JPH09219912A - 検電電極付きガス絶縁機器 - Google Patents

検電電極付きガス絶縁機器

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JPH09219912A
JPH09219912A JP8027897A JP2789796A JPH09219912A JP H09219912 A JPH09219912 A JP H09219912A JP 8027897 A JP8027897 A JP 8027897A JP 2789796 A JP2789796 A JP 2789796A JP H09219912 A JPH09219912 A JP H09219912A
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JP
Japan
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current transformer
gas
current
detection electrode
ground wire
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Withdrawn
Application number
JP8027897A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Okada
直喜 岡田
Munechika Saito
宗敬 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09219912A publication Critical patent/JPH09219912A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感電の危険性のない検電電極付きガス絶縁機
器を得る。 【解決手段】 検電電極2を接地線8で接地する。接地
線8にはこの接地線8を流れる電流を検出する変流器9
を磁気的に結合させて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガス絶縁開
閉装置,ガス遮断器,キュービクル等のガス絶縁機器内
の導体の検電をするための検電電極を備えた検電電極付
きガス絶縁機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、ガス絶縁機器1にお
いては、電極板部2aにリード導体部2bが一体に設け
られた構造の検電電極2の該電極板部2aを、ガス絶縁
容器3内に充電導体4に対向して配置し、該リード導体
部2bをシール付き貫通部5を経て気密にガス絶縁容器
3の外に導出し、充電導体4と電極板部2aとの間のガ
スによる浮遊静電容量6により検電電極2に生ずる電圧
を遠方の検電装置7により計測することで、充電導体4
の電圧を測定(検電)していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような検電電極付きガス絶縁機器では、検電電極2のリ
ード導体部2bがガス絶縁容器3の外に導出され、周囲
が図示しないバリアーで囲まれているだけなので、感電
する危険性があった。
【0004】本発明の目的は、感電の危険性のない検電
電極付きガス絶縁機器を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、感電の危険性のない
タイプでも高感度で検電を行える検電電極付きガス絶縁
機器を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、感電の危険性のない
タイプでも外部の誘導電流の影響を少なくして検電を行
える検電電極付きガス絶縁機器を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、機器内部の異常を検
出できる検電電極付きガス絶縁機器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス絶縁容器
内に充電導体に対向して検電電極が配置されている検電
電極付きガス絶縁機器を改良するものである。
【0009】本発明に係る検電電極付きガス絶縁機器に
おいては、検電電極が接地線で接地され、該接地線には
該接地線を流れる電流を検出する変流器が磁気的に結合
させて設けられていることを特徴とする。
【0010】このように検電電極を接地線で接地する
と、感電の危険性を回避することができる。また、検電
電極を接地線で接地しても、変流器で該接地線を流れる
電流を検出することにより、充電導体の電圧を検電する
ことができる。
【0011】この場合、接地線に巻線部を設け、該巻線
部に該接地線を流れる電流を検出する変流器を磁気的に
結合させて設けることができる。
【0012】このように接地線の巻線部に変流器を設け
ると、高感度で検電を行うことができる。
【0013】また、接地線はガス絶縁容器内で接地する
ことが好ましい。
【0014】このように接地線をガス絶縁容器内で接地
すると、外部の誘導電流の影響を少なくして検電を行う
ことができる。
【0015】また、変流器としてはクランプ形変流器を
用いることができる。
【0016】このようにクランプ形変流器を用いると、
現場で接地線に簡単に変流器を取り付けて検電を行うこ
とができる。
【0017】また、変流器としては高周波変流器を用い
ることができる。
【0018】このように高周波変流器を用いると、機器
内部での絶縁異常によるコロナ発生の有無を確認でき、
またサージ混入時も異常確認を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る検電電極付
きガス絶縁機器の実施の形態の第1例を示したものであ
る。なお、前述した図8と対応する部分には、同一符号
を付けて示している。
【0020】本例の検電電極付きガス絶縁機器において
は、ガス絶縁容器3の外に出ている検電電極2のリード
導体部2bが接地線8で接地されている。該接地線8に
は、該接地線8を流れる電流iを検出する変流器9が磁
気的に結合させて設けられている。該変流器9として
は、クランプ形変流器を用いることが好ましい。また、
該変流器9としては、高周波変流器を用いることもでき
る。変流器9の出力は、前述した検電装置7に入力され
るようになっている。
【0021】このように検電電極2を接地線8で接地す
ると、感電の危険性を回避することができる。また、検
電電極2を接地線8で接地しても、変流器9で該接地線
8を流れる電流iを検出することにより、充電導体4の
電圧を検電することができる。
【0022】また、変流器9としてクランプ形変流器を
用いると、現場で接地線8に簡単に変流器9を取り付け
て検電を行うことができる。
【0023】また、変流器9として高周波変流器を用い
ると、機器内部での絶縁異常によるコロナ発生の有無を
確認でき、またサージ混入時も異常確認を行うことがで
きる。
【0024】図2は、本発明に係る検電電極付きガス絶
縁機器の実施の形態の第1例を示したものである。な
お、前述した図1と対応する部分には、同一符号を付け
て示している。
【0025】本例の検電電極付きガス絶縁機器において
は、接地線8の途中に巻線部8aが設けられ、該巻線部
8aに該接地線8を流れる電流を検出する変流器9が磁
気的に結合させて設けられている。この場合も、変流器
9としてはクランプ形変流器或いは高周波変流器を用い
ることができる。
【0026】このような構造の検電電極付きガス絶縁機
器においても、第1例と同様の効果を得ることができ
る。
【0027】特に、本例のように接地線8の巻線部8a
に変流器9を設けると、高感度で検電を行うことができ
る。
【0028】図3及び図4は、本発明に係る検電電極付
きガス絶縁機器の実施の形態の第3例を示したものであ
る。なお、前述した図1と対応する部分には、同一符号
を付けて示している。
【0029】本例の検電電極付きガス絶縁機器において
は、接地線8がガス絶縁容器3内で接地されている。こ
の場合も、変流器9としてはクランプ形変流器或いは高
周波変流器を用いることができる。
【0030】このような構造の検電電極付きガス絶縁機
器においても、第1例と同様の効果を得ることができ
る。
【0031】特に、本例のように接地線8をガス絶縁容
器3内で接地すると、外部の誘導電流の影響を少なくし
て検電を行うことができる。この場合には、ガス絶縁容
器3内部において検電電極2と接地線8との間の浮遊静
電容量10を少なくする必要がある。
【0032】図5は、本発明に係る検電電極付きガス絶
縁機器の実施の形態の第4例を示したものである。な
お、前述した図1と対応する部分には、同一符号を付け
て示している。
【0033】本例の検電電極付きガス絶縁機器において
は、接地線8の途中に巻線部8aが設けられ、該巻線部
8aに該接地線8を流れる電流を検出する変流器9が磁
気的に結合させて設けられている。この場合も、変流器
9としてはクランプ形変流器或いは高周波変流器を用い
ることができる。該接地線8はガス絶縁容器3内で接地
されている。
【0034】このような構造の検電電極付きガス絶縁機
器においても、第1例と同様の効果を得ることができ
る。
【0035】また、本例のように接地線8の巻線部8a
に変流器9を設けると、高感度で検電を行うことができ
る。更に、接地線8をガス絶縁容器3内で接地すると、
外部の誘導電流の影響を少なくして検電を行うことがで
きる。この場合にも、ガス絶縁容器3内部において検電
電極2と接地線8との間の浮遊静電容量を少なくする必
要がある。
【0036】図6は、本発明に係る検電電極付きガス絶
縁機器の実施の形態の第5例を示したものである。な
お、前述した図1と対応する部分には、同一符号を付け
て示している。
【0037】本例の検電電極付きガス絶縁機器において
は、現場での操作性を考慮せずに通常の変流器9を用い
て常時検電する例を示したものである。検電装置7は、
変流器9の出力を増幅する増幅器11と、該増幅器11
の出力を電圧に変換する変換器12と、該変換器12の
出力から異常を判定する判定器13とで構成されてい
る。
【0038】この場合、検電装置7の耐サージ性を高め
るには、図7に示すように変流器9の出力を絶縁トラン
ス14を介して検電装置7に与えればよい。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る検電電極付きガス絶縁機器
においては、検電電極を接地線で接地しているので、感
電の危険性を回避することができる。また、検電電極を
接地線で接地しても、変流器で該接地線を流れる電流を
検出しているので、充電導体の電圧を支障なく検電する
ことができる。
【0040】この場合、接地線の巻線部に変流器を設け
ると、高感度で検電を行うことができる。
【0041】また、接地線をガス絶縁容器内で接地する
と、外部の誘導電流の影響を少なくして検電を行うこと
ができる。
【0042】また、変流器としてクランプ形変流器を用
いると、現場で接地線に簡単に変流器を取り付けて検電
を行うことができる。
【0043】また、変流器として高周波変流器を用いる
と、機器内部での絶縁異常によるコロナ発生の有無を確
認でき、またサージ混入時も異常確認を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検電電極付きガス絶縁機器の実施
の形態の第1例の縦断面図である。
【図2】本発明に係る検電電極付きガス絶縁機器の実施
の形態の第2例の縦断面図である。
【図3】本発明に係る検電電極付きガス絶縁機器の実施
の形態の第3例の縦断面図である。
【図4】図3における機器内接地部分の拡大図である。
【図5】本発明に係る検電電極付きガス絶縁機器の実施
の形態の第4例の縦断面図である。
【図6】本発明に係る検電電極付きガス絶縁機器の実施
の形態の第5例の要部構成を示す回路図である。
【図7】第5例の改良例を示す回路図である。
【図8】従来の検電電極付きガス絶縁機器の縦断面図で
ある。
【符号の説明】 1 ガス絶縁機器 2 検電電極 2a 電極板部 2b リード導体部 3 ガス絶縁容器 4 充電導体 5 シール付き貫通部 6 浮遊静電容量 7 検電装置 8 接地線 8a 巻線部 9 変流器 10 浮遊静電容量 11 増幅器 12 変換器 13 判定器 14 絶縁トランス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁容器内に充電導体に対向して検
    電電極が配置されている検電電極付きガス絶縁機器にお
    いて、 前記検電電極が接地線で接地され、前記接地線には該接
    地線を流れる電流を検出する変流器が磁気的に結合させ
    て設けられていることを特徴とする検電電極付きガス絶
    縁機器。
  2. 【請求項2】 ガス絶縁容器内に充電導体に対向して検
    電電極が配置されている検電電極付きガス絶縁機器にお
    いて、 前記検電電極が接地線で接地され、前記接地線の巻線部
    には該接地線を流れる電流を検出する変流器が磁気的に
    結合させて設けられていることを特徴とする検電電極付
    きガス絶縁機器。
  3. 【請求項3】 前記接地線は前記ガス絶縁容器内で接地
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    検電電極付きガス絶縁機器。
  4. 【請求項4】 前記変流器がクランプ形変流器である請
    求項1,2または3に記載の検電電極付きガス絶縁機
    器。
  5. 【請求項5】 前記変流器が高周波変流器である請求項
    1,2または3に記載の検電電極付きガス絶縁機器。
JP8027897A 1996-02-15 1996-02-15 検電電極付きガス絶縁機器 Withdrawn JPH09219912A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159180A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Toshiba Corp 金属閉鎖形スイッチギヤ
JP2008072799A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Fuji Electric Systems Co Ltd ウイスカ溶断除去方法、ウイスカ溶断除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159180A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Toshiba Corp 金属閉鎖形スイッチギヤ
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Effective date: 20030506