JPH09211965A - 現像装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びカラー画像形成装置

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JPH09211965A
JPH09211965A JP8016713A JP1671396A JPH09211965A JP H09211965 A JPH09211965 A JP H09211965A JP 8016713 A JP8016713 A JP 8016713A JP 1671396 A JP1671396 A JP 1671396A JP H09211965 A JPH09211965 A JP H09211965A
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toner
image forming
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Application number
JP8016713A
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English (en)
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Isao Endo
勇雄 遠藤
Toru Komatsu
小松  徹
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の縦スジ、現像ムラ等がなく、解像度と
現像性の高い画像を安定して得られる非接触現像装置を
提供する。 【構成】 像形成体である感光体ドラム10に対向して
設けられた、現像剤Dを搬送する現像スリーブ130と
感光体ドラム10との間隙に現像剤Dに当接した制御電
極板80を有する現像装置において、その制御電極板8
0の設置位置は、制御電極板80が現像剤層に接し、か
つ感光体ドラム10と現像スリーブ130の中心を通る
中心線pに垂直な接線Mに対し、現像スリーブ130側
に位置していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式複写装置等
の画像形成装置において、1成分又は2成分の現像剤を
用いて静電潜像を非接触現像する現像装置及び非接触現
像する現像装置を備えたカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置等に用いられる
現像方法の一つとして、非磁性トナーからなる1成分現
像方法がある。この現像方法は、表面を粗面にして回転
可能に支持された円筒状のスリーブを有し、この現像ス
リーブ表面に帯電したトナーを支持し、現像領域に搬送
して現像を行うものである。
【0003】また、1成分現像法に対して、一般に粒径
が数十〜数百μmの磁性キャリアと、平均粒径10μm
前後の非磁性トナーからなる2成分現像剤を用いた2成
分現像方法も多く用いられている。
【0004】いずれの現像法も、トナー粒子として平均
粒径10μm前後のものを用いているため、繊細な線や
点或いは濃淡差等を再現する高画質画像が得られにくい
という問題がある。こうした高画質な画像を得るために
は、トナー粒子及びキャリア粒子をより微粒子にするこ
とが必須であると考えられる。しかし、トナー粒子を特
に10μm以下の微粒子にすると、現像時のクーロン
力に対して相対的にファンデルワールス力の影響が大き
くなるため、像背景の他部分にもトナー粒子が付着する
いわゆるカブリが生ずるようになり、現像剤搬送体への
直流バイアス印加によっても防ぐことが困難となる。
トナーの凝集も起こりやすく、帯電制御が困難となる。
2成分現像法においては、トナーのキャリア被覆率が
高くなるため、さらに帯電制御が困難となる。キャリ
ア被覆率を低下させるため、キャリア粒子を小さくして
いくと、キャリア粒子も像形成体の静電潜像部分に付着
するようになる。この原因としては、磁気バイアスの力
が低下して、キャリア粒子がトナー粒子と共に像形成体
側に付着したためと考えられる。また、バイアス電圧が
大きくなると、像背景の他部分にもキャリア粒子が付着
するようになる。
【0005】トナー、キャリアの微粒子化には、上述の
ような副作用の方が目立って、鮮明な画像が得られない
という問題があるため、実際に微粒子化を行うことは困
難であった。
【0006】この問題を解決する方法として現像域上流
部に電極部を有する板状部材を現像スリーブに当接し、
前記電極部と前記現像スリーブ、及び前記現像スリーブ
と感光体の間に、前者の方が強くなるような振動電界を
形成し、現像剤中のトナーをクラウド化して現像を行う
方法が、特開平5−346736号公報、特開平6−1
75485号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した制御
電極板法では、制御電極板の長手方向(スリーブ軸方
向)のうねりや反りによって、前記現像スリーブと前記
電極部間の距離が変化するため、現像性が不均一とな
り、縦スジや現像ムラが発生し画質低下を引き起こす。
【0008】また、制御電極板にトナーが堆積して、像
形成体上の画像を汚したり、トナーが堆積した部分は、
その厚さ分だけ誘電率が増加するため、現像性が高くな
り均一な濃度の画像が得られなくなるという問題点があ
った。
【0009】本発明は、前記制御電極板法の問題点を解
決し、制御電極板のうねり、反りによる、縦スジ、現像
ムラ等の発生がなく、解像度及び現像性の高い、均一で
高画質な画像を、安定して得られる非接触現像装置及び
カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体に
対向して設けられ現像剤を搬送する現像剤搬送体と、該
現像剤搬送体と前記像形成体との間隙に前記現像剤に当
接した制御電極板を有する現像装置において、前記現像
剤層に接し、かつ前記像形成体と前記現像剤搬送体の中
心を通る中心線に垂直な接線に対し、前記制御電極板の
全体が前記現像剤搬送体側に位置していることを特徴と
する現像装置(第1発明)によって達成される。
【0011】また、前記接線と前記制御電極板との間隙
をg2(μm)、前記現像剤と前記像形成体との間隙を
1(μm)とするとき、g2=(0〜2)×g1である
ことを特徴とする前記現像装置。
【0012】さらに、前記現像剤として、少なくともキ
ャリアとトナーとからなる2成分現像剤を用いる場合
は、前記像形成体と前記現像剤搬送体との最近接距離を
0(μm)とするとき、前記g1と前記g0の関係がg1
=(0.1〜0.5)×g0であることを特徴とする前
記現像装置。
【0013】あるいは、前記現像剤が、少なくともトナ
ーよりなる1成分現像剤を用いる場合は、前記g1と前
記g0との関係がg1=(0.3〜0.9)×g0である
ことを特徴とする前記現像装置。
【0014】さらにまた、前記制御電極板先端と前記中
心線との間隔d(μm)はd=(2〜10)×g0であ
ることを特徴とする前記現像装置は好ましい実施態様で
ある。
【0015】さらに、上記現像装置は、像形成体に対
し、複数組の帯電手段、像露光手段及び現像手段を配設
し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を
繰り返して像形成体上にトナー像を重ね合わせて形成
後、前記トナー像を転写材に一括して転写するカラー画
像形成装置において、前記像露光手段は前記像形成体内
に配置すると共に、前記露光手段による像露光位置を前
記現像手段の現像ケーシング内とし、現像中心から現像
ケーシングまでの位置をL1、現像中心から像露光位置
までの距離をL2、現像中心からの現像領域の幅をw1
像形成体の電位低下時間をT、プロセススピードをvと
するとき、L1>L2>vT+w1であるカラー画像形成
装置に好ましく用いられる。
【0016】
【発明の実施の形態】図3ないし図5は本発明の現像装
置を好適な現像手段(現像器)として備えたカラー画像
形成装置の一例を示す概略構成図である。
【0017】10はドラム状の像形成体すなわち感光体
ドラムで、光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透
明部材によって形成される円筒状の基体の外周に透明導
電層,有機感光層(OPC)を塗布したものである。
【0018】この画像形成装置では、画像露光用の露光
ビームの結像点である感光体ドラムの光導電体層におい
て、光導電体層の光減衰特性(光キャリア生成)に対し
て適正なコントラストを付与できる波長の露光光量を有
していればよい。従って、本発明における感光体ドラム
の透明基体の光透光率は、100%である必要はなく、
露光ビームの透過時にある程度の光が吸収されるような
特性があっても構わない。透光性基体の素材としては、
ソーダガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラスや
一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートなどの
各種透光性樹脂が使用可能である。また、透光性導電層
としては、インジウム、スズ・酸化物(ITO)、酸化
錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅やAu、Ag、
Ni、Alなどからなる透光性を維持した金属薄膜が用
いられ、成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法、浸漬塗工
法、スプレー塗布法などが利用される。また、光導電体
層としては、アモルファスシリコン(a−Si)合金感
光層、アモルファスセレン合金感光層や、各種有機感光
層(OPC)が使用可能である。
【0019】前記感光体ドラム10は一方の端部のフラ
ンジ10Aが後述するカートリッジ30の備えるガイド
ピン30Pによって軸受支持され、他方の端部のフラン
ジ10Bが装置本体の基板40の備える複数のガイドロ
ーラ40Rに外嵌して外周の歯車10Gを駆動歯車40
Gに噛合し、その動力により前記の透明導電層を接地し
た状態で時計方向に回転される。
【0020】11はスコロトロン帯電器で感光体ドラム
10の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持さ
れたグリッドと放電ワイヤによるコロナ放電とによって
帯電作用を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を
与える。
【0021】12は感光体ドラム10の軸方向に配列し
た発光素子をアレイ状に一列に並べたFL,EL,P
L,LEDや、発光素子と光シャッタ機能をもつ素子を
一列に並べたLISA,PLZT,LCSと等倍結像素
子としてのセルフォックレンズとから構成される露光光
学系で、別体の画像読み取り装置によって読み取られた
各色の画像信号がメモリより順次取り出されて前記の各
露光光学系12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0022】前記の各露光光学系12は何れも装置本体
の基板40に対しガイドピン40P1を案内として固定
した円柱状の支持部材20に取り付けられて前記感光体
ドラム10の基体内部に収容される。
【0023】13(Y)ないし13(K)はイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およびK(黒
色)の各現像剤を収容する現像器で、それぞれ感光体ド
ラム10の周面に対し所定の間隙を保って同方向に回転
する現像スリーブ130を備えている。
【0024】前記の各現像器13は、詳細は後述するが
前述した帯電器11による帯電,露光光学系12による
像露光によって形成される感光体ドラム10上の静電潜
像を現像バイアス電圧の印加により非接触の状態で反転
現像する。
【0025】次に本装置におけるカラー画像形成装置の
プロセスについて説明する。
【0026】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
は、コンピュータで編集された画像を、Y,M,Cおよ
びKの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納
される。
【0027】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により前記の駆動歯車40Gが回動して感光体
ドラム10を時計方向へと回転し、同時に帯電器11
(Y)の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与
が開始される。
【0028】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号
による露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0029】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
【0030】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらに帯電器11(M)の帯電
作用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13(M)によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成していく。
【0031】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)および現像器13(C)によって
さらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また帯電器11(K)、露光光学系12(K)およ
び現像器13(K)によって第4の色信号に対応する黒
色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光
体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
【0032】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た透明の基体を透して行われる。従って第2,第3およ
び第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に形成
されたトナー像の影響を全く受けることなく行われ、第
1の色信号に対応する画像と同等の静電潜像を形成する
ことが可能となる。なお各露光光学系12の発熱による
感光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止
は、前記支持部材20に熱伝導性の良好な材料を用い、
低温の場合はヒータ201を用い、高温の場合はヒート
パイプ202を介して外部に放熱する等の措置を講ずる
ことにより支障のない程度迄抑制することができる。ま
た各現像器による現像作用に際しては、それぞれ現像ス
リーブ130に対し直流あるいはさらに交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像器の収容する一成分或いは
2成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明
電導層を接地する感光体ドラム10に対してトナーと同
極性の直流バイアスを印加して、露光部にトナーを付着
させる非接触の反転現像が行われるようになっている。
【0033】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は転写器14Aにおいて給紙カ
セット15より搬送されタイミングローラ16の駆動に
よって同期して給紙される転写紙に転写される。
【0034】トナー像の転写を受けた転写紙は、除電器
14Bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離し、定着装置17においてトナーを溶着したのち排紙
ローラ18を介して装置上部のトレイ上に排出される。
【0035】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10
はクリーニング装置19において残留トナーを除去,清
掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するかもしくは
一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成にかか
る。
【0036】前記の感光体ドラム10、各帯電器11、
各現像器13とさらにクリーニング装置19はカートリ
ッジ30に収容され一体化された状態で像露光手段に負
荷や衝撃を与えることなく、光学系12を有する支持部
材20を残して装置本体内に着脱出来るように構成され
ている。着脱時に支持部材20を残す構成は、ヒータ2
01,ヒートパイプ202、LEDを動作させるリード
線203や光学系12を感光体の回動や感光体の着脱に
もかかわらず支持部材20に固定しておくことができる
特長を有している。また感光体ドラム10の軸心を決め
るのに利用することもできる。
【0037】図5は本発明による露光光学系12の感光
体ドラム10上での露光位置を、現像器13の現像ケー
シング138内で現像スリーブ130の上流側に設けた
状態を示したもので、図5はその1組を取り出して説明
を簡単にするため制御電極板を除いて示した説明図であ
る。また図11は制御電極板の配置関係を示した図であ
る。図5において130は現像スリーブで、内部に固定
磁石131を有している。132は現像剤の薄層形成部
材で回転する現像スリーブ130の現像領域上流側に設
けられ、現像領域へ搬送される現像剤量を規制する規制
部材、133は現像剤の掻き取り部材で、現像を終えた
現像スリーブ130に付着する現像剤を掻き取る作用を
する。また134は新たに撹拌された現像剤の供給を行
う供給部材である。現像スリーブ130には直流と交流
とが重畳した現像バイアスが印加され、感光体ドラム1
0と最も近接した現像領域において、非接触の状態で現
像が行われる。ここに示した実施例では現像スリーブ1
30は感光体ドラム10の回転に対して対向部で同方向
に回転しているが、この方向に限定されるものではな
い。
【0038】このカラー画像形成装置では、LED等を
用いた露光光学系12を感光体ドラム10の内側に配置
し、露光光学系12による像露光位置を現像ケーシング
138内で現像スリーブ130の上流側に設け、感光体
ドラム10中心と現像スリーブ130中心とを結ぶ中心
線を中心線pとする。中心線p上の感光体ドラム10と
現像スリーブ130との距離が最も近接し、この中心線
p上に現像中心Pがある。現像中心Pから上流側の現像
ケーシング138の端面までの感光体ドラム10上の距
離をL1、現像中心Pから像露光位置までの感光体ドラ
ム10の距離をL2、現像中心Pからの現像が行われる
現像領域の幅をw1、感光体ドラム10に塗布された有
機感光体の電位低下時間をT、プロセススピードすなわ
ち感光体ドラム10の周速をvとした時、 L1>L2>vT+w1 の関係に設定されている。
【0039】ここで本実施例においては、L1及びL2
3〜30mmの間に設定する。またプロセススピードv
は30〜300mm/secの間にある。また本実施例
で用いられる有機感光体の電位低下時間Tは、実験的に
容易に求められるが、0.1sec以下である。また現
像領域の幅w1は通常1〜2mmの間にある。
【0040】従ってプロススピードvが30〜300m
m/secで電位低下時間Tが0.1secのときは、
vT+w1=4〜32mmとなりプロセススピードvが
30〜300mm/secで電位低下時間Tが0.05
secのときは、vT+w1=2.5〜17mmとな
り、L2>3〜32mm又はL2>2.5〜17mmの条
件を満たす位置で像露光を行うよう構成することで、図
6に示すように感光体電位が充分電位低下し、先に現像
されたトナー像が像形成体上に安定して付着した状態
で、次の現像がその上に行われることとなる。
【0041】前記現像器13(Y)〜13(K)は同一
の構成からなり、さらに、前記現像器は、2成分現像剤
を収容するものと、1成分現像剤を収容するものなどを
用いることができる。以下2成分現像剤を収容する現像
器(現像装置)は符号13a、1成分現像剤を収容する
現像器(現像装置)を13bをもって示す。
【0042】次に本発明の現像装置についてさらに詳し
く説明する。
【0043】図1(a)及び図1(b)は本発明の一例
である非磁性トナーと磁性キャリアとからなる2成分の
現像剤Dを収容し磁極上現像を行う現像装置13aを示
す概略断面図及び要部拡大断面図である。
【0044】図において、130は現像剤搬送体である
現像スリーブで、アルミニウム等の非磁性材料からなり
図の矢示方向に回転可能である。131は現像スリーブ
130の内部に固設された複数のN,S磁極を周方向に
有する固定磁石で、固定磁石131の一つの磁極131
aは現像中心Pの近傍に配設され、これを主磁極という
ことにする。この現像スリーブ130と固定磁石131
とで現像剤搬送機能を発揮する。固定磁石131の主磁
極131aを含む各磁極は500〜1,500ガウスの
磁束密度に磁化されており、その磁力によって現像スリ
ーブ130上に現像剤Dの層すなわち、磁気ブラシを形
成する。この磁気ブラシは現像スリーブ130の回転に
よって同方向に移動し現像域に搬送される。132は現
像剤の薄層形成部材で回転する現像スリーブ130の現
像領域上流側に設けられ、現像領域へ搬送される現像剤
量を規制する規制部材、133は現像剤の掻き取り部材
で、現像を終えた現像スリーブ130に付着する現像剤
を掻き取る作用をする。また134は新たに撹拌された
現像剤の供給を行う供給部材である。80は現像領域の
上流側に現像剤Dの層に当接するよう設けた電気的絶縁
材よりなる絶縁性部材である絶縁部材83上に電圧印加
可能な電極部82と、さらに電極部82の上流側に絶縁
部材83を支持するために結合された支持部材81より
なる制御電極板で詳細は後述する。電極部82は金属等
の導電性材料からなり絶縁部材83の先端部上に線状に
一体に設けられる。
【0045】135は現像剤Dを撹拌して成分を均一に
する撹拌スクリュー、138は現像ケーシング、139
は制御電極板80の支持部材81の基部を現像ケーシン
グ138に固定するため現像ケーシング138に設けら
れた支持部、88,89は制御電極板80の支持部材8
1を支持部139に固定するための押さえ板と止めネジ
である。
【0046】制御電極板80の設置位置は、図1(b)
に示すように、現像領域内部又は現像領域より現像スリ
ーブ130の回転上流部に設置すると共に、現像スリー
ブ130の回転軸Oを中心にした、現像スリーブ130
の回転軸Oと感光体ドラム10の回転軸とを結ぶ中心線
pと主磁極131aとの間の角度θ1は、 −10°≦θ1≦10° となるようにするのが、現像領域での現像剤Dの穂立ち
を良好にして現像効率を高く維持し、トナーの飛散を防
止する上で好ましい。
【0047】図2(a)及び図2(b)は、本発明の他
の例である非磁性1成分現像剤を収容する現像装置13
bの概略断面図及び要部断面図であって、図1と同一部
分は同一符号を付してあり詳細な説明は省略する。
【0048】図において、136は現像剤層の厚さを規
制する規制ブレードで、現像スリーブ130とトナーを
摺擦させてトナーを帯電させるため、ウレタンゴム、シ
リコンゴム等の弾性ゴムからなる弾性ブレードタイプが
好ましい。
【0049】前記いずれの現像装置13a,13bにお
いても、現像スリーブ130上に形成される現像剤層は
感光体ドラム10の表面に接触せず間隙を保つように、
現像スリーブ130と規制部材132又は規制ブレード
86の当接力・間隙及び現像スリーブ130と感光体ド
ラム10の最近接距離g0は調整される。
【0050】また、現像スリーブ130には直流電源E
1と交流電源E2により保護抵抗R1を介して直流成分に
交流成分を重畳した交流バイアス電圧が印加される。さ
らに、電極部82には直流電源E3から保護抵抗R2を介
して直流成分のみのバイアス電圧が印加される。電極部
82には、現像剤中のトナーと同極性の直流電圧を印加
するのがトナー付着防止の観点から好ましい。
【0051】以上の現像装置13a,13bでは、交流
バイアス電圧を現像スリーブ130に印加することによ
って、感光体ドラム10と現像スリーブ130との間に
形成する交番電界(これを第2の振動電界ということに
する)と共に、制御電極板80の電極部82と現像スリ
ーブ130との間に第1の振動電界を発生させるように
してある。
【0052】この場合、電極部82は感光体ドラム10
より現像スリーブ130に近接して設けてあるため第1
の振動電界の強さが第2の振動電界の強さより大とな
る。
【0053】上記第1の振動電界によってその電気力線
に直角の方向に、電極部82付近に達した現像剤Dのト
ナー粒子を振動させるので、そのトナー粒子をキャリア
から分離飛翔させ、雲霞状のトナークラウドを十分に発
生させることができる。このトナークラウドは第2の振
動電界によって感光体ドラム10上の潜像に向う飛翔を
助けられ均一な現像が行われる。
【0054】この時、交流バイアス電圧は現像スリーブ
130のみに印加されているため、前記第1の振動電界
と第2の振動電界は同位相となり、トナー粒子を第1の
振動電界から第2の振動電界に円滑に移行させる。
【0055】以上の交流成分は波形が正弦波に限らず、
矩形波や三角波等であってもよい。そして周波数も関係
するが、電圧値は高い程現像剤Dの穂を振動させるよう
になって、キャリア粒子からトナー粒子の分離飛翔が行
われ易くなるが、反面、カブリや落雷現象のような絶縁
破壊が発生し易くなる。カブリの発生は直流成分で防止
し、絶縁破壊は、現像スリーブ130の表面を樹脂や酸
化皮膜等により絶縁ないしは半絶縁にコーティングする
こと、あるいは現像剤Dのキャリア粒子に後述するよう
な絶縁性のキャリア粒子を用いること、等によって防止
することができる。
【0056】現像スリーブ130に印加されるバイアス
電圧の交流成分の周波数は100Hz〜20kHz、特
に1kHz〜10kHzであることが好ましい。
【0057】この現像装置13a又は13bを現像器1
3(Y)〜13(K)として備えた前記カラー画像形成
装置において、感光体ドラム10の感光体として負に帯
電させるOPC感光体を用い反転現像が行われ、感光体
が例えば−850Vに帯電され、画像部最大濃度部の電
位を−50Vとすると、電極部82には−750V、現
像スリーブ130には−750Vの直流電圧に交流電圧
を重畳した交流バイアス電圧が好ましく印加される。こ
こで、現像スリーブ130に印加する交流成分のゼロ・
ピーク電圧(V0-P)は、図1(b),図2(b)に示
した感光体ドラム10と現像スリーブ130の最近接距
離g0(μm)、前記電極部82の現像スリーブ130
からの高さh(μm)、現像剤中のトナーの体積平均粒
径D50(μm)、該トナーの平均帯電量をQ2(μC/
g)とした場合に、 1成分現像について 500・Q2・D50・g0>V0-P>3・Q2・D50・h 好ましくは 200・Q2・D50・g0>V0-P>5・Q2
・D50・h 2成分現像について 300・Q2・D50・g0>V0-P>5・Q2・D50・h 好ましくは 200・Q2・D50・g0>V0-P>10・
2・D50・h の範囲であることが好ましい。
【0058】前記感光体ドラム10に対向して設けられ
現像スリーブ130と感光体ドラム10との間隙に現像
剤Dに当接した制御電極板80を有する現像装置13a
及び現像装置13bは、その制御電極板80全体の設置
位置が、図1(b)及び図2(b)に示すように、現像
剤層に接し、かつ感光体ドラム10と現像スリーブ13
0の中心を通る中心線pに垂直な接線Mに対し、制御電
極板80は現像スリーブ130側に位置していることを
特徴とする。
【0059】制御電極板80の作用はトナークラウドを
発生させ現像領域に送り込むだけで現像領域での現像に
は関与しない。電極部82が接線Mを超えて感光体ドラ
ム10側にあるように設置すると、トナークラウドが電
極部82に回り混み易くなり、電極上へのトナー汚れが
発生し易い。
【0060】この電極上へのトナー汚れは、堆積して画
像汚れ等の原因になるだけでなく、堆積した部分の誘電
率が増加するため、現像剤層と像形成体との実効的な間
隙が狭まるため、その部分の現像性が増し、画像にたて
すじとなって現れてしまう。
【0061】電極部82を接線Mを超えず現像スリーブ
130側に設置することは、電極部82が現像領域より
上流部に遠ざかることになり上記のトナークラウドによ
る電極上の汚れが発生しない。
【0062】現像剤Dとして、少なくともキャリアとト
ナーとからなる2成分現像剤を用いる現像装置13aの
場合は、前記接線Mと制御電極板80との間隙をg
2(μm)、現像剤Dと感光体ドラム10との間隙をg1
(μm)とするとき、 g2=(0〜2)×g1 であることが好ましい。
【0063】・g1<0では、電極部82が現像領域に
近づき汚れ易く画像部に前述した悪影響が現れる。
【0064】・g2>2g1では、トナークラウドを効率
的に現像領域に送り込むことができず現像性が低下す
る。
【0065】また、制御電極板80の先端と中心線pと
の間隔をd(μm)、感光体ドラム10と現像スリーブ
130との最近接距離である中心線p上の間隙をg
0(μm)とするとき、 d=(2〜10)×g0 であることが好ましい。
【0066】・d<2g0では、制御電極板80が現像
領域に入り込み過ぎ、電極部82の汚れの影響が画像部
に現れる。
【0067】・d>10g0では、トナークラウドを効
率的に現像領域に送り込むことができず現像性が低下す
る。
【0068】さらに、 g1=(0.1〜0.5)×g0 であることが好ましい。
【0069】・g1<0.1g0では、現像スリーブ13
0の回転により現像剤Dが感光体ドラム10に接触する
ようになり、カブリ発生やキャリア付着の原因となる。
【0070】・g1>0.5g0では、トナークラウドを
効率的に現像領域に送り込むことができず現像性が低下
する。
【0071】あるいは、現像剤Dが、少なくともトナー
よりなる1成分現像剤を用いる現像装置13bの場合
は、前記g0,g1,g2,dに関し、g2とg1との関係
及びdとg0との関係は2成分現像剤を用いる場合と同
様に、 g2=(0〜2)×g1 d=(2〜10)×g0 であることが好ましい。
【0072】しかし、1成分現像剤の場合はトナーのみ
からなるため現像剤層が低くなるので、g1とg0との関
係は、 g1=(0.3〜0.9)×g0 であることが好ましい。(この場合g1が大きくなるの
で、その分現像バイアス電圧を高く選定する。) ・g1<0.3g0では、現像スリーブ130の回転によ
りトナーが感光体ドラム10周面や感光体ドラム10上
の他色トナーに接触し、カブリや混色、色にごりの原因
となる。
【0073】・g1>0.9g0では、感光体ドラム10
から現像剤層が離れ過ぎ現像性が低下する。
【0074】現像装置13a,13b共にg0,g1,g
2,dの条件を上記のように設定することにより、制御
電極板80の電極部82上にトナーが付着しにくくなる
ため、トナー付着による誘電率の変化が抑制されるた
め、画像ムラの発生を防止することができる。また、感
光体ドラム10と現像スリーブ130との間隙の広い所
に制御電極板80を設定することになり、設定の自由度
が大きくなるため、うねりや反り等が発生しにくく、安
定した制御電極板80の設定が可能となる。そのため白
スジや画像ムラのない画像を長期にわたり安定して得る
ことができる。
【0075】なお、hは、現像スリーブ130や感光体
ドラム10への放電防止、現像性確保の点から、 h=(0.2〜0.6)×g0 であることが好ましい。
【0076】次ぎに、本発明の現像装置13a,13b
に用いられる制御電極板80の構成について説明する。
【0077】制御電極板80は、図7(a)に示すよう
に、電極部82を支持するガラスエポキシセラミック等
からなる絶縁性部材である絶縁部材83と、その絶縁部
材83を支持する支持部材81からなる。絶縁部材83
と支持部材81とは接着剤等によりそれぞれの一部を接
着して一体に結合される。
【0078】絶縁部材83は狭い現像領域の空間に設置
できるよう薄く、かつ制御電極板80の全体の直線性を
保持するために、絶縁部材83は下記のような材料より
なることが好ましい。
【0079】(絶縁部材83の材質)絶縁部材83とし
ては例えば、ポリエステル、ポリイミド、ガラスエポキ
シ、エチレン−4フッ化エチレン共重合体、4フッ化エ
チレン−6フッ化プロピレン共重合体、ポリ4フッ化エ
チレン、ポリアミドイミド、ポリスルホン、トリアジン
樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン等の
絶縁性樹脂、又はこれらをガラス繊維等で強化した複合
材料の他、紙、紙フェノール、ワニス、シリコンゴム等
の材料、また、セラミック系の材料として、アルミナ
(Al23)系、単結晶サファイア(Al23)、フォ
ルステライト(2MgO/SiO2)系、ステアタイト
(MgO/SiO2)系、ジルコン(ZrO2・SiO2
系、コージライト(2MgO・2Al23・5Si
2)系、チタニア系、炭化珪素(SiC)系、窒化珪
素(Si34)系、ジルコニア(ZrO2)系、サーメッ
ト系の各セラミックを用いることができる。
【0080】絶縁部材83に適当な弾性を付与するため
に、上記セラミックには5〜20重量%の樹脂を含有さ
せたものを用いても良い。また、現像スリーブ130側
の面の表面粗さを小さくして、良好な現像剤の搬送を得
るために、絶縁部材83の表面は研磨処理されているこ
とが望ましい。
【0081】(電極部82の形成法)以上の絶縁部材8
3に電解銅箔、焼きなまし電解銅箔、ベリリウム銅箔等
を接着剤によって貼り付ける他、従来公知のフォトポリ
マーを用いたフォトエッチング法、スクリーン印刷によ
るエッチングレジスト構成法等を用いて、絶縁部材83
上に必要な電極部82を形成する。この他、導電性イン
キを凸版、孔版、凹版、平版によって電極部82に対応
して印刷する方法や、金属を蒸着する方法を用いること
ができる。
【0082】図7(b)は電極部82の下流先端と絶縁
部材83の下流先端が一致する例、図7(c),(d)
は絶縁部材83の先端部にガラスエポキシ板等の絶縁材
よりなるひさし部材84を接着剤等により接着し、その
絶縁部材83とひさし部材84との間に電極部82を形
成した例を示し、また図7(e)は上記ひさし部材84
の先端下面に電極部82を形成した例を示している。
【0083】制御電極板80はまた、図8(a),
(b),(c),(d)に示すように、断面が円形又は
四辺形の線状電極を、絶縁部材83の先端部に接着剤等
を用いて接着して、電極部82を形成したものを使用す
ることができる。さらに、図8(e)に示すように、絶
縁部材83の先端部に切り込み83aを設けそこに線状
電極を埋め込んで電極部82を形成することもできる。
またさらに図8(f),(g)に示すように、絶縁部材
83の先端部にひさし部材84を設け、そのひさし部材
84の先端下面に線状電極を接着して電極部82を設け
る構成としてもよい。
【0084】上記線状電極を含む電極部の材質として
は、銅、銅−亜鉛、銅−カドミウム、リン青銅、銅−ベ
リリウム、コルソン合金、アルミニウム、アルミニウム
合金、タンタル、タングステン、ニッケル、モリブデ
ン、ステンレス鋼、金、チタン、クロム、パラジウム、
銀等の金属、酸化銅等の金属酸化物、ガラスに銅粉、グ
ラファイト、ニッケル、銀等をコーティングした複合
物、又はグラファイト、カーボン繊維等の導電性材料を
用いることができる。これらの材料は、放電防止、防
錆、強度付与のため、絶縁被覆されていることが望まし
い。
【0085】(支持部材81の材質)支持部材81の材
質は、直線性が高く、かつ弾性を有する金属薄板が好ま
しい。例えば、上記線状電極に用いる金属や合金を用い
ることができるが、特にこれらのうち、コスト、可撓性
の観点からステンレス鋼の薄板を用いることが好まし
い。
【0086】支持部材81の厚さは、材質にもよるが、
絶縁部材83との結合の容易さを考慮して、0.05m
m〜1mmが好ましい。0.05mmより薄いと絶縁部
材83と結合するとき、しわ、歪みが発生し易くなる。
1mmより厚くなると、弾性が失われ、制御電極板80
の設定の自由度が狭くなる。
【0087】支持部材81に上記金属薄板を用いる場
合、現像スリーブ130に印加するバイアス電圧や感光
体電位のリークを防止するために、金属薄板はフッ素系
樹脂等により絶縁被覆することが好ましい。
【0088】電極部82の周方向の長さは、現像スリー
ブ130の径や搬送速度にもよるが、0.05〜5m
m、特に0.1〜1mmが好ましい。0.05mm以下
では充分なトナークラウドを発生させることができず、
5mm以上ではトナーが振動によって帯電し、過剰帯電
となるため現像性が低下する。
【0089】制御電極板80は現像スリーブ130上に
現像剤Dが搬送されると、図11(a),(b)に示す
ように絶縁部材83と現像スリーブ130との間に現像
剤Dが入り込むため、若干湾曲して絶縁部材83は現像
剤Dスリーブ130に対して若干間隙有して対峙するか
殆ど間隙のない状態、すなわち現像スリーブ130に当
接/近接の状態で現像スリーブ130に対峙するように
なる。
【0090】制御電極板80の電極部82と絶縁部材8
3との厚みの和t(図7参照)は、感光体ドラム10と
現像スリーブ130との最近接距離である現像間隙をg
0(mm)とすると、 (1/10)g0<t<(2/3)g0 であることが好ましい。
【0091】t>(2/3)g0では、電極部82の上
に感光体である誘電体が接近するため、電極部82上で
電界強度が強くなり電極部82に高いバイアス電圧を印
加した時に、潜像を乱したり、多色画像形成時に像形成
体である感光体ドラム10上の多色トナーを引きはがす
恐れがある。
【0092】t<(1/10)g0では、電極部82が
感光体ドラム10から離れるため、電界が弱まり充分な
トナークラウドが形成されない。また、絶縁部材83が
薄くなりその剛性が低くなり割れ易くなる。
【0093】制御電極板80の厚みは、マイクロメータ
(ミツトヨ製、M320−25A)によって、制御電極
板80の現像スリーブ130の回転軸方向について20
点測定して値の平均値を制御電極板80の厚みtとし
た。
【0094】図9は電極部82の幅と現像領域の幅との
関係を示す図である。図9において、W3は電極部82
の幅(現像スリーブ130の軸方向の長さ)、W4は現
像スリーブ130上の現像領域の軸方向の幅(現像剤D
層の幅)とすると、W3>W4として、電極部82に直流
電圧を印加するためのターミナル部82aも、現像領域
の幅W4より外側になる部分に設け、不要なトナークラ
ウドの発生を防止する。
【0095】さらに、現像スリーブ130の表面粗さR
1(μm)と絶縁部材83の現像スリーブ130に対
向する面の粗さRz2(μm)は、Rz2≧Rz1になる
と、現像スリーブ130上に搬送される現像剤が絶縁部
材83に搬送を阻害されて、現像領域へのトナー搬送量
が低下し画像濃度低下を起こす。Rz1は0.2μm〜
20μmの範囲、Rz2は0.02μm〜5.0μmの
範囲にあるのが、良好な搬送性と、画像乱れのない、高
い濃度の画像を得るのに好ましい。なお、表面粗さRz
はJIS B 0601に準じ、ミツトヨ製Surft
est−402を用いて、基準長さ25mmで測定を行
った。
【0096】次に、現像剤(トナー及びキャリア粒子)
について説明する。
【0097】一般にトナー粒子は、平均粒径が小さくな
ると、定性的に粒径の二乗に比例して帯電量が減少し、
相対的にファンデルワールス力のような付着力の影響が
大きくなるため、トナー粒子の静電的な制御が困難とな
り、飛散し易くなり、カブリが発生し易くなる一方、現
像スリーブや磁気ブラシのキャリア粒子から離れにくく
なったりする。そして、従来の現像方法では、平均粒径
が10μm以下になると、このような問題が顕著に現れ
るようになる。その点を本発明の現像装置ではトナーの
現像を前述した様な二重の振動電界下で行うことで解消
するようにしている。
【0098】トナーの体積平均粒径D50(μm)が大き
くなると、既に触れているように、画像の荒れが目立つ
ようになる。D50が10μm以下の微粒子化したトナー
を用いると、解像力は格段に向上して、濃淡差も忠実に
再現した鮮明な高画質画像を与えるようになる。D50
20μm以上では、画質の低下を生じ、1μm以下にな
ると摩擦によるキャリアへの付着(トナースペント)や
キャリア被覆率が高くなるため、帯電不良、飛散等が起
こり易くなる。
【0099】以上の理由からトナーの体積平均粒径D50
は1〜20μm、好ましくは4μm<D50<8μmであ
る。
【0100】D50>8μmでは粒径が大きく解像力が不
足し、D50<4μmでは凝集力が大きく、摩擦帯電不良
となり易い。
【0101】ここで、平均粒径に用いた体積平均粒径D
50はコールターカウンターTA-II型(アパーチャー1
00μm、コールター社製)で測定された。
【0102】また、トナー粒子が電界に追随するため
に、トナー粒子の帯電量の絶対値は2成分現像剤におい
ては1〜3μC/gより大きいこと好ましくは3〜50
μC/gであること、1成分現像剤においては絶対値で
1〜30μC/g、特に1〜20μC/gにするのが現
像性確保、カブリや飛散防止の観点から望ましい。特に
粒径の小さい場合は高い帯電量が必要である。
【0103】ここで上記非磁性トナーの平均帯電量Q1
は、2cm×5cmの導電性板を、前述した規制ブレー
ド86Aを備え、直径20mmの現像スリーブ130を
有する現像装置(13b)に、最近接距離0.7mmで
対向させ、現像スリーブ130に帯電させた現像剤を供
給して200rpmで回転させながら現像スリーブ13
0にDCとACの重畳電圧(例えばDC;1000V、
AC;ゼロ・ピーク電圧750V、周波数8kHz)を
印加して、前記導電性板上に現像剤中のトナーを現像
し、このトナーが現像された導電性板をファラデーゲー
ジに接続してトナーを窒素ガスによって吹き飛ばし、こ
のとき飛ばされたトナーの電荷量と重量とを測定するこ
とにより得られる値である。
【0104】このようなトナーのバインダー樹脂として
は、スチレン系樹脂,ビニル系樹脂,エチル系樹脂,ロ
ジン変性樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミド樹脂,エポ
キシ樹脂,ポリエステル樹脂や、これらのスチレン−ア
クリル系樹脂等の共重合体樹脂又は混合した樹脂等が好
ましい。これらの樹脂にカラー顔料等の着色成分や、必
要に応じて帯電制御剤、ワックス等の離型剤等を加え
て、従来公知の粉砕造粒法,懸濁重合法,乳化重合法等
のトナー製造方法と同等の方法によって作ることができ
る。
【0105】1成分現像剤としては上記非磁性トナー
に、コロイダルシリカ等の流動化剤を添加して、そのま
ま現像剤として用いることができる。
【0106】2成分現像剤を用いる現像装置13aは、
像形成体である感光体ドラム10に対して非接触に保
ち、第1及び第2の振動電界によってトナークラウドを
発生させ、感光体ドラム10への分離飛翔を向上させ、
静電像への選択吸着性を向上させて、キャリア粒子の感
光体ドラム10への付着を防止し、従ってトナー粒子や
キャリア粒子に微粒子のものを用いることを可能にし
て、高画質画像の現像が行われるようになるが、2成分
現像法においては上記トナーと次のようなキャリア粒子
からなる現像剤Dを用いることが好ましい。
【0107】一般に磁性キャリア粒子は平均粒径が大き
いと、現像スリーブ130上に形成される磁気ブラシの
穂の状態が粗くなるために、電界により振動を与えなが
ら静電潜像を現像しても、トナー像にムラが現れ易く、
穂におけるトナー濃度が低くなるので高濃度の現像が行
われない等の問題点がある。この問題点を解消するに
は、磁性キャリア粒子の平均粒径dcを小さくすればよ
く、実験の結果体積平均粒径dcが10〜60μm、好
ましくは20〜50μmであると上記問題点は発生しな
いことが判明した。
【0108】dcが10μm以下であると、キャリアを
十分に磁化させることが困難で、トナー粒子と共に感光
体ドラム10表面に付着するようになったり、飛散し易
くなる。
【0109】また、dcが60μm以上になると、キャ
リアの比表面積が小さくなるため、トナーを十分に帯電
することができない。また、被覆率が高くなるためトナ
ー粒子の帯電制御が困難となりトナー飛散も起こり易く
なる。
【0110】上記体積平均粒径dcは、湿式分散機を備
えたレーザ回折式粒度分布測定装置「HEROS」(S
YMPATEC社製)により測定される。先ず、湿式分
散機で磁性粒子数10mgを界面活性剤と共に水50m
gに分散させ、次いで超音波ホモジナイザー(出力15
0W)で発熱による再凝集が起こらぬよう注意しなが
ら、1〜10分間分散する前処理を行った後に測定した
値である。
【0111】キャリアの磁化の強さ(σ1000)は、
5〜60emu/g、好ましくは10〜40emu/g
である。この強さは現像スリーブ130上の磁束密度に
もよるが、現像スリーブ130の一般的な磁束密度が5
00〜1,200ガウスにおいては、5emu/g未満
では磁気的な束縛力が働かずキャリア飛散の原因とな
る。また、60emu/gを超えるとキャリアの穂立ち
が高くなり過ぎ、感光体ドラム10と非接触状態を保つ
ことが困難になる。
【0112】キャリアの磁化の強さの測定は、キャリア
粒子を0.25cm×3cm2の試料セルにタッピング
しながら充填した後、試料をピックアップコイルに付け
て磁化器にセットし、直流磁化特性自動記録装置「TY
PE3257」(横河北辰電機社製)を用いてX−Yレ
コーダにヒステリシスカーブを描かせることにより行わ
れる。
【0113】このような磁性キャリアは、磁性体として
従来の磁性キャリアにおけると同様の、鉄,クロム,ニ
ッケル,コバルト等の金属、あるいはそれらの化合物や
合金、例えば、四三酸化鉄,γ−酸化第二鉄,二酸化ク
ロム,酸化マンガン,フェライト,マンガン−銅系合
金、といった強磁性体の球形化された粒子、又はそれら
の球形磁性体粒子の表面をスチレン系樹脂,ビニル系樹
脂,エチル系樹脂,ロジン変性樹脂,アクリル系樹脂,
ポリアミド樹脂,エポキシ系樹脂,ポリエステル系樹
脂,シリコン系樹脂、フッ素系樹脂等の単独、又は共重
合体で球形に被覆することで得られる。
【0114】また、これらの樹脂の中に、磁性体微粒子
を分散して含有させた、いわゆる樹脂分散型キャリアも
用いることができる。
【0115】以上を纏めると、本発明の現像装置におい
て、好ましいトナー粒子は、キャリア粒子について述べ
たような樹脂及びさらには磁性体の微粒子を用い、それ
にカーボン等の着色成分や必要に応じて帯電制御剤等を
加えて、従来公知のトナー粒子製造方法と同様の方法に
よって作ることができる体積平均粒径が20μm以下、
特に好ましくは3〜10μmの粒子からなるものであ
る。
【0116】本発明の2成分現像剤を用いる現像装置1
3aには、以上述べたような球状のキャリア粒子とトナ
ー粒子とが従来の2成分現像剤におけると同様の割合で
混合した現像剤が好ましく用いられるが、キャリアとし
て、一般のコーティングキャリア(密度5〜8g/cm
3)を使用した場合、現像剤中のトナー濃度は2〜30
重量%、好ましくは5〜20重量%である。
【0117】2重量%より小であると、現像に必要なト
ナー数が確保できなく、被覆率が低下するため帯電過
剰、現像性低下を招く。
【0118】30重量%より大であると、被覆率が大と
なり、帯電不良、トナー飛散が起こり易くなる。
【0119】ただし、現像剤中のキャリアとして前述し
たような密度の比較的軽い(2〜4g/cm3)樹脂分
散型キャリアを用いた場合の現像剤中のトナー濃度は、
一般の樹脂被覆キャリアを用いる場合よりもやや高く、
5〜40重量%、より好ましくは10〜30重量%が良
好な範囲である。
【0120】トナーの帯電量は絶対値で1〜3μC/g
より大きく、3〜50μC/gにするのが、現像性確
保、カブリ・飛散防止の観点から好ましい。
【0121】〔本発明の実施例と比較例のテスト〕実施
例1及び比較例1〜5は2成分現像剤を用いるもので、
図1に示した現像装置13aを備えた図3に示すカラー
画像形成装置を用い、感光体ドラム10はアクリル樹脂
からなる透明基体上にOPCを塗布したもので、その周
速(プロセススピードv)は180mm/sec.、感
光体ドラム10上に形成された静電潜像の最高電位は−
850V(非画像部電位)、最低電位は−50V(画像
部電位)、現像スリーブ130の外径20mm、現像ス
リーブ130の回転数390rpm、現像スリーブ13
0の表面粗さRz1=1.2μm、固定磁石131の磁極
の強さは700ガウス、θ1=+1°で、前述した現像
領域幅Wは2mm、L1=12mm、L2=15mm、そ
の他のプロセス条件は後述の表1に記載した通りであ
る。
【0122】実施例2、比較例6〜9は1成分現像剤を
用いるもので、図2に示した現像装置13bを備えた図
3に示すカラー画像形成装置を用い、感光体ドラム10
はアクリル樹脂からなる透明基体上にOPCを塗布した
もので、その周速(プロセススピードv)は180mm
/sec.、感光体ドラム10上に形成された静電潜像
の最高電位は−850V(非画像部電位)、最低電位は
−50V(画像部電位)、現像スリーブ130の外径2
0mm、現像スリーブ130の回転数260rpm、現
像スリーブ130の表面粗さRz1=1.2μm、前述し
た現像領域幅Wは1.5mm、L1=12mm、L2=1
5mm、その他のプロセス条件は後述の表1に記載した
通りである。
【0123】実施例1,2の制御電極板80は図10に
示す構成と寸法のもので、絶縁部材83として厚さ0.
1mmのガラスエポキシ板を用い、図10に図示したよ
うに、電極部82は、周方向の幅0.5mm、厚さ0.
02mmの銅泊を用いてラミネートエッチング法によっ
て形成した。さらに、厚さ0.1mmのステンレス鋼板
からなる支持部材81を接着剤によって絶縁部材83に
装着し、この制御電極板80を、現像装置13a,13
bの現像ケーシング138に固定した。絶縁部材83の
現像スリーブ130側の表面粗さはRz=0.8μm、
電極部82の高さhは0.25mmである。
【0124】比較例1〜5及び比較例6〜9の制御電極
板80も図10に示す構成と寸法を有するもので、実施
例1及び2と同一のものを使用した。
【0125】いずれの実施例及び比較例も現像剤層の規
制部材として、ウレタンゴムの弾性ブレードよりなる規
制ブレードを用いた。
【0126】また、現像剤Dは下記のものを用いた。
【0127】(2成分現像剤)(実施例1、比較例1〜
5用) キャリア:磁化の強さが25emu/gの、球形フェラ
イト粒子に、メチルメタクリレート/スチレン共重合樹
脂を、表面被覆して得た球形キャリア。体積平均粒径は
45μm。
【0128】トナー:スチレン−アクリル樹脂100重
量部、カラー顔料10重量部、ニグロシン1重量部を溶
融・混練した後、粉砕・分級して、体積平均粒径5.5
μmのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナ
ーを得た。この各トナーに流動化剤としてコロイダルシ
リカをそれぞれ2重量部添加したものを実際には用い
た。
【0129】現像剤の調整は上記のトナー、キャリア
を、トナーの濃度が7wt%となるように混合して調整
した。
【0130】帯電量は、Y;−20.5μC/g、M;
−21.3μC/g、C;−20.7μC/g、K;−
22.0μC/gである。
【0131】(1成分現像剤)(実施例2、比較例6〜
9用) スチレン−アクリル樹脂100重量部、カラー顔料10
重量部、ニグロシン2重量部を溶融・混練した後、粉砕
・分級して、体積平均粒径5.5μmのイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各トナーを得た。この各トナ
ーに流動化剤としてコロイダルシリカをそれぞれ2重量
部添加したものをそのまま現像剤として用いた。
【0132】帯電量Q1は、Y;−3.2μC/g、
M;−2.7μC/g、C;−3.2μC/g、K;−
3.4μC/gである。
【0133】(制御電極板80の設定位置) イ)2成分(実施例1、比較例1〜5) 上記制御電極板80を備え、g0=0.5mmとした現
像装置によって、表1に示した条件で比較実験を行っ
た。
【0134】ロ)1成分(実施例2、比較例6〜9) 上記制御電極板80を備え、g0=0.3mmとした現
像装置によって、制御電極板80の設定位置を、それぞ
れ表1に示した条件で比較実験を行った。
【0135】
【表1】
【0136】これらの現像プロセス、キャリア、トナー
を用い、表1中に示した条件で、5万枚のフルカラー画
像記録を行ったところ、実施例1及び2では、最初から
最後まで、縦スジ、画像ムラがなく、画像濃度、解像力
の高い画像を安定して得ることができた。
【0137】一方、これに対し、比較例1では、表1に
示したように、スタート時よりカブリが発生し、比較例
2〜4ではスタート時より現像不良となり、比較例5で
は1000コピーより電極部82のトナー汚れによる画
像汚れ、画像ムラ等が発生した。
【0138】また、比較例6〜8ではスタート時より現
像不良となり、比較例9では500コピーより電極部8
2のトナー汚れによる画像汚れ、画像ムラ等が発生し
た。
【0139】
【発明の効果】本発明は、制御電極法の問題点を解決
し、制御電極板の設定条件を前記説明のように設定する
ことにより、制御電極板の電極部上にトナーが付着しに
くくなる上、現像領域での制御電極板の影響を適度に抑
制されるため、画像ムラの発生を防止することができ
る。また、像形成体と現像剤搬送体との間隙の広い所に
制御電極板を設定することになり、設定の自由度が大き
くなり制御電極板のうねり、反り等が発生しにくく、安
定した制御電極板の設定が行うことができる。従って、
縦スジ、現像ムラ等がなく、解像度及び現像性の高い高
画質の画像を安定して得られる非接触現像の現像装置を
提供することができる。
【0140】更に、該現像装置は、像形成体に対し、複
数組の帯電手段、像露光手段及び現像手段を配設し、前
記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返
して像形成体上にトナー像を重ね合わせて形成後、前記
トナー像を転写材に一括して転写するカラー画像形成装
置で、像露光手段を像形成体内に配置すると共に、露光
手段による像露光位置を現像ケーシング内とし、 L1>L2vT+W1 の条件を満たすようなカラー画像形成装置に用いられ、
縦スジ、現像ムラ等の発生がなく、解像度及び現像性の
高い高画質の画像を安定して得られるカラー画像形成装
置を提供することができることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の現像装置の一例を示す概略断面図及
び要部拡大断面図である。
【図2】第1発明の現像装置の他の例を示す概略断面図
及び要部拡大断面図である。
【図3】第2発明のカラー画像形成装置の一例を示す断
面構成図である。
【図4】図3の感光体ドラム、支持部材及びカートリッ
ジを示す断面図である。
【図5】図3の露光光学系の露光位置を示す説明図であ
る。
【図6】像形成体の露光による電位低下を示すグラフで
ある。
【図7】制御電極板の構成を示す断面図である。
【図8】制御電極板の他の構成を示す断面図である。
【図9】制御電極板と現像剤搬送体との幅の関係を示す
平面図である。
【図10】制御電極板の具体的寸法を示す断面図であ
る。
【図11】制御電極板の設置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像形成体) 11 スコトロン帯電器(帯電手段) 12 露光光学系(露光手段) 13,13a,13b 現像装置,現像器(現像手段) 130 現像スリーブ(現像剤搬送体) 131 固定磁石 80 制御電極板 81 支持部材 82 電極部 83 絶縁部材(絶縁性部材) 84 ひさし部材 E1,E3 直流電源 E2 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 G03G 15/09 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に対向して設けられ現像剤を搬
    送する現像剤搬送体と、該現像剤搬送体と前記像形成体
    との間隙に前記現像剤に当接した制御電極板を有する現
    像装置において、前記現像剤層に接し、かつ前記像形成
    体と前記現像剤搬送体の中心を通る中心線に垂直な接線
    に対し、前記制御電極板の全体が前記現像剤搬送体側に
    位置していることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記接線と前記制御電極板との間隙をg
    2(μm)、前記現像剤と前記像形成体との間隙をg
    1(μm)とするとき、 g2=(0〜2)×g1 であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤として、少なくともキャリア
    とトナーとからなる2成分現像剤を用いる場合、前記像
    形成体と前記現像剤搬送体との最近接距離をg0(μ
    m)とするとき、前記g1と前記g0の関係が g1=(0.1〜0.5)×g0 であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤が、少なくともトナーよりな
    る1成分現像剤を用いる場合、前記g1と前記g0との関
    係が g1=(0.3〜0.9)×g0 であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御電極板先端と前記中心線との間
    隔d(μm)は d=(2〜10)×g0 であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 像形成体に対し、複数組の帯電手段、像
    露光手段及び現像手段を配設し、前記像形成体の一回転
    中に帯電、像露光及び現像を繰り返して像形成体上にト
    ナー像を重ね合わせて形成後、前記トナー像を転写材に
    一括して転写するカラー画像形成装置において、前記像
    露光手段は前記像形成体内に配置すると共に、前記露光
    手段による像露光位置を前記現像手段の現像ケーシング
    内とし、 現像中心から現像ケーシングまでの位置をL1、 現像中心から像露光位置までの距離をL2、 現像中心からの現像領域の幅をw1、 像形成体の電位低下時間をT、 プロセススピードをvとするとき、 L1>L2>vT+w1 であると共に、該現像装置として、前記請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の現像装置を有することを特徴
    とするカラー画像形成装置。
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