JPH09216340A - 基準化された形態の印刷製作物を処理ステーションに供給する方法及びそれを実施するシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実質的に連続的な基準化された流れとして新
聞、雑誌もしくはパンフレットのような印刷製作物又は
そのような印刷製作物用中間物（シート、部分製作物）
を処理ステーション（４２）の複数の送り点（４１）に
供給するために用いられる。 【解決手段】 本発明によれば、独立した基準化された
形態は、別個の方法ステップであって、これらの基準化
された形態が製作物の形態及び供給装置（２０）に左右
される種々の装填装置（１１、１２、１３、１４）に装
填されるステップ、装填された供給装置（２０）が送り
点（４１）に移送されるステップ、独立した基準化され
た形態が供給装置（２０）から送り点に配分されたフィ
ーディングバッファ（４０）に運ばれるステップ及び製
作物が実質的に連続的な基準化された形態としてフィー
ディングバッファ（４０）から処理ステーション（４
２）に送られるステップで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、新聞、雑誌又はパ
ンフレットのような印刷製作物又はその印刷製作物用中
間物（例えば、シート、製作物部分）の搬送及び中間保
管の分野に関し、最初の独立請求項の一般的部分による
方法及びその方法を実施する対応する独立請求項の一般
的部分によるシステムに関する。方法及びシステムは、
流れが印刷製作物又は印刷製作物用中間物からなりかつ
該製作物が実質的に連続的な方式で更に処理される処理
ステーションに供給される一定の基準方向(scale-orien
tation)を有する基準化された形態の印刷製作物の複数
の連続的流れを供給するために働く。供給されるべき基
準化された流れ(scaled streams)は、独立した保管形態
の形で不連続的に供給されるか又は例えば、以前の基準
化された流れの形で連続的に供給される印刷製作物又は
印刷製作物用中間物から作られる。

【０００２】

【従来の技術】連続的に処理ステーションに基準化され
た形態で供給されるべき印刷製作物又は印刷製作物用中
間物は、多数の異なった形及びサイズを有することがで
きる。即ち、一枚のペラ、１回又は数回折り畳まれたシ
ート、相互に内側に折り畳まれた複数のシート、折り
丁、完成雑誌もしくはパンフレット又は類似の製作物で
あることができる。

【０００３】そのような製作物は、複数の前製作物から
完全な製作物、例えば、雑誌、パンフレット、書籍又は
付録が挿入された製作物が作られる集合システム、挿入
システム、照合システム又は認定システムのようなその
後の処理のために非常にいろいろな処理ステーションに
供給される。処理ステーションは、また、複数の異なっ
た種類の前製作物を一緒にするがその供給された基準化
された流れの各々の製作物が個別に処理される、例え
ば、綴じ、断裁又は印刷されるステーションであること
ができる。いずれの場合にも、基準化された流れは一定
の基準方向で処理ステーションに供給される。言い換え
れば、供給されるべき各基準化された流れにおいて、製
作物は下流又は上流に各々面する１つの特定の端及びそ
の流れの下面又は上面に各々配置された１つの特定の端
の方向に置かれる。

【０００４】処理ステーションに基準化された形態で供
給されるべき製作物は、種々の原料に由来し、最も異な
った形態で供給することができる。縦の積み重ね（相互
に上部に積み重ねられた実質的に水平の製作物）、操作
可能な積み重ね（クランプ又は他の手段で一緒に保持さ
れた積み重ね）、部分積み重ね又は層（十文字に積み重
ねられて交差積み重ねを形成する）、螺旋状積み重ね又
はロール（コアに巻き取られた基準化された形態）の形
の保管形態としての中間保管に由来することができる。
しかしながら、実質的に連続的に、例えば、前の処理ス
テーションからの１以上の基準化された流れの形で供給
されることもできる。

【０００５】慣用的には、処理ステーションに供給され
るべき基準化された流れは、送り装置が操作されるべき
保管形態に従って設置されている処理ステーションの送
り点で送り装置を設けることにより印刷製作物又は中間
物の種々の保管形態から作られる。即ち、例えば、集
合、挿入又は照合機の送り点において、巻き戻しステー
ションがロール上の製作物に設けられ、シートフィーダ
ー又は対応する装置が積み重ねの形の製作物に設けられ
る。オンラインに与えられる製作物、即ち、連続的に搬
送される基準化された形態を実質的に形成する製作物の
場合、本来、対応する基準化バッファは供給及び処理速
度を少なくとも部分的に切り離すために、特に両側の不
揃いを切り離すために送り点上に設けられる。

【０００６】処理及び保管システムの可撓性がますます
求められるにつれて、あらゆる送り点がいろいろな種類
（フォーマット、サイズ）の製作物だけでなく特定の基
準方向を有する連続的な基準化された流れに変換される
べき種々の保管形態（積み重ね、小包み、螺旋状、ロー
ルの種類）に与えられた製作物で供給することができる
その後の処理印刷製作物用プラントが望まれている。言
い換えれば、各々の送り点に対して送り装置の使用が選
択可能である種々の送り装置が設けられねばならないこ
とを意味し、生産の種類によって装置が送り点の１つに
接続可能である可動送り装置を設けなければならないこ
とを意味する。

【０００７】集合、挿入又は照合機及び巻き取りステー
ション及びシートフィーダーの双方を各々備えたかなり
の数の送り点を有するシステムは、たいてい可撓性のあ
る生産に用いられている。そのようなシステムの送り点
は、オンライン接続を追加して容易に伸ばせる。しかし
ながら、そのオンライン接続がバッファを含む場合にも
基準化のバッファは設けなければならず、巻き戻しだけ
でなく同時巻き取り、場合によっては緩衝し巻き直すた
めに巻き取りステーションを備えていなければならな
い。

【０００８】連続的な基準化された流れを全ての種類の
製作物の積み重ねから作ることができる援助による可動
シートフィーダーは、共通して用いられる。簡単な巻き
戻しステーションも可動することができるが、本来、巻
き取りステーションはそのサイズ及び複雑さのために固
定して設計される。即ち、１つの特定の送り点に厳密に
配分される。

【０００９】上記のことから、可能な限り可撓性のある
プロセスの場合及び可能な限り可撓性のある保管と接続
可能である場合、即ち、複数の種々の製作物及び前製作
物形態が容易に保管から取り出され更に処理される操作
の場合、極めて多数の少なくとも部分的に非常に高価な
装置が必要であり、その装置は大量の空間を必要とする
だけでなくたいてい限られた速度でのみ作動することは
明らかである。

【００１０】更に、上記システムの欠点は、相互に隣接
して取り付けられた有人供給装置（例えば、シートフィ
ーダー）の各グループに対して或いは各々のその個別の
装置にでさえ１人の操作員が必要であり、その操作員は
プロセスによって厳密に規定されたリズムで作業しなけ
ればならない。これは、プロセスの種類によっていろい
ろな操作員数が必要であり、プロセスの種類によって全
容量まで或いはその容量の限られた速度でのみ作業しな
ければならない。これらの操作員は送られるべき劣等品
の製作物（破損した形を損じた製作物）を防止すること
にも関与するので、積み重ねからの劣等製作物を見分け
取り除かねばならず、その多くの製作物を取り除かねば
ならない場合には全体の処理設備における中断を生じる
ことがあるオーバーストレスになることを意味する。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】上記欠点を取り除くた
めに、本発明の目的は、選択可能な連続的又は非連続的
に与えられた印刷製作物又は印刷製作物用中間物から形
成された各々特定の基準方向を有する複数の連続的な基
準化された流れを供給する方法及びシステムを提供する
ことである。本発明の方法は、保管形態から作られた連
続的な基準化された流れを処理ステーションの送り点へ
供給する方法が従来の方法より経済的及び可撓性のある
ことを可能にするものである。それにも拘わらず、本発
明のシステムは、その種類の対応する既知のシステムよ
り資本コストが低くかつ少ない空間しか必要としないこ
とである。更に、本方法は、新規な又は従来では珍しい
種類の保管形態に対して開放しており、本システムはそ
の形態を処理するのに簡便に及び最小限の費用で伸ばせ
るものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本目的は、請求項に記載
された方法及びその方法を実施するシステムによって達
成される。

【００１３】可撓性のある保管において、印刷製作物又
は印刷製作物用中間物は相互に非常に異なってもよいい
かなる保管形態（例えば、縦の積み重ね、操作可能な積
み重ね、螺旋状積み重ね、ロール）でも保管され、もっ
て、保管場所は重要でなく、たいてい製作物の種類及び
特定のプロセスへの配分に関係なくて、むしろ保管形態
の種類に関係する。製作物が保管されている時間も重要
でなく、製作物が保管から取り出される時間もプロセス
の過程によって規定される限界まで重要でない。

【００１４】一方、プロセスステップに供給されるべき
製作物の形態は、厳密に規定される。この形態は、基準
化（各々印刷製作物又は印刷製作物グループ又は印刷製
作物用中間物又はこれらのグループ）が特定の方向又は
向き(orientation)（各々特定の上流又は下流端、各々
流れの下部又は上部の下流端）をもたなければならない
連続的な基準化された流れである。特定の保管形態の製
作物の場合、プロセスに供給されなければならない時間
及び供給されなければならない場所（特定の送り点）は
厳密な限度内で規定される。

【００１５】そこで、個別のそれぞれの方法ステップで
次のことを行うことが本発明の方法の中心的な考えであ
る。

【００１６】− 一時的に独立した単位の形で送り点で
の供給に必要な製作物形態を作るステップ。これは、保
管形態又は連続的に与えられた製作物から制限された長
さ及び特定の基準方向を有する独立した基準化された形
態を作り（送り形態を設定する）、もって、これらの独
立した基準化された形態が全体のプラントに対して同型
であることは有利なことであること、即ち、特定の種類
の製作物に依存しない形を有することを意味する； − その独立した基準化された形態を特定の送り場所に
移送し、１つの送り点に厳密に配分されたフィーディン
グバッファに供給する（送り場所を設定する）ステッ
プ；及び − 製作物をプロセスに送るためにフィーディングバッ
ファから連続的な基準化のある流れとして特定の時間で
排出する（送り時間の設定）ステップ；もって、第１方
法ステップで形成される基準化された形態は既に製作物
が処理ステーションに送られる一定の基準方向を有する
と共にこの基準方向は全ての次のステップ中維持され
る。フィーディングバッファと実際の送り点間に、従属
の基準化流れパラメーターを設定する既知のステップが
挿入され（基準化の距離を変える、基準化の距離を調製
する、製作物を一列にする等）、その設定には種々の製
作物に容易に調整可能な極めて簡単な装置が必要であ
る。独立した基準化された形態は選択可能な送り点への
移送前、移送後及び／又は移送中に中間保管されるの
で、その形態を作りかつその形態の製作物をその後処理
する一時的な要求は相互にほとんど依存しない。

【００１７】本発明の方法では、特に送り形態の生産は
製作物の処理から大部分は切り離されるので、それ自体
の最適リズムで行うことができる。このリズムは、ま
た、プロセスを単独で停止させることは勿論のこと、製
作物の品質の変動（除去されるべき製作物の比率）にプ
ロセス速度を落とすことを必要とせずに適応させること
ができる。一方、同じ目的に慣用的な方法を用いると、
送り形態、送り場所及び送り時間は全て同じリズムで設
定され、プロセスによって厳密に支配される。プロセス
に供給されるべき基準化された流れの生産を考慮するプ
ロセスによるこの規定は、少なくとも送り場所の設定が
プロセスから良好に切り離されるように送り点の領域に
中間保管の空間がある場合には慣用的な方法と共に多く
ても作ることができるものである。

【００１８】本発明の供給法と平行して、独立した基準
化された形態を形成する方法ステップが必要でないよう
に連続的な基準化された流れの形でオンラインに与えら
れた製作物を直接送り点に配分されるフィーディングバ
ッファへ供給することが可能であることは当然のことで
ある。オンラインに送られた製作物は、また、直接その
後の処理に供給することができる。即ち、フィーディン
グバッファをバイパスするための対応する搬送手段が設
けられる場合には送り点に配分されたフィーディングバ
ッファがバイパスされる。

【００１９】上述した本発明の方法を実施するシステム
は、供給されるべき製作物を与えることができる各々異
なった種類の形態（保管形態又は連続的形態）として少
なくとも１つの装填装置を含んでいる。装填装置の援助
により、その形態は特定の基準方向を有する独立した基
準化された形態又はその一部に変えられる。更に、本シ
ステムは各送り点に対してフィーディングバッファを含
み、この送り点に厳密に配分され、特定の基準方向を有
する独立した基準化された形態が供給され、同じ基準方
向を有する実質的に連続的な基準化された流れがプロセ
スに送られる。これらのフィーディングバッファの各々
は、オンラインに与えられた基準化された流れで送られ
るように及びその流れによってバイパスされるように取
り付けられることが有利である。更に、本システムは複
数の可動供給装置を含み、特定の製作物の向きを有する
独立した基準化された形態で装填装置によって装填さ
れ、空又は装填条件で移送され、特定の製作物の向きを
有するこの独立した基準化された形態は再び装填されな
い。この独立した基準化された形態は、また、供給装置
内に中間保管される。

【００２０】本発明の方法及びシステム並びにその個々
の利点は、更に添付の図面と共に詳細に述べられる。

【００２１】

【発明の実施の形態】図１は、本発明のシステムを示す
線図であり、その援助で本発明の方法が説明される。

【００２２】図示されたシステムは、４種の装填装置１
１、１２、１３及び１４を含んでいる。これらの装填装
置の各々に関しては、１種類の又は同じ種類のグループ
の製作物の形態は独立した基準化された形態に作られ、
これらの独立した基準化された形態は可動供給装置２０
に装填される。装填装置１１は巻き取られた形態（ロー
ル）の変形のために働き、装填装置１２は操作可能な積
み重ねの変形のために働き、装填装置１３は縦の積み重
ねのために働き、装填装置１４は連続的な基準化された
流れの変形のために働く。装填装置１１〜１３のような
装填装置は、保管場所に対応する保管形態が保管されて
いる保管場所３１〜３３の領域に配置されることが有利
である。連続的な基準化された流れを独立した基準化さ
れた形態に変形する装填装置１４は、基準化された流れ
を排出する装置３４の領域に又は異なった処理装置の領
域に各々配置される。

【００２３】本発明のシステムは、更に、１又は種々の
処理ステーション（符号４２）に対する複数の送り点４
１（４１.１〜４１.１０）を含み、その送り点の各々に
フィーディングバッファ４０（４０.１〜４０.１０）が
配分されている。

【００２４】装填装置の１つによって装填された可動供
給装置２０は、独立した基準化された形態を装填装置か
らフィーディングバッファ４０、例えば、破線の１つに
沿って移送され、もって、装填された及び装填されてい
ない供給装置２０が進行中に中間保管され、その事実は
行き止まりの経路の分枝６１により線図で図示されてい
る。供給装置２０は、移送前又は移送後、即ち、装填装
置１１〜１４又はフィーディングバッファの中間で保管
することもできる。

【００２５】図１から、装填装置１１〜１４の両側（図
１の左右）に順序があることは明らかにわかる。右側の
順序はその後の処理（４２）によって制御され、左側の
順序は処理されるべき製作物の形態によって制御され
る。装填装置１１〜１４、供給装置２０及びフィーディ
ングバッファ４０の協力により、２つの順序が相互から
大きく切り離される。フィーディングバッファ４０にお
いて装填されていない供給装置２０が実際の送りと比べ
て非常に速い場合には一時的な切り離しはその最高速度
にある。システムで用いられる供給装置２０がランダム
に交換可能である場合には及びフィーディングバッファ
４０が機能上同じである場合には局部的な切り離しはそ
の最高速度にある。２つの順序を切り離すことにより、
操作速度又は同じ装填ステーションの必要な数は、特定
の保管形態で与えられた製作物の全体量に左右されるよ
うになり、慣用的な方法による場合のようにこれらの製
作物で供給されるべき送り点の量にそれ以上左右されな
い。この利点は、操作の人々に関して労働の節約になる
ばかりでなく各装填装置又は操作員が各々自身の最適リ
ズムで働くことができるという事実をもたらす。更に、
切り離しは、供給されるべき製作物の高い品質変動を有
する装填装置の領域でその後の処理に影響せずに劣等製
作物を非常に注意深く取り除くことを可能にする。これ
は、その後の処理の経済ばかりでなく最終製作物の品質
に確実に影響する。

【００２６】図１に示されるように全体に最適な可撓性
のある操作の場合、制限されない数の供給装置２０が必
要である。この数を限定するために、アンロードステー
ションとしても用いられるように少なくとも１個の装填
装置１１〜１３、例えば、巻き取りステーションを設計
するか又は別個のアンロードステーションを設けること
は有利なことである。このアンロードステーションにお
いて、ローディングステーション１４に装填された供給
装置は装填されず、保管形態が形成及び保管される。

【００２７】図１のシステムは、処理されるべき各種の
製作物形態に対して少なくとも１つの対応する装填装置
を設けること、相互に平行に作用する複数の類似の装填
装置を設けること及び／又はフィーディングバッファを
有する送り点の数を増加することによりいつでも簡単に
伸ばすことができる。

【００２８】図２は、移送媒体２１の援助で可動する供
給装置２０の好適実施例を示す図である。この供給装置
の原理は、スイス特許出願第 000009/95(F401)号に記載
されている。基本的には二重螺旋の形の１対（２４）の
搬送手段の配置であり、もって、その搬送手段の１つ
は、例えば、受動的手段（例えば、自由に回転するロー
ルを有するローラコンベヤ）であり、もう１つは能動的
手段（例えば、操縦可能な搬送ベルト）である。２つの
搬送手段は、実質的に平行して進み、螺旋の周囲（入口
２２）で始まり、入口螺旋の中心に及び周囲に戻って出
口螺旋（出口２３）の入口螺旋の巻き取り間に至る搬送
ラインを形成する。供給装置に保管された印刷製作物は
できるだけ小さい基準化距離を有する基準化された形態
として全体の二重螺旋搬送ラインに沿って又はその一部
に沿って２つの搬送手段間で締め付けられる。少なくと
も１つの搬送手段（能動的手段）は、内部又は外部駆動
装置によって運転される。これにより、入口２２の製作
物が搬送ラインに沿って移動され及び／又は出口２３の
領域の装置内にある製作物を搬送ラインに沿って装置か
ら排出される。駆動方向を逆にすることにより、装置の
入口及び出口は選択可能に交換することができる。移送
及び中間保管中に能動的搬送手段は運転されない。

【００２９】供給装置２０が二重螺旋の形で搬送ライン
を含む本発明の方法に対して条件がないことは当然のこ
とである。入口及び出口を有する他の全ての搬送ライン
も可能であり、もって、入口及び出口は一致している。
螺旋状コースの利点は、装置が中間保管の場所に、特に
装填していない場合空間をほとんど必要としないように
供給装置の密集した及び特に狭い設計を可能にするとい
う事実である。別個の及び選択的に交換可能な入口及び
出口を有する装置の利点は、“先に入ったものを先に出
す(first in - first out)”及び“先に入ったものを後
に出す(first in - last out”を行うことができること
である。

【００３０】図２に示される供給装置２０は、例えば、
約３０ ｍの搬送ライン上で約２２０'０００ページの容
量を有するように設計され、各々約３０秒で装填される
か又は装填されない。

【００３１】図２に示される移送媒体２１は、運転者に
よって運転された市販のフォークリフトトラックであ
る。その移送媒体の代わりに載置したインテリジェンス
によって制御されたロボット媒体が用いられる。

【００３２】図３は、フィーディングバッファ４０の好
適実施例を示す線図である。命名された上記特許出願に
も記載されているこのフィーディングバッファは、実質
的に図２に示される供給装置と同じ種類の二重螺旋の形
の２つの搬送ライン各々４３及び４４からなる。この２
つの二重螺旋は、各々入口２２.１及び２２.２、出口２
３.１及び２３.２並びに独立の駆動装置（図示せず）を
含み、特に幅に関係する空間の節約のために図示される
ように相互に巻き取られる。２つの入口２２.１及び２
２.２は、自動スイッチ点４５と接続され、もって、供
給装置２０の出口でラインにすることができることは選
択可能である。２つの出口２３.１及び２３.２は、その
後の自動スイッチ点４６を経て実際の送り点４１に厳密
に接続される。同時に、印刷製作物が二重螺旋の一方か
ら処理に送られるので、もう一方の二重螺旋は供給装置
から装填される。フィーディングバッファ４０は、供給
装置２０の容量の２倍を有し、その供給装置が各々装填
されるか又は装填されないのと同じ速度で装填すること
ができるように設計される。

【００３３】送り点を、例えば、１時間あたり２０'０
００箇条が個別に供給された折りたたみシート（４ペー
ジ）から作られる集合機に供給するために、１装填供給
装置は、平均2.７５時間毎に各フィーディングバッファ
でアンロードしなければならない。装填時間約３０秒に
比べて、これは非常に長時間である。即ち、処理又は送
りの各々と調製ステップ間での高い一時的切り離しであ
る。

【００３４】図４は、例えば集合又は挿入ドラムの送り
点の領域の空間状態を更に明らかに示すために８個のフ
ィーディングバッファを有する８個の送り点について上
から示す図である。供給装置２０は、そのフィーディン
グバッファの１つに結合される。図示されたフィーディ
ングバッファ４０と供給装置２０は、図２及び図３に示
された実施例に対応する。

【００３５】図５は、独立した基準化された形態が縦の
積み重ねから作られ、供給装置２０に装填される有人装
填装置１３を示す図である。

【００３６】図６は、独立した基準化された形態が操作
可能な積み重ねから作られかつ供給装置２０に装填され
る縦断面及び上から見た実質的に自動装填装置１２を示
す図である。概観図は、装填ステップ間で供給装置２０
を横に（矢印Ａ）移動する手段が設けられると共に空の
及び装填された供給装置に対してその中間保管が形成さ
れることを示している。

【００３７】図５及び図６に示される装填装置に関して
は、図２と共に記載された供給装置は、５分で容易に装
填される。言い換えれば、集合機への送りに関する上述
の例の場合、３０までの送り点が１つの装填装置で供給
される。

【００３８】図７は、装填装置として用いられる既知の
巻き戻しステーション１１を示す図である。この巻き戻
しステーションに関しては、製作物はロールから巻き戻
され、通常、基準化距離を縮小した後に供給装置に装填
される。場合によっては、基準化された流れはロールと
所望の基準方向を設定する供給手段２０との間に巻き戻
されるか又は逆転される。

【００３９】図８は、２つの平行した供給装置２０の１
つが実質的に連続的な基準化された流れから選択可能に
装填される装填装置１４を示す図である。また、スイッ
チ点の前又は後の適切な手段で基準化間の距離を縮小す
ることが有利である。

【００４０】図２〜８に示された装置は全て当業者に実
質的に既知であり、この場にこれらの装置の詳細を記載
することは不要である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の方法及び本発明の原理がわかるシステ
ムを示す線図である。

【図２】独立した基準化された形態を装填し、移送し、
場合によっては中間で保管される供給装置の好適実施例
を示す図である。

【図３】本発明に従って１つが本発明のシステムの各送
り点に配分されているフィーディングバッファの好適実
施例を示す図である。

【図４】フィーディングバッファ及びバッファを送る送
り装置を含む複数の送り点を示す水平平面図である。

【図５】独立した基準化された形態を層及び小包みから
作る有人装填装置を示す図である。

【図６】独立した基準化された形態を縦断面図の操作可
能な積み重ね及び上記のものから作る装填ステーション
を示す図である。

【図７】独立した基準化された形態をロールから作る巻
き取りステーションの形の装填装置を示す図である。

【図８】供給装置に連続的に与えられた製作物から作ら
れた独立した基準化された形態を装填する装填ステーシ
ョンを示す図である。

【符号の説明】

１１、１２、１３及び１４…装填装置、２０…可動供給
装置、２１…移送媒体、２２…入口、２３…出口、２４
…１対の搬送手段、３１〜３３…保管場所、３４…基準
化された流れを排出する装置、４０（４0.１〜４0.１
０）…フィーディングバッファ、４１（４1.１〜４1.１
０）…送り点、４２…処理ステーション、４３及び４４
…搬送ライン、４５…自動スイッチ点、４６…自動スイ
ッチ点、６１…経路の分枝。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷製作物又は印刷製作物用中間物をそ
   の更なる処理のためのステーションの所定の送り点に供
   給し、もって、該製作物が複数の製作物からなる独立し
   た保管形態(discrete storage formation)の形式で又は
   実質的に連続的な形式で選択自在に供給されると共に該
   製作物が各々所定の基準方向(scale orientation)を備
   えた複数の実質的に連続的な基準化された流れ(scaled
   stream)の形でその後の処理のための該ステーションに
   供給される方法であって、第１方法ステップでは限定さ
   れた長さ及び所定の基準方向の独立した基準化された形
   態が製作物の保管形態から又は連続的に供給された製作
   物から選択可能に作られ、第２方法ステップでは第１ス
   テップで作られた独立した基準化された形態が所定の送
   り点に移送され、第３方法ステップでは移送された基準
   化された形態が１つの送り点に各々配分されたフィーデ
   ィングバッファに装填され、もって、所定の基準方向が
   維持され、第４方法ステップでは該製作物が実質的に連
   続的な基準化された形態としてその後の処理のための該
   ステーションに送られ、もって、該所定の基準方向が維
   持される方法。
2. 【請求項２】 該第１方法ステップでは、基準化された
   形態が巻き取られた形態で保管された印刷製作物を巻き
   直して或いは巻き直さずに巻き戻すことにより又は複数
   の製作物を各々含む縦の積み重ね、操作可能な積み重ね
   又は螺旋状積み重ねから作られる請求項１記載の方法。
3. 【請求項３】 該独立した基準化された形態が該移送ス
   テップ前、該移送ステップ中又は該移送ステップ後の中
   間で保管される請求項１又は２記載の方法。
4. 【請求項４】 移送用及び中間保管用の該独立した基準
   化された形態が可動搬送ラインに装填される請求項３記
   載の方法。
5. 【請求項５】 該移送ステップの場合、独立した基準化
   された形態が複数のランダムな交換可能な供給装置（２
   ０）に装填される請求項１〜４のいずれか１項に記載の
   方法。
6. 【請求項６】 次の処理のためのステーション（４２）
   に対して複数の送り点（４１）を含む請求項１〜５のい
   ずれか１項に記載の方法を実施するシステムであって、
   独立した基準化された形態を送り点（４１）に移送する
   複数の可動供給装置（２０）、種々の保管形態で与えら
   れた製作物から又は連続的に与えられた製作物から独立
   した基準化された形態を作りかつ供給装置（２０）にこ
   れらの独立した分量形態を装填する複数の異なった装填
   装置（１１、１２、１３、１４）及び１つの送り点（４
   ０.１〜４１.１０）に各々厳密に配分された複数のフィ
   ーディングバッファ（４０.１〜４１.１０）を更に含
   み、もって、該フィーディングバッファ（４０）が該バ
   ッファ入口と該バッファ出口間の該基準方向が変わらな
   いように設計されるシステム。
7. 【請求項７】 該装填装置（１１、１２、１３、１４）
   が巻き取りステーション又はシートフィーダーとして設
   計される請求項６記載のシステム。
8. 【請求項８】 該供給装置（２０）が、実質的に平行に
   配置された１対（２４）の２つの搬送手段及び少なくと
   も１つの該搬送手段を運転させる駆動装置を含むか又は
   その駆動装置に接続可能であり、もって、該対（２４）
   の搬送手段が入口（２２）及び出口（２３）を有する搬
   送ラインを形成すると共にその２つの搬送手段間に印刷
   製作物が締め付けられる請求項６又は７記載のシステ
   ム。
9. 【請求項９】 該対（２４）の搬送手段が二重螺旋を形
   成し、もって、該入口（２２）及び該出口（２３）が該
   螺旋の周囲にある請求項８記載のシステム。
10. 【請求項１０】 該フィーディングバッファ（４０）が
    各々実質的に平行に配置された２対（４３及び４４）の
    ２つの搬送手段及び各１対の該搬送手段の少なくとも１
    つを運転させる２つの駆動装置を含み、もって、各対の
    ２つの該搬送手段が入口（２２.１、２２.２）と出口
    （２３.１、２３.２）を有する搬送ラインを形成すると
    共に各対の２つの該搬送手段間で印刷製作物が締め付け
    られる請求項６〜９のいずれか１項に記載のシステム。
11. 【請求項１１】 該２対（４３、４４）の搬送手段が二
    重螺旋の形であり、２つの該二重螺旋が相互に配置され
    る請求項１０記載のシステム。