JPH09215630A - エアー式乾燥機 - Google Patents

エアー式乾燥機

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JPH09215630A
JPH09215630A JP2404396A JP2404396A JPH09215630A JP H09215630 A JPH09215630 A JP H09215630A JP 2404396 A JP2404396 A JP 2404396A JP 2404396 A JP2404396 A JP 2404396A JP H09215630 A JPH09215630 A JP H09215630A
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draining case
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Satoru Oshita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、使用の際に手の出し入れを容易とし
たエアー式乾燥機の提供にある。 【解決手段】ノズルを有する前側水切ケースと後側水切
ケースを対向させて設けた挿入間隙に入れた被乾燥物の
水をエアーによって除去するエアー式乾燥機において、
前側水切ケース50(一方側水切ケース)と後側水切ケ
ース26(他方側水切ケース)のいずれか一方を回動可
能に設け、挿入間隙Gに出し入れする手(被乾燥物)を
検知する発光素子70aと受光素子70b(被乾燥物検
知手段)と、ステッピングモータ40(駆動手段)と、
前記受光素子70bの検知信号によりステッピングモー
タ40を制御する制御手段33とを設け、この制御手段
33によりステッピングモータ40を制御して挿入間隙
Gに手がないとき回動可能な水切ケースを回動させて両
水切ケース26、50を離反させて挿入間隙Gを大きく
し、手の出し入れを容易としたエアー式乾燥機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に手を洗っ
た後タオルなどを使用することなく空気つまりエアーを
吹き付けて手に付着している水を吹き払う等して除去す
るエアー式乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手を洗った後に手に付着した水を
拭き取る場合、タオル等を使用することなく、手に空気
つまりエアーを吹き付けて、手に付着した水を吹き払う
等して除去つまり乾かす一般にエアータオル等とも呼ば
れているエアー式乾燥機が普及している。
【0003】そして、このエアー式乾燥機は図16およ
び図17に示すような構成と成っている。すなわち、図
に示すように、エアー式乾燥機100は本体101の上
方に後側水切ケース110と前側水切ケース120を設
けるとともに両水切ケース110、120の間に上方に
手を挿入する開口102を形成した間隙つまり被乾燥物
である手が挿入される挿脱間隙103が形成されてい
る。
【0004】そして、前記後側水切ケース110と前側
水切ケース120の互いに対向する側の内側壁111お
よび121には空気つまりエアーを噴出するための一列
に配列された複数の噴出口112aを有するノズル11
2および噴出口122aを有するノズル122が設けら
れ、また本体100内には図示しない送風機からなるエ
アー供給装置が設けられ、このエアー供給装置から供給
されるエアーを前記ノズル112および122の噴出口
112a、122aから噴出させる構成となっている。
【0005】そして、手を洗った際に付着している水を
除去つまり手を乾かすときは、水が付着した状態ままの
手を前記挿入間隙103に挿入し、前記エアー供給装置
から供給されエアーを前記ノズル112および122の
噴出口112aおよび122aから噴出させて、上述し
たように手に付着した水を吹き払う等により除去するも
のである。
【0006】ところで、上記した従来のエアー式乾燥機
100は、互いに対向した前記後側水切ケース110と
前側水切ケース120が固定して設けられていることか
ら後側水切ケース110と前側水切ケース120によっ
て形成されている前記開口102の大きさは常に一定で
あり、また、この開口102は挿入間隙103内で水の
除去効率を高める面から余り大きくないことが好まし
く、それ程大きく形成されていないため、この開口10
2から挿入間隙103に手を挿入する場合に手が入れ難
く、また、この開口102の開口縁に手が触れてしまう
ことから衛生上の面からは必ずしも好ましくないもので
ある。
【0007】また、上記したように両水切ケース110
および120は固定して設けられていることから、開口
102は常時開いており、また、前側水切ケース120
は前側つまり使用者側に常時突出しているため、不使用
時には邪魔になるものである。
【0008】また、前記水切ケース110および120
に設けられたノズル112および122は両水切ケース
110および120に固定されて設けられていることか
ら噴出口112aおよび122aの噴出方向は常に一定
方向であり、エアーの噴出される位置は一定の領域に限
られる。したがって、手を乾かすつまり付着した水を除
去する場合は前記挿脱間隙103内で手を出し入れする
方向に往復動させるという煩わしい動作が必要となり使
勝手の面で好ましくないものである。
【0009】また、前記開口102および前記挿入間隙
103に挿入した手を、使用している間中注意深く開口
102の開口縁およびノズル112とノズル122との
略中間位置に位置させてこの状態を保持しなければなら
ないものであり、また、中間位置から一方側に偏った状
態では、ノズルから離れた側へのエアーの噴出力つまり
風速が弱くなり全体として効率よく水の除去がなされな
くなるものである。また、一方側に偏り過ぎると手が開
口102の開口縁に触れて不衛生となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のエ
アー式乾燥機では、第一には、後側水切ケースと前側水
切ケースが固定して設けられており、また、水の除去効
率の面から両水切ケースの先端部に形成された挿入間隙
は大きく形成されていないことから、この挿入間隙に手
を挿入する際に手が入れ難く、また、挿入する際に挿入
間際の開口縁に手が触れてしまうことから衛生面からは
必ずしも好ましくないという問題がある。
【0011】また、第二には、上記したように両水切ケ
ースは固定して設けられていることから、両水切ケース
の上端部に形成された開口は常時開いており、また、前
側水切ケースは前側に突出する構成となっていため、全
体として大きくなり広い設置スペースを必要とするとと
もに不使用時には邪魔なるという問題がある。
【0012】また、第三には、ノズルの噴出口の噴出方
向が一定であることから、水を除去する場合は前記挿入
間隙に手を出し入れする方向に往復動させ無ければなら
ないという煩わしい動作が必要であり、使勝手の面で好
ましくないという問題がある。
【0013】また、第四には、前記両水切ケースよって
形成された挿入間隙に挿入した手を、使用している間中
注意深く開口および両ノズルの略中間位置に位置させる
とともに、この状態を保持しなければならず使勝手の面
で好ましくなく、また、中間位置から一方側に偏った状
態では効率よく水の除去がなされず、また、一方に偏り
過ぎると開口の開口縁に手が触れて不衛生となる。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、上記第
一の問題を解決することを目的としたものであり、本体
の上部に互いに対向させて配設され対向面にそれぞれノ
ズルを有する一方側水切ケースと他方側水切ケースとを
設け、これら両ケース間に挿入間隙を設けるとともに、
前記本体内に設けたエアー供給装置から送られ前記ノズ
ルから噴出されるエアーによって前記挿入間隙に挿入さ
れた被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥機において、少な
くとも前記一方側水切ケースと他方側水切ケースのいず
れか一方を軸支して回動可能に設けるとともに、前記挿
入間隙に出し入れされる被乾燥物を検知する被乾燥物検
知手段と、前記回動可能な水切ケースを回動させる駆動
手段と、前記被乾燥物検知手段からの検知信号に基づい
て前記駆動手段を制御する制御手段とを設け、この制御
手段により前記駆動手段を制御して前記被乾燥物検知手
段が被乾燥物が挿入間隙から除かれていることを検知し
たとき両水切ケースを離反させる方向にり前記回動可能
な水切ケースを回動させて挿入間隙を大きくし、被乾燥
物検知手段が被乾燥物が挿入間隙に挿入されたことを検
知したとき両水切ケースを接近させる方向に前記回動可
能な水切ケースを回動させて挿入間隙を小さくするエア
ー式乾燥機としたものである。
【0015】このようにしたことから、被乾燥物が挿入
間隙に挿入されていない場合は、両水切ケースを離間さ
せて挿入間隙およびその開口を大きくし、挿入間隙に挿
入されたときは接近させて挿入間隙を所定の大きさとす
ることとしたことから、前記開口に被乾燥物である手を
入れる際に手の挿入が容易てあり、また、挿入する際に
開口縁に手が触れることを防止できるという作用を有す
るものである。
【0016】また、請求項2記載の発明は、上記第二の
問題を解決することを目的としたものであり、本体の上
部に互いに対向させて配設され対向面にそれぞれノズル
を有する一方側水切ケースと他方側水切ケースとを設
け、これら両ケース間に挿入間隙を設けるとともに、前
記本体内に設けたエアー供給装置から送られ前記ノズル
から噴出されるエアーによって前記挿入間隙に挿入され
た被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥機において、少なく
とも前記一方側水切ケースと他方側水切ケースのいずれ
か一方を軸支して回動可能に設けるとともに、前記本体
の使用位置に位置した使用者を感知する使用者感知手段
と、前記挿入間隙に出し入れされる被乾燥物を検知する
被乾燥物検知手段と、前記回動可能な水切ケースを回動
させる駆動手段と、前記使用者感知手段と被乾燥物検知
手段からの検知信号に基づいて前記駆動手段を制御する
制御手段とを設け、この制御手段により前記駆動手段を
制御して前記使用者感知手段が前記使用者を感知しない
とき、両水切ケースを接近させる方向に前記回動可能な
水切ケースを回動させて前記挿入間隙を小さくし、前記
使用者感知手段が前記使用者を感知したとき両水切ケー
スを離反する方向に前記回動可能な水切ケースを回動さ
せて前記挿入間隙を大きくし、ついで前記被乾燥物検知
手段が前記挿入間隙に被乾燥物が挿入されたことを検知
したとき両水切ケースを接近させる方向に前記回動可能
な水切ケースを回動させて前記挿入間隙が所定の大きさ
となるまで回動させ、ついで前記挿入間隙から被乾燥物
が除かれたことを検知したとき両水切ケースを接近させ
る方向に前記回動可能な水切ケースを回動させ前記挿入
間隙を前記所定の大きさよりも小さくすることとしたエ
アー乾燥機としたものである。
【0017】このようにしたことから、使用者がいない
ときは前記両水切ケースを接近させて挿入間隙の開口を
小さくし、使用者が使用位置にいるときは前記両水切ケ
ースを離反させて挿入間隙の開口を大きくし、また、被
乾燥物が挿入されたときは両水切ケースを接近させて挿
入間隙を効率的な水の除去できる所定の大きさとし、つ
いで挿入間隙から被乾燥物から除去されると再び前記両
水切ケースを接近させてその開口を前記所定の大きさよ
り小さくすることとしたことから、不使用状態では邪魔
になることがないとともに広い使用スペースを要するこ
となく、使用時には前記挿入間隙の開口に被乾燥物であ
る手を入れる際に手の挿入が容易てあり、また、挿入す
る際に開口縁への手が触れることを防止できる作用を有
するものである。
【0018】また、請求項3記載の発明は、上記第三の
問題を解決することを目的とするものであり、本体の上
部に互いに対向させて配設され対向面にそれぞれノズル
を有する一方側水切ケースと他方側水切ケースとを設
け、これら両ケース間に挿入間隙を設けるとともに、前
記本体内に設けたエアー供給装置から送られ前記ノズル
から噴出されるエアーによって前記挿入間隙に挿入され
た被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥機において、前記一
方側水切ケースと他方側水切ケースのそれぞれを軸支し
て回動可能に設けるとともに、前記挿入間隙に出し入れ
される被乾燥物を検知する被乾燥物検知手段と、前記一
方側水切ケースと他方側水切ケースとを互いに接近また
は離反する方向に回動させる駆動手段と、この駆動手段
を回動制御する制御手段とを設け、この制御手段により
前記駆動手段を制御して前記被乾燥物検知手段が前記挿
入間隙に被乾燥物が挿入されたことを検知したとき前記
両水切ケースを接近または離反する方向に回動させて前
記ノズルの噴出口の向きを変えてエアーの噴出方向を変
えることとしたエアー式乾燥機としたものである。
【0019】このようにしたことから、乾燥空間に被乾
燥物が挿入されたときは、前記両水切ケースを接近・離
反させてエアーの噴出方向を変えるという作用により、
被乾燥物である手を静止したままの状態で付着した水を
除去することができるものである。
【0020】また、請求項4記載の発明は、上記第四の
問題を解決することを目的としたものであり、本体の上
部に互いに対向させて配設され対向面にそれぞれノズル
を有する一方側水切ケースと他方側水切ケースとを設
け、これら両ケース間に挿入間隙を設けるとともに、前
記本体内に設けたエアー供給装置から送られ前記ノズル
から噴出されるエアーによって前記挿入間隙に挿入され
た被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥機において、前記一
方側水切ケースと他方側水切ケースを軸支して回動可能
に設けるとともに、前記一方側水切ケースと他方側水切
ケースとを回動させる駆動手段と、前記一方側水切ケー
スと他方側水切ケースの対向面に設けられ挿入間隙に挿
入された被乾燥物との離間距離を検出する離間距離検出
手段と、この離間距離検出手段の検出信号に基づいて前
記両ノズルと前記被乾燥物との離間距離を所定距離とす
るように前記駆動手段を制御する制御手段とを設け、こ
の制御手段により前記離間距離検出手段の検出結果に基
づいて前記駆動手段を制御して前記挿入間隙に挿入され
た被乾燥物と前記それぞれのノズルとの離間距離を所定
の離間距離に保持することとしたエアー式乾燥機とした
ものである。
【0021】このようにしたことから、被乾燥物と両ノ
ズルとの離間距離を自動的に所定の離間距離に保持する
ことにより、使用している間中注意深く被乾燥物である
手を両ノズルの略中間位置に保持することを要せず、ま
た、被乾燥物と両ノズルの離間距離が所定離間距離に保
持されることから効率のよい水の除去がてき、また、開
口縁に被乾燥物である手が触れることを防止できるとい
う作用を有するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1ないし図6に基づいて説明する。この第一の
実施の形態は請求項1記載の発明の実施の形態である。
【0023】図1および図2において、1はエアー式乾
燥機(以下単に乾燥機という)であり、この乾燥機1は
本体10とこの本体10内に設けられた駆動手段、制御
手段、エアー供給手段、後側水切ケース26、前側水切
ケース50等から構成されている。そして、図1、図2
において20は本体10の本体ケースであり、この本体
ケース20の内部の下方部には図2に示すように仕切壁
21に区画されて形成されるとともに前側を開口した収
納室22が形成され、この収納室21には水を溜める貯
水ケース2が挿脱自在に収納されている。また、前記仕
切壁21の上部には断面L字状の取付枠23が設けられ
ており、この取付枠23と前記仕切壁21とによってマ
イクロプロセッサー等からなる制御手段33およびその
他の回路部品32が取り付けられた回路基板31を収納
する回路基板収納室30が形成されている。また、前記
取付枠23の上部にはステッピングモータ40が取り付
けられている。このステッピングモータ40の回転軸4
0aには小径な歯車41が取り付けられており、この歯
車41には減速歯車42、43、44が噛合して配設さ
れている。そして前記最終段の減速歯車44は後述する
前側水切ケース50に一体的に取り付けられた一方の回
転軸51aに取り付けられている。そして、前記歯車4
1ないし44は減速機構を構成するものであり、この減
速機構と前記ステッピングモータ40とで駆動手段を構
成しているものである。
【0024】そして、前記ステッピングモータ40は前
記制御手段33によって制御されて駆動つまり回転また
は停止するようになっている。
【0025】また、前記本体ケース20にはエアー供給
手段としての電動送風機46が設けられており、この電
動送風機46も前記制御手段33によって制御されて動
作するようになっている。
【0026】そして、前記本体ケース20の上方部前面
部は他方側水切ケースとしての後側水切ケース26を構
成しており、前記上方部前面部は凹状に形成されこの凹
状の底壁は図に示すように斜め下方に向って傾斜して形
成された対向面としての傾斜壁24となっている。そし
て前記この傾斜壁24の傾斜角度は後述する前側水切ケ
ース50に形成された対向面としての底壁52と使用状
態においては略平行となる角度に形成されている。ま
た、前記後側水切ケース26の対向面つまり傾斜壁24
には直線状に配列された前記噴出口60aが形成された
ノズル60が、複数の噴出口60aが水平方向に並ぶ状
態にして取り付けられている。そして、前記ノズル60
はエアーホース61を介して前記電動送風機46の送風
口46aに接続され、前記電動送風機46からエアーが
供給されるとこのエアーは前記各噴出口60aから噴出
されるようになっている。
【0027】そして、前記本体ケース20の下方部には
本体ケース20の両側壁25a、25bおよび前壁25
cに囲まれるとともに上方を開口した空間部が設けられ
ており、この空間部には一方側水切ケースとしての前側
水切ケース50が両側に設けた回動軸51a、51b
(図では一方の回動軸51aのみを図示)を前記本体ケ
ース20の側壁25a、25bに設けた図示しない軸受
は回動可能に軸支されて取り付けられている。そして、
図2に示すように前記回動軸51aには前記減速歯車4
4が固定して取り付けられており、この回転軸51aは
減速歯車44とともに時計方向または半時計方向に回転
し、したがって前側水切ケース50は回転軸51aの回
転に伴って回転するようになっている。
【0028】そして、前記前側水切ケース50は図に示
すように側方からの投影が略逆L字形状に形成され、そ
の側方に突出した略先端部に前記回転軸51a、51b
が突設され、この回転軸51a、51bは前述のように
本体ケース20の側壁25a、25bに設けた軸受に軸
支されている。また、この前側水切ケース50の内側つ
まり前記傾斜壁24と対向する側は、図3に示すように
凹状となっており、この凹状の底壁52は前述したよう
に前記後側水切ケース26の傾斜壁24と対向する対向
面となっている。そして、この底壁52には図3に示す
ように、前記ノズル60と同様に、直線状に配列された
複数の噴出口65aが形成されたノズル65が、噴出口
65aが水平方向に並ぶ状態にして取り付けられてい
る。そして、前記ノズル65はエアーホース66を介し
て前記電動送風機46の送風口46bに接続され、前記
電動送風機46からエアーが供給されるとこのエアーは
前記各噴出口65aから噴出されるようになっている。
【0029】なお、使用状態においては前記後側水切ケ
ース26に設けたノズル60および前側水切ケース50
に設けたノズル65から噴出されるエアーは、図6に示
すように前記回転軸51a、51bの軸心と前記対向す
るノズル60と65の中間点を結ぶ平面上で衝突するよ
うになっている。このことによって手に付着した水の除
去が効果的になされるものである。何故なら後述する挿
入間隙Gに手を挿入する場合は略前記平面上に位置させ
ることになるため、前記両ノズルから噴出されるエアー
が手の両面に略同等の強さで吹きつけられることになる
ことから両面に付着した水が略同時に除去されるからで
ある。
【0030】そして、互いに対向して配設された前記後
側水切ケース26の前記前側水切ケース50との対向面
つまり後側水切ケース26の傾斜壁24と前側水切ケー
ス50の底壁52との間には被乾燥物としての手が出し
入れされる空間つまり挿入間隙Gが設けられ、また、後
側水切ケース26および前記前側水切ケース50の先端
部側は前記挿入間隙Gに手を出し入れするための開口H
となっている。
【0031】そして、手を洗った後水か付着しままの状
態の手を前記開口Hがから前記挿入間隙Gに挿入し、前
記ノズル60および65から噴出するエアーによって付
着している水を吹き払う等の作用により除去し、タオル
等を使用することなく付着している水を除去、つまり乾
かすものである。
【0032】また、前記後側水切ケース26の傾斜壁2
4の前記開口Hの近傍にはフォトトランジスターからな
る発光素子70aが設けられ、また、前側水切ケース5
0の底壁52には前記開口Hの近傍に位置して前記発光
素子70aから発光される光を受光するフォトトランジ
スターからなる受光素子70bが設けられている。そし
て、前記発光素子70aと受光素子70bとは前記開口
Hを通して挿入間隙Gに手が挿入されたこと、つまりこ
の挿入間隙Gに手が挿入されているか否かを検知する検
知手段を構成するものである。この検知の仕方は前記開
口Hに手が挿入されると発光素子70aからの光が手に
よって遮られ受光素子70bは受光しなくなり、この時
の受光素子からの信号は手が挿入間隙Gに挿入されてい
る信号として図示しない信号線を介して前記制御手段3
3に送られ、また、手が挿入されていないときは発光素
子70aからの光は受光素子70bによって受光され、
この時の受光素子70bからの信号は手が挿入間隙Gに
挿入されていない信号として図示しない信号線を介して
制御手段33に送られる。
【0033】なお、本体ケース20の上面には表示パネ
ルSが設けられ、この表示パネルSには乾燥機の各動作
状態を表示する複数のLEDからなる表示灯35aない
し35fが設けられている。
【0034】また、前記挿入間隙G内で手に付着した水
がエアーによって除去されると、この除去された水は図
示しない集水手段によって前記貯水ケース2に集められ
てこの貯水ケース2に溜められる。また、前記後側水切
ケース26の傾斜壁24のノズル60の下方部は紫外線
ランプからなる殺菌灯Lが設けらている。
【0035】つぎに上記のように構成した乾燥機1の動
作および制御を、図4に示す制御ブロック図に基づいて
説明する。まず、前記挿入間隙Gに開口Hを通して手が
挿入されていない場合は、前記受光素子70bは発光素
子70aから発光される光を受光しており、この受光し
ていることに基づく信号つまり手が挿入間隙Gに挿入さ
れていないとした信号が前記制御手段33に送られる。
この信号に基づいて制御手段33は前記前側水切ケース
50を後側水切ケース26から離反する方向に回動させ
るように前記ステッピングモータ40を駆動制御し、前
記両水切ケース26と50の離間距離つまり前記挿入間
隙Gが所定の大きさつまり所定の大きさに開いたとき駆
動を停止するように制御する。したがって、挿入間隙G
に手が挿入されていない状態つまり乾燥機1の不使用状
態においては、前記前側水切ケース50は後側水切ケー
ス26から大きく離反した状態となっており、前記開口
H、挿入間隙Gは大きくなっている(図5(A)に示す
状態)。したがって、使用開始する場合には開口Hおよ
び挿入間隙Gが大きく開いているため、手の挿入が容易
であるとともに手が開口Hの開口縁に触れることがなく
不衛生となることがないものである。また、制御手段3
3は前記電動送風機46を停止状態に制御することか
ら、前記ノズル60および65からエアーは噴出されな
い。
【0036】つぎに、開口Hを通して挿入間隙Gに手が
挿入されると、受光素子70bは発光素子70aから発
光する光を受光しなくなり、このときの受光素子70b
からの信号は挿入間隙Gに手が挿入されたことを示す信
号として制御手段33に送られる。制御手段33はこの
信号に基づいて前記前側水切ケース50を後側水切ケー
ス26に接近させて挿入間隙Gを小さくする方向に回動
させるべくステッピングモータ40を駆動制御し、そし
て、挿入間隙Gが小さくなり所定の大きさになったとき
(図5(B)に示す状態)停止するように制御する。前
記挿入間隙Gが所定の大きさになった時とは、前記ノズ
ル60および65から噴出されるエアーによって手に付
着した水を最も効率よく除去することができる大きさで
ある。そして、手に付着した水を最も効率よく除去でき
る間隙は乾燥機の個々の大きさあるいは形状等により異
なるものであり実験等によって決定されるものである。
【0037】また、制御手段33は前記電動送風機46
を駆動制御することから前記ノズル60および65から
エアーが噴出され、このエアーによって上述したように
手に付着した水は除去され、この除去された水は貯水ケ
ース2に溜められる。そして、使用者は手の水が除去さ
れると手を挿入間隙Gから除くつまり外に出すものであ
るが、挿入間隙Gから手が除かれると前記受光素子70
bは再び発光素子70aからの光を受光し、手が挿入間
隙Gにないことの信号を制御手段33に送る。この信号
に基づいて制御手段33は再び前記前記ステッピングモ
ータ40を駆動制御し、前側水切ケース50が後側水切
ケース26から離反する方向に回動させ、前記所定の離
反距離となったときつまり前記挿入間隙Gが所定の大き
さになったとき駆動を停止するように制御する。そし
て、つぎの使用に備えて挿入間隙Gに手が挿入され入れ
やすい状態に保持するものである。また、制御手段33
は電動送風機46を停止させるように制御しノズル60
および65からのエアーの噴出は停止する。
【0038】このように、不使用状態では被乾燥物であ
る手の挿入がし易いように前記挿入間隙Gを大きくした
状態とし、挿入間隙Gに手が挿入されるたことが検知さ
れると前記挿入間隙Gを小さくして所定の大きさとする
ものであることから、使用に当たっては手の挿入がし易
く、また、開口Hの開口縁に手が触れることがなく衛生
的であり、また、手が挿入された際は挿入間隙Gが小さ
くつまり所定の大きさにされることから手に付着した水
を効率よく除去できるものである。
【0039】なお、上記実施の形態では前側水切ケース
50のみを回動させて水切ケースの挿入間隙Gの大きさ
を変化させるようにしたが、これは後側水切ケース26
を本体ケース20とは別にして前側水切ケース50と同
様に回動可能に設けて、この前側水切ケース50と後側
水切ケース26を連動させてステッピングモータ40に
よって回動駆動するよにしもよいものである。
【0040】また、上記実施の形態では発光素子70a
と受光素子70bとで検知手段を構成したがこれはこれ
に限定されるものではなく、手が挿入されたことを検知
できるものであればどの様なセンサー素子で構成しても
よいものである。
【0041】つぎに、この発明の第二の実施の形態を図
7ないし図9に基づいて説明する。この第二の実施の形
態は請求項2記載の発明の実施の形態である。
【0042】なお、この第二の実施の形態の上記第一の
実施の形態と相違する構成は、第一の実施の形態の乾燥
機に使用者感知手段、計時手段を設けたことおよび動作
せさる制御の点であり、その他の構成は第一の実施の形
態と同様な構成であり、同一構成部分には同一符号を付
すこととしその説明は省略する。
【0043】図7に示すように本体ケース20の上部の
前面27には例えば赤外線センサー等からなる使用者感
知手段72が設けられている。この使用者感知手段72
は乾燥機1の前つまり使用位置に使用者が立つと、この
使用者を感知して、この感知信号を図示しない信号線を
介して前記制御手段33に送るものである。また、前記
回路基板31には回路部品の一つとして図示しないタイ
マーからなる計時手段が設けられている。そして、制御
手段33は前記使用者感知手段72からの感知信号を受
けるとこの感知信号に基づいて前記ステッピングモータ
40、電動送風機46を制御し、また、前記検知手段の
受光阻止70bから送られる挿入間隙Gに手が挿入され
たことの信号に基づいて前記計時手段の計時を開始させ
るようになっている。
【0044】つぎに、第二の実施の形態のエアー式乾燥
機1の動作および制御について、図8に示すブロック図
に基づいて説明する。
【0045】まず、乾燥機1が不使用状態にあるとき
は、前記制御手段33はステッピングモータ40を駆動
制御し、前記前側水切ケース50を後側水切ケース26
に接近せさる方向に回動させ前側水切ケース50の先端
部が後側水切ケース26に略接触する状態まで接近した
時駆動を停止させる。この状態では前側水切ケース50
は略垂直状態(図9(A)に示す状態)に保持されてい
ることから本体ケース20の先方に突出することなく設
置スペースを小することができ、また、邪魔になること
がなものである。
【0046】つぎに、使用者が前記乾燥機1の前つまり
使用位置に立つと、前記使用者感知手段72が使用者を
感知し、感知信号を制御手段33に送る。制御手段33
はこの感知信号に基づいてステッピングモータ40を駆
動制御し、前記前側水切ケース50を後側水切ケース2
6から離反する方向に回動させ、前記開口Hおよび挿入
間隙Gを大きくし、あらかじめ定められた大きさつまり
図9(B)に示すように最大の大きさに開いた時に前記
ステッピングモータ40を停止させる。このように開口
Hおよび挿入間隙Gが大きく開くいていることから、使
用者は手の挿入がし易く、また、挿入時に手が開口Hの
開口縁に触れることを防止できるものである。
【0047】つぎに、使用者が手を開口Hを通して挿入
間隙Gに挿入すると、前記受光素子70bは発光素子7
0aから発光する光を受光しなくなり、このとき受光素
子70bからの信号は挿入間隙Gに手が挿入されたこと
を示す信号として制御手段33に送られる。制御手段3
3はこの信号に基づいて前記前側水切ケース50を後側
水切ケース26に接近させて挿入間隙を小さくする方向
に回動させるべくステッピングモータ40を駆動制御
し、そして、図9(C)に示すように挿入間隙Gが小さ
くなり所定の大きさ、つまり使用状態における大きさに
なったとき停止するように制御する。前記使用状態にお
ける挿入間隙Gの所定の大きさは上記第一の実施の形態
の場合と同様前記ノズル60および65から噴出される
エアーによって手に付着した水を最も効率よく除去でき
る大きさであり、これは乾燥機の個々の大きさ形状等に
より実験等によって決定されるものである。
【0048】また、制御手段33は受光素子70bから
の挿入間隙Gに手が挿入されたことの信号に基づいて前
記電動送風機46を駆動制御することから前記ノズル6
0および65からエアーが噴出され、このエアーによっ
て上述したように手に付着した水は除去されるものであ
る。
【0049】また、電動送風機46の駆動と同時に、つ
まり前記受光素子70bからの挿入間隙Gに手が挿入さ
れたことの信号に基づいて、前記制御手段33は前記計
時手段を制御して計時を開始させ、この計時手段が所定
時間つまり手に付着した水が除去されるに十分な時間を
計時すると、前記制御手段33はステッピングモータ4
0を駆動して前側水切ケース50を後側水切ケース26
から離反する方向に回動させて、開口Hおよび挿入間隙
Gを再び最大の大きさになるまでに回動させる(図9
(D)に示す状態)。また、前記計時手段が所定時間を
計時した時制御手段33の制御により電動送風機46は
停止し、ノズル60および65からのエアーの噴出は停
止する。
【0050】そして、その後使用者は手を挿入間隙Gか
ら除くと前記受光素子70bは再び発光素子70からの
光を受光し、手が挿入間隙Gに内にないことの信号を制
御手段33に送る。この信号をに基づいて制御手段33
は再び前記ステッピングモータ40を駆動制御し、前側
水切ケース50が後側水切ケース26に接近する方向に
回動させ、前記前側水切ケース50の先端部が後側水切
ケース26に略接触する状態つまり最初の不使用状態位
置に復帰するまでつまり図9(A)に示す状態まで回動
させ後ステッピングモータ40を停止させるように制御
する。この状態つまり不使用状態では上述したように前
側水切ケース50の先端部が後側水切ケース26に略接
触する状態となっていることから前側水切ケース50が
本体ケース20の前方に突出することがなく不使用時の
設置スペースを小さくできるとともに邪魔になることが
なく、また、内部に塵埃等が入ることを防止できるもの
である。
【0051】また、使用者感知手段72によって使用者
が感知されると、開口Hおよび挿入間隙Gが大きくなる
ことから手の挿入が容易にでき、また、開口Hの開口縁
に手が触れることを防止できる。
【0052】なお、この実施の形態においては、前記使
用状態(図9(C)に示す状態)から手を除くために挿
入間隙Gを大きくするようにしたが、これは使用状態に
おける挿入間隙Gがある程度大きい場合は必ずしも必要
ではなく省略することができ、この場合は前記計時手段
は省略できるものである。
【0053】上記のように、不使用時には前記前側水切
ケース50の先端部を後側水切ケース26に略接触する
程度まで接近させた状態とし、また、使用者が本体ケー
ス20つまり乾燥機1の使用位置に立つと、前記前側水
切ケース50を後側水切ケース26から離反させて水切
ケースの開口Hおよび挿入間隙Gを最も大きくし、ま
た、手を挿入間隙Gに挿入すると前記前側水切ケース5
0を後側水切ケース26に接近させる方向に回動させ、
挿入間隙Gを所定の大きさに維持し電動送風機46を駆
動してノズル60および65からエアーを噴出させ、つ
いで挿入間隙Gから手が除かれると前側水切ケース50
をその先端部が後側水切ケース26略接触する程度まで
回動してこの状態が維持されるよう制御されるものであ
る。したがって、不使用時には前側水切ケース50が本
体ケース20から突出することなく設置スペースを小さ
くできるとともに邪魔になることがなく、また、挿入間
隙G内への塵埃の侵入が防止でき、また、手を挿入する
場合は開口Hおよび挿入間隙Gが大きく開いていること
から、手を入れやすく開口Hの縁部に手が触れることを
防止でき衛生的であり、また、挿入間隙Gに手が入れら
れると挿入間隙Gは効率よく手に付着した水を除去でき
る大きさとされることから手に付着した水を効率よく除
去できるものである。
【0054】なお、この実施の形態では前側水切ケース
50のみを回動可能としたが、後側水切ケース26を本
体ケース20と別として本体ケース20に回動可能に設
ける構成とし両水切ケース50、26を連動して回動さ
せるようにしてもよいものである。
【0055】つぎに、この発明の第三の実施の形態を図
10および図12に基づいて説明する。なお、この実施
の形態の上記第一の実施の形態と相違する点は、後側水
切ケースを本体ケースに回動可能に設け、駆動手段であ
るステッピングモータによって前側水切ケースと連動し
て接近・離反せさる構成としたことおよび動作とその制
御が相違するのみその他の構成は、第一の実施の形態と
同一であることから、第一の実施の形態と同一構成部分
については同一符号を付しその説明は省略する。
【0056】図10に示すように本体ケース20の上部
前面側には前側を開口した収納空間が設けられ、この収
納空間に他方側としての後側水切ケース226がその両
側に設けた回動軸227aおよび227b(図において
は227aのみを図示)を本体ケース20の両側壁25
a、25bに軸支して取り付けられている。そして、前
記回転軸227aには前側水切ケース50の回転軸51
aに取り付けられている歯車44と噛合するとともに歯
車44と同一形状の歯車44aが取り付けられている。
このことによって、歯車44が時計方向に回転すると歯
車44aは半時計方向に回転し、また、歯車44が半時
計方向に回転すると歯車44aは時計方向に回転するこ
とから、前記前側水切ケース50と後側水切ケース22
6とは互いに連動するとともに同一速度で接近または離
反する方向に回動するものである。
【0057】そして、この前側水切ケース50と後側水
切ケース226とが互いに接近または離反するように動
作することにより、両水切ケース50および226に取
り付けられたノズル65およびノズル60つまり噴出口
65aおよび噴出口60aのエアーの噴出する方向が変
化することになる。
【0058】つぎに、この実施の形態の乾燥機1の動作
について図12の制御ブロック図に基づいて説明する。
【0059】まず、前記挿入間隙Gに開口Hを通して手
が挿入されていない場合は、上記第一の実施の形態の場
合と同様、前記受光素子70bから挿入間隙Gに手が挿
入されていないとした信号を前記制御手段33に送る。
この信号に基づいて制御手段33は前記前側水切ケース
50と後側水切ケース226から互いに離反する方向に
回動させるように前記ステッピングモータ40を駆動制
御し、前記挿入間隙Gが所定の大きさに開いたとき駆動
を停止するように制御する。このことによって挿入間隙
Gに手が挿入されていない状態つまり乾燥機1の不使用
状態においては、前記水切ケースつまり後側水切ケース
226と前側水切ケース50とは大きく離反し開口H、
挿入間隙Gは大きくなっており、使用開始時に手の挿入
が容易であるとともに手が開口Hの開口縁に触れること
がない。また、制御手段33は前記電動送風機を停止状
態に制御することから、前記ノズル60および65から
エアーは噴出されない。
【0060】つぎに、開口Hを通して挿入間隙Gに手が
挿入されると、受光素子70bから挿入間隙Gに手が挿
入されたことを示す信号を制御手段33に送る。制御手
段33はこの信号に基づいて前記ステッピングモータ4
0を時計方向回転および半時計方向回転を反復継続する
よに駆動するように制御するとともに電動送風機46を
駆動させるように制御する。そして、前記ステッピング
モータ40の反復継続する時計方向回転および半時計方
向回転によって前記前側水切ケース50と後側水切ケー
ス226とは互いに接近・離反するように動作し、この
接近・離反する動作に伴って両水切ケース50および2
26に取り付けられているノズル65およびノズル60
から噴出するエアーの噴出方向は手の掌部から指先の範
囲に亘って順次変化しこの変化は反復継続される。この
変化に伴って手に吹き付けられるエアーは手の掌部から
指先の範囲に亘って変化する。このことによって、挿入
間隙Gに挿入された手を静止状態としておいても前記ノ
ズル65およびノズル60か噴出するエアーは手の掌部
から指先の範囲に亘って順次変化しつつ吹き付けられ、
手に付着した水は除去される。なお、前記ステッピング
モータ40を時計方向回転および半時計方向回転の反復
継続させる時間は、計時手段を用いこの計時手段を制御
手段33により制御し前記受光素子70bから挿入間隙
Gに手が入れられたことをの信号に基づいて計時を開始
させ所定の時間を計時したときに終了させるようにすれ
ばよい。
【0061】そして、付着した水の除去された後挿入間
隙Gから手が除かれると前記受光素子70bは発光素子
70aからの光を受光し、手が挿入間隙Gにないことの
信号を制御手段33に送る。この信号をに基づいて制御
手段33は前記前記ステッピングモータ40を駆動制御
し、前側水切ケース50と後側水切ケース226とを互
いに離反する方向に回動させ、前記開口Hおよび挿入間
隙Gを大きく開いた状態つまり不使用と同様に大きく開
いた状態となったとき駆動を停止するように制御し、つ
ぎの使用時に手が挿入し易い状態とする。また、制御手
段33は電動送風機46を停止させるように制御しノズ
ル60および65からのエアーの噴出をは停止する。
【0062】なお、挿入間隙Gから手が除かれた後では
なく、前記両水切ケース50および226の反復継続動
作が終了した際に、つまり前記計時手段の反復継続させ
る時間を計時したことに基づいてステッピングモータ4
0を制御して、前記両水切ケース50および226を互
いに離反させて前記開口Hおよび挿入間隙Gを大きくす
るようにしてもよく、このようにした場合は挿入間隙G
から手を出し易く、また、開口Hの開口縁に手が触れる
ことを防止できる利点がある。
【0063】このように、不使用時つまり挿入過間隙G
に手が挿入されていない状態では両水切ケース50およ
び226を互いに離反させて、開口Hおよび挿入間隙G
を大きくしたおき、挿入間隙Gに手が挿入された際に両
水切ケース50および226を接近・離反させる動作を
反復継続させることとしたことから、挿入間隙Gへの手
の挿入がし易く、また、挿入の際には開口Hの開口縁に
手が触れることがなく衛生的であり、さらにまた、挿入
間隙Gに挿入した手を静止状態としておいてもノズル6
5および60から吹き付けられるエアーの方向が変化す
ることにより付着した手の水は確実に除去されることか
ら、従来のもののように挿入間隙G内で手を動かすとい
う煩わしい動作が必要ないものである。
【0064】なお、この実施の形態には使用者感知手段
72を用いていないが、これは使用者感知手段72を用
いて、第二の実施の形態と同様に不使用時には開口Hを
閉じるようにし、使用者が検知されたときに両水切ケー
ス50および226を開口Hおよび挿入間隙Gを大きく
開くように動作させるようにしてもよいものであり、こ
のようにした場合は、第二の実施の形態と同様に不使用
時の設置スペースを小さくできるとともに邪魔になるこ
とがなく、また、不使用時に開口Hからの塵埃の侵入を
防止できるものである。
【0065】つぎに、この発明の第四の実施の形態を図
13ないし図15に基づいて説明する。この実施の形態
においても上記第一の実施の形態と同一構成部分につい
ては同一符号を付しその説明は省略する。
【0066】図13に示すように本体ケース20の上部
前面側には前側を開口した収納空間が設けられ、この収
納空間に他方側水切ケースとしての後側水切ケース32
6がその両側に設けた回転軸327aおよび327b
(図においては327aのみを図示)を本体ケース20
の両側壁25a、25bに設けた図示しない軸受に軸支
して取り付けられている。そして、この回転軸327a
には歯車344が取り付けられている。また、前記取付
枠23の上部には前記ステッピングモータ40とは別の
ステッピングモータ340が取り付けられており、この
ステッピングモータ340の回転軸340aには小径な
歯車341が取り付けられており、この歯車341には
減速歯車342、343、344が順次噛合して配設さ
れ、前記歯車344は前記回転軸327aに取り付けら
れている。そして、前記歯車341ないし344は減速
機構を構成し、この減速機構と前記ステッピングモータ
340とで駆動機構を構成している。そして、このステ
ッピングモータ340は制御手段33によって制御され
駆動されるようになっている。
【0067】したがって、後側水切ケース326は制御
手段33によって制御されるステッピングモータ340
によって回動動作がされ、また、前側水切ケース50は
前記ステッピングモータ40によって回動動作がされる
ようになっているものである。
【0068】また、前記後側水切ケース326に取り付
けられたノズル60の筐体の前面壁60bには離間距離
検出手段としての超音波センサー75aが取り付けられ
ており、また、前記前側水切ケース50に設けたノズル
65の筐体の前面壁65bにも同様に離間距離検出手段
としての超音波センサー75bが取り付けられている。
これら超音波センサ75aおよび75bからの電気信号
に基づいて前記制御手段33は、前記ノズル60の噴出
口60aおよびノズル65の噴出口65aと挿入間隙G
に挿入された手との距離つまりノズル60および65と
手との離間距離を算出し、この算出された離間距離があ
らかじめ定められた所定の離間距離であるか否かを比較
し、所定の離間距離でないときは所定の離間距離に調節
するものである。つまり挿入間隙G内に後側水切ケース
326または前側水切ケース50のいずれか一方側に偏
って挿入され、あるいは挿入間隙G内に挿入された状態
でいずれか一方側に動かされて偏り、両ノズル60、6
5との離間距離が前記あらかじめ設定された離間距離と
相違することになったとき、前記後側水切ケース326
および前側水切ケース50を回動させて、両ノズル60
および65と手の離間距離を所定の離間距離に保持させ
るものである。
【0069】つまり前記超音波センサー75aは超音波
を発信するとともにこの超音波が前記挿入間隙Gに挿入
された手の掌に当たって反射する反射を受信し、この発
信されて受信されるまでの時間を計測して、この計測し
た時間を電気信号に変換し、制御手段33に送る。制御
手段33は、前記電気信号に基づき離間距離を算出し、
この算出値つまり離間距離をあらかじめメモリー手段に
設定した設定値つまり所定の離間距離と比較し、この設
定値と異なる場合つまり計測された前記離間距離が所定
の離間距離の範囲内にない場合は、前記ステッピングモ
ータ40および340を駆動して、後側水切ケース32
6および前側水切ケース50を回動させ前記離間距離を
所定の離間距離に調節するものである。
【0070】つぎに、この実施の形態の乾燥機の動作に
ついて図15の制御ブロック図に基づいて説明する。
【0071】まず、使用者は手を洗った後この手を開口
Hを介して挿入間隙Gに挿入すると、前記受光素子70
bから手が挿入されたことの信号が制御手段33に送ら
れ、この信号に基づいて制御手段33は電動送風機46
を駆動する。そして、電動送風機46からのエアーはノ
ズル60、65から噴出されて手に付着している水を除
去する。そして、前記挿入間隙Gにてを挿入する際に、
後側水切ケース326または前側水切ケース50のいず
れか一方側に所定範囲以上に偏って挿入された場合、あ
るいは挿入された後に挿入間隙G内でいずれか一方側に
所定範囲以上偏った場合は、手と両ノズル60および6
5との離間距離はいずれか一方のノズルとの離間距離は
所定の離間距離より大きくまた、他方のノズルとの離間
距離は所定の離間距離より小さくなっている。そして、
前記超音波センサー75aおよび75bによって発信さ
れ手の掌に当たって反射した超音波を受信するまでの時
間が計測され制御手段33に送られ、この計測された値
に基づいて制御手段33は上述したようにノズル60お
よび65と手との離間距離を算出し、この算出値をメモ
リー手段に設定した設定値と比較する。この場合手が一
方側に所定範囲を超えて偏っていることから、この設定
値内にはないことから、制御手段33は前記ステッピン
グモータ40および340を駆動して、後側水切ケース
326および前側水切ケース50を回動させノズル60
および65と手との離間距離が所定の離間距離の範囲内
となるように回動する。そして、この回動中においても
手とノズル60および65との離間距離は超音波センサ
ー75a、75bによって計測されており、後側水切ケ
ース326および前側水切ケース50の回動に伴って、
ノズル60および65と手との離間距離が所定の離間距
離の範囲内となったとき、制御手段33は前記ステッピ
ングモータ40および340を停止させる。また、使用
中に手が動いて所定範囲を超えた場合は上述したように
超音波センサー75a、75bは上述の動作をし、制御
手段33によって所定の離間距離に調節されものであ
る。したがって、両ノズル60および65と手との離間
距離は所定の離間距離に保持されるものである。
【0072】このように、超音波センサー75a、75
bからの電気信号に基づいて制御手段33の制御によ
り、両ノズル60および65と手との離間距離は所定の
離間距離に保持されることから、使用している間中注意
深く開口の開口縁および両ノズル略中間位置に保持する
ことを要せず、また、被乾燥物である手と両ノズルの離
間距離が所定離間距離つまり中間位置から一方側に偏る
ことがなく効率のよい乾燥つまり水の除去ができるもの
である。また、両ノズル60および65と手との離間距
離を所定の離間距離に保持されることは両水切ケース3
26および50が手と所定間隙を介していることにな
り、開口Hの開口縁に手が触れることを防止できるもの
である。
【0073】なお、上記の実施の形態においては、使用
者関知手段を設けていないが、これは上記第二の実施の
形態のように使用者関知手段を設けて第二の実施の形態
のように動作させてもよいものである。
【0074】なお、上記実施の形態では後側水切ケース
326と前側水切ケース50とを二つのステッピングモ
ータ40と340を用いて別々に回動させるようにした
が、これは挿入間隙Gを比較的大きく形成した場合は、
この挿入間隙Gをこの間隙を維持した状態として後側水
切ケース326と前側水切ケース50と同一方向に移動
させるようにしてもよい。何故ならば、挿入された手が
一方側に偏るということは他方からは離れることになる
ものであるから、手の位置がその位置にあるとすれば偏
っている側に後側水切ケース326と前側水切ケース5
0を回動させることにより、手の位置を挿入間隙Gの中
間位置に位置させることができるからである。この場
合、後側水切ケース326と前側水切ケース50とを同
一方向に同期させて回動させる手段としては、例えば後
側水切ケース326の回動軸327aに設けた歯車34
4と前側水切ケース50の回動軸51aに設けた歯車4
4を減速機構の最終段の歯車噛合させるようにする構成
とすればよい。このようにした場合、超音波センサーは
一個とすることができる。
【0075】なお、上記各実施の形態においては減速機
構を複数の歯車によって構成したがこれはプーリーとベ
ルトによって構成してもよいものである。
【0076】また、上記実施の形態では乾燥物として手
の場合を示したがそれは前記挿入間隙Gに挿入できる物
であれば他の乾燥物であっても、この乾燥物の乾燥に使
用できるものである。
【0077】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、被乾燥物が挿入間隙に挿入されていない場合は、
両水切ケースを離間させて挿入間隙を大きくしておき、
挿入間隙に挿入されたときは接近させて挿入間隙を所定
間隙とすることにより、前記開口に手を入れる際に手の
挿入が容易であり、また、挿入する際に開口縁に手が触
れることを防止できるという効果を奏することができる
ものである。
【0078】また、上記のように構成した請求項2記載
の発明は、使用者がいないときは、前記両水切ケースを
接近させて挿入間隙を小さくし、使用者が使用位置にい
るときは前記両水切ケースを離反させて挿入間隙を大き
くし、挿入されたときは両水切ケース接近せさせて挿入
間隙を所定の大きさとし、ついで挿入間隙から被乾燥物
から除かれると再び前記両水切ケースを接近させてその
開口を小さくする構成としたことから、不使用状態では
広い使用スペースを要することがないとともに邪魔にな
ることがなく、また、使用時には前記挿入間隙に手を入
れる際に手の挿入が容易てあり、また、挿入する際に開
口縁に手が触れることを防止できるという効果を奏する
ことができるものである。
【0079】また、上記のように構成した請求項3記載
の発明は、挿入間隙に被乾燥物が挿入されたときは、前
記両エアーケースを接近・離反させてエアーの噴出方向
を変えることにより、被乾燥物を静止したまま水を除去
して乾燥するという効果を奏することができるものであ
る。
【0080】また、上記のように構成した請求項4記載
の発明は、被乾燥物と両ノズルとの離間距離を所定の離
間距離に保持することにより、使用している間中注意深
く開口の開口縁および両ノズルの略中間位置に保持する
ことを要せず、また、被乾燥物と両ノズルの離間距離が
所定離間距離つまり中間位置から一方側に偏ることがな
く効率よく水を除去して乾燥ができ、また、手が挿入間
隙の開口縁に触れることを防止できるという効果を奏す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一の実施の形態のエアー式乾燥機
の斜視図。
【図2】上記エアー式乾燥機の側面図。
【図3】上記エアー式乾燥機の一方側水切ケースの部分
斜視図。
【図4】上記エアー式乾燥機の制御ブロック図。
【図5】上記エアー式乾燥機の動作を示す図であり、
(A)は両水切ケースが離反した状態を示す図であり、
(B)は接近した状態を示す図である。
【図6】上記エアー式乾燥機のエアーの噴出状態を示す
図。
【図7】この発明の第二の実施の形態のエアー式乾燥機
の斜視図。
【図8】上記エアー式乾燥機の制御ブロック図。
【図9】上記エアー式乾燥機の動作を示す図であり、
(A)は両水切ケースの不使用状態であり、(B)は両
水切ケースが大きく開いた状態であり、(C)は所定の
大きさとした状態であり、(D)は再び大きく開いた状
態を示す図である。
【図10】この発明の第三の実施の形態のエアー式乾燥
機の斜視図。
【図11】上記エアー式乾燥機の側面図。
【図12】上記エアー式乾燥機の制御ブロック図。
【図13】この発明の第四の実施の形態のエアー式乾燥
機の斜視図。
【図14】上記エアー式乾燥機の側面図。
【図15】上記エアー式乾燥機の制御ブロック図。
【図16】従来のエアー式乾燥機の斜視図。
【図17】従来のエアー式乾燥機の側面図。
【符号の説明】
1 エアー式乾燥機 10 エアー式乾燥機の本体 20 本体ケース 26 後側水切ケース(他方側水切ケース) 33 制御手段 40 ステッピングモータ(駆動手段の一部) 46 電動送風機(エアー供給手段) 50 前側水切ケース(一方側水切ケース) 70a 発光素子(被乾燥物検出手段の一部) 70b 受光素子(被乾燥物検出手段の一部) G 挿入間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の上部に互いに対向させて配設され対
    向面にそれぞれノズルを有する一方側水切ケースと他方
    側水切ケースとを設け、これら両ケース間に挿入間隙を
    設けるとともに、前記本体内に設けたエアー供給装置か
    ら送られ前記ノズルから噴出されるエアーによって前記
    挿入間隙に挿入された被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥
    機において、 少なくとも前記一方側水切ケースと他方側水切ケースの
    いずれか一方を軸支して回動可能に設けるとともに、前
    記挿入間隙に出し入れされる被乾燥物を検知する被乾燥
    物検知手段と、前記回動可能な水切ケースを回動させる
    駆動手段と、前記被乾燥物検知手段からの検知信号に基
    づいて前記駆動手段を制御する制御手段とを設け、この
    制御手段により前記駆動手段を制御して前記被乾燥物検
    知手段が被乾燥物が挿入間隙から除かれていることを検
    知したとき両水切ケースを離反させる方向に前記回動可
    能な水切ケースを回動させて挿入間隙を大きくし、被乾
    燥物検知手段が被乾燥物が挿入間隙に挿入されたことを
    検知したとき両水切ケースを接近させる方向に前記回動
    可能な水切ケースを回動させて挿入間隙を小さくするこ
    とを特徴とするエアー式乾燥機。
  2. 【請求項2】本体の上部に互いに対向させて配設され対
    向面にそれぞれノズルを有する一方側水切ケースと他方
    側水切ケースとを設け、これら両ケース間に挿入間隙を
    設けるとともに、前記本体内に設けたエアー供給装置か
    ら送られ前記ノズルから噴出されるエアーによって前記
    挿入間隙に挿入された被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥
    機において、 少なくとも前記一方側水切ケースと他方側水切ケースの
    いずれか一方を軸支して回動可能に設けるとともに、前
    記本体の使用位置に位置した使用者を感知する使用者感
    知手段と、前記挿入間隙に出し入れされる被乾燥物を検
    知する被乾燥物検知手段と、前記回動可能な水切ケース
    を回動させる駆動手段と、前記使用者感知手段と被乾燥
    物検知手段からの検知信号に基づいて前記駆動手段を制
    御する制御手段とを設け、この制御手段により前記駆動
    手段を制御して前記使用者感知手段が前記使用者を感知
    しないとき、両水切ケースを接近させる方向に前記回動
    可能な水切ケースを回動させて前記挿入間隙を小さく
    し、前記使用者感知手段が前記使用者を感知したとき両
    水切ケースを離反する方向に前記回動可能な水切ケース
    を回動させて前記挿入間隙を大きくし、ついで前記被乾
    燥物検知手段が前記挿入間隙に被乾燥物が挿入されたこ
    とを検知したとき両水切ケースを接近させる方向に前記
    回動可能な水切ケースを回動させて前記挿入間隙が所定
    の大きさとなるまで回動させ、ついで前記挿入間隙から
    被乾燥物が除かれたことを検知したとき両水切ケースを
    接近させる方向に前記回動可能な水切ケースを回動させ
    て前記挿入間隙を前記所定の大きさよりも小さくするこ
    とを特徴としたエアー乾燥機。
  3. 【請求項3】本体の上部に互いに対向させて配設され対
    向面にそれぞれノズルを有する一方側水切ケースと他方
    側水切ケースとを設け、これら両ケース間に挿入間隙を
    設けるとともに、前記本体内に設けたエアー供給装置か
    ら送られ前記ノズルから噴出されるエアーによって前記
    挿入間隙に挿入された被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥
    機において、 前記一方側水切ケースと他方側水切ケースのそれぞれを
    軸支して回動可能に設けるとともに、前記挿入間隙に出
    し入れされる被乾燥物を検知する被乾燥物検知手段と、
    前記一方側水切ケースと他方側水切ケースとを互いに接
    近または離反する方向に回動させる駆動手段と、この駆
    動手段を回動制御する制御手段とを設け、この制御手段
    により前記駆動手段を制御して前記被乾燥物検知手段が
    前記挿入間隙に被乾燥物が挿入されたことを検知したと
    き前記両水切ケースを接近または離反する方向に回動さ
    せて前記ノズルの噴出口の向きを変えてエアー噴出気流
    の噴出方向を変えることを特徴とするエアー式乾燥機。
  4. 【請求項4】本体の上部に互いに対向させて配設され対
    向面にそれぞれノズルを有する一方側水切ケースと他方
    側水切ケースとを設け、これら両ケース間に挿入間隙を
    設けるとともに、前記本体内に設けたエアー供給装置か
    ら送られ前記ノズルから噴出されるエアーによって前記
    挿入間隙に挿入された被乾燥物を乾燥するエアー式乾燥
    機において、 前記一方側水切ケースと他方側水切ケースを軸支して回
    動可能に設けるとともに、前記一方側水切ケースと他方
    側水切ケースとを回動させる駆動手段と、前記一方側水
    切ケースと他方側水切ケースの対向面に設けられ挿入間
    隙に挿入された被乾燥物との離間距離を検出する離間距
    離検出手段と、この離間距離検出手段の検出信号に基づ
    いて前記両ノズルと前記被乾燥物との離間距離を所定距
    離とするように前記駆動手段を制御する制御手段とを設
    け、この制御手段により前記離間距離検出手段の検出結
    果に基づいて前記駆動手段を制御して前記挿入間隙に挿
    入された被乾燥物と前記それぞれのノズルとの離間距離
    を所定の離間距離に保持することを特徴とするエアー式
    乾燥機。
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