JPH09220794A - 農業用被覆資材 - Google Patents

農業用被覆資材

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JPH09220794A
JPH09220794A JP8030503A JP3050396A JPH09220794A JP H09220794 A JPH09220794 A JP H09220794A JP 8030503 A JP8030503 A JP 8030503A JP 3050396 A JP3050396 A JP 3050396A JP H09220794 A JPH09220794 A JP H09220794A
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JP
Japan
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film
coating layer
acrylic resin
coating
hydrophilic colloid
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Application number
JP8030503A
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English (en)
Inventor
Kunimitsu Shimizu
国光 清水
Katsuji Nakahara
勝次 中原
Mikito Ikeda
幹人 池田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH09220794A publication Critical patent/JPH09220794A/ja
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】プラスティックフィルムの少なくとも一表
面上に、紫外線吸収型アクリル樹脂および無機親水性コ
ロイド物質を主成分とした被覆層を設けてなることを特
徴とする農業用被覆資材。 【効果】防曇性とその耐久性に優れ、しかも紫外線吸収
性も有する農業用被覆資材を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用被覆資材に
関するものであり、詳しくは優れた防滴性を有する農業
用被覆資材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムを使用したグリーンハウ
スとしては、具体的には塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ムあるいはエチレンと4フッ化エチレンとの共重合樹脂
等のフッ素系樹脂フィルムを展張したグリーンハウスが
知られ、特にその高い光線透過率から、フッ素樹脂フィ
ルムが広く利用されている(例えば特開昭64−435
35号参照)。ところが、これらプラスティックフィル
ムを用いたグリーンハウスは、表面が不活性なため、内
面に水滴が付着しやすい。特に、晩秋から冬場を経て初
夏にかけての施設栽培において、外気との温度差が急激
に変化しやすい朝方、あるいは夕方などに被覆材の内面
近傍に霧が発生し、しかも、自然対流によってハウス内
全域を覆い、さらには被覆材界面にて霧が凝集し水滴が
生じる現象が起こる。この被覆材に付着した水滴は、太
陽光線を遮ったり、滴下すると栽培中の植物に付着する
ので、植物の良好な生育を妨げる原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、防滴機能を有
する、水滴が付着しにくい農業用のプラスティックフィ
ルムが種々提供されている。例えば、特開昭62−17
9938号公報には、層状のケイ酸塩とシランカップリ
ング剤とを含む防滴剤が塗布された農業用被覆資材が示
されている。また、特開平1−123737号公報に
は、粒子状のシリカ、アルミナおよび酸化チタンから選
ばれた少なくとも1種以上を含む防滴剤が塗布された農
業用被覆資材が示されている。
【0004】防滴性を有する前記グリーンハウス用プラ
スティックフィルムは、基材フィルムの耐用年数に比べ
て防滴効果の持続期間は短い。従って、前記従来のグリ
ーンハウス用プラスティックフィルムは、長期間使用す
ると防滴性が低下してしまうため、定期的に防滴剤を塗
布しなければ防滴機能が持たなかった。
【0005】本発明の目的は上記欠点のないもの、すな
わち、防滴性が長期間良好に持続し得る農業用被覆フィ
ルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスティッ
クフィルムの少なくとも一表面上に、紫外線吸収型アク
リル樹脂および無機親水性コロイド物質を必須成分とす
る被覆層を設けてなることを特徴とする農業用被覆資材
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるプラスティックフ
ィルムとしては、単体あるいは複合体を問わず適宜のプ
ラスティックフィルムを用いる。代表的なものとして
は、ポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、
ポリエステルフィルム、ポリカーボネイトフィルム、ト
リアセチルセルロースフィルム、セロファンフィルム、
ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニ
レンスルフィドフィルム、ポリエーテルスルホンフィル
ム、ポリスルホンフィルム、ポリアクリロニトリルフィ
ルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ酢酸ビニルフィル
ム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム等の単体ある
いは複合体を挙げることができる。コーティング層の接
着性が良好なことからプラスティックフィルムには特に
その中でも単体、複合体あるいは延伸、未延伸を問わず
ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンテレフタレート
フィルム、アクリルフィルム、ポリオレフィンフィルム
およびフッ素樹脂フィルムが、機械特性の面から好まし
く、さらに、光学特性の点からフッ素系樹脂フィルムが
好ましい。
【0008】本発明におけるフッ素樹脂フィルムの材質
は特に限定されるものではないが、公知の各種のものを
用いることができる。代表的なものとして、4フッ化エ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、6フッ
化プロピレン、2フッ化ビニリデン、3フッ化エチレ
ン、1フッ化エチレン、塩化3フッ化エチレン等の重合
体、それらの共重合体、あるいはエチレンとこれらの共
重合体からなる単体、複合体あるいは延伸、未延伸のフ
ィルムを代表例として挙げることができる。しかし、機
械的特性、製膜性、加工適性の点から4フッ化エチレン
−6フッ化プロピレン共重合体、エチレン−4フッ化エ
チレン共重合体を用いることが好ましく、中でもエチレ
ン−4フッ化エチレン共重合体を主成分としたものが特
に好ましい。更に、フッ素樹脂フィルムは未延伸、一軸
延伸、二軸延伸のいずれでも用いうるが機械的強度が必
要とされる場合には延伸フィルムが好ましい。
【0009】また、フッ素樹脂フィルムには必要に応じ
て、本発明の効果を損なわない量で公知の添加剤、例え
ば、耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸
収剤、顔料、染料、無機または有機の微粒子、分散剤、
カップリング剤、充填剤等を配合しても良い。
【0010】本発明における基体プラスティックフィル
ムの厚みは特に限定されないが通常は0.5μm〜50
0μmが好ましく、さらに好ましくは30μm〜350
μmである。
【0011】複合フィルムを使用する場合、その層数あ
るいは方法は特に限定されないが、複合押出法、基材フ
ィルム上への押出ラミネート法あるいは種々の接着剤を
用いたラミネート法などにより延伸が必要な場合には延
伸の前後を問わず複合されるのが通常である。
【0012】上記したような一般的プラスティックフィ
ルムに含有される紫外線吸収剤は300から400nm
の紫外線を吸収すればよいのであり、その種類は限定さ
れない。
【0013】代表的なものとして、フェニル・サルシレ
ート、P−第3ブチルフェニル・サルシレート等のサル
チル酸誘導体、ジヒドロキシ・ベンゾフェノン、ジヒド
ロキシ・ジメトキシ・ベンゾフェノン等のベンゾフェノ
ン系のもの、2−(2’−ヒドロキシ−S’−メチル−
フェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール
系のもの、蓚酸アニリド誘導体、レゾルシノール・モノ
ベンゾエート等のベンゾエート系のもの、0−ベンゾイ
ル安息香酸メチルあるいはエチル−2−シアノ−3,3
−ジフェニル・アクリレート等のジフェニルアクリレー
ト、あるいはこれらの混合物を挙げることができる。
【0014】また、これらの紫外線吸収剤とヒンダード
アミン、安息香酸誘導体、あるいはニッケル化合物など
の耐光安定剤を必要に応じて併用しても良い。
【0015】紫外線吸収剤添加量は特に限定されない
が、通常は基材フィルム当たり0.1〜40%が好まし
く、さらに好ましくは2〜20%である。
【0016】更に本発明では、プラスティックフィルム
表面に被覆層を形成する場合、表面処理や下塗り処理を
施すことによって塗布性が良化するのみならず、被覆層
の密着性、耐水性、耐溶剤性等が改良されるのでより好
ましく利用できる。表面処理としては公知の方法、例え
ばコロナ放電処理(空気中、窒素中、炭酸ガス中、希ガ
ス中等)やプラズマ(グロー放電)処理(高圧、低
圧)、高周波スパッタエッチング処理等を行い、フィル
ム表面に高エネルギー粒子を衝突させる処理方法が挙げ
られる。一方、薬液処理には、金属ナトリウムのアンモ
ニア溶液や、ナトリウム・ナフタリン錯体のテトラヒド
ロフラン溶液にプラスティックフィルムを浸漬する等の
アルカリ溶液処理が挙げられる。また、下塗り処理とし
ては酸素および/または窒素を含む原子団を有する有機
化合物からなる易接着剤を塗布しても良い。酸素および
/または窒素を含む原子団としては、アミノ基、イミノ
基、カルボキシル基、水酸基、カルボニル基、エーテル
基、エポキシ基、イソシアネート基、アミド基、ウレタ
ン基、エステル基、尿素基、シアノ基等が例示できる。
このような原子団を有する有機化合物としては、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリビニルアセタール、ポリ塩化
ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリイミ
ド、ポリウレタン、ポリカーボネイト、ポリスチレン、
ポリメチルペンテン、ポリオレフィン、ハロゲン化ポリ
オレフィン、アルキド樹脂、ポリアミドイミド、ポリビ
ニールアルコール、ケイ酸樹脂などが挙げられるが、中
でもポリエステル、ポリウレタン、ポリ(メタ)アクリ
ル酸エステル、ポリビニルアルコールを用いたものが被
覆層の密着性の点でより好ましい。
【0017】なお、表面処理の場合、処理強度は特に限
定されず、用途に応じて適切に所望の値とすることがで
きるが、処理強度の目安としては、JIS−K6768
に基づいて測定したフィルムの濡れ指数を40dyne
/cm以上が好ましく、さらに好ましくは45dyne
/cm以上である。
【0018】本発明の被覆層とは、紫外線吸収型アクリ
ル系樹脂と無機親水性コロイド物質を主成分とする層で
ある。主成分とする層とは、そのものが被覆層中50重
量%以上であるものを指し、適宜他の物質を添加しても
よい。
【0019】本発明においては、かかる被覆層が、前記
フィルム支持体の少なくとも一表面上に設けられる。
【0020】本発明において、紫外線吸収型アクリル系
樹脂とは、すでに組成、製造法等が開示されている公知
の樹脂であり、具体的には特公昭43−27737号公
報、特開昭63−139958号公報、特開平2−18
0909号公報、特開平3−281685号公報等に記
載されている。すなわち、紫外線吸収能を有する反応性
ベンゾフェノン系化合物と重合性不飽和基を有するアク
リル系モノマーとの共重合体である。ここで、反応性ベ
ンゾフェノン化合物とは、分子内に共重合が可能な不飽
和基を有するベンゾフェノン系モノマーであり、例えば
2−ヒドロキシ−4−メタクリルオキシベンフェノン、
2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリ
ルオキシ)プロポキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−(2−メタクリルオキシ)エトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−ビニルオキシカルボニルメト
キシベンゾフェノン等が挙げられる。中でも、重合性、
特性等の面から2−ヒドロキシ−4−メタクリルオキシ
ベンフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリル
オキシ)エトキシベンゾフェノンを用いるのが好まし
い。
【0021】また、重合性不飽和基を有するアクリル系
モノマーとは、基本式
【化1】 (R:水素またはメチル基、R’:炭素数1〜18のア
ルキル基)で示されるアルキルアクリレート、およびア
ルキルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、β
−ヒドロキシメタクリレート、β−ヒドロキシアクリレ
ート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、ポリオキシエチレング
リコールモノメタクリレート、ポリエチレンポリテトラ
メチレンエーテルグリコールモノメタクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、アシッド
ホスホオキシエチルメタクリレート、3−クロロ−2−
アシッドホスホオキシプロピルメタクリレート、3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリ
ルメタクリレート、メトキシポリエチレングリコールモ
ノメタクリレート、3−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、N−メチロールメタクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、ポリオキシエチレング
リコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオール
メタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート、ジブロム
ネオペンチルグリコールジメタクリレート、テトラメチ
ロールメタントリアクリレートなどから選ばれた少なく
とも1種以上が挙げられる。中でも、共重合体は、その
重合性や塗膜特性等の点でアルキルメタクリレート、ア
ルキルアクリレートが好ましく、例えばメチルメタクリ
レート、エチルアクリレートを例示することができる。
さらには、基材との密着性の点でカルボキシル基、メチ
ロール基含有アクリルモノマーの適用が好ましい。
【0022】なお、紫外線吸収型アクリル系樹脂の組成
面では、反応性ベンゾフェノン系化合物として、2−ヒ
ドロキシ−4−メタクリルオキシベンゾフェノンあるい
は2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリルオキシ)エト
キシベンゾフェノンとアクリル系モノマーとしてメタク
リル酸メチルとの組み合わせを主体としたものが特性面
で好ましい。また、アクリル系モノマーは20重量%以
上80重量%以下含有させた場合、透明性、塗膜特性が
優れるので好ましい。なお、共重合体は水分散体あるい
は有機分散体として用い得るが、有機溶媒体の場合には
有機溶媒として、例えば周知のアルコール系、カルボン
酸エステル系、ケトン系、脂肪族炭化水素、脂環式また
は芳香族炭化水素系およびこれらの混合系が挙げられ、
塗布性等に悪影響を及ぼさないものの選択が好ましい。
【0023】上述の紫外線吸収型アクリル樹脂20〜1
00重量部と混合する無機親水性コロイド物質は、被覆
層に防滴性を生じさせるために下記のような無機親水性
コロイド物質が好適である。
【0024】本発明において使用される無機親水性コロ
イド物質としては、コロイダルシリカ、コロイダルアル
ミナ、コロイド状のFe(OH)2 、コロイド状のSn
(OH)4 、コロイド状のTiO2 、コロイド状のBa
SO4 およびコロイド状のリチウムシリケートが例示で
きる。これらのコロイド物質は、2種以上併用されても
良い。なお、無機親水性コロイド物質として好ましいの
は、コロイダルシリカまたはコロイダルアルミナであ
る。更に、好ましくは数珠状のコロイダルシリカであ
る。すなわち、球状のコロイダルシリカが数珠状に連結
(複数の球状コロイダルシリカが連鎖状につながった形
状)した長鎖の構造を有するもの、および連結したシリ
カが分岐したものおよび/または屈曲したものを数珠状
コロイダルシリカといい、これを用いた場合、表面にう
ねり構造を有する多孔質膜を得ることができる。上記コ
ロイダルシリカは球状シリカの一次粒子を2価以上の金
属イオンを介在させ粒子−粒子間を結合させたもので、
少なくとも3個以上が好ましく、さらに好ましくは5個
以上、より好ましくは7個以上連結したものをいい、さ
らには数珠状に連結した粒子が分岐したものおよび/ま
たは屈曲したものも包含する。
【0025】また、コロイダルシリカと他の無機粒子、
例えばアルミナ、セリア、チタニアなどとの複合あるい
は混合粒子であってもよく、これらを介在させて連結し
たものでも良い。介在させる金属イオンとしては2価以
上の金属イオンが好ましく、例えばCa2+、Zn2+、M
2+、Ba2+、Al3+、Ti4+などである。特にCa2+
とした場合には、数珠状に連結および分岐したコロイダ
ルシリカを作製するのに好適である。またコロイダルシ
リカの一次粒子径は5nm〜100nmが好ましく、さ
らに好ましくは7nm〜50nm、より好ましくは8n
m〜30nmである場合、孔形成性、孔面積比を大きく
する点で好ましい。更に数珠状コロイダルシリカの場
合、防滴性はシリカ粒子が数珠状に連結および分岐して
いる場合に発現するものであり、連結したシリカの一次
粒子数が多いほど好ましいが通常は3個以上100個未
満が好ましく、さらに好ましくは5個以上50個未満、
より好ましくは7個以上30個未満であるのが望まし
い。2個以下ではうねりの発現が不十分であり、100
個以上の場合には数珠状に連結及び/または分岐したシ
リカ粒子が増粘しやすく水分散性が悪くなる傾向にあ
る。上述の無機親水性コロイド物質は水性ゾル型のもの
が好ましい。
【0026】本発明において被覆層の紫外線吸収アクリ
ル樹脂の平均粒子径(R1)と無機親水性コロイド物質
の平均粒子径(R2)との比(R1/R2)は2/1〜
1000/1が好ましく、さらに好ましくは5/1〜5
00/1、より好ましくは10/1〜200/1であ
る。但し、上記粒子の平均粒子径とは電子顕微鏡で観察
される粒子の短軸方向の長さを粒子径とした、測定長1
00点の平均値とする。防滴性は前記紫外線吸収型アク
リル樹脂と無機親水性コロイド物質の平均粒子径の比に
よって変わり、紫外線吸収型アクリル樹脂平均粒子径よ
り無機親水性コロイド物質平均粒子径は小さい必要があ
り、これが逆、あるいは同じ場合には防滴性が低下す
る。
【0027】特に無機親水性コロイド物質の平均粒子径
(R1)と紫外線吸収型アクリル樹脂の平均粒子径(R
2)との関係において平均粒子径比が上記範囲にあり、
かつ紫外線吸収型アクリル樹脂粒子1個の表面を完全に
被覆するに要する無機親水性コロイド物質の最小粒子数
をα[α=2π(r1 +r2 )2 /(31/2 ・r12)]
としたとき、紫外線吸収型アクリル樹脂粒子1個あたり
0.3α〜10αの範囲が好ましく、さらに好ましくは
0.5α〜6α、より好ましくは0.7α〜3αの範囲
にあるような配合比とした時に本発明の効果がより顕著
に発現するので好ましい。
【0028】本発明において、無機親水性コロイド物質
の被覆層中における含有率は、紫外線吸収型アクリル樹
脂100重量部に対して10〜10000重量部が好ま
しく、さらに好ましくは20〜5000重量部、より好
ましくは30〜1000重量部である。含有率は混合す
る無機親水性コロイド物質の平均粒子径に依存し、平均
粒子径が大きければ含有率は低くし、平均粒子径が小さ
ければ含有率は高くする必要がある。従って、一般的に
は含有率が10重量部以下では多孔質形成性が無く、防
滴性が低下し、10000重量部を超えて含有させた場
合には塗膜の強度が劣るために割れやすくなる傾向にあ
る。
【0029】さらに、本発明において被覆層をフッ素樹
脂フィルム上に積層する場合、紫外線吸収型アクリル樹
脂と無機親水性コロイド物質の配合量あるいは被覆層の
厚みを任意に変えることにより被覆層が積層されたフッ
素樹脂フィルムの紫外線透過率を目的にあった透過率に
選択できる特徴をも有している。フッ素樹脂フィルムは
自然光の透過率が高いことから作物の育成が計れるとと
もに、花き・果実等の栽培上、発色の良いものが得ら
れ、さらにはミツバチ等の昆虫の利用で花粉交配ができ
る等の利点を有する反面、紫外線透過率が高いためハウ
ス内のプラスティック配管や不織布等の材料劣化を引き
起こしたり、病害虫が発生し易い等の弊害が懸念され
る。さらに、花き・果実等の品質上、あるいは生育上紫
外線を全く必要としない植物あるいは紫外線量がわずか
でよいものもあり目的に応じた紫外線のカットが必要で
あった。本発明はこれら諸問題を解決するべく植物に応
じた紫外線カットを可能としている。
【0030】本発明では、被覆層の密着性や印刷(商品
名等の印刷)インク等との易接着性を良化せしめるため
に、被覆層にアクリル共重合体樹脂を含有させることが
好ましい。本発明では、アクリル共重合体樹脂の中で
も、好ましいのはポリ(メタ)アクリル酸エステル共重
合体である。ポリ(メタ)アクリル酸エステル共重合体
とは、反応性モノマーを含有するポリ(メタ)アクリル
酸エステル共重合体、かかる反応性モノマーとしては、
官能基として、例えばカルボキシル基(例えば(メタ)
アクリル酸など)、水酸基((メタ)アクリル酸−ヒド
ロキシエチルなど)、アミド基((メタ)アクリル酸ア
ミドなど)、グリシジル酸((メタ)アクリル酸グリシ
ジルなど)、アミノ基((メタ)アクリル酸2−ジエチ
ルアミノエチルなど)等を含有する化合物が挙げられ
る。アクリル共重合体樹脂は、その水酸基価が40以上
が好ましく、さらに好ましく45以上のものがフィルム
支持体との密着性、塗膜形成性、易接着性等の点で好ま
しい。本発明でいう水酸基価とは以下のように定義され
る。すなわち、試料1g中に含まれる水酸基のモル数に
相当する水酸化カリウムのmg数である。また、アクリ
ル共重合体樹脂の被覆層内での含有量は固形分当たり5
〜40重量%、好ましくは10〜30重量%の範囲にあ
るものが密着性、易接着性の両立が計れるので望まし
い。
【0031】本発明では、被覆層の密着性、耐溶剤性、
耐熱性をより良化せしめるために、被覆層に架橋結合剤
を含有させても良い。架橋結合剤は紫外線吸収型アクリ
ル樹脂等に存在する官能基、例えばヒドロキシル基、カ
ルボキシル基、グリシジル基、アミド基などと架橋し、
最終的には三次元網状構造を有する被覆層とするための
架橋剤で、例えばメチロール化あるいはアルキロール化
した尿素系、メラミン系、アクリルアミド系、ポリアミ
ド系樹脂、およびエポシキ化合物、イソシアネート化合
物、アジリジン化合物などを挙げることができる。これ
らの架橋結合剤は単独、場合によっては2種以上併用し
ても良い。
【0032】本発明における被覆層は該フィルムの片面
あるいは両面に積層するものとする。
【0033】本発明における被覆層の厚みは特に限定さ
れないが、通常は0.01〜15μmであるが、0.1
〜5μmの範囲にあるものが被覆層の均一形成性、密着
性、光透過性等の点で好ましい。また、被覆層には必要
に応じて、本発明の効果を損なわない量で公知の添加
剤、例えば消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、帯電防止
剤、染料等を含有せしめてもよい。
【0034】本発明における被覆層(a)と基材フィル
ム(b)との厚み比(b/a)は特に限定されないが1
/4〜1/104が好ましく、さらに好ましくは1/8
〜1/103、より好ましくは1/12〜1/102と
するのが、積層体としての可撓性、機械特性の面からよ
り好ましい。但し、両面に積層した場合は層(b)の厚
みとしてその各の層の厚みの和をとるものとする。
【0035】本発明におけるハウスとは、植物栽培用と
して利用されるハウスであればいかなるものでもよく、
ハウスを形成する材料も金属、木材、プラスティックな
どいずれで形成されたものであってもよい。
【0036】本発明のフィルムを展張する方法は特に限
定されないが、アルミ、鋼などの金属製、あるいは木
製、あるいは無機材製等のフレームにボルト締め、接
着、圧着等の方法で固定するものとする。このようにし
て固定したフィルムを面状で組み合わせても良い。
【0037】次に本発明のグリーンハウスに適用される
代表的なフィルムの被覆層を設ける方法について説明す
るが、製膜工程内で基体となるフィルムにあらかじめ所
定量に調整された溶液を塗布し、乾燥する方法、基体フ
ィルムを単膜として巻き取りその後、塗布し乾燥する方
法が適用できる。塗布方法は特に限定されないが、グラ
ビアコート、リバースコート、キッスコート、ダイコー
ト、メタリングバーコート、スプレーコート等の公知の
方法を用いてコーティングした後60〜150℃で1秒
〜15分程度乾燥させる。この際溶媒としては水を使用
しても良いし、アルコール系のものを使用しても良い。
当然水とアルコールとの混合溶媒を使用しても良い。ま
た、被覆層を別途製膜しておき、後からラミネートして
も良いが無機親水性コロイド物質を主体とする層はやや
強度が不足である点から直接基材フィルム上に積層する
のが好ましい。このようにして得られたフィルムをハウ
スの所定の枠に沿い展張して使用するのである。
【0038】
【測定及び評価方法】本発明の特性値は、次の測定方
法、評価基準による。
【0039】(1)防滴寿命 200mlのビーカーに100mlの水を入れる。この
ビーカーに、被覆層が内側になるようにフィルムを被
せ、ゴムバンドでフィルムを止めた。
【0040】フィルムで覆われたビーカーを高温水槽に
つけ、次の条件で加熱した。
【0041】(加熱条件)30℃×5日→50℃×10
日→60℃×10日→70℃×100日続けた。評価の
基準は次の通りである。
【0042】 ○:水滴による曇りがない △:一部に水滴が付着している ×:全面に水滴が付着している ○あるいは△を実用上問題ないため合格とした。
【0043】尚、上述の加熱条件は、70℃×100日
間で農業用ハウスでの実用年数の約3年に相当する。
【0044】(2)防曇性 200mlのビーカーに100mlの水を入れる。この
ビーカーに、防滴剤層が内側になるようにフィルムを被
せ、ゴムバンドでフィルムを止めた。
【0045】フィルムで覆われたビーカーを高温水槽に
つけ、50℃で加熱した時のフィルムの様子を観察し
た。
【0046】評価の基準は次の通りであり、○あるいは
△を合格とした。
【0047】 ○:全く水滴による曇りがない △:一旦水滴によって曇るがすぐ曇りがなくなる ×:水滴によって曇ってなかなか曇りが無くならない
【0048】
【実施例】本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0049】実施例1 厚さ188μmのポリエチレンテレフタレート樹脂フィ
ルム(東レ(株)製)の塗設面をコロナ放電処理し、該
面にメタノールを希釈溶媒とし、これに紫外線吸収型ア
クリル系樹脂(BASFジャパン(株)製UVA−38
3MG)100重量部とメタノールシリカゾル(日産化
学(株)製)100重量部を混合した濃度10重量%の
均一塗剤を塗布し、塗布層を100℃で1分間乾燥さ
せ、厚み0.5μmの被覆層を設けた。得られたフィル
ムの防曇性および防曇寿命は表1の通りである。
【0050】実施例2 厚さ60μmのエチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体樹脂フィルム(東レ(株)製)の塗設面をコロナ放
電処理し、該面にメタノールを希釈溶媒とし、これに紫
外線吸収型アクリル系樹脂(BASFジャパン(株)製
UVA−383100重量部とメタノールシリカゾル
(日産化学(株)製)100重量部を混合した濃度10
重量%の均一塗剤を塗布し、塗布層を100℃で1分間
乾燥させ、厚み0.5μmの被覆層を設けた。得られた
フィルムの防曇性および防曇寿命は表1の通りである。
【0051】実施例3 実施例2と同じ基材フィルム上に、メタノールを希釈溶
媒とし、これに紫外線吸収型アクリル系樹脂(BASF
ジャパン(株)製UVA−383MG、平均粒子径10
0nm)100重量部と分岐数珠状コロイダルシリカ
(日産化学(株)製“スノーテックス”UP、平均粒子
径15nm)100重量部を混合した濃度10重量%の
均一塗剤を塗布し、塗布層を100℃で1分間乾燥さ
せ、厚み0.5μmの被覆層を設けた。得られたフィル
ムの防曇性および防曇寿命は表1の通りである。
【0052】実施例4 実施例2と同じ基材フィルム上に、メタノールを希釈溶
媒とし、これに紫外線吸収型アクリル系樹脂(BASF
ジャパン(株)製UVA−383MG)100重量部と
分岐数珠状コロイダルシリカ“スノーテックス”UP
(日産化学(株)製)100重量部、“サイビノール”
EK1005(サイデン化学(株)製)20重量部を混
合した濃度10重量%の均一塗剤を塗布し、塗布層を1
00℃で1分間乾燥させ、厚み0.5μmの被覆層を設
けた。得られたフィルムの防曇性および防曇寿命は表1
の通りである。
【0053】比較例1 実施例と同じ基材フィルム上にメタノールを希釈溶媒と
し、これにメタノールシリカゾル(日産化学(株)製)
85重量部とβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン7重量部とポリオキシエチレ
ン(8モル)ノニルフェニルエーテル13重量部を混合
した濃度10重量%の均一塗剤を塗布し、塗布層を10
0℃で1分間乾燥させ、厚み0.5μmの被覆層を設け
た。
【0054】
【表1】 表1に示す通り、本発明におけるフィルム構成によって
防滴性を長寿命化することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の農業用被覆資材においては、プ
ラスティックフィルムの少なくとも一表面上に、紫外線
吸収型アクリル樹脂と無機親水性コロイド物質を主成分
とした被覆層を形成せしめたもので、次のような優れた
効果を得ることができた。
【0056】まず、本発明の農業用被覆資材の被覆層は
ブリードアウト等を生じることなく、その密着性と親水
性とから優れた防滴性を有しており、しかもその耐久性
も優れている。
【0057】また、広範囲な波長に対して高透過率を有
するプラスティックフィルム例えばエチレン−テトラフ
ルオロエチレン共重合体樹脂フィルムに対して、配合量
および/または被覆層の厚みを変更することにより、防
滴性を損なわずして、目的とする波長における所定率の
紫外線カットを可能にした。
【0058】本発明の農業用被覆資材は上記のような優
れた特徴を有するため農業用被覆資材の他に防汚シート
用、テント用、屋外展張用など各種資材に適用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 7/04 CEW C08J 7/04 CEWS C08L 27/18 LGB C08L 27/18 LGB // C08K 3:22 3:36 7:18 C08L 33:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスティックフィルムの少なくとも一
    表面上に、紫外線吸収型アクリル樹脂および無機親水性
    コロイド物質を主成分とする被覆層を設けてなることを
    特徴とする農業用被覆資材。
  2. 【請求項2】 紫外線吸収型アクリル樹脂の平均粒子径
    (R1)と無機親水性コロイド物質の平均粒子径(R
    2)との平均粒子径比(R1/R2)が2/1〜100
    0/1であることを特徴とする請求項1に記載の農業用
    被覆資材。
  3. 【請求項3】 無機親水性コロイド物質がコロイダルシ
    リカおよび/またはコロイダルアルミナであることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の農業用被覆資
    材。
  4. 【請求項4】 コロイダルシリカが数珠状コロイダルシ
    リカであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の農業用被覆資材。
  5. 【請求項5】 プラスティックフィルムがフッ素系樹脂
    フィルムであることを特徴とする請求項1〜請求項4の
    いずれかに記載の農業用被覆資材。
  6. 【請求項6】 フッ素系樹脂フィルムがエチレン−テト
    ラフルオロエチレン共重合樹脂を主成分とした組成物か
    らなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    に記載の農業用被覆資材。
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