JP2001117887A - 分散型アプリケーションサーバシステム,サービス方法および記録媒体 - Google Patents

分散型アプリケーションサーバシステム,サービス方法および記録媒体

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JP2001117887A
JP2001117887A JP29241699A JP29241699A JP2001117887A JP 2001117887 A JP2001117887 A JP 2001117887A JP 29241699 A JP29241699 A JP 29241699A JP 29241699 A JP29241699 A JP 29241699A JP 2001117887 A JP2001117887 A JP 2001117887A
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server
service
server device
name
instance
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JP29241699A
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Takashi Matsuo
隆司 松尾
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバオブジェクトをネットワーク配信する
ことで、負荷に応じて処理能力を増減でき、高い保守性
を有するアプリケーションサーバを提供する。 【解決手段】 クライアント31〜33はマスタサーバ
装置1のネームサーバ手段12に対してサービス名を指
定してサービスの要求先を問い合わせる。ネームサーバ
手段12はサービスリスト121を参照して該当サービ
スを実行可能なサーバ装置を選択し該当サーバ装置のロ
ケーション情報と該当サービスのサーバオブジェクトの
インスタンス名をクライアント31〜33に返却する。
クライアント31〜33は返却された情報を基に該当サ
ーバ装置に接続してサービスの実行を要求する。なお、
該当サーバ装置に該当サービスのサーバオブジェクトが
ない場合には、サーバ間通信手段14,24を通じてマ
スタサーバ装置1から該当サーバ装置にサーバオブジェ
クトを配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型アプリケー
ションサーバシステムに関し、特にサーバ装置間で負荷
の調整を行い負荷集中を回避する分散型アプリケーショ
ンサーバシステム,サービス方法および記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、Javaアプレットに代表される
ように、サーバからクライアントに配信されるプログラ
ム(或いはスクリプト,またはオブジェクト)が注目を
浴びている。
【0003】これは、クライアントマシンの種別を選ば
ずに実行できること、およびサーバに登録された実体の
みを保守すれば良いという保守性の高さによるところが
大きい。
【0004】一方、サーバ側のプログラムにおいては、
EJB(Enterprise Java Bean
s)に代表されるように、そのコンポーネントモデルと
しての生産性の高さこそ注目されているものの、前記の
ようなマシンに依存しない点およびネットワークによる
配信という恩恵を受けることはなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術では、サーバ側のプログラムにおいては、マ
シンに依存しない点およびネットワークによる配信とい
う恩恵を受けていないために、サーバ毎にプログラムを
準備しなければならないという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、サーバ用オブジェクトを
ネットワーク配信してサーバマシンの種別に依存せずに
実行させることで負荷状況に応じて処理能力を増減でき
るアプリケーションサーバシステムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明の分散型
アプリケーションサーバシステムは、複数のクライアン
トからの要求を1つのマスタサーバ装置と複数のスレー
ブサーバ装置からなるサーバ装置群でサービスする分散
型アプリケーションサーバシステムであって、前記マス
タサーバ装置に、前記クライアントに対して要求された
サービスを実行する前記サーバ装置のロケーション情報
を管理するネームサーバ手段と、前記マスタサーバ装置
のマシン種別に依存せずに前記クライアントから要求さ
れたサービスを実行するためのサーバオブジェクトが動
作する第1の仮想マシン手段と、前記スレーブサーバ装
置との間の通信を行う第1のサーバ間通信手段と、前記
ネームサーバ手段と前記第1の仮想マシン手段と前記第
1のサーバ間通信手段とを統括管理する第1の管理モニ
タ手段と、を含み、前記スレーブサーバ装置に、前記ス
レーブサーバ装置のマシン種別に依存せずに前記クライ
アントから要求されたサービスを実行するためのサーバ
オブジェクトが動作する第2の仮想マシン手段と、前記
マスタサーバ装置との間の通信を行う第2のサーバ間通
信手段と、前記第2の仮想マシン手段と前記第2のサー
バ間通信手段部とを統括管理する第2の管理モニタ手段
と、を含み、成ることを特徴とする。
【0008】本願第2の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第1の発明において前記ネームサー
バ手段は、サーバエントリとサービスエントリとインス
タンスエントリとの3種類のエントリからなるサービス
リストを有することを特徴とする。
【0009】本願第3の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第1の発明において前記第1の管理
モニタ手段は、前記第1のサーバ間通信手段を介して前
記サーバオブジェクトを前記スレーブサーバ装置に配信
することを特徴とする。
【0010】本願第4の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第1の発明において前記第2の管理
モニタ手段は、前記第2のサーバ間通信手段を介して前
記マスタサーバ装置から配信された前記サーバオブジェ
クトを起動することを特徴とする。
【0011】本願第5の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第1の発明において前記ネームサー
バ手段は、前記クライアントからのサービス要求に対し
て前記要求されたサービスを実行する前記サーバ装置の
ロケーション情報を前記クライアントに通知することを
特徴とする。
【0012】本願第6の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第1の発明において前記クライアン
トは、前記ネームサーバ手段から通知された前記サーバ
装置のロケーション情報を基に前記サーバ装置にサービ
スの実行を要求することを特徴とする。
【0013】本願第7の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第5または第6の発明において前記
ロケーション情報は、前記サーバ装置のIPアドレスで
あることを特徴とする。
【0014】本願第8の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第1の発明において前記第2の管理
モニタ手段は、前記第2のサーバ間通信手段を介して前
記サーバオブジェクトを前記マスタサーバ装置に配信す
ることを特徴とする。
【0015】本願第9の発明の分散型アプリケーション
サーバシステムは、第1の発明において前記第1の管理
モニタ手段は、前記第1のサーバ間通信手段を介して前
記スレーブサーバ装置から配信された前記サーバオブジ
ェクトを起動することを特徴とする。
【0016】本願第10の発明の分散型アプリケーショ
ンサーバシステムのサービス方法は、複数のクライアン
トからの要求を1つのマスタサーバ装置と複数のスレー
ブサーバ装置からなるサーバ装置群でサービスする分散
型アプリケーションサーバシステムのサービス方法であ
って、前記クライアントはマスタサーバ装置のネームサ
ーバに対してサービス名を指定してサービスの要求先を
問い合わせ、前記ネームサーバはサービスリストを参照
して前記サービス名のサービスを提供可能なサーバ装置
をサーチし提供可能なサーバ装置のロケーション情報お
よび前記サービスのインスタンス名を前記クライアント
に返却し、前記クライアントは前記ネームサーバから返
却されたサーバ装置のロケーション情報および前記サー
ビスのインスタンス名を指定して前記サーバ装置にサー
ビスの実行を要求し、前記サーバ装置はインスタンス名
で指定されたサービスを実行する、ことを特徴とする。
【0017】本願第11の発明の分散型アプリケーショ
ンサーバシステムのサービス方法は、複数のクライアン
トからの要求を1つのマスタサーバ装置と複数のスレー
ブサーバ装置からなるサーバ装置群でサービスする分散
型アプリケーションサーバシステムのサービス方法であ
って、サービスリストのサービスエントリ内にあるサー
ビス名の要求拒否回数をサーチし前記要求拒否回数がし
きい値よりも高い場合には前記サービスが高負荷である
ものと判断し、サーバエントリより生成されたインスタ
ンス数が最も少ないサーバ装置をサーチし前記サーチさ
れたサーバ装置が最も負荷が低いサーバ装置であると判
断し、更に前記生成されたインスタンス数がしきい値未
満の場合には前記サーチされたサーバ装置にはまだサー
ビスを実行する余力があるものと見なし、前記サービス
を処理するサーバオブジェクトのインスタンスを生成す
る、ことを特徴とする。
【0018】本願第12の発明の分散型アプリケーショ
ンサーバシステムのサービス方法は、第11の発明にお
いて前記サーチされたサーバ装置がマスタサーバ装置と
は異なるサーバ装置で前記サービスを初めて実行する場
合には前記サーチされたサーバ装置に前記サービスのた
めのサーバオブジェクトを前記マスタサーバ装置から配
信することを特徴とする。
【0019】本願第13の発明の分散型アプリケーショ
ンサーバシステムのサービス方法は、複数のクライアン
トからの要求を1つのマスタサーバ装置と複数のスレー
ブサーバ装置からなるサーバ装置群でサービスする分散
型アプリケーションサーバシステムのサービス方法であ
って、サービスリストのサービスエントリ内にあるサー
ビス名の実行中インスタンス数に1を加えた値を生成イ
ンスタンス数の値で割った値がしきい値よりも小さくな
った場合には前記サービスは低負荷であると判断し、前
記サービス名をもつインスタンスエントリより前記サー
ビスを現在実行していないインスタンスを選択し、前記
選択されたインスタンスが存在するサーバ装置のうち生
成されたインスタンス数が最も多いものをサーバエント
リよりサーチし、前記サーチされたサーバ装置から前記
サービスのインスタンスを1つ削除する、ことを特徴と
する。
【0020】本願第14の発明の記録媒体は、クライア
ントはマスタサーバ装置のネームサーバに対してサービ
ス名を指定してサービスの要求先を問い合わせる問い合
わせ処理と、前記ネームサーバはサービスリストを参照
して前記サービス名のサービスを提供可能なサーバ装置
をサーチし提供可能なサーバ装置のロケーション情報お
よび前記サービスのインスタンス名を前記クライアント
に返却する返却処理と、前記クライアントは前記ネーム
サーバから返却されたサーバ装置のロケーション情報お
よび前記サービスのインスタンス名を指定して前記サー
バ装置にサービスの実行を要求する実行要求処理と、前
記サーバ装置はインスタンス名で指定されたサービスを
実行するサービス実行処理と、をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0021】本願第15の発明の記録媒体は、サービス
リストのサービスエントリ内にあるサービス名の要求拒
否回数をサーチし前記要求拒否回数がしきい値よりも高
い場合には前記サービスが高負荷であるものと判断する
サービス負荷判断処理と、サーバエントリより生成され
たインスタンス数が最も少ないサーバ装置をサーチし前
記サーチされたサーバ装置が最も負荷が低いサーバ装置
であると判断するサーバ負荷判断処理と、更に前記生成
されたインスタンス数がしきい値未満の場合には前記サ
ーチされたサーバ装置にはまだサービスを実行する余力
があるものと見なす余力判断処理と、前記サービスを実
行するサーバオブジェクトのインスタンスを生成する生
成処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムを記録したことを特徴とする。
【0022】本願第16の発明の記録媒体は、第15の
発明において前記サーチされたサーバ装置がマスタサー
バ装置とは異なるサーバ装置で前記サービスを初めて実
行する場合には前記サーチされたサーバ装置に前記サー
ビスのためのサーバオブジェクトを前記マスタサーバ装
置から配信する配信処理をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0023】本願第17の発明の記録媒体は、サービス
リストのサービスエントリ内にあるサービス名の実行中
インスタンス数に1を加えた値を生成インスタンス数の
値で割った値がしきい値よりも小さくなった場合には前
記サービスは低負荷であると判断するサービス負荷判断
処理と、前記サービス名をもつインスタンスエントリよ
り前記サービスを現在実行していないインスタンスを選
択する選択処理と、前記選択されたインスタンスが存在
するサーバ装置のうち生成されたインスタンス数が最も
多いものをサーバエントリよりサーチするサーチ処理
と、前記サーチされたサーバ装置から前記サービスのイ
ンスタンスを1つ削除する削除処理と、をコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録したことを特徴と
する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、サーバ装置のマシンの
種別に依存することなくネットワーク透過に負荷状況に
応じてサーバオブジェクトを動的に増減できる分散型ア
プリケーションサーバシステムに関するものである。こ
れにより、ネットワークを介して負荷状況に応じて動的
かつマシン透過にサーバサービスを増減させるスケーラ
ビリティに富んだクライアントサーバシステムを構築す
ることが可能となる。
【0025】ここで、以降に使用する用語について説明
する。
【0026】サーバオブジェクトとは、クライアントか
ら要求されたサービスを実行するサーバ装置上で動作す
るプログラムである。サーバオブジェクトは、サーバ装
置の仮想マシン手段により、サーバ装置の種別に依存せ
ずどのサーバ装置上でも動作できる。
【0027】なお、同一のサービスを提供するサーバオ
ブジェクトを同時に複数起動することが可能であり、そ
の各々をサーバオブジェクトのインスタンスと呼ぶ。
【0028】例えば、サービスAを提供するサーバオブ
ジェクトをSV−Aとしたときに、サービスAが同時に
3のクライアントから要求されると、サーバオブジェク
トSV−Aが3つ起動され、インスタンスSV−Aa、
SV−Ab、SV−Acとして生成され、それぞれがク
ライアントに対してサービスを行う。ここで、a,b,
cはインスタンスの識別子(ID)である。サーバオブ
ジェクト名にインスタンス識別子(ID)を付加したも
のをインスタンス名という。すなわち、SV−Aa、S
V−Ab、SV−Acがインスタンス名である。
【0029】本発明の第1の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示す図である。
【0031】図1を参照すると、本発明の分散型アプリ
ケーションサーバシステムは、マスタサーバ装置1と,
スレーブサーバ装置2と、クライアント31と、クライ
アント32と、クライアント33と、から構成される。
【0032】マスタサーバ装置1は、ネームサーバ手段
12と仮想マシン手段13とサーバ間通信手段14と管
理モニタ手段15と記憶装置16とを含み、クライアン
ト31〜33に対してサービスを提供する。
【0033】スレーブサーバ装置2は、仮想マシン手段
23とサーバ間通信手段24と管理モニタ手段25とを
含み、クライアント31〜33に対してサービスを提供
する。
【0034】なお、以降の説明で、マスタサーバ装置
1,スレーブサーバ装置2を問わない場合には単にサー
バ装置と表す。
【0035】ネームサーバ手段12は、クライアント3
1〜33に対してサービスを実行するサーバ装置のロケ
ーション情報等を管理する。ネームサーバ手段12はシ
ステム内でただ1つ存在する。ネームサーバ手段12が
存在するサーバ装置をマスタサーバ装置と呼び、ネーム
サーバ手段12が存在しないサーバ装置をスレーブサー
バ装置と呼ぶ。なお、ネームサーバ手段12は、サービ
スリスト121を有する。
【0036】サービスリスト121は、サーバ装置のロ
ケーション情報および負荷状況と、各サービスの負荷状
況と、各サーバオブジェクトのインスタンスに対するロ
ケーション情報および状態とを記録する。サービスリス
ト121は、ネームサーバ手段12がサービスを実行す
るインスタンスのロケーションを決定するため或いはシ
ステム負荷の増減に応じてインスタンスの増減を行うた
めに使用される。サービスリスト121の詳細について
は、後述する。
【0037】仮想マシン手段13,23は、サーバオブ
ジェクトをサーバ装置のマシン種別に依存せずに実行動
作させる。仮想マシン手段13,23は、サーバオブジ
ェクトがサーバ装置で動作できるように必要に応じてイ
ンタフェース変換を行う。
【0038】図1の例では、サービスAを提供するサー
バオブジェクトSV−AのインスタンスSV−Aa13
1およびSV−Ab133並びにサービスBを提供する
サーバオブジェクトSV−BのインスタンスSV−Ba
132が仮想マシン手段13の上で、サービスAを提供
するサーバオブジェクトSV−AのインスタンスSV−
Ac231が仮想マシン手段23の上で、動作している
ことを示している。
【0039】サーバ間通信手段14,24は、マスタサ
ーバ装置1とスレーブサーバ装置2との間の通信を行
う。
【0040】管理モニタ手段15は、マスタサーバ装置
1を統括管理すると共にサーバオブジェクトのインスタ
ンスを生成する。管理モニタ手段15が起動されたとき
に全サービスのサーバオブジェクトのインスタンスを一
括して生成してもよいし、要求されたサービス毎にサー
バオブジェクトのインスタンスを生成してもよい。ま
た、管理モニタ手段15は、スレーブサーバ装置2にサ
ーバオブジェクトがない場合に、サーバオブジェクトを
サーバ間通信手段14を介してスレーブサーバ装置2に
配信する。
【0041】管理モニタ手段25は、スレーブサーバ装
置2を統括管理すると共にサーバオブジェクトのインス
タンスを生成する。また、マスタサーバ装置1から配信
されたサーバオブジェクトをサーバ間通信手段24を介
して受け取り、サーバオブジェクトのインスタンスを生
成する。
【0042】記憶装置16は、マスタサーバ装置1およ
びスレーブサーバ装置2で実行されるクライアントサー
ビス用のサーバオブジェクトを格納する。
【0043】クライアント31〜33は、マスタサーバ
装置1あるいはスレーブサーバ装置2に対して、各種サ
ービスを要求する。
【0044】次に、サービスリスト121の詳細につい
て、図2および図3を用いて説明する。
【0045】図2は、サービスリストのエントリの構成
例を示す図である。図3は、サービスリストの例を示す
図である。
【0046】図2に示すように、サービスリストは、サ
ーバエントリとサービスエントリとインスタンスエント
リとの3種類のエントリからなる。これらのエントリ
は、先頭項目であるエントリ種別によって区別される。
【0047】サーバエントリは、該当サーバ装置のサー
バ名,ロケーション情報(例えば、IPアドレス),負
荷情報としての実行中のサーバオブジェクトのインスタ
ンス数および生成されたインスタンス数を記録してい
る。
【0048】サービスエントリは、該当サービスの名
称,該当サービスを提供するためにシステム全体で実行
中のサーバオブジェクトのインスタンス数,生成された
インスタンス数およびクライアントからサービスの要求
を受けたが高負荷のため処理できずにエラーで返却した
要求拒否回数を記録している。
【0049】インスタンスエントリは、サーバオブジェ
クトのインスタンス名,サービス名,該当インスタンス
が存在するサーバ名および現在サービスを実行中である
か否を示す実行中フラグを記録している。
【0050】サービスリストの例を図3に示す。
【0051】図3を参照すると、サービスリストには2
つのサーバエントリと2つのサービスエントリと4つの
インスタンスエントリが存在する。
【0052】サーバエントリは、1つのサーバの名前
が”マスタA”で3個のインスタンスが生成され3個と
も実行中であり、他のサーバの名前が”スレーブB”で
1個のインスタンスが生成され未実行中であることを示
している。
【0053】サービスエントリは、サービス名”サービ
スA”のインスタンスが3つ生成されて2つ実行中であ
り2回要求が拒否され、サービス名”サービスB”のイ
ンスタンスが1つ生成されて1つ実行中であることを示
している。
【0054】インスタンスエントリは、”サービスA”
のインスタンス”SV−Aa”と”SV−Ab”が”マ
スタA”で実行中で”SV−Ac”が”スレーブB”で
未実行であり、”サービスB”のインスタンス”SV−
Ba”が”マスタA”で実行中であることを示してい
る。
【0055】本発明の第1の実施の形態の動作につい
て、図1〜図3および図4〜図7を参照して詳細に説明
する。
【0056】図4は、クライアントからのサービス実行
要求の流れを示す図である。
【0057】図5は、システム拡張の流れを示す図であ
る。
【0058】図6は、管理モニタがサーバオブジェクト
のインスタンスを増加する流れを示す図である。
【0059】図7は、管理モニタがサーバオブジェクト
のインスタンスを削減する流れを示す図である。
【0060】最初に、システムの立ち上がりを説明す
る。
【0061】マスタサーバ装置1を立ち上げると、ネー
ムサーバ手段12,仮想マシン手段13,サーバ間通信
手段14,管理モニタ手段15が起動される。
【0062】ネームサーバ手段12は、装置の立ち上げ
時に自動的に起動されるが、装置の立ち上げ後にシステ
ム管理者からの指示によって起動されるようにしてもよ
い。ネームサーバ手段12は、その初期化処理において
サービスリスト121を作成し、マスタサーバ装置1用
のサーバエントリおよびサービスエントリを作成する
(この時点では、実行中のサーバオブジェクトのインス
タンス数および生成されたインスタンス数は共に0であ
る)。
【0063】管理モニタ手段15は、システム管理者か
らの指示に基づき、登録されたサーバオブジェクトのイ
ンスタンスを生成する。このとき、管理モニタ手段15
はネームサーバ手段12に通知を行い、ネームサーバ手
段12はインスタンスエントリを作成すると共に、サー
バエントリやサービスエントリ中の生成されたインスタ
ンス数をセットする。なお、該当サービスに対するサー
ビスエントリが存在しない場合にはサービスエントリを
作成する。
【0064】本実施の形態の例では、サービスAを提供
するサーバオブジェクトSV−Aのインスタンスとして
SV−Aa131が、サービスBを提供するサーバオブ
ジェクトSV−BのインスタンスとしてSV−Ba13
2が生成されるものとする。
【0065】次に、図4を参照して、クライアントから
のサービス実行要求について説明する。
【0066】まず、クライアント31〜33は、マスタ
サーバ装置1のネームサーバ手段12に対してサービス
名を指定してサービスの要求先(該当サービスのロケー
ション情報)を問い合わせる(ステップA1)。なお、
マスタサーバ装置1のロケーション情報は、予め各クラ
イアント31〜33に設定してあるものとする。
【0067】ネームサーバ手段12は、サービスリスト
121のサービスエントリ内にある実行中のサービスオ
ブジェクトのインスタンス数および生成されたインスタ
ンス数より、該当サービスを実行可能であるか否かを判
断する(ステップA2)。
【0068】実行不可能であれば、サービスエントリの
要求拒否回数をカウントアップし(ステップA3)、ク
ライアント31〜33に「高負荷のためサービスを実行
できない」旨を示すエラーを返す(ステップA4)。
【0069】サービスを提供可能であれば、ネームサー
バ手段12はインスタンスエントリより該当サービスを
実行中でないインスタンスをサーチし、そのサーバ名よ
りサーバエントリをサーチし、サーバ装置の中で実行中
のインスタンス数が最も少ないもの(最も負荷の低いサ
ーバ装置)のロケーション情報(IPアドレス)と、該
当インスタンス名をクライアント31〜33に返却する
(ステップA5〜A7)。
【0070】クライアント31〜33は、返却された情
報を基にサーバ装置に接続し、インスタンス名で指定さ
れたインスタンスに対してサービスの実行を要求する
(ステップA8)。
【0071】例えば、クライアント31からサービスA
の実行要求があり、ネームサーバ手段12がサービスリ
ストをサーチした結果、インスタンスSV−Aa131
を選択した場合、そのインスタンス名と共にマスタサー
バ装置1のIPアドレスを返却する。この結果、クライ
アント31は改めてマスタサーバ装置1のインスタンス
SV−Aa131に対してサービスAの実行を要求す
る。
【0072】次に、図5を参照して、システムの拡張に
ついて説明する。
【0073】システム管理者がシステムの負荷を緩和す
るために、スレーブサーバ装置2を追加した場合、以下
のようにシステムが拡張される。
【0074】まず、追加されたスレーブサーバ装置2の
管理モニタ手段25が、サーバ間通信手段24,14を
介してマスタサーバ装置1の管理モニタ手段15に自身
の起動(サーバサービスが実行可能になったこと)を通
知する(ステップB1)。
【0075】通知を受け取った管理モニタ手段15は、
ネームサーバ手段12を通してサービスリスト121に
スレーブサーバ装置2用のサーバエントリを登録する
(ステップB2)。
【0076】次に、図6および図7を参照して、サーバ
オブジェクトのインスタンスの増減について説明する。
【0077】マスタサ−バ装置1の管理モニタである管
理モニタ手段15は、システム管理者によって設定され
た一定周期で、ネームサーバ手段12を通じて各サービ
スの負荷を調べシステム全体の負荷状況を監視してお
り、以下のようにサーバオブジェクトのインスタンスの
増減を行う。
【0078】先ず、図6を参照して、管理モニタ手段1
5がサーバオブジェクトのインスタンスを増加する場合
について説明する。
【0079】管理モニタ手段15は、サービスリスト1
21のサービスエントリ内にある要求拒否回数をサーチ
し、この値がシステム管理者によって設定されたしきい
値よりも高い場合には、該当サービスが高負荷であると
判断する(ステップC1〜C2)。
【0080】高負荷であると判断した場合には、サーバ
エントリをサーチして生成されたインスタンス数が最も
少ないサーバ装置を見つけ、これが最も負荷が低いサー
バ装置であると判断する(ステップC3)。
【0081】更にその値がシステム管理者によって設定
されたしきい値未満の場合には、該当サーバ装置にはま
だサービスを実行する余力があるものと見なして、該当
サービスを処理するサーバオブジェクトのインスタンス
を生成する。また、生成したインスタンスの情報を登録
するためにサービスリスト121にインスタンスエント
リを作成し、更にサーバエントリ,サービスエントリ内
の生成されたインスタンス数をカウントアップする(ス
テップC4,C7)。
【0082】なお、マスタサーバ装置とは異なるサーバ
装置を該当サービスの実行のために初めて選択した場合
には、サーバ間通信手段を通じて該当サーバ装置にサー
バオブジェクトを配信する(ステップC5〜C6)。
【0083】一方、高負荷と判断されなかったサービス
に関しては、サービスエントリの要求拒否回数を0にリ
セットする(ステップC8)。
【0084】例えば、システムがマスタサーバ装置1の
みから構成されている時に、サービスAへの要求が多く
発生し、その単位時間当たりの要求拒否回数が増加した
場合には、まずサーバオブジェクトのインスタンスSV
−Ab133が生成される。
【0085】やがて、システムの負荷を和らげるため
に、システム管理者によってスレーブサーバ装置2が追
加されると、サービスリスト121にスレーブサーバ装
置2用のサーバエントリが作成される。
【0086】その後も、サービスAへの要求拒否が続く
ようであれば、サーバオジェクトSV−Aがサーバ間通
信手段14,24を通じてマスタサーバ装置1からスレ
ーブサーバ装置2に配信され、インスタンスSV−Ac
231が生成される。
【0087】この結果、クライアント31,32がマス
タサーバ装置1でサービスAの実行中に、更にクライア
ント33がネームサーバ手段12にサービスAの要求先
を問い合わせると、スレーブサーバ装置2のIPアドレ
スとインスタンスSV−Ac231のインスタンス名が
返却され、クライアント33はインスタンスSV−Ac
231に対してサービスの実行を要求する。
【0088】続いて、図7を参照して、管理モニタ手段
15がサーバオブジェクトのインスタンスを削減する場
合について説明する。
【0089】管理モニタ手段15は、(サービスエント
リの実行中インスタンス数+1)÷生成インスタンス数
の値がシステム管理者によって設定されたしきい値より
も小さくなった場合には、該当サービスが低負荷となっ
ているものと判断する(ステップD1)。
【0090】低負荷であると判断した場合には、インス
タンスエントリをサーチして該当サービスを現在実行し
ていないインスタンスを選択し、更に該当インスタンス
が存在するサーバ装置のうち、生成されたインスタンス
数が最も多いもの(サービスの実行率が最も低いもの)
をサーバエントリよりサーチして(ステップD2)、該
当サーバ装置から該当サービスのインスタンスを1つ削
除する(ステップD4)。
【0091】但し、該当サーバ装置がマスタサーバ装置
である場合には最低1つのインスタンスを残しておく
(ステップD3)。
【0092】例えば、本実施の形態において、クライア
ントからのサービスAへの要求がなくなった場合には、
インスタンスSV−Ab133が削除される。
【0093】このように、マスタサーバ装置にクライア
ントサービス用のサーバオブジェクトを有し、負荷状況
に応じてスレーブサーバ装置にクライアントサービス用
のサーバオブジェクトを配信することで、クライアント
からのサービス要求を複数のサーバ装置で分散して実行
することができる。
【0094】本発明の第2の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0095】第2の実施の形態は、クライアントサービ
ス用のサーバオブジェクトを各サーバ装置に分散して保
有する形態である。第1の実施の形態では、クライアン
トサービス用のサーバオブジェクトはマスタサーバ装置
に一括保有されていたので、クライアントサービス用の
サーバオブジェクトの保有形態が異なっている。
【0096】図8は、本発明の第2の実施の形態の構成
を説明する図である。
【0097】図8を参照すると、本発明の分散型アプリ
ケーションサーバシステムは、マスタサーバ装置1とス
レーブサーバ装置2とクライアント31〜33とから構
成され、マスタサーバ装置1はネームサーバ手段12と
仮想マシン手段13とサーバ間通信手段14と管理モニ
タ手段15と記憶装置16とを含み、スレーブサーバ装
置2は仮想マシン手段23とサーバ間通信手段24と管
理モニタ手段25と記憶装置26とを含む。
【0098】第2の実施の形態は、図1の第1の実施の
形態の構成に対して、スレーブサーバ装置2に記憶装置
26を追加した構成になっている。
【0099】ここでは、第1の実施の形態と異なる部分
について説明する。
【0100】最初に、記憶装置26について説明する。
【0101】記憶装置26は、マスタサーバ装置1およ
びスレーブサーバ装置2で実行されるクライアントサー
ビス用のサーバオブジェクトを格納する。すなわち、記
憶装置26は、サーバ装置上で実行されるクライアント
サービス用のサーバオブジェクトをマスタサーバ装置1
と分担して保有する。
【0102】次に、サービスリストのサービスエントリ
について説明する。
【0103】図9は、サービスエントリの構成を示す図
である。
【0104】図9に示すサービスエントリには、図2に
示す第1の実施の形態のサービスエントリにサーバ名が
追加されている。サーバ名には、このサービスのための
サーバオブジェクトを保有するサーバ装置のサーバ名を
記録する。他の項目は第1の実施の形態のときと同様で
ある。
【0105】次に、第2の実施の形態の動作について説
明する。
【0106】先ず、マスタサーバ装置1の立ち上がりを
説明する。
【0107】マスタサーバ装置1を立ち上げると、ネー
ムサーバ手段12,仮想マシン手段13,サーバ間通信
手段14,管理モニタ手段15が起動される。
【0108】ネームサーバ手段12は、その初期化処理
においてサービスリスト121を作成し、マスタサーバ
装置1用のサーバエントリおよびサービスエントリを作
成する(この時点では、実行中のサーバオブジェクトの
インスタンス数および生成されたインスタンス数は共に
0である)。
【0109】管理モニタ手段15は、登録されたサービ
スのサーバオブジェクトのインスタンスを生成する。こ
のとき、管理モニタ手段15はネームサーバ手段12に
通知を行い、ネームサーバ手段12はインスタンスエン
トリを作成すると共に、サーバエントリやサービスエン
トリ中の生成されたインスタンス数をセットする。な
お、該当サービスに対するサービスエントリが存在しな
い場合にはサービスエントリを作成する。
【0110】続いて、スレーブサーバ装置2の立ち上が
りを説明する。
【0111】スレーブサーバ装置2を立ち上げると、仮
想マシン手段23,サーバ間通信手段24,管理モニタ
手段25が起動される。
【0112】管理モニタ手段25は、サーバ間通信手段
24,14を介してマスタサーバ装置1の管理モニタ手
段15に自身の起動(サーバサービスが実行可能になっ
たこと)を通知する。通知を受け取った管理モニタ手段
15は、ネームサーバ手段12を通してサービスリスト
121にスレーブサーバ装置2用のサーバエントリおよ
び記憶装置26に格納されたサーバオブジェクト用のサ
ービスエントリを登録する。そして、管理モニタ手段2
5は、登録されたサービスのサーバオブジェクトのイン
スタンスを生成する。このとき、管理モニタ手段25は
サーバ間通信手段24,14を介してネームサーバ手段
12に通知を行い、ネームサーバ手段12はインスタン
スエントリを作成すると共に、サーバエントリやサービ
スエントリ中の生成されたインスタンス数をセットす
る。なお、該当サービスに対するサービスエントリが存
在しない場合にはサービスエントリを作成する。
【0113】続いて、クライアントからの要求に対して
サーバ装置がサービスを実行することについて説明す
る。
【0114】クライアント31〜33が、マスタサーバ
装置1のネームサーバ手段12に対してサービス名を指
定してサービスの要求先を問い合わせる。
【0115】ネームサーバ手段12は、サーバエントリ
をサーチしてサーバ装置の中で実行中のインスタンス数
が最も少ないもの(最も負荷の低いサーバ装置)を選択
する。
【0116】選択されたサーバ装置(選択サーバ装置)
に、要求されたサービスの未実行中のインスタンスが有
るかをインスタンスエントリで調べる。
【0117】有れば、選択サーバ装置のロケーション情
報と該当インスタンス名をクライアント31〜33に返
却する。
【0118】無ければ、サービスエントリをサーチして
要求されたサービスのサーバオブジェクトを保有するサ
ーバ装置(保有サーバ装置)を調べる。
【0119】ネームサーバ手段12は、保有サーバ装置
の管理モニタ手段に、要求されたサービスのサーバオブ
ジェクトを選択サーバ装置に配信するように指示する。
【0120】保有サーバ装置の管理モニタ手段は、要求
されたサービスのサーバオブジェクトをサーバ間通信手
段を介して選択サーバ装置に配信し、ネームサーバ手段
12に配信が完了したことを通知する。
【0121】選択サーバ装置は、サーバ間通信手段を介
して配信された要求されたサービスのサーバオブジェク
トを受け取りインスタンスを生成し、ネームサーバ手段
12に通知する。
【0122】ネームサーバ手段12は、選択サーバ装置
のロケーション情報と該当インスタンス名をクライアン
ト31〜33に返却する。
【0123】クライアント31〜33は、返却された情
報を基に選択サーバ装置に接続し、インスタンス名で指
定されたインスタンスに対してサービスの実行を要求す
る。
【0124】選択サーバ装置は、要求されたサービスを
実行する。
【0125】このように、クライアントサービス用のサ
ーバオブジェクトをマスタサーバ装置とスレーブサーバ
装置に分散して保有し、サーバ装置間でクライアントサ
ービス用のサーバオブジェクトを配信することで、クラ
イアントからのサービス要求を複数のサーバ装置で分散
して実行することができる。
【0126】上述した実施の形態では、マスタサーバ装
置と1つのスレーブサーバ装置のシステムで説明した
が、スレーブサーバ装置の個数が複数でも同様に分散制
御できる。
【0127】本発明による上述した実施の形態におい
て、分散型アプリケーションサーバシステムの処理動作
を実行するためのプログラム等を、データとして磁気デ
ィスクや光ディスク等の記録媒体(図示せず)に記録す
るようにし、記録されたデータを読み出して分散型アプ
リケーションサーバシステムを動作させるために用い
る。このように、本発明による分散型アプリケーション
サーバシステムを動作させるデータを記録媒体に記録さ
せ、この記録媒体をインストールすることにより分散型
アプリケーションサーバシステムの機能が実現できるよ
うになる。
【0128】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、極めてスケーラ
ビリティに富んだシステムを構築できることである。そ
の理由は、サービスを提供するサーバオブジェクトをシ
ステム全体の負荷に応じて自動的かつネットワークおよ
びマシン種別に透過に増減させる手段を設けたためであ
る。
【0129】本発明の第2の効果は、サービスロジック
に変更があった場合でも特定のサーバ装置上のサーバオ
ブジェクトのみを修正すればよい保守性の高いシステム
を構築できることである。その理由は、サーバオブジェ
クトが特定のサーバ装置から他のサーバ装置に配信され
る手段を設けたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図
【図2】サービスリストのエントリの構成例を示す図
【図3】サービスリストの例を示す図
【図4】クライアントからのサービス実行要求の流れを
示す図
【図5】システム拡張の流れを示す図
【図6】管理モニタがサーバオブジェクトのインスタン
スを増加する流れを示す図
【図7】管理モニタがサーバオブジェクトのインスタン
スを削減する流れを示す図
【図8】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図
【図9】サービスエントリの構成を示す図
【符号の説明】
1 マスタサーバ装置 2 スレーブサーバ装置 12 ネームサーバ手段 13 仮想マシン手段 14 サーバ間通信手段 15 管理モニタ手段 16 記憶装置 23 仮想マシン手段 24 サーバ間通信手段 25 管理モニタ手段 26 記憶装置 31 クライアント 32 クライアント 33 クライアント 121 サービスリスト 131 インスタンスSV−Aa 132 インスタンスSV−Ba 133 インスタンスSV−Ab 231 インスタンスSV−Ac

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクライアントからの要求を1つの
    マスタサーバ装置と複数のスレーブサーバ装置からなる
    サーバ装置群でサービスする分散型アプリケーションサ
    ーバシステムであって、前記マスタサーバ装置に、前記
    クライアントに対して要求されたサービスを実行する前
    記サーバ装置のロケーション情報を管理するネームサー
    バ手段と、前記マスタサーバ装置のマシン種別に依存せ
    ずに前記クライアントから要求されたサービスを実行す
    るためのサーバオブジェクトが動作する第1の仮想マシ
    ン手段と、前記スレーブサーバ装置との間の通信を行う
    第1のサーバ間通信手段と、前記ネームサーバ手段と前
    記第1の仮想マシン手段と前記第1のサーバ間通信手段
    とを統括管理する第1の管理モニタ手段と、を含み、前
    記スレーブサーバ装置に、前記スレーブサーバ装置のマ
    シン種別に依存せずに前記クライアントから要求された
    サービスを実行するためのサーバオブジェクトが動作す
    る第2の仮想マシン手段と、前記マスタサーバ装置との
    間の通信を行う第2のサーバ間通信手段と、前記第2の
    仮想マシン手段と前記第2のサーバ間通信手段部とを統
    括管理する第2の管理モニタ手段と、を含み、成ること
    を特徴とする分散型アプリケーションサーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記ネームサーバ手段は、サーバエント
    リとサービスエントリとインスタンスエントリとの3種
    類のエントリからなるサービスリストを有することを特
    徴とする請求項1記載の分散型アプリケーションサーバ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の管理モニタ手段は、前記第1
    のサーバ間通信手段を介して前記サーバオブジェクトを
    前記スレーブサーバ装置に配信することを特徴とする請
    求項1記載の分散型アプリケーションサーバシステム。
  4. 【請求項4】 前記第2の管理モニタ手段は、前記第2
    のサーバ間通信手段を介して前記マスタサーバ装置から
    配信された前記サーバオブジェクトを起動することを特
    徴とする請求項1記載の分散型アプリケーションサーバ
    システム。
  5. 【請求項5】 前記ネームサーバ手段は、前記クライア
    ントからのサービス要求に対して前記要求されたサービ
    スを実行する前記サーバ装置のロケーション情報を前記
    クライアントに通知することを特徴とする請求項1記載
    の分散型アプリケーションサーバシステム。
  6. 【請求項6】 前記クライアントは、前記ネームサーバ
    手段から通知された前記サーバ装置のロケーション情報
    を基に前記サーバ装置にサービスの実行を要求すること
    を特徴とする請求項1記載の分散型アプリケーションサ
    ーバシステム。
  7. 【請求項7】 前記ロケーション情報は、前記サーバ装
    置のIPアドレスであることを特徴とする請求項5また
    は6記載の分散型アプリケーションサーバシステム。
  8. 【請求項8】 前記第2の管理モニタ手段は、前記第2
    のサーバ間通信手段を介して前記サーバオブジェクトを
    前記マスタサーバ装置に配信することを特徴とする請求
    項1記載の分散型アプリケーションサーバシステム。
  9. 【請求項9】 前記第1の管理モニタ手段は、前記第1
    のサーバ間通信手段を介して前記スレーブサーバ装置か
    ら配信された前記サーバオブジェクトを起動することを
    特徴とする請求項1記載の分散型アプリケーションサー
    バシステム。
  10. 【請求項10】 複数のクライアントからの要求を1つ
    のマスタサーバ装置と複数のスレーブサーバ装置からな
    るサーバ装置群でサービスする分散型アプリケーション
    サーバシステムのサービス方法であって、前記クライア
    ントはマスタサーバ装置のネームサーバに対してサービ
    ス名を指定してサービスの要求先を問い合わせ、前記ネ
    ームサーバはサービスリストを参照して前記サービス名
    のサービスを提供可能なサーバ装置をサーチし提供可能
    なサーバ装置のロケーション情報および前記サービスの
    インスタンス名を前記クライアントに返却し、前記クラ
    イアントは前記ネームサーバから返却されたサーバ装置
    のロケーション情報および前記サービスのインスタンス
    名を指定して前記サーバ装置にサービスの実行を要求
    し、前記サーバ装置はインスタンス名で指定されたサー
    ビスを実行する、ことを特徴とする分散型アプリケーシ
    ョンサーバシステムのサービス方法。
  11. 【請求項11】 複数のクライアントからの要求を1つ
    のマスタサーバ装置と複数のスレーブサーバ装置からな
    るサーバ装置群でサービスする分散型アプリケーション
    サーバシステムのサービス方法であって、サービスリス
    トのサービスエントリ内にあるサービス名の要求拒否回
    数をサーチし前記要求拒否回数がしきい値よりも高い場
    合には前記サービスが高負荷であるものと判断し、サー
    バエントリより生成されたインスタンス数が最も少ない
    サーバ装置をサーチし前記サーチされたサーバ装置が最
    も負荷が低いサーバ装置であると判断し、更に前記生成
    されたインスタンス数がしきい値未満の場合には前記サ
    ーチされたサーバ装置にはまだサービスを実行する余力
    があるものと見なし、前記サービスを処理するサーバオ
    ブジェクトのインスタンスを生成する、ことを特徴とす
    る分散型アプリケーションサーバシステムのサービス方
    法。
  12. 【請求項12】 前記サーチされたサーバ装置がマスタ
    サーバ装置とは異なるサーバ装置で前記サービスを初め
    て実行する場合には前記サーチされたサーバ装置に前記
    サービスのためのサーバオブジェクトを前記マスタサー
    バ装置から配信することを特徴とする請求項11記載の
    分散型アプリケーションサーバシステムのサービス方
    法。
  13. 【請求項13】 複数のクライアントからの要求を1つ
    のマスタサーバ装置と複数のスレーブサーバ装置からな
    るサーバ装置群でサービスする分散型アプリケーション
    サーバシステムのサービス方法であって、サービスリス
    トのサービスエントリ内にあるサービス名の実行中イン
    スタンス数に1を加えた値を生成インスタンス数の値で
    割った値がしきい値よりも小さくなった場合には前記サ
    ービスは低負荷であると判断し、前記サービス名をもつ
    インスタンスエントリより前記サービスを現在実行して
    いないインスタンスを選択し、前記選択されたインスタ
    ンスが存在するサーバ装置のうち生成されたインスタン
    ス数が最も多いものをサーバエントリよりサーチし、前
    記サーチされたサーバ装置から前記サービスのインスタ
    ンスを1つ削除する、ことを特徴とする分散型アプリケ
    ーションサーバシステムのサービス方法。
  14. 【請求項14】 クライアントはマスタサーバ装置のネ
    ームサーバに対してサービス名を指定してサービスの要
    求先を問い合わせる問い合わせ処理と、前記ネームサー
    バはサービスリストを参照して前記サービス名のサービ
    スを提供可能なサーバ装置をサーチし提供可能なサーバ
    装置のロケーション情報および前記サービスのインスタ
    ンス名を前記クライアントに返却する返却処理と、前記
    クライアントは前記ネームサーバから返却されたサーバ
    装置のロケーション情報および前記サービスのインスタ
    ンス名を指定して前記サーバ装置にサービスの実行を要
    求する実行要求処理と、前記サーバ装置はインスタンス
    名で指定されたサービスを実行するサービス実行処理
    と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
    録したことを特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】 サービスリストのサービスエントリ内
    にあるサービス名の要求拒否回数をサーチし前記要求拒
    否回数がしきい値よりも高い場合には前記サービスが高
    負荷であるものと判断するサービス負荷判断処理と、サ
    ーバエントリより生成されたインスタンス数が最も少な
    いサーバ装置をサーチし前記サーチされたサーバ装置が
    最も負荷が低いサーバ装置であると判断するサーバ負荷
    判断処理と、更に前記生成されたインスタンス数がしき
    い値未満の場合には前記サーチされたサーバ装置にはま
    だサービスを実行する余力があるものと見なす余力判断
    処理と、前記サービスを実行するサーバオブジェクトの
    インスタンスを生成する生成処理と、をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記サーチされたサーバ装置がマスタ
    サーバ装置とは異なるサーバ装置で前記サービスを初め
    て実行する場合には前記サーチされたサーバ装置に前記
    サービスのためのサーバオブジェクトを前記マスタサー
    バ装置から配信する配信処理をコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したことを特徴とする請求項
    15記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】 サービスリストのサービスエントリ内
    にあるサービス名の実行中インスタンス数に1を加えた
    値を生成インスタンス数の値で割った値がしきい値より
    も小さくなった場合には前記サービスは低負荷であると
    判断するサービス負荷判断処理と、前記サービス名をも
    つインスタンスエントリより前記サービスを現在実行し
    ていないインスタンスを選択する選択処理と、前記選択
    されたインスタンスが存在するサーバ装置のうち生成さ
    れたインスタンス数が最も多いものをサーバエントリよ
    りサーチするサーチ処理と、前記サーチされたサーバ装
    置から前記サービスのインスタンスを1つ削除する削除
    処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
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