JPH0645903Y2 - 送電線電圧計測装置 - Google Patents

送電線電圧計測装置

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JPH0645903Y2
JPH0645903Y2 JP1987163557U JP16355787U JPH0645903Y2 JP H0645903 Y2 JPH0645903 Y2 JP H0645903Y2 JP 1987163557 U JP1987163557 U JP 1987163557U JP 16355787 U JP16355787 U JP 16355787U JP H0645903 Y2 JPH0645903 Y2 JP H0645903Y2
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JP
Japan
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voltage
transmission line
shield ring
side shield
measuring device
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JP1987163557U
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JPH0167573U (ja
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耕一 杉山
裕志 川神
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、架空送電線の送電圧を計測する装置に関する
ものである。
[従来の技術] 送電電圧の監視は、現在、変電所等に電気式計測器を装
置することにより行っているが、最近、光学式電圧計測
法やテレメータによる電圧計測法が提案されている。
電気式計測器としてはPD(位相検知器)やPT(計器用変
圧器)が一般的であり、古くから現在に至るまで幅広く
使用されている。
光学電圧式計測法とは、ポッケルス素子等を光学素子と
して用い、これに加わる電圧や電界情報を光情報に変換
して、光ファイバで地上まで伝送するものである。
テレメータ方式とは、送電線に金属リングを絶縁して設
置し、金属リングと送電線間に流れる電流情報を電波情
報に変換して地上まで伝送するものである。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、電気式電圧計測器は、送電電圧が高くなる程大
型化し、高価であるという欠点を有する。
また、光学式電圧計測器は、光学素子への分担電圧を与
えるための分圧器の光ファイバ等を収納する碍子が必要
ということで、電気式電圧計測器ほど高価ではないがや
はり高価なものとなっている。
更に、テレメータ方式電圧計測器は、送電線への充電電
流により電圧を計測する方式であるため、充電電流も変
化するため、送電線が風等でゆれると、静電容量が変化
し、電圧計測誤差が生じるという欠点を有する。更に、
高電圧部に発振器等を設置するため、その保安が困難に
なるという欠点も有する。
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、安
価な送電電圧計測装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の送電線電圧計測装置は、送電線を鉄塔両側で碍
子を介して引留めると共に両側の送電線同士を両碍子間
に掛け渡されたジャンパ線で接続し、それぞれの碍子の
送電線側と鉄塔側とに互いに向き合わされて突き出され
たアーキングホーンを設けた架空送電線路において、前
記アーキングホーン近傍に高圧側シールドリングとアー
ス側シールドリングを対向して設置し、高圧側シールド
リングは送電線と電気的に接続すると共に、アース側シ
ールドリングは抵抗を介して鉄塔と接続し、該抵抗に流
れる電流情報により送電線の電圧を計測する電圧変換装
置と、その計測結果を外部へ伝送する伝送装置とを鉄塔
に設けたものである。
[作用] アーキングホーン近傍に対向して設置された高圧側シー
ルドリングとアース側シールドリングとの間の充電電流
が、アース側シールドリングから抵抗を介して鉄塔に流
れる。この充電電流は送電線の電圧に比例するため、抵
抗に流れる電流情報により送電線の電圧が計測される。
例えば、抵抗両端の電圧により送電電圧が計測される。
計測装置を全てアース側に設置できるため、安価かつ保
守が容易となる。また、高電圧部とアース側の充電電流
を計測するものであり、また、これに用いるシールドリ
ングは、碍子端部に設置されるため、送電線に設置する
方式に比べて、風等の影響を受けにくい。更に、鉄塔自
体がアース電位であるので計測装置を鉄塔に接続するこ
とで接地できるため、送電線が高所にあっても計測装置
から地上まで接地線を設ける必要がない。そして、伝送
装置がOPGW等へこの情報を伝送すれば、遠方にて送電電
圧を監視することも可能となる。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第2図は、一般の送電線路における耐張鉄塔部概念図で
あり、送電線1は、鉄塔3に碍子4を介して引留めら
れ、送電線1同士の電気的接続はジャンパ線2によって
行われる。送電線を雷等の異常電圧から保護するため、
碍子4の両側にはアーキングホーン5が設置されてい
る。
第1図は、本考案の要部を示す一実施例であり、アーキ
ングホーン5の近傍には高圧側シールドリング61とアー
ス側シールドリング62が設置され、高圧側シールドリン
グ61は送電線1と電気的に接続し、アース側シールドリ
ング62は、リード線7及び抵抗8(R)を介して、鉄塔
3に接地してある。この抵抗8の両端に小型アーキング
ホーン9と電圧変換装置10とを接続し、該電圧変換装置
10の出力側には伝送装置11を設置してある。
両シールドリング61、62間の静電容量をC6、抵抗Rの両
端に加わる電圧をv、送電電圧をeとし、Rが<<1/ω
C6なるように、R、C6を選定すると、vは、 v=jωC6R・e……(1) となり、送電電圧eに比例した値となる。従って、電圧
変換装置10内で(1)式に基づいて、vより演算する
と、eが求まる。
この出力を伝送装置11に入力し、OPGW等へこの情報を伝
送すれば、遠方にて送電電圧を監視することも可能とな
る。
本考案では、シールドリング61、62間の充電電流のみを
計測できるようにしているため、碍子4のリーク電流と
分離でき、碍子の汚損等の影響を受けない。
小型アーキングホーン9は、落雷時にこの部分を短絡
し、電圧変換装置10を保護するために設けられている。
尚、アース側シールドリング62に対向して設けられた高
圧側シールドリング61は、本装置への充電電流を増大さ
せるために設置するものである。
上記構成は、高電圧絶縁空間に装置を設置せず、全て、
アース側に設置する装置で機能するため、安価にでき、
且つ保守が容易となる。また、計測原理が高電圧部とア
ース側の充電電流を用い、且つこれに用いるシールドリ
ングを風等で変位しない碍子端部に設置しているため、
送電線に設置する方式に比べて、風等の影響を受けにく
い。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、計測装置を全てアース
側に設置できるため、安価且つ保守が容易となる。ま
た、高電圧部とアース側の充電電流を計測するものであ
り、また、これに用いるシールドリングは、碍子端部に
設置されるため、送電線に設置する方式に比べて、風等
の影響を受けにくい。更に、鉄塔自体がアース電位であ
るので計測装置を鉄塔に接続することで接地できるた
め、送電線が高所にあっても計測装置から地上まで接地
線を設ける必要がない。そして、伝送装置がOPGW等へこ
の情報を伝送すれば、遠方にて送電電圧を監視すること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による送電線電圧計測装置の実施例を示
す図、第2図は送電線路における耐張鉄塔の概念図であ
る。 図中、1は送電線、2はジャンパ線、3は鉄塔、4は碍
子、5はアーキングホーン、61は高圧側シールドリン
グ、62は低圧側シールドリング、8は抵抗、10は電圧変
換装置、11は伝送装置を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電線を鉄塔両側で碍子を介して引留める
    と共に鉄塔両側の送電線同士を両碍子間に掛け渡された
    ジャンパ線で接続し、それぞれの碍子の送電線側と鉄塔
    側とに互いに向き合わされて突き出されたアーキングホ
    ーンを設けた架空送電線路において、前記アーキングホ
    ーン近傍に高圧側シールドリングとアース側シールドリ
    ングを対向して設置し、高圧側シールドリングは送電線
    と電気的に接続すると共に、アース側シールドリングは
    抵抗を介して鉄塔と接続し、該抵抗に流れる電流情報に
    より送電線の電圧を計測する電圧変換装置と、その計測
    結果を外部へ伝送する伝送装置とを鉄塔に設けたことを
    特徴とする送電線電圧計測装置。
JP1987163557U 1987-10-26 1987-10-26 送電線電圧計測装置 Expired - Lifetime JPH0645903Y2 (ja)

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JPH0167573U JPH0167573U (ja) 1989-05-01
JPH0645903Y2 true JPH0645903Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=31448383

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55141063A (en) * 1979-04-23 1980-11-04 Seiko Instr & Electronics Ltd Sealing type alkali battery
JPS584073U (ja) * 1981-06-30 1983-01-11 三菱電機株式会社 電圧検知器
JPS58172877U (ja) * 1982-05-17 1983-11-18 三菱電機株式会社 検電装置

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JPH0167573U (ja) 1989-05-01

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