移動方向は同一で、周
速比は1:1が好ましい。
【0064】なお、現像器13に後述の制御電極板80
を設けない場合は、現像器13の現像ケーシング138
の上流側の上蓋部を現像ケーシング138より電気絶縁
部材を介装して電気的に切り離し、前記直流電源E4
よりバイアス電圧VBを印加するとトナーの飛散をより
効果的に防止することができる。
【0065】また、前記図1及び図7の現像器13
(Y)〜13(K)は、1成分現像剤を収容する現像器
で同一の構成からなるので符号を単に13とする。次ぎ
にこの現像器13について説明する。
【0066】図2において、130は現像剤搬送体であ
る現像スリーブで、アルミニウム等の非磁性材料からな
り図の矢示方向に回転可能である。現像剤は現像スリー
ブ130の回転によって同方向に移動し現像領域に搬送
される。136は回転する現像スリーブ130の現像領
域上流側に設けられ、現像領域へ搬送される現像剤量を
規制する規制ブレード、133は現像を終えて現像スリ
ーブ130に付着する現像剤Dを掻き取る掻き取り部
材、134は撹拌された現像剤の供給を行う供給部材、
135は現像剤Dを撹拌してトナーを均一に帯電する撹
拌スクリュー、138は現像ケーシング、139は制御
電極板80の支持部材81の基部を現像ケーシング13
8に固定するため現像ケーシング138に設けられた支
持部、88,89は制御電極板80の支持部材81を支
持部139に固定するための押さえ板と止めネジであ
る。
【0067】80は現像領域の上流側に現像剤Dの層に
当接するよう設けた電気的絶縁材よりなる絶縁部材83
上に電圧印加可能な電極部82と、さらに電極部82の
上流側に絶縁部材83を支持するために結合された支持
部材81よりなる制御電極板で詳細は後述する。電極部
82は金属等の導電性材料からなり絶縁部材83の先端
部上に線状に一体に設けられる。
【0068】現像スリーブ130には直流と交流とが重
畳した現像バイアス電圧が印加され、感光体ドラム10
と最も近接した現像領域において、非接触の状態で反転
現像が行われる。ここに示した実施例では現像スリーブ
130は感光体ドラム10の回転に対して対向部で同方
向に回転しているが、この方向に限定されるものではな
い。
【0069】現像スリーブ130上に形成される現像剤
層は感光体ドラム10の表面に接触せず間隙を保つよう
に、現像スリーブ130と規制ブレード136の当接力
・間隙及び現像スリーブ130と感光体ドラム10の最
近接距離g0は調整される。
【0070】また、現像スリーブ130には直流電源E
1と交流電源E2により直流成分に交流成分を重畳した交
流バイアス電圧が印加される。さらに、電極部82には
直流電源E3から直流成分のみのバイアス電圧が印加さ
れる。電極部82には、現像剤中のトナーと同極性の直
流電圧を印加するのがトナー付着防止の観点から好まし
い。
【0071】以上の現像器13では、上記交流バイアス
電圧印加によって、感光体ドラム10と現像スリーブ1
30との間に形成する交番電界(これを第2の振動電界
ということにする)と共に、制御電極板80の電極部8
2と現像スリーブ130との間に第1の振動電界を発生
させるようにしてある。
【0072】この場合、電極部82は感光体ドラム10
より現像スリーブ130に近接して設けてあるため第1
の振動電界の強さが第2の振動電界の強さより大とな
る。
【0073】上記第1の振動電界によってその電気力線
に直角の方向に、電極部82付近に達した現像剤のトナ
ー粒子を振動させるので、トナーは雲霞状になり、いわ
ゆるトナークラウドを十分に発生させることができる。
このトナークラウドは第2の振動電界によって感光体ド
ラム10上の潜像に向う飛翔を助けられ高効率で均一な
現像が行われる。
【0074】この時、交流バイアス電圧は現像スリーブ
130のみに印加されているため、前記第1の振動電界
と第2の振動電界は同位相となり、トナー粒子を第1の
振動電界から第2の振動電界に円滑に移行させる。
【0075】以上の交流成分は波形が正弦波に限らず、
矩形波や三角波等であってもよい。そして周波数も関係
するが、電圧値は高い程現像剤を振動させるようになっ
て、トナーがクラウド化され易くなるが、反面、カブリ
や落雷現象のような絶縁破壊が発生し易くなる。カブリ
の発生は直流成分で防止し、絶縁破壊は、現像スリーブ
130の表面を樹脂や酸化皮膜等により絶縁ないしは半
絶縁にコーティングすることで防止することができる。
【0076】この現像器13(Y)〜13(K)を備え
た前記カラー画像形成装置において、感光体ドラム10
の感光体として負に帯電させるOPC感光体を用い反転
現像が行われ、感光体が、例えば−850V(又は−8
00V)に帯電され、画像部最大濃度部の電位を−50
Vとすると、電極部82には−750V(又は−700
V)、現像スリーブ130には−750V(又は−70
0V)の直流電圧に交流電圧を重畳した交流バイアス電
圧が好ましく印加される。
【0077】ここで、現像スリーブ130に印加する交
流成分のゼロ・ピーク電圧(V0-P)は、図2に示した
感光体ドラム10と現像スリーブ130の最近接距離g
0(mm)、前記電極部82の現像スリーブ130から
の高さh(mm)、現像剤中のトナーの体積平均粒径D
50(μm)、該トナーの平均帯電量の絶対値をQ1(μ
C/g)とした場合に、 300・Q1・D50・g0>V0-P>5・Q1・D50・h 特に、 200・Q1・D50・g0>V0-P>10・Q1
・D50・h の範囲であることが好ましい。
【0078】現像スリーブ130に印加されるバイアス
電圧の交流成分の周波数は100Hz〜20kHz、特
に1kHz〜10kHzであることが好ましい。
【0079】なお、hは、現像スリーブ130や感光体
ドラム10への放電防止、現像性確保の点から、 h=(0.2〜0.6)×g0 であることが好ましい。
【0080】また次ぎに、本実施例の現像器13に用い
られる制御電極板80の構成について説明する。
【0081】制御電極板80は、図9(a)に示すよう
に、電極部82を支持するセラミック等の絶縁性部材か
らなる絶縁部材83と、その絶縁部材83を支持する支
持部材81からなる。絶縁部材83と支持部材81とは
接着剤等によりそれぞれの一部を接着して一体に結合さ
れる。
【0082】(支持部材81の材質)支持部材81の材
質は、直線性が高く、かつ弾性を有する金属薄板が好ま
しい。例えば、上記線状電極に用いる金属や合金を用い
ることができるが、特にこれらのうち、コスト、可撓性
の観点からステンレス(SUS)の薄板を用いることが
好ましい。
【0083】支持部材81の厚さは、材質にもよるが、
絶縁部材83との結合の容易さを考慮して、0.05m
m〜1mmが好ましい。0.05mmより薄いと絶縁部
材83と結合するとき、しわ、歪みが発生し易くなる。
1mmより厚くなると、弾性が失われ、制御電極板80
の設定の自由度が狭くなる。
【0084】支持部材81に上記金属薄板を用いる場
合、現像スリーブ130に印加するバイアス電圧や感光
体電位のリークを防止するために、金属薄板はフッ素系
樹脂等により絶縁被覆することが好ましい。
【0085】絶縁部材83は狭い現像領域の空間に設置
できるよう薄く、かつ制御電極板80の全体(特に電極
部82)の直線性を保持するために、絶縁部材83は下
記のような材料よりなることが好ましい。
【0086】(絶縁部材83の材質)絶縁部材83とし
ては例えば、ポリエステル、ポリイミド、ガラスエポキ
シ、エチレン−4フッ化エチレン共重合体、4フッ化エ
チレン−6フッ化プロピレン共重合体、ポリ4フッ化エ
チレン、ポリアミドイミド、ポリスルホン、トリアジン
樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン等の
絶縁性樹脂、又はこれらをガラス繊維等で強化した複合
材料の他、紙、紙フェノール、ワニス、シリコンゴム等
の材料、また、セラミック系の材料として、アルミナ
(Al23)系、単結晶サファイア(Al23)、フォ
ルステライト(2MgO/SiO2)系、ステアタイト
(MgO/SiO2)系、ジルコン(ZrO2・SiO2
系、コージライト(2MgO・2Al23・5Si
2)系、チタニア系、炭化珪素(SiC)系、窒化珪
素(Si34)系、ジルコニア(ZrO2)系、サーメッ
ト系の各セラミックを用いることができる。
【0087】絶縁部材83に適当な弾性を付与するため
に、上記セラミックには5〜20重量%の樹脂を含有さ
せたものを用いても良い。また、現像スリーブ130側
の面の表面粗さを小さくするために、絶縁部材83の表
面は研磨処理されていることが望ましい。
【0088】(電極部82の形成法)上記の絶縁部材8
3に電解銅箔、焼きなまし電解銅箔、ベリリウム銅箔等
を接着剤によって貼り付け、従来公知のフォトポリマー
を用いたフォトエッチング法、スクリーン印刷によるエ
ッチングレジスト構成法により、絶縁部材83上に必要
な電極部82を形成する。この他、導電性インキを凸
版、孔版、凹版、平版によって電極部82に対応して印
刷する方法や、金属を蒸着する方法を用いることができ
る。
【0089】図9(b)は電極部82の下流先端と絶縁
部材83の下流先端が一致する例、図9(c),(d)
は絶縁部材83の先端部にガラスエポキシ板等の絶縁材
よりなるひさし部材84を接着剤等により接着し、その
絶縁部材83とひさし部材84との間に電極部82を形
成した例を示し、また図9(e)は上記ひさし部材84
の先端下面に電極部82を形成した例を示している。
【0090】制御電極板80はまた、図10(a),
(b),(c),(d)に示すように、断面が円形又は
四辺形の線状電極を、絶縁部材83の先端部に接着剤等
を用いて接着して、電極部82を形成したものを使用す
ることができる。さらに、図10(e)に示すように、
絶縁部材83の先端部に切り込み83aを設け、そこに
線状電極を埋め込んで電極部82を形成することもでき
る。またさらに図10(f),(g)に示すように、絶
縁部材83の先端部にひさし部材84を設け、そのひさ
し部材84の先端下面に線状電極を接着して電極部82
を設ける構成としてもよい。
【0091】(線状電極の材質)上記線状電極の材質
は、銅、銅−亜鉛、銅−カドミウム、リン青銅、銅−ベ
リリウム、コルソン合金、アルミニウム、アルミニウム
合金、タンタル、タングステン、ニッケル、モリブデ
ン、ステンレス鋼、金、チタン、クロム、パラジウム、
銀等の金属、酸化銅等の金属酸化物、ガラスに銅粉、グ
ラファイト、ニッケル、銀等ををコーティングした複合
物、又はグラファイト、カーボン繊維等の導電性材料を
用いることができる。これらの材料は、放電防止、防
錆、強度付与のため、絶縁被覆されていることが望まし
い。
【0092】電極部82の感光体ドラム10の周方向の
長さは、現像スリーブ130の径や搬送速度にもよる
が、0.05〜5mm、特に0.1〜1mmが好まし
い。0.05mm以下では充分なトナークラウドを発生
させることができず、5mm以上ではトナーが振動によ
って帯電し、過剰帯電となるため現像性が低下する。
【0093】制御電極板80は現像スリーブ130上に
現像剤Dが搬送されると、絶縁部材83と現像スリーブ
130との間に現像剤Dが入り込むため、若干湾曲して
絶縁部材83は現像スリーブ130に対して若干間隙を
有して対峙するか殆ど間隙のない状態、すなわち現像ス
リーブ130に当接/近接の状態で現像スリーブ130
に対峙するようになる。
【0094】制御電極板80の電極部82と絶縁部材8
3との厚みの和t(図9参照)は、感光体ドラム10と
現像スリーブ130との最近接距離である現像間隙をg
0(mm)とすると、 (1/10)g0<t<(2/3)g0 であることが好ましい。
【0095】t>(2/3)g0では、電極部82の上
に感光体である誘電体が接近するため、電極部82上で
電界強度が強くなり電極部82に高いバイアス電圧を印
加した時に、潜像を乱したり、多色画像形成時に像形成
体である感光体ドラム10上の多色トナーを引きはがす
恐れがある。
【0096】t<(1/10)g0では、電極部82が
感光体ドラム10から離れるため、電界が弱まり充分な
トナークラウドが形成されない。また、絶縁部材83が
薄くなりその剛性が低くなり割れ易くなる。
【0097】制御電極板80の厚みは、マイクロメータ
(ミツトヨ製、M320−25A)によって、制御電極
板80の現像スリーブ130の回転軸方向について20
点測定して値の平均値を制御電極板80の厚みtとし
た。
【0098】図11は電極部82の幅と現像領域の幅と
の関係を示す図である。図11において、W3は電極部
82の幅(現像スリーブ130の軸方向の長さ)、W4
は現像スリーブ130上の現像領域の軸方向の幅(現像
剤層の幅)とすると、W3>W4として、電極部82に直
流電圧を印加するためのターミナル部82aも、現像領
域の幅W4より外側になる部分に設け、不要なトナーク
ラウドの発生を防止する。
【0099】さらに、現像スリーブ130の表面粗さR
1(μm)と絶縁部材83の現像スリーブ130に対
向する面の粗さRz2(μm)は、Rz2≧Rz1になる
と、現像スリーブ130上に搬送される現像剤Dが絶縁
部材83に搬送を阻害されて、現像領域へのトナー搬送
量が低下し画像濃度低下を起こす。Rz1は0.2μm
〜20μmの範囲、Rz2は0.02μm〜5.0μm
の範囲にあるのが、良好な搬送性と、画像乱れのない、
高い濃度の画像を得るのに好ましい。なお、表面粗さR
zはJIS B 0601に準じ、ミツトヨ製Surf
test−402を用いて、基準長さ25mmで測定を
行った。
【0100】次に、現像剤Dのトナーについて説明す
る。
【0101】一般にトナー粒子は、平均粒径が小さくな
ると、定性的に粒径の二乗に比例して帯電量が減少し、
相対的にファンデルワールス力のような付着力が大きく
なって、飛散し易くなり、カブリが発生し易くなる。そ
して、平均粒径が10μm以下になると、この問題が顕
著に現れるようになる。その点を本実施例の現像器では
現像を二重の振動電界下で行うことで解消するようにし
ている。
【0102】トナーの体積平均粒径D50(μm)が大き
くなると、既に触れているように、画像の荒れが目立つ
ようになる。D50が10μm以下の微粒子化したトナー
を用いると、解像力は格段に向上して、濃淡差も忠実に
再現した鮮明な高画質画像を与えるようになる。D50
20μm以上では、画質の低下を生じ、1μm以下にな
ると、帯電不良、飛散等が起こり易くなる。
【0103】以上の理由からトナーの体積平均粒径D50
は1〜20μm、好ましくは4μm<D50<8μmであ
る。
【0104】D50>8μmでは粒径が大きく解像力が不
足し、D50<4μmでは凝集力が大きく、摩擦帯電不良
となり易い。
【0105】ここで、平均粒径に用いた体積平均粒径D
50はコールターカウンターTA−II型(アパーチャー1
00μm、コールター社製)で測定された。
【0106】また、トナー粒子が電界に追随するため
に、トナー粒子の帯電量の絶対値は、1成分現像剤にお
いては絶対値で1〜30μC/g、特に1〜20μC/
gにするのが現像性確保、カブリや飛散防止の観点から
望ましい。特に粒径の小さい場合は高い帯電量が必要で
ある。
【0107】ここで上記非磁性トナーの平均帯電量Q1
は、2cm×5cmの導電性板を、前述した規制ブレー
ド136を備え、直径20mmの現像スリーブ130を
有する現像器(13)に、最近接距離0.7mmで対向
させ、現像スリーブ130に帯電させた1成分現像剤D
を供給して200rpmで回転させながら現像スリーブ
130にDCとACの重畳電圧(例えばDC;1000
V、AC;ゼロ・ピーク電圧750V、周波数8kH
z)を印加して、前記導電性板上に現像剤D(トナー)
で現像し、このトナーで現像された導電性板をファラデ
ーゲージに接続してトナーを窒素ガスによって吹き飛ば
し、このとき飛ばされたトナーの電荷量と重量とを測定
することにより得られる値である。
【0108】このようなトナーのバインダー樹脂として
は、スチレン系樹脂,ビニル系樹脂,エチル系樹脂,ロ
ジン変性樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミド樹脂,エポ
キシ樹脂,ポリエステル樹脂や、これらのスチレン−ア
クリル系樹脂等の共重合体樹脂又は混合した樹脂等が好
ましい。これらの樹脂にカラー顔料等の着色成分や、必
要に応じて帯電制御剤、ワックス等の離型剤等を加え
て、従来公知の粉砕造粒法,懸濁重合法,乳化重合法等
のトナー製造方法と同等の方法によって作ることができ
る。
【0109】1成分現像剤Dとしては上記トナーに、コ
ロイダルシリカ等の流動化剤を添加して、そのまま現像
剤Dとして用いることができる。
【0110】〔本発明の実施例と比較例の比較実験〕実
施例1及び比較例1,2は、図1に示した内部露光方式
の1パス方式で図2及び図5に示した現像器13とカブ
リ防止部材50を備えたカラー画像形成装置を用いてい
る。カブリ防止部材50には図8(a)に示す回収ロー
ラ51を用い、導電性の回転軸51b上に51aには導
電性のウレタンゴム層を設け、表面の51cにはシリコ
ンゴムコーティングを施している。回収ローラ51の外
径はφ20mmで、感光体ドラム10の回転により従動
・回転する。感光体表面に対する接触圧は実施例1では
2g/cmに設定している。比較例3は上記1パス方式
装置よりカブリ防止部材50を除いたカラー画像形成装
置を用い、それぞれの透明の感光体ドラム10はOPC
感光体で、その周速は180mm/sec.、感光体ド
ラム10上に形成された静電潜像の最高電位は−800
V(非画像部電位)、最低電位は−50V(画像部電
位)、現像スリーブ130の外径20mm、現像スリー
ブ130の回転数172rpm(180mm/se
c)、現像スリーブ130の表面粗さRz1=1.2μ
m、g0=0.3mm、電極部82の高さhは0.18
mmである。またL1=15mm,L2=12mm,T=
0.05sec,w1=1mmでvT+w1=9.6mm
である。その他のプロセス条件は後述の表1に記載した
通りである。
【0111】実施例2、及び比較例4,5は、図7に示
す多回転方式で図2に示した現像器13と、カブリ防止
部材50として、実施例1と同じ回収ローラを用い、感
光体ドラム10に対する接触圧は実施例2においては、
1g/cmとしたカブリ防止部材50を備えたカラー画
像形成装置を用い、比較例6は上記多回転方式装置より
カブリ防止部材50を除いたカラー画像形成装置を用
い、それぞれの感光体ドラム10はOPC感光体で周速
172mm/sec、感光体ドラム10上に形成された
静電潜像の最高電位は−850V(非画像部電位)、最
低電位は−50V(画像部電位)、g0=0.3mm、
電極部82の高さhは0.18mmである。また、現像
スリーブ130の外径20mm,回転数172rpm,
Rz1=1.3μmである。その他のプロセス条件は表
1に記載した通りである。
【0112】実施例1,2及び比較例1〜6の制御電極
板80の構成・寸法は図12に示すもので、絶縁部材8
3として厚さ0.1mmのガラスエポキシ板を用い、図
12に図示したように、電極部82は、周方向の幅0.
5mm、厚さ0.02mmの銅箔を用いてラミネートエ
ッチング法によって形成した。さらに、厚さ0.1mm
のステンレス板からなる支持部材81を接着剤によって
絶縁部材83に装着し、この制御電極板80を、現像器
13の現像ケーシング138に固定した。絶縁部材83
の現像スリーブ130側の表面粗さはRz=0.8μm
である。
【0113】いずれの実施例及び比較例も現像剤D層の
規制部材として、ウレタンゴムの弾性ブレードよりなる
規制ブレードを用いた。
【0114】また、現像剤Dは、実施例1,2及び比較
例1〜6いずれも下記のものを用いた。
【0115】スチレン−アクリル樹脂100重量部、カ
ラー顔料10重量部、ニグロシン2重量部を溶融・混練
した後、粉砕・分級して、体積平均粒径5.5μmのイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを得
た。この各トナーに流動化剤としてコロイダルシリカを
それぞれ2重量部添加したものをそのまま現像剤Dとし
て用いた。
【0116】帯電量Q1は、Y;−3.2μC/g、
M;−2.7μC/g、C;−3.2μC/g、K;−
3.4μC/gである。
【0117】(制御電極板80の設定位置)図12に示
す制御電極板80を備え、g0=0.3mmとした現像
器13により、それぞれ表1に示した条件で比較実験を
行った。
【0118】
【表1】
【0119】これらの画像形成装置を用い、表1中に示
した条件で、5万枚のフルカラー画像記録を行ったとこ
ろ、回収ローラ51に適正なバイアス電圧VBを印加し
たカブリ回収部材50を有する実施例1及び2では、最
初から最後まで、カブリや混色のない、画像濃度、解像
力の高い画像を安定して得ることができた。
【0120】これに対し、カブリ防止部材50を有して
も回収ローラ51への印加電圧VBの絶対値を小さくし
た比較例1,4では、表1に示したように、1,000
コピー時よりカブリや混色が発生し、また回収ローラ5
1へのバイアス電圧VBの絶対値を高くした比較例2,
5では100コピー時より感光体から放電が起こり、コ
ピー画像に乱れが発生した。
【0121】また、カブリ防止部材50を有しない比較
例3,6では100コピーよりカブリや混色が発生し
た。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、非磁性1成分現像剤を
用い、制御電極板を有する現像器を備え、かつ帯電、像
露光、反転現像を繰り返して、像形成体上にトナー像を
重ね合わせるカラー画像形成装置の1パス方式装置にお
いては、現像手段と帯電手段の間に像形成体の帯電電位
と同極性で絶対値の高いバイアス電圧の印加されるカブ
リ回収手段が配置されるのでトナーの飛散が起こりにく
く帯電手段の汚れを防止し、多回転方式の装置において
もトナーの飛散を防止し、前記のように、現像後、次ぎ
の帯電前に作用するカブリ防止部材を備えるので、制御
電極法の問題点を解決し、カブリや混色のない、解像度
及び現像性の高い高画質の画像を安定して得られるカラ
ー画像形成装置を提供することができることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一例を示す概略
断面図。
【図2】図1のカラー画像形成装置のカブリ防止部材の
一例を示す断面図。
【図3】図1の感光体ドラム、支持部材及びカートリッ
ジを示す断面図。
【図4】図1のカブリ防止部材と露光光学系の位置を示
す配置図。
【図5】図1の露光光学系の露光位置を示す説明図。
【図6】像形成体の露光による電位低下を示すグラフ。
【図7】多回転方式の画像形成装置にカブリ防止部材を
設けた一例を示す配置図。
【図8】カブリ防止部材の他の例を示す断面図。
【図9】制御電極板の構成を示す断面図。
【図10】制御電極板の他の構成を示す断面図。
【図11】制御電極板と現像剤搬送体との幅の関係を示
す平面図。
【図12】制御電極板の具体的寸法を示す断面図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像形成体) 11 スコトロン帯電器(帯電手段) 12 露光光学系(露光手段) 13 現像器(現像手段) 130 現像スリーブ(現像剤搬送体) 138 現像ケーシング 50 カブリ防止器(カブリ防止部材) 51 回収ローラ 52 掻き取り部材 55 ケーシング 80 制御電極板 81 支持部材 82 電極部 83 絶縁部材 E1,E3,E4 直流電源 E2 交流電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電、像露光、反転現像を繰り返して、
    像形成体上にトナー像を重ね合わせるカラー画像形成装
    置において、現像器として、現像領域より前記像形成体
    の移動方向上流部に、現像剤層に当接又は近接する絶縁
    部材によって支持された電圧印加可能な電極部を有する
    制御電極板を有し、前記反転現像に、非磁性1成分現像
    剤による非接触の現像器を用いると共に、前記反転現像
    後、次の帯電前に作用する、前記像形成体の帯電電位と
    同極性で、かつ絶対値の高い電圧が印加されたカブリ防
    止部材を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カブリ防止部材は、前記像形成体と
    絶縁被覆層を介して接触するローラであることを特徴と
    する請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラは、弾性ローラであることを
    特徴とする請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記カブリ防止部材に印加される電圧V
    B(V)は、前記像形成体の帯電電位(未露光部)V
    H(V)に対して、 1.05VH<VB<1.5VH であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記カブリ防止部材は、前記現像器より
    前記像形成体の移動方向下流部に、前記現像器に隣接し
    て設けることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1項に記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像露光手段は前記像形成体内に配置
    すると共に、前記像露光手段による像露光位置を前記現
    像手段の現像ケーシング内とし、 現像中心から現像ケーシングまでの位置をL1、 現像中心から像露光位置までの距離をL2、 現像中心からの現像領域の幅をw1、 像形成体の電位低下時間をT、 プロセススピードをvとするとき、 L1>L2>vT+w1 であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1
    項に記載のカラー画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009080430A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Kyocera Mita Corp 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
US7907855B2 (en) 2007-02-14 2011-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US8175498B2 (en) 2008-09-11 2012-05-08 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and method that charges latent image carrier

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