JP3306982B2 - 防曇性フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
防曇性フィルムおよびその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルム基材に高度
の防曇性をもたせた硬化皮膜を形成させる防曇性フィル
ムの製造方法と、製造された防曇性フィルムに関する。
の防曇性をもたせた硬化皮膜を形成させる防曇性フィル
ムの製造方法と、製造された防曇性フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に食品包装材、農業用ビニーハウス
などに用いられるフィルムや、自動車、建築物などの窓
あるいは浴場などの鏡として用いられるガラスや、写真
機、双眼鏡などに用いられるレンズなどは、多湿な雰囲
気や温度差の著しい状態では、結露現象により、くもり
が生じこれらの使用状態において不都合な場合が多い。
などに用いられるフィルムや、自動車、建築物などの窓
あるいは浴場などの鏡として用いられるガラスや、写真
機、双眼鏡などに用いられるレンズなどは、多湿な雰囲
気や温度差の著しい状態では、結露現象により、くもり
が生じこれらの使用状態において不都合な場合が多い。
【0003】例えば、農業用ビニールハウスにおいて結
露が生じると、水滴がレンズ作用を呈し、農作物を損傷
したり、ときには火災に進展することがある。
露が生じると、水滴がレンズ作用を呈し、農作物を損傷
したり、ときには火災に進展することがある。
【0004】このような問題を解決するため、従来フィ
ルム表面に界面活性剤を塗布した防曇性フィルムを用い
たり、この防曇性フィルムをくもりが生じては不都合な
ものに張り合わせ用いていた。
ルム表面に界面活性剤を塗布した防曇性フィルムを用い
たり、この防曇性フィルムをくもりが生じては不都合な
ものに張り合わせ用いていた。
【0005】
【発明が解決しょうとする問題点】しかし、上述のよう
なフィルム表面に界面活性剤を塗布したフィルムでは、
使用中に界面活性剤が流失し、きわめて短期間に防曇性
能が低下して実用に供し得ないのが実情である。
なフィルム表面に界面活性剤を塗布したフィルムでは、
使用中に界面活性剤が流失し、きわめて短期間に防曇性
能が低下して実用に供し得ないのが実情である。
【0006】この発明は、優れた防曇性と傷が付きにく
く、しかも湿潤状態における密着性の優れた防曇性フィ
ルムの製造方法、およびこれにより製造された防曇性フ
ィルムを提供することが目的である。
く、しかも湿潤状態における密着性の優れた防曇性フィ
ルムの製造方法、およびこれにより製造された防曇性フ
ィルムを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フィルム
基材の表面に防曇性と傷が付きにくく、しかも湿潤状態
における密着性の優れた製造方法について誠意研究を重
ねた結果、後述するところの諸限定条件の下で、アクリ
ル酸カリウム水溶液と、エチレン性不飽和結合を1個有
する親水性化合物と、官能基を3個以上有するアクリル
単量体とから本質的になる混合組成物を、フィルム基材
の上に塗布し、活性エネルギー線を照射し、前記混合組
成物の硬化を起こさせることにより、始めてこの発明の
課題が解決しえることを見出したものである。
基材の表面に防曇性と傷が付きにくく、しかも湿潤状態
における密着性の優れた製造方法について誠意研究を重
ねた結果、後述するところの諸限定条件の下で、アクリ
ル酸カリウム水溶液と、エチレン性不飽和結合を1個有
する親水性化合物と、官能基を3個以上有するアクリル
単量体とから本質的になる混合組成物を、フィルム基材
の上に塗布し、活性エネルギー線を照射し、前記混合組
成物の硬化を起こさせることにより、始めてこの発明の
課題が解決しえることを見出したものである。
【0008】この発明の、防曇性フィルムの製造方法
は、次の三っの成分、 A;アクリル酸カリウム水溶液、 B;エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物、 C;官能基を3個以上有するアクリル単量体より本質的
になり、前記A対B対Cの混合割合が10〜50重量
%:20〜60重量%:10〜50重量%である混合組
成物を、フィルム基材の上に塗布し、活性エネルギー線
を照射することにより、前記混合組成物の硬化を起こさ
せることを特徴とする。
は、次の三っの成分、 A;アクリル酸カリウム水溶液、 B;エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物、 C;官能基を3個以上有するアクリル単量体より本質的
になり、前記A対B対Cの混合割合が10〜50重量
%:20〜60重量%:10〜50重量%である混合組
成物を、フィルム基材の上に塗布し、活性エネルギー線
を照射することにより、前記混合組成物の硬化を起こさ
せることを特徴とする。
【0009】また、この発明の防曇性フィルムは、フィ
ルム基材に硬化皮膜が形成されていて、この硬化皮膜
は、次の三っの成分、 A;アクリル酸カリウム水溶液、 B;エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物、 C;官能基を3個以上有するアクリル単量体より本質的
になり、前記A対B対Cの混合割合が10〜50重量
%:20〜60重量%:10〜50重量%である混合組
成物を、基材の上に塗布し、活性エネルギー線を照射し
てなることを特徴とする。
ルム基材に硬化皮膜が形成されていて、この硬化皮膜
は、次の三っの成分、 A;アクリル酸カリウム水溶液、 B;エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物、 C;官能基を3個以上有するアクリル単量体より本質的
になり、前記A対B対Cの混合割合が10〜50重量
%:20〜60重量%:10〜50重量%である混合組
成物を、基材の上に塗布し、活性エネルギー線を照射し
てなることを特徴とする。
【0010】
【作用】フィルム基材に、前記混合組成物を塗布し、こ
れに活性エネルギー線を照射するこにより、防曇性と傷
が付きにくく、しかも湿潤状態における密着性の優れた
硬化皮膜が形成される。
れに活性エネルギー線を照射するこにより、防曇性と傷
が付きにくく、しかも湿潤状態における密着性の優れた
硬化皮膜が形成される。
【0011】(1)この発明における使用原材料につい
て以下に説明する。 基材について 基材としは、表面に硬化皮膜が形成可能なシート状、フ
ィルム状のものであればよく、フィルムないしフィルム
状と言う場合にはシートないしシート状のものを含むも
のとする。一般には、ポリ塩化ビニール、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート
などのプラスチックフィルム(シート)が適するが、こ
れに限られるものではなく、例えば、不織布や紙などで
も表面に硬化皮膜が形成可能な目のこんだものであれば
適用可能である。
て以下に説明する。 基材について 基材としは、表面に硬化皮膜が形成可能なシート状、フ
ィルム状のものであればよく、フィルムないしフィルム
状と言う場合にはシートないしシート状のものを含むも
のとする。一般には、ポリ塩化ビニール、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート
などのプラスチックフィルム(シート)が適するが、こ
れに限られるものではなく、例えば、不織布や紙などで
も表面に硬化皮膜が形成可能な目のこんだものであれば
適用可能である。
【0012】また、基材となる前記プラスチックフィル
ムに、硬化皮膜の密着性をより一層向上させるため、予
めコロナ処理などの前処理を施しても良いのはも勿論で
ある。
ムに、硬化皮膜の密着性をより一層向上させるため、予
めコロナ処理などの前処理を施しても良いのはも勿論で
ある。
【0013】アクリル酸カリウム水溶液について 防曇の持続性に大きな影響を与えるアクリル酸カリウム
水溶液は、中和度20〜30モル、濃度50〜90%程
度のものが好ましい。
水溶液は、中和度20〜30モル、濃度50〜90%程
度のものが好ましい。
【0014】エチレン性不飽和結合を1個有する親水
性化合物について 防曇性の付与や基材の密着性に大きな影響を与えるエチ
レン性不飽和結合を1個有する親水性化合物は、以下の
ような親水基もしくは親水構造をもち、かつエチレン性
不飽和結合を1個有する化合物の1種あるいは2種以上
を混合した組成物を用いることができ、例えばアクリル
酸、メタアクリル酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、N−ビニル−2−ピロリドンなどが挙げられ
る。
性化合物について 防曇性の付与や基材の密着性に大きな影響を与えるエチ
レン性不飽和結合を1個有する親水性化合物は、以下の
ような親水基もしくは親水構造をもち、かつエチレン性
不飽和結合を1個有する化合物の1種あるいは2種以上
を混合した組成物を用いることができ、例えばアクリル
酸、メタアクリル酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、N−ビニル−2−ピロリドンなどが挙げられ
る。
【0015】 官能基を3個以上有するアクリル単量体について 反応性や表面硬度保持のために必要な成分である官能基
を3個以上有するアクリル単量体としては、トリメチロ
ールプロパン・トリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパン・EO付加トリアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレートなどが挙げられ、これらの
アクリル単量体の1種あるいは2種以上を混合した組成
物を用いることができる。
を3個以上有するアクリル単量体としては、トリメチロ
ールプロパン・トリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパン・EO付加トリアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレートなどが挙げられ、これらの
アクリル単量体の1種あるいは2種以上を混合した組成
物を用いることができる。
【0016】溶剤について 前記混合組成物を基材へ塗布する際の塗工性を向上する
ために、溶剤を用いても良く、これを用いる場合には、
前記アクリル酸カリウム水溶液、エチレン性不飽和結合
を1個有する親水性化合物および官能基を3個以上有す
るアクリル単量体に対し共通溶媒となり得るもので、溶
剤を含めてこれらの混合組成物が均一な溶液となること
が必要である。溶剤としては、前記混合組成物の混合さ
れる種類によってその都度選定する必要があるが、一般
的にはアセトン、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、メチルアルコールなどを用いることができる。
ために、溶剤を用いても良く、これを用いる場合には、
前記アクリル酸カリウム水溶液、エチレン性不飽和結合
を1個有する親水性化合物および官能基を3個以上有す
るアクリル単量体に対し共通溶媒となり得るもので、溶
剤を含めてこれらの混合組成物が均一な溶液となること
が必要である。溶剤としては、前記混合組成物の混合さ
れる種類によってその都度選定する必要があるが、一般
的にはアセトン、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、メチルアルコールなどを用いることができる。
【0017】(2)この発明における限定条件について
以下に説明する。アクリル酸カリウム水溶液は、水溶液
であり、エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合
物が親水性であることから、これらはどのような混合割
合でも充分に混合できるが、官能基を3個以上有するア
クリル単量体は、親水性でないためアクリル酸カリウム
水溶液との2者では混合できない。しかし、エチレン性
不飽和結合を1個有する親水性化合物と、官能基を3個
以上有するアクリル単量体とは、充分に混合でき、した
がって、これらの混合割合を考慮する必要がある。
以下に説明する。アクリル酸カリウム水溶液は、水溶液
であり、エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合
物が親水性であることから、これらはどのような混合割
合でも充分に混合できるが、官能基を3個以上有するア
クリル単量体は、親水性でないためアクリル酸カリウム
水溶液との2者では混合できない。しかし、エチレン性
不飽和結合を1個有する親水性化合物と、官能基を3個
以上有するアクリル単量体とは、充分に混合でき、した
がって、これらの混合割合を考慮する必要がある。
【0018】なお、これら3者がたとえ混合できる条件
であっても、以下の混合割合と異なると、高品質の防曇
性フィルムを得ることができない。
であっても、以下の混合割合と異なると、高品質の防曇
性フィルムを得ることができない。
【0019】アクリル酸カリウム水溶液は、10〜5
0重量%程度、好ましくは25〜35重量%で、これが
10重量%未満では、防曇性が持続せず、50重量%を
越えると、所望の表面硬度が得られず実用に供し得な
い。
0重量%程度、好ましくは25〜35重量%で、これが
10重量%未満では、防曇性が持続せず、50重量%を
越えると、所望の表面硬度が得られず実用に供し得な
い。
【0020】エチレン性不飽和結合を1個有する親水
性化合物は、20〜60重量%程度、好ましくは35〜
45重量%で、これが20重量%未満では、基材との密
着性が低下し、さらに20重量%未満や60重量%を越
えると、防曇性や反応性のバランスが崩れ好ましくな
い。
性化合物は、20〜60重量%程度、好ましくは35〜
45重量%で、これが20重量%未満では、基材との密
着性が低下し、さらに20重量%未満や60重量%を越
えると、防曇性や反応性のバランスが崩れ好ましくな
い。
【0021】官能基を3個以上有するアクリル単量体
は、10〜50重量%程度、好ましくは25〜35重量
%で、これが10重量%未満では、基材の表面に形成し
た硬化皮膜の表面硬度が低下し、50重量%を越える
と、防曇性が悪くなる。
は、10〜50重量%程度、好ましくは25〜35重量
%で、これが10重量%未満では、基材の表面に形成し
た硬化皮膜の表面硬度が低下し、50重量%を越える
と、防曇性が悪くなる。
【0022】前述の塗工性の向上を図るの溶剤の添加
量は、0〜100重量%程度、好ましくは5〜30重量
%で、これが100重量%を越えると、硬化後に溶剤が
残存する恐れがあるのと、硬化皮膜と基材との密着性が
不十分になりやすいためである。
量は、0〜100重量%程度、好ましくは5〜30重量
%で、これが100重量%を越えると、硬化後に溶剤が
残存する恐れがあるのと、硬化皮膜と基材との密着性が
不十分になりやすいためである。
【0023】(3)この発明に用いる活性エネルギー線
について説明する。この発明において、前記混合組成物
の硬化のために用いる活性エネルギー線としては、一般
的に電子線を用いるが、紫外線、α線やX線を用いても
良いのは勿論である。前記電子線を用いる場合には、大
気中でも良いが、酸素濃度が低い雰囲気、例えば、窒素
雰囲気下において、150〜300kVの加速電圧で、
吸収線量が1〜10Mrad程度となるように照射する
のが好ましいが、前記基材や混合組成物の種類、混合組
成物の塗布厚さなどによって適宜選定すすれば良い。
について説明する。この発明において、前記混合組成物
の硬化のために用いる活性エネルギー線としては、一般
的に電子線を用いるが、紫外線、α線やX線を用いても
良いのは勿論である。前記電子線を用いる場合には、大
気中でも良いが、酸素濃度が低い雰囲気、例えば、窒素
雰囲気下において、150〜300kVの加速電圧で、
吸収線量が1〜10Mrad程度となるように照射する
のが好ましいが、前記基材や混合組成物の種類、混合組
成物の塗布厚さなどによって適宜選定すすれば良い。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例について詳述する。
表1は、この発明にしたがって製造した防曇性フィルム
の諸特性を示すものである。なお、同表には、参考のた
めに2成分のみを混合した混合組成物を塗布したものに
ついの諸特性も比較例として併記した。
表1は、この発明にしたがって製造した防曇性フィルム
の諸特性を示すものである。なお、同表には、参考のた
めに2成分のみを混合した混合組成物を塗布したものに
ついの諸特性も比較例として併記した。
【0025】〔実施例1〕厚さ50μmの易接着加工の
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 30重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 25重量% ポリエチレングリコールモノアクリレート(*3) 15重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 15重量% トリメチロールプロパントリアクリレート(*5) 15重量% (*1)中和度25モル%、濃度70% (*2)アロニックスM150:東亜合成化学工業(株)製 (*3)ニューフロンティアN177E:第一工業製薬
(株)製 (*4)カヤラッドDPHA:日本化薬(株)製 (*5)NKエステルTMPTA:親中村化学工業(株)製 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合の混合組成物を硬化させ
て前記基材表面に硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを
得た。この防曇性フィルムは、表1に示すように、防曇
性、密着性および表面硬度の優れたものであった。
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 30重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 25重量% ポリエチレングリコールモノアクリレート(*3) 15重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 15重量% トリメチロールプロパントリアクリレート(*5) 15重量% (*1)中和度25モル%、濃度70% (*2)アロニックスM150:東亜合成化学工業(株)製 (*3)ニューフロンティアN177E:第一工業製薬
(株)製 (*4)カヤラッドDPHA:日本化薬(株)製 (*5)NKエステルTMPTA:親中村化学工業(株)製 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合の混合組成物を硬化させ
て前記基材表面に硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを
得た。この防曇性フィルムは、表1に示すように、防曇
性、密着性および表面硬度の優れたものであった。
【0026】〔実施例2〕厚さ50μmの易接着加工の
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 40重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 30重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として トリメチロールプロパントリアクリレート(*5) 30重量% 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合の混合組成物を硬化させ
て前記基材表面に硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを
得た。この防曇性フィルムは、表1に示すように、防曇
性、密着性および表面硬度の優れたものであった。
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 40重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 30重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として トリメチロールプロパントリアクリレート(*5) 30重量% 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合の混合組成物を硬化させ
て前記基材表面に硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを
得た。この防曇性フィルムは、表1に示すように、防曇
性、密着性および表面硬度の優れたものであった。
【0027】〔実施例3〕厚さ50μmの易接着加工の
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 30重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 40重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 30重量% 溶 剤:イソプロビルアルコール(*6) 20重量% (*6) :関東薬品(株)製 塗布後、上記溶剤分を乾燥器で乾燥し、その後エリアビ
ーム型電子線照射装置を用い、窒素雰囲気中、加速電圧
150kV、線量5Mradの条件で電子線を照射し、
上記配合割合の混合組成物を硬化させて前記基材表面に
硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを得た。この防曇性
フィルムは、表1に示すように、防曇性、密着性および
表面硬度の優れたものであった。
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 30重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 40重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 30重量% 溶 剤:イソプロビルアルコール(*6) 20重量% (*6) :関東薬品(株)製 塗布後、上記溶剤分を乾燥器で乾燥し、その後エリアビ
ーム型電子線照射装置を用い、窒素雰囲気中、加速電圧
150kV、線量5Mradの条件で電子線を照射し、
上記配合割合の混合組成物を硬化させて前記基材表面に
硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを得た。この防曇性
フィルムは、表1に示すように、防曇性、密着性および
表面硬度の優れたものであった。
【0028】〔実施例4〕厚さ50μmの易接着加工の
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 30重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 20重量% ポリエチレングリコールモノアクリレート(*3) 10重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 30重量% トリメチロールプロパントリアクリレート(*5) 10重量% 溶 剤:イソプロビルアルコール(*6) 10重量% 塗布後、上記溶剤分を乾燥器で乾燥し、その後エリアビ
ーム型電子線照射装置を用い、窒素雰囲気中、加速電圧
150kV、線量5Mradの条件で電子線を照射し、
上記配合割合の混合組成物を硬化させて前記基材表面に
硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを得た。この防曇性
フィルムは、表1に示すように、防曇性、密着性および
表面硬度の優れたものであった。
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合の混合組成物をグラビアコーターにて塗布厚
さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 30重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 20重量% ポリエチレングリコールモノアクリレート(*3) 10重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 30重量% トリメチロールプロパントリアクリレート(*5) 10重量% 溶 剤:イソプロビルアルコール(*6) 10重量% 塗布後、上記溶剤分を乾燥器で乾燥し、その後エリアビ
ーム型電子線照射装置を用い、窒素雰囲気中、加速電圧
150kV、線量5Mradの条件で電子線を照射し、
上記配合割合の混合組成物を硬化させて前記基材表面に
硬化皮膜を形成した防曇性フィルムを得た。この防曇性
フィルムは、表1に示すように、防曇性、密着性および
表面硬度の優れたものであった。
【0029】〔比較例1〕厚さ50μmの易接着加工の
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合で混合したものをグラビアコーターにて塗布
厚さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 60重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 40重量% 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合の混合組成物を硬化させ
て前記基材表面に硬化皮膜を形成したフィルムを得た。
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合で混合したものをグラビアコーターにて塗布
厚さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 60重量% B成分:エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物として Nビニル2ピロリドン(*2) 40重量% 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合の混合組成物を硬化させ
て前記基材表面に硬化皮膜を形成したフィルムを得た。
【0030】〔比較例2〕厚さ50μmの易接着加工の
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合で混合したものをグラビアコーターにて塗布
厚さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 60重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 40重量% 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合で混合したものを硬化さ
せて前記基材表面に硬化皮膜を形成したフィルムを得
た。
施されたポリエチレンフタレートフィルム(ダイヤホイ
ル(株)製、品番T600E)を基材として用い、これ
に下記配合で混合したものをグラビアコーターにて塗布
厚さ5μmとなるように塗布した。 A成分:アクリル酸カリウム水溶液(*1) 60重量% C成分:官能基を3個以上有するアクリル単量体として ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(*4) 40重量% 塗布後、エリアビーム型電子線照射装置を用い、窒素雰
囲気中、加速電圧150kV、線量5Mradの条件で
電子線を照射し、上記配合割合で混合したものを硬化さ
せて前記基材表面に硬化皮膜を形成したフィルムを得
た。
【0031】
【表1】
【0032】表1において防曇性は、60℃の温水上に
前述の方法により製造したフィルムを置き、10分間放
置し、くもりが発生するか否かを目視にて判定した。く
もりが発生しなかったものには◎を、5秒以内にくもり
が発生したものには5秒と表示した。表面硬度は、JI
S K 5400(8.4)「鉛筆引っかき抵抗試験方
法」に準じ、手かき法により試験し、その測定値である
鉛筆硬度を表示した。密着性は、JIS K 5400
(8.5.2)「碁盤目テープ試験方法」に準じ、基材
の表面に形成した硬化皮膜に、カッタナイフを用いて有
効面積に基材に達する切り傷を付け、1mmの碁盤目1
00個を作り、碁盤目の上にセロハン粘着テープ(18
mm幅)を完全に付着させ、直ちにテープの一端を硬化
皮膜面に直角に保ち、瞬間的に引き離し、付着試験を行
なった。これにより完全にはがれないで残った碁盤目の
数を調べ、分子にはがれなかった碁盤目の数を、分母に
全体の碁盤目の数(100)を表示した。また、同表に
おいて、乾燥状態の測定値は、前記防曇性テスト前のも
のを、また、湿潤状態の測定値は、前記防曇性テスト直
後のものである。
前述の方法により製造したフィルムを置き、10分間放
置し、くもりが発生するか否かを目視にて判定した。く
もりが発生しなかったものには◎を、5秒以内にくもり
が発生したものには5秒と表示した。表面硬度は、JI
S K 5400(8.4)「鉛筆引っかき抵抗試験方
法」に準じ、手かき法により試験し、その測定値である
鉛筆硬度を表示した。密着性は、JIS K 5400
(8.5.2)「碁盤目テープ試験方法」に準じ、基材
の表面に形成した硬化皮膜に、カッタナイフを用いて有
効面積に基材に達する切り傷を付け、1mmの碁盤目1
00個を作り、碁盤目の上にセロハン粘着テープ(18
mm幅)を完全に付着させ、直ちにテープの一端を硬化
皮膜面に直角に保ち、瞬間的に引き離し、付着試験を行
なった。これにより完全にはがれないで残った碁盤目の
数を調べ、分子にはがれなかった碁盤目の数を、分母に
全体の碁盤目の数(100)を表示した。また、同表に
おいて、乾燥状態の測定値は、前記防曇性テスト前のも
のを、また、湿潤状態の測定値は、前記防曇性テスト直
後のものである。
【0033】表1から明らかな通り、この発明による実
施例1〜実施例4では、防曇性、表面硬度および密着性
の優れたものが得られた。これに対して、比較例1のも
のは、湿潤状態において100個の碁盤目のうち、82
個がはがれ密着性において、また、比較例2のものは、
防曇性においてそれぞれ劣り、いずれも実用に供し得な
いことが理解できる。
施例1〜実施例4では、防曇性、表面硬度および密着性
の優れたものが得られた。これに対して、比較例1のも
のは、湿潤状態において100個の碁盤目のうち、82
個がはがれ密着性において、また、比較例2のものは、
防曇性においてそれぞれ劣り、いずれも実用に供し得な
いことが理解できる。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、防曇性、表面硬度お
よび密着性の優れたものが得られ、しかもこれらの機能
の相乗効果により、今まで考えられなかったような高品
質の表面性能を有する防曇性フィルムを提供することが
できる。
よび密着性の優れたものが得られ、しかもこれらの機能
の相乗効果により、今まで考えられなかったような高品
質の表面性能を有する防曇性フィルムを提供することが
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の三っの成分、 A;アクリル酸カリウム水溶液、 B;エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物、 C;官能基を3個以上有するアクリル単量体より本質的
になり、前記A対B対Cの混合割合が10〜50重量
%:20〜60重量%:10〜50重量%である混合組
成物を、フィルム基材の上に塗布し、活性エネルギー線
を照射することにより、前記混合組成物の硬化を起こさ
せることを特徴とする防曇性フィルムの製造方法。 - 【請求項2】 フィルム基材に硬化皮膜が形成されてい
て、この硬化皮膜は、次の三っの成分、 A;アクリル酸カリウム水溶液、 B;エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化合物、 C;官能基を3個以上有するアクリル単量体より本質的
になり、前記A対B対Cの混合割合が10〜50重量
%:20〜60重量%:10〜50重量%である混合組
成物を、前記フィルム基材の上に塗布し、活性エネルギ
ー線を照射してなることを特徴とする防曇性フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07994293A JP3306982B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 防曇性フィルムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07994293A JP3306982B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 防曇性フィルムおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06287333A JPH06287333A (ja) | 1994-10-11 |
JP3306982B2 true JP3306982B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=13704375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07994293A Expired - Fee Related JP3306982B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 防曇性フィルムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3306982B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150610A (ja) * | 2001-11-02 | 2008-07-03 | Sun Chemical Corp | 放射線硬化性水性組成物 |
JP5270968B2 (ja) * | 2008-06-04 | 2013-08-21 | 三井化学株式会社 | 導電性フィルムおよび該導電性フィルムの製造方法 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP07994293A patent/JP3306982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06287333A (ja) | 1994-10-11 |
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