JPH09218842A - ロードシェアシステム - Google Patents

ロードシェアシステム

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JPH09218842A
JPH09218842A JP8026351A JP2635196A JPH09218842A JP H09218842 A JPH09218842 A JP H09218842A JP 8026351 A JP8026351 A JP 8026351A JP 2635196 A JP2635196 A JP 2635196A JP H09218842 A JPH09218842 A JP H09218842A
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Katsutoshi Okanoya
勝俊 岡ノ谷
Susumu Matsumoto
進 松本
Kazuhiko Shoji
和彦 庄司
Yutaka Konishi
豊 小西
Akira Takahashi
明 高橋
Masamitsu Kimura
雅充 木村
Mitsuru Kusakawa
充 草川
Takahito Sakai
隆人 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運用効率を最適に保ち高い信頼性を有するロ
ードシェアシステムを通信媒体を介して構築する。 【解決手段】 状態管理手段6aは、状態管理代理手段
2b,3b,4bとの間で通信媒体5を介した通信パス
を確立し、通信パスを用いて各サーバ2,3,4の状態
を示す管理情報を状態管理代理手段から受け取り、サー
バ2,3,4の状態を一括管理する。振り分け手段6b
は、通信網7を介して接続されている利用者側装置8
a,8b,8cからの要求を受信し、状態管理手段6a
が管理している情報に基づき要求の振り分け先を決定
し、要求をサーバ2,3,4に対する処理要求として通
信媒体5を介して送信する。運用操作手段6cは、業務
提供手段2a,3a,4aに要求を振り分けるための複
数の条件の活性化又は非活性化の状態切り換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のプロセッサで
分散処理を行うロードシェアシステムに関し、特に通信
媒体を介して構築されたロードシェアシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】多数の利用者に様々な機能を提供する場
合、サーバが利用者に提供する業務を複数のプロセッサ
に分散させることができる。このような分散処理を行う
システムをロードシェアシステムと呼ぶ。このロードシ
ェアシステムをローカル・エリア・ネットワーク(LA
N)に接続された複数のサーバで構築することも行われ
ている。ここで業務とは、サーバがアプリケーションプ
ログラム(以後、単に「アプリケーション」と呼ぶ)を
実行することにより、利用者に代わってデータ処理を行
う際の処理単位をいう。
【0003】従来のLANで構築されたロードシェアシ
ステムでは、複数のサーバ間の負荷の分散の割合は、予
めネットワーク上で定義付けられており実質的に固定で
ある。つまり、システムの負荷の分散を自由に制御する
ことはできない。
【0004】従って、業務の運用を切り換えるには、サ
ーバ単位にアプリケーションを操作するか、あるいは各
サーバの持つネットワーク資源を操作していた。サーバ
のアプリケーションを操作する場合は、そのアプリケー
ションの起動・停止、及び受け付ける業務の数の変更等
の操作を行う。ネットワーク資源を操作する場合は、そ
の各サーバ上のネットワーク資源を個々に活性化あるい
は非活性化の操作を行う。
【0005】一方、システムの利用者が業務の提供を受
けるには、複数のサーバの個々にアクセスする必要があ
る。個々のサーバにアクセスするには、それぞれのサー
バの通信アドレスや業務が設けられている構成などを利
用者側で認識していなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のロード
シェアシステムでは負荷の分散を一括して制御できない
ため、システムの運用状況の変化に応じた負荷分散の制
御ができず、システムの運用効率の悪化や信頼性の低下
を招いていた。つまり、業務が1つのサーバに集中した
り、バッチ処理等の臨時業務が発生すると、利用者側で
のレスポンスが悪化する場合があった。また、アプリケ
ーションやサーバ自身に障害が発生すると、利用者から
の要求が拒否される場合があった。
【0007】なお、システムの管理者が各サーバごとに
資源などを操作することにより負荷の配分を変更するこ
とは可能であったが、それには利用者がどのサーバのど
の業務に集中しているのかをその都度的確に判断しなけ
ればならない。運用中のサーバの負荷は常に変動するた
め、システムの管理者が常に的確な判断を行いロードシ
ェアシステムの負荷分散を最適化することは困難であ
る。
【0008】一方、利用者にとっては、個々のサーバに
アクセスしなければならないため、利用者側の端末にお
いても複雑な通信環境の設定を行う必要があり、利用者
の負担が大きいという問題点があった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、運用効率を最適に保ち高い信頼性を有する、
LANを介して構築されたロードシェアシステムを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、複数のプロセッサで機能を分散させるロ
ードシェアシステムにおいて、通信媒体を介して送られ
た処理要求を処理する複数のサーバと、利用者側装置が
接続された通信網と前記通信媒体とに接続されており、
前記利用側装置から出力された要求を前記通信網を介し
て受信し、前記要求を前記サーバのいずれかに対する前
記処理要求として前記通信媒体を介して送信する通信制
御装置と、を有することを特徴とするロードシェアシス
テムが提供される。
【0011】この構成によれば、利用者端末から送られ
た要求は、通信制御装置でいずれかのサーバへ振り分け
られる。従って、利用者側が個々のサーバの通信アドレ
スなどを認識している必要がない。
【0012】また、本発明では、通信媒体を介して送ら
れた処理要求を実行する業務提供手段と、自己の動作状
態を管理する状態管理代理手段とを有する複数のサーバ
と、前記状態管理代理手段との間で前記通信媒体を介し
た通信パスを確立し、前記通信パスを用いて各前記サー
バの状態を示す管理情報を前記状態管理代理手段から受
け取り、前記サーバの状態を一括管理する状態管理手段
を有する通信制御装置と、を有することを特徴とするロ
ードシェアシステムが提供される。
【0013】この構成によれば、各サーバの動作状況は
状態管理代理手段から状態管理手段に送られ、状態管理
手段で各サーバの動作状況が一括管理される。従って、
サーバの動作状態をタイムリに把握することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の原理構成図であ
る。サーバ2は、データベース(DB)1aを有してい
る。サーバ3,4は、共用のデータベース1bを有して
いる。これら複数のサーバ2,3,4は、通信媒体5を
介して送られた処理要求を処理する業務提供手段2a,
3a,4aと、自己の動作状態を管理する状態管理代理
手段2b,3b,4bとを有している。
【0015】通信制御装置6において、状態管理手段6
aは、状態管理代理手段2b,3b,4bとの間で通信
媒体5を介した通信パスを確立し、通信パスを用いて各
サーバ2,3,4の状態を示す管理情報を状態管理代理
手段から受け取り、サーバ2,3,4の状態を一括管理
する。振り分け手段6bは、通信網7を介して接続され
ている利用者側装置8a,8b,8cからの要求を受信
し、状態管理手段6aが管理している情報に基づき要求
の振り分け先を決定し、要求をサーバ2,3,4に対す
る処理要求として通信媒体5を介して送信する。運用操
作手段6cは、業務提供手段2a,3a,4aに要求を
振り分けるための複数の条件の活性化又は非活性化の状
態切り換えを行う。
【0016】このような構成において、各サーバ2,
3,4の動作状況は状態管理代理手段2b,3b,4b
から状態管理手段6aに送られ、状態管理手段6aは各
サーバ2,3,4の動作状況を一括管理する。そして、
利用者側装置8a,8b,8cから出力された要求は、
通信網7を介して通信制御装置6に送られる。通信制御
装置6内では、振り分け手段6bが現在活性状態となっ
ている条件に基づいて要求の振り分け先を決定し、出力
を受けた要求を、振り分け先として決定したサーバの業
務提供手段への処理要求として、該当するサーバへ送信
する。処理要求を受け取ったサーバの業務提供手段は、
処理要求の内容に従って、データベースを操作する。ま
た、各サーバ2,3,4の動作状況に変化が生じ、負荷
配分を変える必要が生じた場合には、運用操作手段6c
が、振り分け比率等の振り分けの条件を操作する。
【0017】このようにして、利用者はこのシステムが
複数のサーバによるロードシェアシステムであることを
意識せずにすむ。また、通信制御装置6は、状態管理代
理手段2b,3b,4bから各サーバ2,3,4内の状
態に関する情報を収集しているため、最適な負荷の分散
を行うことができる。さらに、運用操作手段6cが、振
り分け条件の活性化・非活性化の切り換えを行うことに
より、様々な状況の変化に対して直ぐに適切な対処をす
ることが可能となり、システムの負荷の配分を最適化す
ることができる。
【0018】ところで、上記のロードシェアシステムを
実現するためのハードウェア構成として、通信制御装置
が1台の場合と複数台の場合とが考えられる。以下の説
明では、まず通信制御装置が1台の場合について説明
し、その後通信制御装置が複数台の場合について説明す
る。
【0019】図2は本発明のロードシェアシステムの概
略構成を示すブロック図である。これは、通信制御装置
が1台の場合の構成である。この図には1つのローカル
エリアネットワーク(LAN)41と2つの通信媒体4
4,45が示されている。LAN41には、複数のサー
バ10,20,30と通信制御装置100とが接続され
ている。サーバ10にはデータベース(DB)42が接
続されている。サーバ20,30は、データベース43
を共有している。通信媒体44には、通信制御装置10
0と他の複数のシステム51,52とが接続されてい
る。各システム51,52には、端末61,62が接続
されている。通信媒体45には、通信制御装置100と
複数の端末63,64とが接続されている。
【0020】サーバ10,20,30のそれぞれには、
利用者に各種業務を提供するアプリケーション11,2
1,31、自己の動作状態を示すデータが格納された状
態管理テーブル12,22,32、及び通信制御装置1
00へ自己の動作状態を報告する状態管理エージェント
13,23,33が設けられている。
【0021】通信制御装置100はLAN41と他の通
信媒体44,45との情報通信を制御する装置であり、
内部にネットワーク連携装置100aを有している。ネ
ットワーク連携装置100aは、振り分けプログラム1
10と記憶装置120とを有している。振り分けプログ
ラム110は、状態管理エージェントから各サーバ1
0,20,30の状態を収集し一括管理する状態管理部
111、利用者からの要求をいずれかのサーバに振り分
ける振り分け処理部112、及び要求を振り分けるため
の条件の活性化・非活性化の切り換えを行う運用操作部
113から構成されている。また、記憶装置120内に
は各サーバの負荷状態を示す負荷分散情報121、各サ
ーバに振り分けられた要求の情報を示す状態管理テーブ
ル122、及び運用を切り換えるための複数の条件が格
納された運用テーブル123が格納されている。
【0022】以上のような1台の通信制御装置で構成さ
れるロードシェアシステムは、大別して次の諸機能を備
えている。第1の機能は、通信制御装置100とサーバ
10,20,30とが一体となり、1つのサーバのよう
に振る舞う機能である。言い換えると、通信制御装置1
00が他のサーバ10,20,30を隠蔽し、利用者か
らは1つのシステムとみえるようにする機能である。以
後、この機能を1システムビュ−と呼ぶ。
【0023】第2の機能は、サーバ側に配置した状態管
理エージェント13,23,33の働きにより、各サー
バ10,20,30のアプリケーションの動作状況を通
信制御装置100で一括管理する機能である。
【0024】第3の機能は、上記第1の機能と第2の機
能とを併用した機能である。つまり、通信制御装置10
0が一括管理している各サーバの管理情報に基づき、利
用者からの要求を適切なサーバへ振り分けることによ
り、負荷配分の最適化を図る機能である。
【0025】第4の機能は、上記第1の機能を用いて要
求を振り分ける際に、振り分け先を決定するための条件
の活性化・非活性化を切り換えることにより、効率的な
負荷の分散を実現する機能である。
【0026】第5の機能は、第4の機能を実行する際
に、第2の機能で管理している各サーバ10,20,3
0の負荷状態に応じて、動的に振り分け条件を切り換え
る機能である。
【0027】まず、第1の機能である1システムビュー
について説明する。図3は1システムビューの機能を示
すブロック図である。なお、この図では、図2における
2つの通信媒体44,45を包括して通信媒体46とし
ている。
【0028】ここでは、端末63、64や、他のシステ
ム51、52からDB42,43の更新処理の要求を出
力する場合を例にとり説明する。端末63、64やシス
テム51、52から要求71,72を出力する際には、
通信制御装置100の通信アドレス(A)を送信先とし
て指定して出力する。すると、その要求71,72は通
信媒体46を介して通信制御装置100に送られる。通
信制御装置100では、振り分け処理部112が要求7
1,72に含まれるロードシェアシステムとしての通信
アドレス(A)をサーバ10,20,30のいずれかの
通信アドレス(B),通信アドレス(C),通信アドレ
ス(D)に変換する。そして、通信アドレス変換後の要
求73,74,75は、通信制御装置100からLAN
41を介していずれかのサーバに転送される。サーバ1
0,20,30内のアプリケーション11,21,31
は、要求を受け取るとその要求内容に応じてDB42,
43を操作する。
【0029】このようにして、端末63、64や、他の
システム51、52からは、通信制御装置100の通信
アドレス(A)を指定して、アプリケーションの機能の
提供を受けることができる。つまり、利用者はサーバ1
0,20,30の存在を意識する必要がない。
【0030】図4は利用者が認識しているネットワーク
網のイメージを示す図である。利用者は、通信媒体46
には端末63,64、システム51、52及び共用DB
42,43を操作するアプリケーション101aを有す
るサーバ100aが存在しているように認識している。
このサーバ100aは、実際にはサーバ10,20,3
0と通信制御装置100との複合システムである。
【0031】一方、通信制御装置100では、通信アド
レス(A)と各サーバ10,20,30のそれぞれの通
信アドレス(B),通信アドレス(C),通信アドレス
(D)とを相互にリンクさせている。
【0032】図5は通信制御装置100内での通信アド
レスのリンク状態を示す図である。通信制御装置100
の通信アドレス(A)81からサーバ10の通信アドレ
ス(B)82、サーバ20の通信アドレス(C)83、
サーバ30の通信アドレス(D)84の順でリンクが張
られている。また、通信アドレス(B)82から通信ア
ドレス(A)81へ、通信アドレス(C)83から通信
アドレス(A)81へ、通信アドレス(D)84から通
信アドレス(A)81へ、それぞれリンクが張られてい
る。
【0033】この状態で、振り分け処理部112は、利
用者の端末63、64やシステム51,52側からサー
バ10,20,30側へ、あるいはサーバ10,20,
30側から利用者の端末63,64やシステム51,5
2側への通信アドレスの変換を行う。以下に、通信アド
レスの変換方式を示す。
【0034】図6は通信アドレスの変換方式を示す図で
ある。このネットワーク網では、2つの通信アドレスが
ペアとなって伝送される。図中の左側は、通信制御装置
100とサーバ10,20,30との間で使用される通
信アドレスペア85〜87である。通信アドレスペア8
5〜87は、各サーバ10,20,30のそれぞれの通
信アドレス(B),通信アドレス(C),通信アドレス
(D)と利用者の端末の通信アドレス(x)とのペアで
ある。一方、図中の右側は、通信制御装置100と端末
61〜64との間で使用される通信アドレスペア88で
ある。通信アドレスペア88は、各通信制御装置100
の通信アドレス(A)と利用者の端末の通信アドレス
(x)のペアである。
【0035】通信制御装置100内の振り分け処理部1
12は、通信媒体46を介して通信アドレスペア88を
受け取ると、通信アドレスペア88内の自己の通信アド
レス(A)をサーバ10,20,30のいずれかの通信
アドレスに変更する。そして、変更後の通信アドレスペ
アをLAN41上に出力する。
【0036】次に、第2の機能である、サーバ内のアプ
リケーションの状態を通信制御装置100で一括管理す
る機能について説明する。図7は通信制御装置100で
の一括管理機能の概略構成を示すブロック図である。こ
の機能を実現するために、通信制御装置100側の状態
管理部111と各サーバ10,20,30側の状態管理
エージェント13,23,33との間でサーバの状態管
理用の通信パス91,92,93を確立している。状態
管理部111は通信パス91,92,93を使用して、
アプリケーション11,21,31の状態要求を状態管
理エージェント13,23,33へ送信する。状態管理
エージェント13,23,33は状態取得要求を受信す
ると、アプリケーション11,21,31の動作状況を
状態管理部111へ送信する。状態管理部111は、各
状態管理エージェント13,23,33が応答したアプ
リケーション11,21,31の動作状況を記憶装置1
20で一括管理する。記憶装置120内では、各サーバ
の動作状況は負荷分散情報121と状態管理テーブル1
22とに分けて管理される。以後、負荷分散情報121
と状態管理テーブル122とに運用情報を加えたものを
管理簿と呼ぶ。
【0037】図8は状態管理を行う際の処理手順を示す
フローチャートである。これは、状態管理部111が実
行する処理である。 〔S1〕状態管理エージェント13,23,33との間
で状態管理用の通信パス91,92,93を確立する。 〔S2〕状態管理エージェント13,23,33に対し
て状態要求を送信する。 〔S3〕状態管理エージェント13,23,33からサ
ーバ10,20,30毎のアプリケーション11,2
1,31の状態を受信する。 〔S4〕アプリケーション11,21,31の状態が変
化した際に状態管理エージェント13,23,33が出
力する状態変更情報を受信する。 〔S5〕サーバ10,20,30のアプリケーション1
1,21,31の状態を管理簿を用いて管理する。
【0038】以下に、管理簿の内容について説明する。
図9は管理簿内の一例を示す図である。管理簿では、
「業務」、「運用情報」、「状態管理情報」、及び「負
荷分散情報」に分けて管理されている。
【0039】「業務」は、ロードシェアシステムで実行
される処理の単位である。「運用情報」は、「業務」が
サービスの提供を行っている場合には「運用中」であ
り、サービスの提供を停止してる場合には「停止中(抑
止状態)」である。
【0040】「状態管理情報」は、「通信先サーバ情
報」、「サーバ上のアプリケーションプログラム」、
「ID」、及び「状態」に別れている。「通信先サーバ
情報」は、後に続く情報がどのサーバの情報であるかを
示している。「サーバ上のアプリケーションプログラ
ム」は、サーバ内で業務を提供しているアプリケーショ
ンプログラムの名称を示している。「ID」は、サーバ
上のアプリケーション単位に割り振られた識別番号であ
る。「状態」は、アプリケーションが使用可能であるか
否かを示している。
【0041】なお、「ID」の情報は、状態管理エージ
ェントとの間の状態に関する情報の交換の際に使用され
る。ネットワーク連携装置100a内でエージェントか
らの状態を反映する際、「ID」を用いることにより資
源検索の高速化が図れる。
【0042】「負荷分散情報」は、「振り分け数の情
報」と「比率情報」とに分かれている。「振り分け数の
情報」は、アプリケーションへ振り分けた利用者からの
要求の数を示している。「比率情報」は、当該業務に対
する全要求数の中の、各サーバに現在振り分けられてい
る要求の割合を示している。この数字から、アプリケー
ションの負荷の分散状況を知ることができる。
【0043】図10は状態管理処理の概念図である。こ
の図では、サーバ10はアプリケーション11,14を
有しており、サーバ20はアプリケーション21,24
を有している。なお、アプリケーション11とアプリケ
ーション21とは同じ業務を提供するアプリケーション
である。また、状態管理簿123の内容は、図9に示し
たものである。ここで、アプリケーション11,14,
21は動作しているが、アプリケーション24は停止し
ているものとする。
【0044】このような条件で、通信制御装置100内
の状態管理部111は、まずサーバ10とサーバ20と
に対する問い合わせ情報101、103を組み立て、そ
れを状態要求として出力する。サーバ10,20内のそ
れぞれの状態管理エージェント13,23は状態要求に
応答し、自己のサーバ内のアプリケーションの状態を示
す応答情報102、104を出力する。状態管理部11
1は応答情報102、104を受けとり、その内容を管
理簿123に反映する。
【0045】図11は通信制御装置の状態要求の際のフ
ローチャートである。これは、通信制御装置100内の
状態管理部111が実行する処理である。 〔S11〕管理状態を通信するための通信パスを各状態
管理エージェントとの間で確立する。 〔S12〕管理簿より状態管理情報の読み込みを行う。 〔S13〕サーバ単位に状態問い合わせ情報を組み立て
る。この時に、資源単位に「ID」が設定される。 〔S14〕サーバ内状態管理エージェントへの状態要求
を送信する。
【0046】図12は状態通知を受け取った通信制御装
置の処理手順を示すフローチャートである。これは、通
信制御装置100内の状態管理部111が実行する処理
である。 〔S21〕状態管理エージェントからの状態通知を受信
する 〔S22〕受信した状態通知内のIDから、資源を特定
する。 〔S23〕特定した資源が使用可能であるのか、使用不
可能であるのかを判別する。使用可能であればステップ
S24に進み、使用不可能であればステップS25に進
む。 〔S24〕特定した資源が使用可能である旨を管理簿に
反映する。 〔S25〕特定した資源が使用不可能である旨を管理簿
に反映する。
【0047】以上の図11、図12が通信制御装置で実
行される処理手順である。次に、各サーバ内における状
態管理エージェントで実行される処理手順を説明する。
図13は通信制御装置からの要求により状態通知を出力
する際の状態管理エージェントの処理手順を示すフロー
チャートである。 〔S31〕通信制御装置との間の状態管理パスを確立す
る。 〔S32〕ネットワーク連携装置内の状態管理部から振
り分け資源の状態要求を受信する。 〔S33〕振り分け資源の状態確認及び状態遷移通知出
口を状態管理エージェント内に登録する。これで、振り
分け資源名とその状態を示す管理テーブルが作成され
る。ここで、状態遷移通知出口とは、サーバ内でアプリ
ケーションを管理しているプログラムから状態管理エー
ジェントへ資源の状態を通知するための情報伝達の受信
口である。この受信口(状態遷移通知出口)を状態管理
エージェントに登録しておくことにより、アプリケーシ
ョンの状態を状態管理エージェントが取得可能となる。 〔S34〕状態要求で指定された資源が使用可能状態
か、使用不可能状態かを判別する。使用可能状態であれ
ばステップS35に進み、使用不可能状態であればステ
ップS36に進む。 〔S35〕状態要求で指定された資源が使用可能である
旨を状態管理部に通知する。 〔S36〕状態要求で指定された資源が使用不可能であ
る旨を状態管理部に通知する。
【0048】図14は資源の状態の変化により状態通知
を出力する際の状態管理エージェントの処理手順を示す
フローチャートである。 〔S41〕振り分け資源(ロードシェアシステムで機能
を分散させるべき資源)の状態の変化を検出する。 〔S42〕状態遷移が発生し、状態遷移出口を起動す
る。 〔S43〕状態遷移の状況を状態管理部に通知する。 〔S44〕他の資源に状態の変化があるか否かを判断
し、状態が変化した資源があればステップS41に進
み、状態が変化した資源がなければステップS45に進
む。 〔S45〕状態管理パスを解放し、状態遷移通知出口を
削除する。
【0049】以上のようにして、サーバ内のアプリケー
ションの状態を通信制御装置100で一括管理すること
ができる。この方式では、管理簿内のIDにより管理対
象を特定し、サーバシステムに適した状態管理エージェ
ントを配置することにより、サーバシステムの種別に依
存せずに通信制御装置100でアプリケーションを一括
管理することができる。例えば、サーバシステムが大型
のホスト計算機であっても、UNIXのシステムであっ
てもよい。
【0050】また、管理簿内のIDにより管理対象を特
定し、サーバシステムに適した状態管理エージェントを
配置することにより、アプリケーションの通信プロトコ
ルに依存せずに管理することができる。
【0051】次に、第3の機能である、上記第1の機能
と第2の機能とを併用した機能について説明する。この
機能では、通信制御装置100が一括管理している各サ
ーバの管理情報に基づき、利用者からの要求を適当なサ
ーバへ振り分けることにより、負荷配分の最適化を図
る。
【0052】図15は一括管理された管理情報に基づき
利用者からの要求を振り分ける処理の概念図である。図
において、状態管理エージェント13,23,33と状
態管理部111との間には通信パス94〜96が確立さ
れている。これにより、各サーバ10,20,30内の
アプリケーション11,21,31の動作状態は、状態
管理部111で一括管理される。それらの状態管理情報
は記憶装置120内に管理簿として格納されている。
【0053】そして、利用者の端末61,63,64か
らDB42,43に対する要求76,76aが出力され
ると、その要求は通信媒体46を介して振り分け処理部
112に入力される。振り分け処理部112は、状態管
理部111から各アプリケーション11,21,31の
現在の状態の情報を取得し、その情報から各サーバへの
負荷が分散するように、要求を実行させるアプリケーシ
ョンを特定する。そして、特定したアプリケーションに
対して要求77〜79を出力する。要求を受け取ったア
プリケーションは、要求内容に従ってDB42,43を
処理する。
【0054】ここで、振り分け処理部112では、利用
者からの要求の一部を振り分けキーとし、振り分けキー
に対応付けた振り分け先候補とその所在を管理してお
く。図16は振り分け処理のフローチャートである。な
お、ステップS51〜ステップS59までの処理は、振
り分け処理部が実行する。ステップS60の処理はトラ
ンザクション処理であればアプリケーションが実行し、
コネクション処理であればアプリケーションと利用者の
端末とにより実行される。 〔S51〕ネットワーク利用者からのコネクション確立
要求、またはトランザクション開始要求を受信する。
【0055】以下のステップは、サーバ側のコネクショ
ン確立処理、またはトランザクションの開始処理であ
る。 〔S52〕振り分けキー情報を取得する。 〔S53〕振り分け先サーバ候補の抽出をする。 〔S54〕振り分け先サーバ候補があるか否かを判断
し、振り分け先サーバ候補があればステップS56へ進
み、振り分け先サーバ候補がなければステップS55へ
進む。 〔S55〕振り分け先サーバ候補がない場合には、利用
者からの要求がコネクション振り分けなら確立失敗と
し、利用者からの要求がトランザクションの振り分けな
ら一定時間保留とし、時間経過後再度ステップS54へ
進む。 〔S56〕振り分け先サーバ候補があれば、振り分け先
サーバを決定する。 〔S57〕サーバ側コネクションの確立、またはトラン
ザクションの振り分け処理を行う。 〔S58〕コネクション確立が成功したか否かを判断
し、成功であればステップ60へ進み、失敗であればス
テップS59へ進む。なお、要求がトランザクション処
理であればこのステップは実行せず、ステップS60に
進む。 〔S59〕コネクション確立が失敗の場合には、振り分
け候補から失敗したサーバを除外し、ステップS54に
進む。 〔S60〕コネクション確立が成功の場合には、データ
通信またはトランザクション処理を実行する。
【0056】次に、振り分けキーの取得処理について詳
しく説明する。図17は振り分けキーの取得処理を示す
図である。振り分け処理部112は状態管理部111を
有している。状態管理部111では、振り分けキーごと
に振り分け先候補とこの所在を管理している。
【0057】利用者からの要求75は、まず振り分け処
理部112に入力される。振り分け処理部112では、
要求の中から振り分けキー75aを抽出する。振り分け
キー75aは、状態管理部111に送られる。状態管理
部111は、振り分けキー75aに対応する振り分け先
候補とその所在に関する情報112bを抽出し、振り分
け処理部112へ渡す。振り分け処理部112は、情報
112bに基づき要求75の振り分け先を決定する。
【0058】なお、上記の例では要求の一部の文字列を
振り分けキーとしているが、その文字列を端末名と組み
合わせたり、ネットワーク利用者のデータや業務の名前
など、様々なものを振り分けキーとすることができる。
【0059】以上のように、振り分けキーは利用者から
のコネクションの確立要求やトランザクション開始時に
受け付けた要求から抽出される。抽出する情報は通信プ
ロトコルや振り分けの種類に応じて以下のように設定し
ている。
【0060】コネクション振り分けにおいて、通信プロ
トコルがFNA(富士通ネットワークアーキテクチャ)
の場合、宛て先(業務名)、通信元ネットワーク利用者
名である。具体的には、業務の論理的な名前+端末名
(端末グループ)、業務の論理的な名前+端末名+端末
の属するシステムのアドレス、業務の論理的な名前+端
末名+端末の属するシステムのアドレス+ユーザデータ
内の任意のデータ等である。
【0061】コネクション振り分けにおいて、通信プロ
トコルがOSI(Open System Interconnection )の場
合には、宛て先のアドレスと通信元のアドレスである。
具体的には、業務のT−SAPアドレスと通信元のNS
APアドレス(OSIにおけるネットワーク層のアドレ
ス)である。
【0062】TCPコネクション振り分けにおいて、通
信プロトコルがTCP/IPの場合には、クライアント
が確立した通信制御装置上のポート番号、送信元ネット
ワーク利用者名である。
【0063】トランザクションの振り分けの場合には、
トランザクション処理における業務名、トランザクショ
ン開始時のメッセージの内容である。なお、振り分けキ
ーとして選択するデータを、アクセス種別(排他、共
用、照会、更新等)と対応付けることで、システム全体
のトランザクション性能やDBアクセスでの負荷の分散
を図ることができる。
【0064】ところで、キーとなる情報がサーバとの間
でのコネクションの確立要求に含まれていない場合、つ
まりトランスポート層よりも上位レベルの情報をキーと
する場合には、利用者の端末側からトランスポート層の
確立要求が送られただけでは、振り分け先を特定するこ
とができない。従って、従来のように端末とサーバのト
ランスポート層での接続を完了してから上位レベルの通
信を行うという手順を踏むことができない。そこで本発
明では、この問題を以下の方法で解決する。
【0065】図18は上位レベルの情報をキーとする場
合のコネクション手順を示す図である。図において、ま
ずネットワーク利用者の端末からトランスポート層の確
立要求が出力される。通信制御装置は端末との間のトラ
ンスポートコネクションのみを確立し、サーバとのコネ
クションは保留にする。次いで、端末から上位レベルの
確立要求が出力される。通信制御装置は、その要求から
キーを抽出し、振り分けるべきサーバを特定する。サー
バを特定したら、そのサーバとの間でトランスポート層
のコネクションと上位レベルのコネクションとを順次確
立する。最後に、端末との間の上位レベルのコネクショ
ンを確立する。以後は、端末とサーバ間でデータ転送が
行われる。
【0066】このように、サーバとの間のトランスポー
ト層のコネクションの確立を一時的に保留することによ
り、上位レベルのデータに含まれる詳細な情報を基に振
り分け先を選択することができ、より信頼性の高い負荷
分散を行うことができる。
【0067】次に、振り分け先サーバ候補の抽出処理の
詳細を説明する。図19は振り分け先サーバ候補の抽出
される情報のリンク状態を示す図である。まず、振り分
け候補グループ510から振り分け候補(1)521に
繋がっている。さらに、振り分け候補(1)521から
振り分け候補(2)522へ繋がっている。以後、同様
に最後の振り分け候補(n)523までが順に繋がって
いる。各振り分け候補521〜523には、業務情報5
31〜533、パス情報541〜543、サーバ情報5
51〜553が順に繋がっている。
【0068】振り分けサーバを決定する際には、図19
の振り分け候補の情報から、以下の全ての条件を満たす
ものを候補として選択する。第1に、振り分け情報が抑
止状態(停止状態)でないこと。第2に、カレントセシ
ョン数が最大振り分け数を超えていないこと。第3に、
パス情報が抑止状態(停止状態)でないこと。第4に、
業務状態が抑止状態(停止状態)でないこと。第5に、
業務内のアプリケーションの状態が非活性状態でないこ
と。
【0069】図19では、各種振り分け情報ごとに状態
情報を有している。例えば、抑止状態、アプリケーショ
ンの動作状態等である。このような状態情報を業務等の
情報にまで持たせたのは、情報ごとに対応する資源への
振り分けを抑止できるようにするためである。例えば、
特定の業務のみ振り分けを一時的に抑止可能としたり、
サーバ単位に振り分けを抑止可能とする。
【0070】次に、選択された振り分け候補の中から
の、振り分け先サーバの決定方法を説明する。振り分け
候補の中から、以下に論理式に従って求めた分散比率の
最も少ないものを振り分け先と決定する。
【0071】
【数1】 {(TCn +1)/Rn }×100 ・・・・・(1) ここで、TCn はn番目の振り分け候補のサーバでの振
り分け済セション数であり、Rn はn番目の振り分け候
補のサーバ分散比率である。
【0072】なお、式(1)の値が同じ振り分け候補の
サーバが複数存在した場合には、次のように取り扱う。
コネクションの振り分けの場合には、最後に振り分けを
行ったサーバの次のサーバに決定する。トランザクショ
ン振り分けの場合には、過去の振り分け実績(振り分け
たトランザクション数)が一番少ないサーバに決定す
る。これは、一時点で振り分けるセションやトランザク
ションが候補となるサーバ数よりも少なく、かつ、セシ
ョンは何度も確立解放を繰り返すような運用を行ったと
きに、すべてのサーバへの振り分けを可能とするためで
ある。特別な振り分けとして、同一のクライアントとサ
ーバ(またはサーバ内のアプリケーション)との間で複
数のセションが確立する運用では、上記のような論理に
よらず、1つ目のセションと同じサーバへの振り分けを
行うこともできる。なお、両者の選択は通信プロトコル
の違いにより実現するか、あるいは、予め定義してお
く。これによれば、同じクライアントとサーバとの間
で、複数の業務を同時に連携して行う場合に有効とな
る。
【0073】また、トランザクションの振り分けにおい
て、振り分け候補が1つもない場合には、振り分けを保
留することができる。具体的には、振り分け候補が1つ
もないか、または、最大振り分け数を超えたものがある
場合には、トランザクション開始要求を一定の保留時間
だけ保留する。なお、保留するトランザクション開始要
求は、保留可能な要求数の範囲内でなければならない。
また、保留時間については、トランザクション要求毎に
保留時間の変更が可能である。
【0074】これにより、瞬間的にトランザクション要
求が大量に発生した場合のサーバへの過負荷が防止でき
るとともに、ホットスタンバイ時のシステム切り換え時
にトランザクション要求を失敗させずにすむ。
【0075】次に第4の機能である業務の運用を切り換
えることにより、サーバ間の効率的な負荷の分散を行う
機能について説明する。この機能を実行するには、図2
に示す振り分け処理部112に対して各種条件の定義を
入力する。この定義では、各サーバのアプリケーション
への振り分け条件をグループ化する。このグループ化に
より、複数の振り分け条件をまとめて管理することがで
きる。
【0076】さらに、振り分け条件グループの定義に
「振り分け状態」を持たせる。そして、振り分け処理部
112は、振り分け先の決定に使用する振り分け条件グ
ループを「活性状態」に、振り分け先の決定に使用しな
い振り分け条件グループを「非活性状態」にすることに
より業務の振り分けを管理する。このとき、各振り分け
条件グループは業務の運用に対応している。
【0077】図20は振り分け処理部112に入力する
振り分け定義の例を示す図である。この例では、実資源
の定義として、サーバ10,20,30をそれぞれ「サ
ーバX」、「サーバY」、「サーバZ」と名付けてお
り、各サーバ10,20,30内で業務を実行するアプ
リケーション11,21,31を、それぞれ「業務プロ
グラムA(業務A)」、「業務プログラムB(業務
B)」、「業務プログラムB(業務B)」と名付けてい
る。ここで、サーバ20とサーバ30とは同じ業務を提
供しており、ロードシェア形態をとっている。
【0078】振り分けの定義において、「業務A」は、
「振り分け条件グループA1(振り分け状態=活性)」
と「振り分け条件グループA2(振り分け状態=非活
性)」とに分かれている。「振り分け条件グループA
1」の振り分け条件は「振り分け条件A1X(最大10
0)」であり、「振り分け条件グループA2」の振り分
け条件は「振り分け条件A2X(最大50)」である。
「業務B」は、「振り分け条件グループB1(振り分け
状態=活性)」と「振り分け条件グループB2(振り分
け状態=非活性)」とに分かれている。「振り分け条件
グループB1」の振り分け条件は「振り分け条件B1Y
(最大100)」、「振り分け条件B1Z(最大10
0)」である。一方、「振り分け条件グループB2」の
振り分け条件は「振り分け条件B2Y(最大50)」、
「振り分け条件B2Z(最大50)」である。
【0079】ここで、振り分け条件の最後のアルファベ
ットが業務を実行するサーバを示しており、「最大」と
はそのサーバへの振り分けが許される要求の最大数を示
している。
【0080】振り分け処理部112は、振り分け状態が
活性である振り分け条件グループの定義を使用して振り
分け先のサーバを決定する。運用の切り換えは、活性状
態の振り分け条件グループを非活性状態とし、新しい運
用に使用すべき振り分け条件グループを活性状態とする
ことにより行う。
【0081】図21は図20に示した振り分け定義によ
る運用の切り換え状況を示す図である。なお、運用の切
り換え状況を説明する図(図21、図24、図26、図
28、図30、図34)では、各サーバ10,20,3
0とアプリケーション11,21,31とには、その時
の定義で与えられている名称を表記している。従って、
与えられている定義によって、図中のサーバ等の表記も
異なる。
【0082】「振り分け条件グループA1」と「振り分
け条件グループB1」が活性状態の場合(図中、上側)
では、利用者の端末63,64等からの業務Aの要求1
40は全てサーバ10に対する要求141となり、処理
できる最大の要求数は「100」である。業務Bの要求
150は、サーバ20とサーバ30とに対する要求15
1,152となり、サーバ20,30の処理できる最大
の要求数はそれぞれ「100」ずつである。
【0083】ここで運用を「振り分け条件グループA
2」と「振り分け条件グループB2」とを活性状態にす
ると(図中、下側)では、業務Aの要求140aは全て
サーバ10に対する要求141aとなり、処理できる最
大の要求数は「50」である。業務Bの要求150a
は、サーバ20とサーバ30とに対する要求151a,
152aとなり、サーバ20,30の処理できる最大の
要求数はそれぞれ「50」ずつである。
【0084】ところで、上記の説明では各振り分け条件
グループの状態(活性/非活性)を個々に切り換えるこ
とにより運用を切り換えているが、各分け条件グループ
を予め運用と対応づけておくことにより、運用の切り換
え制御を簡略化することができる。
【0085】図22は振り分け条件グループと運用とを
対応づけた場合の定義の例を示す図である。この例の定
義は、図20に示したものと殆ど同じであるため、相違
点のみを説明する。図20では各振り分け条件グループ
には振り分け状態が設定されていたが、図22の各振り
分け条件グループには運用名が設定されている。この例
では、「振り分け条件グループA1」は「運用α」、
「振り分け条件グループA2」は「運用β」、「振り分
け条件グループB1」は「運用α」、「振り分け条件グ
ループB2」は「運用β」である。そして、図22で追
加された項目として運用の振り分け状態の設定がある。
図では、「運用α」の振り分け状態が「活性」、「運用
β」の振り分け状態が「非活性」である。
【0086】そして、振り分け制御部112は、運用の
振り分け状態を変更することにより運用の切り換えを行
うことができる。従って、個々の振り分けグループを管
理する必要がなく、切り換えの制御が簡略化される。
【0087】さらに、振り分け条件グループの定義にユ
ーザの指定を追加し、ネットワークの利用者を指定する
こともできる。その場合、振り分け条件グループのユー
ザの指定には、ネットワーク利用者の端末名、ワイルド
カード(*)、及び任意の端末群をグループ化したユー
ザグループに定義付けられた名前等を指定することがで
きる。なお、ワイルドカードは、全ての利用者を振り分
け可能であることを意味する。また、要求の一部をキー
として指定することにより、そのキーを有する要求を対
象とすることもできる。
【0088】図23はユーザの指定を追加した振り分け
定義を示す図である。この例では簡単のために2つのサ
ーバ10,20で説明する。実資源の定義として、サー
バ10,20をそれぞれ「サーバX」、「サーバY」と
し、各サーバ10,20内で業務を実行するアプリケー
ション11,21を、それぞれ「業務A」、「業務B」
と定義している。
【0089】振り分けの定義において、「業務A」は、
「振り分け条件グループA11(運用=運用α、ユーザ
=端末群1)」、「振り分け条件グループA12(運用
=運用α、ユーザ=端末群2)」、及び「振り分け条件
グループA2(運用=運用β、ユーザ=*)」に分かれ
ている。「振り分け条件グループA11」の振り分け条
件は「振り分け条件A11X(最大50)」であり、
「振り分け条件グループA12」の振り分け条件は「振
り分け条件A12X(最大50)」であり、「振り分け
条件グループA2」の振り分け条件は「振り分け条件A
2X(最大50)」である。
【0090】「業務B」は、「振り分け条件グループB
11(運用=運用α、ユーザ=端末群1)」、「振り分
け条件グループB12(運用=運用α、ユーザ=端末群
2)」、「振り分け条件グループB21(運用=運用
β、ユーザ=端末群1)」、「振り分け条件グループB
22(運用=運用β、ユーザ=端末群2)」とに分かれ
ている。「振り分け条件グループB11」の振り分け条
件は「振り分け条件B11Y(最大50)」、「振り分
け条件グループB12」の振り分け条件は「振り分け条
件B12Y(最大50)」、「振り分け条件グループB
21」の振り分け条件は「振り分け条件B21Y(最大
25)」、「振り分け条件グループB22」の振り分け
条件は「振り分け条件B22Y(最大25)」である。
【0091】図では、運用αの振り分け状態が活性であ
り、運用βの振り分け状態が非活性である。このような
定義が設定された状態で、振り分け処理部112は、利
用者からの要求に付加されるユーザ情報や要求内容と活
性状態の振り分け条件とを対比することにより、振り分
け先を決定する。そして、運用の振り分け状態を変更す
ることにより、運用を切り換えることができる。
【0092】図24はユーザの指定を追加した振り分け
定義による運用の切り換え状況を示す図である。ここ
で、端末63,64は第1の端末群181に含まれ、端
末65,66は第2の端末群182に含まれている。
【0093】[運用α]の状態では、第1の端末群18
1から業務Aへの要求160は全てサーバ10への要求
162となリ、最大の要求数は「50」である。第1の
端末群181から業務Bへの要求170は全てサーバ2
0への要求172となリ、最大の要求数は「50」であ
る。第2の端末群182から業務Aへの要求161は全
てサーバ10への要求163となリ、最大の要求数は
「50」である。第2の端末群182から業務Bへの要
求171は全てサーバ20への要求173となリ、最大
の要求数は「50」である。
【0094】ここで、運用が切り換えられ[運用β]に
なると、第1の端末群181から業務Aへの要求160
aと第2の端末群182から業務Aへの要求161aと
は、全てサーバ10への要求164となる。そして、要
求164の最大の要求数は、双方の端末群からの総要求
数で換算して「50」である。一方、第1の端末群18
1から業務Bへの要求170aは全てサーバ20への要
求172aとなり、最大の要求数は「25」である。第
2の端末群182から業務Bへの要求171aは全てサ
ーバ20への要求173aとなり、最大の要求数は「2
5」である。
【0095】この図に示すようにユーザを指定した運用
の切り換えを行うことにより、利用者の利用頻度の地域
格差を考慮した運用の切り換えが可能となる。次に、第
5の機能である、第1の機能で管理している各サーバの
負荷状態に応じて、動的に振り分け条件を切り換える機
能について説明する。運用操作部113は、状態管理部
111が管理している各サーバの負荷状態等に応じて運
用の切り換えを行うこともできる。この場合、アプリケ
ーションの定義に「振り分け状態」の設定項目を設け
る。この「振り分け状態」は、対応するアプリケーショ
ンの振り分けが可能な場合には「活性」とし、振り分け
が不可能な場合には「非活性」とする。
【0096】図25はアプリケーションの状態の定義を
追加した振り分け定義を示す図である。この図では、実
資源の定義として、サーバ10,20,30をそれぞれ
「サーバX」、「サーバY」、「サーバZ」とし、各サ
ーバ10,20,30内で業務を実行するアプリケーシ
ョン11,21,31を、それぞれ「業務プログラムA
(業務A)」、「業務プログラムB(業務B)」、「業
務プログラムB(業務B)」と定義している。さらに、
各アプリケーション11,21,31には振り分け状態
が設定されており、図中では全て「活性」である。な
お、振り分けの定義は、図22に示した例と同じであ
る。
【0097】ロードシェア形態の業務で特定のサーバの
アプリケーションにトラブルが発生した場合、トラブル
が発生したサーバ内に配置された状態管理エージェント
から状態管理部111へアプリケーションに障害が発生
した旨が通知される。状態管理部111は、障害の発生
したアプリケーションの状態を「非活性」とする。
【0098】図26はロードシェア形態でのトラブル対
処の例を示す図である。図中のトラブル発生前の状態
(図中、上側)は、図21の[運用α]の状態と同じで
ある。ただし、この図では、各サーバ10,20,30
内に状態管理エージェント13,23,33を図示して
いる。ここで、例えば、サーバ20に障害が発生した場
合には、サーバ20内の状態管理エージェント23が、
通信制御装置100内の状態管理部111にアプリケー
ション21が使用できないことを通知する。状態管理部
111は、アプリケーション21の状態を「非活性」と
する。これにより、利用者から業務Bへの要求がアプリ
ケーション21へ振り分けられることはなくなる。
【0099】トラブル発生後の状態(図中、下側)で
は、利用者から業務Bへの要求150は、全てサーバ3
0に対する要求152aとなる。ここで、サーバ20の
アプリケーション21が復旧した場合には、サーバ20
内の状態管理エージェント23がアプリケーション21
が復旧した旨を状態管理部111に通知する。状態管理
部111は、その通知を受けてアプリケーション21の
振り分け状態を活性とする。これにより、アプリケーシ
ョン21に対する要求の振り分けが再開される。
【0100】このように、定義内に各アプリケーション
の振り分け状態を設定しておき、振り分け処理部112
は「活性」状態のアプリケーションの中から振り分け先
を選択することにより、アプリケーションのメンテナン
ス時にも利用者に対する業務の提供を停止させずにす
む。
【0101】次に、システム運用におけるサーバ障害発
生時の運用について説明する。この場合、サーバの定義
に「振り分け状態」を持たせ、振り分け可能な場合に
「活性状態」、振り分け不可能な場合に「非活性状態」
として管理する。
【0102】図27はホットスタンバイ切り換えを実現
するための振り分け定義を示す図である。この例では、
1つのデータベースを共有しているサーバ20,30の
うち、サーバ20を現用、サーバ30を待機として運用
している。実資源の定義として、サーバ20,30をそ
れぞれ「サーバX」、「サーバY」とし、各サーバ2
0,30内で業務を実行するアプリケーション21,3
1をともに「業務A」と定義している。
【0103】振り分けの定義において、「業務A」は、
「振り分け条件グループA1(運用名=運用α)」と
「振り分け条件グループA2(運用名=運用β)」とに
分かれている。「振り分け条件グループA1」の振り分
け条件は「振り分け条件A1X(最大100)」と「振
り分け条件A1Y(最大100)」とであり、「振り分
け条件グループA2」の振り分け条件は「振り分け条件
A2X(最大50)」と「振り分け条件A2Y(最大5
0)」とである。
【0104】現在、「運用α」が活性状態であり、「運
用β」が非活性状態である。図28はホットスタンバイ
切り換えの状況を示す図である。2つのサーバ20,3
0が共に正常に動作している状態(図中、上側)では、
端末63,64やシステム51からの業務Aの要求14
2は、現用であるサーバ20への要求143として振り
分けられている。この時、双方のサーバ20,30内の
状態管理エージェント23,33は、定期的に通信を行
う事により、互いに監視し合っている。従って、一方の
サーバがダウンすると、他方のサーバ内の状態管理エー
ジェントがそのことを検出する仕組みになっている。
【0105】この状態において、現用のサーバ20にト
ラブルが発生すると、サーバ20からの通信が滞ったこ
とをサーバ30内の状態管理エージェント33が検出
し、サーバ20がダウンしたことを認識する。すると、
状態管理エージェント33は通信制御装置100の振り
分けプログラム110(その中の状態管理部111)と
の間の通信パスを利用して、サーバ20がダウンした旨
を通信制御装置に通知する。通信制御装置100の状態
管理部111がその通知を受け取ると、それに応じて、
運用操作部113がサーバ20の振り分け状態を非活性
状態に変更する。続いて、サーバ30の振り分け状態を
活性状態に変更する。これにより、待機サーバであった
サーバ30が新たに現用サーバとなる。従って、振り分
け状態変更後(図中、下側)では、利用者の端末63,
64等から出力された要求が、全てサーバ30への要求
144となる。
【0106】この方式を使用して、各サーバの振り分け
状態を順次操作することで、業務を停止せずにホットス
タンバイ運用のメンテナンスを行うことができる。次
に、業務の振り分け先の決定を、様々な要素を考慮して
行うこともできる。その決定のファクターとしては、例
えば、サーバ間の相対振り分け比率、アプリケーション
に対する最大振り分け数を指定する。
【0107】サーバ間の相対振り分け比率とは、ロード
シェア形態の各サーバ上のアプリケーション間の相対的
な振り分け比率である。アプリケーションに対する最大
振り分け数とは、アプリケーションがそのサーバで同時
に処理可能な要求数である。
【0108】ところで、振り分け処理部112は、利用
者からの要求が全アプリケーションの最大振り分け数の
合計を超えた場合に、いずれかのサーバのアプリケーシ
ョンが振り分け可能になるまで、待ち合わせ(保留)を
行う機能を有している。この際、要求を無制限に待ち合
わせると、通信制御装置が資源枯渇したり、ネットワー
ク利用者の端末がハングする事態が生じる。
【0109】そこで、振り分け条件グループに、業務の
最大処理数を超えた場合の処理を決定するためのファク
ターとして「要求の最大保留数」と「要求の最大保留時
間」を指定する。この指定により、待ち合わせの上限が
設定される。従って、待ち合わせが「要求の最大保留
数」と「要求の最大保留時間」とのいずれかを超えた場
合には、振り分け処理部112から利用者に対して処理
不能の旨の応答を返し、利用者からの要求を失敗させ
る。
【0110】上記の2つの指定(「要求の最大保留
数」,「要求の最大保留時間」)は、利用者からの要求
を受信した際に振り分け先を決定するために使用する情
報であり、運用中に変更操作を行っても利用者に悪影響
を及ぼさない。振り分け処理部112は、これらの2つ
の指定を動的に変更することにより、振り分け配分を最
適に保つことができる。
【0111】図29は振り分け配分の動的な変更を行う
ための定義の例を示す図である。この例では、実資源の
定義として、サーバ20,30をそれぞれ「サーバ
X」、「サーバY」とし、各サーバ20,30内で業務
を実行するアプリケーション21,31を、共に「業務
A」と定義している。この2つのサーバ20,30はロ
ードシェア形態をとっている。
【0112】振り分けの定義において、業務Aには振り
分け条件グループA1(最大保留数=5,最大保留時間
60)が定義されている。振り分け条件グループA1に
は、2つの振り分け条件として、振り分け条件A1X
(振り分け比率=3,最大振り分け数=100)と振り
分け条件A1Y(振り分け比率=3,最大振り分け数=
100)が設定されている。
【0113】さらに、変更内容が設定されており、その
内容は、振り分け条件A1Yに対して、振り分け比率を
「3」→「1」、最大振り分け数を「100」→「5
0」とするものである。
【0114】図30は振り分け配分の動的な変更状況を
示す図である。通常動作時(図中、上側)は、利用者か
らの要求が、アプリケーション21への要求190とア
プリケーション31への要求191とに均等に割り振ら
れている。ここで、サーバ30に臨時業務35が発生す
ると(図中、下側)、アプリケーション31への振り分
け比率が「1」になる。従って、アプリケーション21
への要求190aはアプリケーション31への要求19
1aの3倍となる。
【0115】以上の説明が、図2に示したマルチサーバ
システムで行うことができる各種処理機能である。ここ
で、通信制御装置100内の振り分けプログラム110
とサーバ内の状態管理エージェントの内部構成について
説明する。
【0116】図31は振り分けプログラムと状態管理エ
ージェントの内部構成を示すブロック図である。サーバ
30の状態管理エージェント33は、他サーバ監視部3
3a、アプリケーション監視部33b、コマンド機能部
33c、及び通信制御機能部33dを有している。他サ
ーバ監視部33aは、サーバ10,20内の他サーバ監
視部と通信を行っており、互いに正常に動作しているこ
とを確認し合っている。アプリケーション監視部33b
は、サーバ30内の複数のアプリケーション31,31
aの動作状況を監視している。コマンド制御部33c
は、操作端末30aからのコマンド入力に応じて、各種
命令を出力する。通信制御機能部33dは、LAN41
を介した通信を制御する。
【0117】振り分けプログラム110は、図2に示し
た状態管理部111、振り分け処理部112、運用操作
部113に加え、通信制御部114とコマンド機能部1
15とを有している。通信制御部114は、LAN41
を介した通信を制御する。コマンド機能部115は、操
作端末105からのコマンド入力に応じて、サーバに対
する状態要求等を出力する。また、操作端末105から
の入力により、運用切り換え命令を運用操作部113に
出力する。運用操作部113は運用切り換え命令に従っ
て、運用の切り換えを行う。
【0118】以上の説明が、1台の通信制御装置により
ロードシェアシステムを構成した場合である。以下に、
2台の通信制御装置によりロードシェアシステムを構成
した場合を説明する。まず、2台の通信制御装置で1シ
ステムビューを実現する場合を以下に示す。
【0119】図32は2台の通信制御装置を有するマル
チサーバシステムを示す図である。このシステムには、
ロードシェア運用を行っている3台のサーバ210,2
20,230と2台の通信制御装置240,250がL
AN202を介して接続されている。通信制御装置24
0,250は、通信媒体203を介して他のシステム2
60,270と接続されている。
【0120】サーバ210,220,230は、同じ業
務を行うアプリケーション211,221,231を有
しており、このアプリケーション211,221,23
1によって1つのデータベース(DB)201を共有し
ている。また、各サーバ210,220,230は、そ
れぞれ異なるアドレスを有している。通信制御装置24
0,250は、それぞれ振り分けプログラム241,2
51を有している。また、通信制御装置240,250
は同じ通信アドレスを有している。サーバからサービス
を受けるシステム260,270は、それぞれアプリケ
ーション261,271を有している。
【0121】このような構成により、システム260内
で動作するアプリケーション261が、サーバ210,
220,230内のアプリケーション211,221,
231と振り分け機能を利用して通信する。
【0122】このような運用では、アプリケーション2
61と通信制御装置との間に確立するコネクションは、
通信アドレスNと通信アドレス(4)との通信アドレス
ペアのコネクション上に、複数の上位レベルのコネクシ
ョンを確立することができる。そのため、個々のコネク
ションを識別するための識別子が必要となる。
【0123】ここで、2台の通信制御装置240,25
0がそれぞれ上位レベルのコネクションに「10」を割
り振ったとする。すると、ネットワークの利用者である
通信相手のシステム260では、コネクションの確認が
できなくなる。
【0124】この問題を回避するために、通信制御装置
240,250のそれぞれが管理する上位の通信資源の
範囲を、定義等によって重複しないようにする。通信資
源を分割する方法としては、以下の3パターンが考えら
れる。
【0125】第1の方法は定義を用いる方法である。こ
れは、通信制御装置240,250での管理範囲をそれ
ぞれの通信制御単位に事前に定義することで分割管理を
実現する方法である。
【0126】例えば、トランスポート層のレファレンス
値は、通信時のNSAPアドレス単位に1〜65535
までの値であるため、これを4分割して、その2つをそ
れぞれ通信制御装置240,250に定義する。残りの
2つのブロックは、将来の通信制御装置の増設用に未割
当とする。
【0127】第2の方法は管理プログラムによる方法で
ある。この方法では、上位レベルの資源の分割範囲を管
理するプログラムと、各通信制御装置内の通信制御プロ
グラムとで、動的に分割範囲を獲得または配分する。
【0128】図33は管理プログラムによる通信資源の
分割の状況を示す図である。通信制御装置240は、資
源の分配管理プログラム242と通信制御・振り分けプ
ログラム243とを有している。通信制御装置250
は、通信制御・振り分けプログラム252を有してい
る。
【0129】各通信制御装置240,250内の通信制
御・振り分けプログラム243,252は、システム起
動時や上位レベルのコネクション確立時に振り分け処理
部から資源の分割範囲を入手する。図の例では、通信制
御・振り分けプログラム243には1〜100が割り当
てられ、通信制御・振り分けプログラム252には50
1〜600が割り当てられている。
【0130】第3の方法はコネクション確立時に分配す
る方法である。この方法では、上位レベル(トランスポ
ート層)のコネクションの確立時に上位資源を管理する
プログラム(図33における分配管理プログラム242
に該当する)から資源を獲得する。
【0131】以上のいずれかの方法で、分配管理を実現
することができる。また、通信制御装置を2台設けた場
合には、サーバの内の状態管理エージェントから各通信
制御装置へ状態の変化を通知する。図34は通信制御装
置が2台ある場合のサーバからの通知による運用切り換
え状況を示す図である。図において、2台のサーバ31
0,320と2台の通信制御装置301,302とは、
LANを介して接続されている。通信制御装置301,
302には、それぞれ個別の通信媒体343,344を
介して、端末361〜364や他のシステム351,3
52が接続されている。
【0132】サーバ310,320内には、アプリケー
ション(業務プログラムA)311,アプリケーション
(業務プログラムB)321と状態管理エージェント3
12,322が設けられている。通信制御装置301,
302内には、振り分けプログラム301a,302a
が設けられている。
【0133】切り換え前の状態(図中、上側)では、通
信媒体343を介して送られてきた業務A要求はサーバ
310へ、業務Bの要求はサーバ320へ送られる。そ
れらの最大は、共に100である。同様に、通信媒体3
44を介して送られてきた業務A要求はサーバ310
へ、業務Bの要求はサーバ320へ送られる。それらの
最大は、共に100である。
【0134】ここで、状態管理エージェント312から
業務プログラムAの利用率低下などの情報が、各通信制
御装置301,302へ送られると、サーバ310へ送
られる要求の最大数が抑制される。図では(図中、下
側)、各通信制御装置301,302からの最大要求数
が50に制限されている。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、利用者
端末から送られた要求を、通信制御装置がいずれかのサ
ーバへ振り分けるようにしたため、利用者側がサーバの
通信アドレスなどを認識している必要がなく、利用者に
とっては1台のサーバが全ての機能を提供できるように
認識でき(1システムビュー)利用者の負担が軽減する
とともに、各サーバ間の業務の負荷分散の制御が一括管
理できるようになる。
【0136】また、各サーバに配置した状態管理代理手
段が通信制御装置の状態管理手段へ、各サーバの状態を
通知するようにしたため、各サーバの動作状況が状態管
理手段で一括管理でき、サーバの動作状態をタイムリに
把握することができるとともに、各サーバの通信プロト
コルに依存せずに状態を管理することが可能となる。
【0137】さらに、各サーバ内へ要求を振り分けるた
めの条件を活性化・非活性化させることにより運用の切
り換えができるようにしたため、サーバ間の負荷の分散
を考慮した運用の切り換えが容易となる。
【0138】また、サーバの1つに障害が発生した場合
には、他のサーバが障害を検出し通信制御装置にその旨
を通知するようにしたため、サーバの障害を隠蔽するこ
とができる。従って、ユーザへのサービスを停止させず
にサーバの追加、削除が可能となり、システムのスケー
ラビリティに対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明のロードシェアシステムの概略構成を示
すブロック図である。
【図3】1システムビューの機能を示すブロック図であ
る。
【図4】利用者が認識しているネットワーク網のイメー
ジを示す図である。
【図5】通信制御装置内での通信アドレスのリンク状態
を示す図である。
【図6】通信アドレスの変換方式を示す図である。
【図7】通信制御装置での一括管理機能の概略構成を示
すブロック図である。
【図8】状態管理を行う際の処理手順を示すフローチャ
ートである。これは、状態管理部が実行する処理であ
る。
【図9】管理簿内の一例を示す図である。
【図10】状態管理処理の概念図である。
【図11】通信制御装置の状態要求の際のフローチャー
トである。
【図12】状態通知を受け取った通信制御装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図13】通信制御装置からの要求により状態通知を出
力する際の状態管理エージェントの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】資源の状態の変化により状態通知を出力する
際の状態管理エージェントの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図15】一括管理された管理情報に基づき利用者から
の要求を振り分ける処理の概念図である。
【図16】振り分け処理のフローチャートである。
【図17】振り分けキーの取得処理を示す図である。
【図18】上位レベルの情報をキーとする場合のコネク
ション手順を示す図である。
【図19】振り分け先サーバ候補の抽出される情報のリ
ンク状態を示す図である。
【図20】振り分け処理部に入力する振り分け定義の例
を示す図である。
【図21】図20に示した振り分け定義による運用の切
り換え状況を示す図である。
【図22】振り分け条件グループと運用とを対応づけた
場合の定義の例を示す図である。
【図23】ユーザの指定を追加した振り分け定義を示す
図である。
【図24】ユーザの指定を追加した振り分け定義による
運用の切り換え状況を示す図である。
【図25】アプリケーションの状態の定義を追加した振
り分け定義を示す図である。
【図26】ロードシェア形態でのトラブル対処の例を示
す図である。
【図27】ホットスタンバイ切り換えを実現するための
振り分け定義を示す図である。
【図28】ホットスタンバイ切り換えの状況を示す図で
ある。
【図29】振り分け配分の動的な変更を行うための定義
の例を示す図である。
【図30】振り分け配分の動的な変更状況を示す図であ
る。
【図31】振り分けプログラムと状態管理エージェント
の内部構成を示すブロック図である。
【図32】2台の通信制御装置を有するマルチサーバシ
ステムを示す図である。
【図33】管理プログラムによる通信資源の分割の状況
を示す図である。
【図34】通信制御装置が2台ある場合のサーバからの
通知による運用切り換え状況をしめす図である。
【符号の説明】
1a,1b データベース 2,3,4 サーバ 2a,3a,4a 業務提供手段 2b,3b,4b 状態管理代理手段 5 通信媒体 6 通信制御装置 6a 状態管理手段 6b 振り分け手段 6c 運用操作手段 7 通信網 8a,8b,8c 利用者側装置 10,20,30 サーバ 41 LAN 42,43 データベース 44,45 通信媒体 51,52 システム 61〜64 端末 100 通信制御装置 110 振り分けプログラム 111 状態管理部 112 振り分け処理部 113 運用操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 和彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小西 豊 兵庫県神戸市中央区加納町2丁目1番15号 株式会社神戸エンジニアリング内 (72)発明者 高橋 明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 木村 雅充 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 草川 充 兵庫県神戸市中央区加納町2丁目1番15号 株式会社神戸エンジニアリング内 (72)発明者 坂井 隆人 兵庫県神戸市中央区加納町2丁目1番15号 株式会社神戸エンジニアリング内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサで機能を分散させるロ
    ードシェアシステムにおいて、 通信媒体を介して送られた処理要求を処理する複数のサ
    ーバと、 利用者側装置が接続された通信網と前記通信媒体とに接
    続されており、前記利用者側装置から出力された要求を
    前記通信網を介して受信し、前記要求を前記サーバのい
    ずれかに対する前記処理要求として前記通信媒体を介し
    て送信する通信制御装置と、 を有することを特徴とするロードシェアシステム。
  2. 【請求項2】 前記通信制御装置は、前記要求の送信先
    アドレスを、自己のアドレスから前記サーバのいずれか
    のアドレスへ変換することにより、前記処理要求を生成
    することを特徴とする請求項1記載のロードシェアシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記通信制御装置は、同一の通信アドレ
    スを有するものが複数台設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のロードシェアシステム。
  4. 【請求項4】 前記通信制御装置は、前記サーバに前記
    要求を振り分けるための条件の活性化又は非活性化の状
    態切り換えを行う運用操作手段と、活性状態にある前記
    条件に従って前記要求の振り分け先を決定し、前記要求
    を前記処理要求として前記通信媒体を介して送信する振
    り分け手段とから構成されている、 ことを特徴とする請求項1記載のロードシェアシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記運用操作手段は、任意の運用と複数
    の前記条件とを対応付け、前記運用の活性化又は非活性
    化の切り換えによって、複数の前記条件の状態切り換え
    を一括して行うことを特徴とする請求項4記載のロード
    シェアシステム。
  6. 【請求項6】 複数のプロセッサで機能を分散させるロ
    ードシェアシステムにおいて、 通信媒体を介して送られた処理要求を実行する業務提供
    手段と、自己の動作状態を管理する状態管理代理手段と
    を有する複数のサーバと、 前記状態管理代理手段との間で前記通信媒体を介した通
    信パスを確立し、前記通信パスを用いて前記サーバの状
    態を示す管理情報を前記状態管理代理手段から受け取
    り、前記サーバの状態を一括管理する状態管理手段を有
    する通信制御装置と、 を有することを特徴とするロードシェアシステム。
  7. 【請求項7】 前記業務提供手段は、互いに共用のデー
    タベースを管理していることを特徴とする請求項6記載
    のロードシェアシステム。
  8. 【請求項8】 前記通信制御装置は、通信網を介して接
    続されている利用者側装置からの要求を受信し、前記状
    態管理手段が管理している情報に基づき前記要求の振り
    分け先を決定し、前記要求を前記サーバに対する前記処
    理要求として前記通信媒体を介して送信する振り分け手
    段をさらに有することを特徴とする請求項6記載のロー
    ドシェアシステム。
  9. 【請求項9】 前記状態管理代理手段は、前記状態管理
    手段から状態監視要求を受けた際に、前記業務提供手段
    の情報を前記状態管理手段へ通知することを特徴とする
    請求項6記載のロードシェアシステム。
  10. 【請求項10】 前記状態管理代理手段は、前記業務提
    供手段の状態が変化した場合に、前記業務提供手段の情
    報を前記状態管理手段へ通知することを特徴とする請求
    項6記載のロードシェアシステム。
  11. 【請求項11】 前記振り分け手段は、前記要求の送信
    先アドレスを、自己のアドレスから前記サーバのいずれ
    かのアドレスへ変換することにより、前記処理要求を生
    成することを特徴とする請求項8記載のロードシェアシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記振り分け手段は、前記サーバ内の
    前記業務提供手段を所定のキーに対応づけて管理してお
    り、前記要求を受信すると、前記要求の内容から振り分
    けキーを特定し、前記振り分けキーに対応する前記業務
    提供手段を前記要求の振り分け先候補として選択する、
    ことを特徴とする請求項8記載のロードシェアシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記振り分け手段は、前記状態管理手
    段から各前記サーバの負荷状況を取得し、前記負荷状況
    に応じて前記要求の振り分け先を決定する、ことを特徴
    とする請求項8記載のロードシェアシステム。
  14. 【請求項14】 前記通信制御装置は、前記業務提供手
    段に前記要求を振り分けるための複数の条件の活性化又
    は非活性化の状態切り換えを行う運用操作手段をさらに
    有し、 前記振り分け手段は、活性状態にある前記条件に従って
    前記要求の振り分け先を決定し、前記要求を前記処理要
    求として前記通信媒体を介して送信する、 ことを特徴とする請求項8記載のロードシェアシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記運用操作手段は、任意の運用と複
    数の前記条件とを対応付け、前記運用の活性化又は非活
    性化の切り換えによって、複数の前記条件の状態切り換
    えを一括して行うことを特徴とする請求項14記載のロ
    ードシェアシステム。
  16. 【請求項16】 前記振り分け手段は、前記条件として
    利用者分類情報が指定された前記業務提供手段に対して
    は、前記利用者分類情報に合致する利用者からの前記要
    求のみを振り分けることを特徴とする請求項14記載の
    ロードシェアシステム。
  17. 【請求項17】 前記運用操作手段は、前記状態管理手
    段が前記状態管理代理手段から受け取った情報に応じ
    て、前記条件の切り換えを行うことを特徴とする請求項
    14記載のロードシェアシステム。
  18. 【請求項18】 前記状態管理代理手段は、動作してい
    ることを互いに確認し合っており、他の前記サーバが停
    止したことを検出するとその旨を前記状態管理手段に通
    知することを特徴とする請求項6記載のロードシェアシ
    ステム。
  19. 【請求項19】 前記状態管理手段は、前記サーバを現
    用サーバと待機サーバとに分けて管理しており、前記現
    用サーバが停止した旨の通知を受け取ると前記現用サー
    バの振り分け状態を非活性化し、前記待機サーバの振り
    分け状態を活性化することを特徴とする請求項18記載
    のロードシェアシステム。
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