JPS594194Y2 - 歯付きベルト - Google Patents

歯付きベルト

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Publication number
JPS594194Y2
JPS594194Y2 JP13226981U JP13226981U JPS594194Y2 JP S594194 Y2 JPS594194 Y2 JP S594194Y2 JP 13226981 U JP13226981 U JP 13226981U JP 13226981 U JP13226981 U JP 13226981U JP S594194 Y2 JPS594194 Y2 JP S594194Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
toothed
slip convex
toothed belt
cross
Prior art date
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Expired
Application number
JP13226981U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5836649U (ja
Inventor
三昭 広瀬
凱幸 藤岡
和廣 船岡
Original Assignee
山内ゴム工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 山内ゴム工業株式会社 filed Critical 山内ゴム工業株式会社
Priority to JP13226981U priority Critical patent/JPS594194Y2/ja
Publication of JPS5836649U publication Critical patent/JPS5836649U/ja
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  • Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、一般にタイミングベルトと称される歯付き
ベルトに関する。
歯付きベルトは、二軸間の回転伝達手段として、電気機
器、事務機器等の精密機器類に近時益々多用されるに至
っている。
斯る歯付きベルトは、一般に第1図のように軸間距離を
隔てた一対の駆動及び従動歯付きプーリ2,3に巻き掛
けられて、両プーリ間の回転伝達を司るものであるが、
用途によっては更に該ベルト1の背面に当接配置された
摩擦従動プーリ4にも同時に回転動力を伝えるべく両面
シンクロベルトとして使われることがある。
このような場合、摩擦従動プーリ4は勿論一般的には周
面にゴムライニング4aが施される等して、可及的スリ
ップを生じさせないようにする配慮がなされるが、これ
に接するベルトの背面が平滑面であると、トルクの変動
等によってなおスリップを生じるおそれを完全に解消す
ることはできない。
そこで最近では、この種の両面シンクロ用の歯付きベル
トとして、第5図に示すように、内面に歯12を有する
ベルト11の背面に細かいピッチで断面三角形あるいは
台形等の多数個の凸条13をベルトの横断方向に平行状
に設けて、これより摩擦従動プーリとの間の摩擦伝動を
より確実にするようにしたものが出現してきている。
ところが、これには更に次のような欠点があることが判
明した。
即ち、第1には、背面の凸条13がかなり細かいピッチ
で設けられることも相俟って、その断面形状の先端部が
比較的細く角張った状態のものとなるため、摩擦従動プ
ート4との接触によってその先端部の摩耗が激しく、比
較的早期に所期摩擦係数の変動をもたらす点であり、ま
た第2には上記凸条13は、摩擦従動プーリ4と接触を
はじめた時点で、該プーリの回転方向と逆の方向に弾性
変形を生じ、次いでプーリから再び離間する時点で復元
するわけであるが、この復元時における弾性復元力がプ
ーリの回転を促進する方向に作用するため、ミクロ的に
プーリに回転ムラを生じさせ、所謂ビビリ現象を生ずる
点である。
更に第3には、凸条の上記のような弾性変形と復元の繰
返しによる振動に加えて、プーリとの当接時の衝撃によ
り、ノイズを発生する欠点も否み得ない。
これらの欠点は、大型機器類に用いられるような歯付き
ベルトの場合には、格別問題となることは少ないが、特
に例えばテープレコーダー等の精密音響機器類に用いら
れるようなものである場合には、極めて高精度の回転伝
動と、高速伝動、更には雑音発生の絶対的防止等が強く
要請されるため、なおその改善が望まれるものである。
そこで、この考案の目的は、上記のような問題点を解消
した精密歯付きベルト、特にフリクション式両面シンク
ロタイプの歯付きベルトを提供しようとするものである
而して、この考案は、ベルトの背面に、少なくともベル
トの進行方向と平行な断面において円弧状を呈する多数
個の防滑用凸部がベルトの進行方向に対して密な千鳥配
置に設けられてなることを特徴とするものである。
次に、この考案を第1図ないし第4図に示す実施例に基
づいて詳しく説明する。
この考案に係る歯付きベルト1は内面に歯付きプーリ2
,3と噛み合う歯5を有し、背面に多数個の防滑用凸部
6を有する。
この防滑用凸部6はこの考案の実施上の必要条件として
、少なくともベルト1の進行方向と平行な断面の形状が
円弧状を呈するものであること、及びこれがベルト1の
背面に密な千鳥配置に設けられることが必要である。
而して、図示実施例の防滑用凸部6は、先ずその形状と
しては第4図に示すような平面において楕円形で、かつ
頂点を通るあらゆる断面において円弧状を呈する変形球
面状のものとなされており、かつ配置においては、第4
図に示すように、ベルト1の進行方向に長軸方向を配し
て多列に、しかも隣接する凸部列に属する各凸部6がベ
ルト1の進行方向に対して相互に千鳥状になるようにし
て、多数細密に配置されたものとなされている。
防滑用凸部6の形状は、底面が真円を呈する円形のもの
としても良いことは勿論であるが、実施例のように楕円
形あるいは長円形のものとする方が、ベルト1の進行方
向に凸部6の頂面のアールを大なるものとして、摩擦従
動プーリ4との接触時における凸部6の急激な部分的弾
性変形量を小さくし、該プーリ4に一定の回転トルクを
安定して与えうる点で好ましい。
同様の理由から、凸部6は円を接線に近い位置で切断し
たような緩やかな円弧をもった比較的高さの低いものと
することが望ましく、従って、頂点を通るあらゆる断面
においてその断面形状が少なくとも半円以下の円弧状で
あるようなものとすることが好ましい。
また、防滑用凸部6の配置は、これがベルトの進行方向
に対して相互間に大きな間隔をあけて粗な配置に設けら
れたり、あるいはベルトの横断方向に直線状に列設され
るときは、摩擦従動プーリー4に回転ムラを生じさせる
原因となる。
従って、該凸部6は、摩擦従動プーリー4に対し、その
局面に常に円周方向に位置を異にして複数個ずつの凸部
6が当接状態にあるように、密な千鳥状の配置で設けら
れることを要する。
もちろん、この千鳥配置はベルトの幅方向に隣接する凸
部6゜6相互がベルトの進行方向に位置をずらせて配置
されたものであれば良く、必ずしも規則的な千鳥配置で
あることを要しない。
なお、ベルト1はポリウレタン、エチレン・酢酸ビニル
共重合体等の合成樹脂、あるいは天然又は合成ゴム等の
可撓性材料でつくられるものであり、その内部、特に歯
5の底に近い位置には有機繊維コードまたは無機繊維コ
ード等の抗張力芯体7が埋設せられるものである。
この考案に係る歯付きベルト1は上述のような構成を有
するものであるから背面に当接配置せられる摩擦従動プ
ーリ4に対し、防滑用凸部6によってスリップの発生を
防止しうるものはもとより、該防滑用凸部がベルトの進
行方向に対して密な千鳥配置に設けられたものとなされ
ていることにより、常に複数個の防滑用凸部6がその弧
状面において該プーリに接触することになり、比較的大
きな面積部分でそれとの接触状態を保つから、該凸部6
の摩耗が少なく、同時に従動プーリ4側に生じさせる摩
耗も少なく、長期にわたって両者間の摩擦係数が大きく
変化することがない。
従って、従来品に較べ、摩擦伝動特性の経時的な安定性
を保証しうると共に、ベルトの耐用寿命を増大しうる。
また、防滑用凸部6は断面円弧状を呈するものであって
、摩擦従動ブーIJ 4に当接してから離間するまでの
間、回転方向に大きく撓曲弾性変形することがないから
、前述の如く該従動プーリに細かい回転ムラを生じさせ
る欠点がなく、常に一定の速度で正確な回転を伝達し得
て、特に精密機器類の回転伝動部材として好適性を有す
る。
更に、前記の如く防滑用凸部6の弾性変形量が少なく、
それに振動を生ずることがないのに加えて、摩擦従動プ
ーリ4との接触時の衝撃も減少されるから、有害な摩擦
音を発生することも少なく、極めて静かに回転伝動を行
い得て、愈々精密音響機器類への使用に好適する等、実
用上多大の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る歯付きベルトの使用状態を示す
側面図、第2図は一実施例における一部拡大側面図、第
3図は同じくその横断面図、第4図は更にその一部平面
図であり、第5図は従来品の一部斜視図である。 1・・・・・・歯付きベルト、4・・・・・・摩擦従動
プーリ、5・・・・・・歯、6・・・・・・防滑用凸部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) ベルトの背面に、該ベルトの進行方向と平行
    な断面において円弧状を呈する多数個の防滑用凸部がベ
    ルトの進行方向に対して密な千鳥配置に設けられてなる
    ことを特徴とする歯付きベルト。
  2. (2)防滑用凸部が、長軸方向をベルトの進行方向とす
    る橢円形ないしは長円形である実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の歯付きベルト。
  3. (3)防滑用凸部は、その頂点を通るあらゆる断面にお
    いて、その断面形状が半円以下の円弧状である実用新案
    登録請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の歯付
    きベルト。
JP13226981U 1981-09-05 1981-09-05 歯付きベルト Expired JPS594194Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13226981U JPS594194Y2 (ja) 1981-09-05 1981-09-05 歯付きベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13226981U JPS594194Y2 (ja) 1981-09-05 1981-09-05 歯付きベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5836649U JPS5836649U (ja) 1983-03-10
JPS594194Y2 true JPS594194Y2 (ja) 1984-02-06

Family

ID=29925806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13226981U Expired JPS594194Y2 (ja) 1981-09-05 1981-09-05 歯付きベルト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2749099B2 (ja) * 1989-02-06 1998-05-13 株式会社日立製作所 複合ロールの焼入れ方法

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Publication number Publication date
JPS5836649U (ja) 1983-03-10

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