JPH0898350A - ガス絶縁開閉装置の事故点標定装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の事故点標定装置

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JPH0898350A
JPH0898350A JP6229663A JP22966394A JPH0898350A JP H0898350 A JPH0898350 A JP H0898350A JP 6229663 A JP6229663 A JP 6229663A JP 22966394 A JP22966394 A JP 22966394A JP H0898350 A JPH0898350 A JP H0898350A
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JP
Japan
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gas
ground fault
accident
power receiving
insulated switchgear
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JP6229663A
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Naohiro Kaneman
直弘 金万
Naoki Okada
直喜 岡田
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】主回路に影響を与えずにガス絶縁開閉装置内の
全ての箇所で発生した地絡事故を検出して、その事故点
を標定する事故点標定装置を提供する。 【構成】受電側ケーブルヘッドCHd1 につながる3相
のケーブルL1 の回りを周回するように光ファイバーを
複数ターン巻回して光ファイバー変流器CTo を構成
し、該光ファイバー変流器を地絡事故検出手段とする。
光ファイバー変流器CTo の出力を事故点標定部16に
与え、変流器CTo により地絡事故の発生が検出された
ときに、各ガス区分の圧力上昇を演算する。所定の圧力
上昇があったガス区分を事故点として標定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受変電設備に用いられ
るガス絶縁開閉装置の事故点を標定する事故点標定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のガス区分を有するガス絶縁開閉装
置において事故が生じたときには、いずれの区間で事故
が生じたのかを速やかに標定して、機器の早期復旧に努
める必要がある。
【0003】複数のガス区分を有するガス絶縁開閉装置
において、いずれかのガス区分で地絡事故または短絡事
故が生じると、その事故に伴って生じるアークによりそ
のガス区分の圧力が上昇する。従って、地絡事故または
短絡事故の発生が検知されたときに、各ガス区分のガス
圧力の規定時間前の圧力からの上昇分を圧力上昇ΔPと
して演算して、該圧力上昇が所定の判定基準を超えてい
るか否かを見ることにより、事故が生じたガス区分を特
定することができる。
【0004】従来の事故点標定方法において、地絡事故
の事故点を標定する場合には、地絡事故時に生じる母線
の零相電圧の上昇を地絡過電圧継電器により検出して、
該地絡過電圧継電器が検出動作を行なったことを起動条
件として各ガス区分のガス圧力の演算を開始し、地絡に
よる圧力上昇が検出されたガス区分を事故点として標定
するようにしていた。
【0005】また短絡事故の事故点を標定する場合に
は、母線電圧の低下を不足電圧継電器により検出して、
該不足電圧継電器が検出動作を行なったときに、各ガス
区分のガス圧力を演算し、短絡によるガス圧力の上昇が
検出されたガス区分を事故点として標定するようにして
いる。
【0006】図5は受電設備に用いられているガス絶縁
開閉装置の構成の一例を示したもので、同図においてC
B1 は一端が受電側ケーブルヘッドCHd1 を通して受
電側の線路を構成するケーブルL1 に接続された遮断
器、BUSは母線導体bs1 〜bs5 を直列に接続して
なる母線であり、母線BUSは母線導体bs2 の部分で
遮断器CB1 の他端に接続されている。CB21〜CB24
はそれぞれの一端を母線導体bs1 ,bs3 ,bs4 及
びbs5 に接続した遮断器で、これらの遮断器CB21〜
CB24の他端はそれぞれ送電側ケーブルヘッドCHd21
〜CHd24を介してトランスTsf1 〜Tsf4 に接続され
ている。また母線BUSにはガス絶縁計器用変圧器GP
Tが接続されている。
【0007】受電側ケーブルヘッドCHd1 、遮断器C
B1 、母線導体bs1 〜bs5 、遮断器CB21〜CB2
4、及び送電側ケーブルヘッドCHd21〜CHd24はそ
れぞれSF6 ガスを封入した金属容器1〜15内に振り
分けて収容され、これらの容器1〜15がそれぞれ独立
のガス区分を構成するように絶縁スペーサを介して相互
に接続されてガス絶縁開閉装置GISが構成されてい
る。
【0008】ガス絶縁計器用変圧器GPTの出力は容器
1〜15内のガス圧力をそれぞれ検出する圧力センサP
1 〜P15の出力とともに事故点標定部16に入力されて
いる。
【0009】図1のガス絶縁開閉装置GIS内で地絡事
故が生じたとすると、母線BUSの零相電圧が上昇す
る。また地絡事故が生じたガス区分を構成する容器内で
は、地絡事故時に発生するアークにより圧力上昇が生じ
る。
【0010】従来の事故点標定装置では、計器用変圧器
GPTにより検出した母線BUSの3相の電圧をベクト
ル合成する演算を行うことにより母線BUSの零相電圧
を検出して地絡事故が発生したことを検出し、地絡事故
の発生が検出されたときに圧力センサP1 〜P15の出力
から容器1ないし15内の圧力上昇ΔPを演算して、地
絡判定用の判定基準に適合する圧力上昇ΔPが生じてい
る容器(ガス区分)があるときに、そのガス区分を地絡
事故点として標定するようにしていた。
【0011】このように、従来の事故点標定装置では、
母線BUSの電圧を検出するガス絶縁計器用変圧器GP
Tにより検出した3相の母線電圧をベクトル合成する演
算を行って零相電圧を検出することにより地絡事故の発
生を検出していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の事故点標定装置
では、地絡時の零相電圧の変化の検出を計器用変圧器G
PTを用いて行なっていたが、計器用変圧器GPTは主
回路に設置されているため、GPTから零相電圧検出用
の信号を受けるようにすると、事故点標定装置で短絡な
どの故障が生じた場合にその故障がGPTに波及して該
GPTの焼損事故を引き起したり、GPTから信号を受
けている他の機器の故障を引き起こしたり、GPTにつ
ながる母線の地絡事故を引き起こしたりするおそれがあ
った。
【0013】従来の事故点標定装置では、計器用変圧器
GPTの出力を電気信号のままで事故点標定部まで伝送
していたため、その伝送路にサージノイズが進入したき
に該ノイズがGPTからの信号に混入して誤検出の原因
となることがあった。
【0014】更に従来の事故点標定装置では、遮断器C
B1 が遮断した状態で該遮断器CB1 とケーブルヘッド
CHd1 との間の回路で地絡事故が発生したときに母線
電圧が変化しないため、その地絡事故を検出することが
できないという問題があった。
【0015】本発明の目的は、計器用変圧器から信号を
得ずに、またサージノイズの影響を受けずに、GIS内
の全ての箇所で発生した地絡事故を検出して、その事故
点を標定し得るようにしたガス絶縁開閉装置の事故点標
定装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、受電側のケー
ブルを接続する受電側ケーブルヘッドと母線との間の開
閉回路の構成機器と、送電側のケーブルを接続する送電
側ケーブルヘッドと母線との間の開閉回路の構成機器と
を複数の容器内に振り分けて収納し、該複数の容器を複
数のガス区分を構成するように接続したガス絶縁開閉装
置の地絡事故点を標定するガス絶縁開閉装置の事故点標
定装置に係わるものである。
【0017】本発明に係わる事故点標定装置は、ガス絶
縁開閉装置に地絡事故が発生したことを検出する地絡事
故検出手段と、地絡事故検出手段により地絡事故の発生
が検出されたときに各ガス区分の圧力上昇ΔPを演算す
る圧力上昇演算手段と、所定の圧力上昇ΔPが検出され
たガス区分を地絡事故点として標定する事故点標定手段
とを備えており、上記地絡事故検出手段は、受電側ケー
ブルヘッドにつながる3相のケーブルを流れる零相電流
を検出する零相電流検出用光変流器により構成される。
【0018】上記零相電流検出用光変流器は、光を利用
して零相電流を検出するもので、この光変流器としては
例えば、受電側ケーブルヘッドにつながる3相のケーブ
ルの回りを周回するように光ファイバーを複数ターン巻
回したものからなる光ファイバータイプの光変流器を用
いることができる。またファラデー素子を用いた結晶タ
イプの光変流器(電流から生じる磁界をファラデー素子
を用いて検出するようにした光変流器)を3相のケーブ
ルのそれぞれの近傍に配置して、該3相の光変流器から
得られる検出出力から零相分を演算により求める(3相
のケーブルを流れる電流のベクトル和を求める)ように
した零相電流検出用光変流器を用いることもできる。
【0019】なお本発明を適用するガス絶縁開閉装置に
おいて、ガス区分の数と容器の数とは一致していなくて
も良い。即ち、隣り合う一部の容器が共通のガス区分を
構成するように接続されていても良い。
【0020】
【作用】上記のように、零相電流検出用光変流器により
受電側ケーブルヘッドにつながる3相のケーブルを流れ
る零相電流を検出することにより地絡事故の発生を検出
するようにすると、計器用変圧器からは地絡事故検出用
の信号を得る必要がないため、事故点標定装置で故障が
生じた場合に、該故障がGPTに波及して、GPTの故
障を引き起こしたり、該GPTにつながる母線の地絡事
故を引き起こしたりするおそれをなくすことができる。
【0021】また上記のように、受電側ケーブルヘッド
につながるケーブルを流れる零相電流を検出して地絡事
故を検出するようにすると、受電側ケーブルヘッドと母
線との間を開閉する遮断器が開いている状態で遮断器と
受電側ケーブルヘッドとの間の回路で地絡事故が発生し
た場合でもその事故の発生を検出することができるた
め、ガス絶縁開閉装置内の全ての箇所で発生した地絡事
故を検出して、その事故点を標定することができる。
【0022】更に上記のように、光ファイバー変流器を
用いると、サージノイズの影響を受けることなく零相電
流の検出を行うことができるため、誤検出を防ぐことが
でき、信頼性を高めることができる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、この
実施例では、図5に示したものと同様の単母線構成のガ
ス絶縁開閉装置GISに本発明の事故点標定装置を適用
するものとする。同図に示されたガス絶縁開閉装置GI
Sの構成は既に説明した通りで、同図においてCB1 は
一端が受電側ケーブルヘッドCHd1 を通して受電側の
線路を構成するケーブルL1 に接続された遮断器、BU
Sは直列に接続された母線導体bs1 〜bs5 からなっ
ていて母線導体bs2 の部分で遮断器CB1の他端に接
続された母線、CB21〜CB24はそれぞれの一端を母線
導体bs1 ,bs3 ,bs4 及びbs5 に接続した遮断
器、CHd21〜CHd24は遮断器CB21〜CB24の他端
にそれぞれ接続された送電側ケーブルヘッド、Tsf1 〜
Tsf4はそれぞれケーブルL21〜L24を介してケーブル
ヘッドCHd21〜CHd24に接続されたトランス、GP
Tは母線BUSに接続されたガス絶縁計器用変圧器であ
る。
【0024】受電側ケーブルヘッドCHd1 、遮断器C
B1 、母線導体bs1 〜bs5 、遮断器CB21〜CB2
4、及び送電側ケーブルヘッドCHd21〜CHd24はそ
れぞれSF6 ガスを封入した金属容器1〜15内に振り
分けて収容され、容器1〜15がそれぞれ独立のガス区
分を構成するように絶縁スペーサを介して相互に接続さ
れてガス絶縁開閉装置GISが構成されている。
【0025】容器1〜15内にはそれぞれ圧力センサP
1 〜P15が設けられ、これらの圧力センサの出力は、ガ
ス絶縁計器用変圧器GPTの出力とともに事故点標定部
16に入力されている。
【0026】事故点標定部16は、図2に示したよう
に、地絡事故の発生を検出する地絡事故検出手段16A
と、ガス圧力センサP1 〜P15の出力を入力として、容
器1ないし15内のガス圧力の規定時間前の圧力からの
上昇分を圧力上昇ΔPとして演算するガス圧力演算手段
16Bと、演算された圧力上昇ΔPが所定の判定基準に
合致しているか否かを判定して事故点を標定する事故点
標定手段16Cとにより構成される。
【0027】本実施例では、受電側ケーブルヘッドCH
d1 につながる3相の受電側ケーブルL1 の回りを周回
するように複数ターン巻回された光ファイバーを設け、
該複数ターン巻回された光ファイバーにより零相電流検
出用光変流器CTo を構成して、この光ファイバー変流
器CTo を地絡事故検出手段16Aとする。光ファイバ
ーとしては、そのコアがファラデー効果を有するものを
使用する。
【0028】図3は、光ファイバー変流器CTo の設け
方の一例を示したもので、この例では、受電側ケーブル
ヘッドCHd1 を収容した容器1が架台20を介して設
置ベース21上に支持され、遮断器CB1 を収容した容
器2は操作器箱を兼ねる架台22を介して設置ベース2
1上に支持されている。容器1及び2は絶縁スペーサS
1 を介してガス区分された状態で接続され、遮断器CB
1 とケーブルヘッドCHd1 との間は絶縁スペーサS1
の貫通導体を介して相互に接続されている。
【0029】容器2にはまた絶縁スペーサS2 を介して
容器4が接続されて、該容器4内に母線導体bs2 が収
容され、母線導体bs2 は、絶縁スペーサS2 の貫通導
体を介して遮断器CB1 に接続されている。架台20の
下方には地下のケーブルピットが設けられ、該ケーブル
ピットから立ち上げられた3相の受電側ケーブルL1が
ケーブルヘッドCHd1 に接続されている。
【0030】またこの例では、容器1の上部に絶縁スペ
ーサS3 を介して容器23が接続され、該容器23内
に、ケーブルヘッドCHd1 と遮断器CB1 との間を接
続する導体を接地する接地開閉器ES1 が収納されてい
る。更に容器1の下部に絶縁スペーサS4 を介して容器
24が接続され、該容器24内には避雷器LAと断路器
DS1 とが収納されている。避雷器LAは断路器DS1
を介してケーブルヘッドCHd1 と遮断器CB1 とを接
続する導体に接続されている。以上の各部により、受電
側ケーブルL1 と母線BUSとの間の開閉回路を構成す
る受電ユニットが構成されている。
【0031】図3に示すように受電ユニットが構成され
ている場合、3相のケーブルL1 を一括して取り囲むよ
うに、光ファイバーを複数ターン巻回した構成を有する
光ファイバー変流器CTo を架台20内に取り付ける。
この光ファイバー変流器CTo の使い方はファラデー効
果を利用した他の光変流器と同様であり、例えば図4に
示したように、その光ファイバーOFの一端を偏光子3
0を介して光源31に接続し、他端を検光子32を介し
て受光器33に接続して使用する。
【0032】光源31から偏光子30を介して光ファイ
バーOFに直線偏光が与えられると、該直線偏光は、光
ファイバー内を進行する過程でファラデー効果により3
相のケーブルL1 を流れる電流により生じる磁界のベク
トル和に相応した角度だけその偏光方向が回転させられ
る。従って、検光子32を通して出力される光出力は3
相のケーブルL1 を流れる電流により生じる磁界のベク
トル和により強度変調されたものとなり、この光出力を
受光器33により受光して復調することにより、受電側
ケーブルL1 を通して流れる電流のベクトル加算値(零
相分)を検出することができる。
【0033】上記地絡事故検出手段(光ファイバー変流
器CTo )16Aによりが検出されると、圧力上昇演算
手段16Bが、圧力センサP1 〜P15の出力を読み込ん
で、容器(ガス区分)1ないし15内のガス圧力の規定
時間前の圧力からの上昇分を圧力上昇ΔPとして演算す
る。事故点標定手段16Cは、演算された圧力上昇ΔP
が所定の判定基準に合致しているガス区分があるか否か
を判定して事故点を標定する。
【0034】本実施例のように、受電側ケーブルヘッド
につながる3相のケーブルの回りを周回するように光フ
ァイバーを複数ターン巻回してなる零相電流検出用光変
流器を用いると、該変流器により受電側ケーブルを流れ
る零相電流を直接検出することができるため、面倒なベ
クトル演算処理を行うことなく、地絡事故の発生を検出
することができ、地絡事故点の標定に要する処理時間の
短縮を図ることができる。
【0035】本発明は、上記のように3相のケーブルの
回りを周回するように光ファイバーを複数ターン巻回し
て構成した零相電流検出用光変流器を用いる場合に限定
されるものではなく、ファラデー素子を用いた結晶タイ
プの光変流器(電流から生じる磁界をファラデー素子を
用いて検出するようにした光変流器)を3相のケーブル
のそれぞれの近傍に配置して、該3相の光変流器から得
られる検出出力から零相分を演算により求める(3相の
ケーブルを流れる電流のベクトル和を求める)ようにし
た零相電流検出用光変流器を用いることもできる。
【0036】上記の実施例では、地絡事故点の標定のみ
を行うようにしているが、短絡事故点の標定をも行う場
合には、短絡事故(2相短絡事故または3相短絡事故)
の発生時に生じる母線BUSの電圧の低下をガス絶縁計
器用変圧器GPTの出力等により検出して短絡事故の発
生を検出する。短絡事故の発生が検出されたときに各ガ
ス区分の圧力上昇ΔPを演算し、所定の圧力上昇があっ
たガス区分を短絡事故点として標定する。
【0037】なお短絡事故の発生を検出するために、光
電圧変成装置を用いて母線電圧の低下を検出するように
してもよい。光電圧変成装置を用いて母線電圧の低下を
検出することにより短絡事故の発生を検出するようにす
ると、短絡事故の発生の検出にもGPTの出力を用いる
必要がなくなるため、地絡事故の標定及び短絡事故の標
定の双方を行なう事故点標定装置内で事故が生じた場合
に、該事故がGPT側に波及するのを完全に防ぐことが
できる。
【0038】本発明を適用するガス絶縁開閉装置の構成
は上記の実施例に示したものに限定されるものではな
く、他の構成のガス絶縁開閉装置にも本発明を適用する
ことができる。例えば上記の実施例では、単母線構成の
ガス絶縁開閉装置を例にとったが、二重母線構成のガス
絶縁開閉装置にも本発明を適用できる。
【0039】また上記の実施例では、ケーブルヘッドと
母線との間に遮断器のみが配置されているが、遮断器と
ケーブルヘッドとの間及び遮断器と母線との間にそれぞ
れ断路器を配置する場合もある。更に実際のガス絶縁開
閉装置においては、遮断器の両端などの適宜の箇所に接
地用開閉器が設けられるが、図1及び図5においては、
該接地用開閉器の図示を省略している。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、零相電
流検出用光変流器により受電側ケーブルヘッドにつなが
る3相のケーブルを流れる零相電流を検出することによ
り地絡事故の発生を検出するようにしたので、計器用変
圧器から地絡事故検出用の信号を得る必要がない。従っ
て、地絡事故点を標定する事故点標定装置で故障が生じ
た場合に、該故障がGPTに波及してGPTの故障を引
き起こしたり、該GPTにつながる母線の地絡事故を引
き起こしたりするおそれをなくすことができる利点があ
る。
【0041】また本発明によれば、受電側ケーブルヘッ
ドにつながるケーブルを流れる零相電流を検出して地絡
事故を検出するので、受電側ケーブルヘッドと母線との
間を開閉する遮断器が開いている状態で遮断器と受電側
ケーブルヘッドとの間の回路で地絡事故が発生した場合
でもその事故の発生を検出することができるため、ガス
絶縁開閉装置内の全ての箇所で発生した地絡事故を検出
して、その事故点を標定することができる。
【0042】更に本発明によれば、地絡事故の検出に光
ファイバー変流器を用いるので、サージノイズの影響を
受けることなく零相電流の検出を行うことができ、誤検
出を防いで信頼性を高めることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した単線結線図である。
【図2】本発明の事故点標定装置の構成を示したブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施例で用いる光ファイバー変流器を
取り付けたガス絶縁開閉装置の受電ユニットの構成の一
例を示した構成図である。
【図4】光ファイバー変流器の使い方の一例を示したブ
ロック図である。
【図5】従来の事故点標定装置を適用したガス絶縁開閉
装置の構成を示した単線結線図である。
【符号の説明】
GIS ガス絶縁開閉装置 CB1 ガス遮断器 CHd1 受電側ケーブルヘッド BUS 母線 CB21〜CB24 遮断器 CHd21〜CHd24 送電側ケーブルヘッド P1 〜P15 圧力センサ 1〜15 金属容器 16 事故点標定部 16A 地絡事故検出手段 16B 圧力上昇演算手段 16C 事故点標定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受電側のケーブルを接続する受電側ケー
    ブルヘッドと母線との間の開閉回路の構成機器と、送電
    側のケーブルを接続する送電側ケーブルヘッドと前記母
    線との間の開閉回路の構成機器とを複数の容器内に振り
    分けて収納し、該複数の容器を複数のガス区分を構成す
    るように接続したガス絶縁開閉装置の地絡事故点を標定
    するガス絶縁開閉装置の事故点標定装置であって、 前記ガス絶縁開閉装置に地絡事故が発生したことを検出
    する地絡事故検出手段と、 前記地絡事故検出手段により地絡事故の発生が検出され
    たときに各ガス区分の圧力上昇ΔPを演算する圧力上昇
    演算手段と、 所定の圧力上昇ΔPが検出されたガス区分を地絡事故点
    として標定する事故点標定手段とを備え、 前記地絡事故検出手段は、前記受電側ケーブルヘッドに
    つながる3相のケーブルを流れる零相電流を検出する零
    相電流検出用光変流器からなっていることを特徴とする
    ガス絶縁開閉装置の事故点標定装置。
JP6229663A 1994-09-26 1994-09-26 ガス絶縁開閉装置の事故点標定装置 Withdrawn JPH0898350A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110208644A (zh) * 2019-05-15 2019-09-06 广州供电局有限公司 Gis电缆设备
CN110955204A (zh) * 2019-11-12 2020-04-03 铜陵有色金属集团股份有限公司 设备故障联锁系统及方法

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