JP2003194318A - ロータリーキルンの給じん装置 - Google Patents

ロータリーキルンの給じん装置

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JP2003194318A
JP2003194318A JP2001393900A JP2001393900A JP2003194318A JP 2003194318 A JP2003194318 A JP 2003194318A JP 2001393900 A JP2001393900 A JP 2001393900A JP 2001393900 A JP2001393900 A JP 2001393900A JP 2003194318 A JP2003194318 A JP 2003194318A
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JP
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cylinder
inner cylinder
supply pipe
waste
screw
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JP2001393900A
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Masayuki Komaki
昌之 古牧
Hisato Kato
久人 加藤
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IHI Corp
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリューの強度確保が容易になるようにス
クリューコンベヤの長さを短くしても、内筒側への廃棄
物の定量供給を行うことができるようにする。 【解決手段】 固定支持されている入口筒5と出口筒6
に両端を回転できるように支持させた外筒1内に、外筒
1との間に加熱流路10が形成されるように内筒8を収
納させて固定して一体に回転できるようにする。内筒8
の両端に接続して内筒8と一体に回転する供給管11と
排出管12を、入口筒5内と出口筒6内に配置し、供給
管11を通して内筒8内に供給した廃棄物14を、加熱
流路10に流す熱媒体9による外熱により熱分解ガス化
するようにする。供給管11の内壁面に、スクリュー羽
根30を取り付ける。供給管11内の反内筒8側端部ま
での長さとしたスクリューコンベヤ15で供給管11ま
で搬送した廃棄物14を、スクリュー羽根30の搬送機
能で内筒8側へ搬送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみ等の廃棄物
を熱分解ガス化処理するようにした間接加熱式のロータ
リーキルンに廃棄物を供給するための給じん装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市ごみ等の廃棄物を微負圧下で
且つ不活性雰囲気下で外熱により熱分解し、発生した熱
分解ガスと熱分解残渣(炭素分及び灰分)を燃焼・溶融
炉で少ない空気量で高温にして燃焼させ、熱分解残渣中
の灰分を溶融スラグとして取り出すようにしたガス化・
溶融方式が採用されている。
【0003】上記廃棄物を熱分解ガス化するために用い
られている間接加熱式のロータリーキルンは、図4に一
例の概略を示す如く、耐火材を内張りして横長とした外
筒1を、一端側よりも他端側が低くなるように傾斜させ
て配置し、該外筒1の両端部の外周面に取り付けたリン
グ状のタイヤ2を支持ローラ3にて支持させて回転でき
るようにし、且つ外筒1の一端側と他端側の両端に、支
持台4にて固定支持された入口筒5と出口筒6とを、そ
れぞれシール装置7を介して接続し、更に、上記外筒1
内には、内筒8を同心状に収納させ、該内筒8と外筒1
の間に加熱用の熱媒体9を流す加熱流路10を形成する
ように内筒8を支持装置13により外筒1に一体的に支
持させて、外筒1と内筒8が一体で回転できるようにす
ると共に、上記内筒8の一端に接続した供給管11を上
記入口筒5内に、又、内筒8の他端に接続した排出管1
2を上記出口筒6内にそれぞれ配置してなるキルン本体
Iを構成する。又、キルン本体Iを構成する上記供給管
11の内側には、給じん機としてのスクリューコンベヤ
15の排出側を、上記入口筒5の外側より端面壁5aを
貫通させて挿入配置し、上記スクリューコンベヤ15の
廃棄物投入側の上部には、投入ホッパ16を設置し、該
投入ホッパ16内に投入された廃棄物14をスクリュー
コンベヤ15で搬送させて内筒8内に供給させるように
してある。一方、出口筒6には、内筒8内で熱分解され
て発生した熱分解ガス14aと熱分解残渣14bを分離
して排出させる分離室19が接続されており、更に、供
給管11と入口筒5との間及び排出管12と出口筒6と
の間に、それぞれメカニカルシールの如きシール装置2
0を備えて、入口筒5と供給管11との間及び出口筒6
と排出管12との間を加熱流路10に連通させるように
し、出口筒6に設けた熱媒体入口17から流入させた熱
媒体9を、加熱流路10に流通させて入口筒5に設けた
熱媒体出口18より流出させるようにすることにより、
内筒8内に供給された廃棄物14を、外熱により加熱、
乾燥させて熱分解し、発生した熱分解ガス14aは、出
口筒6部の排出管12内を通して分離室19に移した
後、上部から取り出して下流の燃焼・溶融炉に直接送る
ようにし、又、金属類を含む熱分解残渣14bは、排出
管12内を通して分離室19に移した後、下部から取り
出して金属類の分別工程を経てから燃焼・溶融工程へ送
るようにしてある。
【0004】上記従来の給じん機としてのスクリューコ
ンベヤ15について詳述すると、該スクリューコンベヤ
15は、廃棄物14によるマテリアルシール機能と、内
筒8への廃棄物14の定量供給性を確保することができ
るようにしたもので、内筒8の軸心方向と平行な前後方
向へ延びて内筒8側となる後端の排出口25側を入口筒
5の端面壁5aを貫通させて供給管11内に挿入するよ
うに配置した円筒状のスクリューケーシング21の前端
部側の上部に、投入ホッパ16を設けて、投入ホッパ1
6から投入口22を経てスクリューケーシング21内に
廃棄物14が投入されるようにすると共に、該スクリュ
ーケーシング21の反内筒8側となる前端部側を台車2
3上に支持させるようにしてあり、且つ上記スクリュー
ケーシング21内に平行に収容させたスクリュー24の
シャフトの基端部を、スクリューケーシング21の前端
壁を貫通させて、軸受29にて回転自在に支承させて片
持ち式に支持させるようにし、更に、上記スクリュー2
4のシャフトの基端に取り付けたスプロケット27a
と、台車23上に設置せる駆動装置26に取り付けたス
プロケット27bとの間にチェーン28を無端状に掛け
回し、駆動装置26の駆動力をスプロケット27b、チ
ェーン28、スプロケット27aを介しスクリュー24
に伝えてスクリュー24を回転駆動させることにより廃
棄物14を搬送して排出口25より内筒8内に排出して
供給させるようにしてある。
【0005】なお、投入ホッパ16への廃棄物14の投
入は、前段の廃棄物乾燥機のロータリーバルブ(図示せ
ず)を操作することにより行うようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ロータ
リーキルンの場合、内筒8と一体に回転する供給管11
及び排出管12と、固定部となる入口筒5及び出口筒6
との間に、メカニカルシールの如きシール装置20を採
用して、該シール装置20の部分においてキルン本体I
の熱膨張を吸収させるようにしてあるが、熱膨張量が大
きいと該シール装置20の寸法も大きくなり、そのた
め、給じん機としてのスクリューコンベヤ15の長さ
(搬送距離)を長くする必要がある。この場合、スクリ
ューコンベヤ15のスクリューケーシング21が挿入さ
れている供給管11の内径には限界があるため、スクリ
ュー24の径も限定されることになるが、スクリュー2
4は、その構造上、片持ち支持であることから、強度を
確保するのが困難である。又、スクリューコンベヤ15
はメンテナンス時に、台車23を前方へ移動させて供給
管11内から抜き出すようにするが、上述したように長
さが長いと、メンテナンススペースも広く必要とする問
題がある。
【0007】そこで、本発明は、片持ち支持のスクリュ
ーの強度を確保するのが容易になるようスクリューコン
ベヤの全長を短くしても、内筒側へ廃棄物を定量供給す
ることができるようにし、更に、スクリューコンベヤを
不要としても、内筒側への廃棄物の供給を安定して行う
ことができるようにしようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、横向きに配置されて回転できるように支
持されている外筒の両端に、固定支持されている入口筒
と出口筒をシール装置を介して接続し、上記外筒内に収
納させて該外筒に固定させた内筒の一端に、上記入口筒
内に配置させるようにする供給管を、又、内筒の他端
に、上記出口筒内に配置させるようにする排出管をそれ
ぞれ接続して一体に回転できるようにし、上記供給管内
を通して内筒内に供給した廃棄物を、外筒と内筒との間
の加熱流路に導かれる熱媒体による外熱により熱分解ガ
ス化させるようにしてあるロータリーキルンにおける上
記供給管の内壁面に、スクリュー羽根を取り付け、且つ
該供給管の反内筒側に、スクリューコンベヤを設置し、
該スクリューコンベヤにより供給管内に供給された廃棄
物を、供給管内のスクリュー羽根で内筒側へ搬送させる
ようにした構成とする。
【0009】スクリューコンベヤにより廃棄物が供給管
内の反内筒部側に供給されると、廃棄物は供給管と一体
に回転するスクリュー羽根の搬送作用により内筒側へ搬
送されて内筒内に安定して供給されるので、定量供給性
が確保される。又、スクリューコンベヤの全長を短かく
できて、スクリューが片持ち支持でも強度上の問題はな
い。
【0010】又、横向きに配置されて回転できるように
支持されている外筒の両端に、固定支持されている入口
筒と出口筒をシール装置を介して接続し、上記外筒内に
収納させて該外筒に固定させた内筒の一端に、上記入口
筒内に配置させるようにする供給管を、又、内筒の他端
に、上記出口筒内に配置させるようにする排出管をそれ
ぞれ接続して一体に回転できるようにし、上記供給管内
を通して内筒内に供給した廃棄物を、外筒と内筒との間
の加熱流路に導かれる熱媒体による外熱により熱分解ガ
ス化させるようにしてあるロータリーキルンにおける上
記供給管の内壁面に、スクリュー羽根を取り付け、且つ
該供給管の反内筒側に廃棄物の投入シュートの下端部を
位置させ、該投入シュートより供給管内に送給される廃
棄物を、供給管内のスクリュー羽根で内筒側へ搬送させ
るようにした構成とすることにより、投入シュートを通
して供給管内の反内筒部側に廃棄物が直接供給されるこ
とになり、廃棄物は供給管と一体に回転するスクリュー
羽根の搬送作用により搬送されて内筒内に供給される。
【0011】更に、廃棄物が投入シュートを通して供給
管内の反内筒側端部に直接供給されるようにしてある構
成において、スクリュー羽根の投入シュート側の端部
を、投入シュートの下端部内にオーバーハングさせるよ
うにした構成とすることによって、スクリュー羽根の投
入シュート側の端部で投入シュートの下端部内の廃棄物
を掻き取ることができて、廃棄物の搬送性をより確実な
ものとすることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、図4に示した単筒型ロータリーキルンの如き給じん
機としてのスクリューコンベヤ15を供給管11内に挿
入して排出口25が内筒8に臨むように配置してある構
成に代えて、スクリューコンベヤ15を、排出口25が
供給管11の反内筒8側端部となる前端部内に臨む位置
までとなる長さとして、スクリューケーシング21及び
スクリュー24の長さを短く形成し、且つ上記供給管1
1の内壁面(内周面)に、リボン状のスクリュー羽根3
0を取り付けて、スクリューコンベヤ15で供給管11
の入口まで搬送された廃棄物14を、キルン本体Iの回
転に伴うスクリュー羽根30による搬送作用によって供
給管11内を内筒8側へ搬送できるようにした構成とす
る。その他の構成は図4に示したものと同じであり、同
一部分には同一符号が付してある。
【0014】上記構成としてあるため、キルン本体Iを
回転させると、供給管11とともにスクリュー羽根30
が回転する。この状態において、スクリューコンベヤ1
5により廃棄物14が供給管11の入口側となる反内筒
8側端部(以下、前端部という。)に供給されると、供
給管11と一体に回転するスクリュー羽根30による搬
送作用で、廃棄物14を連続的に内筒8側へ搬送して内
筒8内へ供給することができる。このように、供給管1
1自体に廃棄物搬送機能をもたせていることから、スク
リューコンベヤ15のスクリューケーシング21や、ス
クリュー24の長さを短くしても内筒8への廃棄物14
の定量供給性を確保できると共に、片持ち支持となるス
クリュー24の強度を確保することが容易になり、たと
えば、使用材質をグレードダウンさせても損傷等の不具
合を起すおそれがなくなり、更に、供給管11内へ挿入
するスクリューコンベヤ15の長さが短くなった分、メ
ンテナンススペースを縮小できる利点もある。
【0015】次に、図2は本発明の実施の他の形態を示
すもので、図1に示した単筒型ロータリーキルンの給じ
ん装置において、スクリューコンベヤ15を廃止するよ
うにしたものである。すなわち、上方から適宜屈曲又は
湾曲させて導いた投入シュート31の下端部を、入口筒
5の端面壁5aを貫通させてグランドパッキンの如き回
転継手32を介し供給管11の前端部内に連通させるよ
うにする。更に、上記供給管11の内壁面に取り付けて
あるスクリュー羽根30の投入シュート31側の端部と
なる始端部30aを、投入シュート31の下端部内に所
要量オーバーハングさせて配置するようにした構成とす
る。なお、33はロータリーキルンの前段の廃棄物乾燥
機であり、ロータリーバルブ34の操作で廃棄物14を
切り出して投入シュート31内に定量投入できるように
してある。図2において図1と同一部分には同一符号が
付してある。
【0016】図2に示す実施の形態の場合、ロータリー
バルブ34の操作で乾燥機33から廃棄物14が切り出
されると、該廃棄物14は投入シュート31を通り供給
管11の前端部内に投入されることになり、供給管11
の前端部内に投入された廃棄物14は、供給管11の回
転により該供給管11の内壁面に取り付けてあるスクリ
ュー羽根30により供給管11内を搬送させられて、内
筒8内へ供給される。この際、上記スクリュー羽根30
の投入シュート31側の端部となる始端部30aを投入
シュート31の下端部内に一部オーバーハングさせた構
成とすることにより、投入された廃棄物14をスクリュ
ー羽根30の始端部30aで効果的に掻き取ることがで
き、これによりスクリュー羽根30で廃棄物14を確実
に搬送して内筒8内に安定供給することができることに
なる。又、廃棄物14の定量供給性については、前段の
乾燥機33から投入シュート31への投入量をロータリ
ーバルブ34でコントロールすることで確保することが
でき、シール性についても、ロータリーバルブ34で維
持することができる。
【0017】図2に示したロータリーキルンの給じん装
置では、図1の実施の形態で示したようなスクリューコ
ンベヤ15が不要であるから、スクリューの強度検討等
が不要となって有利であり、又、スクリューコンベヤ1
5のない分、構成が簡単となるので、コストダウンを図
ることができる。
【0018】次いで、図3はスクリューコンベヤ15の
長さを短く構成する場合の別の例を示すもので、図4に
示したと同様な構成としてある単筒型ロータリーキルン
において、供給管11の内筒8側となる後端部側の所要
の長さ領域を、内筒8側へ向けて次第に拡径するテーパ
管部11aとして、該テーパ管部11aの大径の終端
を、内筒8の前端面に連通させ、且つスクリューコンベ
ヤ15の長さを短かくして、スクリューケーシング21
の排出口25及びスクリュー24の自由端部がテーパ管
部11aの始端部に臨む位置となるようにしたものであ
る。その他の構成は図4に示したものと同じであり、同
一部分には同一符号が付してある。
【0019】図3に示す構成とした場合は、キルン本体
Iを回転させた状態において、投入ホッパ16内に廃棄
物14が投入されると、スクリューコンベヤ15の駆動
により、廃棄物14はスクリューコンベヤ15により供
給管11の途中位置まで搬送されるが、供給管11の途
中位置より内筒8側がテーパ管部11aとなっているの
で、スクリューコンベヤ15で搬送された廃棄物14
は、テーパ管部11aの内面を自重により滑り落ちるこ
とにより内筒8内に供給されることになる。この際、供
給管11は後端部側がテーパ状になっていて、スクリュ
ーコンベヤ15のスクリューケーシング21やスクリュ
ー24は、テーパ管部11aまでの長さとした構成とし
てあるので、図4に示す場合に比してスクリューコンベ
ヤ15の長さを大幅に短くすることができる。
【0020】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定
されるものではなく、たとえば、内筒8を単筒とした場
合を示したが、内筒を周方向に複数備えるようにした
り、あるいは内筒を周方向に複数に区画形成されるよう
にした多筒形式としたものにも、図1乃至図3に示した
給じん装置を採用することができること、その他本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のロータリーキ
ルンの給じん装置によれば、次の如き優れた効果を発揮
する。
【0022】(1)横向きに配置されて回転できるように
支持されている外筒の両端に、固定支持されている入口
筒と出口筒をシール装置を介して接続し、上記外筒内に
収納させて該外筒に固定させた内筒の一端に、上記入口
筒内に配置させるようにする供給管を、又、内筒の他端
に、上記出口筒内に配置させるようにする排出管をそれ
ぞれ接続して一体に回転できるようにし、上記供給管内
を通して内筒内に供給した廃棄物を、外筒と内筒との間
の加熱流路に導かれる熱媒体による外熱により熱分解ガ
ス化させるようにしてあるロータリーキルンにおける上
記供給管の内壁面に、スクリュー羽根を取り付け、且つ
該供給管の反内筒側に、スクリューコンベヤを設置し、
該スクリューコンベヤにより供給管内に供給された廃棄
物を、供給管内のスクリュー羽根で内筒側へ搬送させる
ようにした構成としてあるので、供給管自体に廃棄物の
搬送機能をもたせることができることにより、廃棄物の
定量供給性を確保することができると共に、スクリュー
コンベヤの長さを従来に比して短くすることができるこ
とから、片持ち支持のスクリューの強度の確保が容易に
なるため、スクリューの折損事故等を未然に防止するこ
とができ、且つスクリューコンベヤの長さを短くできる
ことから、メンテナンススペースの上でも有利となる。
【0023】(2)横向きに配置されて回転できるように
支持されている外筒の両端に、固定支持されている入口
筒と出口筒をシール装置を介して接続し、上記外筒内に
収納させて該外筒に固定させた内筒の一端に、上記入口
筒内に配置させるようにする供給管を、又、内筒の他端
に、上記出口筒内に配置させるようにする排出管をそれ
ぞれ接続して一体に回転できるようにし、上記供給管内
を通して内筒内に供給した廃棄物を、外筒と内筒との間
の加熱流路に導かれる熱媒体による外熱により熱分解ガ
ス化させるようにしてあるロータリーキルンにおける上
記供給管の内壁面に、スクリュー羽根を取り付け、且つ
該供給管の反内筒側に廃棄物の投入シュートの下端部を
位置させ、該投入シュートより供給管内に送給される廃
棄物を、供給管内のスクリュー羽根で内筒側へ搬送させ
るようにした構成とすることにより、供給管に直接搬送
能力を持たせることができて定量供給性を確保すること
ができ、しかも、従来の如きスクリューコンベヤが不要
となって、廃棄物供給部分の構成が簡単になることから
コストダウンを図ることができる。
【0024】(3)スクリュー羽根の投入シュート側の端
部を、投入シュートの下端部内にオーバーハングさせる
ようにした構成を付与することによって、スクリュー羽
根の投入シュート側の端部で投入シュート内の廃棄物を
掻き取ることができるので、廃棄物の搬送性をより確実
なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリーキルンの給じん装置の実施
の一形態を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す概略図である。
【図3】本発明の別の構成例を示す概略図である。
【図4】従来のロータリーキルンの一例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 外筒 5 入口筒 6 出口筒 7 シール装置 8 内筒 9 熱媒体 10 加熱流路 11 供給管 12 排出管 14 廃棄物 15 スクリューコンベヤ 21 スクリューケーシング 30 スクリュー羽根 30a 始端部(投入シュート側の端部) 31 投入シュート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/027 F23G 5/20 A 4K061 5/20 F27B 7/08 F27B 7/08 7/32 ZAB 7/32 ZAB F27D 3/08 F27D 3/08 B09B 3/00 303K (72)発明者 加藤 久人 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 Fターム(参考) 3K061 AA07 AB02 BA05 FA03 KA21 KA28 3K065 AA07 AB02 AC01 BA06 EA06 EA11 EA23 4D004 AA46 CA27 CA29 CB09 CB36 CB42 CB45 4G068 AA01 AB27 AC01 AC10 AD31 AD33 4K055 AA00 DA05 4K061 AA08 BA12 DA09 EA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横向きに配置されて回転できるように支
    持されている外筒の両端に、固定支持されている入口筒
    と出口筒をシール装置を介して接続し、上記外筒内に収
    納させて該外筒に固定させた内筒の一端に、上記入口筒
    内に配置させるようにする供給管を、又、内筒の他端
    に、上記出口筒内に配置させるようにする排出管をそれ
    ぞれ接続して一体に回転できるようにし、上記供給管内
    を通して内筒内に供給した廃棄物を、外筒と内筒との間
    の加熱流路に導かれる熱媒体による外熱により熱分解ガ
    ス化させるようにしてあるロータリーキルンにおける上
    記供給管の内壁面に、スクリュー羽根を取り付け、且つ
    該供給管の反内筒側に、スクリューコンベヤを設置し、
    該スクリューコンベヤにより供給管内に供給された廃棄
    物を、供給管内のスクリュー羽根で内筒側へ搬送させる
    ようにした構成を有することを特徴とするロータリーキ
    ルンの給じん装置。
  2. 【請求項2】 横向きに配置されて回転できるように支
    持されている外筒の両端に、固定支持されている入口筒
    と出口筒をシール装置を介して接続し、上記外筒内に収
    納させて該外筒に固定させた内筒の一端に、上記入口筒
    内に配置させるようにする供給管を、又、内筒の他端
    に、上記出口筒内に配置させるようにする排出管をそれ
    ぞれ接続して一体に回転できるようにし、上記供給管内
    を通して内筒内に供給した廃棄物を、外筒と内筒との間
    の加熱流路に導かれる熱媒体による外熱により熱分解ガ
    ス化させるようにしてあるロータリーキルンにおける上
    記供給管の内壁面に、スクリュー羽根を取り付け、且つ
    該供給管の反内筒側に廃棄物の投入シュートの下端部を
    位置させ、該投入シュートより供給管内に送給される廃
    棄物を、供給管内のスクリュー羽根で内筒側へ搬送させ
    るようにした構成を有することを特徴とするロータリー
    キルンの給じん装置。
  3. 【請求項3】 スクリュー羽根の投入シュート側の端部
    を、投入シュートの下端部内にオーバーハングさせるよ
    うにした請求項2記載のロータリーキルンの給じん装
    置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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