JPH09222575A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09222575A
JPH09222575A JP2966196A JP2966196A JPH09222575A JP H09222575 A JPH09222575 A JP H09222575A JP 2966196 A JP2966196 A JP 2966196A JP 2966196 A JP2966196 A JP 2966196A JP H09222575 A JPH09222575 A JP H09222575A
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JP
Japan
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light
glv
light amount
detecting means
lighting time
Prior art date
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JP2966196A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ide
敦 井出
Hideo Yamasa
英男 山佐
Yoichi Yamamoto
洋一 山本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学変調器としてグレイティングライトバル
ブ素子列を用いると、各グレイティングライトバルブ素
子のマイクロブリッジの表面状態により変調光量、つま
り露光光量がばらつき、均一な濃度の画像が得られな
い。 【解決手段】 光学ユニット15の投影光の集光する第
1ポイントAに、各グレイティングライトバルブ(GL
V)素子からの変調光量を検出する光パワーメータ32
を、ハーフミラー31と共に配する。そして、光パワー
メータ32にて個々のGLV素子からの変調光を検出さ
せ、制御部19がその検出結果から基準光量となる点灯
時間を演算し、個々のGLV素子毎にその点灯時間を記
憶しておく。印字時、制御部19は、各GLV素子をそ
れぞれに応じた点灯時間で点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光プリンタ、複写機
等の画像形成装置に関し、より詳細には光学変調器を用
いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、電子写真方式を用いたレーザプリ
ンタで代表される光プリンタは、パソコンやネットワー
クのプリンタとして広く使われ、デジタルコピー・プリ
ンタやカラーコピー・プリンタとして幅広く使用されて
いる。文字や画像を形成する画素単位が、光パワーのオ
ン−オフ制御で書き込まれ描画制御されていることか
ら、光プリンタと呼ばれる。光パワーのオン−オフ制御
は、レーザダイオードやLED(発光ダイオード)アレ
ーが一般に用いられている。
【0003】レーザプリンタの書き込み光学系は、レー
ザダイオードとポリゴンスキャナの組み合わせで構成さ
れ、解像度600DPI(Dot Per Inc
h)、A4/Letterサイズで40PPM(Pag
e Per Minutes)程度までの低/中速機に
広く用いられている。
【0004】しかしながら、最近の高速化及び中間調を
用いた高画質印刷の要求に対して、レーザスイッチング
スピードの限界や高速回転ポリゴンスキャナ技術の限界
が問題となっている。尚、LEDアレーを用いた書き込
み光学系は、並列露光のため高速性が見込めるが、個々
のLED発光輝度の一様性に問題がある。
【0005】ところが最近、上記問題を解決できる可能
性のある新たな光学変調器がディスプレイ用として発表
された(U.S.Patent No.5,311,3
60、及びSolid State Sensors
and ActuatorsWorkshop,Hil
ton Head Island,SC,June13
−16,1994)。
【0006】これは、グレイティングライトバルブ(G
rating Light Valve:以下、GLV
と略す)素子と称されるもので、光の回折を利用したマ
イクロマシン位相回折格子である。このGLV素子を利
用すると、光のオン−オフ制御を電気的にコントロール
することができ、従来の回転ポリゴンスキャナに代わっ
てデジタルの光学変調器として使用できる。
【0007】ここで、GLV素子の構成及び動作原理
を、本発明の説明図である図3ないし図5を参照して説
明する。図3はGLV素子1個の斜視図であり、図4、
図5はその動作原理図である。
【0008】図3に示すように、GLV素子は、基盤2
1の上に、枠24と一体で成形されたマイクロブリッジ
22が、枠24と基盤21との間にスペーサ23を介し
て配設された構成を有しており、基盤21の上面とマイ
クロブリッジ22との間には、スペーサ23の厚みと同
じ空隙が形成され、両者は非接触となっている。スペー
サ23で定まる空隙の厚み、及びマイクロブリッジ22
の厚みは、何れも使用される光源の波長で予め決定さ
れ、使用する光源の発光波長をλnmとすると、それぞ
れλ/4nmに形成される。このようなGLV素子は、
微細半導体製造技術で作製できる(作製方法については
前述の文献に詳細が述べられている)。
【0009】GLV素子の動作は、マイクロブリッジ2
2と基盤21との間に印加する電圧のオン−オフで制御
され、図4(a)に、オフ制御(消灯)時のGLV素子
のx断面を、同図(b)にそのy断面を示し、また、図
5(a)には、オン制御(点灯)時のGLV素子のx断
面を、同図(b)にはそのy断面を示す。
【0010】図4(a)(b)に示すように、GLV素子
の消灯時、マイクロブリッジ22は基盤21からλ/4
nm離間した位置関係を維持しており、この状態で光が
入射すると、マイクロブリッジ22及び基盤21にて反
射された各反射光の全光路差は入射光の波長に等しく、
回折格子平面鏡として光を反射する。
【0011】一方、図5(a)(b)に示すように、GL
V素子の点灯時、マイクロブリッジ22は基盤21側へ
と静電力で引き下げられており、この状態で光が入射す
ると、マイクロブリッジ22及び基盤21にて反射され
た各反射光の全光路差は半波長(λ/2)となり、各反
射光は干渉して打ち消し合い回折を引き起こす。
【0012】また、このような機械的動作を実現するた
めの条件として、マイクロブリッジ22の長手方向の寸
法や引っ張り応力等が、動作速度や復元性等を考慮して
決められる。上記文献によると、図3に示すマイクロブ
リッジ22における長手方向の回折有効領域の寸法であ
るy0が20μmのときにレスポンス20nsecが得
られる。但し、この時のGLV素子1個の大きさは、枠
24まで含めると約25μmになる。また、マイクロブ
リッジ22の長手方向と直交する方向の寸法、つまりマ
イクロブリッジ22の幅x0は、光の波長、入射角、回
折角によって後述の式(1)にて決定され、通常は0.5
〜2μmである。
【0013】次に、光の波長、入射角、回折角の関係
を、図12を用いて光学系まで含めた全体の構成で説明
する。半導体レーザユニット26の光をコリメートレン
ズ27で平行光にし、GLV光学変調器28に入射角θ
i で入射させる。GLV光学変調器28には、上記した
GLV素子が複数、感光体ドラム5の幅方向に対応して
列状に配されてなるGLV素子列28aが設けられてお
り、GLV素子列28aのGLV素子が点灯状態なら、
入射した光は、回折角θd で出ていき、スリット29と
プロジェクションレンズ30を通って感光体ドラム5上
に光が当たる。このとき、光の波長をλnmとすると以
下の関係式が成り立つ。
【0014】 sinθi −sinθd =λ/r …(1) ここでr(nm)は、マイクロブリッジ22の幅x0で
あり、かつマイクロブリッジ22同士の間隔に等しい。
図12では、回折角θd が0°に成るように入射角θi
を選んでいる。
【0015】一方、GLV素子列28aのGLV素子が
消灯状態なら、入射した光は、入射角と同じθi で出て
いくため、スリット29を通過できず感光体ドラム5に
は到達しない。
【0016】このようにして、感光体ドラム5上の各画
素単位に1:1で対応したGLV素子列28aの各GL
V素子を電気的にオン−オフ制御(点灯−消灯)するこ
とによって、従来の回転ポリゴンスキャナに代わって光
を高速で変調することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
開示されたGLV素子においては、光プリンタの書き込
み装置として応用した場合について充分な検討が成され
ていないので、光プリンタの書き込み装置として応用す
ると、幾つかの不具合を伴う。
【0018】GLV素子は、前述の従来の技術の項で説
明したように静電気力によりマイクロブリッジ22がλ
/4だけ可動し光を変調している。マイクロブリッジ2
2自身にフレキシブル性を持たせるために、その構造は
厚さ1325Åのシリコン窒化物のベース部分に400
Åの厚みのアルミニュウムを蒸着させ、トップ電極と光
の反射板を形成している。
【0019】入射角θiで入射された光はマイクロブリ
ッジ22がONの時、回折角θdで反射されるが、この
時の反射効率はマイクロブリッジ22の表面状態によっ
てばらつく。即ちマイクロブリッジ22の表面精度が良
ければ反射効率は高いが、表面精度が悪ければ乱反射等
により反射効率は低くなる。A4/Letterサイズ
で解像度600DPI(Dot Per Inch)の
光プリンタを想定した場合、5100個のGLV素子が
必要で、そのすべてのGLV素子の反射効率を同一にす
ることは困難である。その結果、個々のGLV素子から
の変調光の光量、即ち、露光光量にはばらつきが発生
し、ひいては、印字サンプルに濃度むらが発生する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像形成装置は、上記の課題を解決するために、光源か
らの照射光を光学変調器にて変調して像担持体上に投影
し該像担持体表面を露光する書き込み光学系を備えた画
像形成装置において、上記光学変調器が、複数のグレイ
ティングライトバルブ素子が配列されてなるグレイティ
ングライトバルブ素子列から構成され、かつ、各グレイ
ティングライトバルブ素子からの変調光量を検出する光
量検出手段と、該光量検出手段の検出結果に基づいて各
グレイティングライトバルブ素子の点灯時間を調整する
点灯時間調整手段とを備えたことを特徴としている。
【0021】これによれば、光量検出手段が、多数個あ
るグレイティングライトバルブ素子からの個別の変調光
量を測定し、点灯時間調整手段が、この光量検出手段の
検出結果に基づいて各グレイティングライトバルブ素子
の点灯時間を調整するようになっている。したがって、
マイクロブリッジの表面状態によってたとえ個々のグレ
イティングライトバルブ素子毎に変調光量がばらついた
としても、個々の変調光量に応じて点灯時間を調整する
ことで、均一な濃度で画像形成を行うことが可能とな
る。
【0022】本発明の請求項2記載の画像形成装置は、
請求項1の構成において、前記光量検出手段が、前記書
き込み光学系における変調光の集光部の光量を検出する
ことを特徴としている。
【0023】これによれば、光量検出手段が、書き込み
光学系における変調光の集光部の光量を検出するように
設けられているので、1つの光量検出手段で、しかも受
光面の小さな光量検出手段で、全グレイティングライト
バルブ素子の変調光量を検出できる。
【0024】本発明の請求項3記載の画像形成装置は、
請求項2の構成において、前記書き込み光学系における
変調光の集光部に、反射光を像担持体へ投影する一方、
透過光を上記光量検出手段へ投影するハーフミラーを備
えたことを特徴としている。
【0025】これによれば、変調光の集光部に設けられ
たハーフミラーが照射された変調光の反射光を像担持体
へ、その透過光を光量検出手段へと分岐して投影するの
で、光量検出手段自身が像担持体への変調光の投影を妨
げることはない。
【0026】本発明の請求項4記載の画像形成装置は、
請求項2の構成において、前記光量検出手段を、前記書
き込み光学系における変調光の集光部である第1位置と
集光部から離れた第2位置とに移動させる移動手段を備
えたことを特徴としている。
【0027】これによれば、移動手段が、光量検出手段
を集光部である第1位置と、集光部から離れた第2位置
とに選択的に移動させるので、請求項3記載の構成のよ
うに、ハーフミラーを集光部に配設することなく、光量
検出手段自身が像担持体への変調光の投影を妨げない構
成とできる。そしてこの場合、グレイティングライトバ
ルブ素子からの変調光を直接像担持体へ投影することが
できるので、ハーフミラーを用いた構成のように反射時
に変調光量が減少することがない。
【0028】本発明の請求項5記載の画像形成装置は、
請求項1の構成において、前記点灯時間調整手段が、各
グレイティングライトバルブ素子の点灯時間を一定にし
て得られた前記光量検出手段の検出結果に基づいて各グ
レイティングライトバルブ素子の基準光量となる点灯時
間を演算し、演算値に基づいて点灯時間を調整すること
を特徴としている。
【0029】これによれば、点灯時間調整手段は、各グ
レイティングライトバルブ素子の点灯時間を一定にして
得られた光量検出手段の検出結果を基に、基準光量で露
光を行うのに必要な点灯時間を演算し、その演算値を基
に点灯時間の調整を行うので、全てのグレイティングラ
イトバルブ素子からの変調光量の測定が一定時間で行な
え、制御ブロックの進行に支障を来すこと無く、決まっ
た時間で次の制御に移行できる。
【0030】本発明の請求項6記載の画像形成装置は、
請求項1の構成において、前記点灯時間調整手段が、前
記光量検出手段の検出結果が予め定めた基準光量となる
まで各グレイティングライトバルブ素子の点灯状態を継
続して求めた基準光量となるまでの所要時間に基づいて
点灯時間を調整することを特徴としている。
【0031】これによれば、点灯時間調整手段は、光量
の検出結果が基準光量となる時間まで各グレイティング
ライトバルブ素子の点灯状態を継続して求めた所要時間
を基にして点灯時間の調整を行うので、請求項5の構成
のように、改めて基準光量で露光を行うのに必要な各グ
レイティングライトバルブ素子の点灯時間を演算する必
要が無い。
【0032】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0033】まず始めに、本実施の形態の画像形成装置
である光プリンタの全体構成を図2を用いて説明する。
図に示すように、本光プリンタは、本体側面にシート状
の複数の記録紙を挿入するための給紙トレー2を備えて
おり、この給紙トレー2の下端部には、画像形成に伴い
光プリンタ内部に記録紙を順次給紙するための給紙ロー
ラ3が設けられている。また、この給紙ローラ3の下流
側には、入紙端側に記録紙の先端を検知してONとなる
PSセンサ14が配されると共に、中程に搬送されてく
る記録紙を一旦停止させる上下一対で構成されたPSロ
ーラ13が設けられた用紙搬送路4がほぼ水平に配設さ
れている。
【0034】また、この用紙搬送路4の出紙端側には、
静電潜像を形成する感光体ドラム(像担持体)5を有す
るドラムカートリッジ6と転写ローラ7とが配設されて
おり、この転写ローラ7のさらに下流側には、定着ロー
ラ9を有する定着ユニット10と、記録紙上に形成され
たトナー像を固定化し、本体の前カバー上に設けられた
排紙トレー11に画像形成された記録紙を排出するUタ
ーンガイド12とが順に設けられている。
【0035】一方、上記ドラムカートリッジ6の右側方
には、感光体ドラム5の表面にトナーを供給する現像装
置8が設けられ、現像装置8の上方には、感光体ドラム
5に光を照射するための光学ユニット(書き込み光学
系)15が設けられている。尚、光学ユニット15の詳
細については後述する。
【0036】また、本光プリンタには、RAM(Random
Access Memory) 、ROM(Read Only Memory) 、及び
CPU(Central Processing Unit)等から構成された、
上述した光プリンタの各構成部材の駆動を制御する制御
部19が備えられており、この制御部19が、本発明の
点灯時間調整手段としての機能も有している。
【0037】上記構成の光プリンタにおいて、パソコン
等の外部装置からの印字命令の信号が光プリンタ本体の
制御部19に入力されると、それに基づき光プリンタの
動作が開始され、光学ユニット15から画像データに対
応した図中一点鎖線で示す出射光17が、事前に帯電さ
れた感光体ドラム5の表面に照射される。出射光17が
照射されることで、感光体ドラム5の表面が露光され、
感光体ドラム5の表面に静電潜像(投影像)が形成され
る。この静電潜像は、現像装置8から供給されるトナー
が感光体ドラム5に付着することで現像されて可視像と
なり、この可視像が感光体ドラム5の回転に伴って、感
光体ドラム5と転写ローラ7の当接部に向かって送られ
る。
【0038】一方、この時、上記給紙トレー2からは給
紙ローラ3によって記録紙が供給され、この記録紙は用
紙搬送路4に沿って搬送され、PSセンサ14をON
し、停止しているPSローラ13へ送られる。その後P
Sセンサ14のON信号を基準に、制御部19で制御さ
れた半導体レーザユニット26の発光タイミングに対応
してPSローラ13が回転し、記録紙は上記感光体ドラ
ム5と転写ローラ7との当接部である転写領域に搬送さ
れる。そして、この領域を記録紙が通過する際に、感光
体ドラム5の表面に形成されている可視像がその電荷と
記録紙表面の電荷との電位差によって記録紙に転写され
る。
【0039】その後、記録紙は定着ローラ9を有する定
着ユニット10へと送られ、定着ユニット10では加熱
及び加圧が行われ、記録紙上のトナーは定着ローラ9の
熱と圧力によって記録紙に融着される。そして、定着ユ
ニット10から送り出された記録紙はUターンガイド1
2に沿って本体の上方へと案内され、本体を覆う前カバ
ー上に排出される。
【0040】次に、上記の光学ユニット15について説
明する。光学ユニット15には、図1に示すように、単
色光を発光する半導体レーザを内蔵した半導体レーザユ
ニット(光源)26、半導体レーザユニット26から照
射された光を平行光にするコリメートレンズ27、コリ
メートレンズ27から照射された光を変調し、スリット
29を介してプロジェクションレンズ30へ照射するG
LV光学変調器(光学変調器)28、照射された光を感
光体ドラム5へ投影するプロジェクションレンズ30が
備えられている。
【0041】上記GLV光学変調器28には、感光体ド
ラム5上の各画素単位に1:1で対応する複数のGLV
素子からなるGLV素子列28aが形成されている。こ
こで、上記GLV素子列28aを構成するGLV素子の
構成及び動作原理を、図3ないし図5を用いて説明す
る。図3は1個のGLV素子の斜視図であり、図4、図
5はその動作原理図である。図3に示すように、GLV
素子は、基盤21の上に、枠24と一体で成形されたマ
イクロブリッジ22が、枠24と基盤21との間にスペ
ーサ23を介して配設された構成を有しており、基盤2
1の上面とマイクロブリッジ22との間には、スペーサ
23の厚みと同じ空隙が形成され、両者は非接触となっ
ている。上記スペーサ23で定まる空隙の厚み、及びマ
イクロブリッジ22の厚みは、何れも使用される光源の
波長、つまり、ここでは上記の半導体レーザユニット2
6の出射光の波長で予め決定され、発光波長をλnmと
すると、それぞれλ/4nmに形成されている。このよ
うなGLV素子は、微細半導体製造技術で作製できる。
【0042】GLV素子の動作は、マイクロブリッジ2
2と基盤21との間に印加する電圧のオン−オフで制御
され、図4(a)にオフ制御(消灯)時のGLV素子の
x断面を示し、同図(b)にそのy断面を示す。また、
図5(a)にはオン制御(点灯)時のGLV素子のx断
面を示し、同図(b)にそのy断面を示す。
【0043】図4(a)(b)に示すように、GLV素子
の消灯時、マイクロブリッジ22は基盤21からλ/4
nm離間した位置関係を維持しており、この状態で光が
入射すると、マイクロブリッジ22及び基盤21にて反
射された各反射光の全光路差は入射光の波長に等しく、
回折格子平面鏡として光を反射する。
【0044】一方、図5(a)(b)に示すように、GL
V素子の点灯時、マイクロブリッジ22は静電力で引き
下げられており、この状態で光が入射すると、マイクロ
ブリッジ22及び基盤21にて反射された各反射光の全
光路差は半波長(λ/2)となり、各反射光は干渉して
打ち消し合い回折を引き起こす。
【0045】上記GLV素子列28aの感光体ドラム5
に対する位置は、出射光17が感光体ドラム5の法線方
向となり、且つGLV素子列28aと直交するように
(θ=0°)決められている。また、光源として使用
する半導体レーザが決まると波長λ、マイクロブリッジ
の幅rが決まるため、前述の式(1)よりGLV素子列
28aへの光の入射角θが決定される。
【0046】上記構成の光学ユニット15では、光プリ
ンタの動作時、制御部19における図示しないコントロ
ーラ部により画像処理された信号に対応して半導体レー
ザユニット26が発光する。半導体レーザユニット26
からの出射光18は、コリメートレンズ27で平行光と
なり、GLV光学変調器28のGLV素子列28aに入
射角θi で入射する。GLV素子列28aの各GLV素
子は、制御部19により、画像処理された信号に対応し
て点灯−消灯が制御されることで、出射光18を選択的
にスリット29を介してプロジェクションレンズ30に
照射する。ここで、点灯状態のGLV素子に入射した光
18は、回折角θd 、つまり0°で出ていき、スリット
29を通過してプロジェクションレンズ30に入射し
(出射光17)、一方、消灯状態のGLV素子に入射し
た出射光18は、入射角と同じ反射角θi で出ていき、
スリット29を通過できず、プロジェクションレンズ3
0には入射されない。こうして、プロジェクションレン
ズ30に照射された出射光17は、感光体ドラム5の表
面に結像され、感光体ドラム5の表面を露光することと
なる。
【0047】ところで、発明が解決しようとする課題の
項においても説明したように、GLV素子列28aを構
成している複数個のGLV素子は、各々そのマイクロブ
リッジ22(図3参照)の表面状態の違いにより光の反
射効率が異なる。
【0048】図6は、GLV素子列28aにおける各G
LV素子S1,S2,S3,S4,S5…からの反射光
量のグラフである。感光体ドラム5の表面電位を完全に
落とし、適正な静電潜像を形成するために必要な最低光
量をP0とすると、S1、S2、S3の各GLV素子
は、適正光量以上で変調されているが、S4、S5のG
LV素子からの変調光の光量は、最低光量P0を下回っ
ている。このような状態で印字すると、S4、S5のG
LV素子に対応した位置で、露光光量が低下し、濃度低
下が起こることとなる。
【0049】そこで、本光プリンタでは、図1に示すよ
うに、GLV素子列28aからの変調光の光量を検出す
る光パワーメータ(光量検出手段)32を設け、この光
パワーメータ32による検出結果を基に、制御部19が
個々のGLV素子のON時間(点灯時間)を調整するこ
とで、変調光量のばらつきを補正するようになってい
る。
【0050】まず、GLV素子列28aを構成する個々
のGLV素子の変調光量の検出について説明する。図7
は、前述の図1に示した本光プリンタの光学ユニット1
5の光路図である。図1、図7に示すように、GLV素
子列28aにより変調された出射光17は、プロジェク
ションレンズ30と感光体ドラム5との間の第1ポイン
ト(第1位置)Aで集光される。本光学ユニット15で
は、この第1ポイントAに、ハーフミラー31が配設さ
れ、その背面に光パワーメータ32が設けられている。
【0051】このような構成では、GLV素子列28a
からの出射光17は、ハーフミラー31により一部は反
射されて感光体ドラム5への入射光17aとなり、もう
一部は透過光17bとなり、ハーフミラー31の裏側へ
と導かれる。この時、出射光17のハーフミラ31への
入射角をθj とすると、感光体ドラム5への入射光17
aの反射角もθj となる。
【0052】ハーフミラー31の裏側へ導かれた透過光
17bは、光パワーメータ32に入光する。これによ
り、光パワーメータ32が、GLV素子列28aにより
変調された出射光17の光量を測定し、測定した光量を
制御部19へと出力する。
【0053】この場合、光パワーメータ32では、出射
光17が集光する第1ポイントAの光量を検出するよう
になっているので、一つの光パワーメータで、また、受
光面の小さいパワーメータにて、全てのGLV素子から
の変調光を受光することができ、パワーメータ32を設
けることによるコストアップを低く抑え得る。
【0054】また、第1ポイントAにハーフミラー31
を配設し、このハーフミラー31を利用して出射光17
を光パワーメータ32の検出用の光17bと、感光体ド
ラム5への入射光17aとに分岐する構成としたので、
感光体ドラム5への露光を妨げることなく、光量を検出
することができる。
【0055】しかも、光パワーメータ32をハーフミラ
ー31の背面に取り付けているので、ハーフミラー31
を用いた構成において最も光パワーメータ32の受光面
を小さくでき、かつ、取り付け位置がずれて受光不可能
になるなどの不具合を招来しないものとなっている。
【0056】次に、このように構成された光学ユニット
15において、GLV素子列28aを構成している個々
のGLV素子からの変調光量の調整方法を説明する。制
御部19の記憶部に、予め変調光量の検出時間t0(各
GLV素子のON時間)を決めて記憶させておく。そし
て、GLV素子列28aはA4/Letterサイズで
解像度600DPIの光プリンタを想定した場合、51
00個のGLV素子で構成されているが、これを端から
順次、一定時間t0だけONさせ、それぞれのGLV素
子からの変調光量を光パワーメータ32により測定して
いく。
【0057】図8に、図6のグラフに示されている5つ
のGLV素子S1・S2・S3・S4・S5の変調光量
と変調時間の関係を示す。これから、ON時間t0で変
調される光量は、GLV素子S1、S3がP0、S2が
P1、S4がP2、S5がP3となっていることがわか
る。適正な静電潜像を形成するのに必要な最低光量(基
準光量)をP0とすると、GLV素子S1、S3がP0
と同一なのに対し、S2は光量過多、S4、S5が光量
不足となっている。このような状態で、例えば全面黒ベ
タの画像信号を印字した場合、記録紙のGLV素子S
4、S5に対応する部分の濃度が低下することとなる。
【0058】したがって、同一濃度の印字サンプルを得
るには、GLV素子S4、S5からの変調光量をP0ま
で増やす必要がある。そこで、制御部19において、光
パワーメータ32からの検出結果に基づき、各GLV素
子のON時間を計算する。例えばGLV素子S4の場
合、t0間の光量がP2であるので、“P2/t0”よ
りP0の光量を得るにはON時間をt2にすればよいこ
とは容易に計算できる。同様にしてGLV素子S5の場
合はON時間をt3にすればよい。
【0059】GLV素子S2の場合の光量はP1である
ので、黒ベタの画像信号を印字する場合は必要光量以上
の光量を確保できるので問題ないが、各GLV素子をパ
ワー変調し、多階調で印字する光プリンタの場合は基準
となる変調光量がGLV素子S1、S3からずれるため
問題となる。したがって、GLV素子S2の場合でも、
“P1/t0”よりP0の光量を得るON時間はt1と
する。
【0060】制御部19の記憶部には、以上のような方
法で計算された全てのGLV素子個々のON時間が記憶
されている。制御部19は印字する場合、この記憶部内
のON時間データに基づいて、個々のGLV素子のON
時間を変え、全てのGLV素子からの変調光量がP0と
なるように制御する。又、パワー変調し多階調で印字す
る場合は、個々のGLV素子からの変調光量がP0とな
る時間をそれぞれの基準時間とし、それによりパワー変
調できるようにする。
【0061】このような方法で制御を行えば、各GLV
素子からの変調光量を同一時間で検出できるので、全G
LV素子の変調光量の検出が常に一定時間で終了でき、
制御ブロックの進行に支障を来たすことなく、決まった
時間で次の制御に移行することができるといった利点も
備えている。
【0062】以上のように、本光プリンタでは、各GL
V素子からの変調光量を検出する光パワーメータ32を
備えると共に、この光パワーメータ32の検出結果を基
にして制御部19が各GLV素子のON時間を調整する
ようになっている。
【0063】したがって、GLV素子を用いたGLV光
学変調器28の場合、最近の高速化及び中間調を用いた
高画質印刷の要求に応えうるものの、個々のGLV素子
のマイクロブリッジ22の表面状態のばらつきにより変
調光量がばらつき、均一な濃度で画像形成を行うことが
できないといった課題を解決し、高速化及び中間調を用
いた高画質印刷の要求に応えることができ、かつ、均一
な濃度で画像形成を行うことが可能な光プリンタを実現
できる。
【0064】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態
について前述の図1、図2、図6、図7、及び図9に基
づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜
上、前述の実施の形態にて示した部材と同一の機能を有
する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0065】本実施の形態の画像形成装置である光プリ
ンタの全体構成は、図2に示した前述の実施の形態1の
光プリンタと同じである。ただ、GLV素子列28aを
構成している個々のGLV素子からの変調光量の調整方
法が異なる。つまり、前述の光プリンタでは、GLV素
子列28aのGLV素子を順に一定時間で点灯させ、そ
して得られた変調光量を基に制御部19が基準光量とな
る個々のGLV素子のON時間を演算し、そのON時間
に基づいて各GLV素子のON時間を調整していた。
【0066】これに対し、本光プリンタでは、基準光量
を決め、光パワーメータ32を用いて基準光量となるま
での時間を計測し、その求めた時間に基づいて、制御部
19’が各GLV素子のON時間を調整するようになっ
ている。
【0067】図9に、図6のグラフに示されている各G
LV素子S1,S2,S3,S4,S5の変調光量と変
調時間の関係を示す。
【0068】制御部19の記憶部に、予め適正な静電潜
像を形成するのに必要な最低光量をP0(基準値)を決
めて、記憶させておく。そして、GLV素子列28aの
各GLV素子を端から順次ONさせ、各GLV素子から
の変調光量を光パワーメータ32により測定していき、
各GLV素子からの変調光量がP0になるまでの時間を
検出する。こうして検出された時間を、制御部19の図
示しない記憶部に記憶させる。制御部19の記憶部に
は、検出された全てのGLV素子個々の変調光量がP0
になるまでの時間が記憶される。
【0069】制御部19は印字する場合、この記憶部内
のON時間データに基づいて、個々のGLV素子のON
時間を変え、全てのGLV素子からの変調光量がP0と
なるように制御する。又、パワー変調し多階調で印字す
る場合は、個々のGLV素子からの変調光量がP0とな
る時間をそれぞれの基準時間とし、それによりパワー変
調できるようにする。
【0070】図6のグラフに示されている各GLV素子
S1,S2,S3,S4,S5の変調光量がP0になる
までの時間は、図9から、GLV素子S1、S3でt1
2、S2でt11、S4でt13、S5でt14となっ
ていることがわかる。このような状態で、各GLV素子
のON時間を全て同一として印字すると、変調光量は各
々異なり、図9の場合は、S2、S1(=S3)、S
4、S5の順に変調光量は小さくなり、濃度がばらつく
こととなる。
【0071】制御部19は印字する場合、GLV素子S
1、S3でt12、S2でt11、S4でt13、S5
でt14で各々点灯させる。
【0072】以上のような制御を行えば、予め光パワー
メータ32により検出された時間が、そのまま印字時の
各GLV素子の変調時間となるので、実施の形態1のよ
うに、各GLV素子の基準光量となるまでの時間計算を
省略できるといった利点がある。
【0073】〔実施の形態3〕本発明の実施の他の形態
について前述の図2、図10、及び図11に基づいて説
明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前述
の実施の形態にて示した部材と同一の機能を有する部材
には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0074】本実施の形態の画像形成装置である光プリ
ンタの全体構成は、図2に示した前述の実施の形態1の
光プリンタとほぼ同じであるが、光学ユニット15’に
おける、光パワーメータ32の配設方法が異なる。
【0075】つまり、前述の実施の形態1,2の光プリ
ンタの光学ユニット15では、ハーフミラー31を用い
ることで、光パワーメータ32が感光体ドラム5への投
影光を妨げることのない構成としていた。
【0076】これに対し、本光プリンタの光学ユニット
15’では、図10、およびその光路図である図11に
示すように、光パワーメータ32を、GLV素子列28
aにより変調された出射光17が集光される第1ポイン
トAと、この第1ポイントAから離れたポイント(第2
位置)Bとの間を、図示しない移動手段にて移動できる
ような構造としている。
【0077】このような構成によれば、個々のGLV素
子からの変調光量の検出時には、制御部19(19’)
からの信号により、光パワーメータ32を第1ポイント
Aに移動し、全GLV素子各々からの変調光量の検出を
行い、光量の検出が終われば、光パワーメータ32を第
2ポイントBに移動する。
【0078】尚、この場合の各GLV素子からの変調光
量の検出方法とその後の各GLV素子のON時間の制御
方法は、前述の実施の形態1或いは実施の形態2の光プ
リンタによる方法の何れかを用いればよい。
【0079】このような移動手段を用いる構成とするこ
とで、ハーフミラー31を光路の途中に配設し、変調光
を分光する必要がなく、直接感光体ドラム5へGLV素
子からの変調光を投影することができるといった利点が
ある。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
画像形成装置は、光学変調器が、複数のグレイティング
ライトバルブ素子が配列されてなるグレイティングライ
トバルブ素子列から構成され、かつ、各グレイティング
ライトバルブ素子からの変調光量を検出する光量検出手
段と、該光量検出手段の検出結果に基づいて各グレイテ
ィングライトバルブ素子の点灯時間を調整する点灯時間
調整手段とを備えた構成である。
【0081】これにより、最近の高速化及び中間調を用
いた高画質印刷の要求に応えうるものの、個々のGLV
素子のマイクロブリッジ22の表面状態のばらつきによ
り変調光量がばらつき、均一な濃度で画像形成を行うこ
とができないといった課題を解決し、高速化及び中間調
を用いた高画質印刷の要求に応えることができ、かつ、
マイクロブリッジの表面状態によってたとえ個々のグレ
イティングライトバルブ素子毎に変調光量がばらついた
としても、個々の変調光量に応じて点灯時間を調整し
て、均一な濃度で画像形成を行うことが可能となるとい
う効果を奏する。
【0082】本発明の請求項2記載の画像形成装置は、
請求項1の構成において、前記光量検出手段が、前記書
き込み光学系における変調光の集光部の光量を検出する
構成である。
【0083】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、光量検出手段を複数個、或いは受光面の広いも
のを用いることなく構成でき、光量検出手段を備えるこ
とによるコストアップを低く抑えることができるという
効果を奏する。
【0084】本発明の請求項3記載の画像形成装置は、
請求項2の構成において、前記書き込み光学系における
変調光の集光部に、反射光を像担持体へ投影する一方、
透過光を上記光量検出手段へ投影するハーフミラーを備
えた構成である。
【0085】これにより、請求項1,2の構成による効
果に加えて、光量検出手段自身が像担持体への変調光の
投影を妨げることのない構成を容易に実現できるという
効果を奏する。
【0086】本発明の請求項4記載の画像形成装置は、
請求項2の構成において、前記光量検出手段を、前記書
き込み光学系における変調光の集光部である第1位置と
集光部から離れた第2位置とに移動させる移動手段を備
えた構成である。
【0087】これにより、請求項3と同様、請求項1,
2の構成による効果に加えて、光量検出手段を集光部に
配設しても、光量検出手段自身が像担持体への変調光の
投影を妨げることのない構成を容易に実現できるという
効果を奏する。しかも、請求項3の構成に比べて、像担
持体へ投影される変調光量の減少を伴うこと無く、変調
光量を検出できるという効果を併せて奏する。
【0088】本発明の請求項5記載の画像形成装置は、
請求項1の構成において、前記点灯時間調整手段が、各
グレイティングライトバルブ素子の点灯時間を一定にし
て得られた前記光量検出手段の検出結果に基づいて各グ
レイティングライトバルブ素子の基準光量となる点灯時
間を演算し、演算値に基づいて点灯時間を調整する構成
である。
【0089】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、制御ブロックの進行に支障を来すこと無く、決
まった時間に次の制御に移行できるという効果を奏す
る。
【0090】本発明の請求項6記載の画像形成装置は、
請求項1の構成において、前記点灯時間調整手段が、前
記光量検出手段の検出結果が予め定めた基準光量となる
まで各グレイティングライトバルブ素子の点灯状態を継
続して求めた基準光量となるまでの所要時間に基づいて
点灯時間を調整する構成である。
【0091】これにより、請求項1の構成による効果と
共に、請求項5の構成に比べて、改めて基準光量で露光
を行うのに必要な各グレイティングライトバルブ素子の
点灯時間の演算を省略できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので、光プリン
タにおける光学ユニットの構成を示す斜視図である。
【図2】上記光プリンタの構成図である。
【図3】グレイティングライトバルブ素子1個の斜視図
である。
【図4】グレイティングライトバルブ素子の消灯時(オ
フ制御時)の動作原理図である。
【図5】グレイティングライトバルブ素子の点灯時(オ
ン制御時)の動作原理図である。
【図6】個々のグレイティングライトバルブ素子からの
変調光量のグラフである。
【図7】図1の光学ユニットの、グレイティングライト
バルブ素子列から感光体ドラムまでの光路図である。
【図8】各グレイティングライトバルブ素子の変調光量
と変調時間との関係を示すグラフである。
【図9】各グレイティングライトバルブ素子の変調光量
と変調時間との関係を示すグラフである。
【図10】光プリンタの光学ユニットの別の構成を示す
斜視図である。
【図11】図10の光学ユニットの、グレイティングラ
イトバルブ素子列から感光体ドラムまでの光路図であ
る。
【図12】従来技術をプリンタ等の書き込みに使用した
ときの光学系の斜視図である。
【符号の説明】
5 感光体ドラム(像担持体) 15 光学ユニット(書き込み光学系) 15’ 光学ユニット(書き込み光学系) 19 制御部(点灯時間調整手段) 19’ 制御部(点灯時間調整手段) 26 半導体レーザユニット(光源) 28 GLV光学変調器(光学変調器) 28a GLV素子列(グレイティングライトバルブ素
子列) 31 ハーフミラー 32 光パワーメータ(光量検出手段) A 第1ポイント(第1位置) B 第2ポイント(第2位置) S1… GLV素子(グレイティングライトバルブ素
子)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの照射光を光学変調器にて変調し
    て像担持体上に投影し該像担持体表面を露光する書き込
    み光学系を備えた画像形成装置において、 上記光学変調器が、複数のグレイティングライトバルブ
    素子が配列されてなるグレイティングライトバルブ素子
    列から構成され、かつ、 各グレイティングライトバルブ素子からの変調光量を検
    出する光量検出手段と、 該光量検出手段の検出結果に基づいて各グレイティング
    ライトバルブ素子の点灯時間を調整する点灯時間調整手
    段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記光量検出手段が、前記書き込み光学系
    における変調光の集光部の光量を検出することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記書き込み光学系における変調光の集光
    部に、反射光を像担持体へ投影する一方、透過光を上記
    光量検出手段へ投影するハーフミラーを備えたことを特
    徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記光量検出手段を、前記書き込み光学系
    における変調光の集光部である第1位置と集光部から離
    れた第2位置とに移動させる移動手段を備えたことを特
    徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記点灯時間調整手段が、各グレイティン
    グライトバルブ素子の点灯時間を一定にして得られた前
    記光量検出手段の検出結果に基づいて各グレイティング
    ライトバルブ素子の基準光量となる点灯時間を演算し、
    演算値に基づいて点灯時間を調整することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記点灯時間調整手段が、前記光量検出手
    段の検出結果が予め定めた基準光量となるまで各グレイ
    ティングライトバルブ素子の点灯状態を継続して求めた
    基準光量となるまでの所要時間に基づいて点灯時間を調
    整することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005313480A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像記録装置および光ビーム強度補正方法
KR100937839B1 (ko) * 2001-07-12 2010-01-21 소니 주식회사 광학 다층 구조체 및 그 제조 방법, 및 광스위칭 소자 및화상 표시 장치

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