JPH09218362A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
- Publication number
- JPH09218362A JPH09218362A JP8022568A JP2256896A JPH09218362A JP H09218362 A JPH09218362 A JP H09218362A JP 8022568 A JP8022568 A JP 8022568A JP 2256896 A JP2256896 A JP 2256896A JP H09218362 A JPH09218362 A JP H09218362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light beam
- signal
- scanning
- rotation
- image recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光走査によって記録する画像のジッタを防止
する。 【解決手段】 回転多面鏡18の回転によって走査され
る光ビームを光ビーム検出センサ36で検出すると、S
OS信号発生回路32からSOS信号が出力され、この
SOS信号に同期させて光ビームの変調を行う。スキャ
ナモータ16に設けたれたFG44は、光ビームの1走
査毎にfg信号を出力する。同期回路38は、fg信号
をSOS信号に同期させたFG0 信号を出力し、遅延回
路40は、FG0 信号を所定時間遅延させてPLL制御
回路42へ出力する。これにより、PLL制御回路で
は、感光ドラム上の画像記録エリアへの光ビームの走査
が終了するとスキャナモータのPLL制御を行い、次に
画像記録エリアへの光ビームの走査が開始されるまでに
スキャナモータを安定した回転状態にする。
する。 【解決手段】 回転多面鏡18の回転によって走査され
る光ビームを光ビーム検出センサ36で検出すると、S
OS信号発生回路32からSOS信号が出力され、この
SOS信号に同期させて光ビームの変調を行う。スキャ
ナモータ16に設けたれたFG44は、光ビームの1走
査毎にfg信号を出力する。同期回路38は、fg信号
をSOS信号に同期させたFG0 信号を出力し、遅延回
路40は、FG0 信号を所定時間遅延させてPLL制御
回路42へ出力する。これにより、PLL制御回路で
は、感光ドラム上の画像記録エリアへの光ビームの走査
が終了するとスキャナモータのPLL制御を行い、次に
画像記録エリアへの光ビームの走査が開始されるまでに
スキャナモータを安定した回転状態にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に設
けられ、回転多面鏡の回転によって光ビームを主走査方
向へ走査して感光体等の被記録媒体に画像を形成する画
像記録装置に関する。
けられ、回転多面鏡の回転によって光ビームを主走査方
向へ走査して感光体等の被記録媒体に画像を形成する画
像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置には、画像信号に応じてレ
ーザーダイオードから発する光ビームの強弱を変化させ
ながらポリゴンミラーと呼ばれる回転多面鏡へ照射し、
回転多面鏡から反射した光ビームを、例えば感光ドラム
の周面に配置した感光体上へ照射することにより、感光
体に画像信号に応じた画像を記録する光走査装置を備え
たものがある。このような画像記録装置では、回転多面
鏡の回転によって、光ビームを感光体上へ走査(主走
査)しながら照射し、感光体ドラムを回転させる(副走
査)ことにより、所望の画像を形成する。
ーザーダイオードから発する光ビームの強弱を変化させ
ながらポリゴンミラーと呼ばれる回転多面鏡へ照射し、
回転多面鏡から反射した光ビームを、例えば感光ドラム
の周面に配置した感光体上へ照射することにより、感光
体に画像信号に応じた画像を記録する光走査装置を備え
たものがある。このような画像記録装置では、回転多面
鏡の回転によって、光ビームを感光体上へ走査(主走
査)しながら照射し、感光体ドラムを回転させる(副走
査)ことにより、所望の画像を形成する。
【0003】従来、光ビームの主走査を行う光走査装置
では、特開昭64−82010号公報に記載されている
ように、回転多面鏡を回転駆動するためのスキャナモー
タの回転制御と、レーザダイオードの光量制御(光変
調)を別々に行っていた。
では、特開昭64−82010号公報に記載されている
ように、回転多面鏡を回転駆動するためのスキャナモー
タの回転制御と、レーザダイオードの光量制御(光変
調)を別々に行っていた。
【0004】上記した光走査装置では、走査した光ビー
ムを所定の位置で検出することにより、次の走査開始信
号を出力し、これとは別にスキャナモータの回転を検出
して、スキャナモータの回転制御を行っており、スキャ
ナモータの回転制御のタイミングと光ビームの走査タイ
ミングの同期がとられていない。このために、回転多面
鏡の回転と画像の書き出しタイミングが一致せずに異常
画像が生じる恐れがあった。
ムを所定の位置で検出することにより、次の走査開始信
号を出力し、これとは別にスキャナモータの回転を検出
して、スキャナモータの回転制御を行っており、スキャ
ナモータの回転制御のタイミングと光ビームの走査タイ
ミングの同期がとられていない。このために、回転多面
鏡の回転と画像の書き出しタイミングが一致せずに異常
画像が生じる恐れがあった。
【0005】これに対して、特開平2−103012号
公報では、スキャナモータの回転に応じて発生させる制
御パルス数を回転多面鏡の面数に合わせると共に、この
制御パルスを基本クロックとして光ビームの走査位置を
検出する位置検出器の出力信号を連動させて、レーザダ
イオードの点灯タイミングを制御する方法を提案してい
る。また、特開平3−107912号公報では、スキャ
ナモータの回転速度変動を考慮して、スキャナモータに
対する回転多面鏡の取り付け位置を調整することによ
り、光ビームの走査速度を補正して、異常画像が生じる
のを防止している。
公報では、スキャナモータの回転に応じて発生させる制
御パルス数を回転多面鏡の面数に合わせると共に、この
制御パルスを基本クロックとして光ビームの走査位置を
検出する位置検出器の出力信号を連動させて、レーザダ
イオードの点灯タイミングを制御する方法を提案してい
る。また、特開平3−107912号公報では、スキャ
ナモータの回転速度変動を考慮して、スキャナモータに
対する回転多面鏡の取り付け位置を調整することによ
り、光ビームの走査速度を補正して、異常画像が生じる
のを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スキャ
ナモータの回転速度が変化すると、光ビームの走査開始
信号に所謂ジッタ(jitter)が発生してしまう。また、
スキャナモータの速度制御を行い、モータの回転速度を
変更したときには、モータが安定した回転状態となるま
でに時間差が生じる。走査開始信号のジッタやモータが
安定した回転状態となるまでに光ビームを画像エリアに
走査すると、異常画像を生じさせてしまうという問題が
ある。
ナモータの回転速度が変化すると、光ビームの走査開始
信号に所謂ジッタ(jitter)が発生してしまう。また、
スキャナモータの速度制御を行い、モータの回転速度を
変更したときには、モータが安定した回転状態となるま
でに時間差が生じる。走査開始信号のジッタやモータが
安定した回転状態となるまでに光ビームを画像エリアに
走査すると、異常画像を生じさせてしまうという問題が
ある。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、スキャナモータ等の速度変動が感光体上に記録さ
れる画像に影響を与えるのを防止し、品質の良い画像を
記録できる画像記録装置を提案することを目的とする。
あり、スキャナモータ等の速度変動が感光体上に記録さ
れる画像に影響を与えるのを防止し、品質の良い画像を
記録できる画像記録装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体を含む
所定の範囲に光ビームを走査して感光体に画像を形成す
る画像記録装置であって、前記光ビームを反射する複数
の反射面が設けられた回転多面鏡と、前記回転多面鏡を
回転駆動して光ビームを走査するモータと、前記モータ
の回転に応じて前記反射面の整数倍の回転信号を発生す
る回転信号生成手段と、前記感光体外に走査される光ビ
ームを検出することにより走査開始信号を出力する開始
信号生成手段と、前記走査開始信号に同期させて前記感
光体上へ光ビームを走査する光ビーム制御手段と、前記
回転信号を前記走査開始信号に同期させて制御信号を生
成する同期手段と、前記制御信号と基準信号の位相差に
基づいて前記モータのPLL制御を行う回転制御手段
と、前記感光体上への光ビームの走査が終了してから次
に感光体上への光ビームの走査を開始するまでの間に前
記モータのPLL制御を行うように前記制御信号を前記
回転制御手段へ出力する出力変更手段と、を含む。
所定の範囲に光ビームを走査して感光体に画像を形成す
る画像記録装置であって、前記光ビームを反射する複数
の反射面が設けられた回転多面鏡と、前記回転多面鏡を
回転駆動して光ビームを走査するモータと、前記モータ
の回転に応じて前記反射面の整数倍の回転信号を発生す
る回転信号生成手段と、前記感光体外に走査される光ビ
ームを検出することにより走査開始信号を出力する開始
信号生成手段と、前記走査開始信号に同期させて前記感
光体上へ光ビームを走査する光ビーム制御手段と、前記
回転信号を前記走査開始信号に同期させて制御信号を生
成する同期手段と、前記制御信号と基準信号の位相差に
基づいて前記モータのPLL制御を行う回転制御手段
と、前記感光体上への光ビームの走査が終了してから次
に感光体上への光ビームの走査を開始するまでの間に前
記モータのPLL制御を行うように前記制御信号を前記
回転制御手段へ出力する出力変更手段と、を含む。
【0009】この発明によれば、光ビームの制御を行う
ための走査開始信号に同期させた制御信号によってモー
タのPLL制御を行う。回転制御手段は、出力変更手段
が例えば遅延手段等によって制御信号を出力タイミング
を変更するので、感光体上への光ビームの走査が終了し
てからモータの制御を行い、感光体への光ビームの走査
を開始するまでに、モータを安定した回転状態にする。
ための走査開始信号に同期させた制御信号によってモー
タのPLL制御を行う。回転制御手段は、出力変更手段
が例えば遅延手段等によって制御信号を出力タイミング
を変更するので、感光体上への光ビームの走査が終了し
てからモータの制御を行い、感光体への光ビームの走査
を開始するまでに、モータを安定した回転状態にする。
【0010】これにより、光ビームが感光体上へ走査さ
れるときには、回転多面鏡の回転が安定し、感光体上に
記録する画像にジッタ等の記録不良等を生じさせること
がない。
れるときには、回転多面鏡の回転が安定し、感光体上に
記録する画像にジッタ等の記録不良等を生じさせること
がない。
【0011】例えば、ロータ下部に磁極検出用のパター
ンを設け、ロータの回転によってロータに設けた磁極が
通過するごとに回転信号を発生させる。この回転信号を
光ビームの走査位置を検出する位置検出手段に基づいた
走査開始信号と同期させる。さらに、同期させた制御信
号を所定時間遅延させるなどして変更して出力する。こ
のような同期処理に応じてモータの回転をPLL制御す
る。このようにして、PLL制御を行うタイミングを常
に一定量ずらすことにより、回転精度の高い期間で反射
された光ビームを感光体へ照射させ、回転精度の比較的
低い期間が画像エリア外となるようにすることができ、
高精度の主走査が可能となる。
ンを設け、ロータの回転によってロータに設けた磁極が
通過するごとに回転信号を発生させる。この回転信号を
光ビームの走査位置を検出する位置検出手段に基づいた
走査開始信号と同期させる。さらに、同期させた制御信
号を所定時間遅延させるなどして変更して出力する。こ
のような同期処理に応じてモータの回転をPLL制御す
る。このようにして、PLL制御を行うタイミングを常
に一定量ずらすことにより、回転精度の高い期間で反射
された光ビームを感光体へ照射させ、回転精度の比較的
低い期間が画像エリア外となるようにすることができ、
高精度の主走査が可能となる。
【0012】また、本発明では、前記光ビーム制御手段
が複数回の走査動作に対して光ビームを前記感光体上へ
1回走査する。
が複数回の走査動作に対して光ビームを前記感光体上へ
1回走査する。
【0013】この発明では、例えば光ビームの走査を行
うと、次の走査タイミングでは、光ビームをOFFして
感光体上へ走査しないようにするなど、感光体上への光
ビームの走査を1走査毎又は複数回の走査毎に感光体へ
光ビームを走査する。1回の走査動作周期に対してモー
タの制御を行う時間を長く確保することができる。
うと、次の走査タイミングでは、光ビームをOFFして
感光体上へ走査しないようにするなど、感光体上への光
ビームの走査を1走査毎又は複数回の走査毎に感光体へ
光ビームを走査する。1回の走査動作周期に対してモー
タの制御を行う時間を長く確保することができる。
【0014】これにより、高回転で光ビームを走査する
(走査周期が短い)ときでも、主走査方向の解像度を低
下させることなく、モータが正確でかつ安定した回転状
態であるときに、感光体上への光ビームの走査を行うこ
とができる。
(走査周期が短い)ときでも、主走査方向の解像度を低
下させることなく、モータが正確でかつ安定した回転状
態であるときに、感光体上への光ビームの走査を行うこ
とができる。
【0015】
〔第1の実施の形態〕図1には、本実施の形態に適用し
た画像記録装置10の概略構成を示している。この画像
記録装置10は、システムコントローラ12と駆動制御
部14を備えている。
た画像記録装置10の概略構成を示している。この画像
記録装置10は、システムコントローラ12と駆動制御
部14を備えている。
【0016】画像記録装置10では、システムコントロ
ーラ12が図示しないホストコンピュータ等の外部の処
理装置に接続され、感光体ドラムに形成する画像の画素
密度等の記録制御情報と共に記録データが入力される
(以下「画像データ」と言う)。
ーラ12が図示しないホストコンピュータ等の外部の処
理装置に接続され、感光体ドラムに形成する画像の画素
密度等の記録制御情報と共に記録データが入力される
(以下「画像データ」と言う)。
【0017】駆動制御部14には、スキャナモータ16
が接続されており、このスキャナモータ16の駆動によ
って回転多面鏡18が回転駆動する。また、システムコ
ントローラ12には、光ビームを発する半導体レーザ装
置(例えばレーザダイオード;Laser Diode 、以下「L
D20」と言う)が接続されている。
が接続されており、このスキャナモータ16の駆動によ
って回転多面鏡18が回転駆動する。また、システムコ
ントローラ12には、光ビームを発する半導体レーザ装
置(例えばレーザダイオード;Laser Diode 、以下「L
D20」と言う)が接続されている。
【0018】システムコントローラ12では、画像デー
タが入力されると、駆動制御部14によってスキャナモ
ータ16を駆動して回転多面鏡18を回転駆動すると共
に、LD20を作動させて画像データに応じた光ビーム
を発する。
タが入力されると、駆動制御部14によってスキャナモ
ータ16を駆動して回転多面鏡18を回転駆動すると共
に、LD20を作動させて画像データに応じた光ビーム
を発する。
【0019】LD20から発せられた光ビームは、レン
ズ22によって集光されて、回転駆動する回転多面鏡1
8へ照射される。回転多面鏡18には、反射面18Aが
6面設けられており、回転多面鏡18へ照射された光ビ
ームは、反射面18Aからfθレンズ28を透過して感
光ドラム26上へ主走査されながら照射される。
ズ22によって集光されて、回転駆動する回転多面鏡1
8へ照射される。回転多面鏡18には、反射面18Aが
6面設けられており、回転多面鏡18へ照射された光ビ
ームは、反射面18Aからfθレンズ28を透過して感
光ドラム26上へ主走査されながら照射される。
【0020】なお、本実施の形態では、一例として6面
の反射面18Aを備えた回転多面鏡18を使用し、回転
多面鏡18の1回転(スキャナモータ16の駆動軸の1
回転)の間に光ビームの走査を6回行うようにしている
が、回転多面鏡18の反射面18Aの面数はこれに限る
ものではない。
の反射面18Aを備えた回転多面鏡18を使用し、回転
多面鏡18の1回転(スキャナモータ16の駆動軸の1
回転)の間に光ビームの走査を6回行うようにしている
が、回転多面鏡18の反射面18Aの面数はこれに限る
ものではない。
【0021】また、システムコントローラ12は、感光
ドラム26の回転を制御すると共に記録紙を副走査方向
へ移動させ、記録紙上に画像データに応じた画像を記録
できるようにしている。この副走査は、従来公知の種々
の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略
する。
ドラム26の回転を制御すると共に記録紙を副走査方向
へ移動させ、記録紙上に画像データに応じた画像を記録
できるようにしている。この副走査は、従来公知の種々
の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略
する。
【0022】図2には、画像記録装置10において光ビ
ームの主走査を行う光走査装置(Raster Output Scanne
r ;以下「ROS30」と言う)の概略構成を示してい
る。ROS30は、システムコントローラ12に設けら
れているSOS(Start Of Scan )信号発生回路32及
び光量制御回路34と、駆動制御部14とによって構成
されている。
ームの主走査を行う光走査装置(Raster Output Scanne
r ;以下「ROS30」と言う)の概略構成を示してい
る。ROS30は、システムコントローラ12に設けら
れているSOS(Start Of Scan )信号発生回路32及
び光量制御回路34と、駆動制御部14とによって構成
されている。
【0023】図1及び図2に示すように、感光ドラム2
6に隣接した所定の位置には、光ビーム検出センサ36
が配置されている。光量制御回路34は、画像記録エリ
ア上に走査されるときのみ画像データに応じて光ビーム
を変調し、画像記録エリア外では、光ビームを一定光量
で走査する。光ビーム検出センサ36は、画像記録エリ
アの所定の位置に走査された光ビームを検出する。
6に隣接した所定の位置には、光ビーム検出センサ36
が配置されている。光量制御回路34は、画像記録エリ
ア上に走査されるときのみ画像データに応じて光ビーム
を変調し、画像記録エリア外では、光ビームを一定光量
で走査する。光ビーム検出センサ36は、画像記録エリ
アの所定の位置に走査された光ビームを検出する。
【0024】光ビーム検出センサ36は、SOS信号発
生回路32に接続されている。SOS信号発生回路32
は、光ビーム検出センサ36が主走査された光ビームを
検出する毎にSOS信号を発生して、光量制御回路34
へ出力し、光量制御回路34は、このSOS信号に同期
させて、LD20から発する光ビームの変調を行う。こ
れによって、LD20から発せられる光ビームは、感光
ドラム26上に主走査されながら照射されるときに、画
像データに応じて変化(例えば強弱変化)し、感光ドラ
ム26上に所望の画像(画像データに応じた画像)を形
成する。
生回路32に接続されている。SOS信号発生回路32
は、光ビーム検出センサ36が主走査された光ビームを
検出する毎にSOS信号を発生して、光量制御回路34
へ出力し、光量制御回路34は、このSOS信号に同期
させて、LD20から発する光ビームの変調を行う。こ
れによって、LD20から発せられる光ビームは、感光
ドラム26上に主走査されながら照射されるときに、画
像データに応じて変化(例えば強弱変化)し、感光ドラ
ム26上に所望の画像(画像データに応じた画像)を形
成する。
【0025】一方、駆動制御部14は、同期回路38、
遅延回路40及びPLL(Phase Locked Loop )制御回
路42を備えている。PLL制御回路42には、前記し
たスキャナモータ16が接続されており、PLL制御回
路42から出力される駆動電力によってスキャナモータ
16が駆動する。
遅延回路40及びPLL(Phase Locked Loop )制御回
路42を備えている。PLL制御回路42には、前記し
たスキャナモータ16が接続されており、PLL制御回
路42から出力される駆動電力によってスキャナモータ
16が駆動する。
【0026】スキャナモータ16としては、例えば駆動
電圧に応じた回転数で駆動するDCモータを用いること
ができる。PLL制御回路42は、スキャナモータ16
へ出力する駆動電力の電圧を制御することにより、スキ
ャナモータ16の回転数(回転速度)を制御する。
電圧に応じた回転数で駆動するDCモータを用いること
ができる。PLL制御回路42は、スキャナモータ16
へ出力する駆動電力の電圧を制御することにより、スキ
ャナモータ16の回転数(回転速度)を制御する。
【0027】同期回路38には、システムコントローラ
12のSOS信号発生回路32から出力されるSOS信
号が入力される。また、同期回路38には、スキャナモ
ータ16に設けられているFG(Frequency Generator
)44が接続されている。
12のSOS信号発生回路32から出力されるSOS信
号が入力される。また、同期回路38には、スキャナモ
ータ16に設けられているFG(Frequency Generator
)44が接続されている。
【0028】FG44は、スキャナモータ16の内部の
図示しないロータに設けている磁極に対応したセンサを
備えており、スキャナモータ16の駆動によってロータ
が回転し、このセンサに対向した位置を通過する毎にパ
ルス信号(以下「fg信号」と言う)を出力する。本実
施の形態では、一例としてFG44が回転多面鏡18の
面数と一致したパルス信号を出力するように設定してい
る。すなわち、FG44は、スキャナモータ16の回転
数に応じた周波数の信号としてROS30による光ビー
ムの走査回数分のパルスを出力する。
図示しないロータに設けている磁極に対応したセンサを
備えており、スキャナモータ16の駆動によってロータ
が回転し、このセンサに対向した位置を通過する毎にパ
ルス信号(以下「fg信号」と言う)を出力する。本実
施の形態では、一例としてFG44が回転多面鏡18の
面数と一致したパルス信号を出力するように設定してい
る。すなわち、FG44は、スキャナモータ16の回転
数に応じた周波数の信号としてROS30による光ビー
ムの走査回数分のパルスを出力する。
【0029】なお、FG44が出力するfg信号は、こ
れに限らず、回転多面鏡18の面数mのn倍(m、nは
整数)のパルス信号を出力するものであればよい。すな
わち、光ビームの1走査の間のパルス数nのfg信号
(スキャナモータ16の1回転にm×nパルス)を出力
するものであればよい。
れに限らず、回転多面鏡18の面数mのn倍(m、nは
整数)のパルス信号を出力するものであればよい。すな
わち、光ビームの1走査の間のパルス数nのfg信号
(スキャナモータ16の1回転にm×nパルス)を出力
するものであればよい。
【0030】FG44は、同期回路38に接続されてお
り、スキャナモータ16の回転に応じたfg信号が同期
回路38へ入力される。同期回路38では、fg信号を
SOS信号に同期させたFG0 信号を生成する。これに
より、LD20から発する光ビームと、回転多面鏡18
の回転の同期を図る。
り、スキャナモータ16の回転に応じたfg信号が同期
回路38へ入力される。同期回路38では、fg信号を
SOS信号に同期させたFG0 信号を生成する。これに
より、LD20から発する光ビームと、回転多面鏡18
の回転の同期を図る。
【0031】同期回路38は、出力変更手段として設け
られた遅延回路40に接続されており、FG0 信号が遅
延回路40へ入力される。遅延回路40は、タイマー等
の遅延手段によってFG0 信号を所定のタイミングで遅
延させて、スキャナモータ16のPLL制御を行うため
のFG信号としてPLL制御回路42へ出力する。
られた遅延回路40に接続されており、FG0 信号が遅
延回路40へ入力される。遅延回路40は、タイマー等
の遅延手段によってFG0 信号を所定のタイミングで遅
延させて、スキャナモータ16のPLL制御を行うため
のFG信号としてPLL制御回路42へ出力する。
【0032】図3には、PLL制御回路42の概略構成
を示している。このPLL制御回路42は、水晶発振子
等を用いて正確に基準信号を発生する基準信号発生回路
46を備えており、この基準信号とFG信号の位相差が
一致するように、スキャナモータ16の駆動を制御す
る。
を示している。このPLL制御回路42は、水晶発振子
等を用いて正確に基準信号を発生する基準信号発生回路
46を備えており、この基準信号とFG信号の位相差が
一致するように、スキャナモータ16の駆動を制御す
る。
【0033】基準信号発生回路46で発生された基準信
号とFG信号との位相差を比較し、位相差に応じたパル
ス信号を出力する位相比較器48を備えている。なお、
位相比較器48に入力されるFG信号は、増幅・波形整
形回路50を通過することにより、基準信号と比較でき
るように増幅及び波形整形が施される。
号とFG信号との位相差を比較し、位相差に応じたパル
ス信号を出力する位相比較器48を備えている。なお、
位相比較器48に入力されるFG信号は、増幅・波形整
形回路50を通過することにより、基準信号と比較でき
るように増幅及び波形整形が施される。
【0034】位相比較器48は、LPF(Low-Pass Fil
ter )回路52に接続されており、LPF回路52は、
基準信号とFG信号の位相差φに応じた電圧vを出力す
る(φ−v変換)。
ter )回路52に接続されており、LPF回路52は、
基準信号とFG信号の位相差φに応じた電圧vを出力す
る(φ−v変換)。
【0035】LPF回路52は、電力増幅回路54に接
続されており、電力増幅回路54では、LPF回路52
から出力された信号を電力増幅して、スキャナモータ1
6の駆動電力として出力する。これにより、基準信号と
FG信号が一致するようにスキャナモータ16の駆動を
制御している。
続されており、電力増幅回路54では、LPF回路52
から出力された信号を電力増幅して、スキャナモータ1
6の駆動電力として出力する。これにより、基準信号と
FG信号が一致するようにスキャナモータ16の駆動を
制御している。
【0036】ところで、図4(A)に示すように、SO
S信号が発生する周期が光ビームの走査周期Tとなって
おり、LD20は、SOS信号に対して時間Tsだけ遅
れて画像記録状態(図4(A)に斜線で示す領域)とな
る。このLD20の画像記録状態では、光ビームが画像
記録エリア上に走査される位置となっており、このとき
に、画像データに応じて変調した光ビーム(例えば画像
データに応じてオン・オフされた光ビーム)を発するこ
とにより、画像記録エリア上に画像を記録することがで
きる。すなわち、図4(B)に示すように、SOS信号
が出力されてから時間Tsだけ経過することにより、走
査された光ビームが画像記録エリア上に達する。
S信号が発生する周期が光ビームの走査周期Tとなって
おり、LD20は、SOS信号に対して時間Tsだけ遅
れて画像記録状態(図4(A)に斜線で示す領域)とな
る。このLD20の画像記録状態では、光ビームが画像
記録エリア上に走査される位置となっており、このとき
に、画像データに応じて変調した光ビーム(例えば画像
データに応じてオン・オフされた光ビーム)を発するこ
とにより、画像記録エリア上に画像を記録することがで
きる。すなわち、図4(B)に示すように、SOS信号
が出力されてから時間Tsだけ経過することにより、走
査された光ビームが画像記録エリア上に達する。
【0037】図4(A)に示すように、1回の光ビーム
の走査中にPLL制御回路42へ入力されるFG信号
は、同期回路38から出力されるFG0 信号を遅延回路
40によって予め設定した遅延時間ΔTだけ遅延させて
いる。すなわち、遅延回路40は、FG0 信号を遅延時
間ΔTだけ遅延させ、LD20が光ビームの変調を終了
(ON状態)となるタイミングでFG信号を出力する。
の走査中にPLL制御回路42へ入力されるFG信号
は、同期回路38から出力されるFG0 信号を遅延回路
40によって予め設定した遅延時間ΔTだけ遅延させて
いる。すなわち、遅延回路40は、FG0 信号を遅延時
間ΔTだけ遅延させ、LD20が光ビームの変調を終了
(ON状態)となるタイミングでFG信号を出力する。
【0038】PLL制御回路42は、このFG信号に基
づいてスキャナモータ16のPLL制御を行い、スキャ
ナモータ16が速度変更を終了したときに、光ビームの
次の走査が開始(SOS信号が出力)されるようにして
いる。
づいてスキャナモータ16のPLL制御を行い、スキャ
ナモータ16が速度変更を終了したときに、光ビームの
次の走査が開始(SOS信号が出力)されるようにして
いる。
【0039】一般に、モータに取り付けられたFGによ
って発生された信号(fg信号)の周波数と基準信号の
周波数の位相が一致するようにPLL制御してモータの
回転速度を変更するときに、モータが安定した回転状態
(基準信号と信号FGの位相が一致した状態)に達する
までの時間(引き込み時間Tc、図4(A)参照)が必
要である。これは、モータ固有の回転のタイムラグであ
り、モータの速度変更時に画像記録エリア上へ光ビーム
を走査していると記録紙上に形成する画像にジッタ(ji
tte )を生じさせる原因となる。
って発生された信号(fg信号)の周波数と基準信号の
周波数の位相が一致するようにPLL制御してモータの
回転速度を変更するときに、モータが安定した回転状態
(基準信号と信号FGの位相が一致した状態)に達する
までの時間(引き込み時間Tc、図4(A)参照)が必
要である。これは、モータ固有の回転のタイムラグであ
り、モータの速度変更時に画像記録エリア上へ光ビーム
を走査していると記録紙上に形成する画像にジッタ(ji
tte )を生じさせる原因となる。
【0040】このために、ROS30では、遅延回路4
0によってスキャナモータ16のPLL制御を行うため
のFG信号を変更してPLL制御を行う。これにより、
図4(B)に示すように、光ビームが画像記録エリア上
へ走査されていないときに、スキャナモータ16の速度
変更を行い、スキャナモータ16が安定した回転状態と
なったときに、画像記録エリアへの光ビームの照射(画
像の書き込み)を開始するようにしている。なお、図4
(B)に示す矢印X方向は、感光ドラム26に対する光
ビームの走査方向(主走査方向)であり、矢印Y方向
は、副走査方向である。
0によってスキャナモータ16のPLL制御を行うため
のFG信号を変更してPLL制御を行う。これにより、
図4(B)に示すように、光ビームが画像記録エリア上
へ走査されていないときに、スキャナモータ16の速度
変更を行い、スキャナモータ16が安定した回転状態と
なったときに、画像記録エリアへの光ビームの照射(画
像の書き込み)を開始するようにしている。なお、図4
(B)に示す矢印X方向は、感光ドラム26に対する光
ビームの走査方向(主走査方向)であり、矢印Y方向
は、副走査方向である。
【0041】次に第1の実施の形態の作用を説明する。
なお、第1の実施の形態では、スキャナモータ16と回
転多面鏡18の回転数を一致させると共に、FG44が
光ビームの1走査毎に1パルスのfg信号を出力するも
のとしている。
なお、第1の実施の形態では、スキャナモータ16と回
転多面鏡18の回転数を一致させると共に、FG44が
光ビームの1走査毎に1パルスのfg信号を出力するも
のとしている。
【0042】先ず、画像記録装置10(ROS30)に
おける遅延回路40の遅延時間ΔTの設定について、図
4(A)を参照しながら、図5に示すフローチャートに
沿って説明する。
おける遅延回路40の遅延時間ΔTの設定について、図
4(A)を参照しながら、図5に示すフローチャートに
沿って説明する。
【0043】このフローチャートは、画像記録装置10
の使用に先立って行われるものであり、最初のステップ
100では、画像記録装置10の回転多面鏡18を回転
駆動すると共に、LD20から光ビームを発して走査す
る。このとき、ROS30のSOS信号及びFG0 信号
のモニタを行う(ステップ102)。このとき、遅延回
路40の遅延時間が設定されていないため、同期回路3
8から出力されるFG 0 信号がそのまま遅延回路40か
らFG信号として出力されるので、遅延回路40の出力
信号をモニタしてもよい。
の使用に先立って行われるものであり、最初のステップ
100では、画像記録装置10の回転多面鏡18を回転
駆動すると共に、LD20から光ビームを発して走査す
る。このとき、ROS30のSOS信号及びFG0 信号
のモニタを行う(ステップ102)。このとき、遅延回
路40の遅延時間が設定されていないため、同期回路3
8から出力されるFG 0 信号がそのまま遅延回路40か
らFG信号として出力されるので、遅延回路40の出力
信号をモニタしてもよい。
【0044】次のステップ104では、モニタしたSO
S信号とFG0 信号から、SOS信号とFG0 信号の差
である時間tcを測定し、この時間tcが所定の時間t
以内であるかを確認する(ステップ106)。
S信号とFG0 信号から、SOS信号とFG0 信号の差
である時間tcを測定し、この時間tcが所定の時間t
以内であるかを確認する(ステップ106)。
【0045】SOS信号とFG0 信号のタイミングの差
である時間tcは、スキャナモータ16に対して回転多
面鏡16の取り付け位置を調整することにより変更でき
るものであり、時間tは、時間tcが回転多面鏡18の
位置調整が容易な範囲内であるかの基準として設定して
いる。
である時間tcは、スキャナモータ16に対して回転多
面鏡16の取り付け位置を調整することにより変更でき
るものであり、時間tは、時間tcが回転多面鏡18の
位置調整が容易な範囲内であるかの基準として設定して
いる。
【0046】ここで、時間tcが比較的大きく時間t以
上であるときには、ステップ106で否定判定して、ス
テップ108へ移行する。このステップ108では、時
間tcが小さくなるようにスキャナモータ16への回転
多面鏡18の取り付け位置の調整を行う。このとき時間
tcが時間tより大きいので、取り付け位置の調整が容
易である。
上であるときには、ステップ106で否定判定して、ス
テップ108へ移行する。このステップ108では、時
間tcが小さくなるようにスキャナモータ16への回転
多面鏡18の取り付け位置の調整を行う。このとき時間
tcが時間tより大きいので、取り付け位置の調整が容
易である。
【0047】回転多面鏡18の取り付け位置の調整が終
了すると、再度ステップ100へ移行して、SOS信号
とFG0 信号をモニタする。このようにして時間tcが
所定の時間t以内となったことを確認すると、回転多面
鏡18の取り付け位置の粗調整を終了する(ステップ1
06で肯定判定)。
了すると、再度ステップ100へ移行して、SOS信号
とFG0 信号をモニタする。このようにして時間tcが
所定の時間t以内となったことを確認すると、回転多面
鏡18の取り付け位置の粗調整を終了する(ステップ1
06で肯定判定)。
【0048】次のステップ110では、光ビームを走査
しながらSOS信号とFG0 信号をモニタして、時間t
cの測定を行う(ステップ112)。なお、ステップ1
02で、遅延回路40の出力をモニタし、ステップ10
4の測定結果を使用できるときには、ステップ110及
びステップ112での作業を省略してもよい。
しながらSOS信号とFG0 信号をモニタして、時間t
cの測定を行う(ステップ112)。なお、ステップ1
02で、遅延回路40の出力をモニタし、ステップ10
4の測定結果を使用できるときには、ステップ110及
びステップ112での作業を省略してもよい。
【0049】次のステップ114では、時間tcから遅
延回路40によってFG0 信号を遅延させてFG信号と
して出力するための遅延時間ΔTを演算する。ここで、
遅延時間ΔTを時間tcと引き込み時間Tcに対して、
tc=ΔT+Tsと設定すれば、ΔT=tc−Tcとな
る。引き込み時間Tcは、スキャナモータ16固有のタ
イムラグであり予め知ることができるので、遅延時間Δ
Tを容易に求めることができる。
延回路40によってFG0 信号を遅延させてFG信号と
して出力するための遅延時間ΔTを演算する。ここで、
遅延時間ΔTを時間tcと引き込み時間Tcに対して、
tc=ΔT+Tsと設定すれば、ΔT=tc−Tcとな
る。引き込み時間Tcは、スキャナモータ16固有のタ
イムラグであり予め知ることができるので、遅延時間Δ
Tを容易に求めることができる。
【0050】次にステップ116で、演算によって求め
た遅延時間ΔTに基づいて遅延回路40内の図示しない
タイマー等の設定を行い、遅延回路40の遅延時間ΔT
の設定作業を終了する。
た遅延時間ΔTに基づいて遅延回路40内の図示しない
タイマー等の設定を行い、遅延回路40の遅延時間ΔT
の設定作業を終了する。
【0051】このように遅延時間ΔTが設定された画像
記録装置10では、画像データが入力されると、LD2
0からの光ビームの照射と共に、スキャナモータ16の
駆動を開始する。この後、光ビーム検出センサ36が走
査される光ビームを検出すると、SOS信号発生回路3
2がSOS信号を出力する。このSOS信号に同期して
光ビームの走査が行われる。
記録装置10では、画像データが入力されると、LD2
0からの光ビームの照射と共に、スキャナモータ16の
駆動を開始する。この後、光ビーム検出センサ36が走
査される光ビームを検出すると、SOS信号発生回路3
2がSOS信号を出力する。このSOS信号に同期して
光ビームの走査が行われる。
【0052】一方、駆動制御部14では、FG44から
出力されるfg信号をSOS信号に同期させたFG0 信
号を、さらに遅延させたFG信号によってスキャナモー
タ16のPLL制御を行う。このFG信号は、スキャナ
モータ16への取り付け位置と遅延時間ΔTによってS
OS信号に対して時間Tdだけ遅れているので、スキャ
ナモータ16のPLL制御は、画像記録エリア上への光
ビームの走査が終了してからPLL制御が行われ、次に
SOS信号が出力されるまでの間にスキャナモータ16
の駆動が安定する。スキャナモータ16の回転が安定し
た状態で出力されるSOS信号に同期して、光量制御回
路34がLD20を作動させて、光ビームを感光ドラム
26上へ走査する。
出力されるfg信号をSOS信号に同期させたFG0 信
号を、さらに遅延させたFG信号によってスキャナモー
タ16のPLL制御を行う。このFG信号は、スキャナ
モータ16への取り付け位置と遅延時間ΔTによってS
OS信号に対して時間Tdだけ遅れているので、スキャ
ナモータ16のPLL制御は、画像記録エリア上への光
ビームの走査が終了してからPLL制御が行われ、次に
SOS信号が出力されるまでの間にスキャナモータ16
の駆動が安定する。スキャナモータ16の回転が安定し
た状態で出力されるSOS信号に同期して、光量制御回
路34がLD20を作動させて、光ビームを感光ドラム
26上へ走査する。
【0053】このように、画像記録装置10では、スキ
ャナモータ16のFG44から出力されるfg信号又は
SOS信号に同期させたFG0 信号ではなく、FG0 信
号を遅延させたFG信号によってスキャナモータ16の
回転制御を行い、スキャナモータ16が高精度で安定し
た回転状態となったときにSOS信号を出力する。ま
た、画像記録エリア上へ光ビームが走査されていないと
きに、PLL制御回路42によってスキャナモータ16
の速度変更を行う。
ャナモータ16のFG44から出力されるfg信号又は
SOS信号に同期させたFG0 信号ではなく、FG0 信
号を遅延させたFG信号によってスキャナモータ16の
回転制御を行い、スキャナモータ16が高精度で安定し
た回転状態となったときにSOS信号を出力する。ま
た、画像記録エリア上へ光ビームが走査されていないと
きに、PLL制御回路42によってスキャナモータ16
の速度変更を行う。
【0054】したがって、回転多面鏡18が高精度で安
定した回転状態で画像記録エリア上へ画像の記録を開始
することができ、回転精度の高い期間で画像記録エリア
上へ光ビームを走査して、ジッタの生じない高品質の画
像を形成することができる。
定した回転状態で画像記録エリア上へ画像の記録を開始
することができ、回転精度の高い期間で画像記録エリア
上へ光ビームを走査して、ジッタの生じない高品質の画
像を形成することができる。
【0055】また、遅延回路40によって時間tcの正
確な調整を行うことができるので、スキャナモータ16
への回転多面鏡18の取り付け位置の調整を比較的ラフ
に行っても、スキャナモータ16をPLL制御するため
のFG信号のタイミングを正確に設定でき、スキャナモ
ータ16への回転多面鏡18の取り付けが極めて容易と
なる。
確な調整を行うことができるので、スキャナモータ16
への回転多面鏡18の取り付け位置の調整を比較的ラフ
に行っても、スキャナモータ16をPLL制御するため
のFG信号のタイミングを正確に設定でき、スキャナモ
ータ16への回転多面鏡18の取り付けが極めて容易と
なる。
【0056】なお、本実施の形態では、回転多面鏡18
の面数mとFG44が出力するfg信号のパルス数nを
一致させた例を説明したが、これに限らず、パルス数n
が回転多面鏡18の面数mの整数倍であればよい。すな
わち、光ビームの1走査の間に1パルス以上の信号を出
力するものであればよい。 〔第2の実施の形態〕次に本発明の第2の実施の形態に
ついて説明する。なお、本第2の実施の形態では、基本
的構成は前記した第1の実施の形態と同一であり、同一
の部品には同一の符号を付与してその説明を省略する。
の面数mとFG44が出力するfg信号のパルス数nを
一致させた例を説明したが、これに限らず、パルス数n
が回転多面鏡18の面数mの整数倍であればよい。すな
わち、光ビームの1走査の間に1パルス以上の信号を出
力するものであればよい。 〔第2の実施の形態〕次に本発明の第2の実施の形態に
ついて説明する。なお、本第2の実施の形態では、基本
的構成は前記した第1の実施の形態と同一であり、同一
の部品には同一の符号を付与してその説明を省略する。
【0057】図6(A)及び図6(B)に示されえるよ
うに、第2の実施の形態では、光ビームを走査周期T1
で2回走査するときに、1回の画像書き込みを行う。1
回の光ビームの走査動作毎に画像の記録と画像の非記録
を繰り返す。
うに、第2の実施の形態では、光ビームを走査周期T1
で2回走査するときに、1回の画像書き込みを行う。1
回の光ビームの走査動作毎に画像の記録と画像の非記録
を繰り返す。
【0058】図6(A)に示すように、第2の実施の形
態では、SOS信号が出力されると、このSOS信号に
対して時間Tsだけ遅らせて画像データに応じて変調し
た光ビームを走査し、次のSOS信号に対しては、LD
20をOFF状態とするのみで、画像を記録を行わな
い。
態では、SOS信号が出力されると、このSOS信号に
対して時間Tsだけ遅らせて画像データに応じて変調し
た光ビームを走査し、次のSOS信号に対しては、LD
20をOFF状態とするのみで、画像を記録を行わな
い。
【0059】また、駆動制御部14では、遅延回路40
が画像を記録(光ビームの変調)を行うSOS信号に対
して時間Tdだけ遅らせてFG信号を出力し、このFG
信号に基づいて次に光ビームの変調を行うためのSOS
信号が出力されるまでの時間Tcの間でスキャナモータ
16のPLL制御を行う。すなわち、図6(B)に示す
ように、2回の走査周期2T1 の間に画像の記録とPL
L制御を行う。
が画像を記録(光ビームの変調)を行うSOS信号に対
して時間Tdだけ遅らせてFG信号を出力し、このFG
信号に基づいて次に光ビームの変調を行うためのSOS
信号が出力されるまでの時間Tcの間でスキャナモータ
16のPLL制御を行う。すなわち、図6(B)に示す
ように、2回の走査周期2T1 の間に画像の記録とPL
L制御を行う。
【0060】例えば、回転多面鏡18の高回転時などで
は、光ビームの走査周期T1 が短くなり、1回の走査中
でかつ、光ビームが画像記録エリア外に走査されている
間にスキャナモータ18のPLL制御を行うのが困難な
場合、スキャナモータ16の速度変更と画像記録エリア
への画像の記録のタイミングが重なり、記録する画像の
品質を低下させてしまう恐れがある。
は、光ビームの走査周期T1 が短くなり、1回の走査中
でかつ、光ビームが画像記録エリア外に走査されている
間にスキャナモータ18のPLL制御を行うのが困難な
場合、スキャナモータ16の速度変更と画像記録エリア
への画像の記録のタイミングが重なり、記録する画像の
品質を低下させてしまう恐れがある。
【0061】これに対して、2回以上の光ビームの走査
に対して1回の画像記録を行うように設定することによ
り、光ビームの走査周期T1 を落とすことなく、スキャ
ナモータ16の速度制御を行う時間Tcを十分に確保す
ることができ、スキャナモータ16が安定した回転状態
に至ったときに変調した光ビームの走査(画像の記録)
を開始することができる。また、回転多面鏡18が高回
転であっても走査周期T1 を変更することがないので、
光ビームの主走査方向に沿った解像度を低下させること
がない。
に対して1回の画像記録を行うように設定することによ
り、光ビームの走査周期T1 を落とすことなく、スキャ
ナモータ16の速度制御を行う時間Tcを十分に確保す
ることができ、スキャナモータ16が安定した回転状態
に至ったときに変調した光ビームの走査(画像の記録)
を開始することができる。また、回転多面鏡18が高回
転であっても走査周期T1 を変更することがないので、
光ビームの主走査方向に沿った解像度を低下させること
がない。
【0062】なお、第2の実施の形態では、光ビームの
2走査の間に1回の画像の書き込みを行う例について説
明したが、これに限らず、2回以上の走査の間に1回の
画像の書き込みを行うようにすれば、スキャナモータ1
6の回転を制御して安定させるまでの時間Tdを走査周
期T1 より長く確保することができ、回転多面鏡18が
安定した回転状態のときに、光ビームによる画像の書き
込みが可能となる。
2走査の間に1回の画像の書き込みを行う例について説
明したが、これに限らず、2回以上の走査の間に1回の
画像の書き込みを行うようにすれば、スキャナモータ1
6の回転を制御して安定させるまでの時間Tdを走査周
期T1 より長く確保することができ、回転多面鏡18が
安定した回転状態のときに、光ビームによる画像の書き
込みが可能となる。
【0063】また、本実施の形態に適用した画像記録装
置10は、本発明の一適用例を示すものであり、本発明
の構成を限定するものではない。本発明は、回転多面鏡
の回転によって光ビームを走査し、感光体に画像を記録
する種々の画像記録装置に適用できる。
置10は、本発明の一適用例を示すものであり、本発明
の構成を限定するものではない。本発明は、回転多面鏡
の回転によって光ビームを走査し、感光体に画像を記録
する種々の画像記録装置に適用できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、光ビー
ムの感光体上への走査が終了してから次の走査を開始す
るまでの間にモータの回転制御を行い、モータが安定し
た回転状態となってから感光体への光ビームの走査を開
始するので、感光体上に品質の良い画像を形成すること
ができる。また、本発明では、複数回の走査動作を行う
間に、画像の記録とモータの回転制御を分けて行うた
め、回転多面鏡が高回転であっても、光ビームの走査方
向に沿った解像度を低下させることなく画像を記録する
ことができる優れた効果を有する。
ムの感光体上への走査が終了してから次の走査を開始す
るまでの間にモータの回転制御を行い、モータが安定し
た回転状態となってから感光体への光ビームの走査を開
始するので、感光体上に品質の良い画像を形成すること
ができる。また、本発明では、複数回の走査動作を行う
間に、画像の記録とモータの回転制御を分けて行うた
め、回転多面鏡が高回転であっても、光ビームの走査方
向に沿った解像度を低下させることなく画像を記録する
ことができる優れた効果を有する。
【図1】本実施の形態に適用した画像記録装置の概略構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】画像記録装置に設けたROSの概略構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】PLL制御回路の概略構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】(A)は第1の実施の形態に係るタイミングチ
ャート、(B)は(A)のタイミングチャートに基づい
た光ビームの走査状態を示す概略図である。
ャート、(B)は(A)のタイミングチャートに基づい
た光ビームの走査状態を示す概略図である。
【図5】光ビームの走査に対するPLL制御のタイミン
グを調整する作業の概略を示すフローチャートである。
グを調整する作業の概略を示すフローチャートである。
【図6】(A)は第2の実施の形態に係るタイミングチ
ャート、(B)は(A)のタイミングチャートに基づい
た光ビームの走査状態を示す概略図である。
ャート、(B)は(A)のタイミングチャートに基づい
た光ビームの走査状態を示す概略図である。
10 画像記録装置 16 スキャナモータ 18 回転多面鏡 20 LD 26 感光ドラム(感光体) 30 ROS 32 SOS信号発生回路(開始信号生成手段) 34 光量制御回路(光ビーム制御手段) 38 同期回路(同期手段) 40 遅延回路(出力変更手段) 42 PLL制御回路(回転制御手段) 44 FG(回転制御手段) 46 基準信号発生回路
Claims (2)
- 【請求項1】 感光体を含む所定の範囲に光ビームを走
査して感光体に画像を形成する画像記録装置であって、 前記光ビームを反射する複数の反射面が設けられた回転
多面鏡と、 前記回転多面鏡を回転駆動して光ビームを走査するモー
タと、 前記モータの回転に応じて前記反射面の整数倍の回転信
号を発生する回転信号生成手段と、 前記感光体外に走査される光ビームを検出することによ
り走査開始信号を出力する開始信号生成手段と、 前記走査開始信号に同期させて前記感光体上へ光ビーム
を走査する光ビーム制御手段と、 前記回転信号を前記走査開始信号に同期させて制御信号
を生成する同期手段と、 前記制御信号と基準信号の位相差に基づいて前記モータ
のPLL制御を行う回転制御手段と、 前記感光体上への光ビームの走査が終了してから次に感
光体上への光ビームの走査を開始するまでの間に前記モ
ータのPLL制御を行うように前記制御信号を前記回転
制御手段へ出力する出力変更手段と、 を含むことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】 前記光ビーム制御手段が複数回の走査動
作に対して光ビームを前記感光体上へ1回走査すること
を特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022568A JPH09218362A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022568A JPH09218362A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09218362A true JPH09218362A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12086487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8022568A Pending JPH09218362A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09218362A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005208071A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-08-04 | Ricoh Co Ltd | 光ビーム走査装置、画像形成装置、光ビーム走査方法、プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 |
JP2006162795A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Nidec Sankyo Corp | ポリゴンミラー駆動モータ及びレーザミラー照射装置 |
JP2006346863A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-12-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8022568A patent/JPH09218362A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005208071A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-08-04 | Ricoh Co Ltd | 光ビーム走査装置、画像形成装置、光ビーム走査方法、プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 |
JP2006162795A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Nidec Sankyo Corp | ポリゴンミラー駆動モータ及びレーザミラー照射装置 |
JP2006346863A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-12-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4667121B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2011-04-06 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5121138A (en) | Resonant scanner control system | |
JPH09183250A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS6053855B2 (ja) | ガルバノ・ミラ−・スキヤナ装置 | |
JPH04459A (ja) | 多色印字装置 | |
JPH09218362A (ja) | 画像記録装置 | |
JPS6341466B2 (ja) | ||
US6222611B1 (en) | Multi-beam image forming apparatus and method capable of precisely controlling image writing start position | |
JPH02108014A (ja) | 多点同期方式の光走査装置 | |
JP2783822B2 (ja) | Pll回路のアンロック検出方法及びその装置 | |
JP3600024B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10246861A (ja) | カスケード走査光学系を備えた記録装置 | |
JP2965527B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3056505B2 (ja) | 同期回路 | |
JP2001257839A (ja) | 副走査クロック生成装置 | |
JPH10244708A (ja) | カスケード走査光学系を備えた記録装置 | |
JP2794682B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2828681B2 (ja) | 多点同期光書込み装置 | |
JPH05136950A (ja) | レーザプリンタ用ビデオクロツク信号生成装置 | |
JP2001051216A (ja) | 光ビーム走査制御回路及びそれを用いた光学ユニット並びに画像形成装置 | |
JPH07281112A (ja) | 画像記録装置 | |
JPH02106715A (ja) | 多点同期方式の光走査装置 | |
JPH04194906A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06246964A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH04316268A (ja) | 走査ビーム同期制御装置 | |
JP2000043312A (ja) | 画像形成装置 |