JPH09221373A - 塩基性複合多孔体及びその製造法 - Google Patents

塩基性複合多孔体及びその製造法

Info

Publication number
JPH09221373A
JPH09221373A JP5098496A JP5098496A JPH09221373A JP H09221373 A JPH09221373 A JP H09221373A JP 5098496 A JP5098496 A JP 5098496A JP 5098496 A JP5098496 A JP 5098496A JP H09221373 A JPH09221373 A JP H09221373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
sepiolite
porous body
basic
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5098496A
Other languages
English (en)
Inventor
Toichiro Izawa
登一郎 井澤
Masayuki Goto
正幸 後藤
Michio Takayanagi
岐夫 高柳
Tadashi Ozeki
忠 尾関
Yoshinori Yamaguchi
祥範 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOTAKE SERAMU KK
Original Assignee
OOTAKE SERAMU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OOTAKE SERAMU KK filed Critical OOTAKE SERAMU KK
Priority to JP5098496A priority Critical patent/JPH09221373A/ja
Publication of JPH09221373A publication Critical patent/JPH09221373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンモニア吸着特性に優れる等の塩基性活性
を備えるセピオライト又はパリゴスカイトとアルカリ土
類金属酸化物との複合多孔体を得る。 【解決手段】 SiO2 61%,MgO 25%,Al2O3,CaO,Na2O,K2O
が合量で2%以下のセピオライト40%と、水酸化マグネシ
ウム60%の配合物に水を加えて水分10%となるように調製
混練し、ついでプレス成形して110゜Cの温度で水分が
1%以下となるまで乾燥させ、反応筒内でのArガス雰囲
気中で常温から650゜Cまで50゜C/hrで昇温し、650゜
Cで保持した状態で反応筒内に送入するArガス(ドライ)
を同流量で20%の水分を含むAr混合ガスに切り替えてAr
−水蒸気雰囲気中650゜Cで10分間反応させた後、送
入しているAr混合ガスを再度Arガス(ドライ)条件に戻
し、650゜Cで3時間保持して加熱排気を終了後、Arガ
ス(ドライ)を送入しながら室温まで冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体や液体中での
特定物質を吸着する塩基性の複合多孔体及びその製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化学技術の分野で固体塩基が物質
の吸着、分解、合成の触媒として使用されている。その
材質としては、CaO,MgO,SrO及びBaO等のアルカリ土類金
属酸化物が知られている。その材料形態は粉末か顆粒で
あり、飛散や流出を防ぐために容器に封蔵して用いるの
で反応効率が低かったのである。効率を向上させるため
には多孔質で且つ形状としてラッシヒリング,パイプ,
ハニカム等の造型品による流体の連続フローシステムが
望まれている。
【0003】多孔質造型品に必要な条件は固体塩基材の
活性、表面積、所要強度を保持した組成で形状化するこ
とである。アルカリ土類金属酸化物は所定の加熱排気を
して塩基活性を発現する。例えば、MgOは約500゜C、Ca
Oは約550゜Cが最適活性化温度である。この加熱排気工
程で吸着しているH2OやCO2を脱離させるが、最適活性化
温度以上では次第にシンタリングを起こし、表面積を減
少して失活していくのである。H2OやCO2の揮散は塩基活
性の発現に寄与するが、気化現象が焼結促進作用をする
のでシンタリングを抑制しながら造型品を得ることは困
難であった。
【0004】こうした固体塩基材質を低温で固結するた
めには、セラミック系長石類や粘土鉱物質はガラス質マ
トリックスが多く且つ1000゜C以上の高温を必要とし、
またコロイド質の無機質バインダーを用いる場合には塩
基性を低めないように中性のアルミナやムライト質のゾ
ルが用いられるが、所定強度を確保するためには少なく
とも30重量%以上の配合量を必要とするため、固体塩
基粉末表面を皮膜し、活性表面積が減少させる等の問題
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、アル
カリ土類金属酸化物であるMgO又はCaOとフィロケイ酸塩
系のセピオライト質鉱物を複合することで成形性を改善
し、活性表面積が大きく吸着性に優れ、塩基活性のある
複合多孔体及びその製造法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明の塩基性
複合多孔体は、酸化マグネシウム又は酸化カルシウムよ
り選ばれた単種と、セピオライト又はパリゴルスカイト
より選ばれた単種とを複合してなる構成としている。ま
た、その製造法は、マグネシウム又はカルシウムの酸化
物,炭酸塩,水酸化物より選ばれた単種と、セピオライ
ト又はパリゴルスカイトより選ばれた単種との配合率が
10〜90:90〜10である複合物を成形した成形体
を、常温から加熱して最終温度600〜800゜Cで加熱処理
することで気化物質を排気脱離させ、ついで焼結させる
方法である。なお、最終温度600〜800゜Cで加熱処理ま
での間に、300〜550゜Cの温度で1〜3時間保持し、或
いは800゜C以下の加熱温度で水蒸気と接触させてもよ
い。また複合物に、無機質コロイド10重量%以下又は
/及びカオリン粘土を10重量%以下配合して成形して
もよい。さらに常温から最終温度600〜800゜Cでの加熱
処理工程をアルゴン還流下で行なってもよい。
【0007】本発明の複合多孔体の組織は、MgO又はCaO
の立方晶微粒子をセピオライト質鉱物の繊維状微粒子が
交互に均質に溺み合い混合した粉末充填組織を構成して
おり、且つセピオライト質鉱物の微粒子は内部にモレキ
ュラーシブな機構を備えており、界面は塩基性を示す特
徴を有するのである。
【0008】本発明で、マグネシウム又はカルシウムの
酸化物(MgO、CaO),炭酸塩(MgCO3、CaCO3),水酸化物(M
g(OH)2、Ca(OH)2)より選ばれた単種を用いるのは塩基活
性の母材とするためである。市販のMgOやCaOは空気中の
H2OやCO2等の共雑物を吸着しており塩基活性を得るため
には、500゜C以上に加熱してこれら共雑物を揮散脱離
させる必要がある。Mg(OH)2とMgCO3は約500゜C以上、C
a(OH)2とCaCO3は約550゜C以上で加熱排気することによ
って夫々酸化物(MgO、CaO)となり、格子表面が露出し塩
基活性が発現する。
【0009】また、セピオライト質鉱物を用いるのは、
セピオライト質鉱物の複合性と低温硬化性によりアルカ
リ土類金属酸化物の成形性を改善し、複合多孔体の多孔
質組織を得るためである。本発明でいうセピオライト質
鉱物は、MgO-SiO2を主成分とするフィロケイ酸塩であ
り、セピオライトとパリゴルスカイトの3種類であり、
組成及び構造が殆ど同一なため本発明ではセピオライト
質鉱物として取り扱う。セピオライトの化学式は、Mg8S
i12O30(OH)4(OH2)4・8H2O、パリゴルスカイトの化学式
は、Mg5Si8O20(OH)2(OH2)4・4H2Oで示される。なお、パ
リゴルスカイトは、同種鉱物に分類されるアタパルジャ
イト(化学式 Mg5Si8O20(OH)2(OH2)・4H2O)と近似する
もので、その組成や特性は極めて類似し、鉱物類での分
類においてはその成因条件(パリゴルスカイトは熱水生
成、アタパルジャイトは堆積物中での生成)により区別
されることがあるが、本発明ではアタパルジャイトもパ
リゴルスカイトに含ませるものとする。
【0010】通常、フィロケイ酸塩はケイ酸四面体層
(Si-O4)−八面体層(Al,Mg-中心)−ケイ酸四面体層の
三層格子を単位層として積層している構造をとっている
が、セピオライト及びパリゴルスカイトはこれと異なっ
ており、ケイ酸四面体の2頂点酸素が1分子毎に交互に
向かい合う構造をとっているため、上下左右にチャンネ
ル(細孔、セピオライトで11.5×5.6Å)を形成してお
り、モレキュラーシブな吸着性を示す。
【0011】セピオライトとパリゴルスカイトは他の特
性も類似しており、比重2.3〜2.6、比表面積200〜300m2
/g、水分吸着比1.0〜1.2であり、劈開して繊維形状の微
粒子(0.01〜3.0μm)となる。水に分散してシクソトロ
ピック性を示すので、比重差や形状の異なる材料粉末を
配合して均質なスラリーを調製することができる。繊維
状微粒子の溺み合いと分子凝集力による自己固結性があ
り、750゜C以上で焼結性をもつ少量の無機バインダ
ー、例えば、アルミナ,ムライト等のゾルを少量添加す
れば650゜C以下で焼結する。
【0012】セピオライト及びパリゴルスカイトには3
種類の異なる結合形態の水分を含有しているのであり、
化学組成、結晶構造と相関して3種類の結合水を加熱処
理させることにより、格子表面に塩基性活性を付与する
ことができるのである。第1の水分はチャンネル内にあ
るゼオリティックな水であり、化学式中(H2O)で示さ
れ、100゜C以下で着脱し、放出によってチャンネルへ
の吸着力が増大する。第2の水分はチャンネル端面のあ
るMgに配位する水で化学式中(OH2)で示され、約320゜
Cまでに脱離してMg位置に不飽和点を出現させる。この
温度域では水分については復水性がある。第3の水分
は、八面体層の格子内にある結合水で化学式中(OH)で
示され、320〜550゜Cで大部分が脱水し、残量は約750
゜Cまでに逐次脱水する。結晶水の脱水は、一対の(O
H)-が2(OH)-=H2O+O2-の反応形式をとり、一個のO2-
が八面体層に残り、Mgが5配位をとるとされている。ま
た550゜C以上で構造はメタ化し、600゜C以上の加熱に
より復水性は解消される。さらに、約800゜C以上で結
晶構造は崩壊しステアタイトに移行する。また、パリゴ
ルスカイトは組成中に共雑物を含むため800゜C付近か
ら逐次ステアタイトに移行する。
【0013】上記の加熱処理により3形態の水分を始
め、共雑物、例えば、炭酸塩(CaCO3,MgCO3等)からのCO2
等の全揮発物質を揮散させことにより、セピオライト及
びパリゴルスカイトの結晶格子界面が露出し、またチャ
ンネル端面MgにO-(O2-)又はOH-を吸着配位させることに
より格子表面に塩基性活性を発現するとされている。こ
れにより本発明の複合多孔体は、MgO又はCaOの塩基活性
を失活することなく、MgO又はCaOをセピオライト質鉱物
の多孔質組織により成形体とすることができる。
【0014】製造法において、マグネシウム又はカルシ
ウムの酸化物,炭酸塩,水酸化物より選ばれた単種と、
セピオライト又はパリゴルスカイトより選ばれた単種と
の配合率を10〜90:90〜10とするのは、セピオ
ライト又はパリゴルスカイトの配合率が90より多いと
MgO又はCaOの十分な塩基活性が得られず、10より少な
いと成形性が困難となるためである。最適にはその配合
率は重量%で40〜60:60〜40である。
【0015】また、必要に応じて、重量で80%以上と
した複合物に、無機質コロイド10重量%以下又は/及
びカオリン粘土を10重量%以下配合するのは、特に複
雑な異形状品を造型するためである。通常の磁器成型で
は、粘土分の配合量は20〜30重量%の相当量必要で
あるが、本発明ではセピオライト又はパリゴルスカイト
の複合性や成形性を用いるため少量でよい。
【0016】さらに、常温から加熱して最終温度600〜8
00゜Cで加熱処理するのは、気化物質を排気脱離させる
ためであり、これにより塩基性活性を付与するためであ
る。800゜C以上ではセピオライト質鉱物の結晶構造が
崩壊し、多孔体組織を得ることが困難となるからであ
る。本発明ではアルカリ土類金属塩とMgO-SiO2系フィロ
ケイ酸塩を複合するため、両成分の活性発現と焼結が協
調できるように最高温度を600〜800゜Cで行うのであ
る。最終温度600〜800゜Cでの加熱処理時間は1〜3時
間が適切であり、常温からの加熱速度は緩やかであるこ
とが好ましく、30〜60゜C/hrが最適である。
【0017】また、800゜C以下の加熱温度で水蒸気と
接触させるのは、水蒸気と反応させることで活性が向上
するからであり、その理由は不明であるが、不飽和点を
飽和させることによるものと思われる。接触温度は800
゜C以下であればよいが、セピオライト質鉱物のチャン
ネル内にある結合水(OH)が脱水又はMgO,CaO等の塩基活
性が発現する550゜C以上が望ましい。
【0018】さらに、最終温度600〜800゜Cまでの加熱
途中において、300〜550゜Cの温度で1〜3時間保持す
るのはセピオライト質鉱物の化学式中(OH2)及び(OH)
で示される水の脱水を十分に行うと共に、MgO,CaO等の
加熱排気を十分に行うためである。
【0019】さらにまた、常温から最終温度600〜800゜
Cでの加熱処理、また常温加熱から300〜550゜Cでの保
持と800゜C以下の温度による水蒸気との接触処理を介
して最終温度600〜800゜Cでの加熱処理をアルゴン還流
下で行えば、気化物質の再吸着を防止し格子界面を露出
するのに有効な作用を確保できるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は配合、成形、加熱、焼
結、付活の各工程により実施される。まず、配合とし
て、セピオライト或いはパリゴルスカイトの微粒子によ
るゾル(濃度5〜15重量%)を調製し、これにアルカ
リ土類金属塩(粉末;200メッシュ以下)、必要に応じ
て無機質バインダーや成形助材等を添加し充分撹拌して
均質なスラリーとした後、粘度を調製し、撹拌流動させ
て注型するか、またはスラリーを脱水した配合物を加圧
成型して成形体を得る。
【0021】アルカリ土類金属塩とセピオライト或いは
パリゴルスカイトの機能材成分の比率は10〜90:9
0〜10重量部の範囲である。この比率は吸着作用(フ
ィロケイ酸塩の多孔性)と固体塩基性(アルカリ土類金
属酸化物)の用途上の機能設計の兼ね合いによる。多孔
体成形体の配合率は重量で機能材成分80〜100%、
無機質バインダー0〜10%の範囲である。無機質バイ
ンダーは中性かアルカリ性の材料、例えばアルミナ,ム
ライト等のゾルが好ましく、配合量が10%を超えると
機能材成分の活性表面積を減少させるため好ましくな
い。成形助材は、成型用配合物の可塑性を改良するもの
でカオリン系(SiO2-Al2O3)粘土が適する。
【0022】加熱排気工程は、常温から30〜60゜C
の昇温速度で排気しながら加熱し、最高温度600〜800゜
Cで1〜3時間保持して完了する。加熱雰囲気は酸化雰
囲気の中でもよいが、必要に応じて減圧下、またはArガ
ス還流下で排気をしながら行う。加熱処理の途中、300
〜550゜Cでの1〜3時間の保持と、800゜C以下の温度
による水蒸気との接触処理を介してもよい。
【0023】得られた複合多孔体は、比重2.5〜2.7、気
孔率1.0〜1.3%、比表面積100g/m2であり、気体、液体
中で特定物質の吸着を行うと共に、固体塩基としての触
媒能を示す。特に、窒素化合物、アルコール類、アセト
アルデヒド、硫化水素の分子吸着、脱水素、イオン化、
水のアルカリ移行等の反応性を備えている。これらの反
応が多孔体組織の造型体で行われるので流体を効果的に
連続処理することができる。
【0024】
【実施例1】化学組成が、重量(以下の配合%は重量%
とする)で、SiO2 61%,MgO 25%,Al2O3,CaO,Na2O,K2Oが
合量で2%以下であり、粒度80メッシュ、繊維径0.1〜0.3
μmであるセピオライト(トルコ産)40%と、水酸化マ
グネシウム(タテホ化学工業株式会社製:平均粒径3〜
6μm)60%の配合物に水を加え、二軸式ニーダーによ
り混練し、水分が10%となるように調製した混練物を成
形圧100Kg/cm2でプレス成形し、15×10×80mmの成形体
を作成した後、これを110゜Cの温度で水分が1%以下
となるまで十分に乾燥した。得られた乾燥成形体を15×
10×40mmに半裁し、内規寸法70×50×10mmの99%アルミ
ナ磁器製トレイ(以下、アルミナトレイという)に載
せ、内径100φmm×250mm石英管(以下、反応管という)
の中央にセットし、反応管の一端にガス送入用石英管外
径10φmm×内径8φmm×200mm及び温度センサーを装着し
た石英ジョイントを接続し、他端にはガス排出口のある
石英ジョイントを接続した後、この反応管を0.03m3(310
×310×310mm)のマッフル式電気炉の中央に配置し、加
熱処理装置を作成した。
【0025】ついで、反応管内にArガス(ドライ)を800m
l/minの流量で送入しながらArガス雰囲気中で常温から6
50゜Cまで50゜C/hrで昇温し、650゜Cの温度で保持
した状態で反応管内に送入するArガス(ドライ)を同流量
で20%の水分を含むAr混合ガスに切り替え、成形体試料
をAr−水蒸気雰囲気中650゜Cの温度で10分間反応さ
せたのち、送入しているAr混合ガスを再度Arガス(ドラ
イ)条件に戻し、650゜Cで3時間保持して加熱排気を終
了後、Arガス(ドライ)を送入しながら室温まで冷却し加
熱処理を完了した。なお、加熱処理温度は反応管内の温
度センサーの指示値により操作した。その条件を表1
に、得られた成形体の特性を表2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【実施例2】実施例1で用いたセピオライト10%と炭酸
マグネシウム(マグネサイト:MgO48%,SiO2 1.5%,粒度
250メッシュ)90%の配合物に水を加え、二軸式ニーダ
ーにより混練し、水分が10%となるように調製した混練
物を成形圧100Kg/cm2でプレス成形し、15×10×80mmの
成形体を作成した後、これを110゜Cの温度で水分が1
%以下となるまで十分に乾燥した。得られた乾燥成形体
を15×10×40mmに半裁し、実施例1のアルミナトレイに
載せ、実施例1と同様にして反応管内にセットし、加熱
処理装置を組み立てた。ついで、反応管を常温から500
゜Cまで30゜C/hrで昇温し、500゜Cで1時間保持し
た後、さらに800゜Cまで60゜C/hrで昇温し、800゜C
で1時間保持して加熱排気を終了後、試料を反応管内に
セットしたままの状態で室温まで冷却し加熱処理を完了
した。その条件を表1に、得られた成形体の特性を表2
に示す。
【0029】
【実施例3】実施例1で用いたセピオライト38%と酸化
マグネシウム(富田製薬株式会社製、粒度325メッシ
ュ)57%とアルミナゾル(固形分10%)5%の配合物
に水を加え、二軸式ニーダーにより混練し、水分が35%
となるように調製した混練物をシリンダー径60φmmの二
軸式真空押し出し機(以下、押し出し機という)を用い、
真空度760mmHg、押し出し速度500mm/20secの条件で外径
15φ×内径12φ×長さ15mmのラッシヒリング形状に造型
した。得られた成形体を110゜Cの温度で水分が1%以
下となるまで十分に乾燥した後、実施例1によるアルミ
ナトレイにその成形体12ピースを載せ、実施例1と同
様にしてアルミナトレイを反応管内にセットし、反応管
両端にジョイントを装着した後、これをマッフル式電気
炉に配置して加熱処理装置を組み立てた。ついで、反応
管内にArガス(ドライ)を800ml/minの流量で送入しなが
らArガス雰囲気中で常温から330゜Cまで30゜C/hrで
昇温し、330゜Cの温度で3時間保持した後、さらに600
゜Cまで60゜C/hrで昇温し、600゜Cの温度で3時間
保持して加熱排気を終了後、Arガス(ドライ)を送入しな
がら室温まで冷却し加熱処理を完了した。その条件を表
1に、得られた成形体の特性を表2に示す。
【0030】
【実施例4】実施例1で用いたセピオライト45%と水酸
化マグネシウム45%とアルミナゾル10%の配合物に水を
加え、二軸式ニーダーにより混練し、水分が37%となる
ように調製した混練物を実施例3と同様にして、押し出
し機により外径15φ×内径12φ×長さ15mmのラッシヒリ
ング形状品を造型した後、これを110゜Cの温度で水分
が1%以下となるまで十分に乾燥した。得られた乾燥成
形体を実施例1のアルミナトレイに載せ、実施例1と同
様にして反応管内にセットし、加熱処理装置を組み立て
た。ついで、反応管内にArガス(ドライ)を800ml/minの
流量で送入しながらArガス雰囲気中で常温から450゜C
まで30゜C/hrで昇温し、450゜Cの温度で2時間保持
した後、さらに700゜Cまで60゜C/hrで昇温し、700゜
Cの温度で2時間保持して加熱排気を終了後、Arガス
(ドライ)を送入しながら室温まで冷却し加熱処理を完了
した。その条件を表1に、得られた成形体の特性を表2
に示す。
【0031】
【実施例5】実施例2で用いたセピオライト18%と炭酸
マグネシウム72%とアルミナゾル10%の配合物に水を加
え、二軸式ニーダーにより混練し、水分が33%となるよ
うに調製した混練物を実施例3と同様にして、押し出し
機により外径15φ×内径12φ×長さ15mmのラッシヒリン
グ形状品を造型した後、これを110゜Cの温度で水分が
1%以下となるまで十分に乾燥した。得られた乾燥成形
体の12ピースを実施例1によるアルミナトレイに載せ、
実施例1と同様にして反応管内にセットし、加熱処理装
置を組み立てた。ついで、反応管内にArガス(ドライ)を
800ml/minの流量で送入しながらArガス雰囲気中で常温
から750゜Cまで50゜C/hrで昇温し、750゜Cの温度で
2時間保持して加熱排気を終了後、Arガス(ドライ)を送
入しながら室温まで冷却し加熱処理を完了した。その条
件を表1に、得られた成形体の特性を表2に示す。
【0032】
【実施例6】実施例1で用いたセピオライト50%と酸化
カルシウム(和光純薬工業株式会社製)40%とアルミナゾ
ル10%の配合物に水を加え、二軸式ニーダーにより混練
し、水分が38%となるように調製した混練物を実施例3
と同様にして、押し出し機により外径15φ×内径12φ×
長さ15mmのラッシヒリング形状品を造型した後、これを
110゜Cの温度で水分が1%以下となるまで十分に乾燥
した。得られた成形体の12ピースを実施例1によるアル
ミナトレイに載せ、実施例1と同様にして反応管内にセ
ットし、加熱処理装置を組み立てた。ついで、反応管内
に常温から700゜Cまで50゜C/hrで昇温し、700゜Cの
温度で3時間保持して加熱排気を終了後、試料を反応管
にセットしたままの状態で室温まで冷却し加熱処理を完
了した。その条件を表1に、得られた成形体の特性を表
2に示す。
【0033】
【実施例7】実施例1で用いたセピオライト50%と水酸
化マグネシウム34%とアルミナゾル6%と粘土(Al2O3 3
5%,SiO2 65%,粒度300メッシュ)10%の配合物に水を加
え、二軸式ニーダーにより混練し、水分が35%となるよ
うに調製した混練物を実施例3による押し出し機を用
い、真空度760mmHg、押し出し速度300mm/20secの条件で
外径40φ×長さ40mm、セル数30のハニカム形状に造型
した後、これを110゜Cの温度で水分が1%以下となる
まで十分に乾燥した。得られた成形体を実施例1による
アルミナトレイに載せ、実施例1と同様にして反応管内
にセットし、加熱処理装置を組み立てた。
【0034】ついで、反応管内にArガス(ドライ)を800m
l/minの流量で送入しながらArガス雰囲気中で常温から4
50゜Cまで30゜C/hrで昇温し、450゜Cの温度で2時
間保持した後、さらに750゜Cまで60゜C/hrで昇温
し、750゜Cで保持した状態で、反応管内に送入するAr
ガス(ドライ)を同流量で20%の水分を含むAr混合ガスに
切り替え、成形体試料をAr−水蒸気雰囲気中750゜Cの
温度で10分間反応させたのち、送入しているAr混合ガ
スを再度Arガス(ドライ)条件に戻し、750゜Cで2時間
保持して加熱排気を終了後、Arガス(ドライ)を送入しな
がら室温まで冷却し加熱処理を完了した。その条件を表
1に、得られた成形体の特性を表2に示す。
【0035】
【実施例8】実施例2で用いたセピオライト25%と炭酸
マグネシウム49%とアルミナゾル6%と粘土(Al2O3 35
%,SiO2 65%,粒度300メッシュ)10%の配合物に水を加
え、二軸式ニーダーにより混練し、水分が33%となるよ
うに調製した混練物を実施例3による押し出し機を用
い、真空度760mmHg、押し出し速度350mm/20secの条件で
外径40φ××長さ40mm、セル数30のハニカム形状に造
型した後、これを110゜Cの温度で水分が1%以下とな
るまで十分に乾燥した。得られた成形体を実施例1によ
るアルミナトレイに載せ、実施例1と同様にして反応管
内にセットし、加熱処理装置を組み立てた。
【0036】ついで、反応管内にArガス(ドライ)を800m
l/minの流量で送入しながらArガス雰囲気中で常温から7
00゜Cまで50゜C/hrで昇温し、700゜Cで保持した状
態で、反応管内に送入するArガス(ドライ)を同流量で20
%の水分を含むAr混合ガスに切り替え、成形体試料をAr
−水蒸気雰囲気中700゜Cの温度で10分間反応させた
のち、送入しているAr混合ガスを再度Arガス(ドライ)条
件に戻し、700゜Cで3時間保持して加熱排気を終了
後、Arガス(ドライ)を送入しながら室温まで冷却し加熱
処理を完了した。その条件を表1に、得られた成形体の
特性を表2に示す。
【0037】
【実施例9】パリゴルスカイト及びアタパルジャイトの
混合晶塊(トルコ産)をボールミルにより湿式粉砕し、
不純物と可溶成分を除去した後、これを乾燥した。得ら
れた乾燥物は化学成分がSiO2 65%,MgO 18%,Al2O3 8%,F
e2O3 2%,CaO,Na2O, K2Oが夫々2%以下であり、粒度60メ
ッシュ(繊維径0.2〜0.5μm)であるパリゴルスカイト
−アタパルジャイト混合物(以下、パリゴルスカイトと
いう)であった。このパリゴルスカイト50%と水酸化カ
ルシウム(和光純薬工業株式会社製)34%とアルミナゾル
6%と粘土(Al2O3 35%,SiO2 65%,粒度300メッシュ)10
%の配合物に水を加え、二軸式ニーダーにより混練し、
水分が38%となるように調製した混練物を実施例3によ
る押し出し機を用い、真空度760mmHg、押し出し速度350
mm/20secの条件で外径40φ×長さ40mm、セル数30のハ
ニカム形状に造型した後、これを110゜Cの温度で水分
が1%以下となるまで十分に乾燥した。得られた成形体
を実施例1によるアルミナトレイに載せ、実施例1と同
様にして反応管内にセットし、加熱処理装置を組み立て
た。
【0038】ついで、反応管内にArガス(ドライ)を800m
l/minの流量で送入しながらArガス雰囲気中で常温から7
00゜Cまで50゜C/hrで昇温し、700゜Cで保持した状
態で、反応管内に送入するArガス(ドライ)を同流量で20
%の水分を含むAr混合ガスに切り替え、成形体試料をAr
−水蒸気雰囲気中700゜Cの温度で10分間反応させた
のち、送入しているAr混合ガスを再度Arガス(ドライ)条
件に戻し、700゜Cで3時間保持して加熱排気を終了
後、Arガス(ドライ)を送入しながら室温まで冷却し加熱
処理を完了した。その条件を表1に、得られた成形体の
特性を表2に示す。
【0039】
【実施例9】パリゴルスカイト及びアタパルジャイトの
混合晶塊(トルコ産)をボールミルにより湿式粉砕し、
不純物と可溶成分を除去した後、これを乾燥した。得ら
れた乾燥物は化学成分がSiO2 65%,MgO 18%,Al2O3 8%,F
e2O3 2%,CaO,Na2O, K2Oが夫々2%以下であり、粒度60メ
ッシュ(繊維径0.2〜0.5μm)であるパリゴルスカイト
−アタパルジャイト混合物(以下、パリゴルスカイトと
いう)であった。このパリゴルスカイト50%と水酸化カ
ルシウム(和光純薬工業株式会社製)34%とアルミナゾル
6%と粘土(Al2O3 35%,SiO2 65%,粒度300メッシュ)10
%の配合物に水を加え、二軸式ニーダーにより混練し、
水分が38%となるように調製した混練物を実施例3によ
る押し出し機を用い、真空度760mmHg、押し出し速度350
mm/20secの条件で外径40φ××長さ40mm、セル数30の
ハニカム形状に造型した後、これを110゜Cの温度で水
分が1%以下となるまで十分に乾燥した。得られた成形
体を実施例1によるアルミナトレイに載せ、実施例1と
同様にして反応管内にセットし、加熱処理装置を組み立
てた。
【0040】ついで、反応管内にArガス(ドライ)を800m
l/minの流量で送入しながらArガス雰囲気中で常温から7
00゜Cまで50゜C/hrで昇温し、700゜Cで保持した状
態で、反応管内に送入するArガス(ドライ)を同流量で20
%の水分を含むAr混合ガスに切り替え、成形体試料をAr
−水蒸気雰囲気中700゜Cの温度で10分間反応させた
のち、送入しているAr混合ガスを再度Arガス(ドライ)条
件に戻し、700゜Cで3時間保持して加熱排気を終了
後、Arガス(ドライ)を送入しながら室温まで冷却し加熱
処理を完了した。その条件を表1に、得られた成形体の
特性を表2に示す。
【0041】実施例1,2の成形体10gを、パイレック
製ビーカー(200ml)に入れた純水100ml(10分間Arガス
バブリング処理、pH5.6(20゜C))中に浸漬し、ビーカー
に蓋をして24時間静置後のpH強度を測定したところ、両
試料共に浸漬水のpH強度はpH9以上のアルカリを示し
た。なお、測定はビーカー中の試料をそのままにし、純
水のみを入れ替えて3サイクル(24hr×3サイクル)繰り返
した。その結果を表2に示す。この浸漬水を原子吸光分
析法により分析したところ、pH強度上昇(アルカリサイ
ト)に関与するK,Na,Ca,Mg等の溶出はほとんど確認され
なかった。また、両試料は、水中で崩壊することなく形
状を維持するものであった。
【0042】実施例3乃至6のラッシヒリング成形体及
び実施例7乃至9のハニカム成形体も実施例1,2と同
様にしてpH強度等を測定した。その結果を表2に示す。
なお、これらの試料にても浸漬水中にはK,Na,Ca,Mg等の
溶出はほとんどなく、水中で崩壊することなく造型形状
を維持できるものであった。
【0043】実施例1で得た成形体(加熱処理)を1.5
〜2mmに粉砕したペレット3gを内径15φmm×200mmの
パイレックス製ガラス管(以下、カラム1という)に充填
した。なお、カラム1の充填長は60mmであった。このカ
ラム1をフローメーター、フローポンプと共にガス挿入
-排出バルブを付けた容量30リットルのアクリル製容器
に接続し、測定装置を作成した。このアクリル製容器内
に、0.03%濃度に空気で希釈したアンモニア(300ppm)
の30リットルを封入し、ついでアクリル製容器内のア
ンモニア−空気混合ガスの30リットルをカラム1を通
じて16リットル/minの流量でフローポンプにより3
0分間循環させた後、アクリル製容器内の空気中のアン
モニア濃度を検知管により測定した。また、試料を実施
例2のものに替えて同様にして測定した。その結果を表
2に示す。
【0044】実施例3で得たラッシヒリング成形体の1.
5gを内径32φmm×200mmのパイレックス製ガラス管(以
下、カラム2という)に充填した。なお、カラム2の充
填長は100mmであった。このカラム2をフローメータ
ー、フローポンプと共にガス挿入-排出バルブを付けた
容量30リットルのアクリル製容器に接続し、測定装置を
作成した。このアクリル製容器内に、0.05%濃度に空気
で希釈したアンモニア(500ppm)の30リットルを封入
し、ついでアクリル製容器内のアンモニア−空気混合ガ
スの30リットルをカラム2を通じて16リットル/mi
nの流量でフローポンプにより30分間循環させた後、
アクリル製容器内の空気中のアンモニア濃度を検知管に
より測定した。また、試料を実施例4乃至6のものに替
えて同様にして測定した。その結果を表2に示す。
【0045】実施例7で得たハニカム成形体をカラム2
の中央にシリコン樹脂により固定した。このカラム2を
同様にフローメーター、フローポンプと共にガス挿入-
排出バルブを付けた容量30リットルのアクリル製容器に
接続し、測定装置を作成した。このアクリル製容器内
に、0.05%濃度に空気で希釈したアンモニア(500ppm)
の30リットルを封入し、ついでアクリル製容器内のア
ンモニア−空気混合ガスの30リットルをカラム2を通
じて16リットル/minの流量でフローポンプにより3
0分間循環させた後、アクリル製容器内の空気中のアン
モニア濃度を検知管により測定した。また、試料を実施
例8及び9のものに替えて同様にして測定した。その結
果を表2に示す。また、実施例1乃至9の試料をB.
E.T法により測定したところ、比表面積は100〜130m2
/gであった。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1の複合多孔体による
と、MgO-SiO質フィロケイ酸塩のセピオライト又はパリ
ゴスカイトの複合体形成能によりアルカリ土類金属酸化
物のMgOやCaOを均質に混合して複合体を形成すると共
に、気化物質の排気脱離によって塩基性活性が付与さ
れ、優れた吸着性を備える多孔体となるのである。
【0047】また、本発明製造法の請求項2では、気化
物質を排気脱離でき、塩基性活性と吸着性を備えた複合
多孔体が容易に量産製造でき、請求項3では複合多孔体
の活性をより向上できる。請求項4ではセピオライト質
鉱物の復水性を防止し、MgO,CaOの加熱排気を十分に行
うことができる。請求項5もセピオライト質鉱物の復水
性の防止と、MgO,CaOの十分な加熱排気ができるのであ
る。請求項6では、造型性が向上して流体の連続処理等
に適した形状に成形できるのである。請求項7では、造
型性の向上と異形な形状に成形できるのである。請求項
8では気化物質を排気脱離すると共に、気化物質の再吸
着を防止し、活性をより向上することができる。請求項
9では気化物質を排気脱離すると共に、その再吸着を防
止し、優れた活性を発揮できるのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾関 忠 愛知県瀬戸市塩草町136番地 オオタケセ ラム株式会社内 (72)発明者 山口 祥範 愛知県瀬戸市塩草町136番地 オオタケセ ラム株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化マグネシウム又は酸化カルシウムよ
    り選ばれた単種と、セピオライト又はパリゴルスカイト
    より選ばれた単種とを複合してなる塩基性複合多孔体。
  2. 【請求項2】 マグネシウム又はカルシウムの酸化物,
    炭酸塩,水酸化物より選ばれた単種と、セピオライト又
    はパリゴルスカイトより選ばれた単種との配合率が10
    〜90:90〜10である複合物を成形した成形体を、
    常温から加熱して最終温度600〜800゜Cで加熱処理する
    ことで気化物質を排気脱離させ、ついで焼結させること
    を特徴とする塩基性複合多孔体の製造法。
  3. 【請求項3】 マグネシウム又はカルシウムの酸化物,
    炭酸塩,水酸化物より選ばれた単種と、セピオライト又
    はパリゴルスカイトより選ばれた単種との配合率が10
    〜90:90〜10である複合物を成形した成形体を、
    常温から加熱して800゜C以下の加熱温度で水蒸気と接
    触させた後、さらに最終温度600〜800゜Cで加熱処理し
    て気化物質を排気脱離させ、ついで焼結させることを特
    徴とする塩基性複合多孔体の製造法。
  4. 【請求項4】 600〜800゜Cでの最終加熱処理までに、
    300〜550゜Cの温度で1〜3時間保持する請求項2の塩
    基性多孔体の製造法。
  5. 【請求項5】 600〜800゜Cでの最終加熱処理までに、
    300〜550゜Cの温度で1〜3時間保持する請求項3の塩
    基性複合多孔体の製造法。
  6. 【請求項6】 重量で80%以上とした複合物に、無機
    質コロイド10重量%以下又は/及びカオリン粘土を1
    0重量%以下配合して成形体とした請求項2又は請求項
    4の塩基性複合多孔体の製造法。
  7. 【請求項7】 重量で80%以上とした複合物に、無機
    質コロイド10重量%以下又は/及びカオリン粘土を1
    0重量%以下配合して成形体とした請求項3又は請求項
    5の塩基性複合多孔体の製造法。
  8. 【請求項8】 常温から最終温度600〜800゜Cでの加熱
    処理をアルゴン還流下で行う請求項2又は請求項4又は
    請求項6の塩基性多孔体の製造法。
  9. 【請求項9】 常温から最終温度600〜800゜Cでの加熱
    処理をアルゴン還流下で行う請求項3又は請求項5又は
    請求項7の塩基性多孔体の製造法。
JP5098496A 1996-02-13 1996-02-13 塩基性複合多孔体及びその製造法 Pending JPH09221373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5098496A JPH09221373A (ja) 1996-02-13 1996-02-13 塩基性複合多孔体及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5098496A JPH09221373A (ja) 1996-02-13 1996-02-13 塩基性複合多孔体及びその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09221373A true JPH09221373A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12874069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5098496A Pending JPH09221373A (ja) 1996-02-13 1996-02-13 塩基性複合多孔体及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09221373A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014069109A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Tokai Chemical Industry Co Ltd 板状乾燥剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014069109A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Tokai Chemical Industry Co Ltd 板状乾燥剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2766459B2 (ja) 吸着体の製造方法
US4923843A (en) Peptized activated carbon/alumina composite
ES2693056T3 (es) Adsorbentes zeolíticos aglomerados, su proceso de preparación y sus usos
JPH0337156A (ja) ゼオライト成型焼成体及びその製造方法
JP3066850B2 (ja) バインダーレスx型ゼオライト成形体およびその製造方法
TW575463B (en) Getters
JPH09221373A (ja) 塩基性複合多孔体及びその製造法
JP2003226571A (ja) 酸素ラジカル含有カルシウムアルミネートの製造方法
JP2000210557A (ja) X型ゼオライト含有成形体及びその製造方法並びにその用途
JP4320797B2 (ja) A型ゼオライトビーズ成形体及びその製造方法
EP0369171B1 (en) Peptized activated carbon/alumina composite
JP4859221B2 (ja) 多孔質材料の製造方法
JP2001219059A (ja) 珪質頁岩を利用した調湿消臭材料
JPS62294424A (ja) 廃ガスを浄化するための方法および装置
JP2949455B2 (ja) 空気清浄化物の製造方法
JPS5969146A (ja) 粉末活性炭素を原料としたフイルタ−状吸着材の製造法
JPH11246282A (ja) X型ゼオライトビーズ成形体及びその製造方法
Lertcumfu et al. Characterization of metakaolin-based materials for dye adsorption from aqueous solution
JPH09208336A (ja) 塩基性多孔体及びその製造法
JPH08333110A (ja) 粒状活性炭及びその製造方法
JP2004168629A (ja) 多孔質焼結体及びその製造方法
JP4149588B2 (ja) フイリプサイトを主体とする合成ゼオライトと鎖状粘土鉱物とからなる複合材およびその製造方法
JP7493718B2 (ja) シアン化水素ガス吸着材及び防毒マスク
JP2003126688A (ja) 炭酸ガス吸収材、その使用方法およびその再生方法
JP2000211915A (ja) 低シリカx型ゼオライト含有成形体及びその製造方法並びにその用途