JP2001091160A - 多筒型ロータリーキルン - Google Patents

多筒型ロータリーキルン

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JP2001091160A
JP2001091160A JP27091099A JP27091099A JP2001091160A JP 2001091160 A JP2001091160 A JP 2001091160A JP 27091099 A JP27091099 A JP 27091099A JP 27091099 A JP27091099 A JP 27091099A JP 2001091160 A JP2001091160 A JP 2001091160A
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JP
Japan
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pipe
cylinder
tube
waste
inlet
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JP27091099A
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English (en)
Inventor
Munetaka Hagitani
宗高 萩谷
Mikio Mogi
幹夫 茂木
Yuichi Tago
祐一 田子
Atsushi Kamei
篤志 亀井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の内筒に廃棄物を均等に供給して、安定
した運転及び制御を行うことができるようにする。 【解決手段】 回転駆動可能とした外筒1内に二重管構
造とした内筒13を配置して、内筒13の内管13aの
両端を、供給管16と排出管17を介して入口筒1a部
と出口筒1b部に支持させるようにした多筒型ロータリ
ーキルンとする。入口筒1a側の供給管16と各内筒内
管13aとの間に大径の分配筒20を一体に配置する。
各内筒内管13aの入口端部に、スクリュー羽根22と
掬い板23とからなる掻き取りガイド部材21Aを、分
配筒20内に突出して先端位置が内周面に接するように
取り付ける。分配筒20の回転に伴い、掻き取りガイド
部材21Aで廃棄物9を一定量宛掻き取り掬い上げて内
管13a内に送り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみ等の廃棄物
を熱分解ガス化処理するようにした間接加熱式の多筒型
ロータリーキルンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の廃棄物処理方式として、
廃棄物を不活性雰囲気下で加熱して熱分解し、発生した
熱分解ガスと熱分解残渣(炭素分および灰分)を燃焼・
溶融炉で少ない空気量で高温にして燃焼させ、ごみ中の
灰分を溶融スラグとして取り出すようにしたガス化・溶
融方式が開発され、一部で実証運転が行われている。か
かる方式では、廃棄物を熱分解ガス化するために、ロー
タリーキルンを採用し、外部からの熱で廃棄物を間接的
に加熱、乾燥させて熱分解させるようにしている。
【0003】廃棄物を熱分解ガス化するために用いられ
ている間接加熱式のロータリーキルンは、図9にその一
例の概略を示す如く、横長とした外筒1の長手方向とな
る前後方向(矢印X方向)の各端を、それぞれ固定配置
した入口筒1aと出口筒1bに回転継手3を介して回転
駆動可能に支持させると共に、該外筒1を、入口筒1a
側よりも出口筒1b側を約3度低くするように傾斜させ
て配置し、且つ該外筒1内に、外筒1との間に加熱流路
4が形成されるように内筒2を同心状に収納させて、外
筒1と内筒2により二重筒構造のキルン本体Iを構成
し、更に、上記内筒2の両端を、該内筒2よりも小径と
した供給管5と排出管6に連通接続して、供給管5を入
口筒1a内に、又、排出管6を出口筒1b内にそれぞれ
位置させた構成として、出口筒1bに熱風入口4aから
導入した熱風10が加熱流路4を通り入口筒1aの熱風
出口4bより流出させられるようにし、キルン本体Iを
低速で回転させた状態において、投入ホッパ7内に投入
された廃棄物9を給じん機8により入口筒1a部の供給
管5を通して内筒2内に徐々に供給しつつ、キルン本体
Iの内外筒間に形成された加熱流路4内に、出口筒1b
側から入口筒1a側へ向けて熱風(加熱用ガス)10を
流通させることにより、内筒2内の廃棄物9を加熱、乾
燥させて熱分解し、発生した熱分解ガス9aを、出口筒
1b部の排出管6内を通して分離室11に移した後、上
部から取り出して下流の燃焼・溶融炉に直接送るように
し、又、金属類を含む熱分解残渣9bは、排出管6内を
通して分離室11に移した後、下部から取り出して金属
類の分別工程を経てから燃焼・溶融工程へ送るようにし
てある。12は供給管5及び排出管6に取り付けたリン
グ状のシールプレートを示す。
【0004】しかし、上記ロータリーキルンの場合は、
間接加熱方式であって伝熱効率が悪いので、廃棄物9と
の接触面積を充分に確保する必要があり、そのため、キ
ルン本体Iが長大化してしまう問題がある。更に、キル
ン本体Iが長大化することから、据付面積も広く必要と
なり、土地利用に大きく影響を与える問題もある。
【0005】そのため、キルン本体Iを比較的長大化さ
せることなく処理量を増やすことができるものとして、
多筒型のロータリーキルンが提案されている。この多筒
型のロータリーキルンは、図10(イ)(ロ)にその一
例の概略を示す如く、耐火材14を内張りして横長とし
た外筒1を、入口筒1a側よりも出口筒1b側を約3度
ほど低くなるように傾斜させて配置し、該外筒1内に、
複数本(図では3本)の内筒13、すなわち、所要の隙
間をあけて同心状に配置した内管13aと外管13bと
により二重管構造としてなり且つ該内管13aと外管1
3bの間に形成される加熱流路18に熱風10を流通さ
せるようにしてなる複数本の内筒13を、上記外筒1内
に平行状態に収納させて、キルン本体Iを構成し、上記
各内筒13を構成する外管13bの長手方向の両端部と
外筒1との間及び各内筒13の外管13b同士の間を隔
板15にて仕切るようにすると共に該各内筒13の内管
13aの両端を、該内管13aと同一直径の1つの供給
管16と排出管17に連通接続して、供給管16を入口
筒1a内に、又、排出管17を出口筒1b内にそれぞれ
位置させた構成として、外筒1の出口筒1b側に設けた
熱風入口18aから流入させた熱風10が、上記隔板1
5で規制されて上記各内筒13の加熱流路18を流通さ
せて入口筒1aの熱風出口18bより流出させるように
し、更に、上記外筒1の内面と各内筒13を構成する外
管13bの外面との間及び内筒13の外管13b同士の
間に形成される空間部19に空気の封入や断熱材の充填
による断熱層を形成させるようにし、上記各内筒13の
内管13a内に供給された廃棄物9を間接的に加熱、乾
燥させて熱分解すると、1つの排出管17を通して分離
室11に移した後に熱分解残渣9bを下方へ取り出すよ
うにしたものである。
【0006】なお、図10(イ)(ロ)において図9と
同一部分には同一符号が付してある。
【0007】上記多筒型のロータリーキルンによれば、
廃棄物9を間接加熱するための熱風10は、内筒13を
構成する内管13aと外管13bとの間に形成した加熱
流路18を流通させるようにしてあることから、各内筒
13には同一条件(温度、流量、流速)の熱風10を流
すことができて、各内筒13を均一に加熱制御すること
ができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記多筒型
ロータリーキルンの場合、投入された廃棄物9が各内筒
13内に効率よく連続的に且つ均等に供給されなければ
安定した熱分解反応を得ることが困難となってしまう
が、入口筒1a側の供給管16を通り抜けた廃棄物9
は、いずれか1つの内筒13が下部位置に来たときにし
か該内筒13内に取り込まれないので、各内筒13内に
廃棄物9を効率よく均等に取り込んでより安定した運転
を行うことができるようにすることが望まれている。
【0009】そこで、本発明は、複数本の内筒に廃棄物
を均等に効率よく取り込めるようにして安定した運転及
び制御を行うことができるようにしようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、長手方向の両端を入口筒と出口筒に回転
駆動可能に支持させて横向き配置した外筒内に、内管と
外管とにより二重管構造としてなる複数本の内筒を収納
させて固定し、該各内筒の内管の両端を、上記入口筒と
出口筒に配した供給管と排出管に連通接続し、該供給管
を通して各内筒の内管内に供給した廃棄物を、内筒の内
管と外管との間に形成した加熱流路に熱風を流通させる
ことにより熱分解ガス化するようにしてある多筒型ロー
タリーキルンにおいて、上記供給管と各内筒の内管との
間に、各内管を内接包囲する如き直径とした分配筒を配
して、該分配筒を介して供給管と各内筒の内管が連通す
るよう一体に接続し、且つ上記各内筒の内管入口部に、
分配筒内に落し込まれた廃棄物を掻き取って内管内に送
り込むようにする掻き取りガイド部材を備えてなる構成
とする。
【0011】分配筒内に落し込まれて内底部で滞留させ
られた廃棄物は、分配筒と一体に回転変位する掻き取り
ガイド部材により掻き取られて掬い上げられつつ内管内
に一定量宛送り込まれることになり、かかる工程が各掻
き取りガイド部材により順次行われることにより、各内
管内に廃棄物が均等に供給されることになる。
【0012】上記掻き取りガイド部材を、スクリュー羽
根と該スクリュー羽根の外周所要範囲を塞ぐ掬い板とか
らなる構成として、掬い板を、内筒内管の入口端に固定
したり、あるいは、掬い板を、内筒内管の入口端に固定
することに代えて、内筒内管の入口端を加工して延長形
成した構成とすると、廃棄物は、回転変位に伴い掬い板
に掬い上げられスクリュー羽根のねじれ角に沿って内管
内に送り込まれる。
【0013】又、掻き取りガイド部材を、前端の内周輪
郭線をインボリュート状曲線とし且つ内周面に後方へ向
けて広がるテーパ面を形成した所要の周長を有する円弧
ブロックからなる構成とすることにより、廃棄物は、回
転変位に伴い円弧ブロックにより掬い上げられテーパ面
に沿って内管内に送り込まれることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1乃至図4は本発明の実施の一形態を示
すもので、図10(イ)(ロ)に示したと同様な構成と
してある多筒型ロータリーキルンにおいて、入口筒1a
側の供給管16と各内筒内管13aの入口端との間に、
各内管13aを内接包囲する如き直径(内径)とした1
つの分配筒20を配置して、該分配筒20の後端を内管
13aに固定すると共に前端を供給管16に連通するよ
う固定して、供給管16及び各内管13aと分配筒20
が一体に回転できるようにし、給じん機8により供給さ
れる廃棄物9が供給管16を通して分配筒20内に投入
されて堆積されるようにし、且つ上記各内管13aの入
口部に、分配筒20内に堆積される廃棄物9を分配筒2
0の回転動作に伴い掻き取って内管13a内に取り込む
ようにする掻き取りガイド部材21Aを取り付ける。
【0016】上記掻き取りガイド部材21Aは、外径が
内管13aの内径と合致し且つ所要のねじれ角θとして
3/4ピッチ分の長さ寸法としたスクリュー羽根22の
後端側の約1/4ピッチ分を内管13a内に挿入し、残
りの部分を、先端22aを分配筒20の前後方向中央部
よりもやや前方(入口筒1a側)へ位置させるように突
出させて、先端22a位置を分配筒20の内周面に接触
させるようにし、更に、分配筒20内に突出位置するス
クリュー羽根22の外周部に、内管13aと同一曲率を
有する掬い板23を取り付けて、該掬い板23を内管1
3aの入口端に固定し、分配筒20と一体の回転により
掻き取って掬い上げた廃棄物9をスクリュー羽根22の
送り作用で内管13a内に取り込めるようにしてある。
なお、掬い板23は、内管13aの入口部を加工して一
体に延長形成させるようにしたものであってもよい。
【0017】上記構成において、スクリュー羽根22の
ねじれ角θは、分配筒20の内底部付近に投入堆積させ
られる廃棄物9の安息角よりも大きくして、滞留してい
る廃棄物9をまとめて掻き取ることができるようにして
ある。
【0018】外筒1と内筒13とからなるキルン本体I
を低速で一体に回転させた状態として、給じん機8によ
り入口筒1a部の供給管16を通して廃棄物9を供給し
つつ、各内筒13の内管13aと外管13bとの間に形
成された加熱流路18に熱風10を流通させるようにす
ると、廃棄物9は、各内筒13の内管13a内を通過さ
せられる間に加熱、乾燥させられて熱分解ガス化される
ことになるが、この場合、上記内管13a内への廃棄物
9の供給は次の如く行われる。
【0019】先ず、給じん機8により供給された廃棄物
9は、供給管16と各内筒内管13aの入口端との間に
一体に介在させてある分配筒20内に落し込まれると、
分配筒20の回転により上方へ運ばれようとするが、自
重により転げ落ちる結果、常時分配筒20の内底部付近
に滞留させられることになる。かかる状態において、図
3のa位置の如く、廃棄物9の滞留位置よりも回転方向
(矢印Y方向)の直上流側に位置する掻き取りガイド部
材21Aが底部位置へ回転変位してくると、廃棄物9は
該掻き取りガイド部材21Aのスクリュー羽根22によ
り掻き取られて、掬い板23上に移されて掬い上げられ
ることになり、更に、該掻き取りガイド部材21Aが図
3のb位置、c位置へ順に回転変位(公転)することに
伴って、廃棄物9は掻き取りガイド部材21Aのスクリ
ュー羽根22に沿わされることと、各内筒13が出口側
へ下り勾配となるよう傾斜していることと相俟って、内
管13a内に送り込まれることになる。なお、c位置
(頂部)で内管13a内に送り込み切れなかった廃棄物
9の余剰分は落下して分配筒20の内底部付近に再度滞
留させられることになり、次に底部位置へ回転変位して
くる後続の掻き取りガイド部材21Aにより、同様に掻
き取られることになり、以上の工程が各掻き取りガイド
部材21Aにて繰り返される。
【0020】上記において、分配筒20が一定速度で回
転し、給じん機8により廃棄物9が定量供給されると、
掻き取りガイド部材21Aが1回転する間に、廃棄物9
は掻き取りガイド部材21Aにより均等量だけ掻き取ら
れ、そのスクリュー形状の作用により各内管13a内に
均等供給される。
【0021】このように、供給された廃棄物9を各内筒
13の内管13aが下方位置に来たときに掻き取って内
管13a内に廃棄物9を均等に供給し続けることができ
るため、各内筒13では同程度の熱分解生成物を得るこ
とができる。これにより、安定した運転、制御が可能と
なり、又、熱分解生成物が安定することから、生成物の
利用にも適する形となる。更に、キルン本体I部分も余
裕率を小さく見積もって内、外筒を設計できることにな
るため、キルン全体としても小型化を図ることができ
る。
【0022】次に、図5乃至図8は本発明の実施の他の
形態を示すもので、上記実施の形態におけるスクリュー
羽根22と掬い板23とによる掻き取りガイド部材21
Aを用いることに代えて、ブロック状の掻き取りガイド
部材21Bを用いるようにしたものである。
【0023】すなわち、前端の内周輪郭線をインボリュ
ート状曲線とし後端の内周輪郭線を内管13aの入口端
と合致する円弧とし且つ前端内周輪郭線と後端内周輪郭
線とを結ぶ内周面を後方へ広がるテーパ面24bとした
所要の周長を有する円弧ブロック24からなる掻き取り
ガイド部材21Bを、内周面と外周面が鋭角的に交わる
部分を先端24aとして、該先端24a位置が回転方向
下流を向いて分配筒20の内周面に接触するように、前
方へ突出させて各内管13aの入口端に取り付けたもの
である。
【0024】掻き取りガイド部材21Bを用いた場合、
分配筒20の内底部付近に滞留している廃棄物9は、分
配筒20の回転に伴い円弧ブロック24の内周面に掻き
取られて掬い上げられることになるが、該円弧ブロック
24の内周面が後方へ広がるテーパ面24bとなってい
て、しかも図7、図8に示す如く、廃棄物9を載せてい
る部分のテーパ面24bの角度が回転変位につれて大き
く変化するようになっていることから、掻き取りガイド
部材21Bが図5のb位置からc位置へ変位する間に廃
棄物9は円弧ブロック24のテーパ面24bに沿って内
管13a内に送り込まれることになる。したがって、上
記実施の形態の場合と同様な作用効果が奏し得られる。
【0025】なお、掻き取りガイド部材21A,21B
の分配筒20内への突出長さ等は任意に選定し得るこ
と、又、実施の形態では、掻き取りガイド部材21A,
21Bは、内管13aの入口部に別体として取り付けた
場合を示したが、内管13a側を加工して一体形成する
ようにしてもよいこと、更に、外筒12内に二重管構造
とした内筒13を3本収納させるようにした場合を示し
たが、3本以外の2本又は4本以上であってもよいこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の多筒型ロータ
リーキルンによれば、長手方向の両端を入口筒と出口筒
に回転駆動可能に支持させて横向き配置した外筒内に、
内管と外管とにより二重管構造としてなる複数本の内筒
を収納させて固定し、該各内筒の内管の両端を、上記入
口筒と出口筒に配した供給管と排出管に連通接続し、該
供給管を通して各内筒の内管内に供給した廃棄物を、内
筒の内管と外管との間に形成した加熱流路に熱風を流通
させることにより熱分解ガス化するようにしてある多筒
型ロータリーキルンにおいて、上記供給管と各内筒の内
管との間に、各内管を内接包囲する如き直径とした分配
筒を配して、該分配筒を介して供給管と各内筒の内管が
連通するよう一体に接続し、且つ上記各内筒の内管入口
部に、分配筒内に落し込まれた廃棄物を掻き取って内管
内に送り込むようにする掻き取りガイド部材を備えてな
る構成とし、更に、掻き取りガイド部材を、スクリュー
羽根と該スクリュー羽根の外周所要範囲を塞ぐ掬い板と
からなる構成として、掬い板を、内筒内管の入口端に固
定するか、又は、掬い板を、内筒内管の入口端に固定す
ることに代えて、内筒内管の入口端を加工して延長形成
した構成としたり、あるいは、掻き取りガイド部材を、
前端の内周輪郭線をインボリュート状曲線とし且つ内周
面に後方へ向けて広がるテーパ面を形成した所要の周長
を有する円弧ブロックからなる構成としてあるので、分
配筒内に落し込まれた廃棄物を、分配筒と一体に回転変
位(公転)する掻き取りガイドにより掻き取って掬い上
げつつ一定量だけ内管内に送り込むことができ、したが
って、各内筒内管内に廃棄物を均等に効率よく供給する
ことができて、各内筒内管内で同程度の熱分解生成物を
得ることができ、これにより、安定した運転及び制御を
行うことができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多筒型ロータリーキルンの実施の一形
態を示す概略切断側面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図2のB−B方向矢視図である。
【図4】図3の一部を省略して示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の他の形態を示すもので、図3に
対応する概要図である。
【図6】図5の一部を省略して示す斜視図である。
【図7】図5のC−C方向矢視図である。
【図8】図5のD−D方向矢視図である。
【図9】ロータリーキルンの一例を示す概略切断側面図
である。
【図10】多筒型ロータリーキルンの一例を示すもの
で、(イ)は概略切断側面図、(ロ)は(イ)のE−E
方向矢視図である。
【符号の説明】
1 外筒 1a 入口筒 1b 出口筒 10 熱風 13 内筒 13a 内管 13b 外管 16 供給管 17 排出管 18 加熱流路 20 分配筒 21A,21B 掻き取りガイド部材 22 スクリュー羽根 23 掬い板 24 円弧ブロック 24b テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田子 祐一 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 亀井 篤志 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 Fターム(参考) 4D004 AA46 CA27 CA29 CB09 4K061 AA08 BA12 CA02 CA27 DA00 EA03 FA02 FA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の両端を入口筒と出口筒に回転
    駆動可能に支持させて横向き配置した外筒内に、内管と
    外管とにより二重管構造としてなる複数本の内筒を収納
    させて固定し、該各内筒の内管の両端を、上記入口筒と
    出口筒に配した供給管と排出管に連通接続し、該供給管
    を通して各内筒の内管内に供給した廃棄物を、内筒の内
    管と外管との間に形成した加熱流路に熱風を流通させる
    ことにより熱分解ガス化するようにしてある多筒型ロー
    タリーキルンにおいて、上記供給管と各内筒の内管との
    間に、各内管を内接包囲する如き直径とした分配筒を配
    して、該分配筒を介して供給管と各内筒の内管が連通す
    るよう一体に接続し、且つ上記各内筒の内管入口部に、
    分配筒内に落し込まれた廃棄物を掻き取って内管内に送
    り込むようにする掻き取りガイド部材を備えてなる構成
    を有することを特徴とする多筒型ロータリーキルン。
  2. 【請求項2】 掻き取りガイド部材を、スクリュー羽根
    と該スクリュー羽根の外周所要範囲を塞ぐ掬い板とから
    なる構成として、掬い板を、内筒内管の入口端に固定し
    た請求項1記載の多筒型ロータリーキルン。
  3. 【請求項3】 掬い板を、内筒内管の入口端に固定する
    ことに代えて、内筒内管の入口端を加工して延長形成し
    た請求項2記載の多筒型ロータリーキルン。
  4. 【請求項4】 掻き取りガイド部材を、前端の内周輪郭
    線をインボリュート状曲線とし且つ内周面に後方へ向け
    て広がるテーパ面を形成した所要の周長を有する円弧ブ
    ロックからなる構成とした請求項1記載の多筒型ロータ
    リーキルン。
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