JP3538656B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3538656B2
JP3538656B2 JP00829296A JP829296A JP3538656B2 JP 3538656 B2 JP3538656 B2 JP 3538656B2 JP 00829296 A JP00829296 A JP 00829296A JP 829296 A JP829296 A JP 829296A JP 3538656 B2 JP3538656 B2 JP 3538656B2
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勇雄 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式複写装置等
の画像形成装置において、1成分又は2成分の現像剤を
用いて静電潜像を非接触現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置等に用いられる
現像方法の一つとして、非磁性トナーからなる1成分現
像方法がある。この現像方法は、表面を粗面にして回転
可能に支持された円筒状のスリーブを有し、この現像ス
リーブ表面に帯電したトナーを支持し、現像領域に搬送
して現像を行うものである。
【0003】又、1成分現像法に対して、一般に粒径が
数十〜数百μmの磁性キャリアと、平均粒径10μm前
後の非磁性トナーからなる2成分現像剤を用いた2成分
現像方法も多く用いられている。
【0004】いずれの現像法も、トナー粒子として平均
粒径10μm前後のものを用いているため、繊細な線や
点或いは濃淡差等を再現する高画質画像が得られにくい
という問題がある。こうした高画質な画像を得るために
は、トナー粒子及びキャリア粒子をより微粒子にするこ
とが必須であると考えられる。しかし、トナー粒子を特
に10μm以下の微粒子にすると、現像時のクーロン
力に対して相対的にファンデルワールス力の影響が大き
くなるため、像背景の他部分にもトナー粒子が付着する
いわゆるカブリが生ずるようになり、現像剤搬送体への
直流バイアス印加によっても防ぐことが困難となる。
トナーのキャリア被覆率が高くなるため、帯電制御が困
難となる。又トナーの凝集も起こりやすくなる。2成
分現像法においては、トナーのキャリア被覆率が高くな
るため、更に帯電制御が困難となる。キャリア被覆率
を低下させるため、キャリア粒子を小さくしていくと、
キャリア粒子も像形成体の静電潜像部分に付着するよう
になる。この原因としては、磁気バイアスの力が低下し
て、キャリア粒子がトナー粒子と共に像形成体側に付着
したためと考えられる。又、バイアス電圧が大きくなる
と、像背景の他部分にもキャリア粒子が付着するように
なる。
【0005】トナー、キャリアの微粒子化には、上述の
ような副作用の方が目立って、鮮明な画像が得られない
という問題があるため、実際に微粒子化を行うことは困
難であった。この問題を解決する方法として現像域上流
部に電極を有する板状部材を現像スリーブに当接し、前
記電極と前記現像スリーブ、前記現像スリーブと感光体
の間に、前者の方が強くなるような振動電界を形成し、
現像剤中のトナーをクラウド化して現像を行う方法が、
特開平5−346736号公報、特開平6−17548
5号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した制御
電極法では、制御電極上にトナーが堆積して、像形成体
上の画像を汚したり、トナーが堆積した部分は、その厚
さ分だけ誘電率が増加するため、現像性が高くなり縦ス
ジや現像ムラが発生し均一な画像が得られなくなる。
【0007】また、制御電極の長手方向のうねりや反り
によって、現像剤搬送体−制御電極間の距離が変化する
ため、現像性が不均一となり、縦スジ、現像ムラ等の画
質低下を引き起こすという問題点があった。
【0008】本発明は、前記制御電極法の問題点を解決
し、画像に縦スジ、現像ムラ等の発生しない、解像度及
び現像性の高い高画質の画像を安定して得られる非接触
現像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体に
対向して設けられた現像剤搬送体と、該現像剤搬送体と
前記像形成体との間隙に絶縁性部材によって支持され、
電圧印加可能な電極部を有する制御電極を配した現像装
置において、該制御電極のない場合の現像時の前記像形
成体のトナー付着量をM0(mg/cm2)、該制御電極
を有する場合の現像時の前記像形成体のトナー付着量を
M(mg/cm2)、該制御電極を前記現像剤搬送体の
周面に沿って移動させた際の現像時の前記像形成体の最
大トナー付着量をMmax(mg/cm2)とする時、該制
御電極は、M0<M<Mmaxとなる位置に設定し、かつ
0.5≦M 0 /M max ≦0.8となるような交流成分を有
する現像バイアス電圧を前記現像剤搬送体に印加するこ
とを特徴とする現像装置(第1発明)、及び像形成体に
対向して設けられた現像剤搬送体と、該現像剤搬送体と
前記像形成体との間隙に絶縁性部材によって支持され、
電圧印加可能な電極部を有する制御電極を配した現像装
置において、該制御電極のない場合の現像時の前記像形
成体のトナー付着量をM0(mg/cm2)、該制御電極
を有する場合の現像時の前記像形成体のトナー付着量を
M(mg/cm2)、該制御電極を前記現像剤搬送体の
周面に沿って移動させた際の現像時の前記像形成体の最
大トナー付着量をMmax(mg/cm2)とする時、0.
5≦M0/Mmax≦0.8となるような交流成分を有する
現像バイアス電圧を前記現像剤搬送体に印加し、かつ
0.7≦M0/Mmax≦0.9 かつ M0<Mとなる位
置に前記制御電極を設定することを特徴とする現像装置
(第2発明)によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は本発明の現像装置を好適な
現像手段として備えたカラー画像形成装置の一例を示す
概略構成図である。
【0011】図3において、1は光導電体を塗布あるい
は蒸着した可撓性のベルトからなるベルト状の像形成体
である感光体ベルトで、この感光体ベルト1は回動ロー
ラ2および3の間に架設されていて回動ローラ2の駆動
により時計方向に搬送される。
【0012】4は前記感光体ベルト1に内接するよう装
置本体に固定したガイド部材で、前記感光体ベルト1は
テンションローラ5の作用によって緊張状態とされるこ
とによりその内周面を前記ガイド部材4に摺擦させる。
【0013】6は帯電手段であるスコロトロン帯電器、
7は像露光手段であるレーザビームを用いたレーザ書込
み装置、8Aないし8Dはそれぞれ特定色の現像剤を収
容した複数の現像手段である本発明の現像装置であっ
て、これ等の像形成手段は感光体ベルト1の前記ガイド
部材4に接する部分に配設される。
【0014】前記各現像装置8A,8B,8C,8Dは
詳細については後述するが、例えばイエロー,マゼン
タ,シアン,黒色の各現像剤をそれぞれ収容するもので
前記感光体ベルト1と所定の間隙を保つ各現像スリーブ
81を備え、感光体ベルト1上の潜像を非接触の反転現
像法により顕像化する機能を有している。この非接触現
像は接触現像と異なり、感光体ベルト1の移動を妨げな
い長所を有する。
【0015】12は転写器、13はクリーニング装置で
このクリーニング装置13のブレード13aとトナー排
出ローラ13bは画像形成中には感光体ベルト1の表面
より離間した位置に保たれ画像転写後のクリーニング時
のみ図示のように感光体ベルト1の表面に圧接される。
【0016】かかるカラー画像形成装置によるカラー画
像形成のプロセスは次のようにして行われる。
【0017】先ず、本実施例による多色像の形成は、次
の像形成システムに従って遂行される。
【0018】(イ)オリジナル画像を撮像素子が走査す
る画像データ入力部でカラー画像データを得る。(ロ)
このデータを画像データ処理部で演算処理して画像デー
タを作成する。(ハ)その画像データは一旦画像メモリ
に格納される。(ニ)次いでこの画像データは記録時取
り出されて記録部である例えば図3のカラー画像形成装
置へ入力される。
【0019】すなわち、前記カラー画像形成装置とは別
体の画像読取装置から出力される色信号である画像デー
タが前記レーザ書込み装置7に入力されると、レーザ書
込み装置7においては図示しない書込み光源である半導
体レーザで発生されたレーザビーム(書込み光)は図示
しないコリメータレンズ及びシリンドリカルレンズを通
過し、駆動モータ71により回転される回転多面鏡74
により回転走査され、fθレンズ75とシリンドリカル
レンズ76を経てその間2個のミラー77,78により
光路を曲げられて、予めスコロトロン帯電器6によって
一様な電荷を付与された感光体ベルト1の周面上に投射
されて行われる主走査と、感光体ベルト1の移動による
副走査によってラスター走査がなされて潜像が形成され
る。
【0020】一方、走査が開始されるとレーザビームが
図示しないインデックスセンサによって検知され、第1
の色信号により変調されたレーザビームが前記感光体ベ
ルト1の周面上を走査する。従ってレーザビームによる
主走査と感光体ベルト1の搬送による副走査により感光
体ベルト1の周面上に第1の色に対応する潜像が形成さ
れて行く。この潜像は現像手段の内イエロー(Y)のト
ナー(顕像媒体)の装填された現像装置8Aにより現像
されて、ベルト表面にトナー像が形成される。得られた
トナー像はベルト面に保持されたまま感光体ベルト1の
周面より引き離されている清掃手段であるクリーニング
装置13のブレード13a、トナー排出ローラ13bの
下を通過し、次の画像形成サイクルに入る。
【0021】すなわち、前記感光体ベルト1は前記帯電
器6により再び帯電され、次いで第2の色信号が前記レ
ーザ書込み装置7に入力され、前述した第1の色信号の
場合と同様にしてベルト表面への書込みが行われ潜像が
形成される。潜像は第2の色としてマゼンタ(M)のト
ナーを装填した現像装置8Bによって現像される。
【0022】このマゼンタ(M)のトナー像はすでに形
成されている前述のイエロー(Y)のトナー像の存在下
に形成される。
【0023】8Cはシアン(C)のトナーを有する現像
装置で、第1,第2の色と同様にベルト表面にシアン
(C)のトナー像を形成する。
【0024】さらに8Dは黒色のトナーを有する現像装
置であって、前記の色と同様の処理によりベルト表面に
黒色のトナー像を重ね合わせて形成する。これ等各現像
装置8A,8B,8C及び8Dの各現像スリーブ81に
は直流あるいはさらに交流のバイアス電圧が印加され、
顕像手段である2成分現像剤による非接触現像が行わ
れ、基体が接地された感光体ベルト1には非接触で現像
が行われるようになっている。
【0025】かくして感光体ベルト1の周面上に形成さ
れたカラーのトナー画像は、転写部においてトナーと逆
極性の高電圧が印加されて、給紙カセット14より給紙
ガイド15を経て送られてきた転写材に転写される。
【0026】すなわち、給紙カセット14に収容された
転写材は,給紙ローラ16の回転によって最上層の一枚
が搬出されてタイミングローラ17を介し感光体ベルト
1上の像形成とタイミングを合わせて転写器12へと供
給される。
【0027】トナー画像の転写を受けた転写材は、前記
回動ローラ2に沿って急に方向転換をする感光体ベルト
1より確実に分離して上方に向かい、定着ローラ18に
よってトナー画像を溶着固定したのち排紙ローラ19を
経てトレイ20上に排出される。
【0028】一方、転写材への転写を終えた感光体ベル
ト1は,さらに搬送を続けてブレード13aとトナー排
出ローラ13bを圧接状態とした前記クリーニング装置
13において残留したトナーの除去を行いその終了をま
って再び前記ブレード13aを引き離し、それより少し
後にトナー排出ローラ13bを引き離し新たな画像形成
のプロセスに入る。
【0029】上記本発明の現像装置を用いるカラー画像
形成装置として、像形成体がベルト状のものについて述
べたが、ドラム状の像形成体を有する画像形成装置につ
いても同様に用いることができる。
【0030】また、前記現像装置8A〜8Dは同一の構
成からなり、さらに、前記現像装置は、2成分現像剤を
収容するものと、1成分現像剤を収容するものなどを用
いることができる。以下2成分現像剤を収容する現像装
置は符号8、1成分現像剤を収容する現像装置を8aを
もって示す。
【0031】本発明の現像装置は、制御電極のない場合
の現像時の前記像形成体のトナー付着量をM0(mg/
cm2)、該制御電極を有する場合の現像時の前記像形
成体のトナー付着量をM(mg/cm2)、該制御電極
を前記現像剤搬送体の周面に沿って移動させた際の現像
時の前記像形成体の最大トナー付着量をMmax(mg/
cm2)とする時、該制御電極は、M0<M<Mmaxとな
る位置に設定することを特徴とするか、又は0.5≦M
0/Mmax≦0.8となるような交流成分を有する現像バ
イアス電圧を前記現像剤搬送体に印加することを特徴と
している。
【0032】以下、本発明の現像装置について説明す
る。
【0033】図1(a)及び図1(b)は本発明の現像
装置の一例(非磁性トナーと磁性キャリアとからなる2
成分の現像剤Dを収容し磁極上現像を行うもの)を示す
概略断面図及び要部拡大断面図である。
【0034】図において、81は現像剤搬送体である現
像スリーブで、アルミニウム等の非磁性材料からなり図
の矢示方向に回転可能である。82は現像スリーブ81
の内部に固設された複数のN,S磁極を周方向に有する
磁石ロールで、磁石ロール82の一つの磁極82aは現
像スリーブ81と感光体ベルト1との最近接位置81a
近傍の現像域Aの中に配設され、これを主磁極というこ
とにする。この現像スリーブ81と磁石ロール82とで
現像剤搬送機能を発揮する。磁石ロール82の主磁極8
2aを含む各磁極は500〜1,500ガウスの磁束密
度に磁化されており、その磁力によって現像スリーブ8
1上に現像剤Dの層すなわち、磁気ブラシを形成する。
この磁気ブラシは現像スリーブ81の回転によって同方
向に移動し現像域Aに搬送される。83は現像域Aの上
流側に現像剤Dの層に当接するよう設けた電気的絶縁材
よりなる絶縁性部材である絶縁部材83e上に電圧印加
可能な電極部83aと、さらに電極部83aの下流側に
絶縁部材83eを支持するために結合された支持部材8
3bよりなる制御電極で詳細は後述する。電極部83a
は金属等の導電性材料からなり絶縁部材83eの先端部
上に線状に一体に設けられる。
【0035】85A,85Bは現像剤Dを撹拌して成分
を均一にする撹拌スクリュー、86は磁気ブラシの高
さ、量を規制するため設けられた非磁性体あるいは磁性
体からなる現像剤規制手段である規制ブレード、87は
現像域Aを通過した磁気ブラシを現像スリーブ81上か
ら除去するクリーニングブレード、88は現像剤溜ま
り、89はケーシング、89aは制御電極83の支持部
材83bの基部をケーシング89に固定するためケーシ
ング89に設けられた支持部、90,90sは制御電極
83の支持部材83bを支持部89aに固定するための
押さえ板と止めネジである。
【0036】図2(a)及び図2(b)は、本発明の他
の例である非磁性1成分現像剤を収容する現像装置8a
の概略断面図及び要部拡大断面図であって、図1と同一
部分は同一符号を付してあり詳細な説明は省略する。
【0037】図において、85Aは現像剤Dを撹拌して
成分を均一にする撹拌スクリュー、85Cは現像剤Dを
撹拌しながら現像スリーブ81に供給するファーブラシ
である。86Aは現像剤層の厚さを規制する規制ブレー
ドで、現像スリーブ81とトナーを摺擦させてトナーを
帯電させるため、ウレタンゴム、シリコンゴム等の弾性
ゴムからなる弾性ブレードタイプが好ましい。
【0038】前記いずれの現像装置8,8aにおいて
も、現像スリーブ81上に形成される現像剤層は感光体
ベルト1の表面に接触せず間隙を保つように、現像スリ
ーブ81と規制ブレード86の間隙及び現像スリーブ8
1と感光体ベルト1の間隙Dsdは調整される。
【0039】また、現像スリーブ81には直流電源E1
と交流電源E2により保護抵抗R1を介して直流成分に交
流成分を重畳した交流バイアス電圧が印加される。さら
に、電極部83aには直流電源E3から保護抵抗R2を介
して直流成分のみのバイアス電圧が印加される。電極部
83aには、現像剤中のトナーと同極性の直流電圧を印
加するのがトナー付着防止の観点から好ましい。
【0040】以上の現像装置8,8aでは、交流バイア
ス電圧印加によって、感光体ベルト1と現像スリーブ8
1との間に形成する交番電界(これを第2の振動電界と
いうことにする)と共に、制御電極83の電極部83a
と現像スリーブ81との間に第1の振動電界を発生させ
るようにしてある。
【0041】この場合、電極部83aは感光体ベルト1
より現像スリーブ81に近接して設けてあるため第1の
振動電界の強さが第2の振動電界の強さより大となる。
【0042】上記第1の振動電界によってその電気力線
に直角の方向に、電極部83a付近に達した現像剤Dの
トナー粒子を振動させるので、そのトナー粒子をキャリ
アから分離飛翔させ、雲霞状のトナークラウドを十分に
発生させることができる。このトナークラウドは第2の
振動電界によって感光体ベルト1上の潜像に向う飛翔を
助けられ均一な現像が行われる。
【0043】この時、交流バイアス電圧は現像スリーブ
81のみに印加されているため、前記第1の振動電界と
第2の振動電界は同位相となり、トナー粒子を第1の振
動電界から第2の振動電界に円滑に移行させる。
【0044】以上の交流成分は波形が正弦波に限らず、
矩形波や三角波等であってもよい。そして周波数も関係
するが、電圧値は高い程現像剤Dの穂を振動させるよう
になって、キャリア粒子からトナー粒子の分離飛翔が行
われ易くなるが、反面、カブリや落雷現象のような絶縁
破壊が発生し易くなる。カブリの発生は直流成分で防止
し、絶縁破壊は、現像スリーブ81の表面を樹脂や酸化
皮膜等により絶縁ないしは半絶縁にコーティングするこ
と、あるいは現像剤Dのキャリア粒子に後述するような
絶縁性のキャリア粒子を用いること、等によって防止す
ることができる。
【0045】現像スリーブ81に印加されるバイアス電
圧の交流成分の周波数は100Hz〜20kHz、特に
1kHz〜10kHzであることが好ましい。
【0046】
【0047】また、hは、現像スリーブ81や感光体ベ
ルト1への放電防止、現像性確保の点から、 h=(0.2〜0.6)×Dsd であることが好ましい。
【0048】(第1発明)前記現像装置8及び現像装置
8aにおいて、制御電極83の設置位置は、図1(b)
及び図2(b)に示すように、現像域A内部又は現像域
Aより現像スリーブ81の回転に対し上流部にすると共
に、同一の現像バイアス電圧を印加した状態で、制御電
極83のない場合の現像時の感光体ベルト1のトナー付
着量をM0(mg/cm2)、制御電極83を有する場合
の制御電極83の任意の位置にした現像時の感光体ベル
ト1のトナー付着量をM(mg/cm2)、制御電極8
3を現像スリーブ81の周面に沿って移動させた際の現
像時の感光体ベルト1の最大トナー付着量をMmax(m
g/cm2)とする時、 M0<M<Mmax となる位置に設定するのが良い。
【0049】M≦M0となる設定位置では、制御電極8
3部分が現像に関与する割合が大きく、制御電極83に
よる穂立ちの抑制や現像剤の搬送が過剰に抑制され、現
像性が低いため使用不可能となる。
【0050】M=Mmaxとなる設定位置では、制御電極
83が現像に関与する割合が大きいため、電極部83a
のトナー汚れが大きくなり、また設定精度により画像濃
度が大きな影響を受け好ましくない。制御電極83の設
定位置は現像性が電極部83aの位置に鈍感になる位置
に設定するのが好ましい。
【0051】特に前記現像時の感光体ベルト1のトナー
付着量Mが M=(0.6〜0.9)×Mmax となる領域に設定すると、現像性に対する電極部83a
の影響が適度となり、電極部83aの汚れ等による画像
の濃度ムラや縦スジ等が発生しなくなる。
【0052】また、感光体ベルト1の現像時のトナー付
着量Mは、制御電極83が現像剤搬送方向上流側に配置
されるに従い、前記MmaxからM0に低下する領域がある
が、この領域に制御電極83aを設定するのが好まし
い。Mmaxとなる位置から下流側でM0→Mmaxとなる領
域では制御電極83が現像域Aに入り込み過ぎているた
め、現像に制御電極83の影響が大きく現れ、制御電極
83上の汚れや、うねり、反り等の影響が大きくなるた
め現像ムラや縦スジが発生し易い。
【0053】図4は制御電極83の設定位置と感光体ベ
ルト1の現像時のトナー付着量との関係を示すグラフで
ある。dは感光体ベルト1と現像スリーブ81との最近
接位置81aと制御電極83の下流側先端との間の距離
(mm)を表し、A,Bの領域は適正な現像が行われる
領域であり、特に好ましくはC,Dの領域であり、最も
好ましいのはDの領域である。
【0054】(第2発明)前記現像装置は次のように現
像バイアス電圧を選択することによってさらに、性能を
向上させることができる。
【0055】制御電極83のない場合の現像時の感光体
ベルト1へのトナー付着量をM0 (mg/cm)、制
御電極83を有する場合の現像時の感光体ベルト1への
トナー付着量をM(mg/cm2)、制御電極83を現
像スリーブ81の周面に沿って移動させた際の現像時の
感光体ベルト1への最大トナー付着量をMmax(mg/
cm2)とする時、 0.5≦M0/Mmax≦0.8 となるような交流成分を有する現像バイアス電圧を前記
現像剤搬送体に印加すると共に、 0.7≦M0/Mmax≦0.9 かつ M0<M となる位置に制御電極83を設定するのが好ましい。
【0056】M0/Mmax<0.5 となる場合は制御電極83の効果が大き過ぎて、電極部
83aの汚れ、制御電極83のそり、うねりによる縦ス
ジ、濃度ムラが発生し易い。
【0057】0.8<M0/Mmax となる場合は制御電極83への放電が起こり画像乱れが
発生し、制御電極83の効果が小さくなる。
【0058】図5は前記現像バイアス電圧を変えた場合
の制御電極83の設定位置と感光体ベルト1の現像時の
トナー付着量との関係を示すグラフである。図のdは感
光体ベルト1と現像スリーブ81との最近接位置81a
と制御電極83の下流側先端との間の距離(mm)を表
している。
【0059】図5は現像バイアス電圧を適正にし、ある
現像剤についてM0 =0.5(mg/cm2)、Mmax
0.9(mg/cm2)、すなわちM0/Mmax=0.5
6となるように選択したときのグラフで、バイアス電圧
の良好な場合を示す。
【0060】図6は現像バイアス電圧を過度に高くし
て、M0 =1.5(mg/cm2)、Mmax=1.8(m
g/cm2)、すなわちM0/Mmax=0.83となるよ
うに選択したときのグラフで、この場合は制御電極83
への放電が起き易く不適当である。
【0061】図7は現像バイアス電圧を低くして、M0
=0.3(mg/cm2)、Mmax=0.8(mg/cm
2)、すなわちM0/Mmax=0.38となるように選択
したときのグラフで、この場合は制御電極83の効果が
大き過ぎて画像の濃度ムラが起き易く不適当である。
【0062】反転現像の場合好ましいバイアス電圧は,
図1(a)及び図2(a)の各電源の電圧e1(E1の電
圧 ),e2(E2の電圧),e3(E3の電圧)は e1:トナーと同極性で絶対値で300〜2000V、 e2(V0-P):100V〜2000V、 e3:トナーと同極性で絶対値でe1に対し、0.5e1
<e3<1.5e1の範囲にあることが現像性の確保と電
極部83aのトナー付着を防止する点から好ましい。
【0063】Mmaxの制御はe1,e2を変更する他、e3
の調整でも行うことができる。
【0064】以上のようにバイアス電圧を設定すること
で制御電極83の効果を適正化し、縦スジや濃度ムラの
発生を防止することができる。
【0065】次ぎに、本発明の現像装置8,8aに用い
られる制御電極83の構成について説明する。
【0066】制御電極83は、図8(a)に示すよう
に、電極部83aを支持するセラミックからなる絶縁性
部材である絶縁部材83eと、その絶縁部材83eを支
持する支持部材83bからなる。絶縁部材83eと支持
部材83bは接着剤等によりそれぞれの一部を接着して
一体に結合される。
【0067】絶縁部材83eは狭い現像域Aの空間に設
置できるよう薄く、かつ制御電極83の全体の直線性を
保持するために、絶縁部材83eは下記のような材料よ
りなることが好ましい。
【0068】(絶縁部材83eの材質)絶縁部材83e
としては例えば、ポリエステル、ポリイミド、ガラスエ
ポキシ、エチレン−4フッ化エチレン共重合体、4フッ
化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体、ポリ4フッ
化エチレン、ポリアミドイミド、ポリスルホン、トリア
ジン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン
等の絶縁性樹脂、又はこれらをガラス繊維等で強化した
複合材料の他、紙、紙フェノール、ワニス、シリコンゴ
ム等の材料、また、セラミック系の材料として、アルミ
ナ(Al23)系、単結晶サファイア(Al23)、フ
ォルステライト(2MgO/SiO2)系、ステアタイ
ト(MgO/SiO2)系、ジルコン(ZrO2・Si
2)系、コージライト(2MgO・2Al23・5S
iO2)系、チタニア系、炭化珪素(SiC)系、窒化
珪素(Si34)系、ジルコニア(ZrO2)系、サーメ
ット系の各セラミックを用いることができる。
【0069】絶縁部材83eに適当な弾性を付与するた
めに、上記セラミックに5〜20重量%の樹脂を含有さ
せたものを用いても良い。また、現像スリーブ81側の
面の表面粗さを小さくするために、絶縁部材83eの表
面は研磨処理されていることが望ましい。
【0070】(電極部83aの形成法)以上の絶縁部材
83eに電解銅箔、焼きなまし電解銅箔、ベリリウム銅
箔等を接着剤によって貼り付け、従来公知のフォトポリ
マーを用いたフォトエッチング法、スクリーン印刷によ
るエッチングレジスト構成法により、絶縁部材83e上
に必要な電極部83aを形成する。この他、導電性イン
キを凸版、孔版、凹版、平版によって電極部83aに対
応して印刷する方法や、金属を蒸着する方法を用いるこ
とができる。
【0071】図8(b)は電極部83aの下流先端と絶
縁部材83eの下流先端が一致する例、図8(c),
(d)は絶縁部材83eの先端部にガラスエポキシ板等
の絶縁材よりなるひさし部材83cを接着剤等により接
着し、その絶縁部材83eとひさし部材83cとの間に
電極部83aを形成した例を示し、また図8(e)は上
記ひさし部材83cの先端下面に電極部83aを形成し
た例を示している。
【0072】制御電極83はまた、図9(a),
(b),(c),(d)に示すように、断面が円形又は
四辺形の線状電極を、絶縁部材83eの先端部に接着剤
等を用いて接着して、電極部83aを形成したものを使
用することができる。さらに、図9(e)に示すよう
に、絶縁部材83eの先端部に切り込み83fを設けそ
こに線状電極を埋め込んで電極部83aを形成すること
もできる。またさらに図9(f),(g)に示すよう
に、絶縁部材83eの先端部にひさし部材83cを設
け、そのひさし部材83cの先端下面に線状電極を接着
して電極部83aを設ける構成としてもよい。
【0073】(線状電極の材質)上記線状電極の材質
は、銅、銅−亜鉛、銅−カドミウム、リン青銅、銅−ベ
リリウム、コルソン合金、アルミニウム、アルミニウム
合金、タンタル、タングステン、ニッケル、モリブデ
ン、ステンレス鋼、金、チタン、クロム、パラジウム、
銀等の金属、酸化銅等の金属酸化物、ガラスに銅粉、グ
ラファイト、ニッケル、銀等ををコーティングした複合
物、又はグラファイト、カーボン繊維等の導電性材料を
用いることができる。これらの材料は、放電防止、防
錆、強度付与のため、絶縁被覆されていることが望まし
い。
【0074】(支持部材83bの材質)支持部材83b
の材質は、直線性が高く、かつ弾性を有する金属薄板が
好ましい。例えば、上記線状電極に用いる金属や合金を
用いることができるが、特にこれらのうち、コスト、可
撓性の観点からステンレス鋼の薄板を用いることが好ま
しい。
【0075】支持部材83bの厚さは、材質にもよる
が、絶縁部材83eとの結合の容易さを考慮して、0.
05mm〜1mmが好ましい。0.05mmより薄いと
絶縁部材83eと結合するとき、しわ、歪みが発生し易
くなる。1mmより厚くなると、弾性が失われ、制御電
極83の設定の自由度が狭くなる。
【0076】支持部材83bに上記金属薄板を用いる場
合、現像スリーブ81印加する電圧や感光体電位のリー
クを防止するために、金属薄板はフッ素系樹脂等により
絶縁被覆することが好ましい。
【0077】電極部83aの周方向の長さは、現像スリ
ーブ81の径や搬送速度にもよるが、0.05〜5m
m、特に0.1〜1mmが好ましい。0.05mm以下
では充分なトナークラウドを発生させることができず、
5mm以上ではトナーが振動によって帯電し、過剰帯電
となるため現像性が低下する。
【0078】制御電極83の電極部83aと絶縁部材8
3eとの厚みの和t(図8参照)は、感光体ベルト1と
現像スリーブ81との最近接距離である現像距離をDs
d(mm)とすると、 (1/10)Dsd<t<(2/3)Dsd であることが好ましい。
【0079】t>(2/3)Dsdでは、電極部83a
の上に感光体である誘電体が接近するため、電極部83
a上で電界強度が強くなり電極部83aに高いバイアス
電圧を印加した時に、潜像を乱したり、多色画像形成時
に像形成体である感光体ベルト1上の多色トナーを引き
はがす恐れがある。
【0080】t<(1/10)Dsdでは、電極部83
aが感光体ベルト1から離れるため、電界が弱まり充分
なトナークラウドが形成されない。また、絶縁部材83
eが薄くなりその剛性が低くなり割れ易くなる。
【0081】制御電極83の厚みは、マイクロメータ
(ミツトヨ製、M320−25A)によって、制御電極
83の現像スリーブ81の回転軸方向について20点測
定して値の平均値を制御電極83の厚みtとした。
【0082】図10は電極部83aの幅と現像域Aの幅
との関係を示す図である。図10において、W3は電極
部83aの幅(現像スリーブ81の軸方向の長さ)、W
4は現像スリーブ81a上の現像域Aの幅(現像剤D層
の幅)とすると、W3>W4として、電極部83aに直流
電圧を印加するためのターミナル部83a2も、現像域
Aの幅W4より外側になる部分に設け、不要なトナーク
ラウドの発生を防止する。
【0083】さらに、現像スリーブ81の表面粗さRz
1(μm)と絶縁部材83eの現像スリーブ81に対向
する面の粗さRz2(μm)は、Rz2≧Rz1になる
と、現像スリーブ81上に搬送される現像剤が絶縁部材
83eに搬送を阻害されて、現像域Aへのトナー搬送量
が低下し画像濃度低下を起こす。Rz1は0.2μm〜
20μmの範囲、Rz2は0.02μm〜5.0μmの
範囲にあるのが、良好な搬送性と、画像乱れのない、高
い濃度の画像を得るのに好ましい。なお、表面粗さRz
はJIS B 0601に準じ、ミツトヨ製Surft
est−402を用いて、基準長さ25mmで測定を行
った。
【0084】次に、現像剤(トナー及びキャリア粒子)
について説明する。
【0085】一般にトナー粒子は、平均粒径が小さくな
ると、定性的に粒径の二乗に比例して帯電量が減少し、
相対的にファンデルワールス力のような付着力が大きく
なって、飛散し易くなり、カブリが発生し易くなる一
方、磁気ブラシのキャリア粒子から離れにくくなったり
する。そして、従来の磁気ブラシ現像方法では、平均粒
径が10μm以下になると、このような問題が顕著に現
れるようになる。その点を本発明の現像装置では磁気ブ
ラシによる現像を二重の振動電界下で行うことで解消す
るようにしている。
【0086】トナーの体積平均粒径D50(μm)が大き
くなると、既に触れているように、画像の荒れが目立つ
ようになる。D50が10μm以下の微粒子化したトナー
を用いると、解像力は格段に向上して、濃淡差も忠実に
再現した鮮明な高画質画像を与えるようになる。D50
20μm以上では、画質の低下を生じ、1μm以下にな
ると摩擦によるキャリアへの付着(トナースペント)や
キャリア被覆率が高くなるため、帯電不良、飛散等が起
こり易くなる。
【0087】以上の理由からトナーの体積平均粒径D50
は1〜20μm、好ましくは4μm<D50<8μmであ
る。
【0088】D50>8μmでは粒径が大きく解像力が不
足し、D50<4μmでは凝集力が大きく、摩擦帯電不良
となり易い。
【0089】ここで、平均粒径に用いた体積平均粒径D
50はコールターカウンターTA−II型(アパーチャー1
00μm、コールター社製)で測定された。
【0090】また、トナー粒子が電界に追随するため
に、トナー粒子の帯電量の絶対値は2成分現像剤におい
ては1〜3μC/gより大きいこと好ましくは3〜50
μC/gであること、1成分現像剤においては絶対値で
1〜30μC/g、特に1〜20μC/gにするのがが
現像性確保、カブリや飛散防止の観点から望ましい。
【0091】ここで上記非磁性トナーの平均帯電量Q1
は、2cm×5cmの導電性板を、前述した規制ブレー
ド86Aを備え、直径20mmの現像スリーブ81を有
する現像装置(8a)に、最近接距離0.7mmで対向
させ、現像スリーブ81に帯電させた1成分現像剤を供
給して200rpmで回転させながら現像スリーブ81
にDCとACの重畳電圧(例えばDC;1000V、A
C;750VO-P、AC周波数8kHz)を印加して、
前記導電性板上に現像剤中のトナーを現像し、このトナ
ーが現像された導電性板をファラデーゲージに接続して
トナーを窒素ガスによって吹き飛ばし、このとき飛ばさ
れたトナーの電荷量と重量とを測定することにより得ら
れる値である。
【0092】このようなトナーのバインダー樹脂として
は、スチレン系樹脂,ビニル系樹脂,エチル系樹脂,ロ
ジン変性樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミド樹脂,エポ
キシ樹脂,ポリエステル樹脂や、これらのスチレン−ア
クリル系樹脂等の共重合体樹脂又は混合した樹脂等が好
ましい。これらの樹脂にカラー顔料等の着色成分や、必
要に応じて帯電制御剤、ワックス等の離型剤等を加え
て、従来公知の粉砕造粒法,懸濁重合法,乳化重合法等
のトナー製造方法と同等の方法によって作ることができ
る。また、これらの樹脂中に磁性体を含有させた磁性1
成分トナーも用いることができる。
【0093】1成分現像剤としては上記磁性トナーに、
コロイダルシリカ等の流動化剤を添加して、そのまま現
像剤として用いることができる。
【0094】2成分現像剤を用いる現像装置8は、像形
成体である感光体ベルト1に対して非接触に保ち、第1
及び第2の振動電界によってトナークラウドを発生さ
せ、感光体ベルト1への分離飛翔を向上させ、静電像へ
の選択吸着性を向上させて、キャリア粒子の感光体ベル
ト1への付着を防止し、従ってトナー粒子やキャリア粒
子に微粒子のものを用いることを可能にして、高画質画
像の現像が行われるようになるが、2成分現像法におい
ては上記トナーと次のようなキャリア粒子からなる現像
剤Dを用いることが好ましい。
【0095】一般に磁性キャリア粒子は平均粒径が大き
いと、現像スリーブ81上に形成される磁気ブラシの穂
の状態が粗くなるために、電界により振動を与えながら
静電潜像を現像しても、トナー像にムラが現れ易く、穂
におけるトナー濃度が低くなるので高濃度の現像が行わ
れない等の問題点がある。この問題点を解消するには、
磁性キャリア粒子の平均粒径dcを小さくすればよく、
実験の結果体積平均粒径dcが10〜60μm、好まし
くは20〜50μmであると上記問題点は発生しないこ
とが判明した。
【0096】dcが10μm以下であると、キャリアを
十分に磁化させることが困難で、トナー粒子と共に感光
体ベルト1表面に付着するようになったり、飛散し易く
なる。
【0097】また、dcが60μm以上になると、キャ
リアの比表面積が小さくなるため、トナーを十分に帯電
することができない。また、被覆率が高くなるためトナ
ー飛散も起こり易くなる。
【0098】上記体積平均粒径dcは、湿式分散機を備
えたレーザ回折式粒度分布測定装置「HEROS」(S
YMPATEC社製)により測定される。先ず、湿式分
散機で磁性粒子数10mgを界面活性剤と共に水50m
gに分散させ、次いで超音波ホモジナイザー(出力15
0W)で発熱による再凝集が起こらぬよう注意しなが
ら、1〜10分間分散する前処理を行った後に測定した
値である。
【0099】キャリアの磁化の強さ(σ1000)は、
5〜60emu/g、好ましくは10〜40emu/g
である。この強さは現像スリーブ81上の磁束密度にも
よるが、現像スリーブ81の一般的な磁束密度が500
〜1,200ガウスにおいては、5emu/g未満では
磁気的な束縛力が働かずキャリア飛散の原因となる。ま
た、60emu/gを超えるとキャリアの穂立ちが高く
なり過ぎ、感光体ベルト1と非接触状態を保つことが困
難になる。
【0100】キャリアの磁化の強さの測定は、キャリア
粒子を0.25cm×3cm2の試料セルにタッピング
しながら充填した後、試料をピックアップコイルに付け
て磁化器にセットし、直流磁化特性自動記録装置「TY
PE3257」(横河北辰電機社製)を用いてX−Yレ
コーダにヒステリシスカーブを描かせることにより行わ
れる。
【0101】このような磁性キャリアは、磁性体として
従来の磁性キャリアにおけると同様の、鉄,クロム,ニ
ッケル,コバルト等の金属、あるいはそれらの化合物や
合金、例えば、四三酸化鉄,γ−酸化第二鉄,二酸化ク
ロム,酸化マンガン,フェライト,マンガン−銅系合
金、といった強磁性体の球形化された粒子、又はそれら
の球形磁性体粒子の表面をスチレン系樹脂,ビニル系樹
脂,エチル系樹脂,ロジン変性樹脂,アクリル系樹脂,
ポリアミド樹脂,エポキシ系樹脂,ポリエステル系樹
脂,シリコン系樹脂、フッ素系樹脂等の単独、又は共重
合体で球形に被覆することで得られる。
【0102】また、これらの樹脂の中に、磁性体微粒子
を分散して含有させた、いわゆる樹脂分散型キャリアも
用いることができる。
【0103】以上を纏めると、本発明の現像装置におい
て、好ましいトナー粒子は、キャリア粒子について述べ
たような樹脂及びさらには磁性体の微粒子を用い、それ
にカーボン等の着色成分や必要に応じて帯電制御剤等を
加えて、従来公知のトナー粒子製造方法と同様の方法に
よって作ることができる体積平均粒径が20μm以下、
特に好ましくは3〜10μmの粒子からなるものであ
る。
【0104】本発明の2成分現像剤を用いる現像装置8
には、以上述べたような球状のキャリア粒子とトナー粒
子とが従来の2成分現像剤におけると同様の割合で混合
した現像剤が好ましく用いられるが、キャリアとして、
一般のコーティングキャリア(密度5〜8g/cm3
を使用した場合、現像剤中のトナー濃度は2〜30重量
%、好ましくは5〜20重量%である。
【0105】2重量%より小であると、現像に必要なト
ナー数が確保できなく、被覆率が低下するため帯電過
剰、現像性低下を招く。
【0106】30重量%より大であると、被覆率が大と
なり、帯電不良、トナー飛散が起こり易くなる。
【0107】ただし、現像剤中のキャリアとして前述し
たような密度の比較的軽い(2〜4g/cm3)樹脂分
散型キャリアを用いた場合の現像剤中のトナー濃度は、
一般の樹脂被覆キャリアを用いる場合よりもやや高く、
5〜40重量%、より好ましくは10〜30重量%とす
るのがよい。
【0108】〔本発明の実施例と比較例のテスト〕 (第1発明の比較テスト)実施例1,2及び比較例1〜
3は1成分現像剤を用いるもので、図2に示した現像装
置8aを用い、感光体ベルト1はOPC感光体で、その
周速は180mm/sec.、感光体ベルト1上に形成
された静電潜像の最高電位は−850V(非画像部電
位)、最低電位はー50V(画像部電位)、現像スリー
ブ81の外径20mm、現像スリーブ81の回転数17
2rpm、現像スリーブ81の表面粗さRz1=2.5μ
mで、その他のプロセス条件は後述の表1に記載した通
りである。
【0109】実施例3,4、比較例4〜6は2成分現像
剤を用いるもので、図1に示した現像装置8を用い、感
光体ベルト1はOPC感光体で、その周速は180mm
/sec.、感光体ベルト1上に形成された静電潜像の
最高電位は−850V(非画像部電位)、最低電位は−
50V(画像部電位)、現像スリーブ81の外径20m
m、現像スリーブ81の回転数390rpm、現像スリ
ーブ81の表面粗さRz1=1.8μm、磁石ローラ82
の磁極の強さは700ガウスで、その他のプロセス条件
は後述の表1に記載した通りである。
【0110】実施例1〜4の制御電極83は図11に示
す構成と寸法のもので、絶縁部材83eとして厚さ0.
1mmのガラスエポキシ板を用い、図11に図示したよ
うに、電極部83aは、周方向の幅0.5mm、厚さ
0.02mmの銅泊を用いてラミネートエッチング法に
よって形成した。さらに、厚さ0.1mmのステンレス
鋼板からなる支持部材83bを接着剤によって絶縁部材
83eに装着し、この制御電極83を、現像装着8のケ
ーシング89に固定した。絶縁部材83eの現像スリー
ブ81側の表面粗さはRz=0.8μm、電極部83a
の高さhは0.25mmである。
【0111】比較例1〜3の制御電極83も図11に示
す構成と寸法を有するもので、絶縁部材83eとして厚
さ0.1mmのガラスエポキシ板を用い、電極部83a
は、周方向の幅0.5mm、厚さ0.02mmの銅泊を
用いてラミネートエッチング法によって形成した。
【0112】いずれの実施例及び比較例の現像剤の規制
ブレード86,86Aはウレタンゴムよりなる弾性ブレ
ードを用いた。1成分現像剤を用いたときの制御電極8
3の設定位置d(mm)は図15,表1に示した値と
し、また2成分現像剤を用いたときの制御電極83の設
定位置d(mm)は図16,表1に示した値としてい
る。
【0113】そして下記のトナーを用いている。
【0114】(1成分現像剤)(実施例1,2、比較例
1〜3用) スチレン−アクリル樹脂100重量部、カラー顔料10
重量部、ニグロシン2重量部を溶融・混練した後、粉砕
・分級して、体積平均粒径5.5μmのイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各トナーを得た。この各トナ
ーに流動化剤としてコロイダルシリカをそれぞれ2重量
部添加したものをそのまま現像剤として用いた。
【0115】帯電量Q1は、Y;−3.2μC/g、
M;−2.7μC/g、C;−3.2μC/g、K;−
3.4μC/gである。
【0116】(2成分現像剤)(実施例3,4,11,
12、比較例4〜6,11〜15用) キャリア:磁化の強さが25emu/gの、球形フェラ
イト粒子に、メチルメタクリレート/スチレン共重合樹
脂を、表面被覆して得た球形キャリア。体積平均粒径は
45μm。
【0117】トナー:スチレン−アクリル樹脂100重
量部、カラー顔料10重量部、ニグロシン1重量部を溶
融・混練した後、粉砕・分級して、体積平均粒径5.5
μmのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナ
ーを得た。この各トナーに流動化剤としてコロイダルシ
リカをそれぞれ2重量部添加したものを実際には用い
た。
【0118】現像剤の調整 これらのトナー、キャリアを、トナーの濃度が7wt%
となるように混合して現像剤を調整した。
【0119】帯電量は、Y;−20.5μC/g、M;
−21.3μC/g、C;−20.7μC/g、K;−
22.0μC/gである。
【0120】(制御電極83の設定位置) イ)1成分(実施例1,2、比較例1〜3) 上記制御電極83を備え、Dsd=0.3mmとした現
像装置によって、図15(a)に示す電圧条件で電極設
定位置d(mm)を変化させて感光体ベルト1へのトナ
ー付着量Mを調べた。同時に、同一の印加電圧で、制御
電極83を有しない場合の感光体ベルト1のトナー付着
量M0も調べた。
【0121】感光体ベルト1上のトナー付着量M、M
max、M0の測定方法としては、感光体上に所定のバイア
ス(図15(a)に記載されたバイアスで、最高濃度画
像部分(本例では感光体表面電位−50V部分))のベ
タ画像を感光体上に形成する。このトナーを、面積(c
2)と重量(mg)を予め測定してる粘着テープによ
り感光体から剥離し重量を測定する。トナー剥離前後の
テープの重量差とテープの粘着面の面積から、 トナー付着量M(mg/cm2)=テープ重量差(m
g)/テープ粘着面面積(cm2) で算出される。トナー付着量Mmaxの求め方としては、
制御電極83の位置を、シックネスゲージ等を用いて、
0.05mm単位で現像剤搬送体の周方向(d方向)に
移動させながら現像を行い、上記測定を繰り返し、最も
付着量が多かった場合をMmax、制御電極を装着せずに
同様に感光体上のトナー付着量を調べたものをM0とし
た。
【0122】制御電極83の設定位置を、それぞれ表1
に示したd(mm)の値に設定して比較実験を行った。
【0123】ロ)2成分(実施例3,4、比較例4〜
6) 上記制御電極83を備え、Dsd=0.5mmとした現
像装置によって、図16(a)に示す電圧条件で電極設
定位置d(mm)を変化させて感光体ベルト1へのトナ
ー付着量Mを調べた。同時に、同一の印加電圧で、制御
電極83を有しない場合の感光体ベルト1のトナー付着
量M0も調べた。
【0124】感光体ベルト1上のトナー付着量M、M
max、M0の測定方法としては、感光体上に所定のバイア
ス(図16(a)に記載されたバイアスで、最高濃度画
像部分(本例では感光体表面電位−50V部分))のベ
タ画像を感光体上に形成する。このトナーを、面積(c
2)と重量(mg)を予め測定している粘着テープに
より感光体から剥離し重量を測定する。トナー剥離前後
のテープの重量差とテープの粘着面の面積から、 トナー付着量M(mg/cm2)=テープ重量差(m
g)/テープ粘着面面積(cm2) で算出される。トナー付着量Mmaxの求め方としては、
制御電極83の位置を、シックネスゲージ等を用いて、
0.05mm単位で現像剤搬送体の周方向(d方向)に
移動させながら現像を行い、上記測定を繰り返し、最も
付着量が多かった場合をMmax、制御電極を装着せずに
同様に感光体上のトナー付着量を調べたものをM0とし
た。
【0125】制御電極83の設定位置を、それぞれ表1
に示したd(mm)の値に設定して比較実験を行った。
【0126】
【表1】
【0127】これらの現像プロセス、キャリア、トナー
を用い、図15,16及び表1中に示した条件で、5万
枚のフルカラー画像記録を行ったところ、実施例1〜4
では、最初から最後まで、縦スジ、画像ムラがなく、画
像濃度、解像力の高い画像を安定して得ることができ
た。
【0128】一方、これに対し、比較例1〜6では、表
1に示したように、1万あるいは1万5千コピーで、制
御電極83の汚れによる縦スジや画像ムラが発生する、
又は現像性不足により、安定した画像形成を行うことが
できなかった。
【0129】(第2発明の比較テスト)第1発明の比較
テストと全く同一の装置と2成分現像剤を用い(実施例
11,12、比較例11〜15)、制御電極83の設定
位置、現像スリーブ81に印加するバイアス電圧その他
の条件を、表2,図12〜14に示した値に設定して比
較実験を行った。
【0130】
【表2】
【0131】表2の条件で5万枚のフルカラー画像記録
を行ったところ、実施例11,12では、最初から最後
まで、縦スジ、画像ムラがなく、画像濃度、解像力の高
い画像を安定して得ることができた。
【0132】一方、これに対し、比較例11〜15で
は、表2に示したように、数千コピーで、制御電極83
の汚れ、うねり、反りによる縦スジや現像ムラの発生、
又は現像性不足により、安定した画像形成を行うことが
できなかった。
【0133】
【発明の効果】本発明によるときは、制御電極法の問題
点を解決し、制御電極板のうねり、反りによる、縦ス
ジ、現像ムラ等がなく、解像度及び現像性の高い高画質
の画像を安定して得られる非接触現像の現像装置を提供
することができることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一例を示す概略断面図及び
要部拡大断面図である。
【図2】本発明の現像装置の他の例を示す概略断面図及
び要部拡大断面図である。
【図3】本発明の現像装置を備えたカラー画像形成装置
の一例を示す概略構成図である。
【図4】第1発明の現像装置の制御電極の設定位置と現
像時の像形成体のトナー付着量との関係を示すグラフで
ある。
【図5】第2発明の現像装置の制御電極の設定位置と現
像時の像形成体のトナー付着量との関係を示すグラフで
ある。
【図6】図5の電極設定位置とトナー付着量との他の関
係を示すグラフである。
【図7】図5の電極設定位置とトナー付着量とのさらに
他の関係を示すグラフである。
【図8】図1及び図2の制御電極の構成を示す断面図で
ある。
【図9】図1及び図2の制御電極の他の構成を示す断面
図である。
【図10】図1及び図2の現像剤搬送体と電極部等との
幅の関係を示す平面図である。
【図11】比較テストの実施例及び比較例に用いた制御
電極の断面図である。
【図12】実施例11、12及び比較例11〜13の条
件を示すグラフである。
【図13】比較例14の条件を示すグラフである。
【図14】比較例15の条件を示すグラフである。
【図15】1成分現像での実施例1,2、比較例1〜3
での制御電極の設定位置と、トナー付着量を示すグラフ
である。
【図16】2成分現像での実施例4〜6での制御電極の
設定位置と、トナー付着量を示すグラフである。
【符号の説明】
1 感光体ベルト(像形成体) 8,8A〜8D,8a 現像装置 81 現像スリーブ(現像剤搬送体) 82 磁石ロール 82a 主磁極 83 制御電極 83a 電極部 83b 支持部材 83c ひさし部材 83e 絶縁部材(絶縁性部材) 86,86A 規制ブレード A 現像域 E1,E3 直流電源 E2 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−140789(JP,A) 特開 平7−333983(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 502 G03G 15/06 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に対向して設けられた現像剤搬
    送体と、該現像剤搬送体と前記像形成体との間隙に絶縁
    性部材によって支持され、電圧印加可能な電極部を有す
    る制御電極を配した現像装置において、 該制御電極のない場合の現像時の前記像形成体のトナー
    付着量をM0(mg/cm2)、 該制御電極を有する場合の現像時の前記像形成体のトナ
    ー付着量をM(mg/cm2)、 該制御電極を前記現像剤搬送体の周面に沿って移動させ
    た際の現像時の前記像形成体の最大トナー付着量をM
    max(mg/cm2)とする時、 該制御電極は、 M0<M<Mmax となる位置に設定し、かつ 0.5≦M 0 /M max ≦0.8 となるような交流成分を有する現像バイアス電圧を前記
    現像剤搬送体に印加 することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記制御電極は現像時の前記像形成体の
    トナー付着量Mが M=(0.6〜0.9)×Mmax となる位置に設定することを特徴とする請求項1に記載
    の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記制御電極は、 現像時の前記像形成体のトナー付着量Mが、現像剤搬送
    方向上流側に配置されるに伴い、前記MmaxからM0に低
    下する領域に設定することを特徴とする請求項1に記載
    の現像装置。
  4. 【請求項4】 像形成体に対向して設けられた現像剤搬
    送体と、該現像剤搬送体と前記像形成体との間隙に絶縁
    性部材によって支持され、電圧印加可能な電極部を有す
    る制御電極を配した現像装置において、 該制御電極のない場合の現像時の前記像形成体のトナー
    付着量をM0(mg/cm2)、 該制御電極を有する場合の現像時の前記像形成体のトナ
    ー付着量をM(mg/cm2)、 該制御電極を前記現像剤搬送体の周面に沿って移動させ
    た際の現像時の前記像形成体の最大トナー付着量をM
    max(mg/cm2)とする時、 0.5≦M0/Mmax≦0.8 となるような交流成分を有する現像バイアス電圧を前記
    現像剤搬送体に印加し、かつ、 0.7≦M 0 /M max ≦0.9 かつ M 0 <M となる位置に前記制御電極を設定 することを特徴とする
    現像装置。
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