JPH1057517A - 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル - Google Patents
固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズルInfo
- Publication number
- JPH1057517A JPH1057517A JP22471896A JP22471896A JPH1057517A JP H1057517 A JPH1057517 A JP H1057517A JP 22471896 A JP22471896 A JP 22471896A JP 22471896 A JP22471896 A JP 22471896A JP H1057517 A JPH1057517 A JP H1057517A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- extinguishing
- water
- nozzle
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/04—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/04—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet
- B05B3/0409—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet with moving, e.g. rotating, outlet elements
- B05B3/0418—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet with moving, e.g. rotating, outlet elements comprising a liquid driven rotor, e.g. a turbine
- B05B3/0422—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet with moving, e.g. rotating, outlet elements comprising a liquid driven rotor, e.g. a turbine with rotating outlet elements
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Nozzles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部からの電源供給を必要とすることなくモ
ータや電磁弁の駆動による散布パターンの回転走査や脈
動放出ができる 【解決手段】 火災時に消火用配管2により圧送された
消火液又は消火用水を、ノズル3から防護範囲内の特定
部分に集中的に散水して散布パターン9を形成するよう
に放射すると共に、散布パターン9を水平回りに回転走
査して散水する。この散布パターンを回転走査するモー
タ6の駆動電力を、発電部7を用いて消火用水を散水す
る際の水流により発電する。
ータや電磁弁の駆動による散布パターンの回転走査や脈
動放出ができる 【解決手段】 火災時に消火用配管2により圧送された
消火液又は消火用水を、ノズル3から防護範囲内の特定
部分に集中的に散水して散布パターン9を形成するよう
に放射すると共に、散布パターン9を水平回りに回転走
査して散水する。この散布パターンを回転走査するモー
タ6の駆動電力を、発電部7を用いて消火用水を散水す
る際の水流により発電する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災時に消火用配
管により圧送された消火液又は消火用水を散水する固定
式消火設備の散水方法および消火用散水ノズルに関す
る。
管により圧送された消火液又は消火用水を散水する固定
式消火設備の散水方法および消火用散水ノズルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスプリンクラー消火設備
に使用される消火用散水ノズルとしては、防護範囲全体
に均一に散水させるため、水をデフレクタで分散させて
粒状態に散水しており、例えば図7に示すようなものが
ある(特開平5−7633号)。
に使用される消火用散水ノズルとしては、防護範囲全体
に均一に散水させるため、水をデフレクタで分散させて
粒状態に散水しており、例えば図7に示すようなものが
ある(特開平5−7633号)。
【0003】図7はヒュージブルリンク式の消火用散水
ノズルであり、ノズル本体101に放水口102が形成
され、放水口102に設けた栓103とデフレクター1
04との間に一対のレバー105A,105Bを接触点
106a,106b,106cによって係止し、栓10
3を閉鎖状態に支持している。レバー105Aとレバー
105Bは感熱体としてのヒューズ107aで固着され
た一対のリンク107が装着され、栓103の閉鎖状態
を維持している。
ノズルであり、ノズル本体101に放水口102が形成
され、放水口102に設けた栓103とデフレクター1
04との間に一対のレバー105A,105Bを接触点
106a,106b,106cによって係止し、栓10
3を閉鎖状態に支持している。レバー105Aとレバー
105Bは感熱体としてのヒューズ107aで固着され
た一対のリンク107が装着され、栓103の閉鎖状態
を維持している。
【0004】火災の発生による温度上昇でヒューズ10
7aが溶けると、一対のリンク107が矢印で示すよう
に分解し、レバー105A,105Bの係止が解除さ
れ、水圧によってレバー105A,105Bがはじけ、
放水口102から栓103が脱落して加圧水が放水口1
02から噴出し、散水が開始される。このとき放水口1
02から噴出した水は、デクレクタ104に当って防護
範囲全体に均一に散水される。
7aが溶けると、一対のリンク107が矢印で示すよう
に分解し、レバー105A,105Bの係止が解除さ
れ、水圧によってレバー105A,105Bがはじけ、
放水口102から栓103が脱落して加圧水が放水口1
02から噴出し、散水が開始される。このとき放水口1
02から噴出した水は、デクレクタ104に当って防護
範囲全体に均一に散水される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の消火用散水ノズルにあっては、1個のノズル
にあたり例えば80リットル/分以上という所定流量の
連続放射となっていたため、火災消火能力に対して比較
的多くの消火液あるいは水の量が必要であり、当然消火
する対象物以外のものにも放射されるため放射した消火
液あるいは消火用水による二次災害、いわゆる水損が大
きくなるという問題点があった。また設備的には、水
槽、ポンプが大容量となる上、配管サイズも大きくな
り、設備全体の費用が高くなるという問題点もあった。
うな従来の消火用散水ノズルにあっては、1個のノズル
にあたり例えば80リットル/分以上という所定流量の
連続放射となっていたため、火災消火能力に対して比較
的多くの消火液あるいは水の量が必要であり、当然消火
する対象物以外のものにも放射されるため放射した消火
液あるいは消火用水による二次災害、いわゆる水損が大
きくなるという問題点があった。また設備的には、水
槽、ポンプが大容量となる上、配管サイズも大きくな
り、設備全体の費用が高くなるという問題点もあった。
【0006】このような問題を解決するため、本願発明
者にあっては、防護範囲にスリット状の散布パターンを
回転走査するか、防護範囲に脈動的に散水する固定消火
設備の散水方法及び消火用散水ノズルを提案している
(特願平8−54457号、特願平8−69730
号)。しかしながら、スリット状の散布パターンを回転
走査するためにモータを使用しており、また脈動的に散
水するために電磁弁を使用しており、このためモータ又
は電磁弁を駆動するために外部からの電源供給を必要
し、消火用ノズルの1つ1つに配線工事が必要となり、
更に、電源装置のバックアップも必要である。
者にあっては、防護範囲にスリット状の散布パターンを
回転走査するか、防護範囲に脈動的に散水する固定消火
設備の散水方法及び消火用散水ノズルを提案している
(特願平8−54457号、特願平8−69730
号)。しかしながら、スリット状の散布パターンを回転
走査するためにモータを使用しており、また脈動的に散
水するために電磁弁を使用しており、このためモータ又
は電磁弁を駆動するために外部からの電源供給を必要
し、消火用ノズルの1つ1つに配線工事が必要となり、
更に、電源装置のバックアップも必要である。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、外部からの電源供給を必要とするこ
となくモータや電磁弁の駆動による散水パターンの回転
走査や脈動放出ができる、施工が容易でコスト的にも安
価で、火災消火能力の高い固定式消火設備の散水方法お
よび消火用散水ノズルを提供することを目的とする。
れたものであって、外部からの電源供給を必要とするこ
となくモータや電磁弁の駆動による散水パターンの回転
走査や脈動放出ができる、施工が容易でコスト的にも安
価で、火災消火能力の高い固定式消火設備の散水方法お
よび消火用散水ノズルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。本発明は、火災時に
消火用配管により圧送された消火液又は消火用水を消火
用散水ノズルから散水して消火を行う固定式消火設備の
散水方法として、1つの消火用散水ノズルから消火用散
水ノズルの防護範囲の特定部分に、消火液又は消火用水
を集中的に散水して所定の散布パターンを形成し、所定
の散布パターンでの散水時の消火液または消火用水の水
流を利用して発電し、この水流による発電を駆動電力と
して散布パターンを防護範囲内で走査して所定の防護範
囲内全域に散水させることを特徴とする。
に、本発明は次のように構成する。本発明は、火災時に
消火用配管により圧送された消火液又は消火用水を消火
用散水ノズルから散水して消火を行う固定式消火設備の
散水方法として、1つの消火用散水ノズルから消火用散
水ノズルの防護範囲の特定部分に、消火液又は消火用水
を集中的に散水して所定の散布パターンを形成し、所定
の散布パターンでの散水時の消火液または消火用水の水
流を利用して発電し、この水流による発電を駆動電力と
して散布パターンを防護範囲内で走査して所定の防護範
囲内全域に散水させることを特徴とする。
【0009】この散布パターンを走査する散水方法に対
応する本発明の消火用散水ノズルは、1つの消火用散水
ノズルの所定の防護範囲の特定部分に消火液又は消火用
水を集中的に散水して所定の散布パターンを形成するノ
ズル部、散布パターンを所定の防護範囲内で走査して前
記所定の防護範囲全域に散水させる走査部、ノズル部か
ら消火液又は消火用水を散水する際の水流を駆動源とし
て発電する発電部、及び発電部の供給電力により走査部
を駆動する駆動部で構成される。
応する本発明の消火用散水ノズルは、1つの消火用散水
ノズルの所定の防護範囲の特定部分に消火液又は消火用
水を集中的に散水して所定の散布パターンを形成するノ
ズル部、散布パターンを所定の防護範囲内で走査して前
記所定の防護範囲全域に散水させる走査部、ノズル部か
ら消火液又は消火用水を散水する際の水流を駆動源とし
て発電する発電部、及び発電部の供給電力により走査部
を駆動する駆動部で構成される。
【0010】また、本発明は、火災時に消火用配管によ
り圧送された消火液又は消火用水をノズルから散水して
消火を行う固定式消火設備の散水方法の別の形態とし
て、散水時の消火液又は消火用水の水流を利用して発電
し、この水流による発電を駆動電力として消火液又は消
火用水を脈動的に散水することを特徴とする。この脈動
的に散水する放水方法に対応する本発明の消火用散水ノ
ズルは、消火液又は消火用水を脈動的に放射する脈動放
射部、脈動放射部から消火液又は消火用水を散水する際
の水流を駆動源として発電する発電部、及び発電部の供
給電力により脈動放射機構を駆動する駆動部で構成され
る。
り圧送された消火液又は消火用水をノズルから散水して
消火を行う固定式消火設備の散水方法の別の形態とし
て、散水時の消火液又は消火用水の水流を利用して発電
し、この水流による発電を駆動電力として消火液又は消
火用水を脈動的に散水することを特徴とする。この脈動
的に散水する放水方法に対応する本発明の消火用散水ノ
ズルは、消火液又は消火用水を脈動的に放射する脈動放
射部、脈動放射部から消火液又は消火用水を散水する際
の水流を駆動源として発電する発電部、及び発電部の供
給電力により脈動放射機構を駆動する駆動部で構成され
る。
【0011】本発明の散水パターン走査型及び脈動放射
型の消火用散水ノズルのいずれについても、駆動部に一
定の電力を供給するように発電部で発電した電力を制御
する電力供給制御部を設ける。また発電部による発電開
始時に、ノズルの作動を示す信号を外部に出力する信号
出力部を設ける。この信号出力部は、発電部の発電量を
監視し、所定レベルの発電量が得られた時に外部に信号
を出力する。
型の消火用散水ノズルのいずれについても、駆動部に一
定の電力を供給するように発電部で発電した電力を制御
する電力供給制御部を設ける。また発電部による発電開
始時に、ノズルの作動を示す信号を外部に出力する信号
出力部を設ける。この信号出力部は、発電部の発電量を
監視し、所定レベルの発電量が得られた時に外部に信号
を出力する。
【0012】このような構成を備えた本発明の散水方法
および消火用散水ノズルによれば、ノズルから散水する
際の水流により発電した電力を駆動部としてのモータや
電磁弁等に供給して作動できることから、外部電源が不
要となり、外部電源を供給するための配線工事を必要と
せず、施工作業が容易となり、電源装置のバックアップ
も必要ないことから設備の費用を低減し、消火時の消費
電力も低減できる。
および消火用散水ノズルによれば、ノズルから散水する
際の水流により発電した電力を駆動部としてのモータや
電磁弁等に供給して作動できることから、外部電源が不
要となり、外部電源を供給するための配線工事を必要と
せず、施工作業が容易となり、電源装置のバックアップ
も必要ないことから設備の費用を低減し、消火時の消費
電力も低減できる。
【0013】また、水流による発電で駆動しているの
で、外部電源を供給する電源線が断線して駆動できない
といった状態になることを未然に防止することができ
る。勿論、火災に対して瞬間的には従来の散水ノズルよ
り大量の消火液が放射されるので、防護範囲内全体で見
て少ない水量にもかかわらず、より高い消火能力が得ら
れる。また、少ない放射量で消火できるため、いわゆる
水損の被害を小さくすることができる。更に、放射水の
水槽が小さくなり、ポンプが小容量となり、さらには自
家発電設備等バックアップ設備も小容量となり、配管サ
イズも小さくなるため、低コストとなる。
で、外部電源を供給する電源線が断線して駆動できない
といった状態になることを未然に防止することができ
る。勿論、火災に対して瞬間的には従来の散水ノズルよ
り大量の消火液が放射されるので、防護範囲内全体で見
て少ない水量にもかかわらず、より高い消火能力が得ら
れる。また、少ない放射量で消火できるため、いわゆる
水損の被害を小さくすることができる。更に、放射水の
水槽が小さくなり、ポンプが小容量となり、さらには自
家発電設備等バックアップ設備も小容量となり、配管サ
イズも小さくなるため、低コストとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明による走査型の消火
用散水ノズルの実施形態であり、閉鎖型ノズル構造を例
にとっており、火災により作動した放水状態を表わして
いる。図1において、1は天井であり、天井1の裏側に
は消火用配管としてのスプリンクラー配管2が設置され
ている。スプリンクラー配管2には矢印Aで示すように
図示しない消火ポンプから消火用水(消火液を含む)が
圧送される。スプリンクラー配管2には消火用散水ノズ
ル3が装着されている。
用散水ノズルの実施形態であり、閉鎖型ノズル構造を例
にとっており、火災により作動した放水状態を表わして
いる。図1において、1は天井であり、天井1の裏側に
は消火用配管としてのスプリンクラー配管2が設置され
ている。スプリンクラー配管2には矢印Aで示すように
図示しない消火ポンプから消火用水(消火液を含む)が
圧送される。スプリンクラー配管2には消火用散水ノズ
ル3が装着されている。
【0015】消火用散水ノズル3は、ノズル本体4、モ
ータ6、発電部7、及びノズル部10で構成される。ノ
ズル本体4はボルト5によりスプリンクラー配管2に接
続される。ノズル本体4の上部には駆動部としてのモー
タ6に電力を供給する発電部7が設けられている。発電
部7は、収納部7A内に磁気ロータ7Bを回転自在に収
納し、磁気ロータ7Bの外周にはコイル7Cが固定配置
され、磁気ロータ7Bに固定された軸7Dの先端にプロ
ペラ7Eを装着している。磁気ロータ7Bの軸7Dは、
ノズル本体4内に突出しており、プロペラ7Eはノズル
本体4内の略中央部に配置される。このためスプリンク
ラー配管2からの消火用水の水流を駆動源としてプロペ
ラ7Eが回転され、磁気ロータ7Bを回転させること
で、コイル7Cに電力を発生させ、コイル7Cから電力
供給線8を介してモータ6に電力を供給するようになっ
ている。
ータ6、発電部7、及びノズル部10で構成される。ノ
ズル本体4はボルト5によりスプリンクラー配管2に接
続される。ノズル本体4の上部には駆動部としてのモー
タ6に電力を供給する発電部7が設けられている。発電
部7は、収納部7A内に磁気ロータ7Bを回転自在に収
納し、磁気ロータ7Bの外周にはコイル7Cが固定配置
され、磁気ロータ7Bに固定された軸7Dの先端にプロ
ペラ7Eを装着している。磁気ロータ7Bの軸7Dは、
ノズル本体4内に突出しており、プロペラ7Eはノズル
本体4内の略中央部に配置される。このためスプリンク
ラー配管2からの消火用水の水流を駆動源としてプロペ
ラ7Eが回転され、磁気ロータ7Bを回転させること
で、コイル7Cに電力を発生させ、コイル7Cから電力
供給線8を介してモータ6に電力を供給するようになっ
ている。
【0016】ノズル本体4の下方の円筒部4Cは天井1
に形成されたヘッド取付孔1Aまで延在しており、円筒
部4Cの下端には内側に突出する突出部4Dにより開口
部4Eが形成されている。円筒部4Cには所定の防護範
囲に対し帯状の散布パターン9で散水するノズル部10
が旋回自在に取り付けられている。ノズル部10の上部
には回転フランジ部10Aが形成され、回転フランジ部
10Aは円筒部4Cの突出部4DとOリング11を介し
て係合している。Oリング11はノズル本体4内の消火
用水がノズル本体4とノズル部10の間の隙間から外部
に漏れるのを防止する。
に形成されたヘッド取付孔1Aまで延在しており、円筒
部4Cの下端には内側に突出する突出部4Dにより開口
部4Eが形成されている。円筒部4Cには所定の防護範
囲に対し帯状の散布パターン9で散水するノズル部10
が旋回自在に取り付けられている。ノズル部10の上部
には回転フランジ部10Aが形成され、回転フランジ部
10Aは円筒部4Cの突出部4DとOリング11を介し
て係合している。Oリング11はノズル本体4内の消火
用水がノズル本体4とノズル部10の間の隙間から外部
に漏れるのを防止する。
【0017】図2は非作動状態におけるノズル部10の
構造を取出している。ノズル部10は、回転フランジ部
10Aの部分に消火用水が通流する通路10Bが形成さ
れた円筒部10Cが一体に形成され、円筒部10Cの下
部には帯状の散布パターンで散水する半球状の散水部1
0Dが一体に形成されている。散水部10D内の通路1
0Bの開口部は、軸12Aの先端に設けた閉止部12B
の押圧により閉鎖され、軸12Aの下部はノズル部10
の底部に形成した孔10Eを貫通して外部に突出され、
ノズル部10に対する感熱部12の半田付けによる固定
で軸12Aの下端を支持固定している。感熱部12の半
田は、所定の火災温度で溶融し、感熱部12を脱落さ
せ、軸12Aの水圧による押し下げで図1のように通路
10Bを開放する。
構造を取出している。ノズル部10は、回転フランジ部
10Aの部分に消火用水が通流する通路10Bが形成さ
れた円筒部10Cが一体に形成され、円筒部10Cの下
部には帯状の散布パターンで散水する半球状の散水部1
0Dが一体に形成されている。散水部10D内の通路1
0Bの開口部は、軸12Aの先端に設けた閉止部12B
の押圧により閉鎖され、軸12Aの下部はノズル部10
の底部に形成した孔10Eを貫通して外部に突出され、
ノズル部10に対する感熱部12の半田付けによる固定
で軸12Aの下端を支持固定している。感熱部12の半
田は、所定の火災温度で溶融し、感熱部12を脱落さ
せ、軸12Aの水圧による押し下げで図1のように通路
10Bを開放する。
【0018】通常の監視時においては、感熱部12はノ
ズル部10の外側底部に対する半田付けで軸12Aを支
持固定し、閉止部12Bは通路10Bを閉止している。
火災が発生により半田が溶解して感熱部12が落下する
と、軸12Aの支持固定が解除され、図1に示すよう
に、水圧に押されて閉止部12Bは散水部10Dの底部
に落ち、通路10Bが開放される。
ズル部10の外側底部に対する半田付けで軸12Aを支
持固定し、閉止部12Bは通路10Bを閉止している。
火災が発生により半田が溶解して感熱部12が落下する
と、軸12Aの支持固定が解除され、図1に示すよう
に、水圧に押されて閉止部12Bは散水部10Dの底部
に落ち、通路10Bが開放される。
【0019】ノズル部10の散水部10Dには上端から
底部にかけて半径方向にスリット10Fが形成され、ス
リット10Fから消火用水が散水され、防護範囲内の特
定の部分に集中的に散水する略帯状の散布パターン9を
得るようにしている。スリット10Fは、一本だけ形成
しても良いが、複数本形成すれば、複数本の帯形状の散
布パターンが得られる。また、ノズル部10の散水部1
0Dの上端から底部を通して反対側の上端にある直径部
のスリットを形成しても良い。また、ノズル部10の散
水部10Dに複数の孔を形成した場合には、複数のスポ
ット状の散布パターンが得られる。
底部にかけて半径方向にスリット10Fが形成され、ス
リット10Fから消火用水が散水され、防護範囲内の特
定の部分に集中的に散水する略帯状の散布パターン9を
得るようにしている。スリット10Fは、一本だけ形成
しても良いが、複数本形成すれば、複数本の帯形状の散
布パターンが得られる。また、ノズル部10の散水部1
0Dの上端から底部を通して反対側の上端にある直径部
のスリットを形成しても良い。また、ノズル部10の散
水部10Dに複数の孔を形成した場合には、複数のスポ
ット状の散布パターンが得られる。
【0020】再び図1を参照するに、ノズル本体4の側
面には発電部7から電力の供給を受けてノズル部10を
回転走査する駆動部としてのモータ6が設けられる。モ
ータ6は取付板13を介してノズル本体4に取り付けら
れ、モータ6の駆動軸6Aは取付板13およびノズル本
体4の側壁を貫通してノズル本体4内に突出している。
駆動軸6Aの軸端にはピニオンギア6Bが設けられ、ピ
ニオンギア6Bに噛合するラックギア10Gがノズル部
10の上端面に周方向に形成されている。
面には発電部7から電力の供給を受けてノズル部10を
回転走査する駆動部としてのモータ6が設けられる。モ
ータ6は取付板13を介してノズル本体4に取り付けら
れ、モータ6の駆動軸6Aは取付板13およびノズル本
体4の側壁を貫通してノズル本体4内に突出している。
駆動軸6Aの軸端にはピニオンギア6Bが設けられ、ピ
ニオンギア6Bに噛合するラックギア10Gがノズル部
10の上端面に周方向に形成されている。
【0021】このピニオンギア6Bおよびラックギア1
0Gがノズル部10を水平回りに駆動走査させる走査部
を構成している。モータ6が回転すると、回転駆動力は
ピニオンギア6Bからラックギア10Gに伝達され、所
定のギア比で減速されてノズル部10を回転し、所定の
防護範囲に対し略帯状の散布パターンを回転走査する。
0Gがノズル部10を水平回りに駆動走査させる走査部
を構成している。モータ6が回転すると、回転駆動力は
ピニオンギア6Bからラックギア10Gに伝達され、所
定のギア比で減速されてノズル部10を回転し、所定の
防護範囲に対し略帯状の散布パターンを回転走査する。
【0022】モータ6の上部には制御部14が設けら
れ、制御部14は電力供給線8を介して発電部7より電
力の供給を受けてモータ6を制御する。制御部14内に
は電力供給制御部14Aが設けられ、電力供給制御部1
4Aはモータ6に一定の電力を供給するように発電部7
で発電した電力を制御する。電力供給制御部14Aは例
えば発電部7が直流発電を行っている場合、モータ6に
供給する駆動電圧を安定化させるDC−DCコンバー
タ、直流安定化回路等が使用される。
れ、制御部14は電力供給線8を介して発電部7より電
力の供給を受けてモータ6を制御する。制御部14内に
は電力供給制御部14Aが設けられ、電力供給制御部1
4Aはモータ6に一定の電力を供給するように発電部7
で発電した電力を制御する。電力供給制御部14Aは例
えば発電部7が直流発電を行っている場合、モータ6に
供給する駆動電圧を安定化させるDC−DCコンバー
タ、直流安定化回路等が使用される。
【0023】電力供給制御部14Aは一定の電力をモー
タ6に供給するので、ノズル部10が一定の速度で安定
して回転するように駆動することができる。ノズル部1
0の回転速度は、1rpm程度の比較的ゆっくりした回
転である。特にスプリンクラー配管2に流れる消火用水
の水流は常に一定であるとは限らず、発電部7で発電す
る発電量が変動する。このような発電量が変動しても、
電力供給制御部14Aで供給電力を安定化しているた
め、ノズル部10の走査回転が発電量に応じて変動する
ことがなく、安定した回転走査ができる。
タ6に供給するので、ノズル部10が一定の速度で安定
して回転するように駆動することができる。ノズル部1
0の回転速度は、1rpm程度の比較的ゆっくりした回
転である。特にスプリンクラー配管2に流れる消火用水
の水流は常に一定であるとは限らず、発電部7で発電す
る発電量が変動する。このような発電量が変動しても、
電力供給制御部14Aで供給電力を安定化しているた
め、ノズル部10の走査回転が発電量に応じて変動する
ことがなく、安定した回転走査ができる。
【0024】また、制御部14内には信号出力部14B
が設けられる。信号出力部14Bは発電部7による発電
開始時に消火用散水ノズル3の作動を示す信号を信号線
15を介して防災監視盤16に出力する。したがって、
防災監視盤16ではどの消火用散水ノズル3が作動した
か容易に判別することができる。この信号出力部14B
は発電部7の発電量を監視し、モータ6を駆動するに十
分な所定レベルの発電量が得られたときに防災監視盤1
6に信号を出力するようにしても良い。
が設けられる。信号出力部14Bは発電部7による発電
開始時に消火用散水ノズル3の作動を示す信号を信号線
15を介して防災監視盤16に出力する。したがって、
防災監視盤16ではどの消火用散水ノズル3が作動した
か容易に判別することができる。この信号出力部14B
は発電部7の発電量を監視し、モータ6を駆動するに十
分な所定レベルの発電量が得られたときに防災監視盤1
6に信号を出力するようにしても良い。
【0025】次に、図1の動作を説明する。通常の監視
時においては、図2に示したように、感熱部12はノズ
ル部10に対する半田付けにより軸12Aを支持固定し
ており、閉止部12Bはノズル部10の通路10Bを閉
止している。火災が発生すると、所定の火災温度に上昇
したときに感熱部12の半田が溶解して落下する。この
ため、スプリンクラー配管2内に充満している消火用水
の水圧に押されて閉止部12Bはノズル部10の底部に
落下し、図1のように、ノズル部10の通路10Bが開
放される。ノズル本体4内に供給された消火用水は、ノ
ズル部10の通路10Bを通り、散水部10Dのスリッ
ト10Fから散水が行われる。
時においては、図2に示したように、感熱部12はノズ
ル部10に対する半田付けにより軸12Aを支持固定し
ており、閉止部12Bはノズル部10の通路10Bを閉
止している。火災が発生すると、所定の火災温度に上昇
したときに感熱部12の半田が溶解して落下する。この
ため、スプリンクラー配管2内に充満している消火用水
の水圧に押されて閉止部12Bはノズル部10の底部に
落下し、図1のように、ノズル部10の通路10Bが開
放される。ノズル本体4内に供給された消火用水は、ノ
ズル部10の通路10Bを通り、散水部10Dのスリッ
ト10Fから散水が行われる。
【0026】この散水によりノズル本体4内には水流が
発生し、この水流によりプロペラ7Eが回転し、磁気ロ
ータ7Bを回転する。これにより発電部7は電力を発生
し、電力は電力供給線8を介して制御部14に供給され
る。制御部14の電力供給制御部14Aは発電部7で発
電した電力を制御し、モータ6に一定の電力を供給す
る。
発生し、この水流によりプロペラ7Eが回転し、磁気ロ
ータ7Bを回転する。これにより発電部7は電力を発生
し、電力は電力供給線8を介して制御部14に供給され
る。制御部14の電力供給制御部14Aは発電部7で発
電した電力を制御し、モータ6に一定の電力を供給す
る。
【0027】この場合、発電部7で発電を開始したとき
に発電量を監視し、所定レベルの発電量が得られたと
き、制御部14の信号出力部14Bが消火用散水ノズル
3が作動したことを示す信号を防災監視盤16に出力す
る。モータ6が電力供給を受けて作動すると、モータ6
の駆動軸6Aが回転し、回転力がピニオンギア6Bから
ラックギア10Gに減速して伝達され、ノズル部10を
回転する。
に発電量を監視し、所定レベルの発電量が得られたと
き、制御部14の信号出力部14Bが消火用散水ノズル
3が作動したことを示す信号を防災監視盤16に出力す
る。モータ6が電力供給を受けて作動すると、モータ6
の駆動軸6Aが回転し、回転力がピニオンギア6Bから
ラックギア10Gに減速して伝達され、ノズル部10を
回転する。
【0028】このノズル部10の回転により、帯状の散
布パターン9が矢印Bで示すように回転し、所定の防護
範囲内を走査し、防護範囲全域の放水により消火を行
う。尚、消火用散水ノズル3からの散水が開始される
と、スプリンクラー配管2の管内圧力の低下を検出して
スプリンクラー消火設備の消火ポンプが起動し、消火用
水の加圧供給が開始される。
布パターン9が矢印Bで示すように回転し、所定の防護
範囲内を走査し、防護範囲全域の放水により消火を行
う。尚、消火用散水ノズル3からの散水が開始される
と、スプリンクラー配管2の管内圧力の低下を検出して
スプリンクラー消火設備の消火ポンプが起動し、消火用
水の加圧供給が開始される。
【0029】また、この散布パターン9の走査速度は、
散布パターン9の形状が維持できる程度の比較的低速度
にする必要がある。つまり、ノズル部10の回転数が高
いと、ノズル部10から散水された消火用水は塊状から
分散してしまい、防護範囲内の特定の部分に集中的に散
布パターン9を形成できなくなるためである。このよう
な本発明の防護範囲の特定部分に集中的に散水する散布
パターンの回転走査によれば、従来は一定水量の水が放
射されるのに対し、防護範囲のある一部分から見ると火
災に対して瞬間的には従来の散水ノズルより大量の消火
用水が放射されるため、一定水量を継続して散水するよ
りも瞬間的に集中して大量の水を散水したほうが高い消
火能力が得られる。
散布パターン9の形状が維持できる程度の比較的低速度
にする必要がある。つまり、ノズル部10の回転数が高
いと、ノズル部10から散水された消火用水は塊状から
分散してしまい、防護範囲内の特定の部分に集中的に散
布パターン9を形成できなくなるためである。このよう
な本発明の防護範囲の特定部分に集中的に散水する散布
パターンの回転走査によれば、従来は一定水量の水が放
射されるのに対し、防護範囲のある一部分から見ると火
災に対して瞬間的には従来の散水ノズルより大量の消火
用水が放射されるため、一定水量を継続して散水するよ
りも瞬間的に集中して大量の水を散水したほうが高い消
火能力が得られる。
【0030】このため、従来の80リットル/分の防護
範囲全域放射の散水ノズルと例えば40リットル/分の
走査で1rpm程度の場合と比較すると、防護範囲全体
的にみて少ない水量にもかかわらず、より高い消火能力
が得られる。また、少ない放射量で消火できるため、い
わゆる水損の被害を小さくすることができる。このこと
から、放射用水の水槽を小さくすることができる。ま
た、従来の消火能力と同等にした場合には、従来よりも
配管内の水圧を押さえることができるためポンプが小容
量となり、さらには自家発電設備等バックアップ設備も
小容量となり、配管サイズも小さくなるため、低コスト
となる。
範囲全域放射の散水ノズルと例えば40リットル/分の
走査で1rpm程度の場合と比較すると、防護範囲全体
的にみて少ない水量にもかかわらず、より高い消火能力
が得られる。また、少ない放射量で消火できるため、い
わゆる水損の被害を小さくすることができる。このこと
から、放射用水の水槽を小さくすることができる。ま
た、従来の消火能力と同等にした場合には、従来よりも
配管内の水圧を押さえることができるためポンプが小容
量となり、さらには自家発電設備等バックアップ設備も
小容量となり、配管サイズも小さくなるため、低コスト
となる。
【0031】また防護範囲内のある一箇所からみれば、
従来のように防護範囲内全体に散水するのと比べ、本発
明は、瞬時的には散水量が増えると同時に、消火対象物
に到達する水の打力及び粒径も増すので、消火能力が増
大する。即ち、本発明においては、水は分散された粒状
ではなく、特定の部分に集中的に散水される打力の強い
水の塊として消火対象物に散水されるため、火災気流に
負けることなく火災の深部まで到達して消火能力が高く
なり、火災抑制までの時間が短くて済み、従って鎮火ま
での水量も少なくて済む。
従来のように防護範囲内全体に散水するのと比べ、本発
明は、瞬時的には散水量が増えると同時に、消火対象物
に到達する水の打力及び粒径も増すので、消火能力が増
大する。即ち、本発明においては、水は分散された粒状
ではなく、特定の部分に集中的に散水される打力の強い
水の塊として消火対象物に散水されるため、火災気流に
負けることなく火災の深部まで到達して消火能力が高く
なり、火災抑制までの時間が短くて済み、従って鎮火ま
での水量も少なくて済む。
【0032】また塊状の水で消火するため、一度消火し
た部分が再び燃え上がることを抑え、一度消火された場
所を継続して鎮火状態にできる。更に、防護範囲内のあ
る部分に大量の水を放水するようにノズル部を形成した
ため、防護範囲を従来の散水ノズルと比較して大きくし
た場合でも、走査時間を調整することにより、火災に対
しては瞬間的には大量の水を放射することができ、従来
と同等以上の消火性能が得られることから、従来の散水
ノズルと比較して、ノズルの設置個数を減らすことがで
きる。
た部分が再び燃え上がることを抑え、一度消火された場
所を継続して鎮火状態にできる。更に、防護範囲内のあ
る部分に大量の水を放水するようにノズル部を形成した
ため、防護範囲を従来の散水ノズルと比較して大きくし
た場合でも、走査時間を調整することにより、火災に対
しては瞬間的には大量の水を放射することができ、従来
と同等以上の消火性能が得られることから、従来の散水
ノズルと比較して、ノズルの設置個数を減らすことがで
きる。
【0033】例えば、取付ピッチ2.3mで所定の防護
範囲に8個の散水ノズルが設置されていた場合と比べ、
取付ピッチが2.6mとすることができ、設定する散水
ノズルの個数を4個に減少することができる。勿論、ノ
ズル部10から消火用水を散水するときの水流によって
発電部17で発電してモータ6を駆動するため、外部電
源をモータ6に供給するための配線工事を必要とせず、
施工作業を容易にし、電源装置のバックアップも必要と
しないことから、設備費用を低減することができる。ま
た、消火時の電力消費を抑制することができる。また、
外部電源を必要としないため、モータに対する電源線が
断線して駆動できないような状態になるのを未然に防止
することができる。
範囲に8個の散水ノズルが設置されていた場合と比べ、
取付ピッチが2.6mとすることができ、設定する散水
ノズルの個数を4個に減少することができる。勿論、ノ
ズル部10から消火用水を散水するときの水流によって
発電部17で発電してモータ6を駆動するため、外部電
源をモータ6に供給するための配線工事を必要とせず、
施工作業を容易にし、電源装置のバックアップも必要と
しないことから、設備費用を低減することができる。ま
た、消火時の電力消費を抑制することができる。また、
外部電源を必要としないため、モータに対する電源線が
断線して駆動できないような状態になるのを未然に防止
することができる。
【0034】図3は本発明の第2の実施形態であり、図
1の閉鎖型に対し開放型の消火用散水ノズルを示してい
る。図3において、スプリンクラー配管2には電動弁2
1が設けられ、電動弁21の二次側の管末に消火用散水
ノズル3を装着している。電動弁21は制御線22を介
して防災監視盤16に接続され、防災監視盤16からの
開閉制御信号により開閉動作が行われる。
1の閉鎖型に対し開放型の消火用散水ノズルを示してい
る。図3において、スプリンクラー配管2には電動弁2
1が設けられ、電動弁21の二次側の管末に消火用散水
ノズル3を装着している。電動弁21は制御線22を介
して防災監視盤16に接続され、防災監視盤16からの
開閉制御信号により開閉動作が行われる。
【0035】消火用散水ノズル3の近傍の天井面には火
災感知器23が取り付けられ、火災感知器23は信号線
24を介して防災監視盤16に接続されている。火災の
発生で火災感知器23が発報して防災監視盤16が発報
信号を受信して火災を判断すると、電動弁21に開制御
信号を出力して開弁させる。モータ6を制御する制御部
14は信号線15を介して防災監視盤16に接続され、
制御部14の信号出力部14Bは発電部7で発電を開始
したとき、または発電部7の発電量を監視して、所定の
レベルの発電量が得られたとき作動信号を出力し、防災
監視盤16で消火用散水ノズル3の作動表示等を可能と
する。
災感知器23が取り付けられ、火災感知器23は信号線
24を介して防災監視盤16に接続されている。火災の
発生で火災感知器23が発報して防災監視盤16が発報
信号を受信して火災を判断すると、電動弁21に開制御
信号を出力して開弁させる。モータ6を制御する制御部
14は信号線15を介して防災監視盤16に接続され、
制御部14の信号出力部14Bは発電部7で発電を開始
したとき、または発電部7の発電量を監視して、所定の
レベルの発電量が得られたとき作動信号を出力し、防災
監視盤16で消火用散水ノズル3の作動表示等を可能と
する。
【0036】ノズル部10には図1の閉鎖型のような感
熱部12が設けられず、通路10Bは開放状態となって
いる。他の構成は図1と同じである。次に動作を説明す
る。通常の監視時においては、電動弁21は閉じてお
り、スプリンクラー配管2から消火用水はノズル本体4
内に供給されない。火災が発生すると、火災感知器23
が発報し、防災監視盤16は発報信号を受信して火災を
判断すると、電動弁21に開制御信号を出力して開弁さ
せる。
熱部12が設けられず、通路10Bは開放状態となって
いる。他の構成は図1と同じである。次に動作を説明す
る。通常の監視時においては、電動弁21は閉じてお
り、スプリンクラー配管2から消火用水はノズル本体4
内に供給されない。火災が発生すると、火災感知器23
が発報し、防災監視盤16は発報信号を受信して火災を
判断すると、電動弁21に開制御信号を出力して開弁さ
せる。
【0037】電動弁21の開弁によりスプリンクラー配
管2からの消火用水はノズル本体4内に供給され、ノズ
ル部10から散水が行われるとともに、水流によりプロ
ペラ7Eが回転し、発電部7は発電を開始する。この電
力は制御部14に供給され、電力供給制御部14Aは一
定の電力をモータ6に供給し、所定の回転速度でノズル
部10を回転させる。
管2からの消火用水はノズル本体4内に供給され、ノズ
ル部10から散水が行われるとともに、水流によりプロ
ペラ7Eが回転し、発電部7は発電を開始する。この電
力は制御部14に供給され、電力供給制御部14Aは一
定の電力をモータ6に供給し、所定の回転速度でノズル
部10を回転させる。
【0038】ノズル部10の回転により、帯状の散布パ
ターン9が所定の防護範囲を回転走査して全域に散水す
ることで消火を行う。また、信号出力部14Bは消火用
散水ノズル3が作動したことを示す作動信号を防災監視
盤16に出力する。このような散布パターン9の回転走
査により消火が完了すると、火災感知器23が復旧し、
防災監視盤16は発報信号が受信されなくなったことで
鎮火と判断し、例えば鎮火から鎮火確認に必要な一定時
間経過後に電動弁21に閉制御信号を出力して閉弁さ
せ、散水を停止させる。なお、火災感知器23の復旧に
よらず、監視員が手動により散水を停止しても良い。こ
の開放型の実施形態においても、図1の閉鎖型の実施形
態と同様な効果が得られる。
ターン9が所定の防護範囲を回転走査して全域に散水す
ることで消火を行う。また、信号出力部14Bは消火用
散水ノズル3が作動したことを示す作動信号を防災監視
盤16に出力する。このような散布パターン9の回転走
査により消火が完了すると、火災感知器23が復旧し、
防災監視盤16は発報信号が受信されなくなったことで
鎮火と判断し、例えば鎮火から鎮火確認に必要な一定時
間経過後に電動弁21に閉制御信号を出力して閉弁さ
せ、散水を停止させる。なお、火災感知器23の復旧に
よらず、監視員が手動により散水を停止しても良い。こ
の開放型の実施形態においても、図1の閉鎖型の実施形
態と同様な効果が得られる。
【0039】図4は消火用水の脈動放射を行う本発明の
第3の実施形態であり、本実施形態においては、閉鎖型
を例にとっている。図4において、スプリンクラー配管
2に接続された消火用散水ノズル3のノズル本体4の略
中央部には中空の球状部4Fが形成され、球状部4F内
には消火用水を脈動的に放射する脈動放射機構としての
ボール弁31が回転自在に収納されている。ボール弁3
1の外周と球状部4Fの内周の間にはシール部材32が
介装され、シール部材32により消火用水がもれるのを
防止している。
第3の実施形態であり、本実施形態においては、閉鎖型
を例にとっている。図4において、スプリンクラー配管
2に接続された消火用散水ノズル3のノズル本体4の略
中央部には中空の球状部4Fが形成され、球状部4F内
には消火用水を脈動的に放射する脈動放射機構としての
ボール弁31が回転自在に収納されている。ボール弁3
1の外周と球状部4Fの内周の間にはシール部材32が
介装され、シール部材32により消火用水がもれるのを
防止している。
【0040】ボール弁31には大径の通路31Aが形成
され、また、大径の通路31Aに直向する方向に小径の
通路31B,31Cが形成される。定常監視状態では大
径の通路31Aが横方向に位置して閉じ、小径の通路3
1B,31Cが上下方向に位置した状態にボール弁31
は配置されている。ボール弁31が矢印Cで示すように
回転すると、ボール弁31の位置により弁開度が交互に
変化するようになっている。
され、また、大径の通路31Aに直向する方向に小径の
通路31B,31Cが形成される。定常監視状態では大
径の通路31Aが横方向に位置して閉じ、小径の通路3
1B,31Cが上下方向に位置した状態にボール弁31
は配置されている。ボール弁31が矢印Cで示すように
回転すると、ボール弁31の位置により弁開度が交互に
変化するようになっている。
【0041】球状部4Fの側面には駆動部としてのモー
タ6が取り付けられ、モータ6の駆動軸6Aはボール弁
31に固定され、モータ6が回転するとボール弁31が
矢印Cで示す方向に回転する。球状部4Fの下部には円
筒部4Gが一体に形成され、円筒部4Gは天井1に形成
したヘッド取付孔1Aから下方に突出している。円筒部
4Gの先端部には内側に突出する突出部4Hが形成さ
れ、突出部4Hにより開口部4Iが形成されている。突
出部4Hの内側には感熱部33が係合し、感熱部33の
上部は支持部材34を介してデフレクター35が設けら
れている。
タ6が取り付けられ、モータ6の駆動軸6Aはボール弁
31に固定され、モータ6が回転するとボール弁31が
矢印Cで示す方向に回転する。球状部4Fの下部には円
筒部4Gが一体に形成され、円筒部4Gは天井1に形成
したヘッド取付孔1Aから下方に突出している。円筒部
4Gの先端部には内側に突出する突出部4Hが形成さ
れ、突出部4Hにより開口部4Iが形成されている。突
出部4Hの内側には感熱部33が係合し、感熱部33の
上部は支持部材34を介してデフレクター35が設けら
れている。
【0042】デフレクター35は閉止部35Aを有し、
閉止部35Aはボール弁31の小径の通路31Cを閉止
している。したがって、通常の監視時には、スプリンク
ラー配管2、ノズル本体4の内部、ボール弁31の大径
の通路31A、小径の通路31B,31Cに消火用水が
充満している。電力供給制御部14Aと信号出力部14
Bを有する制御部14は、発電部7の外周に設けられる
が、モータ6の近傍に設けても良い。他の構成は、図1
の実施形態と同じになっている。
閉止部35Aはボール弁31の小径の通路31Cを閉止
している。したがって、通常の監視時には、スプリンク
ラー配管2、ノズル本体4の内部、ボール弁31の大径
の通路31A、小径の通路31B,31Cに消火用水が
充満している。電力供給制御部14Aと信号出力部14
Bを有する制御部14は、発電部7の外周に設けられる
が、モータ6の近傍に設けても良い。他の構成は、図1
の実施形態と同じになっている。
【0043】次に、動作を説明する。火災が発生する
と、感熱部33はこれを検出して分解して支持部材34
とともに落下し、デフレクター35も下方に移動して係
合部35Bで突出部4Hに係合する。デフレクター35
の下降によりボール弁31の小径の通路31Cは開放さ
れ、消火用水は小径の通路31Cを通ってデフレクター
35により散水が行われる。
と、感熱部33はこれを検出して分解して支持部材34
とともに落下し、デフレクター35も下方に移動して係
合部35Bで突出部4Hに係合する。デフレクター35
の下降によりボール弁31の小径の通路31Cは開放さ
れ、消火用水は小径の通路31Cを通ってデフレクター
35により散水が行われる。
【0044】一方、小径の通路31Cが開放されるた
め、ノズル本体4内で水流が発生し、プロペラ7Eが回
転する。プロペラ7Eの回転により発電部7は発電を開
始し、発電した電力は制御部14の電力供給制御部14
Aにより一定に制御されてモータ6に供給される。モー
タ6が回転すると、ボール弁31は矢印Cに示す方向に
回転し、ボール弁31の位置により大径の通路31Aと
小径の通路31B,31Cが交互に開放し、ボール弁3
1の弁開度が変化するので、図5に示すような脈動放射
が行われる。
め、ノズル本体4内で水流が発生し、プロペラ7Eが回
転する。プロペラ7Eの回転により発電部7は発電を開
始し、発電した電力は制御部14の電力供給制御部14
Aにより一定に制御されてモータ6に供給される。モー
タ6が回転すると、ボール弁31は矢印Cに示す方向に
回転し、ボール弁31の位置により大径の通路31Aと
小径の通路31B,31Cが交互に開放し、ボール弁3
1の弁開度が変化するので、図5に示すような脈動放射
が行われる。
【0045】図5は時間に対する消火用水の流量の変化
を示すもので、ボール弁31からは略台形波的に変動す
る脈動で消火用水が放射され、消火が行われる。この実
施形態においては、脈動パターンが台形波になるのを示
したが、これに限らず脈動パターンとして正弦波、矩形
波などにすることもできる。この場合には脈動放射機構
の機構を変えれば良い。この実施形態においても図1の
実施形態と同様な効果が得られる。
を示すもので、ボール弁31からは略台形波的に変動す
る脈動で消火用水が放射され、消火が行われる。この実
施形態においては、脈動パターンが台形波になるのを示
したが、これに限らず脈動パターンとして正弦波、矩形
波などにすることもできる。この場合には脈動放射機構
の機構を変えれば良い。この実施形態においても図1の
実施形態と同様な効果が得られる。
【0046】また、従来の80リットル/分の連続放射
と比較した場合、例えば最大放射量100リットル/
分、最低放射量10リットル/分で等間隔正弦波的に放
射した場合は、実質上55リットル/分の水量にもかか
わらず、最大放射量を高くとれるため、より高い消火能
力が得られる。図6は脈動放射を行う本発明の第4の実
施形態であり、開放型を例にとっている。
と比較した場合、例えば最大放射量100リットル/
分、最低放射量10リットル/分で等間隔正弦波的に放
射した場合は、実質上55リットル/分の水量にもかか
わらず、最大放射量を高くとれるため、より高い消火能
力が得られる。図6は脈動放射を行う本発明の第4の実
施形態であり、開放型を例にとっている。
【0047】図6において、天井面には火災感知器23
が設けられ、火災感知器23は防災監視盤16に信号線
24を介して接続されている。ノズル本体4の円筒部4
Gの下端にはデフレクター35が取り付けられ、ボール
弁31の小径の通路31Cは開放されている。スプリン
クラー配管2は電動弁21により閉止されている。ノズ
ル本体4、ボール弁31内部、円筒部4G内には消火用
水はない。
が設けられ、火災感知器23は防災監視盤16に信号線
24を介して接続されている。ノズル本体4の円筒部4
Gの下端にはデフレクター35が取り付けられ、ボール
弁31の小径の通路31Cは開放されている。スプリン
クラー配管2は電動弁21により閉止されている。ノズ
ル本体4、ボール弁31内部、円筒部4G内には消火用
水はない。
【0048】火災が発生すると、火災感知器23はこれ
を検知し、火災検出信号を防災監視盤16に出力する。
防災監視盤16は火災検出信号を受信すると、電動弁2
1に開制御信号を出力して、電動弁21を開弁させる。
また、防災監視盤16はポンプ制御盤を介して消火ポン
プを作動させ、スプリンクラー配管2に消火用水を圧送
する。
を検知し、火災検出信号を防災監視盤16に出力する。
防災監視盤16は火災検出信号を受信すると、電動弁2
1に開制御信号を出力して、電動弁21を開弁させる。
また、防災監視盤16はポンプ制御盤を介して消火ポン
プを作動させ、スプリンクラー配管2に消火用水を圧送
する。
【0049】消火用水がノズル本体4内に流れると、水
流によりプロペラ7Eが回転し、発電部7は発電を開始
する。発電した電力は制御部14の電力供給制御部14
Aにより一定の電力に制御されてモータ6に供給され、
モータ6はボール弁31を回転させる。このため、ボー
ル弁31の位置により弁開度が変化するため、図5に示
すような脈動放射が行われる。
流によりプロペラ7Eが回転し、発電部7は発電を開始
する。発電した電力は制御部14の電力供給制御部14
Aにより一定の電力に制御されてモータ6に供給され、
モータ6はボール弁31を回転させる。このため、ボー
ル弁31の位置により弁開度が変化するため、図5に示
すような脈動放射が行われる。
【0050】また、制御部14の信号出力部14Bから
は発電部7が発電を開始したとき、または発電部7の発
電量を監視して、所定レベルの発電量が得られたとき、
消火用散水ノズル3が作動したことを示す作動信号を防
災監視盤16に出力する。ボール弁31からの消火用水
の脈動放射により消火が完了すると、火災感知器23が
復旧し、防災監視盤16は火災感知器の復旧から消火確
認に必要な一定時間を経過した後に閉制御信号を電動弁
21に出力して閉止させ、脈動放射は停止される。
は発電部7が発電を開始したとき、または発電部7の発
電量を監視して、所定レベルの発電量が得られたとき、
消火用散水ノズル3が作動したことを示す作動信号を防
災監視盤16に出力する。ボール弁31からの消火用水
の脈動放射により消火が完了すると、火災感知器23が
復旧し、防災監視盤16は火災感知器の復旧から消火確
認に必要な一定時間を経過した後に閉制御信号を電動弁
21に出力して閉止させ、脈動放射は停止される。
【0051】なお、水の脈動放射の停止は、火災感知器
からの復旧信号によらず、監視員の目視による確認によ
り手動で停止しても良い。この実施形態においても、図
4の実施形態と同様な効果が得られる。なお、この実施
形態において、脈動放射機構としてのボール弁31をノ
ズル本体4内に設けた構成としたが、スプリンクラー配
管2に電動弁を設けて脈動放射させてもよい。
からの復旧信号によらず、監視員の目視による確認によ
り手動で停止しても良い。この実施形態においても、図
4の実施形態と同様な効果が得られる。なお、この実施
形態において、脈動放射機構としてのボール弁31をノ
ズル本体4内に設けた構成としたが、スプリンクラー配
管2に電動弁を設けて脈動放射させてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ノズル部から所定の散布パターンまたは脈動パター
ンで散水するための駆動部を、散水時の水流により発電
して電力供給により駆動しているため、外部電源を駆動
部に供給するための配線工事を必要とせず、施工作業を
容易にし、電源装置のバックアップ等も必要としないの
で、設備費用を低減することができる。
ば、ノズル部から所定の散布パターンまたは脈動パター
ンで散水するための駆動部を、散水時の水流により発電
して電力供給により駆動しているため、外部電源を駆動
部に供給するための配線工事を必要とせず、施工作業を
容易にし、電源装置のバックアップ等も必要としないの
で、設備費用を低減することができる。
【0053】また、消火時の消費電力を低減し、さら
に、水流により発電を行っているため、外部電源を駆動
部に供給する電源線の断線により駆動できないような状
態を未然に防止することができる。勿論、ノズル部から
の散布パターンの走査又は脈動放射により、火災に対し
て瞬間的には大量の消火用水が放射されるため、より高
い消火能力が得られ、水損の被害も小さくなる。また、
従来と同等程度の消火能力にした場合には、配管内の水
圧を抑えることができ、水槽、ポンプなどが小容量とな
り、配管サイズも小さくなる。
に、水流により発電を行っているため、外部電源を駆動
部に供給する電源線の断線により駆動できないような状
態を未然に防止することができる。勿論、ノズル部から
の散布パターンの走査又は脈動放射により、火災に対し
て瞬間的には大量の消火用水が放射されるため、より高
い消火能力が得られ、水損の被害も小さくなる。また、
従来と同等程度の消火能力にした場合には、配管内の水
圧を抑えることができ、水槽、ポンプなどが小容量とな
り、配管サイズも小さくなる。
【図1】散布パターンを回転走査する本発明の第1の実
施形態に係る閉鎖型の消火用散水ノズルの説明図
施形態に係る閉鎖型の消火用散水ノズルの説明図
【図2】図1のノズル部の非作動時の断面図
【図3】散布パターンを回転走査する本発明の第2の実
施形態に係る開放型の消火用散水ノズルの説明図
施形態に係る開放型の消火用散水ノズルの説明図
【図4】脈動放射を行う本発明の第3の実施形態に係る
閉鎖型の消火用散水ノズルの説明図
閉鎖型の消火用散水ノズルの説明図
【図5】図4の脈動放射の流量の時間変化を示すタイム
チャート
チャート
【図6】脈動放射を行う本発明の第4の実施形態に係る
開放型の消火用散水ノズルの説明図
開放型の消火用散水ノズルの説明図
【図7】デフレクターより均一に散水する従来のノズル
構造の説明図
構造の説明図
2:スプリンクラー配管 3:消火用散水ノズル 4:ノズル本体 6:モータ(駆動部) 6B:ピニオンギア 7:発電部 9:散布パターン 10:ノズル部 10G:ラックギア 14A:電力供給制御部 14B:信号出力部 31:ボール弁
Claims (7)
- 【請求項1】火災時に消火用配管により圧送された消火
液又は消火用水を消火用散水ノズルから散水して消火を
行う固定式消火設備の散水方法に於いて、 1つの消火用散水ノズルから前記消火用散水ノズルの防
護範囲の特定部分に、消火液又は消火用水を集中的に散
水して所定の散布パターンを形成し、前記所定の散布パ
ターンでの散水時の前記消火液または消火用水の水流を
利用して発電し、前記水流による発電を駆動電力として
前記散布パターンを前記防護範囲内で走査して前記所定
の防護範囲内全域に散水させることを特徴とする固定式
消火設備の散水方法。 - 【請求項2】火災時に消火用配管により圧送された消火
液又は消火用水を散水して消火を行う固定式消火設備の
消火用散水ノズルに於いて、 1つの消火用散水ノズルの所定の防護範囲の特定部分に
前記消火液又は消火用水を集中的に散水して所定の散布
パターンを形成するノズル部と、 前記散布パターンを前記所定の防護範囲内で走査して前
記所定の防護範囲全域に散水させる走査部と、 前記ノズル部から前記消火液又は消火用水を散水する際
の水流を駆動源として発電する発電部と、 前記発電部の供給電力により前記走査部を駆動する駆動
部と、を設けたことを特徴とする消火用散水ノズル。 - 【請求項3】火災時に消火用配管により圧送された消火
液又は消火用水をノズルから散水して消火を行う固定式
消火設備の散水方法に於いて、 散水時の前記消火液又は消火用水の水流を利用して発電
し、前記水流による発電を駆動電力として前記消火液又
は消火用水を脈動的に散水することを特徴とする固定式
消火設備の散水方法。 - 【請求項4】火災時に消火用配管により圧送された消火
液又は消火用水を散水して消火を行う固定式消火設備の
消火用散水ノズルに於いて、 前記消火液又は消火用水を脈動的に放射する脈動放射部
と、 前記脈動放射部から前記消火液又は消火用水を散水する
際の水流を駆動源として発電する発電部と、 前記発電部の供給電力により前記脈動放射部を駆動する
駆動部と、を設けたことを特徴とする消火用散水ノズ
ル。 - 【請求項5】請求項2又は4記載の消火用散水ノズルに
於いて、 前記駆動部に一定の電力を供給するように前記発電部で
発電した電力を制御する電力供給制御部を設けたことを
特徴とする消火用散水ノズル。 - 【請求項6】請求項2又は4記載の消火用散水ノズルに
於いて、 前記発電部による発電時に、ノズルの作動を示す信号を
外部に出力する信号出力部を設けたことを特徴とする消
火用散水ノズル。 - 【請求項7】請求項6記載の消火用散水ノズルに於い
て、 前記信号出力部は、前記発電部の発電量を監視し、所定
レベルの発電量が得られた時に外部に信号を出力するこ
とを特徴とする消火用散水ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22471896A JPH1057517A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22471896A JPH1057517A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1057517A true JPH1057517A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16818167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22471896A Pending JPH1057517A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1057517A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2855369A1 (fr) * | 2003-06-02 | 2004-12-03 | Rain Bird Europ Sarl | Arroseur electrique programmable a generateur d'energie autonome integre |
WO2006108298A1 (en) * | 2005-04-15 | 2006-10-19 | National Research Council Of Canada | Rotary foam distributor |
JP2011000494A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Techno:Kk | 散水装置 |
US8056831B2 (en) | 2005-04-15 | 2011-11-15 | National Research Council Of Canada | Rotary foam distributor |
JP2021076265A (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-20 | 富士ゼロックス株式会社 | ブース |
JP2022124832A (ja) * | 2021-02-16 | 2022-08-26 | 寳坂 昭博 | 回転式放水ノズル構造による家屋火災の消火方法 |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22471896A patent/JPH1057517A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2855369A1 (fr) * | 2003-06-02 | 2004-12-03 | Rain Bird Europ Sarl | Arroseur electrique programmable a generateur d'energie autonome integre |
WO2006108298A1 (en) * | 2005-04-15 | 2006-10-19 | National Research Council Of Canada | Rotary foam distributor |
US8056831B2 (en) | 2005-04-15 | 2011-11-15 | National Research Council Of Canada | Rotary foam distributor |
JP2011000494A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Techno:Kk | 散水装置 |
JP2021076265A (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-20 | 富士ゼロックス株式会社 | ブース |
JP2022124832A (ja) * | 2021-02-16 | 2022-08-26 | 寳坂 昭博 | 回転式放水ノズル構造による家屋火災の消火方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101658935B1 (ko) | 건축물의 소방용 스프링클러 장치 | |
US6801132B2 (en) | Method and device for the early detection of fire and for fighting fire indoors and outdoors, especially in living areas, of homes and buildings | |
JPH1057517A (ja) | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル | |
JPH09299503A (ja) | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル | |
PL194294B1 (pl) | Instalacja przeciwpożarowa do gaszenia pożaru w obiekcie | |
US4741403A (en) | Automatic fire extinguishing system | |
JP3451159B2 (ja) | スプリンクラー消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル | |
WO2004082770A1 (en) | Sprinkler head for producing alarm | |
JPH09299504A (ja) | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル | |
JP4040952B2 (ja) | スプリンクラー消火設備の消火用散水ノズル | |
JP3672699B2 (ja) | 固定式消火設備の消火用散水ノズル | |
KR102592404B1 (ko) | 선박용 화재예방장치 | |
JP3734252B2 (ja) | スプリンクラー消火設備の消火用散水ノズル | |
CN114042276A (zh) | 用于特高压换流变电站的固定式灭火系统 | |
CN111068220B (zh) | 一种常压细水雾智能灭火装置 | |
JP2006000672A (ja) | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル | |
JP2011184014A (ja) | 海上における船舶の防御装置及び方法 | |
JP2005246102A (ja) | 消火用散水ノズル | |
JP2003144569A (ja) | スプリンクラー消火設備の消火用散水ノズル | |
KR101783684B1 (ko) | 공동주택의 소방 배관 설치구조 | |
JP3661896B2 (ja) | 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル | |
JP3887157B2 (ja) | 消火用散水ノズル | |
JP3878804B2 (ja) | 消火用散水ノズル | |
JP3743685B2 (ja) | 消火用散水ノズル | |
JP3832713B2 (ja) | 消火用散水ノズル |