JPH09221827A - 大梁構造および工法 - Google Patents
大梁構造および工法Info
- Publication number
- JPH09221827A JPH09221827A JP5251996A JP5251996A JPH09221827A JP H09221827 A JPH09221827 A JP H09221827A JP 5251996 A JP5251996 A JP 5251996A JP 5251996 A JP5251996 A JP 5251996A JP H09221827 A JPH09221827 A JP H09221827A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- girder
- pca member
- half pca
- cast
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
を軽減することができ、梁下に設備スペースを確保して
貫通孔を不要にすることができ大梁構造および工法を提
供する。 【解決手段】 大梁端部半PCa部材1の基端部は柱2
に接合されている。3は大梁中央部半PCa部材であっ
て、左右の大梁端部半PCa部材1、1の先端部上に載
置された状態で、場所打ちコンクリートCにより一体的
に構築されている。大梁中央部半PCa部材3内の下部
には、高強度鉄筋等の鉄筋3aが配筋されている。鉄筋
3aには予めプレストレスが導入されている。鉄筋3a
に代えて、プレストレス線材を使用してもよい。大梁中
央部半PCa部材3の縁部上には、床半PCa部材が載
置されていて、場所打ちコンクリートCにより一体化さ
れている。大梁中央部半PCa部材3の梁せいは、大梁
端部半PCa部材1の梁せいより低く構成されているの
で、大梁中央部半PCa部材3の下側には空間Kが形成
され、配管等の設備スペースを効果的に確保することが
できる。
Description
ンクリート)造の大梁構造および工法に関する。
に梁半PCa(プレキャスト鉄筋コンクリート)部材を
建て込み、場所打ちコンクリートにより柱・梁・スラブ
等を一体的に構築するものがある。
来の梁構造では、大梁を梁半PCa部材として構成しよ
うとすると、大型で重量が重くなり、移送および建て込
みが困難になるだけでなく、配管等の貫通孔を設けなけ
ればならない等の問題点があった。
なされたもので、その目的とするところは、移送および
建て込みが容易で工期および工費を軽減することがで
き、梁下に設備スペースを確保して貫通孔を不要にする
ことができ大梁構造および工法を提供することにある。
端部が柱に接合された大梁端部半PCa部材と、該大梁
端部半PCa部材の先端部上に端部が載置された大梁中
央部半PCa部材と、これらの大梁端部半PCa部材お
よび大梁中央部半PCa部材の上に一体的に打設された
場所打ちコンクリートと、から構成されることを特徴と
する。上記柱は、例えば、柱の外周部を構成する柱薄肉
半PCa部材と、該柱薄肉半PCa部材内の空間に打設
される場所打ちコンクリートと、から構成される。ま
た、上記大梁端部半PCa部材を柱の両側に接合して、
該大梁端部半PCa部材内に配筋された鉄筋が基端面か
ら水平方向に延出する部分同士を相互に一体化する。さ
らに、上記大梁中央部半PCa部材内の下部に配筋され
た鉄筋あるいはプレストレス線材にプレストレスを導入
することも特徴とする。更にまた、上記大梁中央部半P
Ca部材の縁部に床半PCa部材を載置して、上記場所
打ちコンクリートを一体的に打設する。
に柱薄肉半PCa部材をセットし、該柱薄肉半PCa部
材の開口部に大梁端部半PCa部材の基端部を載置し、
両側の大梁端部半PCa部材の先端部上に大梁中央部半
PCa部材の先端部を載置し、上記柱薄肉半PCa部材
内と大梁端部半PCa部材上と大梁中央部半PCa部材
上に場所打ちコンクリートを打設することを特徴とす
る。柱鉄筋の周囲に柱型枠をセットし、該柱型枠に大梁
端部半PCa部材の基端部を載置し、両側の大梁端部半
PCa部材の先端部上に大梁中央部半PCa部材の先端
部を載置し、上記柱型枠内と大梁端部半PCa部材上と
大梁中央部半PCa部材上に場所打ちコンクリートを打
設することを特徴とする。上記大梁中央部半PCa部材
の縁部上に床半PCa部材をセットして、場所打ちコン
クリートを打設する。
図面を参照しながら説明する。図1において、1は大梁
端部半PCa部材であって、その基端部は柱2に接合さ
れている。該大梁端部半PCa部材1内には鉄筋1aが
配筋されている。該鉄筋1aは、大梁端部半PCa部材
1の基端部から水平方向に延出した部分1a′を有する
と共に、先端部付近から垂直上方向に延出した部分1
a″を有する。また、上記大梁端部半PCa部材1の基
端面にはコッター1bが形成されている。
ように左右の大梁端部半PCa部材1の鉄筋1aの上記
水平方向に延出した部分1a′が相互に一体に接続され
ている。なお、該大梁端部半PCa部材1の上面は、場
所打ちコンクリートCとの一体性を確保するために、粗
面となっている。
かなような、柱薄肉半PCa部材2a内に場所打ちコン
クリートCを一体的に打設した構造となっているが、本
発明における柱は、これに限定するものではない。
右の大梁端部半PCa部材1、1の先端部上に載置され
た状態で、場所打ちコンクリートCにより一体的に構築
されている。該大梁中央部半PCa部材3内の下部に
は、高強度鉄筋等の鉄筋3aが配筋されている。該鉄筋
3aには予めプレストレスが導入されている。上記鉄筋
3aに代えて、プレストレス線材を使用してもよい。
端面にはコッター3bが形成されている。さらに、該大
梁中央部半PCa部材3の上面は、場所打ちコンクリー
トCとの一体性を確保するために、粗面となっている。
部半PCa部材3の縁部上には、床半PCa部材4が載
置されていて、場所打ちコンクリートCにより一体化さ
れている。
中央部半PCa部材3の梁せいは、大梁端部半PCa部
材1の梁せいより低く構成されているので、該大梁中央
部半PCa部材3の下側には空間Kが形成され、配管等
の設備スペースを効果的に確保することができる。
る。図5において、2bは柱鉄筋であって、工場や現場
の地上においてユニット化されたものを墨出し後に吊込
んで現場にセットされる。
bの周囲に、柱薄肉半PCa部材2aを建て入れる。該
柱薄肉半PCa部材2aの建入調整には、転倒防止材T
(図1を参照)を使用する。
ると、図7に示すように、その長辺側に開設された開口
部2a′に大梁端部半PCa部材1の基端部を組み付け
ると共に、先端部をサポートSにより支持せしめた状態
で、該大梁端部半PCa部材1をセットして接続する。
なお、柱を場所打ちコンクリートにより構築する場合に
は、上記大梁端部半PCa部材1に基端部は、型枠にセ
ットする。
半PCa部材1の先端部上に、大梁中央部半PCa部材
3の両端部を各々載置せしめた状態で、セットして接続
する。
ると、図9に示すように、柱薄肉半PCa部材2aの短
辺方向に、梁半PCa部材5をセットして接続する。左
右の梁半PCa部材5の梁筋は相互にジョイントしてお
く。このジョイントは、エンクローズ溶接か機械式継手
とするのが好ましい。
部半PCa部材3および梁半PCa部材5の縁部上に、
床半PCa部材4を吊り込んでセットする。
大梁端部半PCa部材2、大梁中央部半PCa部材3、
梁半PCa部材5、および床半PCa部材4のセットが
完了したら、必要な梁筋や床筋等を配筋してから、場所
打ちコンクリートCを打設して一体化する。なお、この
コンクリート打設に際しては、図11(A)に示すよう
に、事前に、上記大梁端部半PCa部材1の側部には型
枠Wを組み付けておく。あるいは、図11(B)に示す
ように、大梁端部半PCa部材1′を断面凹状に形成し
て、上記型枠Wの使用を省略してもよい。
にはプレストレスが導入されているので、大梁のクリー
プ変形を少なくすることができるが、図12に示すよう
に、上記大梁中央部半PCa部材3に鉄骨3cを配設す
ることにより、クリープ変形をさらに少なくすることが
できる。
a部材3に接合する場合の取り合い部を示す断面図であ
る。
し、応力の大きい梁端部の梁せいを大きくし、応力の小
さい梁中央部の梁せいを低く構成したので、移送および
建て込みが容易となり、中央部の梁の下側に有効な設備
スペースを形成することができる。 2)梁せいの小さい中央部の梁鉄筋にプレストレスを導
入したので、RC造の大梁を構築することが可能となっ
た。 3)すべて半PCa部材により構築するので、工期の短
縮を図ることができる。
である。
る。
(A)、その別の実施例の断面図(B)である。
断面図である。
断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】基端部が柱に接合された大梁端部半PCa
部材と、該大梁端部半PCa部材の先端部上に端部が載
置された大梁中央部半PCa部材と、これらの大梁端部
半PCa部材および大梁中央部半PCa部材の上に一体
的に打設された場所打ちコンクリートと、から構成され
ることを特徴とする大梁構造。 - 【請求項2】上記柱が、柱の外周部を構成する柱薄肉半
PCa部材と、該柱薄肉半PCa部材内の空間に打設さ
れる場所打ちコンクリートと、から構成されることを特
徴とする請求項1に記載の大梁構造。 - 【請求項3】上記大梁端部半PCa部材を柱の両側に接
合して、該大梁端部半PCa部材内に配筋された鉄筋が
基端面から水平方向に延出する部分同士を相互に一体化
したことを特徴とする請求項1または2に記載の大梁構
造。 - 【請求項4】上記大梁中央部半PCa部材内の下部に配
筋された鉄筋あるいはプレストレス線材にプレストレス
を導入することを特徴とする請求項1、2または3に記
載の大梁構造。 - 【請求項5】上記大梁中央部半PCa部材の縁部に床半
PCa部材を載置して、上記場所打ちコンクリートを一
体的に打設することを特徴とする請求項1、2、3また
は4に記載の大梁構造。 - 【請求項6】柱鉄筋の周囲に柱薄肉半PCa部材をセッ
トし、該柱薄肉半PCa部材の開口部に大梁端部半PC
a部材の基端部を載置し、両側の大梁端部半PCa部材
の先端部上に大梁中央部半PCa部材の先端部を載置
し、上記柱薄肉半PCa部材内と大梁端部半PCa部材
上と大梁中央部半PCa部材上に場所打ちコンクリート
を打設することを特徴とする大梁工法。 - 【請求項7】柱鉄筋の周囲に柱型枠をセットし、該柱型
枠に大梁端部半PCa部材の基端部を載置し、両側の大
梁端部半PCa部材の先端部上に大梁中央部半PCa部
材の先端部を載置し、上記柱型枠内と大梁端部半PCa
部材上と大梁中央部半PCa部材上に場所打ちコンクリ
ートを打設することを特徴とする大梁工法。 - 【請求項8】上記大梁中央部半PCa部材の縁部上に床
半PCa部材をセットして、場所打ちコンクリートを打
設することを特徴とする請求項6または7に記載の大梁
工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5251996A JPH09221827A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 大梁構造および工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5251996A JPH09221827A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 大梁構造および工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09221827A true JPH09221827A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12916999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5251996A Pending JPH09221827A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 大梁構造および工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09221827A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025236A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Taisei Corp | 端部と中央部とで強度の異なる緊張材を用いたプレキャストプレストレストコンクリート梁 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP5251996A patent/JPH09221827A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025236A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Taisei Corp | 端部と中央部とで強度の異なる緊張材を用いたプレキャストプレストレストコンクリート梁 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000170285A (ja) | 鋼板コンクリート構造壁の接合方法および接合部構造 | |
JPH04228710A (ja) | 橋梁用道路スラブ | |
JPH09221827A (ja) | 大梁構造および工法 | |
JPH04222742A (ja) | 複合梁 | |
JPH07286451A (ja) | 耐震壁 | |
JPH10227010A (ja) | 橋梁床版用の主鉄筋付き鋼製型枠及びそれを用いた橋梁の床版施工法 | |
JP2806153B2 (ja) | 半pc梁型枠 | |
JP2884440B2 (ja) | コンクリート角柱構築用の型枠およびそれを使用する柱の構築工法 | |
JP2000129633A (ja) | 橋梁床版の架設工法 | |
JP2002364072A (ja) | 複合構造架構用梁 | |
JPH079921Y2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造 | |
JPH0654042B2 (ja) | フラットプレート構造建築物におけるシアヘッド部の剪断補強構造 | |
JPH06264414A (ja) | 橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリ−トブロック | |
JPS5926001Y2 (ja) | プレキヤスト小梁と大梁の接合部構造 | |
JP2900171B2 (ja) | フラツトスラブの施工法 | |
JPH0688342A (ja) | 柱の構築方法 | |
JPH02292428A (ja) | 現場打設コンクリート充填型pc梁 | |
JPS61261543A (ja) | 逆打ち工法に於ける鋼管使用柱と梁並びにスラブ接合部の構築方法 | |
JPH10152887A (ja) | プレキャストコンクリート製型枠 | |
JPH10227011A (ja) | 橋梁床版用の主鉄筋付き鋼製型枠及びそれを用いた橋梁の床版施工法 | |
JP3114024B2 (ja) | 躯体の接合部構造 | |
JPH06185108A (ja) | 小梁の構築方法 | |
KR20030075064A (ko) | 조립식 교량의 시공방법 및 그 상부 구조물 | |
JPH06306935A (ja) | Rc構造物の柱・梁接合部構造とその構築法 | |
JPH0366852A (ja) | プレキヤスト鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とによる複合構造の構築工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20040226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040913 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041005 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050329 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050802 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |