JPH0572246A - 絶縁性能低下検出機能付配電装置 - Google Patents

絶縁性能低下検出機能付配電装置

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Publication number
JPH0572246A
JPH0572246A JP3230011A JP23001191A JPH0572246A JP H0572246 A JPH0572246 A JP H0572246A JP 3230011 A JP3230011 A JP 3230011A JP 23001191 A JP23001191 A JP 23001191A JP H0572246 A JPH0572246 A JP H0572246A
Authority
JP
Japan
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lead wire
current
power distribution
auxiliary
auxiliary electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP3230011A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Odate
晴夫 大舘
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0572246A publication Critical patent/JPH0572246A/ja
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感電事故の危険性や検出抵抗器の断線による
機能障害の発生の可能性が少ない絶縁性能低下検出機能
付配電装置を提供する。 【構成】 主絶縁支持部材4の絶縁性能の低下に伴っ
て、補助電極7からリード線9およびコモンリード線10
を通って大地にアースされる漏洩電流を用いて、リード
線9またはコモンリード線10を1次導体とするように構
成された変流器11の2次巻線に漏洩電流に比例する2次
電流を発生させ、この2次電流の大きさから主絶縁支持
部材の絶縁性能の低下を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁支持物の絶縁性能の
低下を検出する機能を有する配電装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、配電装置における導体の絶縁支
持部材は、表面に付着する塵埃や材質の劣化によって、
使用時間の増加とともに絶縁性能が低下する。絶縁性能
の低下に伴って発生する事故を未然に防止するために、
例えば実開昭61ー13509号公報に記載されているような絶
縁性能低下検出機能を有する配電装置が提案されてい
る。
【0003】実開昭61ー13509号公報に記載された従来の
絶縁性能低下検出機能付配電装置を、図4を用いて説明
する。図4において、断路部ブツシング21のフランジ部
22に、ガード電極23が取り付けられている。ガード電極
23は、フランジ部22の全円周をカバーする環状導電板を
相対向させ、フランジ部22を数箇所で貫通する導電金具
にて一体に連結されている。このガード電極23にはアー
ス線24が接続され、このアース線24には検出抵抗器25が
接続されている。さらに、検出抵抗器25には並列に、こ
の検出抵抗器25が検出した電圧によりリーク(漏洩)電
流の存否を表示する表示装置26並びに警報装置27が接続
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の絶縁性能低下検
出機能付配電装置は以上のように構成されているため、
検出抵抗器25によりガード電極23が完全接地とはなら
ず、絶縁性能低下に伴う漏洩電流によりガード電極23の
電位が上昇するため、常に感電事故等に対する安全作を
講じる必要があった。また、検出抵抗器25が断線した場
合、ガード電極23やこれに接続されたアース線24は中間
電位となり、感電事故の発生の可能性や絶縁性能低下検
出等の機能に障害が発生する可能性があるという問題点
を有していた。この発明は以上のような問題点を解決す
るためになされたものであり、感電事故の危険性や検出
抵抗器の断線による機能障害の発生の可能性が少ない絶
縁性能低下検出機能付配電装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
に係る絶縁性能低下検出機能付配電装置は、フレーム
と、配電導体と、前記配電導体を電気的に絶縁支持する
ための複数の主絶縁支持部材と、前記各主絶縁支持部材
にそれぞれ接続された複数の補助電極と、前記各補助電
極をそれぞれ前記フレームに対して絶縁保持するための
複数の補助絶縁支持部材と、前記各補助電極どおしを接
続するリード線と、前記補助電極の少なくとも一つを大
地にアースするコモンリード線と、前記コモンリード線
を1次導体とし、前記コモンリード線に流れる漏洩電流
に応じた2次電流を出力する変流器と、前記変流器に接
続され、前記変流器の2次電流から前記主絶縁支持部材
の絶縁性能低下を検出する検出手段と、を具備してい
る。
【0006】請求項2に記載した発明に係る絶縁性能低
下検出機能付配電装置は、前記各補助電極、前記各補助
電極どおしを接続するための前記リード線および前記フ
レームの一部分を1つのバスダクトで兼用するように構
成している。
【0007】請求項3に記載した発明に係る絶縁性能低
下検出機能付配電装置は、フレームと、三相の配電導体
と、前記三相の配電導体をそれぞれ電気的に絶縁支持す
るための各相ごとの複数の主絶縁支持部材と、前記各主
絶縁支持部材にそれぞれ接続された複数の補助電極と、
前記各補助電極をそれぞれ前記フレームに対して絶縁保
持するための複数の補助絶縁支持部材と、各相ごとに少
なくとも1つの前記各補助電極に接続されたリード線
と、前記各リード線に接続され、各補助電極を大地にア
ースするコモンリード線と、前記各リード線を1次導体
とし、前記各リード線に流れる漏洩電流に応じた2次電
流を出力する複数の変流器と、前記各変流器に接続さ
れ、いずれかの相に接続された1つの変流器を選択する
切換スイツチと、前記切換スイツチに接続され、前記各
変流器の2次電流から前記主絶縁支持部材の絶縁性能低
下を検出する検出手段と、を具備している。
【0008】
【作用】請求項1、2及び3に記載した発明に係る絶縁
性能低下検出機能付配電装置においては、共に主絶縁支
持部材の絶縁性能の低下に伴って、補助電極からリード
線およびコモンリード線を通って大地に漏洩電流がアー
スされ、変流器の2次巻線に漏洩電流の大きさに比例す
る2次電流が流れる。検出手段は、変流器の2次電流か
ら主絶縁支持部材の絶縁性能の低下を検出する。さら
に、請求項3に記載した発明に係る絶縁性能低下検出機
能付配電装置においては、変流器は各補助電極とコモン
リード線を接続するリード線を1次導体とするように構
成されているため、漏洩電流の大きさに比例する2次電
流を出力した変流器を特定することにより、主絶縁支持
部材の絶縁性能の低下した相を特定する。
【0009】
【実施例】この発明に係る絶縁性能低下検出機能付配電
装置を、第1の実施例を示す図1を用いて説明する。図
1において、配電装置の筐体1の内部には、主回路(自
明に付図示せず)を遮蔽するための遮蔽板2および主絶
縁支持部材4等を支持するためのフレーム5が取り付け
られている。配電導体3には高圧が印加されるため、主
絶縁支持部材4の上部に絶縁支持されている。さらに、
主絶縁支持部材4の底部には補助電極7が接続されて、
補助電極7は補助絶縁支持部材8を介してフレーム5に
固定されている。各補助電極7はリード線9により互に
電気的に接続され、さらに少なくとも1つの(例えば左
端の)補助電極7には大地にアースするためのコモンリ
ード線10が接続されている。コモンリード線10はアース
母線6に接続され、アース母線6を介してアースされ
る。コモンリード線10には、当該コモンリード線10を1
次導体とする変流器11が設けられている。変流器11の2
次巻線は漏洩電流検出装置12に接続されている。
【0010】この、第1の実施例の動作を説明する。配
電導体3には通常の運転状態では常時電圧が印加されて
いる。ここで、主絶縁支持部材4の表面に塵埃が付着し
たり、材質の劣化等によって、使用時間の増加とともに
絶縁性能は低下する。主絶縁支持部材4の絶縁性能が低
下すると、配電導体3から主絶縁支持部材4、補助電極
7、リード線9、コモンアース線10およびアース母線6
を通って、大地に漏洩電流が流れる。一方、補助電極7
は補助絶縁支持部材8によりフレーム5とは絶縁され、
さらに補助絶縁支持部材8は主絶縁支持部材4ほどには
塵埃が付着しにくく絶縁性の低下の度合いが遅い。その
ため、漏洩電流はほとんど筐体1を通ってはアースされ
ず、その大部分がコモンリード線10を流れる。変流器11
はコモンリード線10を流れる漏洩電流の大きさに比例し
た2次電流を出力し、漏洩電流検出装置12はこの2次電
流の値から主絶縁支持部材4の絶縁性の低下を検出する
(絶縁性の劣化状態を把握する)。
【0011】次に、この発明に係る絶縁性能低下検出機
能付配電装置の第2の実施例を図2を用いて説明する。
図2において、第1の筐体101および第2の筐体102はそ
れぞれ別々に配置され、各筐体101および102はバスダク
ト70で接続されている。バスダクト70と各筐体101およ
び102とはそれぞれ補助絶縁支持部材8を介して固定さ
れている。バスダクト70は、図1に示す第1の実施例に
おける補助電極7、リード線9およびフレーム5を兼ね
る。第1の筐体101の内部の(三相の)母線51と第2の
筐体102の内部の(三相の)母線52とはそれぞれ配電導
体3により電気的に接続され、配電導体3は主絶縁支持
部材4を介してバスダクト70に支持されている。コモン
リード線10はバスダクト70と一方の筐体101または102の
内部のアース母線6とを接続し、バスダクト70は大地に
アースされる。変流器11は第1の実施例と同様に、コモ
ンリード線10を1次導体とするように構成され、2次巻
線は漏洩電流検出装置12に接続されている。なお、第2
の実施例の動作は第1の実施例の動作と同様であるた
め、その説明を省略する。
【0012】さらに、この発明に係る絶縁性能低下検出
機能付配電装置の第3の実施例を図3を用いて説明す
る。図3において、3つの配電導体3a,3b,3cはそれぞ
れA相,B相,C相に対応する。各相の配電導体3a,3
b,3cはそれぞれ各相ごとの主絶縁支持部材4a,4b,4
c、補助電極7a,7b,7cおよび補助絶縁支持部材8a,8
b,8cを介してフレーム5に保持されている。補助電極7
a,7b,7cにはそれぞれリード線9a,9b,9cが接続さ
れ、各リード線9a,9b,9cは1つのコモンリード線10に
接続されている。コモンリード線10はアース母線6を介
して大地にアースされている。各リード線9a,9b,9cに
はそれぞれ、各リード線9a,9b,9cを1次導体とするよ
うに変流器11a,11b,11cが設けられており、各変流器1
1a,11b,11cはそれぞれ切換スイツチ13に接続されてい
る。漏洩電流検出装置12は切換スイツチ13を介して各変
流器11a,11b,11cに接続されている。第3の実施例の
動作は切換スイツチ13を切換えることにより、各相ごと
に漏洩電流検出を行なう点を除いて、第1の実施例と同
様であるため、その説明を省略する。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば主絶縁
支持部材4の絶縁性能の低下を変流器11および漏洩電流
検出装置12等を用いて検出しているため、主絶縁支持部
材4、補助電極7等は常時直接アースされており、従来
例のような中間電位になることはない。その結果、感電
事故等の危険性は著しく低減されるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る絶縁性能低下検出機能付配電装
置の第1の実施例を示す図
【図2】この発明に係る絶縁性能低下検出機能付配電装
置の第2の実施例を示す図
【図3】この発明に係る絶縁性能低下検出機能付配電装
置の第3の実施例を示す図
【図4】従来の絶縁性能低下検出機能付配電装置を示す
【符号の説明】
1 筐体 2 遮蔽板 3 配電導体 4 主絶縁支持部材 5 フレーム 6 アース母線 7 補助電極 8 補助絶縁支持部材 9 リード線 10 コモンリード線 11 変流器 12 漏洩電流検出装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、 配電導体と、 前記配電導体を電気的に絶縁支持するための複数の主絶
    縁支持部材と、 前記各主絶縁支持部材にそれぞれ接続された複数の補助
    電極と、 前記各補助電極をそれぞれ前記フレームに対して絶縁保
    持するための複数の補助絶縁支持部材と、 前記各補助電極どおしを接続するリード線と、 前記補助電極の少なくとも一つを大地にアースするコモ
    ンリード線と、 前記コモンリード線を1次導体とし、前記コモンリード
    線に流れる漏洩電流に応じた2次電流を出力する変流器
    と、 前記変流器に接続され、前記変流器の2次電流から前記
    主絶縁支持部材の絶縁性低下を検出する検出手段と、 を具備する絶縁性能低下検出機能付配電装置。
  2. 【請求項2】 前記各補助電極、前記各補助電極どおし
    を接続するための前記リード線および前記フレームの一
    部分を1つのバスダクトで兼用するように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の絶縁性能低下検出機能付配
    電装置。
  3. 【請求項3】 フレームと、 三相の配電導体と、 前記三相の配電導体をそれぞれ電気的に絶縁支持するた
    めの各相ごとの複数の主絶縁支持部材と、 前記各主絶縁支持部材にそれぞれ接続された複数の補助
    電極と、 前記各補助電極をそれぞれ前記フレームに対して絶縁保
    持するための複数の補助絶縁支持部材と、 各相ごとに少なくとも1つの前記各補助電極に接続され
    たリード線と、 前記各リード線に接続され、各補助電極を大地にアース
    するコモンリード線と、 前記各リード線を1次導体とし、前記各リード線に流れ
    る漏洩電流に応じた2次電流を出力する複数の変流器
    と、 前記各変流器に接続され、いずれかの相に接続された1
    つの変流器を選択する切換スイツチと、 前記切換スイツチに接続され、前記各変流器の2次電流
    から前記主絶縁支持部材の絶縁性能低下を検出する検出
    手段と、 を具備する絶縁性能低下検出機能付配電装置。
JP3230011A 1991-09-10 1991-09-10 絶縁性能低下検出機能付配電装置 Pending JPH0572246A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07140194A (ja) * 1993-11-18 1995-06-02 Shiyouden:Kk 塩害監視装置および碍子洗浄装置
JPH08240638A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Kiden:Kk ラインスイッチにおける故障碍子の判別方法
JP2012130140A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Chugoku Electric Power Co Inc:The スイッチギヤ、スイッチギヤの絶縁物の性能評価方法、及び絶縁抵抗測定用の試験片

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