JPH09218623A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09218623A
JPH09218623A JP8048023A JP4802396A JPH09218623A JP H09218623 A JPH09218623 A JP H09218623A JP 8048023 A JP8048023 A JP 8048023A JP 4802396 A JP4802396 A JP 4802396A JP H09218623 A JPH09218623 A JP H09218623A
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JP8048023A
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Mitsuru Takahashi
充 高橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写方式とクイックリターン方式を採用
する画像形成装置で、除電針の近傍の案内面のトナー汚
れを防止し、転写紙を飛散トナーで汚すことがないよう
にする。 【解決手段】 中間転写ベルト19のリターン回転時
に、リターン回転開始から数秒間程度、除電針41の放
電を行わせ、除電装置42の上流側案内部材44上に飛
散して積もったトナーを、除電針41の放電によるイオ
ン風で吹き飛ばす。除電針41に印加する電圧出力は、
除電時より小さく設定するが、積もったトナーを完全に
吹き飛ばせ、放電による劣化の少ない値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフルカラー画像を形
成する複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラー複写機等の画像形成装置にお
いては、中間転写方式がよく用いられている。図1は、
中間転写方式を用いたカラー複写機の概略構成図、また
図2は、図1の装置の感光体と中間転写ベルト周りの拡
大図である。
【0003】このカラー複写機は主に、カラー画像を読
み取るカラースキャナー1と、カラー画像を記録するカ
ラープリンタ2とからなる。カラースキャナー1は、原
稿3の画像を照明ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6
を介してカラーセンサー7に結像し、原稿のカラー画像
情報を、例えばBlue(以下B)、Green(同
G)、Red(同R)の色分解光毎に読み取り、電気的
な画像信号に変換する。カラーセンサー7は、この例で
はB、G、Rの色分解手段とCCDの様な光電変換素子
で構成されており、3色同時読み取りを行う。そして、
このカラースキャナー1で得たB、G、Rの色分解画像
信号強度レベルをもとにして、画像処理部(図示せず)
で色変換処理を行い、Black(以下BK)、Cya
n(同C)、Magenta(同M)、Yellow
(同Y)のカラー画像データを得るものである。これ
を、次に述べるカラープリンター2によって、BK、
C、M、Yの顕像化を行い、最終的なカラーコピーとす
る。
【0004】なお、BK、C、M、Yの画像データを得
るためのカラースキャナー1の動作方式は、カラープリ
ンター2の動作とタイミングを取ったスキャナースター
ト信号を受けて、図1において、照明、ミラー光学系が
左矢印方向へ原稿走査し、1回の走査毎に1色の画像デ
ータを得る。この動作を合計4回繰り返すことによっ
て、順次の4色画像データを得る。この動作を合計4回
繰り返すことによって、順次の4色画像データを得る。
そして、その都度カラープリンター2で順次顕像化しつ
つ、これを重ね合わして4色フルカラー画像を形成す
る。
【0005】カラープリンター2の書き込み光学ユニッ
ト8は、カラースキャナー1からのカラー画像データを
光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム9に静電潜像を形成する。この書き込
み光学ユニット8は、レーザー8−1とその発光駆動制
御部(図示せず)、ポリゴンミラー8−2とその回転用
モータ8−3、f/θレンズ8−4や反射ミラー8−5
等で構成されている。
【0006】感光体ドラム9は、矢印のように反時計方
向に回転するが、その周りには感光体クリーニングユニ
ット(クリーニング前除電器を含む)10、除電ランプ
11、帯電器12、電位センサー13、BK現像器1
4、C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像
濃度パターン検知器18、中間転写ベルト19などが配
置されている。各現像器14〜17は、静電潜像を現像
するために現像剤の穂を感光体ドラム9の表面に接触さ
せて回転する現像スリーブ14−1、15−1、16−
1、17−1と、現像剤を汲み上げ、撹拌するために回
転する現像パドル14−2、15−2、16−2、17
−2、及び現像剤のトナー濃度検知センサー14−3、
15−3、16−3、17−3等で構成されている。
【0007】このカラー複写機の動作を説明する。ま
ず、待機状態では4箇の現像器全てが、現像スリーブ上
の剤は穂切り(現像不作動)状態になっており、現像動
作の順序(カラー画像形成順序)が、BK、C、M、Y
の順であるものとして以下説明する。ただし、画像形成
順序は、必ずしもこの順序ではない。
【0008】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1で所定のタイミングからBK画像データの読み取り
がスタートし、この画像データに基づきレーザー光によ
る光書き込み、潜像形成が始まる(以下BK画像データ
による静電潜像をBK潜像という。C、M、Yについて
も同様とする)。このBK潜像の先端部から現像可能と
すべく、Bk現像器14の現像位置に潜像先端部が到達
する前に、現像スリーブ14−1を回転開始して剤の穂
立てを行い、BK潜像をBKトナーで現像する。そして
以後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部
がBK現像位置を通過した時点で、速やかにBK現像ス
リーブ14−1上の剤穂切りを行い、現像不作動状態に
する。これは少なくとも、次のC画像データによるC潜
像先端部が到達する前に完了させる。なお、穂切りは現
像スリーブ14−1の回転方向を、現像動作中とは逆方
向に切り替えることで行う。
【0009】感光体ドラム9に形成したBKトナー像
は、感光体ドラム9と等速駆動されている中間転写ベル
ト19の表面に転写する(以下、感光体ドラム9から中
間転写ベルト19へのトナー像転写をベルト転写と称す
る)。ベルト転写は、感光体ドラム9と中間転写ベルト
19が接触状態において、ベルト転写バイアスローラ2
0に所定のバイアス電圧を印加することで行う。なお、
中間転写ベルト19には、感光体ドラム9に順次形成す
るBK、C、M、Yのトナー像を、同一面に順次位置合
わせして、4色重ねのベルト転写画像を形成し、その
後、転写紙に一括転写を行う。
【0010】ところで、感光体ドラム9側ではBK工程
の次にC工程に進むが、所定のタイミングからカラース
キャナー1によるC画像データ読み取りが始まり、その
画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像形成を
行う。C現像器15はその現像位置に対して、先のBK
潜像後端部が通過した後で、且つC潜像の先端が到達す
る前に現像スリーブ15−1を回転開始して剤の穂立て
を行い、C潜像をCトナーで現像する。以後、C潜像領
域の現像を続けるが、潜像後端部が通過した時点で、先
のBK現像器の場合と同様にC現像スリーブ15−1の
剤穂切りを行う。これもやはり次のM潜像先端部が到達
する前に完了させる。なお、MおよびYの工程について
は、それぞれの画像データ読み取り、潜像形成、現像の
動作が上述のBK、Cの工程と同様であるので説明は省
略する。
【0011】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、ベル
ト転写バイアスローラ20及び従動ローラ群に張架され
ており、図示せぬ駆動モータにより駆動制御される。ベ
ルトクリーニングユニット22は、ブラシローラ22−
1、ゴムブレード22−2及びベルトからの接離機構2
2−3などで構成されており、1色目のBK画像をベル
ト転写した後の2、3、4色目をベルト転写している間
は、接離機構22−3によって中間転写ベルト19のベ
ルト面から離間させておく。
【0012】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラー23−1、ローラークリーニングブレード23−
2及び中間転写ベルト19からの接離機構23−3等で
構成されている。バイアスローラー23−1は、通常は
中間転写ベルト19のベルト面から離間しているが、中
間転写ベルト19のベルト面に形成された4色の重ね画
像を、転写紙に一括転写する時にタイミングを取って接
離機構23−3で押圧され、紙転写バイアスローラー2
3−1に所定のバイアス電圧を印加して紙への転写を行
う。なお、転写紙24は、給紙ローラー25、レジスト
ローラー26によって、中間転写ベルト面の4色重ね画
像の先端部が、紙転写位置に到達するタイミングに合わ
せて給紙される。
【0013】中間転写ベルト19の動き方は、1色目の
BKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の動
作方式として、一定速往動方式、スキップ往動方式、往
復動(クイックリターン)方式という3通りがあるが、
往復動(クイックリターン)方式は、BK像のベルト転
写が終了したら、感光体ドラム9の表面から中間転写ベ
ルト19を離間させ、往動を停止させると同時に逆方向
に数倍速で同量だけリターンさせる。リターンは、中間
転写ベルト19のベルト面上のBK画像先端位置が、ベ
ルト転写相当位置を逆方向に通過し、さらに予め設定さ
れた距離分を移動した後に停止させて、待機状態にす
る。次に、感光体ドラム9側のCトナー後の先端部がベ
ルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点に、中
間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせ、中間
転写ベルト19を感光体ドラム9に再び接触させる。こ
の場合も、C画像が中間転写ベルト19のベルト面上で
BK画像に正確に重なるような条件に制御されてベルト
転写される。その後も同様動作によって、M、Y画像工
程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。4色目の
Yトナー像のベルト転写工程に引き続き、リターンせず
にそのままの速度で往動して、ベルト19面上の4色重
ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0014】中間転写ベルト19のベルト面から4色重
ねトナー像を一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニ
ット27で定着器28に搬送され、所定温度にコントロ
ールされた定着ローラ28−1と加圧ローラー28−2
で、トナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出さ
れ、フルカラーコピーが得られる。
【0015】なおベルト転写後の感光体ドラム9は、感
光体クリーニングユニット10(クリーニング前除電器
10−1、ブラシローラ10−2、ゴムブレード10−
3)で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11
で均一に除電される。また、転写紙24にトナー像を転
写した後の中間転写ベルト19は、クリーニングユニッ
ト22を再び接離機構22−3で押圧して表面をクリー
ニングされる。
【0016】リピートコピー時は、カラースキャナ1の
動作及び感光体ドラム9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2
枚目のBK(1色目)画像工程に進む。また、中間転写
ベルト19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙への
一括転写工程に引き続き、表面をクリーニングユニツト
22でクリーニングされた領域に、2枚目のBKトナー
像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と
同様動作になる。
【0017】なお、転写紙カセット30、31、32、
33は、各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示せず)で指定されたサイズ紙の収納カセット
から、タイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。図中34は、OHP用紙や厚紙などの
手差し給紙トレイである。また以上は、4色フルカラー
を得るコピーモードの例であるが、3色コピーモード、
2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分に
ついて、上記同様の動作を行うことになる。単色コピー
モードの場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色
の現像器のみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中間
転写ベルト19は感光体ドラム9の表面に接触したまま
往動方向に一低速駆動し、さらにベルトクリーナー22
もベルト19に接触したままの状態で、コピー動作を行
う。
【0018】図3は、上述のクイックリターン方式にお
ける紙転写ユニット23の紙転写バイアスローラー23
−1をクリーニングするための装置構成及びその近傍を
拡大して示す断面図である。中間転写ベルト19上のト
ナーは、ゴムブレード22−2によって掻き落とされる
(図4(A)参照。同図(B)はゴムブレード22−2
と中間転写ベルト19の接触解除状態を示す。)ので、
ゴムブレード22−2の下流で紙転写バイアスローラー
23−1の上流には、掻き落としたトナーが紙転写バイ
アスローラー23−1側へ飛散しないようにするための
シール部材40を設けてある。また、シール部材40と
紙転写バイアスローラー23−1の間には、除電針41
のホルダーと転写紙の案内部材を兼ねる除電装置42を
設けてある。通常、転写紙24の除電のために、除電針
41にはAC4K〜5KV程度(ピーク8〜10KV)
の電圧を印加している。この除電装置42は、図5に詳
細に示すように、下流側案内部材43と上流側案内部材
44との間に除電針41を挟んでなるもので、転写紙2
4は上流側案内部材44の先端面から下流側案内部材4
3の上面によって形成される案内面上をジャムがないよ
うに搬送ガイドされる
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、中間転写ベ
ルト19の傷付き防止や中間転写ベルト19のベルト面
上の画像との接触を避ける等の理由から、シール部材4
0と中間転写ベルト19のベルト面の間には隙間を設け
てある。このため、上述のクリーニング終了後、中間転
写ベルト19が高速リターンでクリーニング領域の移動
を行う時、ゴムブレード22−2で掻き落とされたトナ
ーaは、中間転写ベルト19の移動によって生じる気流
に乗ってシール部材41と中間転写ベルト19の隙間か
ら大量に流出して飛散し(bは飛散したトナーを示
す)、ちょうど除電部42上に降り注ぐ。また図6に示
すように、除電装置42だけでなく紙転写バイアスロー
ラー23−1上にも降る。
【0020】ただし、通常は転写紙1枚のコピーの間に
除電部42や紙転写バイアスローラー23−1上に降り
注いで積もるトナー量は少なく、いわゆるセルフクリー
ニングによって転写紙24が除電部42の案内面や紙転
写バイアスローラー23−1上からトナーを持っていっ
ても、汚れとして検出されることはほとんどない。
【0021】ところが、除電装置42を転写紙24のジ
ャムがないように案内部材43、44を配置すれば、案
内部材43、44の案内面のうち必ず転写紙24と接触
しない部分が生じ、一方、転写紙24にも両面コピー紙
のようなカールしているものがあって、そのような場合
には上述のようなセルフクリーニングで飛散トナーを持
っていかない、換言すれば汚れの拾いかたが異なること
がある。また転写紙の剛性によっても同様のことがあり
得る。このような状態が続けば、除電装置42の案内部
材43、44の案内面上に積もっている飛散トナーの量
が増える。そのため、例えば転写紙の剛性やカールによ
ってそれまでの転写紙とは異なる位置を通過するものが
現れた場合、数枚〜数10枚は転写紙の裏面にはっきり
とした汚れが生じてしまうことがある。そこで本発明
は、このような従来の問題点を解決し、除電針の近傍に
位置する案内面のトナー汚れを防止することができ、転
写紙を飛散トナーによって汚すことのない画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置の
うち請求項1に係るものは、中間転写体上のトナー像
を、上記中間転写体及び該中間転写体と近接ないし当接
配置された2次転写手段とで形成される転写部位を通過
する転写材に転写した後、除電針のホルダーの一部に案
内部材を有する除電装置によって上記トナー像を転写さ
れた転写材の除電を行い、上記中間転写体上の複数色の
トナー像を重ね合わせて上記転写材に複数次の転写を行
い、上記中間転写体に対して接離可能なクリーニング装
置により、上記中間転写体上に残る転写残トナーをクリ
ーニングしてから上記クリーニング装置を上記中間転写
体から離間させて解除し、上記中間転写体をリターン回
転させて上記クリーニング済の領域の先端を1次の転写
直前位置に合わせる画像形成装置において、上記除電装
置が、少なくとも上記リターン回転時には上記除電針の
出力を行うことを特徴とする。
【0023】同請求項2に係る画像形成装置は、上記除
電針の出力を上記転写材通過時出力よりも下げたことを
特徴とする。
【0024】同請求項3に係る画像形成装置は、上記転
写材が上記除電針より上流側の案内部材に常に当接する
ことを特徴とする。
【0025】同請求項4に係る画像形成装置は、上記2
次転写手段がクリーニング手段を有する転写ローラであ
り、上記除電針の出力時に、トナーに逆極性の電圧を印
加することを特徴とする。
【0026】同請求項5に係る画像形成装置は、上記転
写ローラを上記逆極性の電圧印加時に回転させることを
特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態及び実施例】以下本発明の実施の形
態及び実施例を図面を参照して説明する。なお以下では
従来と共通する部分には共通する符号を付して説明す
る。
【0028】本発明の実施形態では、上述した中間転写
ベルト19のリターン回転時に、リターン回転開始から
例えば2〜3秒間程度、除電装置42の上流側案内部材
44上に飛散して積もったトナーを、除電針41の放電
によるイオン風で吹き飛ばすものである。この際、積も
ったトナーを完全に吹き飛ばせるように、かつ放電によ
る劣化が少ないように、除電針41に印加する電圧出力
を小さく設定する。
【0029】例えば、既に述べたように除電針41には
AC4K〜5KV程度(ピーク8〜10KV)の電圧を
印加するが、このトナーの吹き飛ばしの際には4K弱程
度の出力とする。
【0030】もちろんホルダーである案内部材43、4
4の形状によっては、上流側案内部材44、下流側案内
部材43ともにトナーを吹き飛ばすことができるが、除
電を行うには、駆動ローラ21と紙転写バイアスローラ
ー23−1のニップ付近の転写紙の剥離が行われる部分
が異常画像の防止に最もよく、そのようにすると下流側
案内部材43の清浄が困難になる。したがって、転写紙
の厚さ、カールの有無を考慮した上で、常に下流側案内
部材43には転写紙が摺接し、トナーを持っていける状
態を維持し、かつ除電出力により上流側案内部材44上
のトナーを完全に除去できるように設定することが好ま
しい。
【0031】図7は除電針41の放電方向、即ちトナー
の飛ばし方向が図中の角度範囲θになることを示す。吹
き飛ばしたトナーは、駆動ローラ21と紙転写バイアス
ローラー23−1により形成される転写部の隙間を抜け
て反対側にいくものが多く、かつ広く飛び散る。このた
め、転写紙一枚ごとのセルフクリーニングにより、再飛
散に伴う汚れを生じさせることはほとんどない。また除
電針41へ積もったトナーを吹き飛ばすための電圧を印
加するときに、紙転写バイアスローラー23−1には飛
散するトナーと逆極性のバイアスを印加することで、ト
ナーを吸着させることができる。その時、紙転写バイア
スローラー23−1を回転させていれば、更に吸着面を
増やすことができ、より好ましい。紙転写バイアスロー
ラー23−1に吸着されたトナーは、その回転によりロ
ーラークリーニングブレード23−2で掻き落とされる
ので、汚れ等の問題を生じさせることはない。
【0032】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置においては、以
上説明してきたように、トナー飛散の発生するタイミン
グで除電針の出力を行うようにでき、そのため除電針近
傍の案内部材のトナー汚れを防止することができ、汚れ
のないコピーを得られるという効果がある。
【0033】請求項2の画像形成装置においては、除電
針の出力を転写材通過時の出力より下げることで、上記
共通の効果に加え、トナーを飛ばすのに必要かつ十分な
条件で除電針の劣化を防止することができるという効果
がある。
【0034】請求項3の画像形成装置においては、転写
材が常に除電針上流側案内部材を接触通過することで、
上記共通の効果に加え、下流側は常に転写材によりセル
フクリーニングされることになり、除電針の出力により
ふき飛ばし易い上流側のみの清浄を行えばよくなり、確
実にトナー汚れを防止できるという効果がある。
【0035】請求項4の画像形成装置においては、2次
転写手段を転写ローラとし、かつ除電針出力中にトナー
とは逆バイアスを印加することで、上記共通の効果に加
え、吹き飛ばしたトナーをかなり回収することができる
という効果がある。
【0036】請求項5の画像形成装置においては、転写
ローラを回転させることで、上記共通の効果に加え、よ
りトナー回収能力を高めることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間転写方式を用いたカラー複写機の概略構成
図である。
【図2】図1の装置の感光体と中間転写ベルト周りの拡
大図である。
【図3】図1、2の紙転写ユニットの紙転写バイアスロ
ーラーをクリーニングするための装置構成及びその近傍
を拡大して示す断面図である。
【図4】中間転写ベルトのクリーニングとリターン回転
状態を示す概念図である。
【図5】図3中の除電装置を示す分解斜視図である。
【図6】中間転写ベルトから掻き取られたトナーが除電
装置と紙転写バイアスローラーへ降り注ぐ状態を示す概
念図である。
【図7】本発明の実施形態に係る除電針の放電によるト
ナーの吹き飛ばし状態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 カラースキャナー 2 カラープリンタ 3 原稿 7 カラーセンサー 8 書き込み光学ユニット 9 感光体ドラム 14 BK現像器 15 C現像器 16 M現像器 17 Y現像器 19 中間転写ベルト 20 転写バイアスローラ 23 紙転写ユニット 22 ベルトクリーニングユニット 22−2 ゴムブレード 23−1 紙転写バイアスローラー 24 転写紙 26 レジストローラ 27 紙搬送ユニット 28 定着器 29 コピートレイ 30、31、32、33 転写紙カセット 40 シール部材 41 除電針 42 除電装置 43 下流側案内部材 44 上流側案内部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間転写体上のトナー像を、上記中間転
    写体及び該中間転写体と近接ないし当接配置された2次
    転写手段とで形成される転写部位を通過する転写材に転
    写した後、除電針のホルダーの一部に案内部材を有する
    除電装置によって上記トナー像を転写された転写材の除
    電を行い、上記中間転写体上の複数色のトナー像を重ね
    合わせて上記転写材に複数次の転写を行い、上記中間転
    写体に対して接離可能なクリーニング装置により、上記
    中間転写体上に残る転写残トナーをクリーニングしてか
    ら上記クリーニング装置を上記中間転写体から離間させ
    て解除し、上記中間転写体をリターン回転させて上記ク
    リーニング済の領域の先端を1次の転写直前位置に合わ
    せる画像形成装置において、上記除電装置が、少なくと
    も上記リターン回転時には上記除電針の出力を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記除電針の出力を上記転写材通過時出
    力よりも下げたことを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 上記転写材が上記除電針より上流側の案
    内部材に常に当接することを特徴とする請求項1の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 上記2次転写手段がクリーニング手段を
    有する転写ローラであり、上記除電針の出力時に、トナ
    ーに逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかの画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記転写ローラを上記逆極性の電圧印加
    時に回転させることを特徴とする請求項4の画像形成装
    置。
JP8048023A 1996-02-09 1996-02-09 画像形成装置 Pending JPH09218623A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6175711B1 (en) 1998-10-16 2001-01-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having a toner diffuser
US6347214B1 (en) 1999-10-29 2002-02-12 Ricoh Company, Ltd. Image transferring device for an image forming apparatus
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