JPH09219011A - 回転ヘッドドラム - Google Patents

回転ヘッドドラム

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Publication number
JPH09219011A
JPH09219011A JP2564096A JP2564096A JPH09219011A JP H09219011 A JPH09219011 A JP H09219011A JP 2564096 A JP2564096 A JP 2564096A JP 2564096 A JP2564096 A JP 2564096A JP H09219011 A JPH09219011 A JP H09219011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
rotary head
upper drum
rotary
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP2564096A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Okabe
一郎 岡部
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2564096A priority Critical patent/JPH09219011A/ja
Publication of JPH09219011A publication Critical patent/JPH09219011A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転不釣り合いを修正する空間を確保しか
つ、上ドラムの上端面をヘッド交換時の基準面に使用で
きる回転ヘッドドラムを提供することである。 【解決手段】 回転ヘッドドラムは、上下一対の上ドラ
ム10と下ドラム12とをそれぞれ回転対称形状に備え
る。上ドラム10は、上部が開口部10aになり、概略
椀状に形成されている。開口部10aの上端面10b
は、その上端面内側に沿って、一段低い段差部10cを
設ける。また、下ドラム12は、上部が開口部12aに
なり、概略椀状に形成される。主軸14は棒状のもので
あって、その下部が前記下ドラムの孔に嵌入して立設固
定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダー(以下VTRと称する)などに使用される回転ヘ
ッドドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】VTRに使用される回転ヘッドドラム
は、各部品の組立取付時の芯ずれや位置ずれ等によっ
て、重量バランスが崩れ、回転不釣り合いが生じ、回転
ヘッドドラムに振動騒音、回転ムラ等が発生してしまう
場合がある。これを防ぐため、予め回転不釣り合いを測
定して、バランス修正部材を装着し、回転不釣り合いを
修正していた。
【0003】図4は、従来の回転ヘッドドラムの一例を
示す概略断面図である。この回転ヘッドドラムは、上下
一対の上ドラム101と下ドラム102とをそれぞれ回
転対称形状に備える。上ドラム101は、上部が開口部
になりかつ外周部が円筒状を呈して下部が円盤形状に中
心軸に向けて延びる概略椀状に形成されている。下ドラ
ム102もほぼ上ドラム101と同形状である。上ドラ
ム101と下ドラム102の回転中心Oは共通しかつそ
の回転中心線O上には、主軸103が位置する。この主
軸は、下ドラム102の下部中心に固定されている。上
ドラム101の開口部にはモーター104が配置され、
モーターロータ105が上ドラム101の開口部内周面
と同一形状でかつ開口部上端面を覆う形状になってい
る。
【0004】さて、モーターを下ドラム下部に装着し、
軸を回転することによって、上ドラムを回転するタイプ
の回転ドラムがあるが、この回転ドラムにおいては上ド
ラムの開口部にモータを装着することがないので、内壁
に回転不釣り合いのバランス修正部材を固着していた。
しかし、ビデオ機器の軽薄短小化に伴ない、図4のよう
な上ドラムの開口部内にモーターを配置する回転ヘッド
ドラムが出現すると、上ドラム内壁にはバランス修正部
材を取り付ける場所が確保できなくなった。そこで、図
4に示すように、モーターロータ105を、開口部上端
面を覆う形状に形成して、その周縁上面をバランス修正
部材106の固着場所とするものが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
複雑な形状にモーターロータを加工するのには手間がか
かり、コストアップの要因となる。また、組立工程や市
場サービス等でヘッド交換の必要が生じた場合、上ドラ
ムの上端面が取付基準面となっているので、そのたびに
モーターロータを取り外す必要があり、作業が繁雑とな
るとともに、回転不釣り合いを生じてしまう虞もあっ
た。
【0006】本発明の目的は、回転不釣り合いを修正す
る空間を確保し、かつ上ドラムの上端面をヘッド交換時
の基準面に使用できる回転ヘッドドラムを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下一対の上
ドラムと下ドラムと、前記上ドラムに装着する回転磁気
記録再生ヘッドとを備え、前記下ドラムは主軸が立設固
定され、前記上ドラムは内蔵されたモーターによって前
記主軸を中心に回転させられる回転ヘッドドラムであ
る。
【0008】まず、請求項1の発明は、前記上ドラムは
上部が開口部となり、その上端面内側にバランス修正部
材を装着する一段低い段差部を設けたことを特徴とす
る。したがって、上ドラムの開口部にモーターを配置す
る回転ドラムでも上ドラムにバランス修正部材を配置す
る空間を確保できる。また、上端面が露出しているの
で、ヘッド交換の基準面として利用できる。
【0009】請求項2の発明は、前記上ドラムは上部が
開口部となり、前記上ドラムの上端部を外側に厚肉化し
て形成し、その上端面内側にバランス修正部材を装着す
る一段低い段差部を設けたことを特徴とする。したがっ
て、上ドラムの外周肉厚が薄い場合でも、上端部に段差
部を設ける空間を確保できる。
【0010】請求項3の発明は、前記段差部に溝を設け
たことを特徴とする。したがって、樹脂からなるバラン
ス修正部材を用いる場合には、溝に樹脂が充填されて、
密着度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係
る回転ヘッドドラムの第1の実施形態を示す断面構成図
である。この回転ヘッドドラムは、上下一対の上ドラム
10と下ドラム12とをそれぞれ回転対称形状に備え
る。
【0012】上ドラム10は、上部が開口部10aにな
りかつ外周部が円筒状を呈して下部が円盤形状に中心軸
に向けて延びる概略椀状に形成されており、その中央部
には孔が穿設される。開口部10aの上端面10bは、
その上端面内側に沿って、一段低い段差部10cを設
け、この段差部10cは上端面10bと平行な面からな
る。また、下ドラム12は、上部が開口部12aになり
かつ外周部が大径の円筒形状を呈する大径部12bにな
り、大径部12bの下部は円盤形状に中心軸に向けてや
や延びさらに中央部が下方に突出して小径の円筒形状を
呈する小径部12cになっていて、中心部に孔が穿設さ
れる段付きの概略椀状に形成される。
【0013】上ドラム10と下ドラム12の回転中心O
は共通しかつその回転中心線O上には、主軸14が位置
する。この主軸14は棒状のものであって、その下部が
前記下ドラムの孔に嵌入して固定される。また、中央部
に外形大径部を備えた段付きの概略円筒状のカラー体1
6が上ドラム10の孔に下側から嵌入して固定される。
カラー体16の両端部内周壁に軸受18を固定し、この
軸受18は主軸14を支持しながらカラー体16を回転
自在に保持する。
【0014】上ドラム10の開口部10aにモーター2
0を装着し、円盤形状の下部下面にヘッド22を装着す
る。モーター20は、上ドラム10の開口部10aの底
面内に固着したモーターロータ20aと、その近接上方
に主軸14に軸着したモーターステータ20bとからな
る構成である。カラー体16の中央大径部の下面にロー
タリートランスロータ24を取り付け、相対向して下ド
ラム12の大径部12bの内底面にロータリートランス
ステータ26を取り付ける。ロータリートランスロータ
24とロータリートランスステータ26の間隔は数10
μmに設定されている。
【0015】この回転ヘッドドラムの動作について次に
説明する。モーターステータ20bに電流を流すとモー
ターロータ20aが回転を始め、それとともにモーター
ロータ20aに固着した上ドラム10も回転する。ヘッ
ド22も上ドラム10とともに回転し、テープに記録及
び再生をおこなう。ヘッド22とロータリートランスロ
ータ24はリード線で接続されて、ロータリートランス
ロータ24とロータリートランスステータ26は非接触
でありながら電気信号を導通させる機能を有する。
【0016】次に回転不釣り合いの修正について説明す
る。上述のように回転ヘッドドラムを回転駆動して、回
転不釣り合い測定器によって回転不釣り合いを測定す
る。そして、不釣り合い修正位置と修正重量を検出指定
する。そしてバランス修正部材28を上ドラム10の段
差部10cに、指定重量を指定された位置に固着する。
ここで、バランス修正部材28は、例えば、UV硬化樹
脂、熱硬化樹脂等の樹脂や銅等の金属片を用いる。
【0017】このように、上ドラムの段差部10cにバ
ランス修正部材28を固着するので、上ドラム10の開
口部10aにモーターを配置するタイプの回転ヘッドド
ラムでも、上ドラム10にバランス修正の空間を確保で
きる。また上ドラム10の上部端面10bは、如何なる
物質にも覆われていないので、ヘッド交換時における保
守や検査の基準面として使用可能である。したがって、
従来技術に示した回転ヘッドドラムのように、モーター
ロータを取り外す必要がないので、作業が簡単で、回転
不釣り合いが生じることもない。
【0018】また、図2に示すように上ドラム10の段
差部10cに溝10dを上面内壁に沿って形成する。例
えば、UV硬化樹脂のバランス修正部材28を固着する
場合、溝10d内にUV樹脂が入り込んで硬化するた
め、接着強度が向上し、高回転の場合にも修正部材28
が剥離することがなくなる。
【0019】図3は、本発明に係る回転ヘッドドラムの
第2の実施形態を示す断面構成図である。この回転ヘッ
ドドラムは、基本的には第1の実施形態とほぼ同じであ
り、対応する部分には同一符号を付し説明を省略する。
この回転ヘッドドラムの上ドラム11は、上部が開口部
11aになりかつ外周部がほぼ円筒状を呈して下部が円
盤形状に中心軸に向けて延びる概略椀状に形成されてお
り、その中央部には孔が穿設される。上ドラム11の円
筒部11bの外周に厚肉部11cを設け、この厚肉部1
1cの上端面11d内側にバランス修正部材を装着する
一段低い段差部11eを設け、この段差部11eは上端
面11dと平行な面からなる。
【0020】回転不釣り合いを修正する場合、上述した
ように回転ヘッドドラムを回転させて、不釣り合い測定
器によって測定して修正位置と修正重量を設定し、バラ
ンス修正部材30を段差部11eに固着する。また、厚
肉部11cの上端面11dを基準面として、ヘッド交換
を行う。こうして、第1の実施形態のように、上ドラム
の上端面に段差を設けるだけの幅が不足している場合に
も、バランス修正部材を固着するスペースを確保でき、
しかも、ヘッド交換の基準面も確保することができる。
また、この段差部11eにも、図2で示した溝を形成
し、バランス修正部材の密着度を向上することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、上ドラムの上部の段差部にバランス修正部材を
固着するので、上ドラムにモーターを装着するタイプの
回転ヘッドドラムのように、上ドラム内部にスペースが
少ないものに関してもバランス修正部材を固着できるス
ペースを確保することができる。また従来技術のよう
に、モーターロータを複雑な形状に加工する必要もない
ので、作業が繁雑とならずコスト的にも有利である。上
ドラムの上部端面は露出しているので、すべての部品を
装着したままで、保守や検査の基準面として使用可能で
あり、作業が簡易化され、回転不釣り合いが発生するこ
ともない。
【0022】請求項2の発明によれば、上ドラムの上端
部を外側に厚肉化して形成し、その上端面内側にバラン
ス修正部材を装着する一段低い段差部を設けたので、上
ドラムの外周に段差を設けるだけの肉厚が不足している
場合でも、上ドラムの上端部にバランス修正部材を固着
するスペースを確保できる。
【0023】請求項3の発明によれば、上ドラムの段差
部に溝を設けたので、樹脂等によるバランス修正部材を
固着する場合、溝に樹脂が充填されて、密着度が増大
し、高速回転による剥離を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転ヘッドドラムの第1の実施形
態を示す断面構成図である。
【図2】図1の回転ヘッドドラムの上ドラムの上端部を
示す断面図である。
【図3】本発明に係る回転ヘッドドラムの第2の実施形
態を示す断面構成図である。
【図4】従来の回転ヘッドドラムの一例を示す断面構成
図である。
【符号の説明】
10 上ドラム 10a 開口部 10b 上端面 10c 段差部 12 下ドラム 14 主軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対の上ドラムと下ドラムと、前記
    上ドラムに装着する回転磁気記録再生ヘッドとを備え、 前記下ドラムは主軸が立設固定され、前記上ドラムは内
    蔵されたモーターによって前記主軸を中心に回転させら
    れる回転ヘッドドラムにおいて、 前記上ドラムは上部が開口部となり、その上端面内側に
    バランス修正部材を取り付ける一段低い段差部を設けた
    ことを特徴とする回転ヘッドドラム。
  2. 【請求項2】 上下一対の上ドラムと下ドラムと、前記
    上ドラムに装着する回転磁気記録再生ヘッドとを備え、 前記下ドラムは主軸が立設固定され、前記上ドラムは内
    蔵されたモーターによって前記主軸を中心に回転させら
    れる回転ヘッドドラムにおいて、 前記上ドラムは上部が開口部となり、前記上ドラムの上
    端部を外側に厚肉化して形成し、その上端面内側にバラ
    ンス修正部材を取り付ける一段低い段差部を設けたこと
    を特徴とする回転ヘッドドラム。
  3. 【請求項3】 前記段差部に溝を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の回転ヘッドドラム。
JP2564096A 1996-02-13 1996-02-13 回転ヘッドドラム Pending JPH09219011A (ja)

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