JPH09220266A - 歩行者移動支援装置 - Google Patents

歩行者移動支援装置

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Publication number
JPH09220266A
JPH09220266A JP5388896A JP5388896A JPH09220266A JP H09220266 A JPH09220266 A JP H09220266A JP 5388896 A JP5388896 A JP 5388896A JP 5388896 A JP5388896 A JP 5388896A JP H09220266 A JPH09220266 A JP H09220266A
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JP
Japan
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pedestrian
information
relay station
value
support device
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Pending
Application number
JP5388896A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Hatakeyama
朋子 畠山
Nobuo Hataoka
信夫 畑岡
Yukio Ogawa
祐紀雄 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5388896A priority Critical patent/JPH09220266A/ja
Publication of JPH09220266A publication Critical patent/JPH09220266A/ja
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外出中の徘徊癖のある歩行者等の位置などを
常時検出し、走行中の自動車等に報知する歩行者移動支
援装置を提供する。 【解決手段】 携帯送信機100から常時発信する歩行
者のID情報を、複数箇所に設けた中継局110によっ
て受信して受信の方向角を判定し、ID情報と受信の方
向角を本部120に送信する。本部120は受信の方向
角を解析して歩行者の位置を特定する。本部は歩行者の
位置情報を中継局を介して周囲に送信し、自動車等に搭
載した歩行者認識装置150が位置情報を受信して音声
等の形態で出力し、自動車の運転者などに歩行者を認識
させる。また、本部は、歩行者の危険地区への接近な
ど、移動中の安全性を解析し、位置情報に付加して送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行者移動支援装
置に係り、特に、徘徊癖のある人等の探索あるいは移動
中の事故防止を支援するため、移動中の歩行者の現在位
置を認識して歩行者または他者に報知する歩行者移動支
援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】福祉、高齢化社会をひかえ、高齢者や障
害者に対する福祉機器あるいは事故防止機器の開発が重
要となっており、徘徊癖のある人の探索あるいは移動中
の事故防止の支援が強く望まれている。徘徊癖のある人
の現在位置を認識する方法について、日経メディカル1
994年10月25日臨時増刊号に徘徊老人探査システ
ムが紹介されている。システムの一例では、簡易型携帯
電話機(以下PHS)を用いている。徘徊癖のある人に
外出時にPHS端末を携帯させ、端末の呼び出し時に中
継する基地局を判定することにより、その人がどの基地
局の周辺にいるかを認識する。さらに、その人と基地局
との距離を推定し、探索範囲を限定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の徘徊老人探査シ
ステムによれば、第一に、歩行者を探索するときに携帯
端末を呼び出す必要がある。したがって、呼び出し時以
外には歩行者の位置を管理しておらず、歩行者が危険な
地区に近づくなどしても即時に認識することはできな
い。第二に、歩行者の現在位置は携帯端末を呼び出す者
のみが認識し、歩行者を探索する探索者や歩行者の周辺
を走行中の不特定の自動車などに歩行者の位置を認識さ
せることがない。
【0004】本発明の目的は、歩行者の現在位置や健康
状態を常時確認し、歩行者の移動中の安全を確認し、危
険に対して即時に対応出来るようにすることにある。
【0005】本発明の目的は、歩行者の現在位置等を走
行中の自動車や歩行者を探索する探索者等または歩行者
自身に報知し、歩行者の安全を確保出来るようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、移動中の歩行者の現在位置を認識して該
歩行者または他者に報知する歩行者移動支援装置であ
り、歩行者に携帯され歩行者独自のID値を常時発信す
る手段を有する携帯送信機と、歩行者が移動する地域内
に複数設けられ、歩行者が発信したID値を受信すると
共に受信した方向角を判定する手段と、該受信したID
値と方向角とを本部に送信する手段を有する中継局と、
中継局が送信した歩行者のID値および方向角から歩行
者の位置を検出する手段と、歩行者の位置を報知する警
告情報を作成する手段と、該警告情報を歩行者認識装置
に対して発信する手段を有する本部と、歩行者や地域内
を走行中の自動車などに携帯され、本部が発信した警告
情報を受信する手段と、該警告情報を出力する手段を有
する前記歩行者認識装置とから構成されるようにしてい
る。前記中継局は、本部が発信した警告情報を受信して
周囲の歩行者認識装置に送信する手段をさらに有するよ
うにしている。前記本部は、歩行者が安全に移動できる
領域等の地理情報を保持する地理情報保持手段と、該地
理情報を検索する地理情報検索手段と、歩行者の現在位
置およびその付近の地理情報を前記検出した位置情報に
基づき該地理情報検索手段により該地理情報保持手段か
ら検索し歩行者の現在位置が安全に移動できる領域に含
まれることを判定する手段をさらに有し、前記警告情報
を作成する手段は前記判定の結果を警告情報に反映する
ようにしている。前記携帯送信機は、歩行者の血圧等を
測定して測定値を発信する手段をさらに有し、前記中継
局は、歩行者が発信した測定値を受信して本部に送信す
る手段をさらに有し、前記本部は、歩行者個人の血圧の
正常値等の個人情報を保持する個人情報保持手段と、該
個人情報を検索する個人情報検索手段と、歩行者の個人
情報を個人情報検索手段により個人情報保持手段から検
索し、検索した歩行者の個人情報と中継局から送信され
た該歩行者の測定値とを比較して該歩行者の健康状態を
解析する手段をさらに有し、前記警告情報を作成する手
段は前記解析の結果を警告情報に反映するようにしてい
る。前記本部は、歩行者が移動する地域内の地物の位置
情報を保持する位置情報保持手段と、該位置情報保持手
段を検索する位置情報検索手段と、前記地物の名称およ
び警告情報の基本構文を音声情報として保持する音声情
報保持手段をさらに有し、前記警告情報を作成する手段
は、歩行者の現在位置に基づき前記位置情報保持手段を
前記位置情報検索手段で検索して歩行者の現在位置に近
い地物を特定し、該特定した地物の名称の音声情報と警
告情報の基本構文の音声情報を前記音声情報保持手段か
ら検索し、該各音声情報を結合して歩行者の位置を報知
する警告情報を音声情報として作成するようにしてい
る。前記本部は、各中継局に最も近い歩行者を判定する
手段と、各中継局に対し最も近い歩行者のID値を発信
する手段をさらに有し、前記中継局は、本部から送信さ
れた歩行者のID値を保持する手段と、受信した歩行者
のID値と保持しているID値とを照合する手段をさら
に有するようにしている。前記本部は、歩行者について
該歩行者のID値を保持する中継局群を特定する手段
と、該手段によって特定した中継局群に複数の中継局が
含まれ、かつ含まれる中継局のうち少なくとも2局が該
歩行者と一直線上に位置しないことを判定する手段と、
ID値を保持する中継局群が2局未満または歩行者と一
直線上に位置するとき、該歩行者のID値を保持する中
継局に隣接する他の歩行者のID値を保持する中継局に
対し、歩行者のID値を送信して他の歩行者のID値と
合わせて保持させる手段をさらに有するようにしてい
る。前記本部は、歩行者の周囲の一定範囲に含まれる中
継局を特定する手段と、該手段により特定した中継局に
対して警告情報を発信する手段をさらに有するようにし
ている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1は本発明の1実施例の歩行者移動
支援装置の構成を示すブロック図であり、図2は同装置
が行う処理の手順を示している。図1に示すように、装
置は、携帯送信機100、中継局110、本部120、
歩行者認識装置150からなる。携帯送信機100は、
外出中の歩行者に携帯される。中継局110は、歩行者
の移動する地域内に複数設けられ、それぞれに固有の中
継局番号が与えられている。本部120は、携帯送信機
から中継局を介して送信される情報を解析し警告情報を
発信する。歩行者認識装置150は、歩行者を探索する
探索者や自動車などに携帯され、警告情報を受信して音
声などの形態で出力する。
【0008】まず、各歩行者には外出時にその歩行者を
同定するための数値(以下ID値)が与えられ、本部1
20は全歩行者のID値を保持し、中継局110は全部
または一部の歩行者のID値を保持する。携帯送信機1
00はID値発信手段102を有し、歩行者のID値を
常時(一定間隔で)無線信号などにより発信する(20
0)。
【0009】発信されたID値は、中継局110の有す
るID値受信手段112によって受信され、ID値受信
手段112は地面に平行な面で360度回転してID値
を受信し、同時に、そのID値を最も強く受信した方向
角を判定し、受信したID値は、ID値照合手段114
により、中継局が保持している歩行者のID値と照合さ
れ、照合の結果、一致していれば、外出中の歩行者の位
置情報を受信したと判断し、ID値とID値を受信した
方向角および中継局番号をID値送信手段116から本
部120に送信する(202)。
【0010】本部120では地図検索手段122および
位置検出手段126を用いて、各中継局が送信する歩行
者のID値とID値を受信した方向角および中継局番号
から、各歩行者の現在位置を検出する。
【0011】現在位置の検出について図3を用いて説明
する。図中の302、303、305、306は中継局
であり、歩行者300のID値を受信して受信した方向
角および中継局番号とともに本部に送信する。本部12
0は、この4局のうち任意の2局、例えば302と30
6とを選ぶ。本部120の地理データベース124は、
全中継局の位置情報をあらかじめ保持する。そこで地図
検索手段122は地理データベース124から中継局3
02と306の位置情報を検索する(204)。位置検
出手段126は、中継局302と306の位置情報およ
びこれら中継局が歩行者300のID値を受信した方向
角から、歩行者300の位置を以下のように特定する
(206)。
【0012】位置情報はx,yの平面座標で記述され、
例えば中継局302の位置情報は平面上の点304の座
標(P1x,P1y)で表わされる。同様に、中継局306
の位置情報は平面上の点308の座標(P2x,P2y)、
歩行者300の位置情報は点307の座標(Tx,Ty)
で表わすことができる。ここで点304をP1、点30
8をP2、点307をTとおくと、中継局302が歩行
者300のID値を受信した方向角は、直線P1−P2か
ら時計回りにθ1回転した角度310に等しい。また、
中継局306が歩行者300のID値を受信した方向角
は、直線P1−P2から反時計回りにθ2回転した角度3
12に等しい。そこで、直線P1−TおよびP2−Tはそ
れぞれ y−P1y=a1(x−P1x) ……………………………………(数1) y−P2y=a2(x−P2x) ……………………………………(数2) で表わされ、これら直線の交点であるTのx座標値、y
座標値はそれぞれ、
【0013】
【数3】
【0014】
【数4】
【0015】となる。ただし、以上4式において、
【0016】
【数5】
【0017】
【数6】
【0018】とする。なお、方向角310および312
がともに0に等しい場合、すなわち歩行者300と中継
局302および306が一直線上に位置する場合には、
Tを特定することができない。この場合には、歩行者3
00のID値を受信した中継局群のうち別の組み合わせ
により2局を選択する。
【0019】歩行者の位置は、歩行者の位置情報を地図
検索手段122に渡すことにより地図データベース12
4が検索され、地図データベース124に保持された地
域内の道路網などとともに、ディスプレイなどの位置表
示手段128に出力される(208)。図4は歩行者の
位置の表示例である。図中の400は道路網、斜線部4
02は歩行者が安全に移動できるとあらかじめ判断さ
れ、地図データベース124に保持された移動許容範
囲、404は中継局、406は歩行者の現在位置、40
8は歩行者の個人情報である。
【0020】個人情報は、歩行者の氏名、年齢、病態な
どの情報であり、個人情報データベース132に保持さ
れている。個人情報検索手段130は、歩行者のID値
をもとに個人情報データベース132から個人情報を検
索する(210)。検索結果は、後述する安全性判定手
段134に出力され、該安全性判定手段134が個人情
報を位置表示手段128に出力する。個人情報は、位置
表示手段128に表示された歩行者の現在位置の周辺に
408のように文字や記号により表示する。
【0021】次に、206で得た歩行者の位置情報と2
08で得た歩行者の個人情報とを利用して、安全性判定
手段134が歩行者が現在安全に移動しているかどうか
を判定する(212)。判定の手順を以下に説明する。
安全性を判定する基準のひとつは、歩行者が移動許容範
囲内を移動中であるかどうかということである。歩行者
の現在位置が移動許容範囲内に含まれていれば安全と判
定する。ここで、移動許容範囲は、例えば、交通量が少
なく、かつ歩行者の自宅から一定の距離内にある範囲な
どにあらかじめ定め、地図データベース124に保持し
ておく。歩行者の位置を点、移動許容範囲を多角形で表
現すれば、歩行者が移動許容範囲内に存在するかどうか
は鉛直線算法(伊理正夫監修、「計算幾何学と地理情
報」pp88-89、共立出版、1993年)などの幾何
学的手法により判定することができる。
【0022】さらに、安全性を判定する別の基準として
は、歩行者の現在の健康状態がある。健康状態を検知す
るために、歩行者の携帯送信機100に血圧および脈拍
を測定する手段を付加する。携帯送信機は歩行者の身体
に直接装着され、一定時間毎に歩行者の血圧と脈拍を測
定して測定値を歩行者のID値とともに発信する。本部
は中継局を介して測定値を受信する。歩行者の病態に関
する情報は前述したように個人情報検索手段により検索
される。情報の内容は、例えば、歩行者の血圧値の正常
値などである。
【0023】その後、安全性判定手段134により、受
信した測定値と検索した個人情報とに基づき健康状態が
良好か否かを判定する。例えば、受信した現在の血圧値
が歩行者の血圧値の正常値を超えていないかどうかを判
定する。安全性の判定結果は、個人情報データベース1
32に記録するとともに、位置表示手段128に出力す
る(212)。例えば、ある歩行者が移動許容範囲を超
えたり、その血圧値が正常値を超えたりした場合には、
その歩行者の位置を示す406のようなシンボルを、表
示色を変えるなどして強調表示する。また、その歩行者
の表示位置の近くに文字や記号による警報を表示する。
さらに、音声出力手段136より警報を出力し、本部の
操作者に歩行者の危険を報知する。
【0024】一方で本部は、歩行者の位置を認識させる
ための情報(以下、警告情報)を作成し、地域内を走行
中の自動車の運転者や歩行者を探索中の探索者などに報
知する。警告情報は警告情報作成手段138により作成
する(214)。まず、地図検索手段122により地図
データベース124を検索し、ある歩行者の現在位置に
近い地物を特定する。なお、図1において、警告情報作
成手段138と地図検索手段122と地図データベース
124との関係に関する記載は省略した。地物は交差
点、商店、公共施設など、地域内の場所を特定する際に
有効な建設物であり、その位置情報は地図データベース
124にあらかじめ保持されている。警告情報作成手段
138は、各地物の位置情報を検索し、歩行者の現在位
置との距離を計算し、距離が最短になる地物を選択す
る。次に、選択した地物の名称を用いて、歩行者の位置
を知らせる警告メッセージを作成する。メッセージは、
基本構文と前記の選択した地物の名称とを組み合わせて
作成する。例えば、歩行者の現在位置が名称Aの道路上
にあり、名称Bの交差点に近い場合には、「歩行者がA
道路B交差点付近にいます。注意してください。」とい
うメッセージを作成する。基本構文と地物の名称とは音
声情報として音声データベース139にあらかじめ保持
されている。警告情報作成手段138は、まず基本構文
を検索し、次に構文に挿入する地物名称を検索して構文
に合成し、メッセージを完成させる。完成したメッセー
ジは、警告情報発信手段142により地域内の歩行者認
識装置に向けて発信される。
【0025】ここで、歩行者の周囲の不特定の自動車な
どを対象として警告情報を発信する場合には、ある歩行
者に関する警告情報は、その歩行者の周辺の一定の範囲
内を走行中の自動車などに限って有意義である。したが
って、まず本部がその歩行者から一定距離内にある中継
局を対象として警告情報を発信し、次にその中継局が周
囲に情報を送信すればよい。そこで中継局選択手段14
0は、各歩行者から一定距離内にある中継局を、警告情
報発信の対象として選択する(216)。
【0026】以下、中継局の選択と警告情報の送信につ
いて図5を用いて説明する。図5において、500は歩
行者、502、504、506、508は中継局、51
0は本部である。各中継局は、警告情報送信手段512
(図1の118)を有する。ここで、前記の手順200
から206により、歩行者500が発信するID値が中
継局502、504などにより受信され、歩行者500
の現在位置が本部により検出されているとする。中継局
選択手段140は、歩行者500の現在位置から一定の
範囲511を円などにより定義し、歩行者500に関す
る警告情報が有意義な範囲とする。
【0027】次に、地図検索手段122および地図デー
タベース124により、全中継局についてその位置情報
を検索し、511に含まれるか否かを判定する。なお、
図1において、中継局選択手段140と地図検索手段1
22と地図データベース124との関係に関する記載は
省略した。判定の結果、511内にある中継局は50
2、504、506であることが分かるので、これら中
継局を歩行者500に関する警告情報を送信する中継局
として選択する。その後、警告情報発信手段142は、
選択された中継局に限定して歩行者500に関する警告
情報を発信する(218)。中継局502、504、5
06は警告情報を受信して周辺に送信する(220)。
【0028】警告情報を送信する中継局から一定の範囲
(図5の斜線部513)内に歩行者認識装置(図1の1
50)があれば、警告情報を受信して音声などの形態で
出力する(222)。例えば、中継局502の付近を走
行中の自動車に搭載された歩行者認識装置514は、警
告情報受信手段(図1の152)により警告情報を受信
し、音声出力手段(図1の154)から音声による警告
メッセージを出力し、自動車の運転者などに歩行者の存
在を報知する。また、自動車が自車位置検出手段および
自車位置表示手段を備えている場合には、警告情報に歩
行者の現在位置を座標値として付加し、歩行者認識装置
に送信し、自車位置表示手段に自車位置とともに出力す
ることもできる。さらに、自車と歩行者との距離を算出
して音声出力手段または自車位置表示手段に出力し、運
転者に、より明確な認識を与えることもできる。
【0029】また、歩行者を探索する探索者516がお
り、探索者が歩行者認識装置を携帯する場合には、警告
情報を送信する中継局の選択(216)時に探索者に近
い中継局をも選択する。探索者の現在位置は、探索者に
携帯送信機100を携帯させてそのID値を発信させる
ことにより、歩行者の位置の検出(206)と同様にし
て検出する。検出した現在位置と各中継局との距離を算
出し、探索者に最も近い中継局を特定し、その中継局を
216で選択した中継局に加える。例えば、探索者51
6に最も近い中継局508は、歩行者500に関する警
告情報が有意義である範囲511外にあるが、歩行者5
00に関する警告情報の送信対象に加える。これによ
り、探索者516は、最寄りの中継局508を介して歩
行者500の現在位置を認識し、歩行者500を発見す
ることができる。さらに、警告情報の作成時(214)
において警告メッセージに歩行者の名前、病態等の個人
情報を加えて探索者に提供することにより、探索対象の
歩行者の状態をより明確に報知することができる。歩行
者の名前、病態、最新の安全性判定結果などは個人情報
データベース132に保持されているので、個人情報検
索手段130により検索し、例えば、Cという歩行者に
ついて以下のような警告メッセージを作成することがで
きる。「CさんはA道路B交差点付近にいます。血圧値
が高いようです。保護してください。」。
【0030】さらに、歩行者自身が歩行者認識装置を携
帯する場合には、上記の探索者の場合と同様に、歩行者
に最も近い中継局をその歩行者に関する警告情報を送信
する中継局として選択する(216)。これにより、歩
行者は自分の現在位置および健康状態を認識することが
できる。このとき、警告情報の作成(214)において
は、探索者の場合と同様、個人情報にもとづいて、例え
ば、次のような警告メッセージを作成することができ
る。「あなたはA道路B交差点付近にいます。血圧値が
高いようです。御注意下さい。」 また、本部の個人情報データベース132に歩行者が外
出した時間を保持しておき一定時間後に警告メッセージ
を発声することや、歩行者に連絡をとりたいときに警告
メッセージを発声することもできる。次にそのメッセー
ジ例を示す。「外出されてから1時間ほど経過しまし
た。御家族がお探しです。御自宅へお戻り下さい。」 また、地図データベース124に、地物に関する属性情
報、例えば道路の交通量などを保持し、地域に関する諸
情報を警告メッセージに加えて歩行者に提供することが
できる。次にそのメッセージ例を示す。「このB交差点
は車が多いので御注意下さい。」 さらに、歩行者の現在位置から歩行者の自宅までの距離
および最適経路を算出する手段を本部に付加し、算出結
果を警告情報に加えて発信することにより、歩行者に案
内情報を提供することができる。次にそのメッセージ例
を示す。「このB交差点から御自宅までは徒歩約10分
です。A道路を進んでD交差点で左折しE商店手前で右
折する道順がよいでしょう。」 この他、歩行者認識装置を交通信号機に設置し、歩行者
の接近を認識させて信号機を操作すれば、歩行者認識装
置を搭載していない走行車があっても徐行させるなどし
て歩行者の安全を守ることができる。
【0031】なお、歩行者の現在位置検出(206)に
関しては、各歩行者に対する担当中継局群の決定(22
4)によってID値の本部への送信(202)を効率よ
く行うことができる。図6および図8を用いて、担当中
継局群決定の手順を説明する。担当中継局とは、ある歩
行者のID値を本部へ送信する中継局であり、本部の担
当中継局群決定手段144によって、歩行者ひとりに対
し2つ以上の担当中継局が割り当てられる。担当中継局
群は、本部の位置検出手段126が検出した各歩行者の
現在位置にもとづき決定される。図6において、60
0、602、604は地域内を移動している歩行者の一
部、610、612、614、616は地域内に設置さ
れた中継局の一部の位置を表す。各中継局は原則として
最も近くにいる歩行者の担当中継局になることとする。
そこで、まずVoronoi分割法により、隣り合う歩行者間
に双方の歩行者から等距離にある線を定めて境界線と
し、各歩行者を境界線で囲み、Voronoi領域を決定する
(800)。Voronoi領域は境界線で囲まれる領域であ
る。図6の620は歩行者間の境界線の例であり、境界
線n1−n2、n2−n3、n3−n4、n4−n5、n5−n1
で囲まれた領域n1−n2−n3−n4−n5はVoronoi領域
の例である。各中継局にとっては、その中継局が含まれ
るVoronoi領域内の歩行者が最も近い歩行者となるの
で、その歩行者の担当中継局となる。中継局612は、
歩行者602を含むVoronoi領域n1−n2−n3−n4−
n5内に位置するので、歩行者602の担当中継局とな
る。
【0032】ここでVoronoi領域の決定方法であるVoron
oi分割法について説明する。Voronoi分割法は、空間に
複数の点があるとき、隣り合う2点間にその2点から等
距離にあるような境界線を定め、空間を点と同数の領域
に分割する方法である。図7は、平面上の3点700、
702、704間でVoronoi分割を行った例である。隣
り合う2点から等距離にある線は2点を結ぶ直線の垂直
二等分線であるので、700と702との境界線は直線
710である。線分700−702と直線710とがな
す角度720は直角であり、その交点を730とする
と、線分700−730の長さと線分730−702の
長さとは等しい。同様に、700と704との境界線は
712、702と704との境界線は714である。7
00、702、704は互いに隣り合うため、710、
712、714は一点740で交わる。そこで境界線と
して有効な部分は、710に関しては点740を始点と
し730の方向へ伸びる半直線であり、同様に714、
712についても点740を始点として隣り合う2点の
間を通って伸びる半直線が実際の境界線となる。このよ
うに、各点間に境界線を求めて、交点を持てば半直線ま
たは線分に限定することにより、図6の620のような
境界線群が決定される。Voronoi分割法の詳しい手順は
伊理正夫監修、「計算幾何学と地理情報」pp136-1
42(共立出版、1993年)などに説明されている。
【0033】Voronoi領域決定(800)の後、各中継
局の担当を決定するため、以下802から810までの
処理をVoronoi領域ごとに行う。Voronoi領域をVi、Vi
内の歩行者の位置をTi、Tiの担当中継局群をPiとす
る。はじめに、Vi内に位置する中継局群を特定し、Pi
とする(802)。中継局の位置は点の座標として地図
データベース124に記録されているので、地図検索手
段122により検索する。一方、Voronoi領域は多角形
として各頂点の座標により定義される。そこで前述の鉛
直線算法により、各中継局がViに含まれるか否かを判
定し、含まれていればPiに加える。図6では、歩行者
602のVoronoi領域内には中継局612が含まれる。
そこで、612は歩行者602の担当中継局に含まれ
る。
【0034】ただし、歩行者の位置を一点に特定するた
めには、その歩行者のID値を受信して受信時の方向角
を取得する中継局が2つ以上、かつ歩行者と一直線上に
並ぶことなく存在しなければならない。そのため、まず
Piに含まれる中継局が2つ以上あるか否かを判定する
(804)。0または1つしか中継局が含まれていない
場合には、Viに隣接する別のVoronoi領域内の中継局か
ら不足数分を補う。まず、隣接するVoronoi領域を1つ
選択し、その領域内から不足数分の中継局を選択してP
iに加える(806)。もしその隣接領域内に不足数分
未満の中継局しかない場合には、さらに別の隣接領域か
ら中継局を選択する。図6では、歩行者602のVorono
i領域内にある中継局は612の1つのみである。した
がって、隣接する600のVoronoi領域内から中継局6
10を選択して602の担当中継局に加える。
【0035】次に、Piに含まれる全ての中継局と歩行
者とが一直線上に並ばないことを確認する(808)。
まず任意の中継局を2つPiから選択し、それら中継局
の位置をとおる直線の式を求め、その直線上にTiが位
置するか否かを判定する。Tiがその直線上に位置する
場合には、Piから別の中継局を選択して同じことを行
う。もしPiに含まれるすべての中継局とTiとが一直線
上に位置する場合には、Viに隣接するVoronoi領域から
中継局を1つ選択し、Piに含まれる中継局群と一直線
上に並ぶか否かを判定する。並ばない場合には選択した
中継局をPiに加える(810)。図6では、歩行者60
4の担当中継局614と616とは歩行者604と一直
線上に位置する。したがって、隣接する600のVorono
i領域内から中継局610を選択する。610は60
4、614(または616)と一直線上に位置しないた
め、604の担当中継局に加えることができる。この結
果、各中継局は1人以上の歩行者の担当中継局群に含ま
れる。例えば、中継局610は、歩行者600、60
2、604のそれぞれの担当中継局群に含まれる。
【0036】担当情報発信手段146は、各中継局に対
してその中継局が担当する歩行者のID値、すなわち担
当情報を発信する(226)。中継局内のID値照合手
段114は、受信した担当情報を保持する。その後、中
継局が任意の歩行者のID値を受信した場合、保持して
いるID値に照合し、合致した場合にのみ本部へ送信す
る(202)。以上のように各歩行者について担当中継
局群を特定することにより、各中継局は最少の数の歩行
者についてID値送信を行えばよいことになる。なお、
以上に説明した手順200から226は、外出中の歩行
者がいる間、繰り返される。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、歩行者の現在位置や健
康状態を常時確認することが可能となり、さらに、歩行
者の危険地区への接近など、移動中の安全を認識可能に
し、危機に際しては即時に対応が可能となる効果があ
る。また、歩行者の現在位置などを、その地域を走行中
の自動車や、歩行者を探索する探索者、および歩行者自
身などに報知することができ、歩行者の安全を確保する
ことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の歩行者移動支援装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】歩行者移動支援装置の処理の手順を示す流れ図
である。
【図3】歩行者の位置の検出を説明するための図であ
る。
【図4】歩行者の位置を表示する画面の表示例を示す図
である。
【図5】歩行者認識装置への警告情報の送信を説明する
ための図である。
【図6】歩行者ごとに担当中継局群を決定する方法を説
明するための図である。
【図7】担当中継局群を決定する方法の一部を説明する
ための図である。
【図8】担当中継局群を決定する処理手順を示す流れ図
である。
【符号の説明】
100 携帯送信機 102 ID値発信手段 110 中継局 112 ID値受信手段 114 ID値照合手段 116 ID値送信手段 118 警告情報送信手段 120 本部 122 地図検索手段 124 地図データベース 126 位置検出手段 128 位置表示手段 130 個人情報検索手段 132 個人情報データベース 134 安全性判定手段 136 音声出力手段 138 警告情報作成手段 139 音声データベース 140 中継局選択手段 142 警告情報発信手段 144 担当中継局群決定手段 146 担当情報発信手段 150 歩行者認識装置 152 警告情報受信手段 154 音声出力手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動中の歩行者の現在位置を認識して該
    歩行者または他者に報知する歩行者移動支援装置であっ
    て、 歩行者に携帯され歩行者独自のID値を常時発信する手
    段を有する携帯送信機と、 歩行者が移動する地域内に複数設けられ、歩行者が発信
    したID値を受信すると共に受信した方向角を判定する
    手段と、該受信したID値と方向角とを本部に送信する
    手段を有する中継局と、 中継局が送信した歩行者のID値および方向角から歩行
    者の位置を検出する手段と、歩行者の位置を報知する警
    告情報を作成する手段と、該警告情報を歩行者認識装置
    に対して発信する手段を有する本部と、 歩行者や地域内を走行中の自動車などに携帯され、本部
    が発信した警告情報を受信する手段と、該警告情報を出
    力する手段を有する前記歩行者認識装置とから構成され
    る歩行者移動支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の歩行者移動支援装置に
    おいて、 前記中継局は、本部が発信した警告情報を受信して周囲
    の歩行者認識装置に送信する手段をさらに有することを
    特徴とする歩行者移動支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の歩行者移
    動支援装置において、 前記本部は、歩行者が安全に移動できる領域等の地理情
    報を保持する地理情報保持手段と、該地理情報を検索す
    る地理情報検索手段と、歩行者の現在位置およびその付
    近の地理情報を前記検出した位置情報に基づき該地理情
    報検索手段により該地理情報保持手段から検索し歩行者
    の現在位置が安全に移動できる領域に含まれることを判
    定する手段をさらに有し、 前記警告情報を作成する手段は前記判定の結果を警告情
    報に反映することを特徴とする歩行者移動支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の歩行者移
    動支援装置において、 前記携帯送信機は、歩行者の血圧等を測定して測定値を
    発信する手段をさらに有し、 前記中継局は、歩行者が発信した測定値を受信して本部
    に送信する手段をさらに有し、 前記本部は、歩行者個人の血圧の正常値等の個人情報を
    保持する個人情報保持手段と、該個人情報を検索する個
    人情報検索手段と、歩行者の個人情報を個人情報検索手
    段により個人情報保持手段から検索し、検索した歩行者
    の個人情報と中継局から送信された該歩行者の測定値と
    を比較して該歩行者の健康状態を解析する手段をさらに
    有し、 前記警告情報を作成する手段は前記解析の結果を警告情
    報に反映することを特徴とする歩行者移動支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の歩行者移
    動支援装置において、 前記本部は、歩行者が移動する地域内の地物の位置情報
    を保持する位置情報保持手段と、該位置情報保持手段を
    検索する位置情報検索手段と、前記地物の名称および警
    告情報の基本構文を音声情報として保持する音声情報保
    持手段をさらに有し、 前記警告情報を作成する手段は、歩行者の現在位置に基
    づき前記位置情報保持手段を前記位置情報検索手段で検
    索して歩行者の現在位置に近い地物を特定し、該特定し
    た地物の名称の音声情報と警告情報の基本構文の音声情
    報を前記音声情報保持手段から検索し、該各音声情報を
    結合して歩行者の位置を報知する警告情報を音声情報と
    して作成することを特徴とする歩行者移動支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の歩行者移
    動支援装置において、 前記本部は、各中継局に最も近い歩行者を判定する手段
    と、各中継局に対し最も近い歩行者のID値を発信する
    手段をさらに有し、 前記中継局は、本部から送信された歩行者のID値を保
    持する手段と、受信した歩行者のID値と保持している
    ID値とを照合する手段をさらに有することを特徴とす
    る歩行者移動支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の歩行者移動支援装置にお
    いて、 前記本部は、歩行者について該歩行者のID値を保持す
    る中継局群を特定する手段と、該手段によって特定した
    中継局群に複数の中継局が含まれ、かつ含まれる中継局
    のうち少なくとも2局が該歩行者と一直線上に位置しな
    いことを判定する手段と、ID値を保持する中継局群が
    2局未満または歩行者と一直線上に位置するとき、該歩
    行者のID値を保持する中継局に隣接する他の歩行者の
    ID値を保持する中継局に対し、歩行者のID値を送信
    して他の歩行者のID値と合わせて保持させる手段を、
    さらに有することを特徴とする歩行者移動支援装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の歩行者移動支援装置にお
    いて、 前記本部は、歩行者の周囲の一定範囲に含まれる中継局
    を特定する手段と、該手段により特定した中継局に対し
    て警告情報を発信する手段を、さらに有することを特徴
    とする歩行者移動支援装置。
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