JP2513573Y2 - 密閉形開閉装置 - Google Patents

密閉形開閉装置

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JP2513573Y2
JP2513573Y2 JP1991055191U JP5519191U JP2513573Y2 JP 2513573 Y2 JP2513573 Y2 JP 2513573Y2 JP 1991055191 U JP1991055191 U JP 1991055191U JP 5519191 U JP5519191 U JP 5519191U JP 2513573 Y2 JP2513573 Y2 JP 2513573Y2
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忠義 飯田
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、送、変電所などの電力
回路に使用される密閉形開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時においては電気の質が問われる時代
となり、極力事故を起こさない高信頼度機器の適用とと
もに、万一の事故の際に迅速に復旧し、送電が再開出来
る機器であることが求められている。ガス絶縁開閉装置
は高信頼度という要請に応え得る密閉形開閉装置の一種
であり、その他にも縮小性などの特長が評価されて急速
に普及し、送、変電用開閉装置の主流となっている。し
かしながら密閉形開閉装置は、万一内部で事故が発生し
た場合に事故点を特定することは容易ではない。事故点
が特定できないと、事故箇所の分離、修理が出来ないの
で停電が長時間にわたることになり甚だ不都合である。
そのためガス絶縁開閉装置のような密閉形開閉装置の事
故点標定装置が種々考案され、一部実用に供されてい
る。事故に伴う発光を検出し、事故の検出と事故点標定
を行う事故検出装置も考案されているが、従来の光検出
方式の事故検出装置の多くは、受光体である光センサを
密閉容器の内部に設置する方式である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】密閉形開閉装置におけ
る従来技術の光検出方式の事故検出装置は、密閉容器内
に設置した受光体から光信号を密閉容器外に導出するた
めに、密閉を保全した状態で密閉容器の内外を貫通する
ケーブルの導出孔が必要である。密閉容器に貫通穴を設
けることは、該密閉容器内に密封されている絶縁媒体の
漏洩する機会が増大するので、高信頼性を必要とする密
閉形開閉装置の事故検出装置としては好ましい方式では
なかった。特に光信号を伝達するケーブルは密閉容器と
は異なる材質で構成されているため、例えば熱膨張係数
の差や経年変化に差があって長期にわたって信頼性を保
全し続けることは容易ではない本考案は (1)事故発生と同時に検出できる装置であること。 (2)事故点が確実に標定できること。 (3)密閉形開閉装置の信頼性を損なうことなく、事故
点標定用のセンサを設置できること。 (4)長期にわたって安定した事故検出装置を提供でき
ること。を満足する事故検出装置を備えた密閉形開閉装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案において
は、接地開閉器を含む遮断器や断路器などの開閉装置
を、密閉した容器内に収納するとともに、該密閉容器内
にSF6 ガスなどの絶縁媒体を封入して成る密閉形開閉
装置において、事故電流を密閉容器を介することなく接
地開閉器から大地に放流する、密閉容器の内外の電流中
継点となる絶縁密封端子の絶縁体部分を透光性の樹脂で
構成するとともに、当該樹脂部の大気側に受光部を有す
る光センサを設置する。請求項2の考案においては、絶
縁体の部分を透光性の樹脂で構成する絶縁密封端子を、
接地開閉器用の他に、変流器用及び、避雷器用の両方、
又は一方を加える。
【0005】
【作用】密閉形開閉装置の内部で発生した事故に伴う発
光を受光し、事故発生を検出するとともに、発光源を特
定し事故点を標定する。
【0006】
【実施例】図1に密閉形開閉装置の結線図の1例を、図
2に図1の結線図に対応する密閉形開閉装置の代表的な
例としてC−GIS1(C−GISはキュービクル形ガ
ス絶縁開閉装置の一般的な略称)の内部構造図を示す。
図1、図2において、2は遮断器、3a、3bは断路
器、4a、4bは接地開閉器、5は避雷器、6は受電部
であるブッシング、7は変圧器(図は省略)との接続部
である。又、8は各機器間を接続する導体、9はC−G
IS1を一括して収納する密閉容器、10は各開閉器を
操作する操作装置や制御部を収納する操作・制御部、1
1はSF6 ガスなどの絶縁媒体である。12a、12b
は接地開閉器4a、4bに流通する事故電流を密閉容器
9を介することなく、大地に放流するための絶縁密封端
子である。事故電流を密閉容器9を介さないで大地に放
流する目的はつぎの2つである。 (1)接地開閉器4a、4bなどが投入されている状態
で当該電力回路に事故電流が流通した場合、密閉容器9
を介して事故電流を大地に放流すると、万一そのときに
密閉容器9に人が触れていると事故電流が人体に分流
し、危険である。保安上の見地から事故電流を密閉容器
9を介さずに大地に放流する。 (2)機器の性能を確認する手段の1つとして、従来か
ら電力回路の接触抵抗を測定し接点の状態を監視するこ
とが行われている。しかしながらC−GIS1は外部に
露出した充電部を有しないため、そのままでは電力回路
の接触抵抗を測定することが出来ない。そこで接地開閉
器4a、4bと電気的に接続され、かつ密閉容器9の外
部とも連接する導体を密閉容器9と絶縁して設けてお
き、電力回路の接触抵抗を測定するときに接地開閉器4
a、4bを投入し、外部より前記の導体を介して接触抵
抗測定のための電流を、接地開閉器4a、4bの間に流
通せしめ、電圧の低下から電気回路の抵抗値を求める。
密閉容器9と絶縁して設置した導体を前記の(1)と
(2)の目的に応じてそれぞれ別に設置してもよいが、
経済牲を考えれば両方の目的に使用できる一体構成とす
ることが望ましい。本考案は前記の密閉容器9と絶縁し
て設置した導体を、一体構造の絶縁密封端子12a、1
2bとした場合について説明する。図3は絶縁密封端子
12a、12bを密閉容器9に装着した状態の詳細構造
図である。絶縁密封端子12a、12bは接地開閉器4
a、4bと密閉容器9の外部を連接して電流を流通せし
める三相の端子棒13と端子棒13を密閉容器9から絶
縁して支持する絶縁体部14で構成されている。15は
絶縁密封端子12a、12bと密閉容器9の間で絶縁媒
体11を密封する封止材、16は接地開閉器4a、4b
と絶縁密封端子12a、12bを接続する接続導体であ
る。当該構造において絶縁体部14を透光性の樹脂で構
成すれば、密閉容器9の内部で電気的事故が発生した場
合の発光を密閉容器9の外から検出することが可能とな
る。透光性の樹脂は数多くあり、C−GIS1用として
適宜のものを選択して使用すればよい。結晶構造を有し
ないふっそ樹脂は透光性を有することが知られており、
絶縁媒体11にSF6 ガスを使用する場合は同じふっそ
系の材料であるから、樹脂が絶縁媒体11によって変質
する危虞がなく適当である。17は光信号を受光する光
センサで、18は光センサ17で受信した信号を図示し
ていない制御部に伝達するケーブルである。なお光セン
サ17の検出感度によっては、密閉容器外の光にも反応
してしまうことがあるので、光センサ17は外部の光を
遮断した環境に設置しなければならない。本考案を示す
図1の場合、光センサ17は操作・制御部10の内部に
設置されているので、もともと外部光の浸入が少ない環
境にあり、比較的簡単な遮光材を付加するだけで実用的
な遮光レベルに達することが可能である。
【0007】ここでは密閉形開閉装置としてC−GIS
を例にして説明してきたが、本考案の事故検出装置は、
接地開閉器と該接地開閉器用の絶縁密封端子を使用して
いる機器であれば、C−GIS以外の密閉形開閉装置に
もそのまま適用できるものである。これまでの説明で明
らかであるので説明は省略する。
【0008】又、本考案の事故検出装置は絶縁密封端子
を使用している機器であれば、接地開閉器以外にも適用
することが可能である。絶縁密封端子を使用している機
器は、図1のC−GIS1の場合、接地開閉器4a、4
b以外に変流器19と避雷器5がある。変流器19の場
合は、絶縁密封端子(変流器用)20を介して電流を変
流器19に流通せしめることによって特性検証が行われ
る。避雷器5の場合は、雷撃電流を安全に大地に放流す
る目的で、絶縁密封端子(避雷器用)21が使用され
る。絶縁密封端子(変流器用)20、絶縁密封端子(避
雷器用)21についても、絶縁体部分を透光性の樹脂で
構成するとともに光センサと組み合わせることによっ
て、接地開閉器4a、4bの場合と全く同様に事故発生
の検出と事故点標定装置として機能させることが可能で
ある。詳細はこれまでの説明で明らかであるので省略す
る。なお、密閉容器内部の発光を検出出来ればよいの
で、必ずしも1つの密閉容器に複数の事故検出装置を必
要としない。接地開閉器、変流器、避雷器のそれぞれの
絶縁密封端子を、必要に応じて適宜の数量だけ事故検出
装置用として利用すばよい。
【0009】
【考案の効果】(1)密閉形開閉装置の内部で発生した
電気的事故にともない発生する光を事故信号として直接
検出するので、事故発生と同時に検出できる。 (2)接地開閉器用、変流器用、避雷器用の絶縁密封端
子を必要に応じて適宜の数量だけ利用することが出来る
ので、的確な事故点の標定が可能である。このことは容
器が複数に分割されている密閉形開閉装置、例えばGI
Sと呼称される管形のガス絶縁開閉装置に適用する場合
は特に有効性が高い。 (3)密閉形開閉装置に元々使用されている絶縁密封端
子をそのまま事故検出装置用として活用できるので、事
故検出装置の付加によって密閉形開閉装置の信頼性を損
なう危虞は全く無い。 (4)密閉容器に何等の加工を施すことなく事故検出装
置を付加することができるので、長期にわたって安定し
た性能が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した密閉形開閉装置の結線図の1
例である。
【図2】本考案を適用したC−GISの構造図の1例で
ある。
【図3】本考案の事故検出部の詳細図である。
【符号の説明】
1 C−GIS 4a 接地開閉器 4b 接地開閉器 5 避雷器 9 密閉容器 12a 絶縁密封端子 12b 絶縁密封端子 13 端子棒 14 絶縁体部 17 光センサ 19 変流器 20 絶縁密封端子(変流器用) 21 絶縁密封端子(避雷器用)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地開閉器を含む遮断器や断路器などの
    開閉装置を、密閉した容器内に収納するとともに、該密
    閉容器内に絶縁性の媒体を封入して成る密閉形開閉装置
    において、端子棒とこの端子棒を密閉容器から絶縁して
    支持する絶縁体部とから成り、事故電流を密閉容器を介
    することなく接地開閉器から端子棒を介して大地に放
    流する、密閉容器の内外の電流中継点となる絶縁密封端
    を備え、この絶縁密封端子の絶縁体部を透光性の樹脂
    形成するとともに、この絶縁体部の大気側に受光部を
    有する光センサを設置し、内部事故にともない発生する
    光線を光信号として受光することによって、事故発生の
    検出と事故点標定を行うことを特徴とする密閉形開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 絶縁体の部分を透光性の樹脂で構成する
    絶縁密封端子を、接地開閉器用の他に、変流器用及び、
    避雷器用の両方、又は一方を加えたことを特徴とする請
    求項1記載の密閉形開閉装置。
JP1991055191U 1991-06-21 1991-06-21 密閉形開閉装置 Expired - Lifetime JP2513573Y2 (ja)

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JPH052519U JPH052519U (ja) 1993-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101261496B1 (ko) 2012-07-02 2013-05-15 (주)스템코 피엠에이 방식을 이용한 지능형 접지 회로

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