JPH09217910A - 熱分解反応装置 - Google Patents

熱分解反応装置

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JPH09217910A
JPH09217910A JP8026515A JP2651596A JPH09217910A JP H09217910 A JPH09217910 A JP H09217910A JP 8026515 A JP8026515 A JP 8026515A JP 2651596 A JP2651596 A JP 2651596A JP H09217910 A JPH09217910 A JP H09217910A
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則雄 手塚
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock
    • Y02P20/143Feedstock the feedstock being recycled material, e.g. plastics

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱分解反応装置内の加熱管の外表面に被覆層
が形成されるのを防ぐとともに、熱分解反応装置の小型
化を図る。 【解決手段】 熱分解反応装置12は、回転する熱分解
ドラム20とその両端に設けられた固定チャンバ21,
22とから構成されている。熱分解ドラム20の上流側
には、モータ23によって駆動されるスクリュフィーダ
24が、他側には排出装置14がそれぞれ設けられてい
る。熱分解ドラム20内には、廃棄物の移動方向に沿っ
て上流側と下流側の2つに分割された加熱管25,26
が設けられている。そして、上流側の加熱管25に対し
ては、チャンバ21から加熱空気を供給して熱分解ドラ
ム20中央のヘッダー27から排出させ、下流側の加熱
管26に対しては、チャンバ22から加熱空気を供給し
て熱分解ドラム20中央のヘッダー28から排出させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的低融点で溶
融するプラスチックを含む一般廃棄物および/または産
業廃棄物を加熱して熱分解ガスと熱分解残渣とを生成す
るための熱分解反応装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市ごみなどの一般廃棄物や廃プラスチ
ックなど可燃物を含む産業廃棄物の処理装置に関する従
来例としては、例えばドイツ特許公開 No.37570
4.8、ドイツ特許公開 No.3811820.3及び特開
平1−49816号公報を挙げることができる。これら
の従来例では、廃棄物を熱分解反応装置に入れて低酸素
状態において加熱して熱分解し、熱分解ガスと主として
不揮発性成分からなる熱分解残渣とを生成し、さらに熱
分解残渣を分離装置に導き、この分離装置において燃焼
成分と不燃焼成分(例えば、金属、陶器など)とに分離
している。そして、燃焼成分と熱分解ガスを燃焼器に導
入して当該燃焼器内で燃焼処理するようにしている。
【0003】このような廃棄物処理装置においては、熱
分解反応装置内での廃棄物加熱を、熱分解反応装置内に
配設された加熱管に外部から加熱空気を通すことにより
行っている。そして、加熱空気を得るために燃焼器の後
流側には空気加熱器が設けられ、この空気加熱器で得ら
れた加熱空気を熱分解反応装置の加熱管に供給するのが
一般的である。
【0004】ところで、従来の熱分解反応装置は、図5
のように、熱分解ドラム1と、熱分解ドラム1の両端に
設けられたチャンバ2,3とから構成されている。チャ
ンバ2と3は固定されており、熱分解ドラム1は図示し
ない支持ローラにより回転自在に支持されており、駆動
装置(例えばモータ)により動力伝達手段(例えばギ
ア)を介して回転力を与えられ、普通1分間に0.2〜
5回転の速度で回転する。熱分解ドラム1内にはその軸
方向に沿って複数本の加熱管4が設けられ、該加熱管4
の両端部はチャンバ2,3に連通している。また、熱分
解ドラム1の廃棄物の移動方向に沿って上流側にはモー
タ5で駆動されるスクリュフィーダ6が、他側には熱分
解反応装置で生成された熱分解ガスと熱分解残渣とを分
離して排出する排出装置7がそれぞれ設けられている。
【0005】熱分解ドラム1は、廃棄物の移動方向に沿
って上流側、すなわち図5では左側が高く右側に低く僅
かに傾斜して配置されており、スクリュフィーダ6から
送られてきた廃棄物は、熱分解ドラム1の回転に伴って
熱分解ドラム1内を図の左側から右側へとゆっくり移動
し、その移動の間に、加熱管4を通る加熱空気によって
加熱されて熱分解されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術では、ポリエチレン、ポリプロピレン等、比較的
低温(例えば100℃以下)で溶融するプラスチックを
含むような廃棄物を処理する場合、図5に示すように、
スクリュフィーダに近い側の加熱管外表面に被覆層が形
成されるという欠点がある。この被覆層は廃棄物中のプ
ラスチック等が溶けてその他の廃棄物と共に付着したも
ので、スクリュフィーダから送られてきた常温の廃棄物
に影響されて、スクリュフィーダ側の加熱管の外表面温
度が低くなったとき(250℃未満のとき)に形成され
易い。一般に熱分解反応装置12の内部は300〜60
0℃に、通常は450℃程度に加熱されるが、このよう
な被覆層により加熱管外表面が覆われると加熱管外表面
の熱伝達面積が減少して、廃棄物を十分に加熱すること
ができなくなり、結果として熱分解が不充分となる。ま
た、従来の熱分解反応装置では、廃棄物を十分に加熱さ
せるために熱分解ドラムの全長を大きくしており、その
結果、熱分解反応装置全体が大型化してしまうという欠
点もある。
【0007】本発明の目的は、加熱管外表面に被覆層が
形成されるのを防ぐとともに、小型化も図れる熱分解反
応装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内部に加熱管が配置され、その加熱管に
外部からの加熱空気を通すことにより廃棄物を加熱して
熱分解し、熱分解ガスと主として不揮発性成分から成る
熱分解残渣とを生成する熱分解反応装置において、前記
加熱管を廃棄物の移動方向に沿って複数に分割し、その
分割した加熱管ごとに独立して加熱空気を供給する加熱
空気供給手段を設けたことを特徴としている。
【0009】例えば、加熱管を中央で2つに分割した場
合、廃棄物の移動方向に沿って上流側の加熱管に対して
は、熱分解反応装置の上流端部から加熱空気を供給して
熱分解反応装置の中央部から排出させ、下流側の加熱管
に対しては、熱分解反応装置の下流端部から加熱空気を
供給して熱分解反応装置の中央部から排出させるように
する。
【0010】このように上流側の加熱管に対して熱分解
反応装置の上流端部から加熱空気を供給すると、通常の
熱分解反応装置の加熱空気の供給温度として例えば55
0℃の加熱空気を供給した場合には、スクリュフィーダ
から常温の廃棄物が送られてきても、上流側の加熱管
(特に加熱管のスクリュフィーダ側)の外表面温度を2
50℃以上に維持することができ、被覆層の形成を防ぐ
ことができる。また、上流側と下流側の加熱管にそれぞ
れ加熱空気が供給されるので、熱分解反応装置全体に供
給される熱量の増加を図ることができ、その分、熱分解
反応装置の長さを短縮させることができる。これによっ
て、熱分解反応装置を小型化することが可能になる。
【0011】また、加熱管を中央で2つに分割した場
合、廃棄物の移動方向に沿って上流側の加熱管に対して
は、熱分解反応装置の中央部から加熱空気を供給して熱
分解反応装置の上流端部から排出させ、下流側の加熱管
に対しては、熱分解反応装置の下流端部から加熱空気を
供給して熱分解反応装置の中央部から排出させるように
しても上記と同じ作用効果が得られる。ただし、この場
合、加熱管の避けるべき被覆層が付着しない250℃以
上に上流側の加熱管外表面の温度が保たれるよう、上流
側の加熱管に流す加熱空気の供給温度及び/または供給
量を調節する。上記の手段で述べたように、熱分解反応
装置の上流端部での加熱管の外表面温度は250℃以上
に保持するのが良い。好ましくは300℃以上に保持す
るのが良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1は本発明の熱分解反応装置を組み込ん
だ廃棄物処理装置の概略構成例を示している。図におい
て、11は都市ごみ等の可燃物を含有する廃棄物aを熱
分解反応装置12内に供給する廃棄物供給装置である。
通常、熱分解反応装置12は横型回転式ドラムが用いら
れ、図示しないシール機構によりその内部は低酸素雰囲
気に保持されている。また熱分解反応装置12には、燃
焼器13の後流側に配置される熱交換器(図示せず)に
より加熱された加熱空気がラインL1から供給され、こ
の加熱空気により、熱分解反応装置12の内部は300
℃〜600℃に、通常は450℃程度に加熱されてい
る。そして、廃棄物供給装置11から供給された廃棄物
aは熱分解反応装置12内で熱分解され、熱分解ガスG
1と主として不揮発性の熱分解残渣bとを生成する。熱
分解反応装置12内で生成された熱分解ガスG1と熱分
解残渣bは排出装置14により分離され、熱分解ガスG
1はラインL2を経て燃焼器13のバーナ15に供給さ
れる。
【0013】一方、熱分解残渣bは冷却装置16に導入
され、ここで冷却された後、分離装置17に供給され
る。冷却装置16には排ガスG2がラインL3から供給
され、冷却装置16の内部は低酸素雰囲気に保持されて
いる。
【0014】ここで、熱分解反応装置12の詳細構造を
説明する。熱分解反応装置12は、図2に示すように、
熱分解ドラム20とその両端に設けられたドラム形状の
チャンバ21,22とから構成されている。チャンバ2
1と22は固定されている。一方、熱分解ドラム20は
図示しない支持ローラより回転自在に支持されており、
駆動装置(例えばモータ)により動力伝達手段(例えば
ギア)を介して回転力を与えられ、普通1分間に0.2
〜5回転の速度で回転する。熱分解ドラム20の廃棄物
の移動方向に沿って上流側には、モータ23によって駆
動されかつ上記廃棄物供給装置11に接続されたスクリ
ュフィーダ24が、他側には上記排出装置14がそれぞ
れ設けられている。
【0015】熱分解ドラム20は、図2においては、左
側が高く右側に低く僅かに傾斜して配置されており、ス
クリュフィーダ24から送られてきた廃棄物は、熱分解
ドラム20の回転に伴って熱分解ドラム20内を図の左
側から右側へとゆっくり移動し、その移動の間に加熱さ
れ熱分解される。
【0016】熱分解ドラム20内にはその軸方向に沿っ
て複数本の加熱管が設けられているが、それらの加熱管
は廃棄物の移動方向に沿って上流側と下流側の2つに分
割されている。すなわち、上流側には加熱管25が、下
流側には加熱管26がそれぞれ設けられている。そし
て、上流側の加熱管25は一端がチャンバ21に、他端
が熱分解ドラム20中央部に設けられたヘッダ27にそ
れぞれ連通し、下流側の加熱管26は一端がチャンバ2
2に、他端が熱分解ドラム20中央部に設けられたヘッ
ダー28にそれぞれ連通している。ヘッダー27,28
はリング形状をしており、熱分解ドラム20の内周面に
固定されている。またヘッダー27,28は、熱分解ド
ラム20の外周面に設けられリング形状をした中央チャ
ンバ29に連通している。
【0017】次に、上記構成の熱分解反応装置の作用に
ついて説明する。図1に示したラインL1を介してチャ
ンバ21,22に加熱空気が供給される。そうすると、
図2中に矢印で示したように、チャンバ21に供給され
た加熱空気は加熱管25内を流れ、更にヘッダー27を
介して中央チャンバ29へと流れる。またチャンバ22
に供給された加熱空気は加熱管26内を流れ、更にヘッ
ダー28を介して中央チャンバ29へと流れる。加熱管
26内を流れる加熱空気としてチャンバ22側では従来
と同様に一般的に熱分解反応装置に供給される温度、こ
こでは約550℃で供給されるが、本実施例では加熱管
25内を流れる加熱空気としてもチャンバ21側では約
550℃の同じ空気を供給でき、この場合スクリュフィ
ーダ24から熱分解ドラム20内に常温の廃棄物が例え
ば大量に送られてきても、加熱管25外表面の急激な温
度低下を回避することができ、チャンバ21側での加熱
管25の外表面温度を250℃以上に維持することがで
きる。熱分解ドラム20や加熱管25のサイズ、または
一定以上の空気量を供給するか、更にまた廃棄物の量や
種類によっては、供給された加熱空気の温度が550℃
である場合でも、加熱管25の外表面温度を300℃以
上に維持することが可能である。
【0018】上記のように本実施例では、チャンバ21
側での加熱管25の外表面温度を250℃以上、より好
ましくは300℃以上に維持することができるので、加
熱管25の外表面に被覆層が形成されるのを回避でき、
加熱管25表面には十分な熱伝達面積を確保することが
できる。さらに、従来例と比べ、加熱管25を流れる加
熱空気の温度が高くなるため、廃棄物との温度差が大き
くなる分、熱伝達効率が高くなる。この結果、加熱管2
5の伝熱面積を少なくすることもできる。
【0019】また熱分解反応装置12において、廃棄物
は熱分解され熱分解ガスと熱分解残渣とが生成される。
そして、それらは排出装置14において熱分解ガスと熱
分解残渣とに分離されて排出される。
【0020】図1に示すように、排出装置14からの熱
分解残渣bは冷却装置16に導入される。排出装置14
から排出される熱分解残渣bは、冷却装置16におい
て、例えば80℃以下に冷却される。冷却された熱分解
残留物bは分離装置17に供給され、ここで、金属・陶
器等の不燃焼成分cとカーボン等の燃焼成分dとに分離
され、燃焼成分dは粉砕装置18に供給される。さらに
粉砕装置18において、燃焼成分dは粉砕された後に、
ラインL4を経て燃焼器13のバーナ15に送られる。
【0021】バーナ15に送られた燃焼成分dは、ここ
で送風機30より送られる空気eにより熱分解ガスG1
とともに燃焼器13内で燃焼処理される。燃焼器13は
一般に溶解炉と言われるものであって、前記燃焼成分d
は1300℃程度の高温で燃焼され、燃焼灰は溶融スラ
グとなって水槽31内に落下し固化する。一方、燃焼器
13内の燃焼ガスG3は排ガスラインL5を流れ、燃焼
器13の後流側に配置される熱交換器(図示せず)及び
廃熱ボイラ32で熱回収され、さらに集じん器33,3
4で除塵された後、送風機35により煙突36から大気
中へ排出される。なお、図中37は、蒸気タービンによ
り作動される発電機である。
【0022】図3は本発明の他の実施例を示している。
本実施例では、中央チャンバ29内に仕切板40が設け
られている。このように仕切板40を設けると、チャン
バ21,22に供給する加熱空気の風量・温度をそれぞ
れ独立して制御することができる。このことによって、
例えば通常より水分量の多い廃棄物を処理する場合、チ
ャンバ21に導入する加熱空気量を通常より多くするこ
とによって余分の水分を蒸発させるのに必要な熱量を与
えることができるため、熱分解反応装置12の内部の温
度を熱分解反応に必要な温度に十分維持できる。
【0023】このような仕切板40を設けた場合、図4
に示すような向きで加熱空気を供給することもできる。
すなわち、図4中に矢印で示したように、廃棄物の移動
方向に沿って上流側の加熱管25に対しては、加熱空気
をヘッダー27側に供給しチャンバ21から排出させ、
下流側の加熱管26に対しては、加熱空気をチャンバ2
2から供給しヘッダー28側から排出させる構成とす
る。この場合、加熱管25の長さは、その外表面温度を
250℃以上、好ましくは300℃以上に維持できる長
さにする必要がある。
【0024】このような構成とすると、従来の場合に比
べて、加熱管25内を流れる加熱空気の温度を高くする
こと及び/または風量を多くすることができるので、ス
クリュフィーダ24から熱分解ドラム20内に常温の廃
棄物が大量に送られてきたときでも、加熱管25の外表
温度を250℃以上、好ましくは300℃以上に維持す
ることができる。その結果、加熱管25の外表面に被覆
層が形成されるのを回避することが可能となるのであ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱分解反
応装置によれば、熱分解反応装置に設けられた加熱管
の、廃棄物入口側での外表面温度を高温に維持できるの
で、加熱管の外表面に被覆層が形成されなくなり、加熱
管の熱伝達面積を十分に確保できる。その結果、熱分解
反応装置内で廃棄物を十分に加熱することができ、所定
の熱分解反応を行わせることができる。
【0026】また、加熱管の全長を短くすることができ
るため、熱分解反応装置を小型化できるとともに、加熱
管内での圧力損失を低減でき、加熱管へ加熱空気を送る
ためのブロワの動力も少なくて済み、ランニングコスト
の面で非常に経済的な熱分解反応装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱分解反応装置を組み込んだ概略構成
図の例である。
【図2】本発明の一実施例による熱分解反応装置とその
周辺機器を示した図である。
【図3】本発明の他の実施例による熱分解反応装置とそ
の周辺機器を示した図である。
【図4】本発明の更に他の実施例による熱分解反応装置
とその周辺機器を示した図である。
【図5】従来技術による熱分解反応装置とその周辺機器
を示した図である。
【符号の説明】
11 廃棄物供給装置 12 熱分解反応装置 13 燃焼器 14 排出装置 15 バーナ 16 冷却装置 17 分離装置 18 粉砕装置 20 熱分解ドラム 21,22 チャンバ 23 モータ 24 スクリュフィーダ 25 上流側の加熱管 26 下流側の加熱管 27,28 ヘッダー 29 中央チャンバ 30,35 送風機 31 水槽 32 廃熱ボイラ 33,34 集じん器 36 煙突 37 発電機 40 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10G 1/10 B09B 3/00 302F (72)発明者 宮地 健 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に加熱管が配置され、その加熱管に
    外部からの加熱空気を通すことにより廃棄物を加熱して
    熱分解し、熱分解ガスと主として不揮発性成分から成る
    熱分解残渣とを生成する熱分解反応装置において、 前記加熱管を廃棄物の移動方向に沿って複数に分割し、
    その分割した加熱管ごとに独立して加熱空気を供給する
    加熱空気供給手段を設けたことを特徴とする熱分解反応
    装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱管を中央で2つに分割した場
    合、前記加熱空気供給手段は、廃棄物の移動方向に沿っ
    て上流側の加熱管に対しては、前記熱分解反応装置の上
    流端部から加熱空気を供給して熱分解反応装置の中央部
    から排出させ、下流側の加熱管に対しては、前記熱分解
    反応装置の下流端部から加熱空気を供給して熱分解反応
    装置の中央部から排出させることを特徴とする請求項1
    記載の熱分解反応装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱管を中央で2つに分割した場
    合、前記加熱空気供給手段は、廃棄物の移動方向に沿っ
    て上流側の加熱管に対しては、前記熱分解反応装置の中
    央部から加熱空気を供給して熱分解反応装置の上流端部
    から排出させ、下流側の加熱管に対しては、前記熱分解
    反応装置の下流端部から加熱空気を供給して熱分解反応
    装置の中央部から排出させることを特徴とする請求項1
    記載の熱分解反応装置。
  4. 【請求項4】 前記熱分解反応装置の、廃棄物の移動方
    向に沿って上流端部での前記加熱管の外表面温度は、2
    50℃以上好ましくは300℃以上であることを特徴と
    する請求項1,2又は3記載の熱分解反応装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104190687A (zh) * 2014-07-31 2014-12-10 三零一(深圳)环保科技有限公司 可连续排渣及排气的耐高温箱体及其回转式气化分解装置
CN105927983A (zh) * 2016-06-28 2016-09-07 成和环保科技股份有限公司 螺旋推进式固体废弃物连续碳化设备及连续碳化方法

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