JP2002536714A - データベースアプリケーションのために用意された予め定義されたハードウェアおよびソフトウェアバンドル - Google Patents
データベースアプリケーションのために用意された予め定義されたハードウェアおよびソフトウェアバンドルInfo
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Abstract
(57)【要約】
データベースシステムを保守する総費用を低減する多くの特徴を組込むデータベースシステムが提供される。当該データベースシステムは、データベースサーバによって必要とされるサービスに合わせて特別に仕立てられた専用のオペレーティングシステムを含むプラットフォーム上でデータベースサーバを実行するデータベースアプライアンスを含む。データベースアプライアンスは、それが存在する環境を検出し、検出された環境に基づいて動作パラメータを設定することによって自己構成する。システムのすべての構成要素の構成メタデータは、システムの外部に自身が存在し得る集中レポジトリに記憶される。データベースサーバ構成およびオペレーティングシステム構成の両方が、遠隔に位置する統合管理コンソールによって管理され、この統合管理コンソールは、データベースシステムレベル、オペレーティングシステムレベル、および任意で、ハードウェアサブシステムレベルでシステムと対話しこれを構成する。バックアップ管理も遠隔で行なわれ得る。統合管理コンソール、バックアップサーバ、および構成レポジトリなどの遠隔の構成要素は、インターネットなどの広域ネットワークを介して、またはダイヤルアップ接続によって直接にシステムと交信し得る。
Description
【０００１】
本発明は、データベースシステムに関し、より特定的には、１つ以上のデータ
ベースシステムの保守に関連する総費用を低減することに関する。
ベースシステムの保守に関連する総費用を低減することに関する。
【０００２】
必然的に、コンピュータシステムに投資する会社は、コンピュータシステムを
所有するコストが初期ハードウェアおよびソフトウェア購入の価格よりもはるか
に大きいことに気づく。互いにネットワーク化された少数のワークステーション
から構成される比較的小さいコンピュータシステムでさえも、法外な量の時間お
よび金銭を消費する可能性があるという問題に頻繁に直面する。そのような問題
を防ぐために、かつそれが生じたときそのような問題を解決するために、多くの
会社はフルタイムの情報サービス（ＩＳ）専門家を雇っている。しばしば、会社
の社内ＩＳ部のサイズは、不釣合いな量の会社の資源および利潤を消費するまで
大きくなってしまう。
所有するコストが初期ハードウェアおよびソフトウェア購入の価格よりもはるか
に大きいことに気づく。互いにネットワーク化された少数のワークステーション
から構成される比較的小さいコンピュータシステムでさえも、法外な量の時間お
よび金銭を消費する可能性があるという問題に頻繁に直面する。そのような問題
を防ぐために、かつそれが生じたときそのような問題を解決するために、多くの
会社はフルタイムの情報サービス（ＩＳ）専門家を雇っている。しばしば、会社
の社内ＩＳ部のサイズは、不釣合いな量の会社の資源および利潤を消費するまで
大きくなってしまう。
【０００３】 コンピュータシステムの保守に関連する費用の大きさは、一部には、すべての
層の実際の使用が単一の特定のアプリケーションに向けられていたとしても、ほ
とんどのコンピュータシステムが汎用の構成要素の多くの層からなっているとい
うことによる。たとえば、会社は、会社の会計を処理するという目的のみでコン
ピュータシステムを購入するかもしれない。しかしながら、この目的のために購
入された実際のワークステーションは、典型的には、どのアプリケーションをも
処理することができるようにさせられたハードウェアサービスのすべてを提供す
る汎用マシンとなる。これらのサービスの多くは、マシンが向けられる実際の用
途とは全く関係がない。たとえば、マシンには、マシンが会計のために使用され
ている間決して利用されないであろう組込の「３次元」サウンド能力が搭載され
ているかもしれない。
層の実際の使用が単一の特定のアプリケーションに向けられていたとしても、ほ
とんどのコンピュータシステムが汎用の構成要素の多くの層からなっているとい
うことによる。たとえば、会社は、会社の会計を処理するという目的のみでコン
ピュータシステムを購入するかもしれない。しかしながら、この目的のために購
入された実際のワークステーションは、典型的には、どのアプリケーションをも
処理することができるようにさせられたハードウェアサービスのすべてを提供す
る汎用マシンとなる。これらのサービスの多くは、マシンが向けられる実際の用
途とは全く関係がない。たとえば、マシンには、マシンが会計のために使用され
ている間決して利用されないであろう組込の「３次元」サウンド能力が搭載され
ているかもしれない。
【０００４】 会計システムを実現するべき汎用のマシンには、典型的には、汎用のオペレー
ティングシステムがインストールされて来る。汎用のハードウェアと同様に、汎
用のオペレーティングシステムは、ソフトウェアのすべての可能性ある種類のす
べての可能性あるニーズを解決すべきサービスを提供しようとする。たとえば、
汎用のオペレーティングシステムは、Ｉ／Ｏ集約型のアプリケーションを処理す
るための複雑なＩ／Ｏ技術、計算処理集約型のアプリケーションをサポートする
ための複雑な技術、および通信集約型のアプリケーションをサポートするための
複雑な通信技術を採用する。これらのサービスの多くは、オペレーティングシス
テムが実際に使用され得る会計などの特定のコンテクストによって必要とされな
いであろう。
ティングシステムがインストールされて来る。汎用のハードウェアと同様に、汎
用のオペレーティングシステムは、ソフトウェアのすべての可能性ある種類のす
べての可能性あるニーズを解決すべきサービスを提供しようとする。たとえば、
汎用のオペレーティングシステムは、Ｉ／Ｏ集約型のアプリケーションを処理す
るための複雑なＩ／Ｏ技術、計算処理集約型のアプリケーションをサポートする
ための複雑な技術、および通信集約型のアプリケーションをサポートするための
複雑な通信技術を採用する。これらのサービスの多くは、オペレーティングシス
テムが実際に使用され得る会計などの特定のコンテクストによって必要とされな
いであろう。
【０００５】 典型的には、ハードウェアおよびオペレーティングシステムのみが、会計シス
テムを実現するのに使用され得る「汎用」の構成要素ではないであろう。たとえ
ば、会計システムは、データベースシステムと対話するよう構成され得る。典型
的には、データベースシステムは、会計プログラムによって必要とされるものだ
けでなく、データベースシステムのすべての可能性ある使用を解決すべくサービ
スを提供するものである。データベースシステムが使用され得る多様な環境を考
慮すれば、任意の所与のアプリケーションによって実際に必要とされるサービス
は、データベースシステムによって提供されるサービスのすべてのほんの一部で
あり得る。
テムを実現するのに使用され得る「汎用」の構成要素ではないであろう。たとえ
ば、会計システムは、データベースシステムと対話するよう構成され得る。典型
的には、データベースシステムは、会計プログラムによって必要とされるものだ
けでなく、データベースシステムのすべての可能性ある使用を解決すべくサービ
スを提供するものである。データベースシステムが使用され得る多様な環境を考
慮すれば、任意の所与のアプリケーションによって実際に必要とされるサービス
は、データベースシステムによって提供されるサービスのすべてのほんの一部で
あり得る。
【０００６】 上述の会計の例において、汎用の構成要素の各々は複雑になりがちで、したが
って管理するのが困難になる傾向がある。多くのそのような構成要素が合せて単
一のシステムに投入されると、複雑さは指数関数的に増大し、それにより、ほと
んどの会社が直面している、かなりの、コンピュータシステム購入後の保守費用
を必要とする。
って管理するのが困難になる傾向がある。多くのそのような構成要素が合せて単
一のシステムに投入されると、複雑さは指数関数的に増大し、それにより、ほと
んどの会社が直面している、かなりの、コンピュータシステム購入後の保守費用
を必要とする。
【０００７】 データベースシステムのコンテクストにおいて、データベースシステムが対話
する汎用のオペレーティングシステムの複雑さと組合さって、汎用のデータベー
スシステムの複雑さは、典型的には、フルタイムのデータベース管理者（ＤＢＡ
）の雇用を必要とするのに十分である。ＤＢＡの責任は、データベースシステム
、オペレーティングシステム、およびその間の対話の複雑さに取組み、それによ
り他のデータベースユーザが根底にある複雑さにさらされることなくデータベー
スシステムを利用することができるようにすることである。残念ながら、フルタ
イムのＤＢＡを雇用することは、有用なデータベースシステムの所有を高価な選
択肢としてしまう。
する汎用のオペレーティングシステムの複雑さと組合さって、汎用のデータベー
スシステムの複雑さは、典型的には、フルタイムのデータベース管理者（ＤＢＡ
）の雇用を必要とするのに十分である。ＤＢＡの責任は、データベースシステム
、オペレーティングシステム、およびその間の対話の複雑さに取組み、それによ
り他のデータベースユーザが根底にある複雑さにさらされることなくデータベー
スシステムを利用することができるようにすることである。残念ながら、フルタ
イムのＤＢＡを雇用することは、有用なデータベースシステムの所有を高価な選
択肢としてしまう。
【０００８】 前の説明に基づいて、その意図された目的を果たすためにコンピュータシステ
ムの能力に悪影響を与えることなしにデータベースシステムを保守するコストを
低減する特徴を採用するコンピュータシステムを提供することが明らかに望まし
い。コンピュータシステムの複雑さを低減し、かつ会社が自社内のＩＳ部のサイ
ズおよびコストを低減することを可能にする管理技術を提供することがさらに望
ましい。
ムの能力に悪影響を与えることなしにデータベースシステムを保守するコストを
低減する特徴を採用するコンピュータシステムを提供することが明らかに望まし
い。コンピュータシステムの複雑さを低減し、かつ会社が自社内のＩＳ部のサイ
ズおよびコストを低減することを可能にする管理技術を提供することがさらに望
ましい。
【０００９】
データベースシステムを保守する総費用を低減する多くの特徴を組込むデータ
ベースシステムが提供される。当該データベースシステムは、データベースサー
バによって必要とされるサービスに合わせて特別に仕立てられた専用のオペレー
ティングシステムを含むプラットホーム上でデータベースサーバを実行するデー
タベースアプライアンスを含む。ある種の局面に従えば、ハードウェアもまた、
データベースサーバによって必要とされるサービスに合わせて特別に仕立てられ
得る。この発明のある局面に従えば、データベースアプライアンスは、それが存
在している環境を検出し、検出された環境に基づいて動作パラメータを設定する
ことによって自己構成する。システムのすべての構成要素の構成メタデータは、
システムの外部に自身が存在し得る集中レポジトリに記憶される。
ベースシステムが提供される。当該データベースシステムは、データベースサー
バによって必要とされるサービスに合わせて特別に仕立てられた専用のオペレー
ティングシステムを含むプラットホーム上でデータベースサーバを実行するデー
タベースアプライアンスを含む。ある種の局面に従えば、ハードウェアもまた、
データベースサーバによって必要とされるサービスに合わせて特別に仕立てられ
得る。この発明のある局面に従えば、データベースアプライアンスは、それが存
在している環境を検出し、検出された環境に基づいて動作パラメータを設定する
ことによって自己構成する。システムのすべての構成要素の構成メタデータは、
システムの外部に自身が存在し得る集中レポジトリに記憶される。
【００１０】 別の局面に従えば、データベースサーバ構成およびオペレーティングシステム
構成の両方が、データベースシステムレベル、オペレーティングシステムレベル
、およびある実施例に従えばハードウェアサブシステムレベルで、システムと対
話しこれを構成する、遠隔に位置する統合管理コンソールによって管理される。
バックアップ管理も遠隔から行なわれ得る。統合管理コンソール、バックアップ
サーバ、および構成レポジトリなどの遠隔構成要素は、ダイヤルアップ接続を介
してを含む、ローカルエリアネットワークまたは広域ネットワーク（たとえばイ
ンターネット）を介してシステムと交信し得る。
構成の両方が、データベースシステムレベル、オペレーティングシステムレベル
、およびある実施例に従えばハードウェアサブシステムレベルで、システムと対
話しこれを構成する、遠隔に位置する統合管理コンソールによって管理される。
バックアップ管理も遠隔から行なわれ得る。統合管理コンソール、バックアップ
サーバ、および構成レポジトリなどの遠隔構成要素は、ダイヤルアップ接続を介
してを含む、ローカルエリアネットワークまたは広域ネットワーク（たとえばイ
ンターネット）を介してシステムと交信し得る。
【００１１】 ここに記載される特徴を用いて、さまざまな利益が達成される。具体的には、
データベースシステムを使用することの容易さは、データベースシステムのセッ
トアップ、管理およびサービスを簡単にすることにより増大される。所有権の総
費用は、オペレーティングシステムおよびミドルウェア（たとえばウェブサーバ
）と関連するコストを回避し、遠隔管理を提供し、ダウン時間を低減し、かつユ
ーザの投資を防ぐことにより低減される。よりよい性能は、スリムライン化され
たオペレーティングシステムの使用により、専用アプリケーションに対してデー
タベースシステムをチューニング（tune）することにより、かつカスタムハード
ウェアの使用により達成される。データベースシステムの可用性は、オペレーテ
ィングシステムへの直接ユーザアクセスに関連する問題を回避することにより、
かつＲＡＩＤおよび／またはネットワークに接続された記憶装置の使用により増
大される。
データベースシステムを使用することの容易さは、データベースシステムのセッ
トアップ、管理およびサービスを簡単にすることにより増大される。所有権の総
費用は、オペレーティングシステムおよびミドルウェア（たとえばウェブサーバ
）と関連するコストを回避し、遠隔管理を提供し、ダウン時間を低減し、かつユ
ーザの投資を防ぐことにより低減される。よりよい性能は、スリムライン化され
たオペレーティングシステムの使用により、専用アプリケーションに対してデー
タベースシステムをチューニング（tune）することにより、かつカスタムハード
ウェアの使用により達成される。データベースシステムの可用性は、オペレーテ
ィングシステムへの直接ユーザアクセスに関連する問題を回避することにより、
かつＲＡＩＤおよび／またはネットワークに接続された記憶装置の使用により増
大される。
【００１２】 本発明は、添付の図面の、同様の参照番号が同様の要素を参照する図において
、制限的なものではなく例として示される。
、制限的なものではなく例として示される。
【００１３】
露呈している複雑さが低減され、保守費用が低減され、管理が簡素化されたデ
ータベースシステムを提供するための技術がここに記載される。以下の説明にお
いて、本発明を完全に理解するために、説明の目的で多くの具体的な詳細が述べ
られる。しかしながら、これらの具体的な詳細なしに本発明が実施され得ること
は当業者には明らかであろう。他の場合において、本発明を不必要に不明瞭にす
ることを回避するために、周知の構造および装置がブロック図の形で示される。
ータベースシステムを提供するための技術がここに記載される。以下の説明にお
いて、本発明を完全に理解するために、説明の目的で多くの具体的な詳細が述べ
られる。しかしながら、これらの具体的な詳細なしに本発明が実施され得ること
は当業者には明らかであろう。他の場合において、本発明を不必要に不明瞭にす
ることを回避するために、周知の構造および装置がブロック図の形で示される。
【００１４】 機能概要 データベースシステムを保守する総費用を低減する多くの特徴を組込むシステ
ムが提供される。システムは、中でも、１つ以上の「データベースアプライアン
ス」を含む。データベースアプライアンスは、データベースサーバソフトウェア
および非データベースサーバソフトウェアを含むマシンであり、非データベース
ソフトウェアはデータベースサーバのニーズに合わせて特別に仕立てられる。そ
のような非データベースソフトウェアは、たとえば、汎用のコンピュータにおい
て典型的には使用されるがデータベースサーバのニーズをサポートするのには必
要とされないサービスが除去されているオペレーティングシステムソフトウェア
を含み得る。ある実施例に従えば、データベースサーバの特定の特性および要求
をより効果的にサポートするために、マシンのハードウェアさえも汎用のコンピ
ュータと異なっている。
ムが提供される。システムは、中でも、１つ以上の「データベースアプライアン
ス」を含む。データベースアプライアンスは、データベースサーバソフトウェア
および非データベースサーバソフトウェアを含むマシンであり、非データベース
ソフトウェアはデータベースサーバのニーズに合わせて特別に仕立てられる。そ
のような非データベースソフトウェアは、たとえば、汎用のコンピュータにおい
て典型的には使用されるがデータベースサーバのニーズをサポートするのには必
要とされないサービスが除去されているオペレーティングシステムソフトウェア
を含み得る。ある実施例に従えば、データベースサーバの特定の特性および要求
をより効果的にサポートするために、マシンのハードウェアさえも汎用のコンピ
ュータと異なっている。
【００１５】 データベースシステムの保守の総費用は、ある実施例に従えば、データベース
システムが存在しているローカルネットワークの外に位置する統合管理コンソー
ルを提供することによってさらに低減される。統合管理コンソールは、データベ
ースアプライアンスのすべての機能構成要素（ハードウェアおよびソフトウェア
を含む）を管理する。データベースシステムの保守費用は、多くの会社のデータ
ベースアプライアンスを管理するよう一人の「外部顧問」管理者に統合管理コン
ソールを使用させ、それらの会社の各々が自社の専門のデータベース管理者を雇
用する必要を回避することにより、さらに低減される。
システムが存在しているローカルネットワークの外に位置する統合管理コンソー
ルを提供することによってさらに低減される。統合管理コンソールは、データベ
ースアプライアンスのすべての機能構成要素（ハードウェアおよびソフトウェア
を含む）を管理する。データベースシステムの保守費用は、多くの会社のデータ
ベースアプライアンスを管理するよう一人の「外部顧問」管理者に統合管理コン
ソールを使用させ、それらの会社の各々が自社の専門のデータベース管理者を雇
用する必要を回避することにより、さらに低減される。
【００１６】 例示のシステム 図１Ａを参照して、本発明の実施例に従って構成されたシステム１００のブロ
ック図である。システム１００は、ファイアウォール１０６を介して広域ネット
ワーク１５０に接続されるローカルエリアネットワーク１０２を含む。典型的な
構成では、ローカルエリアネットワーク１０２は、特定の会社にインストールさ
れ所有されるネットワークであり、広域ネットワーク１５０はインターネットで
ある。
ック図である。システム１００は、ファイアウォール１０６を介して広域ネット
ワーク１５０に接続されるローカルエリアネットワーク１０２を含む。典型的な
構成では、ローカルエリアネットワーク１０２は、特定の会社にインストールさ
れ所有されるネットワークであり、広域ネットワーク１５０はインターネットで
ある。
【００１７】 ローカルエリアネットワーク１０２内には、データベースアプライアンス１１
０が１組の記憶装置１２２に接続され、かつ１つ以上のデータベースクライアン
トに接続される。記憶装置１２２は、データベースアプライアンス１１０の外に
あるものと示されるが、代替的に、データベースアプライアンス１１０自身の中
に統合されてもよい。ここに使用される「クライアント」という言葉は、アプラ
イアンス１１０の外側（たとえば、図１Ａのワークステーション１０８上）、ま
たはアプライアンス１１０内のいずれかに存在し得るシステムまたは構成要素の
ことをいう。データベースシステムのコンテクストにおいて、データベースサー
バのクライアントは、典型的には、データベースアプリケーションと呼ばれる。
０が１組の記憶装置１２２に接続され、かつ１つ以上のデータベースクライアン
トに接続される。記憶装置１２２は、データベースアプライアンス１１０の外に
あるものと示されるが、代替的に、データベースアプライアンス１１０自身の中
に統合されてもよい。ここに使用される「クライアント」という言葉は、アプラ
イアンス１１０の外側（たとえば、図１Ａのワークステーション１０８上）、ま
たはアプライアンス１１０内のいずれかに存在し得るシステムまたは構成要素の
ことをいう。データベースシステムのコンテクストにおいて、データベースサー
バのクライアントは、典型的には、データベースアプリケーションと呼ばれる。
【００１８】 ローカルネットワーク１０２は、広域ネットワーク１５０上の遠隔装置とロー
カルネットワーク１０２上のさまざまな構成要素との間でメッセージをルーチン
グするルータ１０４を含む。特に、システム１００は、統合管理コンソール１３
０、ディレクトリサーバ１３４、およびバックアップサーバ１３２を含み、これ
らのすべては互いに、および広域ネットワーク１５０を介してローカルネットワ
ーク１０２の構成要素と交信可能である。
カルネットワーク１０２上のさまざまな構成要素との間でメッセージをルーチン
グするルータ１０４を含む。特に、システム１００は、統合管理コンソール１３
０、ディレクトリサーバ１３４、およびバックアップサーバ１３２を含み、これ
らのすべては互いに、および広域ネットワーク１５０を介してローカルネットワ
ーク１０２の構成要素と交信可能である。
【００１９】 システム１００は、ローカルネットワーク１０２を所有する会社のためにロー
カルネットワーク１０２を保守するコストを低減する多くの特徴を組込む。特徴
の各々を、詳細に記載する。
カルネットワーク１０２を保守するコストを低減する多くの特徴を組込む。特徴
の各々を、詳細に記載する。
【００２０】 システム１００の配置および内容は単に例示的なものである。本発明の特徴を
実現するシステムの具体的な構成および内容は、ユーザの特定のニーズに従って
実現化例によって異なる。たとえば、図１Ｂ〜図１Ｄは、代替の構成を例示する
。図１Ｂに示すシステム１４０は、バックアップサーバ１３２、ディレクトリサ
ーバ１３４、および統合管理コンソール１３０を有し、これらのすべてはローカ
ルネットワーク内にある。図１Ｃのシステム１４２は、多くのデータベースアプ
ライアンスを含む。図１Ｄのシステム１４４は、ローカルネットワーク１０２を
管理するのに使用されるのと同じ統合管理コンソール１３０によって管理可能で
ある多くのローカルネットワーク１７０および１７２を含む。
実現するシステムの具体的な構成および内容は、ユーザの特定のニーズに従って
実現化例によって異なる。たとえば、図１Ｂ〜図１Ｄは、代替の構成を例示する
。図１Ｂに示すシステム１４０は、バックアップサーバ１３２、ディレクトリサ
ーバ１３４、および統合管理コンソール１３０を有し、これらのすべてはローカ
ルネットワーク内にある。図１Ｃのシステム１４２は、多くのデータベースアプ
ライアンスを含む。図１Ｄのシステム１４４は、ローカルネットワーク１０２を
管理するのに使用されるのと同じ統合管理コンソール１３０によって管理可能で
ある多くのローカルネットワーク１７０および１７２を含む。
【００２１】 データベースアプライアンス データベースアプライアンス１１０は、データベースサーバ１１２を実行する
よう構成されるマシンである。従来のデータベース実現化例と同様に、データベ
ースアプライアンス１１０は、ハードウェア１１６上で実行するオペレーティン
グシステム１１４およびデータベースサーバ１１２を含む。しかしながら、従来
のデータベース実現化例とは異なって、データベースアプライアンス１１０上で
実行するオペレーティングシステム１１４は、データベースサーバ１１２を実行
するために特別に仕立てられた専用のオペレーティングシステムである。専用の
オペレーティングシステムとして、オペレーティングシステム１１４は、汎用の
オペレーティングシステムが採用するサービスの数の多さおよび複雑さを持たな
い。オペレーティングシステム１１４を生成するための性質および技術を以下に
詳細に記載する。
よう構成されるマシンである。従来のデータベース実現化例と同様に、データベ
ースアプライアンス１１０は、ハードウェア１１６上で実行するオペレーティン
グシステム１１４およびデータベースサーバ１１２を含む。しかしながら、従来
のデータベース実現化例とは異なって、データベースアプライアンス１１０上で
実行するオペレーティングシステム１１４は、データベースサーバ１１２を実行
するために特別に仕立てられた専用のオペレーティングシステムである。専用の
オペレーティングシステムとして、オペレーティングシステム１１４は、汎用の
オペレーティングシステムが採用するサービスの数の多さおよび複雑さを持たな
い。オペレーティングシステム１１４を生成するための性質および技術を以下に
詳細に記載する。
【００２２】 この発明のある実施例に従うと、ハードウェア１１６も、データベースサーバ
１１２を実行するために特別に仕立てられる。データベースアプライアンス１１
０によって経験されるキャッシュヒット率は、ハードウェアの特別な構成により
向上され得る。具体的には、ハードウェアレベル、オペレーティングシステムレ
ベル、データベースサーバレベル、およびおそらくデータベースアプリケーショ
ンレベルにおいて、データは、メモリ内のある場所から別の場所へデータをコピ
ーすることによってレベル間を移動させられる。汎用のコンピュータシステムに
おいて、各層は、典型的には、データを記憶しコピーするための異なったバッフ
ァ、および、どのデータがそのバッファに記憶されるべきかを決定するための異
なったアルゴリズムを使用する。反対に、この発明のある実施例に従えば、デー
タベースサーバレベルから、ハードウェア１１６内のマイクロチップのレベルま
で、同じアルゴリズムを用いてどのデータがキャッシュされるべきかを決定する
。
１１２を実行するために特別に仕立てられる。データベースアプライアンス１１
０によって経験されるキャッシュヒット率は、ハードウェアの特別な構成により
向上され得る。具体的には、ハードウェアレベル、オペレーティングシステムレ
ベル、データベースサーバレベル、およびおそらくデータベースアプリケーショ
ンレベルにおいて、データは、メモリ内のある場所から別の場所へデータをコピ
ーすることによってレベル間を移動させられる。汎用のコンピュータシステムに
おいて、各層は、典型的には、データを記憶しコピーするための異なったバッフ
ァ、および、どのデータがそのバッファに記憶されるべきかを決定するための異
なったアルゴリズムを使用する。反対に、この発明のある実施例に従えば、デー
タベースサーバレベルから、ハードウェア１１６内のマイクロチップのレベルま
で、同じアルゴリズムを用いてどのデータがキャッシュされるべきかを決定する
。
【００２３】 専用のオペレーティングシステムの生成 さまざまな技術を採用して、データベースサーバ１１２を実行するために特別
に仕立てられるオペレーティングシステム１１４を生成可能である。一般的に、
オペレーティングシステム１１４の生成は、データベースサーバ１１２のニーズ
に基づいて専用のオペレーティングシステムを初期的に書込むか、または既存の
汎用のオペレーティングシステムを修正してオペレーティングシステム１１４を
生成することを伴い得る。いずれの場合でも、オペレーティングシステム１１４
の生成における第１のステップは、データベースサーバ１１２によって必要とさ
れるサービスを決定することである。
に仕立てられるオペレーティングシステム１１４を生成可能である。一般的に、
オペレーティングシステム１１４の生成は、データベースサーバ１１２のニーズ
に基づいて専用のオペレーティングシステムを初期的に書込むか、または既存の
汎用のオペレーティングシステムを修正してオペレーティングシステム１１４を
生成することを伴い得る。いずれの場合でも、オペレーティングシステム１１４
の生成における第１のステップは、データベースサーバ１１２によって必要とさ
れるサービスを決定することである。
【００２４】 ある実施例に従うと、データベースサーバ１１２のソースコードを調べて、オ
ペレーティングシステム機能へなされるコールを特定する。このようにして特定
されたオペレーティングシステムコールは、「必要とされるサービス」へのコー
ルとみなされる。必要とされるサービスが特定された後、オペレーティングシス
テム１１４が生成され、これらの必要とされるサービスの特定のサポートを提供
する。
ペレーティングシステム機能へなされるコールを特定する。このようにして特定
されたオペレーティングシステムコールは、「必要とされるサービス」へのコー
ルとみなされる。必要とされるサービスが特定された後、オペレーティングシス
テム１１４が生成され、これらの必要とされるサービスの特定のサポートを提供
する。
【００２５】 既存の汎用のオペレーティングシステムを修正することによりオペレーティン
グシステム１１４を生成する実施例において、オペレーティングシステム１１４
は、（１）必要とされるサービスでないサービスに対応するオペレーティングシ
ステムコードを除去し、（２）よりよい性能を達成するために必要とされるサー
ビスのパラメータおよび構成をチューニングし、（３）必要とされるサービスを
実現するコードを修正して、データベースサーバ１１２によるそれらの使用に対
してそれらの効率を向上させることにより、生成され得る。
グシステム１１４を生成する実施例において、オペレーティングシステム１１４
は、（１）必要とされるサービスでないサービスに対応するオペレーティングシ
ステムコードを除去し、（２）よりよい性能を達成するために必要とされるサー
ビスのパラメータおよび構成をチューニングし、（３）必要とされるサービスを
実現するコードを修正して、データベースサーバ１１２によるそれらの使用に対
してそれらの効率を向上させることにより、生成され得る。
【００２６】 この発明のある実施例に従えば、オペレーティングシステム１１４は、エンド
ユーザに直接サービスを提供しない。たとえば、オペレーティングシステム１１
４が既存の汎用のオペレーティングシステムを修正することによって生成される
実施例において、オペレーティングシステム１１４を生成するためになされる修
正の１つは、汎用のオペレーティングシステムから、エンドユーザがオペレーテ
ィングシステムに直接アクセスすることのできるインターフェイスを与えるすべ
てのルーチンを除去することを伴う。したがって、エンドユーザは、オペレーテ
ィングシステム１１４のファイルシステムサービスへの直接呼出しによってでは
なく、データベースサーバ１１２との対話に応答してディスク１２２上のファイ
ルシステムに対して変更を加え得る。
ユーザに直接サービスを提供しない。たとえば、オペレーティングシステム１１
４が既存の汎用のオペレーティングシステムを修正することによって生成される
実施例において、オペレーティングシステム１１４を生成するためになされる修
正の１つは、汎用のオペレーティングシステムから、エンドユーザがオペレーテ
ィングシステムに直接アクセスすることのできるインターフェイスを与えるすべ
てのルーチンを除去することを伴う。したがって、エンドユーザは、オペレーテ
ィングシステム１１４のファイルシステムサービスへの直接呼出しによってでは
なく、データベースサーバ１１２との対話に応答してディスク１２２上のファイ
ルシステムに対して変更を加え得る。
【００２７】 多くのオペレーティングシステムにおいて、オペレーティングシステムサービ
スは、サービスモジュールおよびオペレーティングシステム「カーネル」の両方
によって提供され、サービスモジュールは、カーネルとは別の自身のアドレス空
間において実行する。サービスを提供するのにユーザ空間のモジュールに大きく
依拠するオペレーティングシステムのカーネルは、通常、マイクロカーネルと呼
ばれる。専用のオペレーティングシステム１１４は、単一のモノリシックのカー
ネルを採用する汎用のオペレーティングシステムを修正するか、またはマイクロ
カーネルおよび関連するサービスモジュールを採用する汎用のオペレーティング
システムを修正することによって生成され得る。
スは、サービスモジュールおよびオペレーティングシステム「カーネル」の両方
によって提供され、サービスモジュールは、カーネルとは別の自身のアドレス空
間において実行する。サービスを提供するのにユーザ空間のモジュールに大きく
依拠するオペレーティングシステムのカーネルは、通常、マイクロカーネルと呼
ばれる。専用のオペレーティングシステム１１４は、単一のモノリシックのカー
ネルを採用する汎用のオペレーティングシステムを修正するか、またはマイクロ
カーネルおよび関連するサービスモジュールを採用する汎用のオペレーティング
システムを修正することによって生成され得る。
【００２８】 以下の技術は、マイクロカーネルを採用するオペレーティングシステムにも採
用しないオペレーティングシステムにも適用される。汎用のオペレーティングシ
ステムの修正は、無関係なコードを除去し、パラメータをチューニングし、サー
ビスモジュールレベルおよびカーネルレベルの両方のコードを改良するという上
記のステップを行なうことを伴い得る。いくつかの場合において、それらが提供
するサービスがデータベースサーバ１１２によって必要とされない場合、サービ
スモジュールの全体が除去され得る。たとえば、汎用のＵＮＩＸ（Ｒ）オペレー
ティングシステムは、以下のサービスモジュールを有し得る： NFS Daemon−ネットワークファイルシステムＩ／Ｏサーバ Printer Daemon−プリントスプーリングサービスプロバイダ FTP Daemon−ファイルトランスファプロトコルサーバ、ファイル転送プロトコ
ルサービスのプロバイダ INET Daemon−接続のために特定のインターネットソケットをリスニングする
リスナー。リクエストに基づいて、INET Daemonは、サービスを開始しリクエス
トをサービスする。たとえば、INET Daemonは、「bootp」リクエストをリスニン
グし、bootpリクエストを受取ると「bootp daemon」を起動する。
用しないオペレーティングシステムにも適用される。汎用のオペレーティングシ
ステムの修正は、無関係なコードを除去し、パラメータをチューニングし、サー
ビスモジュールレベルおよびカーネルレベルの両方のコードを改良するという上
記のステップを行なうことを伴い得る。いくつかの場合において、それらが提供
するサービスがデータベースサーバ１１２によって必要とされない場合、サービ
スモジュールの全体が除去され得る。たとえば、汎用のＵＮＩＸ（Ｒ）オペレー
ティングシステムは、以下のサービスモジュールを有し得る： NFS Daemon−ネットワークファイルシステムＩ／Ｏサーバ Printer Daemon−プリントスプーリングサービスプロバイダ FTP Daemon−ファイルトランスファプロトコルサーバ、ファイル転送プロトコ
ルサービスのプロバイダ INET Daemon−接続のために特定のインターネットソケットをリスニングする
リスナー。リクエストに基づいて、INET Daemonは、サービスを開始しリクエス
トをサービスする。たとえば、INET Daemonは、「bootp」リクエストをリスニン
グし、bootpリクエストを受取ると「bootp daemon」を起動する。
【００２９】 Time Daemon−ネットワーク内の他のマシンとホストの時間の同期をとるタイ
ムキーパである。
ムキーパである。
【００３０】 HTTP Daemon−ウェブサーバ PPP Daemon−ダイヤルアップサポートを提供するダイヤルアップデーモンであ
る。
る。
【００３１】 Mount Daemon−ネットワーク・ファイル・システム・マウント・リクエスト・
サーバ Swapper Daemon−空きメモリが最小より下になると呼出されるシステムプロセ
スである。Swapper Daemonは、「inactive＿pagelist」をスキャンし、何らかの
置換技術に基づいてスワップアウトされるべきページを示す。
サーバ Swapper Daemon−空きメモリが最小より下になると呼出されるシステムプロセ
スである。Swapper Daemonは、「inactive＿pagelist」をスキャンし、何らかの
置換技術に基づいてスワップアウトされるべきページを示す。
【００３２】 Flush Daemon−バッファキャッシュのダーティバッファをファイルシステムに
フラッシュバックするシステムプロセスである。
フラッシュバックするシステムプロセスである。
【００３３】 Telnet Daemon−外部クライアントに対するホストとの対話セッションを提供
するサービスである。
するサービスである。
【００３４】 これらのサービスモジュールの多くは、データベースサーバ１１２によって必
要とされないサービスを提供する。オペレーティングシステム１１４は、一部に
は、これらの使用されていないサービスモジュールを汎用のオペレーティングシ
ステムから除去することによって生成される。データベースアプライアンス１１
０のコンテクストにおいて、オペレーティングシステム１１４を生成するために
汎用のオペレーティングシステムから除去されるモジュールは、たとえば、NFS
Daemon、FTP Daemon、Mount Daemon、およびTelnet Daemonを含んでもよい。
要とされないサービスを提供する。オペレーティングシステム１１４は、一部に
は、これらの使用されていないサービスモジュールを汎用のオペレーティングシ
ステムから除去することによって生成される。データベースアプライアンス１１
０のコンテクストにおいて、オペレーティングシステム１１４を生成するために
汎用のオペレーティングシステムから除去されるモジュールは、たとえば、NFS
Daemon、FTP Daemon、Mount Daemon、およびTelnet Daemonを含んでもよい。
【００３５】 既存の汎用のオペレーティングシステムを修正することによってオペレーティ
ングシステム１１４を生成する実施例において、最適化されるべきサービスの特
定は、代わりにまたはさらに、カーネルトレースを用いて行なわれてもよい。デ
ータベースサーバ１１２が使用されている間、コードトレースが、実行のスレッ
ドを追跡することによって行なわれる。データベースサーバ１１２がオペレーテ
ィングシステムのサービスを必要とするとき、データベースサーバコードはオペ
レーティングシステム１１４の部分を呼出し、その部分が実行のスレッドにおい
て特定されるようにする。トレースが行なわれた後、トレースにおいて特定され
たオペレーティングシステムのその部分によって提供されるサービスが、最適化
の適切な候補とみなされる。たとえば、特定のオペレーティングシステムルーチ
ンが、同じ時間期間の間呼出された他のオペレーティングシースルーチンよりも
１００回多く呼出されたということをトレースが示すならば、頻繁に呼出された
ルーチンが最適化の候補として選択され得る。カーネルトレースは、いかにして
これらの部分が最適化されるべきかについてのヒントを与えることさえもある。
ングシステム１１４を生成する実施例において、最適化されるべきサービスの特
定は、代わりにまたはさらに、カーネルトレースを用いて行なわれてもよい。デ
ータベースサーバ１１２が使用されている間、コードトレースが、実行のスレッ
ドを追跡することによって行なわれる。データベースサーバ１１２がオペレーテ
ィングシステムのサービスを必要とするとき、データベースサーバコードはオペ
レーティングシステム１１４の部分を呼出し、その部分が実行のスレッドにおい
て特定されるようにする。トレースが行なわれた後、トレースにおいて特定され
たオペレーティングシステムのその部分によって提供されるサービスが、最適化
の適切な候補とみなされる。たとえば、特定のオペレーティングシステムルーチ
ンが、同じ時間期間の間呼出された他のオペレーティングシースルーチンよりも
１００回多く呼出されたということをトレースが示すならば、頻繁に呼出された
ルーチンが最適化の候補として選択され得る。カーネルトレースは、いかにして
これらの部分が最適化されるべきかについてのヒントを与えることさえもある。
【００３６】 必要とされるサービスの改良およびチューニング 特定のアプリケーションによって必要とされないオペレーティングサービスを
廃棄することに加えて、アプリケーション用の仕立てのオペレーティングシステ
ムの生成は、必要とされるオペレーティングシステムサービスを改良することを
伴ってもよい。たとえば、オペレーティングシステムが、インターネットファイ
ルサーバとして動作するべきアプライアンスのために生成されるものと仮定する
。さらに、ファイルサーバが毎日のニュースについての記事を記憶するものと仮
定する。アプリケーションの性質のため、アプライアンスは、何千もの同時接続
によりアクセスされ得る。さらに、これらの接続のほとんどは、同じ材料に対す
るリクエストを伴い得る。多数のバッファがそのような数の接続をサポートする
ために必要とされるが、一旦頻繁にアクセスされる材料がバッファにロードされ
ると、ディスクアクセスはほとんど必要とされなくなる。
廃棄することに加えて、アプリケーション用の仕立てのオペレーティングシステ
ムの生成は、必要とされるオペレーティングシステムサービスを改良することを
伴ってもよい。たとえば、オペレーティングシステムが、インターネットファイ
ルサーバとして動作するべきアプライアンスのために生成されるものと仮定する
。さらに、ファイルサーバが毎日のニュースについての記事を記憶するものと仮
定する。アプリケーションの性質のため、アプライアンスは、何千もの同時接続
によりアクセスされ得る。さらに、これらの接続のほとんどは、同じ材料に対す
るリクエストを伴い得る。多数のバッファがそのような数の接続をサポートする
ために必要とされるが、一旦頻繁にアクセスされる材料がバッファにロードされ
ると、ディスクアクセスはほとんど必要とされなくなる。
【００３７】 これらの条件下で、オペレーティングシステムがそのようなアクセスのために
特別に仕立てられていなければ、オペレーティングシステムは、頻繁にアクセス
される材料の全体量を記憶するのに必要とされるよりも少ないバッファを割当て
る可能性がある。したがって、バッファは、ユーザがアプライアンスと効率よく
対話するのが困難になるような頻度で上書きされる可能性がある。他方で、特別
に仕立てられたインターネットファイルサーバアプリケーションは、効率よく材
料を取出すために比較的より少ない資源を、一旦取出されると頻繁にアクセスさ
れる材料を記憶するために比較的より多くの資源を専用にするデータベースを含
み得る。したがって、十分なバッファが頻繁なアクセスの材料の全組を記憶する
ように割当てられてしまっているので、頻繁にアクセスされる材料のバッファさ
れた部分は、頻繁にアクセスされる材料の他の部分をロードインするために上書
きされなくてもよくなる。頻繁にアクセスされる材料の部分は上書きされないの
で、これらの部分は、その後に要求されるときディスクから再び取出される必要
がない。皮肉にも、ディスクアクセスは少なくてすむようになるので、ディスク
取出しのために使用される資源を低減することにより、ディスク取出しの効率性
を実際に向上させることができる。
特別に仕立てられていなければ、オペレーティングシステムは、頻繁にアクセス
される材料の全体量を記憶するのに必要とされるよりも少ないバッファを割当て
る可能性がある。したがって、バッファは、ユーザがアプライアンスと効率よく
対話するのが困難になるような頻度で上書きされる可能性がある。他方で、特別
に仕立てられたインターネットファイルサーバアプリケーションは、効率よく材
料を取出すために比較的より少ない資源を、一旦取出されると頻繁にアクセスさ
れる材料を記憶するために比較的より多くの資源を専用にするデータベースを含
み得る。したがって、十分なバッファが頻繁なアクセスの材料の全組を記憶する
ように割当てられてしまっているので、頻繁にアクセスされる材料のバッファさ
れた部分は、頻繁にアクセスされる材料の他の部分をロードインするために上書
きされなくてもよくなる。頻繁にアクセスされる材料の部分は上書きされないの
で、これらの部分は、その後に要求されるときディスクから再び取出される必要
がない。皮肉にも、ディスクアクセスは少なくてすむようになるので、ディスク
取出しのために使用される資源を低減することにより、ディスク取出しの効率性
を実際に向上させることができる。
【００３８】 ディスク取出しからキャッシュ記憶への資源のシフトは、下にあるサービスの
コードを実際に修正するのとは反対に、関係するサービスの構成およびパラメー
タをチューニングすることによって行なわれ得る改良の一例である。そのような
チューニング技術は、重要な必要とされるサービスの実際のコード最適化の代わ
りに、またはそれに加えて使用されてもよい。実際のコード修正は、たとえば、
オペレーティングシステムカーネルアドレス空間へのコンテクスト切換を起こす
ことなしにデータベースサーバ１１２によって直接読出可能になるように、オペ
レーティングシステム１１４に資源情報を記憶させ、かつ、オペレーティングシ
ステムのシステムコールインターフェイスを介してシステムコールを行なうこと
によってではなく直接データベースサーバ１１２に資源情報を読出させることを
伴ってもよい。
コードを実際に修正するのとは反対に、関係するサービスの構成およびパラメー
タをチューニングすることによって行なわれ得る改良の一例である。そのような
チューニング技術は、重要な必要とされるサービスの実際のコード最適化の代わ
りに、またはそれに加えて使用されてもよい。実際のコード修正は、たとえば、
オペレーティングシステムカーネルアドレス空間へのコンテクスト切換を起こす
ことなしにデータベースサーバ１１２によって直接読出可能になるように、オペ
レーティングシステム１１４に資源情報を記憶させ、かつ、オペレーティングシ
ステムのシステムコールインターフェイスを介してシステムコールを行なうこと
によってではなく直接データベースサーバ１１２に資源情報を読出させることを
伴ってもよい。
【００３９】 ＯＬＴＰデータベースアプリケーションのコンテクストにおいて、データベー
スアプライアンス１１０の作業負荷の多くはＩ／Ｏを伴う。具体的には、データ
ベースアプライアンス１１０の作業負荷は、主として、不揮発性記憶装置１２２
に記憶されたテーブルから情報を取出し、頻繁に使用される情報をキャッシュし
、ローカルネットワーク１０２によりその情報をデータベースアプリケーション
ワークステーション１１８に供給することである。一般的には、データベースア
プライアンス１１０に対する実際の計算処理要求は、銀行口座の残高を計算する
ことなど、最小である。したがって、データベースアプライアンス１１０の予想
されるアプリケーションがＯＬＴＰアプリケーションへのサーバとしてであると
き、ある種の必要とされるサービスを改良するプロセスは、典型的には、ディス
クおよびネットワークＩ／Ｏに責任があるオペレーティングシステムサービスに
対して比較的より多くの資源を向上させるかまたは専用にすることを伴うであろ
う。商業的に入手可能なオペレーティングシステムにおいて、ディスクＩ／Ｏを
扱うサービスは、非同期Ｉ／Ｏ（Async I/O）、直接Ｉ／Ｏ、ローデバイスアク
セス（raw device access）およびストライピングと呼ばれる。
スアプライアンス１１０の作業負荷の多くはＩ／Ｏを伴う。具体的には、データ
ベースアプライアンス１１０の作業負荷は、主として、不揮発性記憶装置１２２
に記憶されたテーブルから情報を取出し、頻繁に使用される情報をキャッシュし
、ローカルネットワーク１０２によりその情報をデータベースアプリケーション
ワークステーション１１８に供給することである。一般的には、データベースア
プライアンス１１０に対する実際の計算処理要求は、銀行口座の残高を計算する
ことなど、最小である。したがって、データベースアプライアンス１１０の予想
されるアプリケーションがＯＬＴＰアプリケーションへのサーバとしてであると
き、ある種の必要とされるサービスを改良するプロセスは、典型的には、ディス
クおよびネットワークＩ／Ｏに責任があるオペレーティングシステムサービスに
対して比較的より多くの資源を向上させるかまたは専用にすることを伴うであろ
う。商業的に入手可能なオペレーティングシステムにおいて、ディスクＩ／Ｏを
扱うサービスは、非同期Ｉ／Ｏ（Async I/O）、直接Ｉ／Ｏ、ローデバイスアク
セス（raw device access）およびストライピングと呼ばれる。
【００４０】 必要とされるサービスを最適化するための技術の１つは、選択された動作のた
めに、汎用マシンのこれらの動作において通常では含まれるであろうある種の層
をバイパスすることを伴う。典型的には、そのような層は、たとえば、仮想共通
インターフェイスを与えるために汎用のオペレーティングシステムに設けられて
いる。便利ではあるが、仮想共通インターフェイスを与えるために必要とされる
オーバーヘッドは、性能に悪影響を与える。データベースアプライアンスは、不
要な層をバイパスするよう最適化され、それによりオーバーヘッドを低減し得る
。
めに、汎用マシンのこれらの動作において通常では含まれるであろうある種の層
をバイパスすることを伴う。典型的には、そのような層は、たとえば、仮想共通
インターフェイスを与えるために汎用のオペレーティングシステムに設けられて
いる。便利ではあるが、仮想共通インターフェイスを与えるために必要とされる
オーバーヘッドは、性能に悪影響を与える。データベースアプライアンスは、不
要な層をバイパスするよう最適化され、それによりオーバーヘッドを低減し得る
。
【００４１】 すべての状況についてすべての問題を解決しようとして、汎用の構成要素はし
ばしば、特定の問題のための最適の解決を提供しないことがある。たとえば、汎
用のオペレーティングシステムにおいて、資源（たとえばＣＰＵおよびメモリ）
の割当は、すべての消費者に資源の公平な割当が与えられるように行なわれる。
しかしながら、この発明の実施例に従って設計されたデータベースアプライアン
ス内では、実行するであろうプロセスはほぼ知られている。したがって、必要と
されるサービスを最適化するための技術の１つは、アプライアンスの性能を最良
に向上させるように既知のプロセスに資源を割当てるようオペレーティングシス
テムを設計することを伴う。さまざまなプロセスの条件および要求は、プロセス
の寿命を通じてずっと同じではない。したがって、ある実施例に従えば、ロード
条件および要求が変わったとしても、アプライアンスを最適に機能させるために
適応的リソースマネージャーが設けられる。
ばしば、特定の問題のための最適の解決を提供しないことがある。たとえば、汎
用のオペレーティングシステムにおいて、資源（たとえばＣＰＵおよびメモリ）
の割当は、すべての消費者に資源の公平な割当が与えられるように行なわれる。
しかしながら、この発明の実施例に従って設計されたデータベースアプライアン
ス内では、実行するであろうプロセスはほぼ知られている。したがって、必要と
されるサービスを最適化するための技術の１つは、アプライアンスの性能を最良
に向上させるように既知のプロセスに資源を割当てるようオペレーティングシス
テムを設計することを伴う。さまざまなプロセスの条件および要求は、プロセス
の寿命を通じてずっと同じではない。したがって、ある実施例に従えば、ロード
条件および要求が変わったとしても、アプライアンスを最適に機能させるために
適応的リソースマネージャーが設けられる。
【００４２】 ＣＰＵ時間のある割合をプロセスに割当てることは、プロセスがそれを必要と
するときプロセスにＣＰＵ時間を割当てることとは異なる。ある実施例に従えば
、専用のオペレーティングシステムのスケジューリング技術は、適応的リソース
マネージャーによって割当てられる、ＣＰＵ時間のシェアに基づく。適応的リソ
ースマネージャーは、プロセスの変化する資源要求に基づいてＣＰＵシェアおよ
びプロセス優先権を割当てる。適応的リソースマネージャーによって使用される
パラメータは、管理者によって設定可能であり、または、プロセスについて維持
される履歴情報に基づいて自動的に決定可能である。
するときプロセスにＣＰＵ時間を割当てることとは異なる。ある実施例に従えば
、専用のオペレーティングシステムのスケジューリング技術は、適応的リソース
マネージャーによって割当てられる、ＣＰＵ時間のシェアに基づく。適応的リソ
ースマネージャーは、プロセスの変化する資源要求に基づいてＣＰＵシェアおよ
びプロセス優先権を割当てる。適応的リソースマネージャーによって使用される
パラメータは、管理者によって設定可能であり、または、プロセスについて維持
される履歴情報に基づいて自動的に決定可能である。
【００４３】 データベースアプリケーション向けデータベースアプライアンス データベースアプライアンス１１０のオペレーティングシステム１１４および
ハードウェア１１６を特定のデータベースサーバ１１２に合わせて仕立てること
に加えて、データベースサーバ１１２自体が、オペレーティングシステム１１４
およびハードウェア１１６とともに、特定のデータベースアプリケーションに合
わせてより特定的に仕立てられてもよい。たとえば、オンライントランザクショ
ン処理（ＯＬＴＰ）アプリケーションと呼ばれるある種のデータベースアプリケ
ーションは、比較的Ｉ／Ｏ集約型であり、オンライン分析処理（ＯＬＡＰ）アプ
リケーションと呼ばれる別の種のデータベースアプリケーションは、比較的計算
処理集約型である。したがって、各レベルにおいて、ＯＬＴＰアプリケーション
に使用されるよう構成されたデータベースアプライアンスは、データベースサー
バ１１２のＩ／Ｏ性能を向上させるように適応し、ＯＬＡＰアプリケーションに
使用されるよう構成されたデータベースアプライアンスは、計算処理性能を向上
させるように適応する。
ハードウェア１１６を特定のデータベースサーバ１１２に合わせて仕立てること
に加えて、データベースサーバ１１２自体が、オペレーティングシステム１１４
およびハードウェア１１６とともに、特定のデータベースアプリケーションに合
わせてより特定的に仕立てられてもよい。たとえば、オンライントランザクショ
ン処理（ＯＬＴＰ）アプリケーションと呼ばれるある種のデータベースアプリケ
ーションは、比較的Ｉ／Ｏ集約型であり、オンライン分析処理（ＯＬＡＰ）アプ
リケーションと呼ばれる別の種のデータベースアプリケーションは、比較的計算
処理集約型である。したがって、各レベルにおいて、ＯＬＴＰアプリケーション
に使用されるよう構成されたデータベースアプライアンスは、データベースサー
バ１１２のＩ／Ｏ性能を向上させるように適応し、ＯＬＡＰアプリケーションに
使用されるよう構成されたデータベースアプライアンスは、計算処理性能を向上
させるように適応する。
【００４４】 自己構成データベースシステム 会社がローカルネットワーク１０２などの新しいシステムを購入する際、会社
は典型的にはシステムを「インストール」するためにサードパーティに支払を行
う。複雑な汎用の構成要素の各々がシステム上の他の複雑な汎用の構成要素の各
々と正確に対話するよう構成される必要があることもあって、小さめのシステム
をインストールするプロセスでも、かなりの法外な時間および金銭を必要とする
ことがある。
は典型的にはシステムを「インストール」するためにサードパーティに支払を行
う。複雑な汎用の構成要素の各々がシステム上の他の複雑な汎用の構成要素の各
々と正確に対話するよう構成される必要があることもあって、小さめのシステム
をインストールするプロセスでも、かなりの法外な時間および金銭を必要とする
ことがある。
【００４５】 この発明の実施例に従えば、データベースアプライアンス１１０は、インスト
レーションの専門家を雇う必要性を回避する自己構成ソフトウェアを含む。実行
されると、自己構成ソフトウェアは、データベースアプライアンス１１０が使用
されている環境を検出し、検出された環境に従ってデータベースアプライアンス
１１０を構成する。たとえば、２００メガバイトのデータベースキャッシュを有
し１０ギガバイトのデータベースを有する第１の会社と、３２メガバイトのデー
タベースキャッシュおよび５００メガバイトのデータベースを有する第２の会社
とへ、データベースアプライアンスソフトウェアの同じバンドルが売られるとす
る。第１の会社は、第２の会社よりもかなり多い資源を含むシステムにおいてデ
ータベースアプライアンスソフトウェアを実行する。第１の会社のシステムで利
用可能な資源を検出するのに応答して、データベースアプライアンスは、２００
メガバイトのデータベースキャッシュおよび１０ギガバイトのデータベースをサ
ポートするよう自己構成する。同様に、第２の会社で利用可能な資源を検出する
と、データベースアプライアンスは、３２メガバイトのデータベースキャッシュ
および５００メガバイトのデータベースをサポートするよう自己構成する。
レーションの専門家を雇う必要性を回避する自己構成ソフトウェアを含む。実行
されると、自己構成ソフトウェアは、データベースアプライアンス１１０が使用
されている環境を検出し、検出された環境に従ってデータベースアプライアンス
１１０を構成する。たとえば、２００メガバイトのデータベースキャッシュを有
し１０ギガバイトのデータベースを有する第１の会社と、３２メガバイトのデー
タベースキャッシュおよび５００メガバイトのデータベースを有する第２の会社
とへ、データベースアプライアンスソフトウェアの同じバンドルが売られるとす
る。第１の会社は、第２の会社よりもかなり多い資源を含むシステムにおいてデ
ータベースアプライアンスソフトウェアを実行する。第１の会社のシステムで利
用可能な資源を検出するのに応答して、データベースアプライアンスは、２００
メガバイトのデータベースキャッシュおよび１０ギガバイトのデータベースをサ
ポートするよう自己構成する。同様に、第２の会社で利用可能な資源を検出する
と、データベースアプライアンスは、３２メガバイトのデータベースキャッシュ
および５００メガバイトのデータベースをサポートするよう自己構成する。
【００４６】 ある実施例に従えば、自己構成は、データベースサーバ１１２の構成および動
作とオペレーティングシステム１１４の構成および動作との両方に影響するパラ
メータを調整することを含む。任意で、自己構成ソフトウェアは、データベース
アプライアンス１１０によって使用されるハードウェア１１６の動作に影響する
パラメータをさらに調整する。
作とオペレーティングシステム１１４の構成および動作との両方に影響するパラ
メータを調整することを含む。任意で、自己構成ソフトウェアは、データベース
アプライアンス１１０によって使用されるハードウェア１１６の動作に影響する
パラメータをさらに調整する。
【００４７】 図４Ａ〜図４Ｄは、アプライアンスソフトウェアのバンドルをマシンにインス
トールしてデータベースアプライアンスを生成するステップを例示するフローチ
ャートを集合的に表わす。ある実施例に従えば、インストレーションプロセスは
、プロセス中に人の介入を必要とすることなしにすべての動作を完了させるとい
う点で「ワンボタン」プロセスである。さらに、アプライアンスソフトウェアバ
ンドルはマシンにインストールするだけでなく、それは、ブートアップされると
システムがすべての必要なサービスを起動するようにシステムを構成し、データ
ベースアプリケーションを実行するよう使用される準備が整う。加えて、インス
トレーションプロセスは、いかなるハードウェアが存在するかを検出し、データ
ベースおよび関連するプログラムのみが実行するようにそれが全体として専用に
されることを可能にするよう自動構成する。システムがアップグレードされるか
システムディスク障害から復旧されなければならないならば、同じワンボタンプ
ロセスを用いてアプライアンスをアップグレードまたは復旧する。
トールしてデータベースアプライアンスを生成するステップを例示するフローチ
ャートを集合的に表わす。ある実施例に従えば、インストレーションプロセスは
、プロセス中に人の介入を必要とすることなしにすべての動作を完了させるとい
う点で「ワンボタン」プロセスである。さらに、アプライアンスソフトウェアバ
ンドルはマシンにインストールするだけでなく、それは、ブートアップされると
システムがすべての必要なサービスを起動するようにシステムを構成し、データ
ベースアプリケーションを実行するよう使用される準備が整う。加えて、インス
トレーションプロセスは、いかなるハードウェアが存在するかを検出し、データ
ベースおよび関連するプログラムのみが実行するようにそれが全体として専用に
されることを可能にするよう自動構成する。システムがアップグレードされるか
システムディスク障害から復旧されなければならないならば、同じワンボタンプ
ロセスを用いてアプライアンスをアップグレードまたは復旧する。
【００４８】 図４Ａ〜図４Ｄを参照し、ステップ４００において、アプライアンスはＣＤ
ＲＯＭまたはフロッピー（Ｒ）ディスクなどの取外可能記憶媒体からブートされ
、ＣＤ ＲＯＭは実装され、メモリファイルシステム（ＭＦＳ）が生成される。
ＭＦＳは、マシンの揮発性メモリに生成されるファイルシステムである。それは
、不揮発性ディスクがフォーマットされるまで一時的作業領域として使用される
。ステップ４０２において、インストールされるソフトウェアによって必要とさ
れるデバイスに対して検索が行なわれる。ステップ４０４において、必要なデバ
イスが不在であるかどうかが決定される。必要とされるデバイスがなければ、制
御はステップ４０４からステップ４０６に進み、インストレーション操作が終わ
る。
ＲＯＭまたはフロッピー（Ｒ）ディスクなどの取外可能記憶媒体からブートされ
、ＣＤ ＲＯＭは実装され、メモリファイルシステム（ＭＦＳ）が生成される。
ＭＦＳは、マシンの揮発性メモリに生成されるファイルシステムである。それは
、不揮発性ディスクがフォーマットされるまで一時的作業領域として使用される
。ステップ４０２において、インストールされるソフトウェアによって必要とさ
れるデバイスに対して検索が行なわれる。ステップ４０４において、必要なデバ
イスが不在であるかどうかが決定される。必要とされるデバイスがなければ、制
御はステップ４０４からステップ４０６に進み、インストレーション操作が終わ
る。
【００４９】 必要とされるデバイスのすべてが存在しているならば、制御はステップ４０４
からステップ４０８へと進む。ステップ４０８では、ダイナミック・ホスト・コ
ントロール・プロトコル・デーモン（ＤＨＣＰＤ）が何らかのサイト特有の情報
を指定しているかどうかが決定される。特に、ＤＨＣＰクライアントは、同じサ
ブネット上のＤＨＣＰデーモンに対してパケットをブロードキャストする。次に
、ＤＨＣＰＤはネットワークパラメータ、および他のサイト特有のパラメータで
応答する。サイト特有の情報が存在するならば、制御はステップ４０８からステ
ップ１２に進む。さもなくば、制御はステップ４０８からステップ４１０へと進
む。
からステップ４０８へと進む。ステップ４０８では、ダイナミック・ホスト・コ
ントロール・プロトコル・デーモン（ＤＨＣＰＤ）が何らかのサイト特有の情報
を指定しているかどうかが決定される。特に、ＤＨＣＰクライアントは、同じサ
ブネット上のＤＨＣＰデーモンに対してパケットをブロードキャストする。次に
、ＤＨＣＰＤはネットワークパラメータ、および他のサイト特有のパラメータで
応答する。サイト特有の情報が存在するならば、制御はステップ４０８からステ
ップ１２に進む。さもなくば、制御はステップ４０８からステップ４１０へと進
む。
【００５０】 ステップ４１０では、インストレーションフロッピー（Ｒ）ディスク上に指定
されたサイト特有の情報があるかどうかが決定される。インストレーションフロ
ッピー（Ｒ）ディスクがサイト特有の情報を含んでいれば、制御はステップ４１
２に進む。さもなくば、制御はステップ４１６へと進む。
されたサイト特有の情報があるかどうかが決定される。インストレーションフロ
ッピー（Ｒ）ディスクがサイト特有の情報を含んでいれば、制御はステップ４１
２に進む。さもなくば、制御はステップ４１６へと進む。
【００５１】 ステップ４１２で、SITE−SPECIFICフラグは「済み（done）」としてマークさ
れる。制御はステップ４１２からステップ４１４へ進み、ここでサイト特有の情
報が構文解析される。制御はステップ４１４からステップ４１６へと進む。
れる。制御はステップ４１２からステップ４１４へ進み、ここでサイト特有の情
報が構文解析される。制御はステップ４１４からステップ４１６へと進む。
【００５２】 ステップ４１６で、インストレーションがアプライアンス上に既に存在してい
るかどうかが決定される。インストレーションが既に存在しているならば、制御
はステップ４２４へと進む。さもなくば、制御はステップ４１８へと進む。ステ
ップ４２４で、アップグレード操作のためのセットアップ手続が行なわれ、制御
はステップ４２８へと進む。既存のインストレーションがなければ、ステップ４
１８で、復旧がＣＤ ＲＯＭから行なわれているかどうかが決定される。復旧が
行なわれているならば、制御はステップ４２０へと進む。さもなくば、制御はス
テップ４２６へと進む。
るかどうかが決定される。インストレーションが既に存在しているならば、制御
はステップ４２４へと進む。さもなくば、制御はステップ４１８へと進む。ステ
ップ４２４で、アップグレード操作のためのセットアップ手続が行なわれ、制御
はステップ４２８へと進む。既存のインストレーションがなければ、ステップ４
１８で、復旧がＣＤ ＲＯＭから行なわれているかどうかが決定される。復旧が
行なわれているならば、制御はステップ４２０へと進む。さもなくば、制御はス
テップ４２６へと進む。
【００５３】 ステップ４２０で、分布の復旧が復旧ＣＤ ＲＯＭから行なわれる。具体的に
は、システムディスクに障害が発生すると、新しいディスクが障害の発生したデ
ィスクと置換され、障害の発生したディスク上の分布およびデータが再構築され
まで、アプライアンスはブートアップすることができない。システムディスク上
のデータベースデータは、その対のディスクにバックアップされる。しかしなが
ら、分布はインストールＣＤ ＲＯＭから得られる。システムは、ＣＤ ＲＯＭ
からブートし、それがＣＤからの復旧に関係するかを自動的に決定し、新しいデ
ィスクをフォーマットし、ＣＤから分布を復旧し、バックアップからデータを復
旧する。制御はステップ４２０からステップ４２２に進み、ここでインストレー
ションプロセスが終わる。
は、システムディスクに障害が発生すると、新しいディスクが障害の発生したデ
ィスクと置換され、障害の発生したディスク上の分布およびデータが再構築され
まで、アプライアンスはブートアップすることができない。システムディスク上
のデータベースデータは、その対のディスクにバックアップされる。しかしなが
ら、分布はインストールＣＤ ＲＯＭから得られる。システムは、ＣＤ ＲＯＭ
からブートし、それがＣＤからの復旧に関係するかを自動的に決定し、新しいデ
ィスクをフォーマットし、ＣＤから分布を復旧し、バックアップからデータを復
旧する。制御はステップ４２０からステップ４２２に進み、ここでインストレー
ションプロセスが終わる。
【００５４】 ステップ４２６で、アプライアンスの記憶装置は区分化およびラベル付けされ
、ファイルシステムがその上に生成される。この時点で、インストレーションソ
フトウェアは、一時記憶のためのＭＦＳを使用するのを止め、アプライアンスの
永続的記憶装置または一時的記憶装置の部分を使用し始める。制御はステップ４
２６からステップ４２８へ進む。
、ファイルシステムがその上に生成される。この時点で、インストレーションソ
フトウェアは、一時記憶のためのＭＦＳを使用するのを止め、アプライアンスの
永続的記憶装置または一時的記憶装置の部分を使用し始める。制御はステップ４
２６からステップ４２８へ進む。
【００５５】 ステップ４２８で、ウィンドウズ（Ｒ）マネージャ（たとえばＸ）が起動され
る。ディスプレイ装置がアプライアンス上に存在しなければ、ウィンドウズ（Ｒ
）マネージャは、仮想フレームバッファを用いて「クワイエットモード」で起動
される。制御はステップ４２８からステップ４３０に進む。ステップ４３０にお
いて、インストレーションソフトウェアのための環境が設定され、インストレー
ションソフトウェアが起動される。制御は次にステップ４３０からステップ４３
２へ進む。
る。ディスプレイ装置がアプライアンス上に存在しなければ、ウィンドウズ（Ｒ
）マネージャは、仮想フレームバッファを用いて「クワイエットモード」で起動
される。制御はステップ４２８からステップ４３０に進む。ステップ４３０にお
いて、インストレーションソフトウェアのための環境が設定され、インストレー
ションソフトウェアが起動される。制御は次にステップ４３０からステップ４３
２へ進む。
【００５６】 ステップ４３２で、SITE−SPECIFICフラグが「済み」にセットされているかど
うかが決定される。フラグが済みにセットされているならば、制御はステップ４
３６へ進む。さもなくば制御はステップ４３４へと進む。ステップ４３４で、サ
イト特有のパラメータに関連するインストールスクリプトが、アプライアンスの
永続的記憶装置にコピーされる。これらのインストールスクリプトは、アプライ
アンスが再ブートされるとき好ましくは実行され、サイト特有のパラメータが利
用可能になる。制御は次にステップ４３６へと進む。
うかが決定される。フラグが済みにセットされているならば、制御はステップ４
３６へ進む。さもなくば制御はステップ４３４へと進む。ステップ４３４で、サ
イト特有のパラメータに関連するインストールスクリプトが、アプライアンスの
永続的記憶装置にコピーされる。これらのインストールスクリプトは、アプライ
アンスが再ブートされるとき好ましくは実行され、サイト特有のパラメータが利
用可能になる。制御は次にステップ４３６へと進む。
【００５７】 ステップ４３６で、インストールソフトウェアは、オペレーティングシステム
と、オペレーティングシステムのためのサイト特有の構成パラメータとをインス
トールする。制御は次にステップ４３８へと進み、ここでインストレーションソ
フトウェアは、データベースサーバのためのサイト特有の構成パラメータととも
にデータベースサーバをインストールする。制御は次にステップ４４０へと進む
。
と、オペレーティングシステムのためのサイト特有の構成パラメータとをインス
トールする。制御は次にステップ４３８へと進み、ここでインストレーションソ
フトウェアは、データベースサーバのためのサイト特有の構成パラメータととも
にデータベースサーバをインストールする。制御は次にステップ４４０へと進む
。
【００５８】 ステップ４４０で、インストレーションソフトウェアは、ウェブサーバのため
のサイト特有構成パラメータとともにウェブサーバソフトウェアをインストール
する。制御は次にステップ４４２へと進む。
のサイト特有構成パラメータとともにウェブサーバソフトウェアをインストール
する。制御は次にステップ４４２へと進む。
【００５９】 ステップ４４２で、インストールソフトウェアは、ウェブデータベースソフト
ウェアと、ウェブデータベースソフトウェアのためのサイト特有構成パラメータ
とをインストールする。ウェブデータベースソフトウェアは、ウェブリクエスト
をデータベースリクエストに翻訳するソフトウェアモジュールである。たとえば
、ウェブリクエストはＨＴＴＰプロトコルに従って到着し、アプライアンスによ
って採用されるデータベースサーバによって使用されるデータベース言語（たと
えば、ＳＱＬまたはＰＬ／ＳＱＬ）に従うようウェブデータベースソフトウェア
によって変換されてもよい。制御は次にステップ４４４へと進む。ステップ４４
４で、バックアップ、復旧、および拡張ブートスクリプトが生成される。これら
のスクリプトは、自動バックアップまたは復旧を可能にし、さらに、さらなるハ
ードウェアが含まれる場合システムを拡大するための手段を提供する。制御は次
にステップ４４６へと進み、ここで他のブート／クロン（cron）／アドミンスク
リプトが生成される。ブートスクリプトは、システムを立上げるためにブートア
ップの際に行なわれ、手動の介入なしに実行するステップを規定する。クロンス
クリプトは、システム管理タスクを行なう周期的なジョブを実行する。たとえば
、それらは、クラッシュ時に遠隔の管理者のためにプロセスを自動的に実行する
よう構成され得る。アドミンスクリプトは、遠隔コンソールからのイベントおよ
び／またはコマンドに応答して管理タスクを行なう。制御は次にステップ４４８
へと進み、ここで初期バックアップが行なわれ、ステップ４５０においてインス
トレーションプロセスが終わる。
ウェアと、ウェブデータベースソフトウェアのためのサイト特有構成パラメータ
とをインストールする。ウェブデータベースソフトウェアは、ウェブリクエスト
をデータベースリクエストに翻訳するソフトウェアモジュールである。たとえば
、ウェブリクエストはＨＴＴＰプロトコルに従って到着し、アプライアンスによ
って採用されるデータベースサーバによって使用されるデータベース言語（たと
えば、ＳＱＬまたはＰＬ／ＳＱＬ）に従うようウェブデータベースソフトウェア
によって変換されてもよい。制御は次にステップ４４４へと進む。ステップ４４
４で、バックアップ、復旧、および拡張ブートスクリプトが生成される。これら
のスクリプトは、自動バックアップまたは復旧を可能にし、さらに、さらなるハ
ードウェアが含まれる場合システムを拡大するための手段を提供する。制御は次
にステップ４４６へと進み、ここで他のブート／クロン（cron）／アドミンスク
リプトが生成される。ブートスクリプトは、システムを立上げるためにブートア
ップの際に行なわれ、手動の介入なしに実行するステップを規定する。クロンス
クリプトは、システム管理タスクを行なう周期的なジョブを実行する。たとえば
、それらは、クラッシュ時に遠隔の管理者のためにプロセスを自動的に実行する
よう構成され得る。アドミンスクリプトは、遠隔コンソールからのイベントおよ
び／またはコマンドに応答して管理タスクを行なう。制御は次にステップ４４８
へと進み、ここで初期バックアップが行なわれ、ステップ４５０においてインス
トレーションプロセスが終わる。
【００６０】 統合管理コンソール 統合管理コンソール１３０は、ローカルネットワーク１０２上に実現されるデ
ータベースシステムの所有権の総費用を低減するシステム１００の多くの特徴の
１つである。統合管理コンソール１３０は、それが、データベースアプリケーシ
ョンレベル、データベースサーバレベル、オペレーティングシステムレベル、お
よびハードウェアレベルの２つ以上を含む多くのレベルでデータベースアプライ
アンス１１０の管理を統合するという点で、システム管理に対する先行の方策と
はかなり異なっている。
ータベースシステムの所有権の総費用を低減するシステム１００の多くの特徴の
１つである。統合管理コンソール１３０は、それが、データベースアプリケーシ
ョンレベル、データベースサーバレベル、オペレーティングシステムレベル、お
よびハードウェアレベルの２つ以上を含む多くのレベルでデータベースアプライ
アンス１１０の管理を統合するという点で、システム管理に対する先行の方策と
はかなり異なっている。
【００６１】 先行の方策に従えば、これらのレベルの各々は、別個の汎用のプロダクトを表
わしており、汎用のプロダクトの各々は典型的には異なったソースによって提供
される。異なったソースの各々は、その自身の汎用のプロダクトのための別個の
管理ソフトウェアを提供していた。したがって、システムは、典型的には、デー
タベースサーバを管理するためのあるソースからの管理ソフトウェアを実行する
あるコンソールと、オペレーティングシステムを管理するための別のソースから
の管理ソフトウェアを実行する別のコンソールと、ハードウェアを管理するため
の別のソースからの管理ソフトウェアを実行するさらに別のコンソールとを含ん
でいた。典型的には、各管理パッケージは、それらが管理するよう意図された汎
用のプロダクトの必然的な複雑さのために、それ自体複雑であった。さらに、各
構成要素のための管理コンソールは異なったソースによって提供されていたので
、コンソールは、共通のユーザインターフェイスまたは管理モデルを共有せず、
そのため管理の費用をかなり増大させていた。
わしており、汎用のプロダクトの各々は典型的には異なったソースによって提供
される。異なったソースの各々は、その自身の汎用のプロダクトのための別個の
管理ソフトウェアを提供していた。したがって、システムは、典型的には、デー
タベースサーバを管理するためのあるソースからの管理ソフトウェアを実行する
あるコンソールと、オペレーティングシステムを管理するための別のソースから
の管理ソフトウェアを実行する別のコンソールと、ハードウェアを管理するため
の別のソースからの管理ソフトウェアを実行するさらに別のコンソールとを含ん
でいた。典型的には、各管理パッケージは、それらが管理するよう意図された汎
用のプロダクトの必然的な複雑さのために、それ自体複雑であった。さらに、各
構成要素のための管理コンソールは異なったソースによって提供されていたので
、コンソールは、共通のユーザインターフェイスまたは管理モデルを共有せず、
そのため管理の費用をかなり増大させていた。
【００６２】 統合管理コンソール１３０は、ローカルエリアネットワーク１０２上のデータ
ベースシステムの多くの局面が遠隔から管理可能であるコンソールである。具体
的には、ローカルエリアネットワーク１０２を所有する会社は、データベースの
自社内の部署およびシステム管理者を持つ必要がない。その代わりに、サードパ
ーティの顧問が会社のデータベースシステムを遠隔から効率よく管理することが
できる。実際、同じサードパーティの顧問が、同じように、同じ統合管理コンソ
ールにより多くの会社のデータベースシステムを管理することができる。したが
って、顧問の仕事の費用を多くの会社間で分担することができる。
ベースシステムの多くの局面が遠隔から管理可能であるコンソールである。具体
的には、ローカルエリアネットワーク１０２を所有する会社は、データベースの
自社内の部署およびシステム管理者を持つ必要がない。その代わりに、サードパ
ーティの顧問が会社のデータベースシステムを遠隔から効率よく管理することが
できる。実際、同じサードパーティの顧問が、同じように、同じ統合管理コンソ
ールにより多くの会社のデータベースシステムを管理することができる。したが
って、顧問の仕事の費用を多くの会社間で分担することができる。
【００６３】 統合管理コンソール１３０は、管理者が、データベースサーバレベルでもオペ
レーティングシステムレベルでもデータベースサーバアプライアンスを遠隔から
管理することを可能にする。データベースアプリケーション自体もデータベース
アプライアンス１１０上に位置している実施例では、データベースアプリケーシ
ョンも、統合管理コンソール１３０により管理される。
レーティングシステムレベルでもデータベースサーバアプライアンスを遠隔から
管理することを可能にする。データベースアプリケーション自体もデータベース
アプライアンス１１０上に位置している実施例では、データベースアプリケーシ
ョンも、統合管理コンソール１３０により管理される。
【００６４】 任意で、統合管理コンソール１３０は、ハードウェアレベルでデータベースア
プライアンス１１０を管理するのにも使用される。たとえば、ハードウェア１１
６は、動作パラメータおよび構成が統合管理コンソール１３０により管理可能で
あるレイド（Redundant Array of Inexpensive Disks（ＲＡＩＤ））サブシステ
ムを含んでもよい。
プライアンス１１０を管理するのにも使用される。たとえば、ハードウェア１１
６は、動作パラメータおよび構成が統合管理コンソール１３０により管理可能で
あるレイド（Redundant Array of Inexpensive Disks（ＲＡＩＤ））サブシステ
ムを含んでもよい。
【００６５】 データベースアプライアンス１１０の多くの局面は、一貫したユーザインター
フェイスおよび管理モデルを使用する同じコンソールを介して管理されるので、
管理の雑務は簡素化される。さらに、統合管理コンソール１３０によって管理さ
れる部品の各々は、アプライアンスが使用される特定のコンテクストに合わせて
特別に仕立てられており、汎用のものの本質的な複雑さを欠いているので、デー
タベースアプライアンス全体の管理は、先行のデータベースシステムの部品の各
々の管理よりもかなり負担が少なくて済む。
フェイスおよび管理モデルを使用する同じコンソールを介して管理されるので、
管理の雑務は簡素化される。さらに、統合管理コンソール１３０によって管理さ
れる部品の各々は、アプライアンスが使用される特定のコンテクストに合わせて
特別に仕立てられており、汎用のものの本質的な複雑さを欠いているので、デー
タベースアプライアンス全体の管理は、先行のデータベースシステムの部品の各
々の管理よりもかなり負担が少なくて済む。
【００６６】 ある実施例に従えば、データベースアプライアンス１１０は、シンプルネット
ワーク管理プロトコル（Simple Network Management Protocol(ＳＮＭＰ）)に従
うエージェントと、マルチレベル管理エージェントとを含む。統合管理コンソー
ルは、ＳＮＭＰプロトコルを用いてＳＮＭＰエージェントと対話する。ＳＮＭＰ
エージェントは、統合管理コンソールから受取ったメッセージに応答してマルチ
レベル管理エージェントにコマンドを送るよう構成される。マルチレベル管理エ
ージェントは、データベースアプライアンス１１０のさまざまなレベルで管理機
能を行なうことにより、コマンドに応答する。
ワーク管理プロトコル（Simple Network Management Protocol(ＳＮＭＰ）)に従
うエージェントと、マルチレベル管理エージェントとを含む。統合管理コンソー
ルは、ＳＮＭＰプロトコルを用いてＳＮＭＰエージェントと対話する。ＳＮＭＰ
エージェントは、統合管理コンソールから受取ったメッセージに応答してマルチ
レベル管理エージェントにコマンドを送るよう構成される。マルチレベル管理エ
ージェントは、データベースアプライアンス１１０のさまざまなレベルで管理機
能を行なうことにより、コマンドに応答する。
【００６７】 図１に示す実施例では、統合管理コンソール１３０は、インターネットなどの
広域ネットワーク１５０を介してデータベースアプライアンス１１０に接続し交
信する。しかしながら、代替の実施例に従えば、統合管理コンソール１３０は、
直接ダイヤルアップ接続によりデータベースアプライアンス１１０に接続するよ
う構成され、それにより、データベースアプライアンス１１０を広域ネットワー
ク１５０に接続するのに必要とされるインフラストラクチャや、他方端で統合管
理コンソール１３０を広域ネットワーク１５０に接続するのに必要とされるさら
なるインフラストラクチャの必要を回避する。いくつかの実施例においては、直
接ダイヤルアップ接続でも安全上の理由のために会社のファイアウォールを通過
するであろう。
広域ネットワーク１５０を介してデータベースアプライアンス１１０に接続し交
信する。しかしながら、代替の実施例に従えば、統合管理コンソール１３０は、
直接ダイヤルアップ接続によりデータベースアプライアンス１１０に接続するよ
う構成され、それにより、データベースアプライアンス１１０を広域ネットワー
ク１５０に接続するのに必要とされるインフラストラクチャや、他方端で統合管
理コンソール１３０を広域ネットワーク１５０に接続するのに必要とされるさら
なるインフラストラクチャの必要を回避する。いくつかの実施例においては、直
接ダイヤルアップ接続でも安全上の理由のために会社のファイアウォールを通過
するであろう。
【００６８】 この発明のある実施例に従えば、統合管理コンソール１３０は、アプライアン
ス上で実行するエージェントとともに、管理者が以下の操作を遠隔で行なうこと
を可能にする： −オペレーティングシステムおよびデータベースサービスを構成および制御し
、 −パッチを与え１組のアプライアンスサーバにアップグレードし、 −完全自動管理（lights-out management）を可能にし、 システム資源使用のリポートを生成し、性能を最適化する。
ス上で実行するエージェントとともに、管理者が以下の操作を遠隔で行なうこと
を可能にする： −オペレーティングシステムおよびデータベースサービスを構成および制御し
、 −パッチを与え１組のアプライアンスサーバにアップグレードし、 −完全自動管理（lights-out management）を可能にし、 システム資源使用のリポートを生成し、性能を最適化する。
【００６９】 完全自動管理に関して、遠隔の管理者は、統合管理コンソール１３０を使用し
て、いくつかのエラー条件を表わし得る１組の「イベント」を定義し得る。管理
者は次に、イベントがトリガされると呼出されるべき「fixit」ジョブを各イベ
ントと関連付けることができる。管理者は、警報を出し、ある種の重要な警報に
応答して勤務中の管理者にページまたはｅメールを送るようシステムを構成する
こともできる。たとえば、アーカイブログを含むディスク空間が定義可能なしき
い値まで一杯になるとき、イベントはトリガ可能である。イベントは、データベ
ースのバックアップを行ない、アーカイブログをクリーンアップするジョブを呼
出し得る。ノードまたはネットワークがダウンしたときなどの他のイベントに応
答して、システムは、管理者を呼出すことにより、遠隔の管理者の注意を呼ぶこ
とができる。
て、いくつかのエラー条件を表わし得る１組の「イベント」を定義し得る。管理
者は次に、イベントがトリガされると呼出されるべき「fixit」ジョブを各イベ
ントと関連付けることができる。管理者は、警報を出し、ある種の重要な警報に
応答して勤務中の管理者にページまたはｅメールを送るようシステムを構成する
こともできる。たとえば、アーカイブログを含むディスク空間が定義可能なしき
い値まで一杯になるとき、イベントはトリガ可能である。イベントは、データベ
ースのバックアップを行ない、アーカイブログをクリーンアップするジョブを呼
出し得る。ノードまたはネットワークがダウンしたときなどの他のイベントに応
答して、システムは、管理者を呼出すことにより、遠隔の管理者の注意を呼ぶこ
とができる。
【００７０】 バックアップサーバ バックアップサーバ１３２は、ローカルネットワーク１０２に記憶される重要
な情報をバックアップするよう構成されるサーバである。バックアップサーバ１
３２は、テープ記憶装置、または、データを記憶するための、何らかの他の比較
的安価な高容量記憶媒体を含む。バックアップサーバ１３２によってバックアッ
プされるべきローカルネットワーク１０２からのデータは、実現化例によって異
なるバックアップスケジュールに従ってバックアップサーバ１３２に交信される
。さまざまなメカニズムを用いて、データを、それがローカルネットワーク１０
２内に存在しているデバイスから遠隔に位置するバックアップサーバ１３２まで
送ることが可能である。ある実施例に従えば、データは広域ネットワーク１５０
によりファイアウォール１０６を介して交信され、バックアップサーバ１３２上
にバックアップされる。代わりに、バックアップサーバ１３２は、非専用接続を
介してローカルネットワーク１０２に接続可能である。
な情報をバックアップするよう構成されるサーバである。バックアップサーバ１
３２は、テープ記憶装置、または、データを記憶するための、何らかの他の比較
的安価な高容量記憶媒体を含む。バックアップサーバ１３２によってバックアッ
プされるべきローカルネットワーク１０２からのデータは、実現化例によって異
なるバックアップスケジュールに従ってバックアップサーバ１３２に交信される
。さまざまなメカニズムを用いて、データを、それがローカルネットワーク１０
２内に存在しているデバイスから遠隔に位置するバックアップサーバ１３２まで
送ることが可能である。ある実施例に従えば、データは広域ネットワーク１５０
によりファイアウォール１０６を介して交信され、バックアップサーバ１３２上
にバックアップされる。代わりに、バックアップサーバ１３２は、非専用接続を
介してローカルネットワーク１０２に接続可能である。
【００７１】 ある実施例に従えば、バックアップサーバ１３２のための動作パラメータを決
めるバックアップサービスコマンドは、統合管理コンソール１２０により発行お
よび制御される。そのようなコマンドは、バックアップサーバ１３２がローカル
ネットワーク１０２のデータをバックアップするスケジュールを決定する。たと
えば、統合管理コンソール１３０は、夜間にインクリメンタルバックアップを行
ない、１週間に１回完全バックアップを行なうようバックアップサーバ１３２を
プログラムしてもよい。
めるバックアップサービスコマンドは、統合管理コンソール１２０により発行お
よび制御される。そのようなコマンドは、バックアップサーバ１３２がローカル
ネットワーク１０２のデータをバックアップするスケジュールを決定する。たと
えば、統合管理コンソール１３０は、夜間にインクリメンタルバックアップを行
ない、１週間に１回完全バックアップを行なうようバックアップサーバ１３２を
プログラムしてもよい。
【００７２】 ローカルネットワーク１０２のバックアップは遠隔で行なわれるので、ローカ
ルネットワーク１０２を所有する会社は、バックアップを行なうのにオンサイト
のオペレータを採用する必要がない。さらに、遠隔サイトでバックアップを行な
うオペレータは、多くの会社のためにそのようなバックアップを行なうサードパ
ーティであってもよく、それにより多くの会社間で費用を分散させ、個々の会社
の各々によって必要とされる費用を低減し得る。
ルネットワーク１０２を所有する会社は、バックアップを行なうのにオンサイト
のオペレータを採用する必要がない。さらに、遠隔サイトでバックアップを行な
うオペレータは、多くの会社のためにそのようなバックアップを行なうサードパ
ーティであってもよく、それにより多くの会社間で費用を分散させ、個々の会社
の各々によって必要とされる費用を低減し得る。
【００７３】 ディレクトリサーバ ディレクトリサービスは、システムについての情報（メタデータ）のためのレ
ポジトリである。ディレクトリサービスとの交信は、Lightweight Directory Ac
cess Protocol（ＬＤＡＰ）などのディレクトリサービスによってサポートされ
るプロトコルを介して行なわれる。デバイスについての情報を見付けるため、シ
ステムのディレクトリサービスに対して検索が行なわれる。たとえば、システム
の外のデバイスがシステム内のデバイスと交信したいことがある。システムの外
のデバイスは、それが交信したいと望むデバイスの名前しかわからないことがあ
る。名前を用いて、ディレクトリサービスはメタデータを検索し、指名されたデ
バイスのアドレスを決定する。アドレスは外のデバイスに戻され、この外のデバ
イスは次に、アドレスを用いて内部デバイスと交信することができる。
ポジトリである。ディレクトリサービスとの交信は、Lightweight Directory Ac
cess Protocol（ＬＤＡＰ）などのディレクトリサービスによってサポートされ
るプロトコルを介して行なわれる。デバイスについての情報を見付けるため、シ
ステムのディレクトリサービスに対して検索が行なわれる。たとえば、システム
の外のデバイスがシステム内のデバイスと交信したいことがある。システムの外
のデバイスは、それが交信したいと望むデバイスの名前しかわからないことがあ
る。名前を用いて、ディレクトリサービスはメタデータを検索し、指名されたデ
バイスのアドレスを決定する。アドレスは外のデバイスに戻され、この外のデバ
イスは次に、アドレスを用いて内部デバイスと交信することができる。
【００７４】 この発明のある実施例に従えば、ローカルネットワーク１０２についてのメタ
データのすべては、ローカルネットワーク１０２の外にあるディレクトリサーバ
１３４内のレポジトリに記憶される。メタデータは、たとえば、データベースア
プライアンス１１０の構成を含む、ローカルネットワーク１０２内のシステムが
いかにして構成されるかについての情報を含む。多くのデータベースアプライア
ンスを含むシステムにおいて、メタデータは、すべてのデータベースアプライア
ンスに共通している構成パラメータのある組と、個々のデータベースアプライア
ンスの各々の構成に特有の構成パラメータの組とを含む。ある実施例に従えば、
レポジトリからの構成データのコピーは、それがローカルネットワーク１０２内
のデバイスによってアクセスされ得る速度を向上させるために、ローカルネット
ワーク１０２内のデバイス上のキャッシュにも記憶される。
データのすべては、ローカルネットワーク１０２の外にあるディレクトリサーバ
１３４内のレポジトリに記憶される。メタデータは、たとえば、データベースア
プライアンス１１０の構成を含む、ローカルネットワーク１０２内のシステムが
いかにして構成されるかについての情報を含む。多くのデータベースアプライア
ンスを含むシステムにおいて、メタデータは、すべてのデータベースアプライア
ンスに共通している構成パラメータのある組と、個々のデータベースアプライア
ンスの各々の構成に特有の構成パラメータの組とを含む。ある実施例に従えば、
レポジトリからの構成データのコピーは、それがローカルネットワーク１０２内
のデバイスによってアクセスされ得る速度を向上させるために、ローカルネット
ワーク１０２内のデバイス上のキャッシュにも記憶される。
【００７５】 ネットワーク１０２内にある構成要素のための構成メタデータを集中レポジト
リに記憶すること、および、システム自体の外側にレポジトリを位置付けること
は、多くの利益を提供する。そのような利益の１つは、チューニング操作のため
の制御の集中した点を有することに関する。たとえば、統合管理コンソール１３
０のオペレータは、ディレクトリサーバ１３４に含まれるメタデータを修正する
ことにより、より良い性能のために、ネットワーク１０２の構成パラメータのい
ずれかを変更してシステムを「チューニング」することができる。そのような構
成の修正は、ディレクトリサーバ１３４からローカルネットワーク１０２に伝搬
し、変更をもたらす。
リに記憶すること、および、システム自体の外側にレポジトリを位置付けること
は、多くの利益を提供する。そのような利益の１つは、チューニング操作のため
の制御の集中した点を有することに関する。たとえば、統合管理コンソール１３
０のオペレータは、ディレクトリサーバ１３４に含まれるメタデータを修正する
ことにより、より良い性能のために、ネットワーク１０２の構成パラメータのい
ずれかを変更してシステムを「チューニング」することができる。そのような構
成の修正は、ディレクトリサーバ１３４からローカルネットワーク１０２に伝搬
し、変更をもたらす。
【００７６】 集中レポジトリの別の利益は、チューニングされたシステムを複製することに
関する。たとえば、会社が同様の計算処理のニーズを有する何百もの小売店を有
していると仮定する。店の１つが他の店より前にデータベースシステムを実現し
てしまっているかもしれない。やがてその店は、その意図された用途のために最
適に機能するようその構成をカスタマイズしチューニングしてしまった。ある時
点で、会社がその店のすべてを自動化したいとする。１つの自動化された店がそ
の構成情報を記憶する中心レポジトリを有しているので、その構成情報は簡単に
調べられ、コピーされ、同一に構成された「予め最適化された」システムをさま
ざまな他の店で実現する。
関する。たとえば、会社が同様の計算処理のニーズを有する何百もの小売店を有
していると仮定する。店の１つが他の店より前にデータベースシステムを実現し
てしまっているかもしれない。やがてその店は、その意図された用途のために最
適に機能するようその構成をカスタマイズしチューニングしてしまった。ある時
点で、会社がその店のすべてを自動化したいとする。１つの自動化された店がそ
の構成情報を記憶する中心レポジトリを有しているので、その構成情報は簡単に
調べられ、コピーされ、同一に構成された「予め最適化された」システムをさま
ざまな他の店で実現する。
【００７７】 別の利益は、破滅的な障害からの復旧に関するもので、これを以下により詳細
に記載する。
に記載する。
【００７８】 障害復旧 会社のコンピュータシステム内のサブシステムは、典型的には、ディスクまた
はネットワークカードの障害などの障害の単一の点からの復旧を促進するために
自身のメカニズムを設けている。たとえば、ＲＡＩＤサブシステムは、単一のデ
ィスク障害を自動的に補正するよう設計される。サブシステムに障害が発生する
場合、復旧はわずかにより複雑である。たとえば、ＲＡＩＤサブシステム全体に
障害が発生する場合、その上に記憶されているデータは典型的にはバックアップ
から復旧されなければならない。
はネットワークカードの障害などの障害の単一の点からの復旧を促進するために
自身のメカニズムを設けている。たとえば、ＲＡＩＤサブシステムは、単一のデ
ィスク障害を自動的に補正するよう設計される。サブシステムに障害が発生する
場合、復旧はわずかにより複雑である。たとえば、ＲＡＩＤサブシステム全体に
障害が発生する場合、その上に記憶されているデータは典型的にはバックアップ
から復旧されなければならない。
【００７９】 より破滅的な障害が発生した場合、会社のコンピュータシステム全体が機能を
停止する。典型的には、そのような障害は、システムに属していたデバイスの識
別、有効であったネットワークパラメータ、使用されていたＩＰアドレスなどの
、いかにしてシステムが構成されていたかを記述するメタデータの損失をももた
らすであろう。従来のコンピュータシステムでは、この情報はいかなる特定の場
所にも集められておらず、構成情報が適用されている構成要素間で非体系的に分
配されている。したがってそのような障害後に復旧することは非常に困難かつ費
用のかかるものであった。
停止する。典型的には、そのような障害は、システムに属していたデバイスの識
別、有効であったネットワークパラメータ、使用されていたＩＰアドレスなどの
、いかにしてシステムが構成されていたかを記述するメタデータの損失をももた
らすであろう。従来のコンピュータシステムでは、この情報はいかなる特定の場
所にも集められておらず、構成情報が適用されている構成要素間で非体系的に分
配されている。したがってそのような障害後に復旧することは非常に困難かつ費
用のかかるものであった。
【００８０】 たとえば、会社のシステムと同様のシステムが存在するならば、会社のシステ
ムを同様のシステムに基づいて再構成してからバックアップからデータを再ロー
ドすることができる。しかしながら、そのような「同様のシステム」は、会社の
システムがカスタマイズされてしまっているなら存在しないかもしれないし、ま
たは、存在していても、会社のシステムを復旧する責任のあるものによって知ら
れていないかまたは制御されていないかもしれない。さらに、システムによって
使用されるＩＰアドレスなどのいくつかの構成情報は、そのシステムに固有のも
のであるかもしれない。
ムを同様のシステムに基づいて再構成してからバックアップからデータを再ロー
ドすることができる。しかしながら、そのような「同様のシステム」は、会社の
システムがカスタマイズされてしまっているなら存在しないかもしれないし、ま
たは、存在していても、会社のシステムを復旧する責任のあるものによって知ら
れていないかまたは制御されていないかもしれない。さらに、システムによって
使用されるＩＰアドレスなどのいくつかの構成情報は、そのシステムに固有のも
のであるかもしれない。
【００８１】 システム障害の場合に、ローカルネットワーク１０２の構成メタデータのため
の集中レポジトリを有することから重要な利益が得られ、その集中レポジトリを
それが対応するシステムの外側に位置付けることからさらなる利益が得られる。
具体的には、ローカルネットワーク１０２などのコンピュータシステムのための
構成レポジトリをシステム内の単一の場所で維持することにより、破滅的な障害
からの復旧が、以下の比較的安価な段階において達成され得る、（１）バックア
ップから構成レポジトリをリストアしてシステムの構成を復旧し、（２）構成さ
れたシステム上にバックアップからのデータをリストアする。図１に示す実施例
においてのように、構成レポジトリがシステム自体の外に維持されているならば
、第１の段階はさらにより簡単なものとなる、というのもレポジトリ自体は典型
的にはバックアップから復旧される必要がないものであり、それは破滅的障害に
おいて失われないからである。
の集中レポジトリを有することから重要な利益が得られ、その集中レポジトリを
それが対応するシステムの外側に位置付けることからさらなる利益が得られる。
具体的には、ローカルネットワーク１０２などのコンピュータシステムのための
構成レポジトリをシステム内の単一の場所で維持することにより、破滅的な障害
からの復旧が、以下の比較的安価な段階において達成され得る、（１）バックア
ップから構成レポジトリをリストアしてシステムの構成を復旧し、（２）構成さ
れたシステム上にバックアップからのデータをリストアする。図１に示す実施例
においてのように、構成レポジトリがシステム自体の外に維持されているならば
、第１の段階はさらにより簡単なものとなる、というのもレポジトリ自体は典型
的にはバックアップから復旧される必要がないものであり、それは破滅的障害に
おいて失われないからである。
【００８２】 図３は、この発明の実施例に従う、クラッシュからデータベースアプライアン
スを復旧するためのプロセスのフローチャートである。図３を参照し、ステップ
３０２で、クラッシュしたアプライアンスと関連付けられるエントリのために、
統合管理コンソールを用いてディレクトリサーバ１３４によって維持されるメタ
データレポジトリを検索する。ある実施例に従うと、クラッシュしたアプライア
ンスのためのディレクトリエントリは、アプライアンスのための固有のアプライ
アンス識別子と、アプライアンスのクラスを特定するデータと、クラッシュした
アプライアンス上にインストールされていたアプリケーションソフトウェアバン
ドルのバージョンを示すデータとを含む。
スを復旧するためのプロセスのフローチャートである。図３を参照し、ステップ
３０２で、クラッシュしたアプライアンスと関連付けられるエントリのために、
統合管理コンソールを用いてディレクトリサーバ１３４によって維持されるメタ
データレポジトリを検索する。ある実施例に従うと、クラッシュしたアプライア
ンスのためのディレクトリエントリは、アプライアンスのための固有のアプライ
アンス識別子と、アプライアンスのクラスを特定するデータと、クラッシュした
アプライアンス上にインストールされていたアプリケーションソフトウェアバン
ドルのバージョンを示すデータとを含む。
【００８３】 ステップ３０４で、クラッシュしたアプライアンス上にインストールされてい
たのと同じバージョンのアプライアンスソフトウェアが、クラッシュしたアプラ
イアンスと同じクラスである新しいアプライアンス上にインストールされる。イ
ンストレーションは、クラッシュしたアプライアンスのアプライアンス識別子を
用いて行なわれ、それにより、新しいアプライアンスとクラッシュしたアプライ
アンスのディレクトリエントリとの間に関連を生成する。この時点で、メタデー
タレポジトリは、クラッシュしたアプライアンスのアプライアンス識別子と関連
付けられる有効なディレクトリエントリを有し、新しいアプライアンスの構成が
クラッシュしたアプライアンスのものではなく、まだデフォルト構成であったと
しても、新しいアプライアンスは、メタデータレポジトリ中のクラッシュしたア
プライアンスエントリを指すように設定される。
たのと同じバージョンのアプライアンスソフトウェアが、クラッシュしたアプラ
イアンスと同じクラスである新しいアプライアンス上にインストールされる。イ
ンストレーションは、クラッシュしたアプライアンスのアプライアンス識別子を
用いて行なわれ、それにより、新しいアプライアンスとクラッシュしたアプライ
アンスのディレクトリエントリとの間に関連を生成する。この時点で、メタデー
タレポジトリは、クラッシュしたアプライアンスのアプライアンス識別子と関連
付けられる有効なディレクトリエントリを有し、新しいアプライアンスの構成が
クラッシュしたアプライアンスのものではなく、まだデフォルト構成であったと
しても、新しいアプライアンスは、メタデータレポジトリ中のクラッシュしたア
プライアンスエントリを指すように設定される。
【００８４】 ステップ３０６で、統合管理コンソールを用いて、クラッシュしたアプライア
ンスのディレクトリエントリ中の、「cache not in sync」フラグと呼ばれるフ
ラグをセットする。ステップ３０８で、新しいアプライアンスが再ブートされる
。ステップ３１０で、新しいアプライアンスは、クラッシュしたアプライアンス
のディレクトリエントリであった、その関連付けられるディレクトリエントリを
検査し、cache not in syncフラグがセットされていることを検出する。このフ
ラグの検出に応答して、ステップ３１２で、新しいアプライアンスは、そのディ
レクトリエントリ中の構成情報を反映するように自己構成することによって自動
構成を行なう。
ンスのディレクトリエントリ中の、「cache not in sync」フラグと呼ばれるフ
ラグをセットする。ステップ３０８で、新しいアプライアンスが再ブートされる
。ステップ３１０で、新しいアプライアンスは、クラッシュしたアプライアンス
のディレクトリエントリであった、その関連付けられるディレクトリエントリを
検査し、cache not in syncフラグがセットされていることを検出する。このフ
ラグの検出に応答して、ステップ３１２で、新しいアプライアンスは、そのディ
レクトリエントリ中の構成情報を反映するように自己構成することによって自動
構成を行なう。
【００８５】 この時点で、統合管理コンソールを用いて、クラッシュしたアプライアンスに
よって使用されたバックアップソルーションを特定し、リストア動作を起動して
、クラッシュしたアプライアンスからバックアップされた情報を新しいアプライ
アンスにリストアし得る（ステップ３１４）。ステップ３１６で、クラッシュし
たアプライアンス上にインストールされていた任意のさらなるコンポーネントま
たはパッチが、新しいアプライアンス上にインストールされる。コンソール管理
者は、メタデータレポジトリ中のクラッシュしたアプライアンスのソフトウェア
コンポーネントリストをブラウズすることにより、パッチの適用およびさらなる
コンポーネントのインストールを起動可能である。
よって使用されたバックアップソルーションを特定し、リストア動作を起動して
、クラッシュしたアプライアンスからバックアップされた情報を新しいアプライ
アンスにリストアし得る（ステップ３１４）。ステップ３１６で、クラッシュし
たアプライアンス上にインストールされていた任意のさらなるコンポーネントま
たはパッチが、新しいアプライアンス上にインストールされる。コンソール管理
者は、メタデータレポジトリ中のクラッシュしたアプライアンスのソフトウェア
コンポーネントリストをブラウズすることにより、パッチの適用およびさらなる
コンポーネントのインストールを起動可能である。
【００８６】 ハードウェア概要 図２は、この発明の実施例が実現され得るコンピュータシステム２００を例示
するブロック図である。コンピュータシステム２００は、情報を処理するための
ＣＰＵ２０４を含む。コンピュータシステム２００は、ランダムアクセスメモリ
（ＲＡＭ）または他のダイナミック記憶装置などのメモリ２０６、および、磁気
ディスクまたは光ディスクなどの記憶システム２１０も含む。代替的に、記憶シ
ステム２１０は、コンピュータシステム２００の外側に位置していてもよく、Ｎ
ＦＳなどの標準のネットワークプロトコルを介してネットワークによりコンピュ
ータシステム２００によってアクセスされてもよい。さらに、ＮＶＲＡＭなどの
ＥＥＰＲＯＭモジュールまたは変形が、システムの立上げを支援するために使用
される命令およびデータを記憶する。
するブロック図である。コンピュータシステム２００は、情報を処理するための
ＣＰＵ２０４を含む。コンピュータシステム２００は、ランダムアクセスメモリ
（ＲＡＭ）または他のダイナミック記憶装置などのメモリ２０６、および、磁気
ディスクまたは光ディスクなどの記憶システム２１０も含む。代替的に、記憶シ
ステム２１０は、コンピュータシステム２００の外側に位置していてもよく、Ｎ
ＦＳなどの標準のネットワークプロトコルを介してネットワークによりコンピュ
ータシステム２００によってアクセスされてもよい。さらに、ＮＶＲＡＭなどの
ＥＥＰＲＯＭモジュールまたは変形が、システムの立上げを支援するために使用
される命令およびデータを記憶する。
【００８７】 この発明の他の実施例は、マザーボード上に組込みのコントローラを備えるコ
ンピュータシステムを用いて、ハードウェア構成要素のより緊密な統合を可能に
しより良い性能を達成する。そのような実施例では、システムは複数の統合化さ
れたユニットをクラスタ化することにより拡張される。
ンピュータシステムを用いて、ハードウェア構成要素のより緊密な統合を可能に
しより良い性能を達成する。そのような実施例では、システムは複数の統合化さ
れたユニットをクラスタ化することにより拡張される。
【００８８】 コンピュータシステムは、プロセッサ、メモリモジュールまたは記憶ユニット
の追加により拡大または拡張可能である。これが行なわれる場合、ソフトウェア
は、アプライアンスによるさらなる構成要素の使用を可能にするよう適応的に自
己構成する。
の追加により拡大または拡張可能である。これが行なわれる場合、ソフトウェア
は、アプライアンスによるさらなる構成要素の使用を可能にするよう適応的に自
己構成する。
【００８９】 コンピュータシステム２００は、コンピュータユーザに情報を表示するための
ディスプレイ２１２に結合され得る。ディスプレイ２１２は、たとえば、従来の
コンピュータモニタであってよく、または単に、ステータス情報を運ぶよう構成
されたＬＥＤの簡単なアレイであってもよい。ネットワークを介してやり取りさ
れる入力に加えて、コンピュータシステム２００への直接入力を可能とするため
に、入力デバイス２１４が設けられてもよい。入力デバイス２１４は、簡単なキ
ーパッドであってもよく、および／またはキーボードもしくはマウスなどのより
洗練された入力メカニズムを伴ってもよい。
ディスプレイ２１２に結合され得る。ディスプレイ２１２は、たとえば、従来の
コンピュータモニタであってよく、または単に、ステータス情報を運ぶよう構成
されたＬＥＤの簡単なアレイであってもよい。ネットワークを介してやり取りさ
れる入力に加えて、コンピュータシステム２００への直接入力を可能とするため
に、入力デバイス２１４が設けられてもよい。入力デバイス２１４は、簡単なキ
ーパッドであってもよく、および／またはキーボードもしくはマウスなどのより
洗練された入力メカニズムを伴ってもよい。
【００９０】 この発明は、データベースアプライアンスとしての、またはこれと関連付けら
れるコンピュータシステム２００の使用に関する。この発明のある実施例に従え
ば、データベースアプライアンスは、メモリ２０６に含まれる１つ以上の命令の
１つ以上のシーケンスを実行するＣＰＵ２０４に応答してコンピュータシステム
２００上で実現され、当該命令は、汎用のオペレーティングシステムについて必
要とされるサービスのすべてではなくデータベースサーバのサービスを特に提供
するように適応させられた専用のオペレーティングシステムおよびデータベース
サーバを含む。
れるコンピュータシステム２００の使用に関する。この発明のある実施例に従え
ば、データベースアプライアンスは、メモリ２０６に含まれる１つ以上の命令の
１つ以上のシーケンスを実行するＣＰＵ２０４に応答してコンピュータシステム
２００上で実現され、当該命令は、汎用のオペレーティングシステムについて必
要とされるサービスのすべてではなくデータベースサーバのサービスを特に提供
するように適応させられた専用のオペレーティングシステムおよびデータベース
サーバを含む。
【００９１】 命令は、記憶システム２１０などの別のコンピュータで読出可能な媒体からメ
モリ２０６に読出されてもよい。メモリ２０６に含まれる命令のシーケンスの実
行により、ＣＰＵ２０４は、ここに記載されるプロセスステップを行なう。代替
の実施例では、この発明を実現するためにソフトウェア命令の代わりにまたはこ
れと組合せてハードワイヤードの回路構成が使用されてもよい。したがって、こ
の発明の実施例は、ハードウェア回路構成およびソフトウェアのいかなる特定の
組合せに限られるものではない。
モリ２０６に読出されてもよい。メモリ２０６に含まれる命令のシーケンスの実
行により、ＣＰＵ２０４は、ここに記載されるプロセスステップを行なう。代替
の実施例では、この発明を実現するためにソフトウェア命令の代わりにまたはこ
れと組合せてハードワイヤードの回路構成が使用されてもよい。したがって、こ
の発明の実施例は、ハードウェア回路構成およびソフトウェアのいかなる特定の
組合せに限られるものではない。
【００９２】 ここに用いられる「コンピュータで読出可能な媒体」という言葉は、命令をＣ
ＰＵ２０４に与えて実行させるのに関与する任意の媒体のことをいう。そのよう
な媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体および伝送媒体を含むが、これに限られる
ものではない多くの形をとり得る。不揮発性媒体は、たとえば、記憶装置２１０
などの光ディスクまたは磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、主メモリ２０６な
どのダイナミックメモリを含む。伝送媒体は、バス２０２を含むワイヤを含む、
同軸ケーブル、銅線および光ファイバを含む。伝送媒体は、無線データ通信およ
び赤外データ通信中に生成されるものなどの、音波または光波の形をとることも
可能である。
ＰＵ２０４に与えて実行させるのに関与する任意の媒体のことをいう。そのよう
な媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体および伝送媒体を含むが、これに限られる
ものではない多くの形をとり得る。不揮発性媒体は、たとえば、記憶装置２１０
などの光ディスクまたは磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、主メモリ２０６な
どのダイナミックメモリを含む。伝送媒体は、バス２０２を含むワイヤを含む、
同軸ケーブル、銅線および光ファイバを含む。伝送媒体は、無線データ通信およ
び赤外データ通信中に生成されるものなどの、音波または光波の形をとることも
可能である。
【００９３】 コンピュータシステム２００は、ネットワークカード２１８も含む。ネットワ
ークカード２１８は、ローカルネットワーク２２２に接続されるネットワーク２
２０に結合する双方向のデータ通信を提供する。ネットワークカード２１８は、
さまざまな種類の情報を表わすデジタルデータストリームを運ぶ電気信号、電磁
波信号または光信号を送信および受信する。
ークカード２１８は、ローカルネットワーク２２２に接続されるネットワーク２
２０に結合する双方向のデータ通信を提供する。ネットワークカード２１８は、
さまざまな種類の情報を表わすデジタルデータストリームを運ぶ電気信号、電磁
波信号または光信号を送信および受信する。
【００９４】 ネットワークリンク２２０は、典型的には、１つ以上のネットワークを介する
他のデータ装置へのデータ通信を提供する。たとえば、ネットワークリンク２２
０は、ローカルネットワーク２２０を介して、ホストコンピュータ２２４へ、ま
たは、インターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）２２６によって作動される
データ機器への接続を与えてもよい。ＩＳＰ２２６は、現在通常「インターネッ
ト」２２８と呼ばれるワルードワイドパケットデータ通信ネットワークを介して
のデータ通信サービスを提供する。ローカルネットワーク２２２およびインター
ネット２２８はどちらも、デジタルデータストリームを運ぶ電気信号、電磁波信
号または光信号を使用する。コンピュータシステム２００へおよびこれからデジ
タルデータを運ぶ、さまざまなネットワークを介する信号ならびにネットワーク
リンク２２０およびネットワークカード２１８による信号は、情報を転送する搬
送波の例としての形である。
他のデータ装置へのデータ通信を提供する。たとえば、ネットワークリンク２２
０は、ローカルネットワーク２２０を介して、ホストコンピュータ２２４へ、ま
たは、インターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）２２６によって作動される
データ機器への接続を与えてもよい。ＩＳＰ２２６は、現在通常「インターネッ
ト」２２８と呼ばれるワルードワイドパケットデータ通信ネットワークを介して
のデータ通信サービスを提供する。ローカルネットワーク２２２およびインター
ネット２２８はどちらも、デジタルデータストリームを運ぶ電気信号、電磁波信
号または光信号を使用する。コンピュータシステム２００へおよびこれからデジ
タルデータを運ぶ、さまざまなネットワークを介する信号ならびにネットワーク
リンク２２０およびネットワークカード２１８による信号は、情報を転送する搬
送波の例としての形である。
【００９５】 コンピュータシステム２００は、ネットワーク、ネットワークリンク２２０お
よびネットワークカード２１８を介して、プログラムコードを含むデータを受取
りメッセージを送ることができる。インターネットの例では、サーバ２３０は、
インターネット２２８、ＩＳＰ２２６、ローカルネットワーク２２２およびネッ
トワークカード２１８を介してアプリケーションプログラムのための要求された
コードを伝送し得る。
よびネットワークカード２１８を介して、プログラムコードを含むデータを受取
りメッセージを送ることができる。インターネットの例では、サーバ２３０は、
インターネット２２８、ＩＳＰ２２６、ローカルネットワーク２２２およびネッ
トワークカード２１８を介してアプリケーションプログラムのための要求された
コードを伝送し得る。
【００９６】 受取られたコードは、受取られたときにＣＰＵ２０４によって実行され、およ
び／または、記憶装置２１０もしくは他の不揮発性記憶装置に記憶され後に実行
されてもよい。このようにして、コンピュータシステム２００は、搬送波の形で
アプリケーションコードを獲得し得る。
び／または、記憶装置２１０もしくは他の不揮発性記憶装置に記憶され後に実行
されてもよい。このようにして、コンピュータシステム２００は、搬送波の形で
アプリケーションコードを獲得し得る。
【００９７】 コンピュータシステムを保守する費用を低減するためのさまざまな技術がデー
タベースシステムのコンテクストにおいて上述されたが、それらは必ずしもいず
れかの特定のコンテクストに制限されるものでない。たとえば、データベースア
プライアンス１１０を有するのではなく、コンピュータシステムは、電子メール
を扱うためのメールサーバアプライアンスを含んでもよい。そのようなサーバは
、たとえば、ｅメールサーバソフトウェアを含み、サーバソフトウェアの下のア
プライアンスレベル（すなわち、おそらくデータベースシステム、オペレーティ
ングシステム、およびハードウェア）がｅメールサーバソフトウェアのニーズに
合わせて特別に仕立てられる。
タベースシステムのコンテクストにおいて上述されたが、それらは必ずしもいず
れかの特定のコンテクストに制限されるものでない。たとえば、データベースア
プライアンス１１０を有するのではなく、コンピュータシステムは、電子メール
を扱うためのメールサーバアプライアンスを含んでもよい。そのようなサーバは
、たとえば、ｅメールサーバソフトウェアを含み、サーバソフトウェアの下のア
プライアンスレベル（すなわち、おそらくデータベースシステム、オペレーティ
ングシステム、およびハードウェア）がｅメールサーバソフトウェアのニーズに
合わせて特別に仕立てられる。
【００９８】 前の明細書において、この発明はその具体的な実施例と関連して記載された。
しかしながら、この発明のより広い精神および範囲から逸脱することなしにこれ
にさまざまな変形および変更をなすことが可能であることが明らかである。した
がって、明細書および図面は制限的な意味ではなく例示的な意味にみなされるべ
きである。
しかしながら、この発明のより広い精神および範囲から逸脱することなしにこれ
にさまざまな変形および変更をなすことが可能であることが明らかである。した
がって、明細書および図面は制限的な意味ではなく例示的な意味にみなされるべ
きである。
【図１Ａ】 本発明の実施例を実現するシステムを示すブロック図である。
【図１Ｂ】 本発明の実施例を実現するシステムの代替の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図１Ｃ】 本発明の実施例を実現するシステムの代替の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図１Ｄ】 本発明の実施例を実現するシステムの代替の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】 この発明の実施例に従うデータベースアプライアンスを実現する
ために使用され得るマシンのブロック図である。
ために使用され得るマシンのブロック図である。
【図３】 この発明の実施例に従うデータベースアプライアンスを復旧する
ためのステップを示す流れ図である。
ためのステップを示す流れ図である。
【図４Ａ】 この発明の実施例に従う、データベースアプライアンスソフト
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
【図４Ｂ】 この発明の実施例に従う、データベースアプライアンスソフト
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
【図４Ｃ】 この発明の実施例に従う、データベースアプライアンスソフト
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
【図４Ｄ】 この発明の実施例に従う、データベースアプライアンスソフト
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
ウェアバンドルをマシン上にインストールしてデータベースアプライアンスを生
成するためのステップを示す流れ図である。
【手続補正書】特許協力条約第１９条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年８月９日（２０００．８．９）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１７
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項１７】 メタデータを集め集中レポジトリに記憶するステップは、
前記システムの外にある集中レポジトリにメタデータを集め記憶することによっ
て行なわれる、請求項１５に記載の方法。
前記システムの外にある集中レポジトリにメタデータを集め記憶することによっ
て行なわれる、請求項１５に記載の方法。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年３月６日（２００１．３．６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ， ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，Ｌ Ｋ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，Ｔ Ｊ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ロシター，ジェイ アメリカ合衆国、94303 カリフォルニア 州、パロ・アルト、ロイス・レーン、164 (72)発明者 ストーエル，デイビッド アメリカ合衆国、95014 カリフォルニア 州、キューパーティーノ、チェルムズフォ ード・ドライブ、18253 (72)発明者 ナコス，ディミトリス アメリカ合衆国、94301 カリフォルニア 州、パロ・アルト、ミドルフィールド・ロ ード、2220 (72)発明者 バドゥリ，パリ アメリカ合衆国、94403 カリフォルニア 州、フォスター・シティ、フォスター・シ ティ・ブールバード、1043、エイ (72)発明者 マラ，ベンカット アメリカ合衆国、94555 カリフォルニア 州、フレモント、リンフォード・テラス、 6133 (72)発明者 チェン，ジェーン アメリカ合衆国、94030 カリフォルニア 州、ミルブレイ、リッチモンド・ドライ ブ、395、ナンバー・18 (72)発明者 クマレサン，バラ アメリカ合衆国、94002 カリフォルニア 州、ベルモント、オールド・カントリー・ ロード、625、ナンバー・215 (72)発明者 ジョン，イー・ソ・ジョン アメリカ合衆国、94062 カリフォルニア 州、レッドウッド・シティ、ジェファーソ ン・アベニュ、1235、ナンバー・102 (72)発明者 バネルジー，ニロイ アメリカ合衆国、94040 カリフォルニア 州、マウンテン・ビュー、フェイエット・ ドライブ、2675、ナンバー・207 (72)発明者 マトゥリ，スリニバス アメリカ合衆国、95051 カリフォルニア 州、サンタ・クララ、ヒルズデール・アベ ニュ、471 (72)発明者 ギャンティ，ラリサ アメリカ合衆国、94402 カリフォルニア 州、ベルモント、オールド・カウンティ・ ロード、639、ナンバー・13 (72)発明者 ベンカタラマン，ラムクマール アメリカ合衆国、94404 カリフォルニア 州、フォスター・シティ、アドミラルティ ー・レーン、1208 (72)発明者 スサニカム，バラスブラマニャム アメリカ合衆国、94063 カリフォルニア 州、レッドウッド・シティ、セカンド・ア ベニュ、1107、ナンバー・501 (72)発明者 オウ，ユアンジャン アメリカ合衆国、94062 カリフォルニア 州、レッドウッド・シティ、ホイップル・ アベニュ、1230、ナンバー・307 (72)発明者 クーネン，ジョセフ・テラッティル インド、560 038 カルナタカ、バンガロ ール、インディラ・ナガー・セカンド・ス テージ、クロス、９、ナンバー・754 (72)発明者 ラワト，ハリシュ インド、56004−７ カルナタカ、バンガ ロール、パームグローブ・ロード、ムクン ド・アパートメンツ、ハウス・ナンバー・ 016（番地なし) (72)発明者 オラガッパン，ムス インド、タミナドゥ、チェンナイ、アンバ トゥー、ビナヤガプラム、ジェーバーナン ダム・ストリート、ナンバー・９ (72)発明者 シバクマール，シバカラム・プラカシュ インド、506 052 バンガロール、ミラ ー・ロード、71、ソナ・タワーズ、セブン ス・フロア Ｆターム(参考） 5B076 AA02 AB09 BB00 5B082 AA01 DE00 EA01 HA08 JA01 【要約の続き】 要素は、インターネットなどの広域ネットワークを介し て、またはダイヤルアップ接続によって直接にシステム と交信し得る。
Claims (28)
- 【請求項１】 データベースサーバと、 特徴および構成がデータベースサーバおよびサポートする構成要素によって決
められる専用のオペレーティングシステムとを含む、データベースアプライアン
ス。 - 【請求項２】 データベースアプライアンスは、自動的に、 データベースサーバがインストールされている環境を検出し、かつ 検出された環境に基づいて前記データベースサーバを構成する自己構成ソフト
ウェアを含む、請求項１に記載のデータベースアプライアンス。 - 【請求項３】 データベースアプライアンスは、前記データベースサーバに
よって必要とされるサービスに基づいて特別に構成された専用のハードウェアを
含む、請求項１に記載のデータベースアプライアンス。 - 【請求項４】 前記データベースサーバは、特定のデータベースアプリケー
ションによって必要とされるサービスに基づいて特別に構成される、請求項１に
記載のデータベースアプライアンス。 - 【請求項５】 前記特定のデータベースアプリケーションは、オンライント
ランザクション処理アプリケーションであり、前記データベースアプライアンス
は、Ｉ／Ｏサービス専用の比較的より多い資源と、計算処理サービス専用の比較
的より少ない資源とで構成される、請求項４に記載のデータベースアプライアン
ス。 - 【請求項６】 コマンドに応答して前記データベースサーバおよび前記オペ
レーティングシステムと関連付けられるパラメータを変更するよう構成される管
理エージェントの構成要素をさらに含む、請求項１に記載のデータベースアプラ
イアンス。 - 【請求項７】 前記オペレーティングシステムは、特定のアドレス空間にロ
ードされるカーネルを含み、前記データベースサーバは、前記カーネルの前記特
定のアドレス空間にコンテクストを切換えることなしに項目を記憶するメモリを
直接読出すことによって前記オペレーティングシステムによって維持される情報
の少なくとも１つの項目を読出すよう構成される、請求項１に記載のデータベー
スアプライアンス。 - 【請求項８】 オペレーティングシステムは、前記オペレーティングシステ
ムによって提供されるサービスへの直接のエンドユーザのアクセスを防ぐよう構
成される、請求項１に記載のデータベースアプライアンス。 - 【請求項９】 データベースアプライアンスを実現するための方法であって
、前記方法は、 データベースサーバを実行するためにカスタマイズされた専用のオペレーティ
ングシステムを生成するステップと、 前記専用のオペレーティングシステムを含むプラットフォーム上で前記データ
ベースサーバを実行するステップとを含む、方法。 - 【請求項１０】 前記専用のオペレーティングシステムを生成するステップ
は、 前記データベースサーバによって必要とされるサービスを決定するステップと
、 前記データベースサーバによって必要とされるそれらのサービスを特にサポー
トするよう元のオペレーティングシステムを書込むステップとを含む、請求項９
に記載の方法。 - 【請求項１１】 前記専用のオペレーティングシステムを生成するステップ
は、 前記データベースサーバによって必要とされるサービスを決定するステップと
、 前記専用のオペレーティングシステムを生成するよう汎用のオペレーティング
システムを修正するステップとを含む、請求項９に記載の方法。 - 【請求項１２】 前記データベースサーバによって必要とされるサービスを
決定するステップは、前記データベースサーバのコードを検査して前記データベ
ースサーバによってなされるオペレーティングシステムコールを特定するステッ
プを含む、請求項１１に記載の方法。 - 【請求項１３】 前記データベースサーバによって必要とされるサービスを
決定するステップは、前記データベースサーバの実行を追跡し、前記汎用のオペ
レーティングシステムのどの部分が前記データベースサーバの実行中に使用され
るかを決定するステップを含む、請求項１１に記載の方法。 - 【請求項１４】 汎用のオペレーティングシステムを修正するステップは、
前記汎用のオペレーティングシステムによって提供されるサービスへの直接のエ
ンドユーザのアクセスを可能にするすべてのインターフェイスを前記汎用のオペ
レーティングシステムから除去することにより行なわれる、請求項１１に記載の
方法。 - 【請求項１５】 ネットワークに配置される複数個のデバイスを含むシステ
ムを管理するための方法であって、前記方法は、 前記システムおよび前記複数個のデバイスの各デバイスについての構成情報を
反映するメタデータを集め集中レポジトリに記憶するステップと、 前記集中レポジトリ内のメタデータに基づいて前記システムの構成を管理する
ステップとを含む、方法。 - 【請求項１６】 システムの障害に応答して、 バックアップから集中レポジトリを復旧するステップと、 集中レポジトリ内のメタデータを用いてシステムを構成するステップと、 システムが構成された後システムを復旧するステップとを行なうステップをさ
らに含む、請求項１５に記載の方法。 - 【請求項１７】 メタデータを集め集中レポジトリに記憶するステップは、
前記システムの外にあるメタデータを集中レポジトリに集めて記憶することによ
って行なわれる、請求項１５に記載の方法。 - 【請求項１８】 システムの障害に応答して、 集中レポジトリにリストアされたメタデータに基づいてシステムを構成するス
テップと、 システムが構成された後システムを復旧するステップとを行なうステップをさ
らに含む、請求項１５に記載の方法。 - 【請求項１９】 第２のシステムと関連付けられる第２の集中レポジトリに
前記メタデータをコピーするステップと、 前記第２の集中レポジトリに含まれるメタデータに基づいて前記第２のシステ
ムを構成するステップとを行なうことによって前記システムを複製するステップ
をさらに含む、請求項１５に記載の方法。 - 【請求項２０】 １つ以上のデータベースサーバを含むデータベースシステ
ムを管理するための方法であって、前記方法は、 データベースシステム中の、データベースアプリケーション層、データベース
サーバ層、オペレーティングシステム層、およびハードウェア層の少なくとも２
つを管理するよう構成される統合管理モジュールをコンソールで実行するステッ
プと、 前記統合管理モジュールによって与えられるユーザインターフェイスと対話し
て前記少なくとも２つの層の動作パラメータを変更するステップとを含む、方法
。 - 【請求項２１】 データベースサーバ層は１つ以上のデータベースサーバを
含み、 オペレーティングシステム層は、前記データベースサーバを実行するマシン上
に存在する１つ以上のオペレーティングシステムを含み、 統合管理モジュールは、１つ以上のデータベースサーバおよび１つ以上のオペ
レーティングシステムを管理するよう構成され、 前記統合管理モジュールによって与えられるユーザインターフェイスと対話す
るステップは、前記１つ以上のデータベースサーバおよび前記１つ以上のオペレ
ーティングシステムの動作パラメータを変更する、請求項２０に記載の方法。 - 【請求項２２】 システムは１つ以上のデータベースクライアントを含み、 前記データベースクライアントは、前記データベースアプリケーション層を含
む１つ以上のデータベースアプリケーションを実行し、 前記統合管理モジュールは、前記１つ以上のデータベースアプリケーションを
管理するようさらに構成される、請求項２１に記載の方法。 - 【請求項２３】 少なくとも１つのハードウェアサブシステムが、前記１つ
以上のデータベースサーバを実行するために使用され、 前記統合管理モジュールは、前記少なくとも１つのハードウェアサブシステム
を管理するようさらに構成される、請求項２１に記載の方法。 - 【請求項２４】 前記少なくとも１つのハードウェアサブシステムは、前記
統合管理モジュールによって管理されるＲＡＩＤサブシステムを含む、請求項２
３に記載の方法。 - 【請求項２５】 前記１つ以上のデータベースサーバは、ローカルネットワ
ーク上に存在し、 前記コンソールは前記ローカルネットワークに属さない、請求項２１に記載の
方法。 - 【請求項２６】 コンソールは広域ネットワークに接続され、前記ローカル
ネットワークは前記広域ネットワークに接続され、前記コンソールは前記広域ネ
ットワークを介して交信されるメッセージを介して前記１つ以上のデータベース
サーバを管理する、請求項２５に記載の方法。 - 【請求項２７】 コンソールは、前記コンソールと前記ローカルネットワー
クとの間で確立されるダイヤルアップ接続により送られるメッセージによって前
記１つ以上のデータベースサーバを管理する、請求項２５に記載の方法。 - 【請求項２８】 前記コンソールは、前記広域ネットワークに接続されるデ
バイス上に存在する集中レポジトリに記憶されたメタデータを変更することによ
って前記１つ以上のデータベースサーバおよび前記１つ以上のオペレーティング
システムを管理し、前記メタデータは、前記１つ以上のデータベースサーバおよ
び前記１つ以上のオペレーティングシステムの構成パラメータを反映するデータ
を含み、前記集中レポジトリ内の前記メタデータになされた変更は、前記広域ネ
ットワークにより前記ローカルネットワーク上のデバイスに伝搬される、請求項
２６に記載の方法。
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