JPH09216706A - 平ベルト - Google Patents

平ベルト

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Publication number
JPH09216706A
JPH09216706A JP1647197A JP1647197A JPH09216706A JP H09216706 A JPH09216706 A JP H09216706A JP 1647197 A JP1647197 A JP 1647197A JP 1647197 A JP1647197 A JP 1647197A JP H09216706 A JPH09216706 A JP H09216706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
flat belt
stretched
pulley
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP1647197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kurita
康史 栗田
Kiyoomi Tanaka
清臣 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
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Publication of JPH09216706A publication Critical patent/JPH09216706A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プーリ間に張設された状態で回転駆動した場
合において、正規な軌道から外れない平ベルトを提供す
ること。 【解決手段】 両側部のフランジ20を有するプーリ
2,2間に張設され、駆動側のプーリ2の回転に伴い回
転駆動されるループ状の平ベルトにおいて、ベルト主体
1の幅をプーリ2のフランジ20,20内面相互間の長
さとほぼ同一に設定すると共に、前記べルト主体1の両
側縁部のみに高い抗張性を有する芯体3を埋設してあ
り、ベルト主体1は、芯体3が強く張られた状態でプー
リ2,2間に張設して使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、ベルトコ
ンベアやトルク伝達装置に使用される平ベルトに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】平ベルトを利用した搬送装置として、従
来からベルトコンベアがあり、このものは、一対のプー
リ間にループ状の平ベルトを張設し、駆動側のプーリを
回転させることにより前記平ベルトを回転駆動するもの
である。
【0003】この従来のものでは、プーリにクラウンを
具備させ、これによりプーリからのベルトの外れを防止
している。
【0004】しかしながら、上記従来のものでは、プー
リのベルトからの外れは防止されるものの、ベルトが蛇
行するという問題があった。
【0005】そこで、上記問題を解決する一手段とし
て、プーリの両側面にフランジを設けると共に、平ベル
トの幅を前記フランジの内面相互間の長さに設定し、フ
ランジにより平ベルトの蛇行を阻止させることが考えら
れる。
【0006】ところが、実際に実験を行ってみると、平
ベルトの蛇行に伴って、これの端縁部分がフランジに乗
り上げてしまうこととなり、ベルトが正規な軌道から外
れてしまうことが判明した。
【0007】又、平ベルトをトルク伝達装置として採用
することも考えられるが、上記問題を解決できなけれ
ば、事実上利用できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この出願の発
明では、プーリ間に張設された状態で回転駆動した場合
において、正規な軌道から外れない平ベルトを提供する
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
両側部のフランジ20を有するプーリ2,2間に張設さ
れ、駆動側のプーリ2の回転に伴い回転駆動されるルー
プ状の平ベルトにおいて、ベルト主体1の幅をプーリ2
のフランジ20,20内面相互間の長さとほぼ同一に設
定すると共に、前記べルト主体1の両側縁部のみに高い
抗張性を有する芯体3を埋設してあり、ベルト主体1
は、芯体3が強く張られた状態でプーリ2,2間に張設
して使用される。
【0010】請求項2記載の発明は上記請求項1記載の
発明の平ベルトに関し、芯体3を、線状体により構成し
ている。
【0011】この発明の平ベルトを、プーリ2,2間に
張設した状態ではベルト主体1の端縁はフランジ20の
内面とほぼ当接している。したがって、ベルト主体1の
端縁にはこれとフランジ20内面との摩擦力により引き
上げ力が作用することとなるが、ベルト主体1両側縁部
のみに高い抗張性を有する芯体3を埋設し且つ前記芯体
3は強く張られた状態でプーリ2,2間に張設されてい
るから、ベルト主体1の端縁部は上記摩擦力に抗してほ
とんど引き上げられないものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の平ベルトの実施
の形態を、図面に従って説明する。第1実施形態 この実施形態のものは、この出願の発明の平ベルトをベ
ルトコンベアに採用したものであり、基本的には、図1
に示すように、一対のプーリ2,2相互間にループ状の
平ベルトBを張設して構成されている。
【0013】プーリ2は、図2に示すように、その周面
にクラウンを有するもので、更に、その両端部にはフラ
ンジ20を具備させてある。そして、上記フランジ2
0,20相互間の直線部長さを29mm程度に設定してい
る。
【0014】平ベルトBは、基本的には弾性を有するゴ
ム材(樹脂材でもよい)で構成されており、図3に示す
ように、ベルト主体1内に、ケブラー繊維で構成した芯
線30(手段の欄の芯体3と対応する)を側縁及びこれ
から2mm間隔で長手方向に3本埋設してある。したがっ
て、このものでは張力に対して、この平ベルトBの両側
縁及びその近傍部分の伸びはほとんど無いものとなる。
尚、この実施形態のものでは、ベルト幅を28mmに設定
したループ状に形成してある。
【0015】前記平ベルトBをプーリ2,2間に張設し
た状態では、図4に示すように、全体としてはプーリ2
の周面に添設された状態となっており、又、両側縁の芯
線30はプーリ2のフランジ20の内面に接した状態と
なっている。
【0016】上記状態において、このベルトコンベアを
回転駆動状態にすると、従来のものと同様に平ベルトB
には蛇行すべく力が作用するが、このものでは、平ベル
トBの両側縁及びその近傍部分の伸びが無いことから、
平ベルトBがフランジ20に乗り上げるようなことはな
い。即ち、平ベルトBはフランジ20,20により側方
への動きが規制されることとなり、蛇行及びプーリ2か
らの外れはないものとなる。第2実施形態 この実施形態のものでは、プーリ2は図5に示すよう
に、第1実施形態のプーリの両側部近傍に溝部21を形
成したものであり、これに張設される平ベルトBは、同
図に示すように、フランジ20に接する側縁部、及び溝
部21を形成する内側構成壁22に接する部分に芯線3
0を埋設してある。
【0017】このものでは、平ベルトBは走行軌跡は、
フランジ20,20の内面及び、溝部21を構成する内
側構成壁22によって規制されることとなるから、上記
第1実施形態のものと比較して更に優れた効果を有する
ものとなる。
【0018】尚、上記実施形態では、この出願の平ベル
トを通常のベルトコンベアに採用したが、実願平1−1
06069号において既に開示した自動販売機内の搬送
装置にも採用できる。この場合、被搬送物である商品の
搬送は円滑なものとなる。
【0019】又、上記実施形態では、この出願の平ベル
トBをコンベアベルトとして採用したが、これに限定さ
れることなく、トルク伝達用ベルトとして利用すること
もできる。
【0020】更に上記実施形態では、芯体3として線状
のケブラーが繊維を採用したが、これに限られず、抗張
性の優れた金属線や他の材料で構成した線状体を採用し
てもよく、また、線状のものに限らず帯状等のものを採
用することも可能である。他方、平ベルトにおける芯体
3の幅方向の密度を、中央部分は粗に、両縁部及びその
近傍は密に、それぞれ設定する構成を採用してもよく、
また、芯体3の幅方向の密度を、中央部分から両縁部に
かけて粗から密となるように設定してもよい。
【0021】そして、上記実施形態では、一対のプーリ
間に平ベルトを張設するものとしたが、多数のプーリに
ベルトを張設する、所謂多軸式のものにこの出願の発明
の平ベルトを採用してもよい。
【0022】ここで、この発明の実施形態ではないが、
同一の課題を解決する実施の形態についても説明してお
く。
【0023】この実施形態では、プーリ2は図6に示す
ように、クラウンを有するものであり、その幅を14mm
に設定してある。
【0024】平ベルトBは図6に示すように、その幅を
28mmに設定してあり、ベルト主体1内に、芯線30を
側縁及びこれら2mm間隔で長手方向に3本埋設してあ
る。したがって、このものについても上記第1実施のも
のと同様に張力に対して、この平ベルトBの両側縁及び
その近傍部分の伸びはほとんど無いものとなる。
【0025】よって、平ベルトBをプーリ2,2に張設
した状態では、図6に示すように、最内方側の芯線30
がプーリ2の側面に倣って挟持する態様となり、平ベル
トBは、ベルト主体1における前記芯線30,30部分
により走行軌跡が規制されることとなる。そして、上記
状態において、このベルトコンベアを回転駆動状態にす
ると、平ベルトBには蛇行すべく力が作用するが、この
ものでは、上記したように平ベルトBのプーリ2の側面
と接する部分の伸びが無いことから、平ベルトBが蛇行
したり、又、プーリ2から外れてしまうようなことはな
い。
【0026】
【発明の効果】この出願の発明は、上述の如くの構成を
有するものであるから、次の効果を有する。
【0027】プーリ回転時において、フランジの内面と
ベルト主体の端縁との摩擦によりベルト主体1が引き上
げられないから、平ベルトがフランジに乗り上げるよう
な事態は発生せず、正規な軌道から外れるようなことは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトコンベアの基本的構成図。
【図2】この発明に使用される第1実施形態のプーリの
正面図。
【図3】この発明の実施形態の平ベルトの平面図。
【図4】前記平ベルトをプーリ間に張設した状態を示す
第1図のA−A断面図。
【図5】この発明に使用される第2実施形態のプーリと
平ベルトの関係図。
【図6】この発明と同一の課題を解決する実施形態のプ
ーリと平ベルトの関係図。
【符号の説明】
1 ベルト主体 2 プーリ 3 芯体 20 フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側部のフランジ(20)を有するプー
    リ(2)(2)間に張設され、駆動側のプーリ(2)の
    回転に伴い回転駆動されるループ状の平ベルトにおい
    て、ベルト主体(1)の幅をプーリ(2)のフランジ
    (20)(20)内面相互間の長さとほぼ同一に設定す
    ると共に、前記べルト主体(1)の両側縁部のみに高い
    抗張性を有する芯体(3)を埋設してあり、ベルト主体
    (1)は、芯体(3)が強く張られた状態でプーリ
    (2)(2)間に張設して使用されることを特徴とする
    平ベルト。
  2. 【請求項2】 芯体(3)を、線状体により構成してあ
    ることを特徴とする請求項1記載の平ベルト。
JP1647197A 1997-01-30 1997-01-30 平ベルト Pending JPH09216706A (ja)

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JP1647197A JPH09216706A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 平ベルト

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JP1647197A JPH09216706A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 平ベルト

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JP2274046A Division JP2673742B2 (ja) 1990-10-09 1990-10-09 平ベルト

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JPH09216706A true JPH09216706A (ja) 1997-08-19

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JP1647197A Pending JPH09216706A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 平ベルト

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