JPH07121468A - サーバー選択装置 - Google Patents

サーバー選択装置

Info

Publication number
JPH07121468A
JPH07121468A JP5262491A JP26249193A JPH07121468A JP H07121468 A JPH07121468 A JP H07121468A JP 5262491 A JP5262491 A JP 5262491A JP 26249193 A JP26249193 A JP 26249193A JP H07121468 A JPH07121468 A JP H07121468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
client
kana
kanji conversion
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5262491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Aihara
一雄 相原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5262491A priority Critical patent/JPH07121468A/ja
Publication of JPH07121468A publication Critical patent/JPH07121468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】かな漢字変換サーバーと、かな漢字変換サービ
スを受けるクライアントが接続するネットワークシステ
ムおいて、クライアントに常に安定したかな漢字変換サ
ービスを提供し、同時に全体的な処理効率を向上させ
る。 【構成】問合せ受付手段11でクライアントからのかな
漢字変換要求を受け付け、サーバー選択手段14でサー
バー情報保持手段を調べ、その時点で最も処理負担の少
ないサーバーを選択し、送信手段15で前記選択された
サーバー名を問い合わせのあったクライアントに通知す
る。また、問合せ受付手段11でサーバーからの状態変
化の通知を受け付け、情報更新手段13でサーバー情報
保持手段12の該当するサーバーの利用状況に関する情
報を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、かな漢字変換サーバ
ーと、かな漢字変換サービスを受けるクライアントが接
続するネットワークシステムに関し、詳しくはクライア
ントからの問い合わせに応じて最適なサーバーを選択
し、そのサーバー名をクライアントに通知するサーバー
選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを利用したかな漢字
変換では、かな漢字変換サービスを提供するサーバーに
接続することにより、クライアント(かな漢字変換装
置)は自身で単語辞書にアクセスすることなしに、かな
漢字変換サービスを受けことができる。かな漢字変換サ
ービスを受けようとするクライアントがかな漢字変換サ
ービスを提供するサーバーと通信しようとするときは、
サーバー名を特定して指定したり、いくつかの候補を記
述して順番に接続を試みたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ネットワークを利用したかな漢字変換では、クライアン
ト側はサーバー名を知らなければ目的とするサーバーに
接続することはできなかった。また、サーバー名を知っ
ている場合でも、そのサーバーが何らかの理由によりダ
ウンしていたり、サーバー自身が立ち上がっていないよ
うな場合も接続することはできないため、クライアント
はかな漢字変換ができないという問題点があった。さら
に、従来はクライアントのスケジューリングについては
何ら考慮されていなかったため、例えばあるサーバーで
はクライアントの接続数が多く、あるサーバーではクラ
イアントの接続がほとんどない、というように特定のサ
ーバーにクライアントが集中した場合には、全体的な処
理効率が悪くなるという問題点があった。
【0004】この発明は、サーバー名あるいはその状態
を知らない場合でも、常に安定したかな漢字変換サービ
スを提供するとともに、負荷を適切に分散することによ
り、全体的な処理効率を向上させるようにしたサーバー
選択装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるサーバ
ー選択装置は、かな漢字変換サービスを提供するサーバ
ーと、当該サーバーに接続してかな漢字変換サービスを
受けるクライアントにより構成されるネットワークシス
テムに適用されるものであり、ネットワークを通じてク
ライアントからサーバーの問い合わせを受け付ける問い
合わせ受付手段と、ネットワーク上に接続されたサーバ
ーの利用状況に関する情報を保持するサーバー情報保持
手段と、前記サーバーの状態変化に応じて、該当するサ
ーバーの利用状況に関する情報を更新する情報更新手段
と、前記問い合わせ受付手段で受け付けたサーバーの問
い合わせに応じて前記サーバー情報保持手段を参照し、
その時点で最も処理負担の少ないサーバーを選択するサ
ーバー選択手段と、前記サーバー選択手段で選択された
サーバー名を、問い合わせのあったクライアントに送信
する送信手段とを具えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】問合わせ受付手段でクライアントからサーバー
についての問い合わせを受け付けると、サーバー選択手
段はサーバー情報保持手段を調べ、その時点で最も処理
負担の少ないサーバーを選択する。送信手段15はサー
バー選択手段で選択されたサーバー名を問い合わせのあ
ったクライアントに通知する。また、問合わせ受付手段
でサーバーからの状態変化の通知を受け付けると、情報
更新手段はサーバー情報保持手段の該当するサーバーの
利用状況に関する情報を更新する。
【0007】これによれば、クライアントがサーバー名
を知らなくても、サーバー選択装置で選択された最適な
サーバー名が通知されるため、クライアントはサーバー
名を覚える必要はない。また、特定のサーバーがダウン
または立ち上がっていないような場合でも、正常に稼動
している他のサーバー名が通知されるため、クライアン
トはサーバー候補のリストに従って順番に接続を試みる
などの操作を行う必要がない。したがって、サーバーの
状態にかかわらず安定したかな漢字変換サービスを得る
ことができる。また、処理負担の少ないサーバーから順
に選択されるため、特定のサーバーにクライアントの接
続が集中することがない。すなわち、処理負荷の分散が
図られるため、全体的な処理効率を向上させることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係わるサーバー選択装置の
一実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図2は、この発明に係わるサーバー選択装
置をマスタサーバーとして接続したネットワークシステ
ムの構成図である。図2において、1(〜M)はかな漢
字変換サービスを提供するサーバー、2(〜N)は前記
サーバーに接続してかな漢字変換サービスを受けるクラ
イアント、3はこの発明に係わるサーバー選択装置を適
用したマスタサーバーであり、これらは一つのネットワ
ーク4上に接続されている。なお、この発明に係わるサ
ーバー選択装置の機能は、他のサーバーあるいはクライ
アント上で実現してもよい。
【0010】図1は、上記マスタサーバー3の機能的な
構成を示すブロック図である。このマスタサーバー3
は、機能的に、問合せ受付手段11、サーバー情報保持
手段12、情報更新手段13、サーバー選択手段14、
送信手段15により構成されている。
【0011】問合せ受付手段11は、ネットワーク4と
接続しており、このネットワーク4を通じてクライアン
トあるいはサーバーからのパケットを受け付け、その内
容を解釈する。
【0012】サーバー情報保持手段12は、ネットワー
ク上に接続されたサーバーの利用状況に関する情報を保
持する。サーバーの利用状況に関する情報としては、例
えばサーバーが接続しているクライアント数、サーバー
のCPUコストとクライアント数の積(トータルコス
ト)、あるいはそのサーバーの単位時間当たりの平均変
換文字数などが考えられる。これらの情報は、後述する
かな漢字変換サーバー利用状況テーブルで管理される。
【0013】情報更新手段13は、ネットワーク上にあ
るサーバーの状態変化に応じて前記テーブルの内容を更
新する。この実施例では、サーバーの利用状況に関する
情報を状態変化が生じたサーバーからネットワークを通
じて得るようにしているが、マスタサーバーからサーバ
ー側に定期的に利用状況の問い合わせを行うようにして
もよいし、サーバーの利用状況に関する情報のみを管理
する他のサーバーから情報を得るようにしてもよい。
【0014】サーバー選択手段14は、問合せ受付手段
11で受け付けたクライアントからの問い合わせに応じ
てサーバー情報保持手段12のかな漢字変換サーバー利
用状況テーブルを参照し、その時点で最も処理負担の少
ないサーバーを選択して送信手段15に通知する。例え
ば利用状況をクライアント数で評価した場合には、クラ
イアント数の最も少ないサーバーを選択し、トータルコ
ストで評価した場合には、コストの最も少ないサーバー
を選択する。また、サーバーの単位時間当たりの平均変
換文字数で評価した場合には、最も最近の単位時間にお
ける平均変換文字数が最も少ないサーバーを選択する。
【0015】送信手段15は、サーバー選択手段14で
選択されたサーバー名を、問い合わせのあったクライア
ントに送信する。
【0016】なお、このマスタサーバー3は通常のサー
バーとしての機能も具えているが、ここでは説明を省略
する。
【0017】図3は、図1に示したマスタサーバー3を
実現するための具体例を示したものであり、例えばネッ
トワークを利用したかな漢字変換機能を有するワークス
テーションのハードウェア構成を示している。
【0018】表示装置21は、CRTなどのディスプレ
イ画面を具え、画面上にかな漢字変換処理の対象となる
文章などを表示する。表示装置21での表示は表示装置
制御部22により制御されている。
【0019】キーボード23は、コマンドや文字列など
のデータ入力用の入力装置であり、画面上で指示選択を
行うためのマウス24が接続されている。キーボード2
3やマウス24から入力された各種のデータや指示は、
キーボード/マウス制御部25を通じてプロセッサ部2
9に送られる。
【0020】ディスク装置26は、磁気ディスクなどの
2次記憶装置で構成され、かな漢字変換サーバー利用状
況テーブルをファイル形式で格納している。ディスク装
置26でのデータの入出力はディスク装置制御部27で
制御されている。ディスク装置26は、図1のサーバー
情報保持手段12の機能を実現している。
【0021】主記憶装置28は、RAMなどのメモリ装
置で構成されるバッファ記憶であり、各種プログラムの
ほか、キーボード23及びマウス24から入力された各
種のデータや命令などを一時的に記憶する。
【0022】プロセッサ部29は、CPUおよびその周
辺回路により構成される中央処理装置であり、制御プロ
グラムに従って上記各部の動作を管理し、また所定のデ
ータに対する演算処理などを実行する。プロセッサ部2
9は、図1の情報更新手段13およびサーバー選択手段
14の機能を実現している。
【0023】また、このワークステーションは図示せぬ
通信制御部を通じてネットワークに接続されている。通
信制御部は、図1の問合せ受付手段11および送信手段
15の機能を実現している。
【0024】次に、図2のネットワークシステムにおい
て、クライアントがネットワークを利用してかな漢字変
換を行う場合の基本的な動作について説明する。
【0025】図4は、クライアントがサーバーへ接続す
る際の手順を示すフローチャートである。まず、クライ
アントはかな漢字変換サービスを提供するサーバーに接
続するために、これからかな漢字変換を始める旨の要求
をネットワークに対してブロードキャストを行う(ステ
ップ101、102)。この時、クライアントはサーバ
ー名を知っている必要はない。ブロードキャストを受け
取ったたマスタサーバーは、かな漢字変換サーバー利用
状況テーブルを調べ、その時点で最も処理負担の少ない
サーバーを選択し、その名をブロードキャストしたクラ
イアントに返す(ステップ103)。サーバー名を返さ
れたクライアントは、その名前のサーバーに接続する
(ステップ104、105)。
【0026】図5は、クライアントがマスタサーバーか
ら通知されたサーバーに接続した際と、接続終了した際
の手順を示すフローチャートである。ここでは、サーバ
ーに接続するクライアント数の変化をサーバーの状態変
化とする。サーバーは接続開始(または終了)要求を受
けたとき、すなわち自身に接続するクライアント数に変
化が生じたときは、マスタサーバーに対してブロードキ
ャストを行い、クライアント数の変更を通知する(ステ
ップ201、202)。ブロードキャストを受け取った
たマスタサーバーは、かな漢字変換サーバー利用状況テ
ーブルのクライアント数を更新する(ステップ203、
204)。
【0027】図6は、サーバーがブートアップされた際
の手順を示すフローチャートである。ブートアップと
は、サーバーがダウンした状態から復帰した状態、ある
いは立ち上がった状態をいう。サーバーは自身がブート
アップした際に、ネットワークに対してブロードキャス
トを行う(ステップ301、302)。ブロードキャス
トを受け取ったマスタサーバーは、かな漢字変換サーバ
ー利用状況テーブルにブートアップされたサーバーに関
する情報を登録する(ステップ303、304)。 次
に、上記図4〜図6の処理を実施する際のマスタサーバ
ーの処理手順を図1を参照しながら、図7のフローチャ
ートにより説明する。
【0028】問合わせ受付手段11は、クライアントま
たはサーバーからのパケットを監視し(ステップ40
1)、パケットを受信したときは、それがクライアント
からのかな漢字変換要求かどうかを判断する(ステップ
402)。パケットがかな漢字変換要求であるならば、
サーバー選択手段14はサーバー情報保持手段12のか
な漢字変換サーバー利用状況テーブルを調べ、その時点
で最も処理負担の少ないサーバーを選択する(ステップ
403)。送信手段15は、サーバー選択手段14で選
択されたサーバー名を問い合わせのあったクライアント
に通知する(ステップ404)。ステップ402でかな
漢字変換要求でないときは、サーバーからのクライアン
ト数の変更通知かどうかを判断する(ステップ40
5)。クライアント数の変更通知であるならば、情報更
新手段13はかな漢字変換サーバー利用状況テーブルを
調べ、該当するサーバーのクライアント数を更新する
(ステップ406)。ステップ405でクライアント数
の変更通知でないときは、サーバーからのブートアップ
の通知かどうかを判断する(ステップ407)。ブート
アップの通知でなければ対応するその他の処理を行う
(ステップ408)。また、ブートアップの通知である
ならば、情報更新手段13はかな漢字変換サーバー利用
状況テーブルにブートアップされたサーバーに関する情
報を登録する(ステップ409)。
【0029】次に、かな漢字変換サーバー利用状況テー
ブルの具体例を挙げて、テーブル情報の更新やサーバー
の選択に方法について説明する。
【0030】図8〜図11は、かな漢字変換サーバー利
用状況テーブルの構成例であり、サーバーの利用状況を
クライアント数で評価した例を示している。今、図8の
状態でクライアントからサーバーの問合わせがあった場
合、マスタサーバーでは最も処理負担の少ないサーバー
として、クライアント数の最も少ないサーバーであるKs
erver2を選択し、サーバー名を問合わせのあったクライ
アントに通知する。サーバー名を返されたクライアント
が該当のサーバーに接続すると、クライアントの接続し
たサーバーからマスタサーバーに対してクライアント数
の変更が通知される。マスタサーバーは、図9に示すよ
うに該当するサーバーのクライアント数を更新する。図
9は、Kserver2に新たにクライアントが追加され、クラ
イアント数が1つ増えた状態を示している。
【0031】図8の状態でクライアントからKserver1に
操作終了が通知されると、Kserver1からマスタサーバー
に対してクライアント数の変更が通知される。マスタサ
ーバーは、図10に示すように該当するサーバーのクラ
イアント数を更新する。図10は、図8の状態からKser
ver1に接続していたクライアントが操作を終了し、クラ
イアント数が1つ減った状態を表している。
【0032】図8の状態からKserver4がブートアップさ
れた場合、マスタサーバーは、図11に示すように該当
するサーバーの項目を新たに設定する。ブートアップ直
後ではクライアント数は0となる。
【0033】上述した実施例では、サーバーの利用状況
をクライアント数で評価したが、CPUコスト(処理速
度)、CPUパワー、CPU利用率などで評価すること
もできる。
【0034】図12〜図15は、かな漢字変換サーバー
利用状況テーブルの他の構成例であり、サーバーの利用
状況をCPUコストとクライアント数の積であるトータ
ルコストで評価した例を示している。マスタサーバーは
CPUコストとクライアント数を管理し、そのコストの
積に基づいて最も処理負荷の少ないサーバーを選択す
る。CPUコストは数値が少ないほど処理速度が高いこ
とを示している。したがって、トータルコストの少ない
サーバーが最も処理負荷の少ないサーバーとなる。
今、図12の状態でクライアントからサーバーの問合わ
せがあった場合、マスタサーバーでは最も処理負担の少
ないサーバーとして、トータルコストの最も少ないサー
バーであるKserver2を選択し、サーバー名を問合わせの
あったクライアントに通知する。サーバー名を返された
クライアントが該当のサーバーに接続すると、クライア
ントの接続したサーバーからマスタサーバーに対してク
ライアント数の変更が通知される。マスタサーバーは、
図13に示すように該当するサーバーのクライアント数
とトータルコストを更新する。図13は、Kserver2に新
たにクライアントが追加され、トータルコストが24か
ら32に更新された状態を示している。
【0035】図12の状態でクライアントからKserver1
に操作終了が通知されると、Kserver1からマスタサーバ
ーに対してクライアント数の変更が通知される。マスタ
サーバーは、図14に示すように該当するサーバーのク
ライアント数とトータルコストを更新する。図14は、
図12の状態からKserver1に接続していた1つのクライ
アントが操作を終了し、トータルコストが27から24
に更新された状態を表している。
【0036】図12の状態からKserver4がブートアップ
された場合、マスタサーバーは図15に示すように、Ks
erver4の項目を新たに設定する。Kserver4はCPUコス
ト6を持つが、クライアント数が0であるためトータル
コストも0となっている。この状態で次にクライアント
から問合わせがあった場合は、トータルコストの最も少
ないKserver4が選択されることになる。
【0037】上述した実施例では、いずれもブートアッ
プされた直後はクライアント数を0としているが、新し
いサーバーがブートアップされた時点で、マスタサーバ
ーによりクライアントの処理負荷の均衡を保つためのス
ケジューリングを行うようにしてもよい。例えば図15
の状態で、最もトータルコストの大きなKserver2からク
ライアント数「2」、次にトータルコストの大きなKser
ver3からクライアント数「1」をとり、図16に示すよ
うにKserver4にクライアント数「3」を割り当てる操作
を行う。図16は、Kserver4がブートアップ直後にスケ
ジューリングされた状態を表している。このようなスケ
ジューリングを行うことにより、サーバーの処理負荷が
分散されるため、ネットワークの負担低減や処理速度の
向上を図ることが可能となる。なお、クライアントの割
り当てにより、接続するサーバーが変更されたクライア
ントに対しては、かな漢字変換処理の合間にサーバーの
接続変更を促すようにする。
【0038】さらに、他の実施例としてサーバーの利用
状況をサーバーの単位時間当たりの平均変換文字数で評
価した例について説明する。各サーバーはそれぞれ単位
時間辺りの平均変換文字数の記録を定期的にマスタサー
バーに通知し、現状のかな漢字変換にかかる付加を逐次
報告する。図17は各単位時間当たりの平均変換文字数
を記録したかな漢字変換サーバー利用状況テーブルの構
成例を表している。右から、順に1分前(t)、2分前
から1分間(t−1)、3分前から1分間(t−3)、
4分前から1分間(t−4)のそれぞれにおける平均変
換文字数を示しており、これらの値は定期的に逐次更新
されていく。新たにクライアントがサーバーに接続する
際は、一番新しい単位時間当たりの平均変換文字数の少
ないサーバーが選択される。例えば図17の状態におい
て、新たにクライアントから接続要求が来たときは、最
も最近の単位時間であるtでの平均変換文字数が最も少
ないKserver2に接続することになる。なお、図17では
時間tから時間t−3における平均変換文字数を記録し
ているが、実際には最も最近の単位時間であるtでの平
均変換文字数がわかれば、処理負担の少ないサーバーを
判定することは可能である。
【0039】このように、サーバーの利用状況を評価す
る方法としては、クライアント数やトータルコストなど
幾つかの条件が考えられるが、これらは単独で実施して
もよいし、例えばクライアント数と単位時間当たりの平
均変換文字数というように、複数の条件を組み合わせて
判断してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
サーバー選択装置においては、ネットワークに接続され
たサーバーの利用状況に関する情報を管理し、クライア
ントのかな漢字変換要求に対しては前記サーバーの利用
状況に関する情報を元に、その時点で最も処理負担の少
ないサーバーを選択してクライアントに通知し、またサ
ーバーから状態変化の通知があったときは、該当するサ
ーバーの利用状況に関する情報を適宜更新するようにし
たため、クライアントは常に最適なサーバーへ接続する
ことができるようになり、サーバー名、またはサーバー
の状態を知らなくても、常に安定したかな漢字変換サー
ビスを得ることができる。また、サーバーの処理負荷の
適切な分散が図られるので、全体的な処理効率を向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスタサーバーの機能的な構成を示すブロック
図。
【図2】この発明に係わるサーバー選択装置をマスタサ
ーバーとして接続したネットワークシステムの構成図。
【図3】マスタサーバーを実現するための具体例を示す
図。
【図4】クライアントがサーバーへ接続する際の手順を
示すフローチャート。
【図5】クライアントがマスタサーバーから通知された
サーバーに接続(または接続終了)した際の手順を示す
フローチャート。
【図6】サーバーがブートアップされた際の手順を示す
フローチャート。
【図7】マスタサーバーの処理手順を示すフローチャー
ト。
【図8】かな漢字変換サーバー利用状況テーブルの構成
例を示す図。
【図9】図8でクライアントが新たに追加された状態を
示す図。
【図10】図8でクライアントが操作終了した状態を示
す図。
【図11】図8でサーバーが新たにブートアップされた
状態を示す図。
【図12】かな漢字変換サーバー利用状況テーブルの他
の構成例を示す図。
【図13】図12でクライアントが新たに追加された状
態を示す図。
【図14】図12でクライアントが操作終了した状態を
示す図。
【図15】図12でサーバーが新たにブートアップされ
た状態を示す図。
【図16】図15でスケジューリングが行われた状態を
示す図。
【図17】かな漢字変換サーバー利用状況テーブルのさ
らに他の構成例を示す図。
【符号の説明】
1(〜N)…クライアント、2(〜M)…サーバー、3
…マスタサーバー、11…問合わせ受付手段、12…サ
ーバー情報保持手段、13…情報更新手段、14…サー
バー選択手段、15…送信手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを通じてクライアントから
    の問い合わせを受け付ける問い合わせ受付手段と、 ネットワーク上に接続されたサーバーの利用状況に関す
    る情報を保持するサーバー情報保持手段と、 前記サーバーの状態変化に応じて、該当するサーバーの
    利用状況に関する情報を更新する情報更新手段と、 クライアントからの問い合わせに応じて前記サーバー情
    報保持手段を参照し、その時点で最も処理負担の少ない
    サーバーを選択するサーバー選択手段と、 前記サーバー選択手段で選択されたサーバー名を、問い
    合わせのあったクライアントに送信する送信手段と、 を具えたことを特徴とするサーバー選択装置。
JP5262491A 1993-10-20 1993-10-20 サーバー選択装置 Pending JPH07121468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5262491A JPH07121468A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 サーバー選択装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5262491A JPH07121468A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 サーバー選択装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07121468A true JPH07121468A (ja) 1995-05-12

Family

ID=17376539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5262491A Pending JPH07121468A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 サーバー選択装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07121468A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09218842A (ja) * 1996-02-14 1997-08-19 Fujitsu Ltd ロードシェアシステム
US8904012B2 (en) 2009-11-27 2014-12-02 Google Inc. Client-server input method editor architecture

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09218842A (ja) * 1996-02-14 1997-08-19 Fujitsu Ltd ロードシェアシステム
US8904012B2 (en) 2009-11-27 2014-12-02 Google Inc. Client-server input method editor architecture
US9635138B2 (en) 2009-11-27 2017-04-25 Google Inc. Client-server input method editor architecture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107590001B (zh) 负载均衡方法及装置、存储介质、电子设备
EP2107712B1 (en) Method, apparatus and system for composite service process, replacement and concrete service invocation
US7734734B2 (en) Document shadowing intranet server, memory medium and method
JPH10116236A (ja) 遅延コード化データ伝送
WO2021238796A1 (zh) 下载任务异步处理方法、装置、系统和存储介质
US20060136602A1 (en) Electronic data interchange apparatus
US7219106B2 (en) System for distributing files and transmitting/receiving distributed files
JP2004287889A (ja) 分散処理システム、分散処理用装置、方法及びコンピュータプログラム
US11228537B2 (en) Resource processing method and system, storage medium and electronic device
JPH07121468A (ja) サーバー選択装置
JPH08235112A (ja) 計算機システムの分散ジョブ管理方式
US6510423B1 (en) Method and device for object control with a plurality of operation-target flags
JP2001060157A (ja) アプリケーション間メッセージ交換方式
CN114125067A (zh) 前后端分离的灰度发布方法、前端服务器和配置服务器
JP2959098B2 (ja) ネットワークシステム
JPH06266643A (ja) サーバプログラム管理方法
JPH09160847A (ja) クライアント・サーバ型分散処理システム
US20050188377A1 (en) Mobile application morphing system and method
JP2001051834A (ja) ワークフローシステムにおける動的アプリケーション起動方法及びシステム
JP2004038559A (ja) Webアプリケーション制御装置およびプログラム並びにネットワークシステム
JPH0512226A (ja) 複合電子計算機システム
JP2002073578A (ja) 分散オブジェクトシステム
JP2002007192A (ja) データ更新方法およびそのシステム
JPH08137808A (ja) トランザクション処理方法
JPH11259391A (ja) 文書管理システム