JP2578481Y2 - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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JP2578481Y2
JP2578481Y2 JP1993012012U JP1201293U JP2578481Y2 JP 2578481 Y2 JP2578481 Y2 JP 2578481Y2 JP 1993012012 U JP1993012012 U JP 1993012012U JP 1201293 U JP1201293 U JP 1201293U JP 2578481 Y2 JP2578481 Y2 JP 2578481Y2
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JP
Japan
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magnetic disk
groove
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disk drive
weight member
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豊 石塚
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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  • Brushless Motors (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスク駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示されるような磁気ディス
ク駆動装置が知られている。この磁気ディスク駆動装置
は所謂中心軸回転型であり、符号1は図示されないフレ
ームに固定される軸受ホルダーを示している。この軸受
ホルダー1の外周には、鉄心コア2が固定されており、
このコア2にはコイル3が巻回されている。軸受ホルダ
ー1の内周には、軸受5の外輪がそれぞれ嵌合固定され
ており、その各内輪には中心軸4が嵌合固定されてい
る。中心軸4の端部には、上記軸受ホルダー1、コア2
等を覆うような形状のハブ6が固定されている。このハ
ブ6の外周面には、図示されない磁気ディスクが装着さ
れており、一方内周の上記コア2の対向する位置には、
駆動マグネット7が固定されている。そして、コイル3
に所定の駆動電圧を印加することにより、磁気ディスク
を装着したハブ6が回転するようになっている。
【0003】ここで、上記磁気ディスク駆動装置におい
ては、製品誤差、加工誤差、組み立て誤差等の原因によ
り、ハブ6の回転が不釣合いとなり、動アンバランスを
生じることがある。従って、従来は動バランスチェック
時に、図4に示されるように、ハブ6の内周面に、例え
ばドリルにより孔6cをあけ、その部位の重さを軽くし
たり、また図5に示されるように、ハブ6の内周面に形
成される溝6dに重り9を埋め込み、この重り9を接着
剤10により固定してその部位の重さを重くする等し
て、上記回転不釣合を調整していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記磁
気ディスク駆動装置においては以下の問題点がある。す
なわち、孔6cをあける方式においては、モータ組み立
て途中の動バランスチェック時に、重量を変えるべく孔
明けを行うので、その時に発生する切粉やバリ等の異物
がモータ内に侵入しがちであり、磁気ディスク装置に悪
影響を及ぼす畏れがある。また、重り9を装着する方式
においては、接着剤10がガスを発生するので、該ガス
によりディスクやヘッドが腐食する畏れがある。また、
上記両調整方式共に、作業が煩雑であり、コスト高とな
るという問題もある。
【0005】そこで本考案は、比較的簡易に動バランス
の調整ができ、低コスト化が図れると共に、磁気ディス
ク装置内への異物の侵入及びガスによる腐食が防止さ
れ、信頼性が向上される磁気ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の磁気ディスク駆
動装置は上記目的を達成するために、磁気ディスクを外
周面に装着して駆動するハブと、このハブの内周面に固
定した駆動マグネットと、この駆動マグネットと対向す
るコイルの巻回された鉄心コアとを備えた磁気ディスク
駆動装置において、ハブの内面に環状に形成された溝
と、この溝に嵌め込まれ、リングの一部が切り欠かれた
弾性を有する重り部材とを具備してなることを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】このような手段における磁気ディスク駆動装置
によれば、動バランス用の重りを装着するための溝は予
め形成可能であり、従って動バランス調整時に孔明けが
必要なくなり、切粉やバリ等の異物の発生がなくなる。
また、接着剤を用いずに動バランス調整ができ、ガスの
発生がなくなる。また、バランス調整は、重り部材を溝
に嵌め込み、重り部材の切り欠かれている部分の重さが
他の部分に比して軽くなっていることから、該重り部材
を溝内で回転させるだけででき、従って調整作業が簡素
化される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の一実施例を示す磁気ディスク駆動
装置の側断面図、図2は重り部材を説明するための拡大
図をそれぞれ示しており、従来技術で説明したのと同一
なものに対しては同一符号を付し、ここでの説明は省略
する。この実施例の磁気ディスク駆動装置が従来技術の
それと違う点は、図1に示されるように、ハブ6の内周
面に該内周に沿った環状の凹溝6bを形成し、この溝6
bに、図2に示されるような、リングの一部が切り欠か
れた平面形状の重り部材8を嵌め込んだ点である。
【0009】ここで、上記溝6bは、動バランス調整時
以前の段階、例えばハブ6の成形時またはハブ6の機械
加工時に予め形成され、その時点で切粉やバリ等の異物
の除去がなされており、従って動バランス調整時におい
ては、異物の発生が生じないようになっている。
【0010】また、上記重り部材8は弾性材よりなり、
図2(a)に示されるように、示矢A,B方向に対する
可撓性を有している。従って、当該溝6bに装着するに
あたっては、図2(a)に点線で示されるように、重り
部材8を内方に向かって縮めるようにして溝6bに嵌め
込めば、挿入後は重り部材8は自力で元に戻るよう開
き、重り部材8が溝6bの側壁6aを押圧し、固定され
ることになる。
【0011】ここで、上述のように、重り部材8を溝6
bに嵌め込むだけでは、完全に動バランスを取ることは
不可能である。しかしながら、本実施例においては、そ
の点は解消されている。すなわち、重り部材8をリング
の一部を切り欠いた形状(重さがアンバランスとなる形
状)としているので、その切り欠いた部分を、図2
(b)に示されるように、ハブ6の動バランス測定時の
重い方向(位相)に、嵌め込まれた溝6b内で回転させ
れば、調整ができることとなる。
【0012】このように、本実施例においては、ハブ6
に形成された環状の凹溝6bに、重り部材8を嵌め込
み、この重り部材8を当該溝6b内で回転させるだけ
で、バランス調整を行い得るようにしているので、動バ
ランス調整作業が極めて簡易になされるようになってい
る。また、溝6bは動バランス調整以前に形成されてい
るので、動バランス調整時に孔明けをする必要がなくな
っており、従って磁気ディスク装置内への異物の侵入が
防止されるようになっている。また、接着剤が要らない
ので、ガスの発生がなく、従って、ディスクやヘッドを
腐食させる畏れもなくなっている。
【0013】ここで、本実施例においては、重り部材8
の、例えば先端部には孔8a,8aが形成されており、
動バランス調整時において、当該孔8a,8aに、例え
ばピン等を差し込み、重り部材8を溝内で回転をさせ易
くなっており、従って動バランス調整作業の簡易性がさ
らに向上されている。因に、重り部材8の孔8a,8a
にピンを挿入できるように、本実施例においては、溝6
bは、図2(b)に示されるように、ピン挿入側の溝端
部6f(図1における下側の溝端部)が、孔8a,8a
を遮蔽しないように形成されている。
【0014】なお、重り部材8は、種々のアンバランス
に対応するために、その厚みや巾a(図2参照)を変え
たものが多数用意されている。
【0015】図3は本考案の他の実施例を示す磁気ディ
スク駆動装置の要部の側断面図であり、ハブ6に形成さ
れる溝6eを拡大して示したものである。この実施例が
先の実施例と違う点は、溝の形状を凹設溝6bに代え
て、図における下方に向かって傾斜するテーパ形状とし
た点である。このように構成しても、重り部材8がテー
パ溝6eから脱落する畏れはなく、従って、先の実施例
と同様な効果が得られるというのはいうまでもない。
【0016】以上本考案者によってなされた考案を実施
例に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、中心軸回転型の磁気ディス
ク駆動装置に対する適用例が述べられているが、中心軸
固定型の磁気ディスク駆動装置にも勿論適用可能であ
る。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように本考案の磁気ディスク
駆動装置によれば、重り部材装着用の溝は、動バランス
調整以前に予め形成可能であるので、動バランス調整時
に孔明けが不要となって、切粉やバリ等の異物の発生が
なくなり、磁気ディスク装置内への異物の侵入が防止さ
れると共に、接着剤が不要となるので、ガスの発生の畏
れもなくなり、従って、信頼性の向上が可能となる。ま
た、リング状の重り部材の切り欠かれている部分の重さ
は他の部分に比して軽くなっているので、バランス調整
は重り部材を溝に嵌め込み、該重り部材を当該溝内で回
転させるだけででき、従って調整作業が簡素化されて、
低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す磁気ディスク駆動装置
の側断面図である。
【図2】重り部材を説明するための拡大図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す磁気ディスク駆動装
置の要部の側断面図である。
【図4】従来技術を示す動バランス調整を孔明け方式と
した磁気ディスク駆動装置の側断面図である。
【図5】従来技術を示す動バランス調整を重り装着方式
とした磁気ディスク駆動装置の側断面図である。
【符号の説明】
2 鉄心コア 3 コイル 6 ハブ 6b,6e 溝 7 駆動マグネット 8 重り部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 29/00 G11B 19/20 H02K 15/16 H02K 21/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクを外周面に装着して駆動す
    るハブと、このハブの内周面に固定した駆動マグネット
    と、この駆動マグネットと対向するコイルの巻回された
    鉄心コアとを備えた磁気ディスク駆動装置において、 前記ハブの内面に環状に形成された溝と、 この溝に嵌め込まれ、リングの一部が切り欠かれた弾性
    を有する重り部材とを具備してなる磁気ディスク駆動装
    置。
JP1993012012U 1993-02-23 1993-02-23 磁気ディスク駆動装置 Expired - Lifetime JP2578481Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPH0666284U JPH0666284U (ja) 1994-09-16
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JP5511399B2 (ja) * 2010-01-08 2014-06-04 株式会社荏原製作所 ポンプ用羽根車及びそれを備えた水中ポンプ、及びポンプ用羽根車のバランス調整方法

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JPH0666284U (ja) 1994-09-16

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