JP2864657B2 - 回転ヘッドシリンダ装置 - Google Patents

回転ヘッドシリンダ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録再生装置に用いることができる、
振動を低減し、磁気テープの安定走行に有効な回転ヘッ
ドシリンダ装置に関する。
従来の技術 従来のこの種の回転ヘッドシリンダ装置は、第4図に
示すように回転ドラム1に複数個の磁気ヘッド2a,2bが
ヘッド固定用ビス3a,3bによって固定されたものと、固
定ドラム4にシャフトベアリング5を焼きばめまたは接
着して取付け、その固定ドラム4の内部に固定側ロータ
リトランス6を接着し、つぎにシャフトベアリング5に
ディスク7と回転側ロータリトランス8を接着したもの
を圧入して固定したものとから構成されており、磁気ヘ
ッド2a,2bからの信号は、リード線または端子およびコ
ネクタ(図示せず)等を経由し回転側ロータリトランス
8に伝わり、さらに固定側ロータリトランス6へと信号
を効率よく伝達している。この磁気ヘッド2a,2bの信号
を正確に磁気テープ上に記録し、再生させることを目的
として固定ドラム4には、磁気テープを安定して走行さ
せるように磁気テープの下側を規制するための段差(以
下リード部という)9が設けられているとともにシャフ
トベアリング5に固定されたモータボス10を介してマグ
ネット11,マグネットケース12,モータボス固定用ビス13
からなるモータロータユニット14と対向するモータステ
ータユニット15で回転ドラム1を駆動する構成となって
いる。なお、図において16はモータステータユニット固
定用ビスである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の平板型モータで構成
された回転ヘッドシリンダ装置では、モータのN極とS
極の反発作用によって振動が発生するという課題があ
り、またその振動がシャーシ外装を伝わって磁気記録再
生装置の性能に悪影響を与えたり、磁気記録再生装置か
ら振動音が発生する等の課題があった。振動音に対して
シャーシ等にゴムなどを貼り防振効果をもたせることも
検討されてきたが、高価になり、また必要とする精度を
得ることができなかった。
本発明はのような従来の課題を解決するものであり、
振動を発生せず音も静かな構造の回転ヘッドシリンダ装
置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、モータステータ
ユニットを、樹脂で被覆された鉄板,けい素鋼板等から
なるステータ構成材を複数枚接着剤で接着積層すること
によって構成し、モータステータユニットを固定ドラム
の底面に空隙部を介して嵌着した構成としたものであ
る。
作用 本発明は上記した構成により、モータステータユニッ
トが樹脂と接着剤を介して接合されているため、モータ
の回転によって生じた振動をモータステータユニットで
吸収して減衰させることができ、固定ドラムとモータス
テータユニットの間に空隙部を設けてあるため振動が固
定ドラムや回転ドラムに伝わることがなく静かな回転ヘ
ッドシリンダ装置を構成できる。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図〜第3図とと
もに第4図と同一部分については同一番号を付して詳し
い説明を省略し、相違する点について説明する。
第1図は本実施例の構造を示す断面図であり、第4図
と相違する点はモータステータユニット17を複数枚の鉄
板またはケイ素鋼板等からなるステータ構成材で構成
し、固定ドラム4のハウジング部4aに圧入し、固定ドラ
ム4との間に空隙部18を設けて固定している点と、モー
タステータユニット17を固定ドラム4に固定するための
固定用ビスを必要としない点である。
第2図(a)は本実施例におけるモータステータユニ
ット17の構造を示すものであり、図に示すように樹脂で
全面を被覆した鉄板またはけい素鋼板よりなるステータ
構成材19a,19b,19cを接着材20で接着,積層することに
よって1枚のモータステータユニット17を形成する。そ
の場合、ステータ構成材19a,19b,19cの内1枚の固定ド
ラム4のハウジング部4aに接する内径部21の形状を同図
(b)に示すように菊形状に形成し、第3図に示すよう
に固定ドラム4のハウジング部4aに最適な条件で軽く圧
入する。
上記構成によりモータロータユニット14が回転した
時、モータロータユニット14のマグネット11とモータス
テータユニット17のステータコイル22との間に発生する
反発力によって生じる振動はモータステータユニット17
がそのステータ構成材19aまたは19bまたは19cの内径部2
1のみで固定ドラム4のハウジング部4aに固定され、固
定ドラム4とモータステータユニット17との間に空隙部
18が設けられているために固定ドラム4に伝わることが
ない。またモータステータユニット17に発生した振動は
ステータ構成材19a,19b,19cを被覆する樹脂と接着剤20
によって吸収され減衰する。
このように上記実施例によれば、モータロータユニッ
ト14の回転によって発生していた振動が磁気ヘッド2a,2
bを備えた回転ドラム1へ伝わることがなく、磁気ヘッ
ド2a,2bの信号を正確に磁気テープ上に記録し、また再
生することができるため、優れた画質や音質を有する信
号の記録,再生が可能となるものである。
さらにモータステータユニット17を固定ドラム4に固
定用ビス等で固定する必要がないため工程を大幅に削減
できる。
なお、本実施例では、モータステータユニット17とし
て鉄板またはけい素鋼板を用いたが、パーマロイ等他の
金属板を用いても同様の効果が得られる。またモータス
テータユニット17の固定方法も菊形状を有するステータ
構成材19a,19b,19cの内径部21を利用した圧入以外にリ
ング形状を有する別の部材からなる係止材等で固定ドラ
ム4のハウジング部4aに圧入または焼きばめによって嵌
着することができるものである。
発明の効果 本発明は上記実施例から明らかなように、モータステ
ータユニットに複数枚の樹脂でコーティングされたステ
ータ構成材を重ね接着し、固定ドラムのハウジング部に
軽く圧入して嵌着しモータの振動を低減する構造とした
ことにより、モータロータユニットから伝わる振動が極
めて少なく、したがってジッターや回転むら等が低減
し、磁気テープ上の映像信号や音声信号を極めて精度よ
く記録再生することができるとともに磁気テープを安定
走行させることができる。特にモータステータユニット
を固定するための固定用ビスがないため、回転ヘッドシ
リンダ装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における回転ヘッドシリンダ
装置の断面図、第2図(a),(b)は同実施例のモー
タステータユニットとステータコイルの断面図および平
面図、第3図はモータステータユニットを固定ドラムに
嵌着した状態の断面図、第4図は従来の回転ヘッドシリ
ンダ装置の断面図である。 1……回転ドラム、2a,2b……磁気ヘッド、4……固定
ドラム、4a……ハウジング部、5……シャフトベアリン
グ、17……モータステータユニット、18……空隙部、19
a,19b,19c……ステータ構成材、20……接着剤、21……
内径部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープに信号を記録再生するための磁
    気ヘッドを固定した回転ドラムを回転自在に軸承するシ
    ャフトベアリングを介して回転させる回転ヘッドシリン
    ダ装置において、モータステータユニットを樹脂で被覆
    された鉄板,けい素鋼板等からなるステータ構成材を複
    数枚接着剤で接着積層することによって構成し、前記モ
    ータステータユニットを固定ドラムの底面に空隙部を介
    して嵌着した回転ヘッドシリンダ装置。
  2. 【請求項2】モータステータユニットの内径部の形状を
    菊形状とし、その菊形状部を固定ドラムのハウジング部
    に圧入して嵌着した請求項1記載の回転ヘッドシリンダ
    装置。
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