JP2921162B2 - 信号伝達装置 - Google Patents

信号伝達装置

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JP2921162B2 JP9970191A JP9970191A JP2921162B2 JP 2921162 B2 JP2921162 B2 JP 2921162B2 JP 9970191 A JP9970191 A JP 9970191A JP 9970191 A JP9970191 A JP 9970191A JP 2921162 B2 JP2921162 B2 JP 2921162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタル・ビデ
オテープレコーダの回転ヘッド装置に適用するのに最適
なスリップリングとブラシを用いた信号伝達装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタル・ビデオテープレコ
ーダには、図4に示すような回転ヘッド装置がある。こ
れは、複数の回転ヘッド1が外周に取り付けられたヘッ
ド回転体2の上下に上下固定ドラム3、4を互いに同一
軸心状に配置し、上下固定ドラム3、4の側面をドラム
ホルダ5によって一体に固定している。そして、下固定
ドラム4の下部に固着したモータ6の回転軸7によって
ヘッド回転体2を回転駆動して、上下固定ドラム2、3
の外周間に跨ってラセン状に巻回されて走行される磁気
テープ(図示せず)を複数の回転ヘッド1によって記録
及び/又は再生するように構成したものである。
【0003】そして、この種回転ヘッド装置には、ヘッ
ド回転体2上に取り付けられているアンプと外部のアン
プとの間で複数の信号の授受を行うためのスリップリン
グとブラシを用いた信号伝達装置10が回転軸7と同一
軸心状に取り付けられている。
【0004】従来のこの種信号伝達装置10は図3の
(A)(B)に示すように構成されていた。即ち、スリ
ップリングホルダ11がヘッド回転体1の中心の上部に
複数のネジ12によって固着されて、そのスリップリン
グホルダ11の中心の上部に中空状のスリップリング中
心軸13の下端130部分が回転軸7と同一軸心P状に
圧入等にて固着されている。そして、スリップリング中
心軸13の外周にスリップリング14が上下複数段に取
り付けられている。
【0005】そして、ブラシホルダ15がほぼ上向きの
コ字状に形成されていて、そのブラシホルダ15の円筒
状の下端150がスリップリング中心軸13の下端13
0部分の外周に上下一対のボールベアリング16によっ
て回転自在に支持されている。そして、上下複数段の2
組のブラシ17が一対のブラシ取付板18によってブラ
シホルダ15の一対の垂直アーム部151に複数のネジ
19によって固着されていて、これら2組のブラシ17
が上下複数段のスリップリング14の両側に接触されて
いる。
【0006】そして、上固定ドラム3の上端上にケース
20が複数のネジ21によって固着され、このケース2
0によってブラシホルダ15全体の外周が覆われてい
る。そして、外部のアンプと複数のブラシ17の遊端と
の間がハーネス22によって接続され、複数のスリップ
リング14とヘッド回転体2上に取り付けられているア
ンプとの間がスリップリング中心軸13内に配線された
ハーネス23によって接続されている。
【0007】そして、複数のスリップリング14をヘッ
ド回転体2と一体に回転させて、これら複数のスリップ
リング14と複数のブラシ17との間で複数の信号の授
受を行うように構成したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の信号伝
達装置10は、ブラシホルダ15を下端150側のみに
よってスリップリング中心軸13の下端130部分の外
周に一対のボールベアリング16を介して支持させた片
側支持構造であった。従って、一対のボールベアリング
16のスパンS1を大きくとることができず、回転時に
スリップリング中心軸13の先端である上端131側に
芯振れが発生して、複数のスリップリング14と複数の
ブラシ17との間に上記芯振れによる接触不良が発生し
易いと言う問題があった。
【0009】また従来は、一対のボールベアリング16
の固定方法が定位置予圧であったために、組み立て時
に、治具を用いてボールベアリング16に予圧をかけた
状態で、ボールベアリング16のインナーレース160
とアウターレース161とをブラシホルダ15の下端1
50とスリップリング中心軸13の下端130部分の外
周とにそれぞれ接着剤で接着していた。従って、組立作
業に著しく手間がかかる上に、接着剤がボールベアリン
グ16内に流入して不良品を発生し易いと言う問題があ
った。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、スリップリング中心軸の芯振れを
未然に防止することができる上に、組み立てが簡単な信
号伝達装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の信号伝達装置の請求項1は、スリップリン
グが取り付けられたスリップリング中心軸と、上記スリ
ップリングに接触されたブラシを保持するブラシホルダ
と、上記ブラシホルダを上記スリップリング中心軸の軸
方向の両端に回転自在に支持する一対の軸受を備えたも
のである。また、請求項2は、上記一対の軸受をボール
ベアリングによって構成し、そのボールベアリングを軸
方向に予圧する予圧手段を備えたものである。また、請
求項3は、上記ブラシホルダのスリップリングに対する
軸方向の位置ずれを防止するストッパーを備えたもので
ある。
【0012】
【作用】上記のように構成された本発明の信号伝達装置
の請求項1は、ブラシホルダをスリップリング中心軸の
軸方向の両端に一対の軸受を介して回転自在に支持させ
た両端支持構造に構成したので、一対の軸受のスパンを
大きくとることができて、回転時のスリップリング中心
軸の芯振れを未然に防止することができる。請求項2
は、一対の軸受を構成するボールベアリングを予圧手段
によって軸方向に予圧するように構成したので、ボール
ベアリングのインナーレースおよびアウターレースをス
リップリング中心軸とブラシホルダとにいちいち接着し
なくても良い。請求項3は、ブラシがスリップリングに
対して上記予圧手段に抗して軸方向に大きく位置ずれす
ることをストッパーによって防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明をデジタル・ビデオテープレコ
ーダの回転ヘッド装置に適用した信号伝達装置の一実施
例を図1および図2を参照して説明する。なお、図3お
よび図4と同一構造部には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0014】この信号伝達装置10は、ブラシホルダ2
6を左右一対の垂直アーム部260と、上下一対の水平
アーム部261とによってほぼ長方形状の額縁状に形成
している。そして、ブラシホルダ26の上下一対の水平
アーム部261の中心部262に上下一対のベアリング
嵌合孔27を形成し、これら上下一対のベアリング嵌合
孔27の内周に上下一対の軸受であるボールベアリング
16のアウターレース161を嵌合し、これらのインナ
ーレース160をスリップリング中心軸13の上下両端
130、131の外周に嵌合して、これら上下一対のボ
ールベアリング16によってブラシホルダ26をスリッ
プリング中心軸13の軸方向の両端130、131に回
転自在に支持させたものである。
【0015】そして、スリップリング中心軸13の上端
131の頂部の外周に形成したリング溝28内にEリン
グ等のストッパーリング29を嵌合し、その下部で上端
131の頂部の外周にワッシャー30と円筒状のストッ
パー31とを挿入している。そして、圧縮バネからなる
予圧手段である予圧バネ32をストッパー31の外周に
挿入して、この予圧バネ32の上下両端をワッシャー3
0の下面とストッパー31の下端外周に一体に形成した
フランジ310の上面とに押圧している。そして、その
フランジ130の下面に形成したV字状に尖ったリング
状のリブ311を上部ボールベアリング16のインナー
レース160の上端面上に当接して、予圧バネ32によ
って上下一対のボールベアリング16のインナーレース
160に軸方向の下方である矢印a方向に予圧を与えて
いる。
【0016】そして、従来同様に、ブラシホルダ26の
一対の垂直アーム部260に取り付けられた上下複数段
の2組のブラシ17が上下複数段のスリップリング14
の外周に接触されている。但し、複数のブラシ17の中
間部にはブラシダンパー33が接着されている。また、
ケース34がブラシホルダ26の上部水平アーム部26
1上に複数のネジ35によって固着され、このケース3
4によってブラシホルダ26全体の外周が覆われ、ま
た、上固定ドラム3の上端上に固定アーム36が複数の
ねじ37によって固着され、この固定アーム36によっ
てケース34が非回転状態に固定されている。
【0017】以上のように構成された信号伝達装置10
によれば、ブラシホルダ26をスリップリング中心軸1
3の上下両端130、131に上下一対のボールベアリ
ング16を介して回転自在に支持させたので、スリップ
リング中心軸13は両端支持構造によって支持され、上
下一対のボールベアリング16のスパンS2を非常に大
きくとることができる。従って、スリップリング中心軸
13の回転時に、スリップリング中心軸13の芯振れを
未然に防止することができて、複数のスリップリング1
3と複数のブラシ17との間に芯振れによる接触不良が
全く発生せず、信号の授受を常に良好に行える。
【0018】また、上下一対のボールベアリング16を
予圧バネ32によって矢印a方向に予圧しているので、
これらのボールベアリング16には軸方向のガタツキが
全く発生しない。従って、複数のスリップリング14と
複数のブラシ17とを常に良好に接触させることができ
る。そして、上下一対のボールベアリング16を予圧バ
ネ32によって予圧する構造であるから、これらのボー
ルベアリング16のインナーレース160とアウターレ
ース161とをスリップリング中心軸13とブラシホル
ダ26とにいちいち接触する必要がない。そして、これ
らのボールベアリング16を上下一対のベアリング嵌合
孔27内およびスリップリング中心軸13の上下両端1
30、131の外周に順次嵌合した後、スリップリング
中心軸13の上端131の頂部の外周にストッパー3
1、予圧バネ32およびワッシャー30を順次挿入し、
ストッパーリング29をリング溝28に嵌合して止める
だけの組立作業によって、信号伝達装置10を極めて簡
単かつ容易に組み立てることができる。
【0019】また、ブラシホルダ26全体が軸方向の上
方である矢印b方向に予圧バネ32に抗して不用意に持
ち上げられるようなことがあっても、ストッパー31が
直ちにワッシャー30に矢印b方向から当接して、ブラ
シホルダ26の矢印b方向の位置ずれを極めて小さなガ
タ分S3内に抑えるので、スリップリング中心軸13に
対するブラシホルダ26の矢印b方向の大きな位置ずれ
を防止することができて、複数のブラシ17が複数のス
リップリング14から矢印b方向に外れてしまうことが
全くない。
【0020】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の信号伝達装置は、以上のように
構成されているので、次のような効果を奏する。
【0022】請求項1は、ブラシホルダをスリップリン
グ中心軸の軸方向の両端に一対の軸受を介して回転自在
に支持させた両端支持構造に構成して、一対の軸受のス
パンを大きくとり、回転時のスリップリング中心軸の芯
振れを未然に防止することができるように構成したの
で、スリップリングとブラシとの間の芯振れによる接触
不良が全く発生せず、信号の授受を常に良好に行えて、
信頼性が飛躍的に向上する。
【0023】請求項2は、一対の軸受を構成するボール
ベアリングを予圧手段によって軸方向に予圧するように
構成して、ボールベアリングのインナーレースおよびア
ウターレースをスリップリング中心軸とブラシホルダと
にいちいち接着しなくても良いように構成したので、組
み立てを極めて簡単かつ容易に行える上に、組み立て時
に、接着剤がボールベアリング内に流入して不良品を発
生してしまうような不都合が全く発生しない。請求項3
は、ブラシがスリップリングに対して上記予圧手段に抗
して軸方向に大きく位置ずれすることをストッパーによ
って防止することができるようにしたので、ブラシがス
リップリングの軸方向に不測に外れることが全くなく、
信頼性が非常に高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による信号伝達装置を示す断
面側面図である。
【図2】図1のA−A矢視での断面平面図である。
【図3】従来の信号伝達装置を示す断面側面図および平
面図である。
【図4】デジタル・ビデオテープレコーダの回転ヘッド
装置を示す一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
10 信号伝達装置 13 スリップリング中心軸 130 スリップリング中心軸の下端 131 スリップリング中心軸の上端 16 ボールベアリング(軸受) 160 ボールベアリングのインナーレース 161 ボールベアリングのアウターレース 17 ブラシ 26 ブラシホルダ 260 ブラシホルダの垂直アーム部 261 ブラシホルダの水平アーム部 27 ベアリング嵌合孔 29 リングストッパー 31 ストッパー 32 予圧バネ(予圧手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリップリングが取り付けられたスリップ
    リング中心軸と、上記スリップリングに接触されたブラ
    シを保持するブラシホルダと、上記ブラシホルダを上記
    スリップリング中心軸の軸方向の両端に回転自在に支持
    する一対の軸受とを備えた信号伝達装置。
  2. 【請求項2】上記一対の軸受をボールベアリングによっ
    て構成し、そのボールベアリングを軸方向に予圧する予
    圧手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の信号
    伝達装置。
  3. 【請求項3】上記ブラシホルダのスリップリングに対す
    る軸方向の位置ずれを防止するストッパーを備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の信号伝達装置。
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