JPH0913045A - プラスチック廃棄物の油化装置 - Google Patents

プラスチック廃棄物の油化装置

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JPH0913045A
JPH0913045A JP7191297A JP19129795A JPH0913045A JP H0913045 A JPH0913045 A JP H0913045A JP 7191297 A JP7191297 A JP 7191297A JP 19129795 A JP19129795 A JP 19129795A JP H0913045 A JPH0913045 A JP H0913045A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック廃棄物を加熱分解して油成分を
回収するプラスチック廃棄物の油化装置において、溶融
プラスチックを収容する分解槽に対して、外側から加熱
する手段と、攪拌翼装置を用いた内部の加熱手段を配置
して、熱分解を効率良く行わせる。 【構成】 プラスチック廃棄物の油化装置に配置する分
解炉装置2では、加熱装置を設けた加熱炉3の内部に溶
融プラスチックを収容する分解槽5を配置し、加熱室3
3内で整流板4により燃焼ガスを案内して均一な加熱作
用を行わせる。また、分解槽5の内部には攪拌翼装置8
5を設けて、駆動軸71内を流通する燃焼ガスを縦横の
パイプに案内し、溶融プラスチックの攪拌と内部からの
加熱の作用を行わせるとともに、スクレーパ部材90を
配置し、分解槽内壁に付着する固形物を掻き取る作用を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック廃棄
物を熱分解して液状炭化水素油を回収する装置に関し、
特に、分解槽の内部に収容した溶融プラスチックに対し
て、分解槽の内外から加熱することにより、油分の回収
を効率良く行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック廃棄物を熱分解して油分を
回収する装置としては、例えば、特開平6−25676
9号公報等に示されるような装置が知られている。前記
従来例においては、プラスチック廃棄物を加熱混練機構
を有する二軸押出機により流動化させたものを、ヒータ
を備えた熱分解槽に供給する装置と、前記分解槽内で溶
融プラスチックに対して加熱作用を行うヒータとを設
け、溶融プラスチックから熱分解された炭化水素蒸気を
凝縮器に案内して、油分を回収する装置を構成してい
る。また、前記プラスチック廃棄物に含まれる熱分解さ
れない固形成分は、分解槽の下部に配置するコンベアに
より排出させるように構成しており、原料の投入と固形
成分の排出の作業を連続して行い得るもので、前記プラ
スチック廃棄物としてのゴム・プラスチック廃棄物を処
理し、資源として利用できる油分を有効に回収できる装
置を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
の装置のように、分解槽の内部に収容される溶融プラス
チックに対して、その分解槽の外側に配置するヒータの
みにより加熱する方式を用いた場合には、分解槽の外壁
に接する部分で溶融プラスチックが強く加熱されるが、
槽の中心部では加熱作用が強く行われないために、処理
時間が多く必要とされる等の問題が発生する。また、前
記従来例の分解槽において、分解槽の上下の部分を複数
の区画に別けて、ヒータによる加熱作用を各々調整可能
に設けているが、そのような加熱手段を構成すると、装
置の構成が複雑になり、装置の製造コストと稼働コスト
が上昇することに加えて、メンテナンスの面でも多くの
問題が発生する。さらに、槽の内壁部分に溶融プラスチ
ックに含まれる固形成分や、分解生成した固型分、重質
炭化水素が付着して固化することがあり、そのような固
形成分が内壁に付着すると、溶融プラスチックを加熱す
る際の熱効率を低下させる原因となる他に、所定の稼動
時間ごとに装置を停止させて清掃を行う等の必要があ
る。
【0004】本発明は、前述したような従来の装置の問
題を解消するもので、分解槽を収容する加熱炉内部に整
流板を配置して、加熱装置により供給される燃焼ガスを
有効に利用できるとともに、分解槽の内部に加熱手段を
設けた攪拌装置を配置して、分解槽に収容されている溶
融プラスチックに対する攪拌と加熱する作用を良好に行
い得る装置を提供することを目的とし、さらに、前記攪
拌装置に対してスクレーパ部材を配置することにより、
分解槽の内壁に固形物の付着を防止する手段を設けたプ
ラスチック廃棄物の油化装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
廃棄物を半溶融化又は溶融化させたものを分解炉装置に
投入し、前記プラスチック廃棄物の熱分解によって発生
する油分蒸気を凝集器を通して熱分解油又は分解ガスを
回収するプラスチック廃棄物の油化装置に関する。本発
明においては、前記分解炉装置を構成する加熱装置を配
置した加熱炉と、前記加熱炉の内部に配置される分解
槽、および、前記加熱炉の加熱室に配置し、加熱装置か
ら供給される燃焼ガスを案内する整流板と、前記分解槽
の内部で溶融状態のプラスチック廃棄物を攪拌する攪拌
装置と、前記攪拌装置の攪拌部材を加熱する装置とから
構成している。また、本発明において、前記加熱炉に配
置する加熱装置を、2つのバーナ装置を交互に燃焼させ
る一対以上の蓄熱交番燃焼装置により構成し、前記2つ
のバーナ装置から吹き込まれる高温のガスを加熱炉の加
熱室の内部に配置する整流板により加熱炉内で均一に循
環させる手段を構成している。
【0006】さらに、本発明においては、前記分解槽の
内部に配置する攪拌装置を、吸排気系統を設けた駆動軸
と、前記駆動軸に対してガス経路を接続する横の管路部
材と、前記横の管路部材を接続する縦の管路部材とを組
み合わせて構成し、高温の流体を供給する手段を前記駆
動軸に供給して、分解槽の内部に収容される溶融プラス
チック廃棄物に対する加熱を行うとともに、分解槽の内
部での溶融プラスチック廃棄物の攪拌を行うことができ
る。前記構成に加えて、本発明において、前記分解槽の
内部に配置する攪拌装置は、分解槽の内壁に近接して移
動する管路部材からスクレーパ部材を突出させて設け、
前記スクレーパ部材の突出先端部を分解槽の内壁に摺動
する方向に付勢する手段を設けて構成することも可能で
ある。
【0007】前述したように構成した本発明のプラスチ
ック廃棄物の油化装置では、加熱炉の加熱室に対して供
給する燃焼ガスを、整流板を介して均一に流通させるこ
とができるとともに、分解槽の内部に攪拌翼装置を配置
して溶融プラスチックを攪拌し、前記攪拌翼装置を用い
て溶融プラスチックに対する加熱作用を行うために、分
解槽内部に収容される溶融プラスチックに対して、加熱
作用を効率良く行うことができる。また、前記加熱炉に
配置するバーナ装置を、2つのバーナ装置を交互に燃焼
させる蓄熱型交番燃焼装置により構成し、前記2つのバ
ーナ装置から吹き込まれる高温の燃焼ガスを加熱炉の加
熱室の内部に配置する整流板により加熱炉内で均一に循
環させる手段を構成することにより、加熱に必要とされ
る燃料を節約して、分解炉装置の稼働コストを低減する
ことができる。
【0008】さらに、本発明において、分解槽の内部で
回転する攪拌翼装置に対して、パイプ部材を組み合わせ
た燃焼ガスの流通経路を構成しているので、分解槽に収
容される溶融プラスチックに対して分解槽の外側から加
熱する作用と内部から加熱する作用とを併用して行うこ
とができる。前述したような作用に加えて、攪拌翼装置
に対してスクレーパ部材を配置しているので、分解槽の
内壁に溶融プラスチックの固形成分が付着することを防
止して、分解槽内部での溶融プラスチックに対する加熱
作用を良好な状態で行わせるとともに、分解槽内部の清
掃等を行う回数を減らして、メンテナンスの手間を省く
ことができる。
【0009】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のプラス
チック廃棄物の油化装置を説明する。まず、本発明のプ
ラスチック廃棄物の油化装置において、加熱分解して油
成分を抽出するための溶融プラスチックとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンコポ
リマー、エチレン・酢酸ビニルコポリマー等の各種オレ
フィン系ポリマー、ポリスチレン、ブチルゴム、天然ゴ
ム等のように、熱可塑性を有するプラスチック材料を第
1の対象物とする。また、架橋ポリエチレン等のよう
に、高温で加熱しても半溶融化(脆化)するだけで液状
化しないものをも対象とすることが可能であるが、その
ような性質を持つプラスチック廃棄物は、熱可塑性を持
つ破棄プラスチックと混合することにより対処可能であ
る。
【0010】前記プラスチック廃棄物には、無機質充填
材料や、安定剤、難燃剤、滑剤、カーボンブラック等の
混合物を含んでも良く、それ等のプラスチック廃棄物を
破砕処理した後で使用する。前記プラスチック廃棄物に
対する熱分解を促進させるために、従来より知られてい
る分解促進剤を使用することが可能であり、粉末やペレ
ット状のもの、または液状のものを溶融プラスチックに
混入して用いることができる。例えば、粉末状の分解促
進剤としては、シリカ、アルミナ系の物や、ゼオライト
等を用いることが可能であり、液状の分解促進剤とし
て、炭化水素油等を使用することが可能である。
【0011】図1に示す例は、本発明の装置の概略の構
成を示す説明図であり、プラスチック廃棄物油化装置1
の分解炉装置2には、溶融プラスチックを収容して熱分
解する作用を行う分解槽5を加熱炉3の内部に収容し、
前記加熱炉3に対して加熱装置6を配置している。前記
分解槽5は、円筒状断面の部材として構成され、下側端
部にコーン状に絞った固形物案内部を配置している。前
記プラスチック廃棄物油化装置1においては、原料ホッ
パ10から供給するプラスチック廃棄物を、加熱混練機
構を構成するスクリュー搬送装置11により溶融化又は
半溶融化し、投入シュート12を介して分解槽5に供給
する装置を配置している。
【0012】また、前記分解槽5の上部には、溶融プラ
スチックから分解された油ベーパーを排出するためのガ
ス排出管13を配置し、前記ガス排出管に接続される凝
縮器14により油成分を凝縮させて、生成された油成分
をタンク15に収容する。前記分解槽5の下部の絞られ
た端部には、固形物を含む残渣を排出するための排出装
置16を配置し、縦コンベア17の下部にバルブ装置1
8を介して排出コンベア19を設けて、固形物を含む残
渣を装置の外部に排出する。
【0013】前記分解炉装置2を構成する加熱炉3に
は、上下部に開口35、36を配置し、バーナ装置によ
り構成される加熱装置6から送り出される加熱された燃
焼ガスを、下部の開口36から加熱炉3の加熱室33に
供給し、上部開口35から排出させる。前記加熱炉3の
加熱室33内部での燃焼ガスの案内を行うために、加熱
室33内部には、らせん状の整流板4を設けており、加
熱装置6から吹き込まれる燃焼ガスは、整流板4に沿っ
て上方に移動する間に、分解槽5の周囲を均一に加熱す
る作用を行う。
【0014】前記分解槽5の内部には、駆動軸71によ
り回転される攪拌装置7を配置しており、分解槽5に投
入される溶融又は半溶融プラスチックを攪拌装置により
攪拌混合しながら、熱分解を促進させるようにする。ま
た、前記攪拌装置7には、駆動軸71を後述するように
二重管として構成したものを用い、バーナ75から熱気
を吹き込んで、パイプで構成する攪拌翼装置85を加熱
し、分解槽内部で溶融プラスチックに対する加熱作用を
攪拌翼装置を用いても行い得るように構成している。そ
して、前記分解槽5に投入シュート12から投入された
溶融プラスチックは、加熱作用により分解して、分解槽
5の上部に溶融部55を形成して油成分をガスとして放
出し、固形物を含む残渣は濃縮部56に溜まる状態とな
る。
【0015】前記図1に示す装置において、加熱炉3と
分解槽5を組み合わせた分解炉装置2は、図2に示され
るように構成することができる。前記図2に示される例
において、加熱炉3に対して配置する加熱装置を、実公
平6−12343号公報に示されるような蓄熱型交番燃
焼式バーナ装置を用いているもので、前記蓄熱型交番燃
焼式バーナ装置61においては、図示されるように、2
つのバーナ装置62、63を吸排気切換装置64を介し
て配置しており、前記バーナ装置のそれぞれには、排気
を吸引する際に排気ガスの熱を蓄熱する部材を設けてい
る。
【0016】前記図2に示す蓄熱型交番燃焼式バーナ装
置61の例においては、上部のバーナ装置62から燃焼
ガスを排出する際に、下部のバーナ装置63では排気ガ
スを吸引するとともに、排気ガスの余熱を蓄熱体に蓄熱
する。次に、吸排気切換装置64を作動させて、下部の
バーナ装置63から燃焼ガスを排出する動作に切り換え
た際には、上部のバーナ装置では排気ガスを吸引して、
排気ガスの余熱を蓄熱体に蓄熱する作用を行うようにし
て、排気中の熱を有効に利用できる装置を構成してい
る。また、前記蓄熱型交番燃焼式バーナ装置61におい
ては、吸排気切換装置64と、図示を省略した燃料と空
気の供給装置とを組み合わせて、2つのバーナ装置を交
互に燃焼させる動作を繰り返しながら、加熱室33に対
する加熱作用を行わせるようにする。
【0017】前記蓄熱型交番燃焼式バーナ装置61を設
けた加熱炉3では、上下に配置する開口35、36に対
して配置するバーナ装置62、63から、交互に吹き込
まれる燃焼ガスを、加熱室33の内部で整流板4により
分解槽5の周囲に流通させて、前記分解槽5を均一に加
熱する作用を行わせる。また、前記加熱炉3は、外表面
に配置する鉄板により構成される外板31の内部に、セ
ラミックファイバーなどの断熱材料による断熱層32を
所定の厚さで被覆しており、加熱炉3の上部には、加熱
炉の上部を覆う上蓋34を着脱可能に設けている。な
お、前記加熱炉3は、内部に配置する分解槽5と同様
に、加熱室33の内面形状を略円筒形状のものとして構
成すると、分解槽5に対する加熱作用を良好な状態で行
わせることが可能になる。
【0018】前記加熱炉3の内部に配置される分解槽5
の内部には攪拌装置を配置しており、前記攪拌装置を中
心部に配置する駆動軸71と、前記駆動軸で回転可能に
設けた攪拌翼装置85により構成している。前記駆動軸
71は二重管として構成しているもので、大径の外管7
2の内部に小径の内管73を配置し、駆動軸に対して配
置する駆動装置80により所定の回転速度で駆動され
る。前記駆動装置80は、モータ81に設けたスプロケ
ット82と駆動軸71に設けたスプロケット83に対し
てチェーン84を巻き掛けて、駆動伝達する手段を構成
しているもので、モータに一体に組み込む減速装置等を
介して、駆動軸を任意の速度で回転させ得るように構成
する。
【0019】前記駆動軸71の上部には、ロータリージ
ョイント74を介してバーナからの燃焼ガスをガス導入
管75を介して内管73へ導入する給気系統と、外観7
2を介してガス排気管76に接続する排気系統を設けて
いる。また、前記駆動軸には外管72に対して攪拌翼装
置85を取り付けており、前記攪拌翼装置85の枝管を
構成する横パイプ86……を、直角に配置し、前記横パ
イプ86……の先端部に縦パイプ87……を配置してい
る。前記横パイプ86と縦パイプ87とは、パイプ部材
により構成して、各パイプ部材を相互に連通させる状態
で接続するとともに、外管72と横パイプ86の間で燃
焼ガスを流通させるように開口を設けて接続し、各パイ
プの内部に燃焼ガスを流通させることができるように構
成する。
【0020】そして、内管73の下端部からから外管7
2に供給される燃焼ガスを、下部に配置する横パイプ8
6cに向けて分流させ、縦パイプ87cを通して上部の
横パイプから外管72に向けて排出させるようなガス移
動経路を構成することができる。また、前記攪拌翼装置
85において、縦パイプ87……の外側にはスクレーパ
部材90を取り付けており、前記スクレーパ部材90の
突出側先端部を、分解槽5の内壁に摺動させることによ
り、溶融プラスチックの固形成分が分解槽5の内壁に付
着して固化することを防止し、分解槽の外側から加える
熱を、溶融プラスチックに対して伝達する作用を良好な
状態で行い得るようにする。なお、本発明の装置におい
て、前記スクレーパ部材の支持構造と、攪拌翼装置85
における熱伝達作用とは、後で詳細に説明する。
【0021】
【加熱装置と攪拌装置に対する加熱部材の構成】前記図
1、2に示されるように構成される分解炉装置2におい
ては、図3に示すように、蓄熱型交番燃焼式バーナ装置
61を加熱炉3に配置して、分解槽5に対する加熱装置
を構成することができるが、前記蓄熱型交番燃焼式バー
ナ装置61の燃焼ガスを攪拌装置に案内し、攪拌翼装置
85に対する加熱作用を行うことも可能である。前記図
3に示す例では、蓄熱型交番燃焼式バーナ装置61に配
置する2つのバーナ装置62、63を交互に燃焼させ、
別のバーナに設けた排気経路を作動させて蓄熱と排気と
を行う際に、加熱室33の内部の圧力を外気に対して2
00〜500mm水柱程度高い圧力に維持させるようにす
る。また、前記加熱炉3には別の開口37を配置してお
き、駆動軸71の内管に接続するガス案内管78を、前
記開口37に設けたガス排出管77に接続している。
【0022】そして、前記分解炉装置2において、蓄熱
型交番燃焼式バーナ装置61により加熱室33内で高圧
のガスを流通させて、分解槽5に対する加熱作用を行う
際に、炉内の高温の燃焼ガスを駆動軸71を介して攪拌
翼装置85に向けて案内し、攪拌翼装置85を用いて分
解槽5内部で攪拌する溶融プラスチックに対する加熱作
用を行わせ、駆動軸の外管から外気にガスを排出させる
ことができる。なお、前記駆動軸71の内管とガス案内
管78との間にブロワー79を配置して、攪拌翼装置に
対する加熱作用を補助する手段を設けることも1つの方
法ではあるが、加熱室におけるガスの圧力が十分に大き
い場合には、特にガス管路にブロワーを設ける必要がな
い。
【0023】前記図3の実施例とは別に、本発明の分解
炉装置においては、図4に示すように、蓄熱型交番燃焼
式バーナ装置を用いずに、一般的なバーナ装置65を配
置することも可能である。図4に示される例では、加熱
炉3の下部開口36に対してバーナ装置65を配置し、
上部開口35から排気する手段を構成している。さら
に、加熱炉3の上部の任意の位置に第3の開口37を設
け、前記図3の場合と同様に、駆動軸71の内管との間
にガス案内管78を接続し、加熱室33の燃焼ガスを用
いて攪拌翼装置85に対する加熱作用を行う装置を構成
する。
【0024】なお、図4に示す例においても、前記図3
の実施例と同様に、加熱室33内部のガス圧力を外気に
対して所定の値だけ高圧になるように、排気系統に加熱
室33内のガス圧力を外気よりも高く維持させる手段を
配置する。そして、加熱室33内の高圧の燃焼ガスを駆
動軸71を介して攪拌翼装置に案内してから、駆動軸の
外管を介して外気に放出させることにより、攪拌翼装置
に対して別体の加熱手段を配置せずに、分解槽5内部の
溶融プラスチックに対する攪拌と加熱の作用を行わせる
ことができる。また、前記図3、4に示す例において、
攪拌翼装置に対して加熱室33内の燃焼ガスを案内する
手段に対して、ブロワーまたはファンを配置する場合に
は、耐熱性を有する特殊金属又はセラミック製の羽根部
材等により構成したファンを配置して、例えば、加熱室
33内が400℃程度に維持される際に、その温度に耐
え得る送風装置を構成する。さらに、加熱室33内の圧
力が攪拌翼装置の配管の内部に燃焼ガスを流通させるた
めに必要とされる圧力よりも、十分に高く設定された状
態では、ブロワーやファン等を用いずに、攪拌翼装置に
対する燃焼ガスの流通を行わせることが可能である。
【0025】
【整流板の取り付け構造】前記図2等に示されるよう
に、加熱室33の内部でバーナ装置から排出される燃焼
ガスを案内するために、加熱炉3の内壁と分解槽5の外
壁との間に、らせん状の整流板4を配置しており、燃焼
ガスを整流板4により形成される流路に沿わせて案内
し、分解槽5を外側から均一に加熱する装置を構成して
いる。前記整流板4は、例えば、加熱炉3と分解槽5に
対してそれぞれ固定手段を配置せずに、加熱室33の底
部分に配置するスタンド部材を介して、内部で独立した
状態で設けることも可能であるが、その他に、図5、6
の例に示すように、加熱炉また分解槽に対して固定手段
を介して配置することができる。
【0026】図5に示す例は、整流板4を分解槽5の外
壁に対して、溶接部41を介して固着して取り付けた場
合を示している。前記整流板4を分解槽5に固着する場
合には、金属製の分解槽5と整流板4とを直接接続する
ので、燃焼ガスが整流板4に案内される状態で流れる際
に、分解槽にフィン部材として整流板4を取り付けた場
合と同様に、整流板4を加熱した熱を分解槽5に伝達す
る作用が行われる。したがって、分解槽の内部に収容す
る溶融プラスチックを加熱する作用を良好な状態で行う
ことができるために、分解炉装置における熱効率を向上
させることができる。ただし、前記図5に示すような整
流板4の取り付け構造を用いる場合には、加熱炉3の上
部に大きな開口を配置することと、分解槽5を分解炉装
置から取り外して点検修理等を行う際には、整流板を一
体に設けてサイズが大きくなった分解槽の取り扱いを行
う必要がある。
【0027】前記図5に示す例とは別に、図6に示す例
は、加熱炉3の内壁にスタッド42……をそれぞれ突出
させて配置し、前記スタッド42……に対して整流板の
外側の部分を固定ねじ又は溶接等の固着手段43を用い
て固定している。前述したような整流板を加熱炉本体に
固着する手段を構成する場合には、加熱炉3の外板31
にスタッド42の基部を溶接等により固定し、前記スタ
ッド42を断熱層32に貫通させる状態で配置するので
あるから、スタッド42を介して加熱室内部から外に放
出する熱をできるだけ少なくすることが必要である。そ
こで、前記スタッドを熱伝導率の小さな金属材料を用い
て構成することや、スタッドをできるだけ細い部材とし
て構成すること、または、セラミック製の棒状の部材を
用いて、加熱室内の熱を外板を介して外部に放出させな
いようにする必要がある。さらに、前記断熱層32を硬
質のセラミック材料により構成する場合には、断熱層に
ボルトの端部を埋め込んでスタッドとして作用させ、前
記ボルトに対して整流板4を固定する手段を構成するこ
とも可能である。
【0028】
【スクレーパ部材の構成】前記図2に示された例では、
攪拌翼装置85の縦パイプ87に対してスクレーパ部材
90を取り付けて、分解槽5の内壁に溶融プラスチック
の固形成分が付着することを防止すると共に攪拌効率を
上げる手段を構成している。前記スクレーパ部材として
は、例えば、図7〜9に示すような取り付け構造を用い
ることができるもので、分解槽5の壁の内面が真円でな
い場合及び、温度によって攪拌装置の熱伸びが大きい場
合に、分解槽の内壁にスクレーパ部材90の先端部を摺
動させる状態で攪拌翼装置を回転させ、分解槽の内壁に
対してスクレーパ部材90の先端部が所定の圧力で押圧
される状態で摺動しながら、分解槽の内壁の付着物を掻
き取る作用を行わせるようにする。前述したように、攪
拌翼装置に対してスクレーパ部材を配置することは、例
えば、プラスチック廃棄物油化装置において、溶融プラ
スチックの単位時間あたりの処理量を増大させようとす
ると、分解炉装置に設ける分解槽5の径を大きくする必
要があるものの、円筒状の分解槽の径を大きくすると、
分解槽を完全な円形のものとして作成することが困難に
なり、若干の歪みが発生することは避けられない。そし
て、攪拌翼装置を回転させて溶融プラスチックに対する
攪拌と加熱を行いながら、分解槽の内壁に付着する固形
成分を除去しようとすると、スクレーパ部材を攪拌翼装
置の縦パイプに対して取り付ける位置で、スクレーパ部
材を外側に突出させる方向に付勢する手段を設けること
が必要となる。
【0029】前述したような目的に対処させるために、
本発明においては、図7〜9に示すように、スクレーパ
部材90を縦パイプ87に対して揺動可能に取り付けて
いるもので、攪拌翼装置85の縦パイプ87の外側(分
解槽の内壁に対応する側)に、フランジ部材91を固着
して設け、前記フランジ部材91を介してスクレーパ部
材90を取り付けている。また、前記フランジ部材91
とスクレーパ部材90の間には、ボルト部材92を介し
てコイルスプリング93を配置しており、スクレーパ部
材の先端部が分解槽5の内壁に摺動する際に、分解槽5
の内壁の円弧面の歪みにより押圧された場合は、ボルト
部材に対してスクレーパ部材を揺動させ得るように設け
ている。なお、本発明の分解槽5においては、内壁の円
弧には歪み等はあるものの、凹凸等は形成されてないの
で、前記スクレーパ部材を支持部材に対して若干の揺動
を許容する状態に支持するのみで、分解槽の内壁に摺動
させることができる。
【0030】また、前記スクレーパ部材90を縦パイプ
87に対して支持させ、支持部材を介して揺動可能にす
るための取り付け手段としては、図示されるように、ボ
ルト部材を介してコイルスプリングをフランジ部材とス
クレーパ部材の間に配置することの他に、他の任意の取
り付け手段を設けることが可能である。例えば、前記フ
ランジ部材とスクレーパ部材とをバネ板部材により構成
し、ボルト部材による取り付け部に若干の遊びを設けた
場合にも、スクレーパ部材の先端部を分解槽の内壁に沿
わせて案内することが可能になる。さらに、前記フラン
ジ部材に対して、スクレーパ部材を外側に押し出す方向
に付勢するバネ部材を用いて掻き取り部材を構成するこ
とも可能である。そして、前述したような支持構造を用
いて、攪拌翼装置85の縦パイプ87にスクレーパ部材
90を取り付け、駆動軸を回転させて分解槽5の内壁を
清掃する場合には、分解槽5内部で攪拌翼装置により攪
拌される溶融プラスチックに対して加熱する作用を良好
に行うことができ、溶融プラスチックに対する熱分解の
作用を促進させることができる。
【0031】
【分解炉装置における加熱作用】前述したように構成し
た本発明の分解炉装置2において、溶融プラスチックが
投入シュート12から分解槽5に投入される際の温度は
150〜300℃となっている。また、加熱装置6から
加熱炉3の加熱室に供給される燃焼ガスの温度は500
〜750℃であり、その燃焼ガスにより分解槽5の内部
に収容される溶融プラスチックに対しては、300〜5
00℃で熱分解作用が行われる。前記分解槽5の外側か
ら加熱する作用に対して、攪拌翼装置に対して駆動軸の
外管から供給される燃焼ガスの温度は、500℃よりも
高く設定する必要があるので、駆動軸の内管に向けてバ
ーナから供給する燃焼ガスも、溶融プラスチックの温度
を低下させないような値に維持させる。なお、前記各部
材の温度は、平均的なプラスチック廃棄物に関するもの
であり、プラスチック廃棄物としてのプラスチック材料
を特定した場合には、その特定したプラスチック材料の
熱分解の温度に対応させて、各部分の温度を設定する。
【0032】前記溶融プラスチックを収容した分解槽5
には、外側から加熱される温度が、溶融プラスチックの
熱分解温度よりも高いので、分解槽の内壁に接する溶融
プラスチックは容易に揮発成分を放出して炭化物が固化
することが想定される。そこで、前記分解槽5の内部で
攪拌翼装置により掻き取りと攪拌作用を行わせることに
より、分解槽の内壁に溶融プラスチックの固形成分が付
着することを防止するとともに、溶融プラスチック全体
を均一な温度に維持させるようにして、特定のプラスチ
ック廃棄物の熱分解の作用に対処させるようにする。ま
た、前記分解炉装置における加熱作用は、加熱装置とし
て蓄熱型交番燃焼式バーナ装置を用いる場合、または、
一般的なバーナ装置を用いた場合のいずれでも同様な制
御を行うことが可能である。
【0033】本発明の分解炉装置において、前記攪拌翼
装置に対して加熱作用を行う場合には、図2において説
明したように、駆動軸71の内管73に対して燃焼ガス
供給手段を配置し、内管の下端部から外管72に向けて
案内する燃焼ガスを、外管に接続した横パイプ86から
縦パイプ87を介して流通させる。前記攪拌翼装置のパ
イプ部材に対して燃焼ガスを均等に流通させるために
は、例えば、図8に示すように、2つの横パイプ86
a、86bに対応させて、縦パイプ87に対して閉じ部
88、88aを配置し、燃焼ガスを外管72から横パイ
プ86b、縦パイプ87、横パイプ86aを通って外管
72に戻すような流通経路を構成することも可能であ
る。また、前記図2に示される攪拌翼装置においては、
内管の下端部と横パイプとの間にガスの流れを分流する
手段を任意に配置して、攪拌翼装置の縦パイプに対する
燃焼ガスの流路を設定し、攪拌翼装置による溶融プラス
チックの加熱作用を均一に行わせるような機構を構成す
ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明のプラスチック廃棄物の油化装置
は、前述したように構成したものであるから、加熱炉の
加熱室に対して供給する燃焼ガスを、整流板を介して均
一に流通させることができるとともに、分解槽の内部に
攪拌翼装置を配置して溶融プラスチックを攪拌し、前記
攪拌翼装置を用いて溶融プラスチックに対する加熱作用
を行うために、分解槽内部に収容される溶融プラスチッ
クに対して、加熱作用を効率良く行うことができる。ま
た、前記加熱炉に配置するバーナ装置を、2つのバーナ
装置を交互に燃焼させる蓄熱型交番燃焼装置により構成
し、前記2つのバーナ装置から吹き込まれる高温のガス
を加熱炉の加熱室の内部に配置する整流板により加熱炉
内で均一に循環させる手段を構成することにより、加熱
に必要とされる燃料を節約して、分解炉装置の稼働コス
トを低減することができる。
【0035】さらに、本発明において、分解槽の内部で
回転する攪拌翼装置に対して、パイプ部材を組み合わせ
た燃焼ガスの流通経路を構成しているので、分解槽に収
容される溶融プラスチックに対して分解槽の外側から加
熱する作用と内部から加熱する作用とを併用して行うこ
とができる。前述したような効果に加えて、攪拌翼装置
に対してスクレーパ部材を配置しているので、分解槽の
内壁に溶融プラスチックの固形成分が付着することを防
止して、分解槽内部での溶融プラスチックに対する加熱
作用を良好な状態で行わせるとともに、分解槽内部の清
掃等を行う回数を減らして、メンテナンスの手間を省く
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプラスチック廃棄物の油化装置の構
成を示す説明図である。
【図2】 図1に設ける分解炉装置の構成を示す説明図
である。
【図3】 本発明の分解炉装置の別の実施例の構成を示
す説明図である。
【図4】 本発明の分解炉装置の他の実施例の構成を示
す説明図である。
【図5】 分解槽に整流板を取り付ける例の説明図であ
る。
【図6】 加熱炉の内部に整流板を取り付ける例の説明
図である。
【図7】 分解槽の内部に配置する攪拌翼装置の構成を
示す説明図である。
【図8】 攪拌翼装置とスクレーパ部材の関係を示す説
明図である。
【図9】 スクレーパ部材の取り付け構造の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 プラスチック廃棄物油化装置、 2 分解炉装
置、 3 加熱炉、4 整流板、 5 分解槽、
6 加熱装置、 7 攪拌装置、31 外板、
32 断熱層、 61 蓄熱型交番燃焼式バーナ
装置、62・63・65 バーナ装置、71 駆動
軸、 72 外管、73 内管、 80 駆動装
置、 85 攪拌翼装置、86 横パイプ、 87
縦パイプ、 90 スクレーパ部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック廃棄物を半溶融化又は溶融
    化させたものを分解炉装置に投入し、前記プラスチック
    廃棄物の熱分解によって発生する油分蒸気を凝集器を通
    して、熱分解油又は分解ガスを回収する装置において、 前記分解炉装置を構成する加熱装置を配置した加熱炉
    と、前記加熱炉の内部に配置される分解槽、および、 前記加熱炉の加熱室に配置し、加熱装置から供給される
    燃焼ガスを案内する整流板と、 前記分解槽の内部で溶融状態のプラスチック廃棄物を攪
    拌する攪拌装置と、前記攪拌装置の攪拌部材を加熱する
    装置とから構成されるプラスチック廃棄物の油化装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱炉に配置する加熱装置を、2つ
    のバーナ装置を交互に燃焼させる蓄熱型交番燃焼装置に
    より構成し、前記2つのバーナ装置から吹き込まれる高
    温の燃焼ガスを加熱炉の加熱室の内部に配置する整流板
    により加熱炉内で均一に循環させることを特徴とする請
    求項1に記載のプラスチック廃棄物の油化装置。
  3. 【請求項3】 前記分解槽の内部に配置する攪拌装置
    を、吸排気系統を設けた駆動軸と、前記駆動軸に対して
    ガス経路を接続する横の管路部材と、前記横の管路部材
    を接続する縦の管路部材とを組み合わせて構成し、 高温の流体を供給する手段を前記駆動軸に供給して、分
    解槽の内部に収容される溶融プラスチック廃棄物に対す
    る加熱を行うとともに、 分解槽の内部での溶融プラスチック廃棄物の攪拌を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプラスチッ
    ク廃棄物の油化装置。
  4. 【請求項4】 前記分解槽の内部に配置する攪拌装置
    は、分解槽の内壁に近接して移動する管路部材からスク
    レーパ部材を突出させて設け、 前記スクレーパ部材の突出先端部を分解槽の内壁に摺動
    する方向に付勢する手段を設けて構成することを特徴と
    する請求項3に記載のプラスチック廃棄物の油化装置。
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