JPH0311743Y2 - - Google Patents

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JPH0311743Y2
JPH0311743Y2 JP1981097914U JP9791481U JPH0311743Y2 JP H0311743 Y2 JPH0311743 Y2 JP H0311743Y2 JP 1981097914 U JP1981097914 U JP 1981097914U JP 9791481 U JP9791481 U JP 9791481U JP H0311743 Y2 JPH0311743 Y2 JP H0311743Y2
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JP
Japan
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electrode
voltage
high potential
impedance element
voltage detector
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JP1981097914U
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JPS584073U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高電位部をもつ電気機器におい
て、その高電位部に電圧が印加されているか否か
を高電位部と一定距離を隔てて配置された電極に
静電誘導される電圧で判定し、表示および無電圧
接点出力を出して電気機器を操作する電圧検知器
に関する。
従来の電圧検知器は1台ずつ感度合わせを実施
して検出電圧が電極設置状態および構成の変化に
より設定値に入つていない場合には、電極の形状
を変えて検出電圧を設定値内に入れると云うよう
な作業が必要であり、作業性が悪いと云う欠点が
あつた。
ここで、従来の電圧検知器について図面に基づ
き概述する。第1図は電圧検知器の入力回路を示
すものである。この第1図における1は高電位部
に印加される高圧電源であり、2は電気機器の高
電位部である。この高電位部2と大地アース5間
に高圧電源1が接続されている。
高電位部2より一定距離隔てて電極3が配置さ
れており、この電極3と高電位部2間に浮遊容量
4(以下、C1と称する)が有するようになつて
いる。この電極3と大地アース5間には、電圧検
知器の入力インピーダンス6(以下、Rと云う)、
コンデンサ7(以下C2と云う)が接続されてい
る。
C27は電圧検知器内部に使用してある部品の
大地アース5に対する耐電圧値(例として、イン
パルス7KV)を確保するために設けたコンデン
サであり、また、大地アース5は高圧電源1の基
準電位となるものである。
上記R6の両端には、電圧検知器の増幅部8が
接続されている。この増幅部8の出力端には、高
電位部2に電圧が印加しているか否かを表示する
充電ランプ9、非充電ランプ10が接続されてい
る。
11は電極3を取り付けたときに生じる電極3
−大地アース5間の浮遊容量であり以下、C3
称することにする。
次に、第1図の動作について説明する。電気機
器の高電位部2に高圧電源1から電圧が印加され
ると、高電位部2と一定距離隔てて配置された電
極3と高電位部2との間のC14により電流Iが
流れる。
この電流Iは電極3を取り付けたことにより大
地アース5との間のC311に流れる電流I1とR6
を通じ、部品の耐電圧値を確保するためのC2
を通り大地アース5に流れる電流I2とに分流す
る。上記C14のインピーダンスはR6,C27,
C311に比べて十分に大きな値であるため、上
記電流Iは定電流である。
回路部品の基準電位に対する耐圧値をカバーす
るために設けたC27は端子間に高耐圧が必要な
ため、基準電位(大地アース5)と電圧検知器の
回路アース間の空間を利用した浮遊容量である。
そして、C27を構成する電極と基準電位との空
間距離および対向面積とC311を構成する電圧
検知器の回路アースと基準電位との空間距離およ
び対向面積とがほぼ同じ位であるので、値的には
C27とC311の値が変化し、電流I1の値が増加お
よび減少する。また、電流Iは定電流であるた
め、電I2が変化し、R6の両端の電圧が不安定と
なる。
この考案は、上記諸点にかんがみなされたもの
で、電極を包むように第2の電極としてのガード
電極を設け、このガード電極により高電位部と電
極間の浮遊容量が同じであれば、電極設置状態お
よび構成の変化にかかわらず、同じ検出電圧が得
られ、安定した初期特性となる電圧検知器を提供
することを目的とする。
以下、この考案の電圧検知器の実施例について
図面に基づき説明する。第2図はその一実施例を
示す回路図である。この第2図において、重複を
避けるために、第1図と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略し、第1図とは異なる部分
を重点的に述べることにする。
この第2図を第1図と比較しても明らかなよう
に、第2図では、新たに第2の電極としてのガー
ド電極14を設けた点が第1図と異なるものであ
り、その他の部分は第1図と同様である。すなわ
ちガード電極14は電極3を包囲するように設け
られておりその一端はR6とC27との接続点に
電気的に接続されている。
このようにガード電極14を設けることにより
第1図におけるC311は、第2図ではC513と
C412とにより分けられ、C513はガード電極
14と大地アース間の浮遊容量でありC412は
ガード電極14とR6と電極3との接続点間の浮
遊容量である。
C412のインピーダンスは電圧検知器の入力
インピーダンスすなわちR6に比べ、非常に大き
いため、C14を流れる電流IはすべてR6に流
れ、高電位部2の電圧を検出する。つまり電極3
の設置状態および構成の変化により、電流I2が不
安定になることがなく、電極3と高電位部2との
間のC14が同じで電圧検知器の入力インピーダ
ンスが同じであれば、電極3を取り付ける構成が
異なつても安定な検出電圧が得られる。
第3図はこの考案の電圧検知器をガス絶縁機器
に設置した場合の一例を示すものである。この第
3図において、第2図と同一部分には同一符号が
付されており特に、第3図においては、ガード電
極14の部分を主体的に述べることにする。
この第3図において、高電位部2に印加された
電圧を検出するために配置した電極3を包囲する
ように、ガード電極14が設けられておりこのガ
ード電極14により基準電位、すなわち、大地ア
ース5の電位と電極3間の容量13をガード電極
14によりカツトしている。
これにより、電極を設置するための枝管16の
直径lが変わつても、第2図の電流I2には変化が
なく、検出電圧が同じであり、安定した初期特性
が得られる。
以上のように、この考案の電圧検知器によれ
ば、高電位部に印加された電圧を検知するために
設置された電極のまわりを包囲し、かつ、インピ
ーダンス要素とコンデンサとの間に接続されたガ
ード電極を設置するようにしたので、基準電位点
に対する耐電圧性能を維持しつつ、高電位部と電
極間の浮遊容量が同じであれば、電極を取り付け
る状態および構成の変化に無関係に同じ検出電圧
値が得られ、感度合わせなどが不要になり安定し
た初期特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電圧検知器の入力回路を示す回
路図、第2図はこの考案の電圧検知器の一実施例
の構成を示す回路図、第3図はこの考案の電圧検
知器をガス絶縁機器に適用した場合の断面図であ
る。 1……高圧電源、2……高電位部、3……電
極、4,13,12……浮遊容量、5……大地ア
ース、6……入力インピーダンス、7……コンデ
ンサ、8……増幅部、9……充電ランプ、10…
…非充電ランプ、16……枝管。なお、図中同一
符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高電圧が印加される高電位部、この高電位部の
    電圧を静電誘導により検出する電極、この電極に
    接続され電極に静電誘導された電圧により流れる
    電流に基づく電圧を発生するインピーダンス要
    素、このインピーダンス要素の電圧が所定以上で
    所定の出力を出す信号処理手段、この信号処理手
    段の耐電圧値を高めるために基準電位点と上記イ
    ンピーダンス要素との間に接続されたコンデン
    サ、上記電極と基準電位との間の静電容量をなく
    するためにこの電極をかこむように設けられ、か
    つ、一端が上記インピーダンス要素と上記コンデ
    ンサとの間に接続されたガード電極を備えてなる
    電圧検知器。
JP9791481U 1981-06-30 1981-06-30 電圧検知器 Granted JPS584073U (ja)

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JP9791481U JPS584073U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 電圧検知器

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JP9791481U JPS584073U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 電圧検知器

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JPS584073U JPS584073U (ja) 1983-01-11
JPH0311743Y2 true JPH0311743Y2 (ja) 1991-03-20

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668510B2 (ja) * 1985-11-01 1994-08-31 エナジーサポート株式会社 電圧センサ
JPH0668507B2 (ja) * 1986-03-17 1994-08-31 日本碍子株式会社 電圧センサ付き開閉器
JPH0668504B2 (ja) * 1986-03-17 1994-08-31 日本碍子株式会社 電圧センサ
JPH0645903Y2 (ja) * 1987-10-26 1994-11-24 日立電線株式会社 送電線電圧計測装置
JP5727074B1 (ja) * 2014-06-04 2015-06-03 長谷川電機工業株式会社 直流電圧検出器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476186A (en) * 1977-11-29 1979-06-18 Mitsubishi Electric Corp Voltage detector
JPS5617815A (en) * 1979-07-21 1981-02-20 Youbu Kk Fruit conveying distributor

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JPS584073U (ja) 1983-01-11

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