JPH09215769A - 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル - Google Patents

固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル

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JPH09215769A
JPH09215769A JP6973096A JP6973096A JPH09215769A JP H09215769 A JPH09215769 A JP H09215769A JP 6973096 A JP6973096 A JP 6973096A JP 6973096 A JP6973096 A JP 6973096A JP H09215769 A JPH09215769 A JP H09215769A
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利秀 辻
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賢昭 外村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消火用散水ノズルにおいて、消火能力を高
め、放射量を小さくして水害の被害を小さくし、ポンプ
などの容量を小容量としてコストを低減する。 【解決手段】 消火液または水が圧送される消火用配管
12に消火用散水ノズル14を接続し、火災時に消火液
または水を散水する際に、スリット14Lを備えたノズ
ル部14Gをモータ18で回転することで、散布パター
ン24を所定の防護範囲内で移動して走査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリンクラー消
火設備などの固定式消火設備の散水方法及び消火用散水
ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスプリンクラー消火設備
に使用される消火用散水ノズルとしては、防護範囲全体
に均一に散水させるため、水をデフレクタで分散させて
粒状態に散水しており、例えば図16に示すようなもの
がある(特開平5−7633号)。
【0003】図16はヒュージブルリンク式の消火用散
水ノズルであり、ノズル本体1に放水口2が形成され、
放水口2に設けた栓3とデフレクター4との間に一対の
レバー5A,5Bを接触点6a,6b,6cによって係
止し、栓3を閉鎖状態に支持している。レバー5Aとレ
バー5Bは感熱体としてのヒューズ7aで固着された一
対のリンク7が装着され、栓3の閉鎖状態を維持してい
る。
【0004】火災の発生による温度上昇でヒューズ7a
が溶けると、一対のリンク7が矢印で示すように分解
し、レバー5A,5Bの係止が解除され、水圧によって
レバー5A,5Bがはじけ、放水口2から栓3が脱落し
て加圧水が放水口2から噴出し、散水が開始される。こ
のとき放水口2から噴出した水は、デクレクタ4に当っ
て防護範囲全体に均一に散水される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の消火用散水ノズルにあっては、1個のノズル
当り例えば80リットル/分以上という所定流量の連続
放射となっていたため、火災消火能力に対して比較的多
くの消火液あるいは水の量が必要であり、当然消火する
対象物以外のものにも放射されるため、放射した消火液
あるいは水による二次災害、いわゆる水損が大きくなる
という問題点があった。また設備的には、水槽、ポンプ
が大容量となる上、配管サイズも大きくなり、設備全体
の費用が高くなるという問題点もあった。
【0006】また従来の散水ノズルでは、防護範囲全体
に均一に散水させるため、水をデフレクターで分散させ
て粒状にして散水している。そのため、火災の勢いが強
い場合には、分散された水は粒子径が小さいため、火災
の気流に負けて火災の深部に達する前に蒸発し、火災の
抑制に時間がかかり、また全く消火できないこともあ
る。このため水の量も多くなり、水損による被害も大き
くなる。
【0007】更に、防護範囲内のある一点から見ると、
粒状の水により、一瞬その一点の火災の炎が弱まったと
しても、その地点の付近の炎により一度かかった水が蒸
発し、付近の炎によって再び燃え始める。このため完全
に消火するまでに時間がかかる。本発明は、このような
従来の問題点に鑑みてなされたものであって、火災消火
能力を確保しながら、消火用散水ノズル1個あたりの放
射量を低減することで、水損を少なくし、水槽、ポンプ
などの容量を小容量とし設置費用を低減することができ
る消火用散水ノズルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。まず本発明は、消火
配管に接続された消火用散水ノズルから火災時に消火液
または水を散水して消火を行う固定式消火設備の散水方
法として、1つの消火用散水ノズルから消火用散水ノズ
ルの防護範囲内の特定部分に、消火液または水を集中的
に散水して所定の散布パターンを形成し、この散布パタ
ーンを防護範囲内で走査して所定の防護範囲内全域に散
水させることを特徴とする。
【0009】また本発明は、消火液または水が圧送され
る消火用配管に接続され火災時に消火液または水を散水
する固定式消火設備の消火用散水ノズルについて、1つ
の消火用散水ノズルの所定の防護範囲内の特定部分に集
中的に散水する散布パターンを形成するノズル部と、散
布パターンを所定の防護範囲内を走査して所定の防護範
囲内全域に散水させる走査部とを設けたことを特徴とす
る。
【0010】ノズル部は、散布パターンとして一つまた
は複数のリング形状を形成し、走査部はリング形状の半
径を変動させて所定の防護範囲内を走査する。ノズル部
は、散布パターンとして一本または複数本の帯形状を形
成し、走査部はノズル部をある一点を中心として回転さ
せて所定の防護範囲内を走査する。更にノズル部は、散
布パターンとして一本または複数本の帯形状を形成し、
走査部は散布パターンを並行移動させて所定の防護範囲
全域を走査する。更にまた、ノズル部は、散布パターン
として複数のスポットパターンを形成し、走査部は複数
のスポットパターンを回転させて所定の防護範囲内を走
査する。
【0011】また、走査部の作動は火災検知部からの出
力信号に基づいて制御部により行う。また、スポット状
の散布パターンを得るための複数の孔をノズル部に形成
する。走査部はノズル部を回転または回動させるモータ
よりなる。また走査部は、水圧作動機構により走査を行
ってもよい。この水圧作動機構は、外筒と、外筒内に上
下動自在に収納される弁体としての内筒と、外筒と内筒
との間に設けられ、散水時内筒が所定の位置より上方に
あるときは内筒内の水圧を遮断し内筒が所定の位置まで
下降したとき内筒内の水圧を導入する可動開閉リング部
材と、外筒と内筒との間に形成され、可動開閉リング部
材を介して導入された水圧により内筒を上昇させる圧力
室と、内筒の下端に設けられ内筒の上下動により外筒か
ら入出動して放射半径を変化させる案内部材とを備え
る。
【0012】このような構成を備えた本発明の消火用散
水ノズルによれば、防護範囲内のある部分を集中的に散
水するように散布パターンを形成し、防護範囲内を走査
するようにしたので、火災に対して瞬間的には従来の散
水ノズルより大量の消火液が放射されるため、従来の8
0リットル/分の防護範囲全域放射の散水ノズルと例え
ば40リットル/分のリング状走査で1走査時間10秒
程度の場合と比較すると、防護範囲内全体でみて少ない
水量にもかかわらず、より高い消火能力が得られる。
【0013】特に、本発明は、瞬時的には散水量が増え
ると同時に、消火対象物にあたる水の打力及び粒子径も
増すので、消火能力が増する。即ち、本発明において
は、水は分散された粒状ではなく、特定の部分に集中的
に散水される打力の強い水の塊として消火対象物に散水
されるため、火災気流に負けることなく火災の深部まで
到達して消火能力が高くなり、火災抑制までの時間が短
くて済み、従って鎮火までの水量も少なくて済む。また
塊状態の水で消火するため、一度消火した部分が再び燃
え上がることがなくなり、一度消火された場所を継続し
て鎮火状態にできる。
【0014】また、少ない放射量で消火できるため、い
わゆる水損の被害を小さくすることができる。更に、放
射水の水槽が小さくなり、ポンプが小容量となり、自家
発電設備等バックアップ設備も小容量となり、配管サイ
ズも小さくなるため、低コストとなる。更にまた、防護
範囲を従来の散水ノズルと比較して大きくした場合で
も、走査時間を調整することにより、火災に対しては瞬
間的には大量の水を放射することができ、同等以上の消
火性能が得られることから、従来の散水ノズルと比較し
て、ノズルの設置個数を減らすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の消火用散水ノズル
を用いたスプリンクラー消火設備の説明図である。図1
において、11は天井であり、天井11の裏側には消火
用配管としてのスプリンクラー配管12が設置されてい
る。スプリンクラー配管12には矢印Aで示すように図
示しない消火ポンプから消火液または水(以下、単に水
という)が圧送される。スプリンクラー配管12には制
御弁としての電動弁または電磁弁(以下、単に電動弁と
いう)13が接続され、電動弁13の二次側のスプリン
クラー配管12の管末には消火用散水ノズル14のノズ
ル本体14Aが接続されている。
【0016】電動弁13は制御線15を介して防災監視
盤16に接続され、防災監視盤16からの開制御信号に
より、電動弁13はスプリンクラー配管12を開放し、
閉制御信号によりスプリンクラー配管12を閉止する。
ノズル本体14Aの上方の開口部14Dの上には走査部
としてのモータ18が設けられ、また、下方の先端部1
4Fは天井から下に突出している。先端部14Fにはノ
ズル部14Gが回転自在に装着され、ノズル部14Gの
入口部14Hの内部に設けられた円柱部14Mにはモー
タ18の軸部18Aの先端部が挿入、固定されている。
【0017】したがって、モータ18が回転または回動
すると、ノズル部14Gが回転または回動するようにな
っている。ノズル部14Gの入口部14Hの外周には二
条のリング溝14I,14Jが形成され、それぞれOリ
ング19が介装されている。これらのOリング19,2
0によりノズル本体14A内の水が外部にもれるのを防
止する。
【0018】モータ18は制御線21を介して防災監視
盤16に接続され、また、天井11に取り付けた火災検
知部としての火災感知器22は信号線23を介して防災
監視盤16に接続されている。火災の発生で火災感知器
22が出力信号としての火災検出信号を防災監視盤16
に出力すると、防災監視盤16は電動弁13に開制御信
号を出力して電動弁13を開弁させるとともに、モータ
18に走査制御信号を出力してモータ18を回動させ
る。
【0019】また、火災感知器22が出力信号として復
旧信号を防災監視盤16に出力すると、防災監視盤16
は電動弁13に閉制御信号を出力して電動弁13を閉弁
させるとともに、モータ18に走査停止信号を出力して
モータ18の回動を停止させる。ノズル部14Gの散水
部には上端から底部にかけて半径部のスリット14Lが
形成され、このスリット14Lにより略帯状の散布パタ
ーン24を得るようにしている。この略帯状の散布パタ
ーン24は、図2に示すように、防護範囲内の部分的な
散布パターン24を形成し、内側端部24Aを中心にし
て矢印Bで示す方向に回転し、所定の防護範囲25内を
走査する。なお、スリット14Lを複数本形成すれば、
複数本の帯形状の散布パターンが得られる。
【0020】また、図3に示すように、ノズル部14G
の散水部の上端から底部を通って反対側の上端に至る直
径分のスリット14Lを形成した場合には、図4に示す
ように、散布パターン24の中央部24Bを中心として
矢印Bの方向に回転して所定の防護範囲25を走査する
ことになる。また、図1に示す半径部のスリット14L
が形成されたノズル部14Gを図5(A)(B)のよう
に、横方向に配置してモータ18によりノズル部14G
を回転する場合には、図5(C)のように、帯状の散布
パターン24が帯形状で全体が矢印Cで示すように並行
移動して長方形状の防護範囲25内を走査することにな
る。この場合、ノズル部14Gの上部には、カバー14
Nが設けられ、スリット14Lがカバー14N内に隠れ
たときは散水されず、防護範囲25内にのみ、散布パタ
ーン24を形成して散水するようにしている。
【0021】また、図6及びそのA−A断面図である図
7に示すように、ノズル部14Gの散水部に複数の孔2
6が形成した場合には、スポット状の散布パターンが得
られる。スポット状の散布パターン24は、図8に示す
ように複数のスポットパターン24Cからなり、スポッ
トパターン24Cが矢印Cで示すように回転して、所定
の防護範囲25内を走査することになる。スポット状の
散布パターン24は、図8に示すものに限らず、図9に
示すように、スポットパターン24Cを直列に配置した
ものなど種々の形態のものがある。
【0022】次に、図1の動作を説明する。通常監視時
においては、電動弁13は閉弁しており、また、モータ
18も停止している。したがって、ノズル部14Gから
散水は行われない。火災感知器22は監視状態にある。
火災が発生すると、火災感知器22はこれを検知し、火
災検出信号を防災制御盤16に出力する。防災制御盤1
6は火災検出信号を受信すると、電動弁13に開制御信
号を出力して、電動弁13を開弁させると共に、モータ
18に走査制御信号を出力してモータ18を回転させ
る。
【0023】電動弁13の開弁によりスプリンクラー配
管12からの水はノズル本体14Aからノズル部14G
に供給され、ノズル部14Gはモータ18により回転さ
れるので、図2に示すように、帯状の散布パターン24
が一本の帯形状で内側端部24Aを中心として回転し、
所定の防護範囲25内を走査する。また、ノズル部14
Gの散水部のスリット14Lが図3に示すような直径部
となる形状の場合には、図4に示すように帯状の散布パ
ターン24が一本の帯形状で中央部24Bを中心として
回転して、所定の防護範囲25内を走査する。
【0024】また、図1に示すような半径部となる形状
のスリット14Lが形成されたノズル部14Gを図5
(A)(B)のように横方向に配置してモータ18を回
動した場合には、図5(C)に示すように帯状の散布パ
ターン24が一本の帯形状で全体が並行移動して、略矩
形の防護範囲25内を走査する。また、ノズル部14G
の散水部は図6、図7に示すような孔26を形成したノ
ズル部14Gを用いる場合には、図8に示すように、ス
ポット状の散布パターン24が複数のスポットパターン
24Cからなり、スポットパターン24Cが矢印Cに示
すように回転して、所定の防護範囲25内を走査して消
火を行う。
【0025】ここで、散水パターンの走査の速度は、散
布パターン24の形状が維持できる程度の比較的低速度
とする必要がある。つまり、ノズル部14Gの回転数が
高いと、ノズル部14Gから散水された水は、塊状から
粒状に分散してしまい、防護範囲25内の特定の部分に
集中的に散布する散布パターン24を形成できなくなる
ためである。
【0026】このような走査により、消火が完了した場
合、火災感知器22は復旧信号を防災制御盤16に出力
し、防災制御盤16は電動弁13に閉制御信号を出力し
て、電動弁13を閉弁させ、モータ18に走査停止信号
を出力して、モータ18の走査を停止させる。なお、火
災感知器22からの復旧信号によらず、監視員が手動に
より放射の停止を行っても良い。
【0027】図10(A),(B)は所定の防護範囲内
のある一箇所から見た散水量の時間的変化を示したグラ
フであり、図10(A)は従来の消火用散水ノズルの散
水量であり、図10(B)は本実施形態の消火用散水ノ
ズルの散水量の時間的変化を示している。図10(A)
に示すように、従来は一定水量の水が放射されるが、本
発明においては図10(B)に示すように防護範囲内の
特定の部分に集中的に放射して走査するため、防護範囲
内のある一箇所からみれば間欠的に大量の水が放射され
る。
【0028】このように本発明の消火用散水ノズルを用
いると、防護範囲のある一部分から見ると火災に対して
瞬間的には従来の散水ノズルより大量の消火液が放射さ
れるため、一定水量を継続して散水するよりも瞬間的に
集中して大量の水を散水したほうが高い消火能力が得ら
れる。このため、従来の80リットル/分の防護範囲全
域放射の散水ノズルと例えば40リットル/分の走査で
1走査時間10秒程度の場合と比較すると、防護範囲全
体的にみて少ない水量にもかかわらず、より高い消火能
力が得られる。
【0029】また、少ない放射量で消火できるため、い
わゆる水損の被害を小さくすることができる。このこと
から、放射用水の水槽を小さくすることができる。ま
た、従来の消火能力と同等にした場合には、従来よりも
配管内の水圧を押さえることができるためポンプが小容
量となり、さらには自家発電設備等バックアップ設備も
小容量となり、配管サイズも小さくなるため、低コスト
となる。
【0030】また防護範囲内のある一箇所からみれば、
従来のように防護範囲内全体に散水するのと比べ、本発
明は、瞬時的には散水量が増えると同時に、消火対象物
にあたる水の打力及び粒子径も増すので、消火能力が増
大する。即ち、本発明においては、水は分散された粒状
ではなく、特定の部分に集中的に散水される打力の強い
水の塊として消火対象物に散水されるため、火災気流に
負けることなく火災の深部まで到達して消火能力が高く
なり、火災抑制までの時間が短くて済み、従って鎮火ま
での水量も少なくて済む。また塊状態の水で消火するた
め、一度消火した部分が再び燃え上がることがなくな
り、一度消火された場所を継続して鎮火状態にできる。
【0031】図11は本発明の散水を従来と対比して示
している。図11(C)は従来の散布パターンであり、
従来の散水ノズルでは、防護範囲全体に均一に散水させ
るため、水をデフレクターで分散させて粒状にして散水
しており、防護範囲25内に、比較的粒子径の小さい様
々な大きさをもった粒状の水によるスポット状散布パタ
ーン76が得られる。
【0032】そのため、火災の勢いが強い場合には、分
散された水は粒子径が小さいため、火災の気流に負けて
災72の深部に達する前に蒸発し、火災の抑制に時間が
かかり、また全く消火できないこともある。このため水
の量も多くなり、水損による被害も大きくなる。更に、
防護範囲25内のある一点から見ると、粒状の水によ
り、一瞬その一点の火災の炎72が弱まったとしても、
その地点の付近の炎72により一度かかった水が蒸発
し、付近の炎によって再び燃え始める。このため完全に
消火するまでに時間がかかる。
【0033】図11(A)(B)は本発明の散水であ
り、防護範囲25内のある部分に集中的に大量の水を放
水する散布パターン24を形成している。このため瞬時
的には散水量が増えると同時に、消火対象物にあたる水
の打力及び粒子径も増すので、消火能力が増する。即
ち、本発明の散布パターン24においては、水は図11
(C)のように分散れた粒状ではなく、特定の部分に集
中的に散水される打力の強い水の塊として消火対象物に
散水される。このため火災気流に負けることなく災72
の深部まで到達して消火能力が高くなり、火災抑制まで
の時間が短くて済み、従って鎮火までの水量も少なくて
済む。
【0034】また図11(B)のように放水パターン2
4で防護範囲内25の全域を走査して塊状の水で消火す
るため、一度消火した鎮火部分74が再び燃え上がるこ
とがなくなり、一度消火された場所を継続して鎮火状態
にできる。更に、防護範囲内のある部分に大量の水を放
水するようにノズル部を形成したため、防護範囲を従来
の散水ノズルと比較して大きくした場合でも、走査時間
を調整することにより、火災に対しては瞬間的には大量
の水を放射することができ、従来と同等以上の消火性能
が得られることから、従来の散水ノズルと比較して、ノ
ズルの設置個数を減らすことができる。
【0035】例えば、取付ピッチ2.3mで所定の防護
範囲に8個の散水ノズルが設置されていた場合と比べ、
取付ピッチが2.6mとすることができ、設定する散水
ノズルの個数を4個に減少することができる。図12は
本発明の他の実施形態であり、この実施形態にあって
は、走査部をヘッド本体から分離設置したことを特徴と
する。
【0036】図12において、消火用散水ノズル14
は、ノズル本体14Aの下部にノズル部14Gを回転自
在に装着している。即ち、フランジ状の回転支持部80
をOリング78を介して回転自在に装着している。ノズ
ル部14Gには複数の穴がスパイラル状に複数条形成さ
れている。走査部となるモータ18はノズル本体14A
の外部に設置されている。ノズル部14Gの上部にはプ
ーリ82が一体に形成され、モータ18の回転軸に設け
たプーリ84との間にベルト86を掛回している。この
ように走査部を構成するモータ18側をノズル本体14
Aから分離配置してもよい。
【0037】尚、これ以外の構成は図1の実施形態と同
じである。またモータ18からノズル部14Gに対する
走査回転の伝達は、ベルト機構以外に適宜の駆動伝達機
構を用いることができる 図13は、本発明の消火用散水ノズルの他の実施形態を
示した半断面図であり、放水時の水流の力を利用してリ
ング状の放水パターンの径を変化させるようにしたこと
を特徴とする。
【0038】図13(A)は火災により感熱作動した直
後の状態であり、図13(A)について構造を説明する
と次のようになる。31は外筒であり、外筒31内には
上下動自在な内筒32が収納される。外筒31の上部側
にはスプリンクラー配管に接続される接続部33が形成
されている。内筒32は弁体の機能を有し、下端には放
水口34が形成されている。
【0039】放水口34は案内部材35の案内板35A
により閉止され、案内部材35の円柱部35Bは放水口
34に挿入される。円柱部35Bには頭部35Cが形成
され、頭部35Cには段部35Dが形成されている。案
内部材35は中央部に突出部36Aを形成した板部材3
6を介してリンク部材37により支持される。リンク部
材37の底部37Aは半田28により皿部材29に固定
され、突出部37Bは外筒31の下部側内壁に形成した
段部31Aに保持される。
【0040】外筒31の先端内側には段部31Aに続い
てアール部31Bが形成されている。火災の発生により
熱で半田28がとけると、図示のように、リンク部材3
7が皿部材29と外筒31の段部31Aからはずれ、板
部材36もはずれるので、内筒32内の水圧で案内部材
35が下降し、内筒32の放水口34が開放される。し
たがって、板部材36、リンク部材37、半田28およ
び皿部材29は全体として感熱分解部を構成している。
【0041】内筒32の上部側には外周突起部38が一
体に形成され、下部側にも外周突起部39が一体に形成
されている。下部側の外周突起部39には溝40が形成
され、溝40にはシール部材41が介装されている。ま
た、上部側の外周突起部38と下部側の外周突起部39
の間には連通孔42が形成されている。内筒32の下部
側内壁には支持部43が形成され、支持部43には案内
部材35が下降してきたとき、頭部35Cの段部35D
が係合する。
【0042】内筒32の下部にはテーパ部44が形成さ
れ、テーパ部44に連続して放水口34が形成されてい
る。また、内筒32の下端部の外周には突起部45が形
成され、突起部45には案内部材35の案内板35Aが
当接する。外筒31内壁の上部側および下部側には溝4
6,47がそれぞれ形成され、溝46,47にはシール
部材48.49がそれぞれ介装されている。外筒31の
溝46と溝47の間には凹部50が形成され、凹部50
には内筒32の外周突起部39が当接している。また、
外筒31には凹部50と外部とを連通する連通孔51,
52がそれぞれ形成され、凹部50の中央部と下端部と
にそれぞれ開口する略コの字形状の連通路53が形成さ
れている。
【0043】内筒32と外筒31の間の凹部50には図
14に拡大して示す可動開閉リング部材54が可動可能
に収納される。可動開閉リング部材54の内筒32側の
上部および下部には溝55,56がそれぞれ形成され、
溝55,56にはシール部材57,58がそれぞれ介装
されている。溝55と溝56との間には上下方向に長い
長溝59が形成され、長溝59は連通孔42を介して内
筒32の内部に連通する。
【0044】また、可動開閉リング部材54の外周側に
は溝60,61が形成され、溝60,61にはシール部
材62,63がそれぞれ介装されている。溝60と溝6
1の間には出口溝64が形成され、出口溝64は凹部5
0の内壁に開口している。出口溝64と長溝59は連通
孔65により連通している。また、溝60,61の上側
および下側には切欠き66,67がそれぞれ形成されて
いる。
【0045】内筒32の外周突起部39とその下部側に
よって形成される外筒31の凹部50の一部は圧力室5
0Aを構成しており、圧力室50Aには内筒32の下降
に伴って可動開閉リング部材54も一緒に下降して出口
溝64が連通路53に連通すると、内筒32内の水が導
入され、導入された水の圧力によって内筒32が押し上
げられるようになっている。また、内筒32の上昇に伴
って可動開閉リング部材54が上昇すると、出口溝64
と連通路53との連通は遮断される。
【0046】内筒32と外筒31と圧力室50Aと可動
開閉リング部材54と案内部材34が走査部としての水
圧作動機構を構成している。さらに案内部材34はノズ
ル部としての構成もしている。また、圧力室50Aの水
はシール部材41,49によりシールされ、外部および
凹部50側にもれないようにしている。また、長溝59
に入った水はシール部材57,58によりシールされ、
出口溝64に入った水はシール部材62,63によりシ
ールされ、凹部50および圧力室50Aにもれないよう
にしている。また、内筒32と外筒33の間隙68に入
った水はシール部材48によりシールされ、凹部50に
もれないようにしている。
【0047】次に、図13の実施形態の動作を説明す
る。まず、通常の監視状態にあっては、図13(A)の
ように、内筒32の放水口34は案内部材35によって
閉止され、案内部材35は板部材36を介して底部37
Aが半田28で皿部材29に固定され突出端部37Bが
外筒31の段部31Aに保持されたリンク部材37によ
って内筒32は外筒31内の所定の位置に支持されてい
る。また、可動開閉リング部材54は、内筒32の下側
の外周突起部39によって保持されている。
【0048】この状態において内筒32の連通孔42は
可動開閉リング部材54の長溝59に連通しているの
で、内筒32内の水は連通孔42、長溝59、連通孔6
5を通って出口溝64に入るが、出口溝64の出口側は
外筒31の凹部50の内壁によって閉止されているた
め、水はここで遮断されている。次に、火災が発生する
と、図13(A)のように熱によって半田28がとけ、
リンク部材37がはずれ、板部材36も案内部材35か
らはずれる。このため、図13(B)に示すように、放
水口34から水が放水され、その水圧で案内部材35が
下降し、頭部35Cの段部35Dが内筒32の支持部4
3に係合する。案内板35Aにより案内された水は、案
内板35Aの先端部と外筒31のアール部31Bとの間
に形成された開口部69より放水される。
【0049】案内部材35により案内された水は、内筒
32のアール部31Bに当って、略垂直方向に放水され
る。このため、散布パターンは図15(A)に示すよう
なリング形状となり、中心から外側までの半径R1は小
さいが、リング70の幅R2は大きくなる。一方、板部
材36、リンク部材37、皿部材29は半田28がとけ
て、案内部材35からはずれるため、案内部材35を支
持するものがなくなり、内筒32は可動自在となる。
【0050】放水が開始されると、内筒32の上端面7
0およびテーパ部44に加わる水圧で内筒32は下降し
ていく。内筒32が下降していくと、内筒32の外周突
起部38が可動開閉リング部材54の上部に接し、その
後は内筒32と可動開閉リング部材54が一緒に下降す
る。内筒32と可動開閉リング部材54が下降してい
き、図11(C)に示すように可動開閉リング部材54
の連通孔65と外筒31の連通路53が連通するまで下
降する。
【0051】このとき、案内板35Aの先端部は外筒3
1のアール部31Bよりやや下側にくるので、案内板3
5Aで導かれた水はアール部31Bにあたることなく略
水平方向に放射されることになり、図15(B)に示す
ように、中心部から外側までの半径R1が大きく、リン
グの幅R2が小さな分布的な散水となる。連通孔65と
連通路53が連通すると、水は連通孔42、長溝59、
連通孔65、出口溝64、連通路53を通って圧力室5
0Aに入る。内筒32の上端面70の面積より外周突起
部39の下面の面積の方が大きいため、圧力室50A内
の水が内筒32を押し上げる圧力の方が、上端面70に
あたる水による内筒32を下降させる力より高くなり、
内筒32は上方に押し上げられる。
【0052】内筒32が上昇していき外周突起部39の
上面が可動開閉リング部材54に接すると、内筒32と
可動開閉リング部材54が、可動開閉リング部材54の
連通孔65と連通路53の連通が遮断されるまで共に上
昇する。連通孔65と連通路53の連通が遮断される
と、圧力室50Aへの水の供給が遮断され、内筒32の
外周突起部39の下面に加わる水の圧力がなくなり、内
筒32の上端面70に加わる水の圧力で再び内筒32が
下降する。
【0053】したがって、内筒32の下降するにつれ
て、散布パターンは、リング70の半径R1が次第に拡
がり、リング70の幅R2も次第に小さくなる。逆に、
内筒32が上昇するにつれて、散布パターンは半径R1
が次第に縮小し、R2が次第に大きくなる。こうして、
図15(A)から図15(B)へ、図15(B)から図
15(A)への散布パターンが交互に繰り返される。
【0054】このように、ノズル部としての案内部材3
5と走査部としての水圧作動機構により、散布パターン
がリング形状でその半径が変化する走査が行われる。こ
の実施形態においても図1の消火用散水ノズルと同様な
効果が得られることはいうまでもない。また、この図1
3の水圧作動機構によらず、モータで内筒32を上下さ
せる構成でも散布パターンがリング形状でこの半径を変
化させることができる。なお、散布パターンとしては前
記したものに限定されるものではなく、帯状のものとス
ポット状のものを任意に組み合わせたものを用いても良
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、防護範囲内のある部分を集中的に散水するように散
布パターンを形成し、防護範囲内を走査するようにした
ので火災に対して瞬間的には大量の消火液が放射される
ため、より高い消火能力が得られ、水損の被害も小さく
なる。
【0056】また、従来と同等程度の消火能力にした場
合には、配管内の水圧を抑えることができ、水槽、ポン
プなどが小容量となり、配管サイズも小さくなり、さら
に防護範囲内のある部分に集中的に散水するようノズル
部を形成したため、防護範囲を従来より広くしても従来
と同程度の消火能力は維持できるため、ノズルの設置個
数も減らすことができ、その結果、コストを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消火用散水ノズルの実施形態をスプリ
ンクラー消火設備と共に示した説明図
【図2】本発明による散布パターンの説明図
【図3】本発明の他のノズル部の説明図
【図4】図3のノズル部による散布パターンの説明図
【図5】図2のノズル部を横に配置した場合の散布パタ
ーンの説明図
【図6】本発明の他のノズル部の断面図
【図7】図6のA−A断面図
【図8】図6,7のノズル部によるスポット状の散布パ
ターンの説明図
【図9】本発明による他のスポット状の散布パターンの
説明図
【図10】防護範囲内のある部分から見た本発明の散水
量を従来と対比して示したグラフ
【図11】本発明の散布パターンによる消火の様子を従
来例と対比して示した説明図
【図12】ノズル本体に対し走査部を分離配置した本発
明の他の実施形態の説明図
【図13】散水時の水流を利用したリング状の放水パタ
ーンの径を変化させる本発明の他の実施形態の半断面図
【図14】図13の可動開閉リング部材の拡大図
【図15】図13の実施形態による散布パターンの変化
を示す説明図
【図16】従来例を示す説明図
【符号の説明】
14:消火用散水ノズル 14A:ノズル本体 14G:ノズル部 14Lスリット 16:防災監視盤 18:モータ 22:火災感知器 24:散布パターン 24C:スポットパターン 25:防護範囲 31:外筒 32:内筒 34:放水口 35:案内部材 50A:圧力室 54:可動開閉リング部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消火配管に接続された消火用散水ノズルか
    ら火災時に消火液または水を散水して消火を行う固定式
    消火設備の散水方法に於いて、 1つの消火用散水ノズルから前記消火用散水ノズルの防
    護範囲内の特定部分に、消火液または水を集中的に散水
    して所定の散布パターンを形成し、前記散布パターンを
    前記防護範囲内で走査して前記所定の防護範囲内全域に
    散水させることを特徴とする固定式消火設備の散水方
    法。
  2. 【請求項2】消火液または水が圧送される消火用配管に
    接続され火災時に消火液または水を散水する固定式消火
    設備の消火用散水ノズルに於いて、 1つの消火用散水ノズルの所定の防護範囲内の特定部分
    に集中的に散水する散布パターンを形成するノズル部
    と、前記散布パターンを前記所定の防護範囲内で走査し
    て前記所定の防護範囲内全域に散水させる走査部とを有
    することを特徴とする消火用散水ノズル。
  3. 【請求項3】請求項2記載の消火用散水ノズルに於い
    て、前記ノズル部による前記散布パターンは略帯状及び
    又はスポット状に生成することを特徴とする消火用散水
    ノズル。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の消火用散水ノズルに
    於いて、前記ノズル部による前記散布パターンが一つま
    たは複数のリング形状を形成し、前記走査部は前記リン
    グ形状の半径を変動させて前記所定の防護範囲内を走査
    することを特徴とする消火用散水ノズル。
  5. 【請求項5】請求項2又は3記載の消火用散水ノズルに
    於いて、前記ノズル部による前記散布パターンが一本ま
    たは複数本の帯形状を形成し、前記走査部は前記ノズル
    部をある一点を中心として回転させて前記所定の防護範
    囲内を走査することを特徴とする消火用散水ノズル。
  6. 【請求項6】請求項2又は3記載の消火用散水ノズルに
    於いて、前記ノズル部による前記散布パターンが一本ま
    たは複数本の帯形状を形成し、前記走査部は前記散布パ
    ターンを並行移動させて前記所定の防護範囲内を走査す
    ることを特徴とする消火用散水ノズル。
  7. 【請求項7】請求項2又は3記載の消火用散水ノズルに
    於いて、前記ノズル部による前記散布パターンは、複数
    のスポット状パターンからなり、前記走査部は該スポッ
    ト状パターンを回転させて前記所定の防護範囲内を走査
    することを特徴とする消火用散水ノズル。
  8. 【請求項8】請求項2乃至7のいずれかに記載の消火用
    散水ノズルに於いて、前記走査部の走査は火災検知部か
    らの出力信号に基づいて制御部により行うことを特徴と
    する消火用散水ノズル。
  9. 【請求項9】請求項5又は6に記載の消火用散水ノズル
    に於いて、前記略帯状の散布パターンを得るための一つ
    または複数のスリットを前記ノズル部に形成したことを
    特徴とする消火用散水ノズル。
  10. 【請求項10】請求項7記載の消火用散水ノズルに於い
    て、前記スポット状の散布パターンを得るための複数の
    孔を前記ノズル部に形成したことを特徴とする消火用散
    水ノズル。
  11. 【請求項11】請求項2乃至10のいずれかに記載の消
    火用ノズルに於いて、前記走査部は前記ノズル部を回転
    または回動させるモータよりなることを特徴とする消火
    用散水ノズル。
  12. 【請求項12】請求項2乃至10のいずれかに記載の消
    火用散水ノズルに於いて、前記走査部は、水圧作動機構
    により走査を行うことを特徴とする消火用散水ノズル。
  13. 【請求項13】請求項12記載の消火用散水ノズルに於
    いて、前記水圧作動機構は、 外筒と、 該外筒内に上下動自在に収納される弁体としての内筒
    と、 前記外筒と前記内筒との間に設けられ、散水時前記内筒
    が所定の位置より上方にあるときは前記内筒内の水圧を
    遮断し前記内筒が所定の位置まで下降したとき前記内筒
    内の水圧を導入する可動開閉リング部材と、 前記外筒と前記内筒との間に形成され、前記可動開閉リ
    ング部材を介して導入された水圧により前記内筒を上昇
    させる圧力室と、 前記内筒の下端に設けられ前記内筒の上下動により前記
    外筒から入出動して放射半径を変化させる案内部材と、
    を備えたことを特徴とする消火用散水ノズル。
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