JPH09115119A - 回転バランス修正用の構造を有する回転ドラム - Google Patents

回転バランス修正用の構造を有する回転ドラム

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JPH09115119A
JPH09115119A JP7266666A JP26666695A JPH09115119A JP H09115119 A JPH09115119 A JP H09115119A JP 7266666 A JP7266666 A JP 7266666A JP 26666695 A JP26666695 A JP 26666695A JP H09115119 A JPH09115119 A JP H09115119A
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JP
Japan
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drum
upper drum
rotary
opening
end surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP7266666A
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English (en)
Inventor
Ichiro Okabe
一郎 岡部
Takashi Ninomiya
隆 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上ドラムの開口部に上ドラム駆動用モータを
組み込んだ薄型化回転ドラムの回転不釣合いを上ドラム
の開口部側端面自体に加工をすることなくその端面部で
回転不釣合い修正することができる回転ドラムを提供す
ること。 【解決手段】 上ドラム開口部8aに上ドラム駆動用モ
ータ6を組み込んだ薄型化回転ドラムにおいて、上ドラ
ム8の開口部底面に固着されている駆動モータ6のモー
タロータ6aの延長した部分6cによって、上ドラムの
開口部側端面8cを覆うようにし、そのモータロータ6
aの延長した部分6cの上に修正錘10を設け回転バラ
ンスをとるようにする。開口部側端面8cは、ヘッド2
取付時の基準面として、精度が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転バランス修正
用の構造を有する回転ドラムに関し、より詳細には、カ
メラ一体型VTR、DAT等の小型回転ドラム構造に利
用し得る回転バランス修正用の構造を有する回転ドラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の回転磁気記録再生装置に
おける代表的なドラム構造を示す概略断面図で、以下に
図3を用いて、回転磁気記録再生装置における代表的な
ドラム構造原理を詳細に説明する。回転上ドラム(以
下、上ドラム)8と固定下ドラム(以下、下ドラム)1
は軸5を通して重ね開口部8aが上になるように配置し
てあり、また、駆動モータ6は、下ドラム1の外部に配
置し、軸5を回転させている。軸5には、フランジ部材
7が固着され、フランジ部材7には、上ドラム8が固着
されているため、軸5を回転させると上ドラム8が回転
するようになっている。上ドラム8の開口部8aの内壁
面8bには、回転不釣合いの修正をするための修正錘1
0が接合されている。
【0003】なお、上ドラム8に設けてあるビデオヘッ
ド2に接続されたリード線2aは、ロータリートランス
ロータ3のコイル(図示せず)と接続されており、ま
た、ロータリートランスロータ3は、僅少な間隙をもっ
てロータリートランスステータ4と対向している。そし
て、ロータリートランスステータ4のコイル(図示せ
ず)のリード線4aは、下ドラム1から導出され、ドラ
ム外部に設けられたヘッドアンプ(H.A)回路(図示
せず)に接続される。このような構成で、ビデオヘッド
2とH.A回路で電気信号がロータリーロータ3とロー
タリーステータ4を介して非接触で授受されている。
【0004】ここに、回転体である上ドラム組品(トラ
ンスロータ3、フランジ部材7、ビデオヘッド2を含む
上ドラム8側部品の集合体)とモータ6のモータロータ
6aは、各々の組立取付時の「芯ずれ」や「位置ずれ」
によって惹起される回転不釣合いが有る。回転不釣合い
があると、回転むら等が起こり、記録再生に悪影響をお
よぼす。
【0005】この回転不釣合いを修正するために、図3
に示した回転ドラムでは、上ドラム開口部8aの内壁8
bに回転不釣合い量に見合った重さの修正錘10を回転
不釣合いを解消するように不釣合いと180度反対側に
付加する方法がとられたり、あるいは、回転不釣合い量
に見合った重さ分削りとる(この場合は、削りとる部分
は不釣合いと同位相)マイナス修正方法をとったりする
が、このマイナス修正方法は、削り粉の発生等も有り、
ビデオ機器の組立にはあまり適していない。
【0006】図4は、ビデオ機器の軽量薄型短小化を目
的としたドラム構造の概略断面図である。図4における
ドラム構造は、駆動モータ6を上ドラム開口部8aに配
設した軸固定タイプの薄型化されたドラムである。この
ドラム構造では、駆動用ドラムモータ6のモータステー
タ6aが上ドラム開口部8aを覆う形状となっており、
前述の回転不釣合い修正のための修正錘10を付加す
る、あるいは、マイナス修正をしていた部分が失われて
しまうという問題がある。そこで、露出している上ドラ
ム開口側端面(以下、上ドラム端面)8cを利用するこ
とも考えられるが、この上ドラム端面8cは、ビデオヘ
ッド2を取付する時の基準面となっている(方法は図示
せず)ので、市場サービスでヘッド交換の必要が生じた
場合を想定すると、この端面部8cに前述で述べたよう
な修正方法を施して「キズ」等を付けることは、好まし
いことではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き従来技術の問題に鑑みてなされたもので、上ドラムの
開口部に上ドラム駆動用モータを組み込んだ薄型化回転
ドラムの回転不釣合いを上ドラムの開口部側端面自体に
加工をすることなく、その端面部で回転不釣合い修正を
することができる回転ドラムを提供することをその課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
再生ヘッドを有した回転上ドラムと、記録テープを案内
する段部と固定軸を有した固定下ドラムと、駆動用モー
タロータと駆動用モータステータからなる前記回転上ド
ラムの回転駆動用モータとを有し、前記回転上ドラムの
端面に開口部を形成し、該開口部が上になるように前記
回転上ドラムと前記固定したドラムとは前記固定軸を通
して重ねてあり、前記開口部底面に前記モータロータを
固着し、前記固定軸の前記回転上ドラム側に前記モータ
ステータを固着することにより、前記開口部に前記駆動
用モータを設けるようにした回転ドラムにおいて、前記
回転上ドラムと一体に前記回転上ドラムの開口部側端面
上に回転不釣合い修正面を有するようにし、前記回転上
ドラムの開口部側端面上を加工せずに回転不釣合い修正
を行えるようにするものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記回転不釣合い修正面は、前記駆動用モータロータの部
材を延長し、前記開口部側端面上を覆うようにした部材
により構成されるようにし、特に新しい部品を付加する
ことなく回転不釣合い修正をすることができるようにし
たものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記回転上ドラムの開口部側端面上の部材は、前
記回転ドラムの開口部側端面の外縁に沿って立上り部を
有し、回転不釣合い修正錘などが勢いよく飛散するのを
防止するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の回転ドラムの実
施の形態の構造を示す概略断面図である。以下、図1を
用いて、説明をする。この実施の形態は、ボールベアリ
ング9を用いたこれまでに提案されている薄型化された
ドラム構造であるが、軸一体型ベアリングを用いた場合
であっても何等問題はない。軸5は、下ドラム1に埴立
した固定軸である。ロータリートランスロータ3とロー
タリートランスステータ4からなるロータリートランス
は、上ドラム8に配置されたビデオヘッド2とドラム外
部に設けられたヘッドアンプ回路(図示せず)間の電気
信号を非接触で導通させる機能を持っている。そのた
め、ロータリートランスステータ4とロータリートラン
スロータ3との隙間は数10μmに設定され、それぞれ
高精度に下ドラム1、上ドラム8に取付けられている。
上ドラム駆動モータ6は、軽量薄型短小化を目的とし
て、上ドラム開口部8aに配設されている。ここに、駆
動モータ6のモータステータ6bは上ドラム上部の開口
部8aを覆い被しており、開口部内壁面8bもモータロ
ータ6a等駆動モータ6の構成部品によってふさがれて
おり、この内壁面8bは、回転不釣合い修正面として利
用できない。
【0012】そして、この実施の形態によると上ドラム
8に固着されている駆動モータ6のモータロータ6aの
部材を延長した部分6cが上ドラム8の開口側端面8c
上部を覆う形状となっているため、回転不釣合い修正面
としてこのモータロータ6aの延長した部分6cを利用
できるようになっている。つまり、このモータロータ6
aの延長した部分6c上に修正錘10を設けたり、切欠
きを設けたりして、回転不釣合いを修正するものであ
る。
【0013】図2は、本発明の回転ドラムの他の実施の
形態の構造を示す概略断面図で、図1で示した上ドラム
端面部8cを覆っているモータロータ6aの延長した部
分6cに上ドラム8の開口部側端面の外縁に沿って立上
り部6dを設けたものである。この実施の形態による
と、回転不釣合い修正に使用する修正錘10などが上ド
ラム回転中にとれてしまった時でも、立上り部6dによ
って、修正錘10が勢いよく飛散するのを防止するよう
にしたものである。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に対応する効果:上ドラム開口部に駆動モータ
を配設し、開口部内壁に回転不釣合い修正を施せなくな
ってしまった薄型ドラムにおいて、開口部側端面上を覆
うような部材を設け、この部材に回転不釣合い修正を施
すことで、開口部側端面自体には加工を施さずに回転不
釣合い修正を施すことができ、また、ドラムの最上面に
修正を施すので、修正が容易にできるようになった。
【0015】請求項2に対応する効果:請求項1の効果
に加え、開口部側端面上を覆う部材を開口部底面に固着
しているモータロータの延長した部分としたことによっ
て、組立部品点数を減らすことになって、安価なものが
提供できる。
【0016】請求項3に対応する効果:請求項1又は2
の効果に加え、修正錘が上ドラム回転中にとれてしまっ
たとしても、勢いよく飛散しなくなるので周りの機器に
与えるダメージは小さくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転ドラムの実施の形態の構造を示
す概略断面図である。
【図2】 本発明の回転ドラムの他の実施の形態の構造
を示す概略断面図である。
【図3】 従来の回転磁気記録再生装置における代表的
なドラム構造を示す概略断面図である。
【図4】 薄型化されたドラム構造を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1…下ドラム、2…ヘッド、3…ロータリートランスロ
ータ、4…ロータリートランスステータ、5…軸、6…
上ドラム駆動モータ、7…フランジ部材、8…上ドラ
ム、9…ボールベアリング、10…修正錘。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生ヘッドを有した回転上ドラム
    と、記録テープを案内する段部と固定軸を有した固定下
    ドラムと、駆動用モータロータと駆動用モータステータ
    からなる前記回転上ドラムの回転駆動用モータとを有
    し、前記回転上ドラムの端面に開口部を形成し、該開口
    部が上になるように前記回転上ドラムと前記固定したド
    ラムとは前記固定軸を通して重ねてあり、前記開口部底
    面に前記モータロータを固着し、前記固定軸の前記回転
    上ドラム側に前記モータステータを固着することによ
    り、前記開口部に前記駆動用モータを設けるようにした
    回転ドラムにおいて、前記回転上ドラムと一体に前記回
    転上ドラムの開口部側端面上に回転不釣合い修正面を有
    するようにしたことを特徴とする回転バランス修正用の
    構造を有する回転ドラム。
  2. 【請求項2】 前記回転不釣合い修正面は、前記駆動用
    モータロータの部材を延長し、前記開口部側端面上を覆
    うようにした部材により構成されるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の回転バランス修正用の構造を
    有する回転ドラム。
  3. 【請求項3】 前記回転上ドラムの開口部側端面上の部
    材は、前記回転ドラムの開口部側端面の外縁に沿って立
    上り部を有することを特徴とする請求項1または2に記
    載の回転バランス修正用の構造を有する回転ドラム。
JP7266666A 1995-10-16 1995-10-16 回転バランス修正用の構造を有する回転ドラム Pending JPH09115119A (ja)

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