JPH06264414A - 橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリ−トブロック - Google Patents
橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリ−トブロックInfo
- Publication number
- JPH06264414A JPH06264414A JP29393292A JP29393292A JPH06264414A JP H06264414 A JPH06264414 A JP H06264414A JP 29393292 A JP29393292 A JP 29393292A JP 29393292 A JP29393292 A JP 29393292A JP H06264414 A JPH06264414 A JP H06264414A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 RC橋脚の工期の短縮、工費の節減を図る。
【構成】 支柱部を構成する部分をコンクリートブロッ
クセグメント211、212と鉄筋カゴ22、23によ
り標準化し、該セグメントをボルト213で連結するこ
とにより各段の橋脚用コンクリートブロック21を構成
し、セグメント内に鉄筋カゴを挿入し基礎1の鉄骨11
と溶接で継ぎ足していき、その中にコンクリート20を
打設し、順次積み重ねていくことにより支柱部2を基礎
1上に構築する。
クセグメント211、212と鉄筋カゴ22、23によ
り標準化し、該セグメントをボルト213で連結するこ
とにより各段の橋脚用コンクリートブロック21を構成
し、セグメント内に鉄筋カゴを挿入し基礎1の鉄骨11
と溶接で継ぎ足していき、その中にコンクリート20を
打設し、順次積み重ねていくことにより支柱部2を基礎
1上に構築する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RC橋脚をセグメント
方式のコンクリートブロックと鉄筋カゴを用いて構築す
るプレハブ工法及びその工法に用いる橋脚用コンクリー
トブロックに関する。
方式のコンクリートブロックと鉄筋カゴを用いて構築す
るプレハブ工法及びその工法に用いる橋脚用コンクリー
トブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】RC橋脚は、図16に示すように基礎
1、支柱部2、及び橋桁支持部3の3つの部分から構成
されており、一般に現場打ちで施工される。すなわち、
まず基礎部分の配筋、型枠を組み立てたのち、コンクリ
ートを打設して基礎1を構築し、次いで同様に支柱部分
の配筋、型枠を組み立て後、コンクリートを打設して支
柱部2を基礎1上に構築し、最後に橋桁支持部3を同様
にして支柱部2上に構築する。このため、工期が長期化
しコスト高となる。
1、支柱部2、及び橋桁支持部3の3つの部分から構成
されており、一般に現場打ちで施工される。すなわち、
まず基礎部分の配筋、型枠を組み立てたのち、コンクリ
ートを打設して基礎1を構築し、次いで同様に支柱部分
の配筋、型枠を組み立て後、コンクリートを打設して支
柱部2を基礎1上に構築し、最後に橋桁支持部3を同様
にして支柱部2上に構築する。このため、工期が長期化
しコスト高となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来工法の中で工期の
長期化を招く要素は主として型枠作業と配筋作業にあ
る。標準化を推し進めるうえで重要な点は、必要強度を
確保することはもとより、この型枠作業と配筋作業を如
何に軽減するかにある。
長期化を招く要素は主として型枠作業と配筋作業にあ
る。標準化を推し進めるうえで重要な点は、必要強度を
確保することはもとより、この型枠作業と配筋作業を如
何に軽減するかにある。
【0004】本発明は、上記のような観点より標準化を
図ったものであり、短工期、低コスト、省力化に資する
RC橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリートブロッ
クを提供することを目的としている。
図ったものであり、短工期、低コスト、省力化に資する
RC橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリートブロッ
クを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず第一に、
支柱部分を標準化するため、構成単位としての中空のコ
ンクリートブロックセグメントと該セグメントの中に挿
入される鉄筋カゴを使用し、前記セグメントを基礎上に
て横方向及び上下方向にボルトで連結するとともに、前
記鉄筋カゴを基礎の鉄骨または鉄筋と溶接で継ぎ足して
いき、前記セグメント内にコンクリートを打設すること
により支柱部を構築することを特徴とするプレハブ工法
としたものである。ここで、鉄筋カゴを構成する主筋は
鉄筋だけでなく鉄骨でも良く、鉄骨または鉄筋により予
めカゴ状に組み立てたものを総称して、「鉄筋カゴ」と
呼ぶ。
支柱部分を標準化するため、構成単位としての中空のコ
ンクリートブロックセグメントと該セグメントの中に挿
入される鉄筋カゴを使用し、前記セグメントを基礎上に
て横方向及び上下方向にボルトで連結するとともに、前
記鉄筋カゴを基礎の鉄骨または鉄筋と溶接で継ぎ足して
いき、前記セグメント内にコンクリートを打設すること
により支柱部を構築することを特徴とするプレハブ工法
としたものである。ここで、鉄筋カゴを構成する主筋は
鉄筋だけでなく鉄骨でも良く、鉄骨または鉄筋により予
めカゴ状に組み立てたものを総称して、「鉄筋カゴ」と
呼ぶ。
【0006】第二に、前記のように構築された支柱部上
にプレキャストされた中空の橋桁支持ブロックをボルト
で連結し、前記橋桁支持ブロック内に鉄筋を配筋したの
ち、コンクリートを打設することにより橋桁支持部を構
築することを特徴とするプレハブ工法である。
にプレキャストされた中空の橋桁支持ブロックをボルト
で連結し、前記橋桁支持ブロック内に鉄筋を配筋したの
ち、コンクリートを打設することにより橋桁支持部を構
築することを特徴とするプレハブ工法である。
【0007】次に、本発明のプレハブ工法に使用する標
準仕様の橋脚用コンクリートブロックは、横方向及び上
下方向にボルト通し穴を有する所要数のコンクリートブ
ロックセグメントにより中空体を構成してなるものであ
る。また前記セグメントの内側板は、該セグメントの側
面に設けた溝に沿って上下方向に摺動するスライド板と
することができ、また側面板を同様のスライド板とする
こともできる。
準仕様の橋脚用コンクリートブロックは、横方向及び上
下方向にボルト通し穴を有する所要数のコンクリートブ
ロックセグメントにより中空体を構成してなるものであ
る。また前記セグメントの内側板は、該セグメントの側
面に設けた溝に沿って上下方向に摺動するスライド板と
することができ、また側面板を同様のスライド板とする
こともできる。
【0008】
【作用】本プレハブ工法は、標準化されたコンクリート
ブロックセグメントを所要数ボルトで連結し橋脚用コン
クリートブロックを構成するとともに、各セグメント内
に鉄筋カゴを挿入し基礎の鉄骨又は鉄筋と溶接で継ぎ足
していき、コンクリートを打設することにより支柱部を
施工するものであり、その際、前記セグメント方式のコ
ンクリートブロック自体が取外し不要の型枠の機能を有
し、鉄筋カゴは溶接で継ぎ足していくだけでよいから、
支柱部の型枠作業及び配筋作業が簡略化されることにな
る。
ブロックセグメントを所要数ボルトで連結し橋脚用コン
クリートブロックを構成するとともに、各セグメント内
に鉄筋カゴを挿入し基礎の鉄骨又は鉄筋と溶接で継ぎ足
していき、コンクリートを打設することにより支柱部を
施工するものであり、その際、前記セグメント方式のコ
ンクリートブロック自体が取外し不要の型枠の機能を有
し、鉄筋カゴは溶接で継ぎ足していくだけでよいから、
支柱部の型枠作業及び配筋作業が簡略化されることにな
る。
【0009】さらにプレキャストされた橋桁支持ブロッ
クの使用によって、橋桁支持部の型枠作業が簡略化され
る。
クの使用によって、橋桁支持部の型枠作業が簡略化され
る。
【0010】本橋脚用コンクリートブロック及び鉄筋カ
ゴは、あらゆる仕様の橋脚に供され、工期の短縮、工費
の節減に寄与する。
ゴは、あらゆる仕様の橋脚に供され、工期の短縮、工費
の節減に寄与する。
【0011】
【実施例】図1は本発明のプレハブ工法の一実施例を示
す部分断面の概要図である。本工法の手順を示すと下記
のとおりである。
す部分断面の概要図である。本工法の手順を示すと下記
のとおりである。
【0012】(1)基礎の施工 基礎1は従来通り支持杭(図示せず)上にて配筋、型枠
を組立て後、コンクリートを打設して構築する。
を組立て後、コンクリートを打設して構築する。
【0013】(2)支柱部の施工 支柱部2は、構成単位としてのセグメント方式の中空の
橋脚用コンクリートブロック21と各セグメント内に挿
入される鉄筋カゴ22、23を用いて構築する。すなわ
ち、このコンクリートブロック21は取外し不要の型枠
を兼ねたものである。
橋脚用コンクリートブロック21と各セグメント内に挿
入される鉄筋カゴ22、23を用いて構築する。すなわ
ち、このコンクリートブロック21は取外し不要の型枠
を兼ねたものである。
【0014】コンクリートブロック21は、図2に示す
ように辺部を構成するサイドブロックセグメント211
とコーナー部を構成するコーナーブロックセグメント2
12をボルト(図示せず)で連結することにより、例え
ば中空矩形体に形成される。なお、コンクリートブロッ
ク21の輪郭形状は任意であり、円形や楕円形にするこ
ともできる。
ように辺部を構成するサイドブロックセグメント211
とコーナー部を構成するコーナーブロックセグメント2
12をボルト(図示せず)で連結することにより、例え
ば中空矩形体に形成される。なお、コンクリートブロッ
ク21の輪郭形状は任意であり、円形や楕円形にするこ
ともできる。
【0015】鉄筋カゴ22、23は、図10に示すよう
に鉄骨231又は鉄筋232等を組み合わせてセグメン
トの形状に適合するようにカゴ状に組み立てたものであ
り、サイドブロックセグメント211内に挿入する鉄筋
カゴ22と、コーナーブロックセグメント212内に挿
入する鉄筋カゴ23より構成され、それぞれ基礎1の鉄
骨11と溶接で継ぎ足していく。
に鉄骨231又は鉄筋232等を組み合わせてセグメン
トの形状に適合するようにカゴ状に組み立てたものであ
り、サイドブロックセグメント211内に挿入する鉄筋
カゴ22と、コーナーブロックセグメント212内に挿
入する鉄筋カゴ23より構成され、それぞれ基礎1の鉄
骨11と溶接で継ぎ足していく。
【0016】以上のように構成単位としてのコンクリー
トブロック21及びこれを構成するセグメント211、
212と各セグメント内に挿入される鉄筋カゴ22、2
3は標準化され、仕様に応じて選択的に提供される。
トブロック21及びこれを構成するセグメント211、
212と各セグメント内に挿入される鉄筋カゴ22、2
3は標準化され、仕様に応じて選択的に提供される。
【0017】そこで、支柱部2を構築するには、まず前
記のように基礎1上にて所要数のセグメント211、2
12をボルトで連結し、1段目のコンクリートブロック
21を組立て設置する。次に各セグメント211、21
2内に鉄筋カゴ22、23を挿入し、基礎1の鉄骨11
と溶接する。その後、各セグメント211、212内に
コンクリート20を打設して1段目を完成する。
記のように基礎1上にて所要数のセグメント211、2
12をボルトで連結し、1段目のコンクリートブロック
21を組立て設置する。次に各セグメント211、21
2内に鉄筋カゴ22、23を挿入し、基礎1の鉄骨11
と溶接する。その後、各セグメント211、212内に
コンクリート20を打設して1段目を完成する。
【0018】次に、2段目のセグメント211、212
を1段目のセグメント211、212とそれぞれボルト
で連結し、2段目のコンクリートブロック21を組立
て、さらに鉄筋カゴ22、23を挿入しセグメント21
1、212内にコンクリート20を打設して2段目を完
成する。1段目の鉄筋カゴ22、23と溶接で継ぎ足
す。その後、2段目のずつ積み重ねていく。
を1段目のセグメント211、212とそれぞれボルト
で連結し、2段目のコンクリートブロック21を組立
て、さらに鉄筋カゴ22、23を挿入しセグメント21
1、212内にコンクリート20を打設して2段目を完
成する。1段目の鉄筋カゴ22、23と溶接で継ぎ足
す。その後、2段目のずつ積み重ねていく。
【0019】以後、前記と同様の方法で3段目、4段
目、…と順次コンクリートブロック21と鉄筋カゴ2
2、23を組立て所定高さまで積み重ねていく。このよ
うな方法で、支柱部2を構築する。尚、コンクリート2
0の打設は1段ずつ行ってもよく、数段単位で一辺に行
ってもよい。また、鉄筋カゴ22、23の高さは通常コ
ンクリートブロック21の高さと同じであるが、必ずし
もそのようにする必要はなく、場合によっては2倍ない
し3倍の高さとして溶接箇所を減らすことができる。さ
らに鉄筋カゴ22、23の鉄骨231と基礎1の鉄骨1
1との接合部27、及び鉄骨231同士の接合部28が
コンクリートブロック21の接合面29と一致しないよ
うに留意する。
目、…と順次コンクリートブロック21と鉄筋カゴ2
2、23を組立て所定高さまで積み重ねていく。このよ
うな方法で、支柱部2を構築する。尚、コンクリート2
0の打設は1段ずつ行ってもよく、数段単位で一辺に行
ってもよい。また、鉄筋カゴ22、23の高さは通常コ
ンクリートブロック21の高さと同じであるが、必ずし
もそのようにする必要はなく、場合によっては2倍ない
し3倍の高さとして溶接箇所を減らすことができる。さ
らに鉄筋カゴ22、23の鉄骨231と基礎1の鉄骨1
1との接合部27、及び鉄骨231同士の接合部28が
コンクリートブロック21の接合面29と一致しないよ
うに留意する。
【0020】(3)橋桁支持部の施工 最後に、予めプレキャストした中空の橋桁支持ブロック
31を前記のように構築された支柱部2上に搭載し、鉄
筋32を配筋した後、コンクリート30を打設し支柱部
2と一体化して橋桁支持部3を構築する。
31を前記のように構築された支柱部2上に搭載し、鉄
筋32を配筋した後、コンクリート30を打設し支柱部
2と一体化して橋桁支持部3を構築する。
【0021】次に、図2は前記セグメント211、21
2により構成されたコンクリートブロック21の概略平
面図、図3は正面図である。また図4は構成単位として
のサイドブロックセグメント211の平面図、図5は側
面図、図6は図4のA−A線断面図、図7は図4のB−
B線断面図、図8はサイドブロックセグメント211同
士の結合状態を示す断面平面図、図9はサイドブロック
セグメント211とコーナーブロックセグメント212
との結合状態を示す断面平面図である。
2により構成されたコンクリートブロック21の概略平
面図、図3は正面図である。また図4は構成単位として
のサイドブロックセグメント211の平面図、図5は側
面図、図6は図4のA−A線断面図、図7は図4のB−
B線断面図、図8はサイドブロックセグメント211同
士の結合状態を示す断面平面図、図9はサイドブロック
セグメント211とコーナーブロックセグメント212
との結合状態を示す断面平面図である。
【0022】以上の図に示すように、中空矩形体のコン
クリートブロック21を形成する場合は、サイドブロッ
クセグメント211とコーナーブロックセグメント21
2を用いる。各セグメント211、212はボルト21
3で横方向に連結するための複数のボルト通し穴214
と上下方向に連結するための複数のボルト通し穴215
を有している。また各セグメント211、212はプレ
キャストされた中空コンクリートブロックであり、上下
方向のボルト通し穴215を設けるため、内側に突出し
たフランジ部216を設けている。
クリートブロック21を形成する場合は、サイドブロッ
クセグメント211とコーナーブロックセグメント21
2を用いる。各セグメント211、212はボルト21
3で横方向に連結するための複数のボルト通し穴214
と上下方向に連結するための複数のボルト通し穴215
を有している。また各セグメント211、212はプレ
キャストされた中空コンクリートブロックであり、上下
方向のボルト通し穴215を設けるため、内側に突出し
たフランジ部216を設けている。
【0023】また図示は省略するが、中空円形のコンク
リートブロックとする場合は、セグメントは等分割され
た円弧ブロックセグメントとされる。
リートブロックとする場合は、セグメントは等分割され
た円弧ブロックセグメントとされる。
【0024】次に、図10は前記サイドブロックセグメ
ント211内に挿入する鉄筋カゴ22の平面図、図11
は正面図、図12は側面図である。また図13は前記コ
ーナーブロックセグメント212内に挿入する鉄筋カゴ
の23の平面図である。いずれも主筋は鉄骨231で構
成され、両側の鉄骨間を鉄筋232で溶接し、各セグメ
ント211、212の形状に適合するようにカゴ状に形
成されている。
ント211内に挿入する鉄筋カゴ22の平面図、図11
は正面図、図12は側面図である。また図13は前記コ
ーナーブロックセグメント212内に挿入する鉄筋カゴ
の23の平面図である。いずれも主筋は鉄骨231で構
成され、両側の鉄骨間を鉄筋232で溶接し、各セグメ
ント211、212の形状に適合するようにカゴ状に形
成されている。
【0025】図14はサイドブロックセグメントの他の
実施例を示す断面平面図である。この実施例は、該セグ
メント211の内側板217を上下方向にスライドでき
るようにスライド板で構成したものである。したがっ
て、セグメント211の外面側及び側面側は一体に作ら
れ、かつスライド板217の係合する溝218が設けら
れている。スライド板217は鋼製パネルまたは樹脂パ
ネルで作る。
実施例を示す断面平面図である。この実施例は、該セグ
メント211の内側板217を上下方向にスライドでき
るようにスライド板で構成したものである。したがっ
て、セグメント211の外面側及び側面側は一体に作ら
れ、かつスライド板217の係合する溝218が設けら
れている。スライド板217は鋼製パネルまたは樹脂パ
ネルで作る。
【0026】このスライド板217を取り外すことによ
って、鉄筋カゴ22の溶接作業が簡便になる。溶接後は
スライド板217を溝218に沿って落し込めば良い。
またコーナーブロックセグメント212のスライド板
(図示せず)は直角に屈曲した形状となる。
って、鉄筋カゴ22の溶接作業が簡便になる。溶接後は
スライド板217を溝218に沿って落し込めば良い。
またコーナーブロックセグメント212のスライド板
(図示せず)は直角に屈曲した形状となる。
【0027】図15はサイドブロックセグメントのさら
に他の実施例を示す断面平面図である。この実施例は、
セグメント211の側面側をスライド板219としたも
のである。スライド板219の係合する溝220は外側
板221及び内側板222の各内側に設けられる。また
スライド板219を挿入したあとではボルト223で隣
接のスライド板219と結合する。
に他の実施例を示す断面平面図である。この実施例は、
セグメント211の側面側をスライド板219としたも
のである。スライド板219の係合する溝220は外側
板221及び内側板222の各内側に設けられる。また
スライド板219を挿入したあとではボルト223で隣
接のスライド板219と結合する。
【0028】
【発明の効果】本発明の効果を列挙すると次のとおりで
ある。 (1)標準仕様のコンクリートブロックセグメントと鉄
筋カゴとを使用し、該セグメントをボルトで連結するこ
とにより橋脚用コンクリートブロックを構成し、さらに
鉄筋カゴを各セグメント内に挿入し基礎の鉄骨または鉄
筋と溶接で継ぎ足し、その中にコンクリートを打設して
積み重ねていくものであるから、RC橋脚のプレハブ施
工が可能となり、それによって支柱部の型枠作業及び配
筋作業を著しく簡略化できるため、大巾な工期の短縮及
び工費の節減を図ることができる。 (2)さらにプレキャストされた橋桁支持ブロックを使
用することにより、前記効果を一層高めることができ
る。 (3)コンクリートブロックセグメントを標準化するこ
とにより、工場生産が可能となり、あらゆる仕様の橋脚
の施工に対応させることができるとともに、製造、組立
て、運搬などのコストを低減し、かつ省力化に寄与す
る。 (4)橋脚の軽量化が可能になる。
ある。 (1)標準仕様のコンクリートブロックセグメントと鉄
筋カゴとを使用し、該セグメントをボルトで連結するこ
とにより橋脚用コンクリートブロックを構成し、さらに
鉄筋カゴを各セグメント内に挿入し基礎の鉄骨または鉄
筋と溶接で継ぎ足し、その中にコンクリートを打設して
積み重ねていくものであるから、RC橋脚のプレハブ施
工が可能となり、それによって支柱部の型枠作業及び配
筋作業を著しく簡略化できるため、大巾な工期の短縮及
び工費の節減を図ることができる。 (2)さらにプレキャストされた橋桁支持ブロックを使
用することにより、前記効果を一層高めることができ
る。 (3)コンクリートブロックセグメントを標準化するこ
とにより、工場生産が可能となり、あらゆる仕様の橋脚
の施工に対応させることができるとともに、製造、組立
て、運搬などのコストを低減し、かつ省力化に寄与す
る。 (4)橋脚の軽量化が可能になる。
【図1】本発明のプレハブ工法の部分断面の概要図であ
る。
る。
【図2】前記工法に使用する橋脚用コンクリートブロッ
クの概略平面図である。
クの概略平面図である。
【図3】前記コンクリートブロックの正面図である。
【図4】前記工法に使用するコンクリートブロックセグ
メントの平面図である。
メントの平面図である。
【図5】前記セグメントの側面図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】サイドブロックセグメントの連結状態を示す断
面平面図である。
面平面図である。
【図9】コーナーブロックセグメントの連結状態を示す
断面平面図である。
断面平面図である。
【図10】前記工法に使用する鉄筋カゴの平面図であ
る。
る。
【図11】前記鉄筋カゴの正面図である。
【図12】前記鉄筋カゴの側面図である。
【図13】コーナーブロックセグメント用の鉄筋カゴの
平面図である。
平面図である。
【図14】前記サイドブロックセグメントの他の実施例
を示す断面平面図である。
を示す断面平面図である。
【図15】前記サイドブロックセグメントのさらに他の
実施例を示す断面平面図である。
実施例を示す断面平面図である。
【図16】従来の橋脚の斜視図である。
1 基礎 2 支柱部 3 橋桁支持部 11 鉄骨 20 コンクリート 21 橋脚用コンクリートブロック 22、23 鉄筋カゴ 30 コンクリート 31 橋桁支持ブロック 32 鉄筋 211 サイドブロックセグメント 212 コーナーブロックセグメント 213 ボルト 214、215ボルト通し穴 217、219 スライド板 218、220 溝 221 外側板 222 内側板
Claims (5)
- 【請求項1】 構成単位としての中空のコンクリートブ
ロックセグメントと該セグメントの中に挿入される鉄筋
カゴを使用し、 前記セグメントを基礎上にて横方向及び上下方向にボル
トで連結するとともに、前記鉄筋カゴを基礎の鉄骨また
は鉄筋と溶接で継ぎ足していき、 前記セグメント内にコンクリートを打設することにより
支柱部を構築する橋脚のプレハブ工法。 - 【請求項2】 構築された前記支柱部上にプレキャスト
された中空の橋桁支持ブロックをボルトで連結し、 前記橋桁支持ブロック内に鉄筋を配筋したのち、 前記橋桁支持ブロック内にコンクリートを打設すること
により橋桁支持部を構築する請求項1記載の橋脚のプレ
ハブ工法。 - 【請求項3】 横方向及び上下方向にボルト通し穴を有
する所要数のコンクリートブロックセグメントにより中
空体を構成してなる橋脚用コンクリートブロック。 - 【請求項4】 前記セグメントの内側板を該セグメント
の側面に設けた溝に沿って上下方向に摺動するスライド
板で構成した請求項3記載の橋脚用コンクリートブロッ
ク。 - 【請求項5】 前記セグメントの側面板を該セグメント
の外側板及び内側板に設けた溝に沿って上下方向に摺動
するスライド板で構成した請求項3記載の橋脚用コンク
リートブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29393292A JP3322701B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリートブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29393292A JP3322701B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリートブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264414A true JPH06264414A (ja) | 1994-09-20 |
JP3322701B2 JP3322701B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=17801034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29393292A Expired - Fee Related JP3322701B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリートブロック |
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JP (1) | JP3322701B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100704874B1 (ko) * | 2005-12-15 | 2007-04-09 | 주식회사 포스코건설 | 강관으로 전단을 보강한 조립식 콘크리트 교각 구조 |
KR100905317B1 (ko) * | 2009-03-17 | 2009-07-02 | (주)유림이엔디 | 구조물용 프리캐스트 세그먼트 및 이를 이용한 구조물 시공방법 |
JP2013002238A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 橋脚の構築方法 |
CN112814004A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-18 | 四川交投建设工程股份有限公司 | 一种地下框架基础连接结构的施工方法 |
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1992
- 1992-10-08 JP JP29393292A patent/JP3322701B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100704874B1 (ko) * | 2005-12-15 | 2007-04-09 | 주식회사 포스코건설 | 강관으로 전단을 보강한 조립식 콘크리트 교각 구조 |
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JP3322701B2 (ja) | 2002-09-09 |
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