JPH09213944A - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JPH09213944A
JPH09213944A JP1313696A JP1313696A JPH09213944A JP H09213944 A JPH09213944 A JP H09213944A JP 1313696 A JP1313696 A JP 1313696A JP 1313696 A JP1313696 A JP 1313696A JP H09213944 A JPH09213944 A JP H09213944A
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JP
Japan
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gate electrode
semiconductor substrate
main surface
gate
effect transistor
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JP1313696A
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Junji Hirase
順司 平瀬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66568Lateral single gate silicon transistors
    • H01L29/66575Lateral single gate silicon transistors where the source and drain or source and drain extensions are self-aligned to the sides of the gate
    • H01L29/6659Lateral single gate silicon transistors where the source and drain or source and drain extensions are self-aligned to the sides of the gate with both lightly doped source and drain extensions and source and drain self-aligned to the sides of the gate, e.g. lightly doped drain [LDD] MOSFET, double diffused drain [DDD] MOSFET
    • H01L29/66598Lateral single gate silicon transistors where the source and drain or source and drain extensions are self-aligned to the sides of the gate with both lightly doped source and drain extensions and source and drain self-aligned to the sides of the gate, e.g. lightly doped drain [LDD] MOSFET, double diffused drain [DDD] MOSFET forming drain [D] and lightly doped drain [LDD] simultaneously, e.g. using implantation through the wings a T-shaped layer, or through a specially shaped layer

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトリソグラフィーの解像度以下の短ゲー
ト長を形成する際に、高い制御性が得られるようにする
と共に、ソース又はドレインのLDD構造が容易に得ら
れるようにすることを目的とする。 【解決手段】 電界効果トランジスタは、半導体基板1
1の主面上に絶縁膜12を介して形成されたゲート電極
13を備えている。ゲート電極13の半導体基板11の
主面に対して垂直で且つゲート長方向の断面におけるゲ
ート長方向の長さは半導体基板11の主面に近づくにし
たがって短くなっている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界効果トランジ
スタに関し、特にMIS(Metal−Insulat
or−Semiconductor)トランジスタの微
細化及び製造の簡便化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMISトランジスタのうちの、と
りわけMOSトランジスタの製造方法において、MOS
トランジスタの動作の高速化及びMOSトランジスタを
備えた半導体集積回路装置の小型化を図るために、露光
装置の解像度限界以下にゲート長を形成するには、公開
特昭62−22484等に開示されているようにウエッ
トエッチング等の等方性エッチングを利用して、ゲート
電極をサイドエッチングするしかなかった。
【0003】以下、従来のMOSトランジスタの製造方
法を図面を参照しながら説明する。
【0004】図6は従来のMOSトランジスタの製造方
法におけるゲート電極の短ゲート長化工程を示す断面図
である。図6に示すように、半導体基板51の全面にわ
たってゲート酸化膜52を堆積して、ゲート酸化膜52
の全面にゲート電極53となる導電性膜を堆積させた
後、該導電性膜の上のゲート電極形成領域にフォトリソ
グラフィーにより解像度限界のゲート長を有するフォト
レジストパターン54を形成する。次に、導電性膜に対
してウエットエッチング等の等方性エッチングを行なっ
て、フォトレジストパターン54が示すゲート長よりも
短いゲート長を有するゲート電極53を形成することに
より、フォトリソグラフィーの解像度限界以下のゲート
長を有する短ゲート長化を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のMOSトランジスタの製造方法は、等方性エッチン
グを用いているため、異方性エッチングに比べて、制御
性及び均一性に劣ることが多く、半導体基板の全面にわ
たって均一なゲート長を得ることが困難であるという問
題を有していた。
【0006】本発明は、前記従来の問題を解決し、フォ
トリソグラフィーの解像度以下の短ゲート長を形成する
際に、高い制御性が得られるようにすると共に、ソース
及びドレインのLDD構造が容易に得られるようにする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、エッチング種の進行方向に対して実効的
に基板を傾けて異方性エッチングを行なうことにより、
ゲート電極を形成するものである。
【0008】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、電界効果トランジスタを、半導体基板の主面上に絶
縁膜を介して形成されたゲート電極を備え、該ゲート電
極の前記半導体基板の主面に対して垂直で且つゲート長
方向の断面におけるゲート長方向の長さは、前記半導体
基板の主面に近づくにしたがって短くなっている構成と
するものである。
【0009】請求項1の構成により、ゲート電極の半導
体基板の主面に対して垂直で且つゲート長方向の断面に
おけるゲート長方向の長さが半導体基板の主面に近づく
にしたがって短くなっているため、露光装置の解像度限
界以下のゲート長が確実に形成されている。
【0010】また、半導体基板の主面部のソース形成領
域又はドレイン形成領域に不純物を注入してそれぞれソ
ース及びドレインが形成されるとすると、ゲート電極の
ソース側又はドレイン側の側壁面が下部から上部に向か
うにつれてせり出しているため、半導体基板の主面部に
おけるゲート電極のソース側又はドレイン側の近傍部に
注入される不純物が遮られるので、ゲート電極のソース
側又はドレイン側近傍の不純物濃度が該近傍部以外の不
純物濃度よりも低くなる。これにより、従来、二度にわ
たる不純物注入工程を必要としたLDD構造が一度の不
純物注入工程により形成されることになる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記ゲート電極の前記半導体基板の主面に対して垂
直で且つゲート長方向の断面は逆台形上である構成を付
加するものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の構成
に、前記ゲート電極のソース側又はドレイン側の側壁面
と前記半導体基板の主面とがなす角度は80度以下に設
定されている構成を付加するものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1〜3の構成
に、前記ゲート電極の前記半導体基板の主面に対して垂
直で且つゲート長方向の断面における前記半導体基板の
主面と反対側の角部は丸みを有している構成を付加する
ものである。
【0014】請求項5の発明は、電界効果トランジスタ
の製造方法を、半導体基板の主面上に絶縁膜及び導電性
膜を順次堆積する膜堆積工程と、前記導電性膜の上のゲ
ート電極形成領域にエッチングマスクを形成するマスク
形成工程と、前記導電性膜に対して前記エッチングマス
クを用いて前記半導体基板の主面に垂直な方向からソー
ス側に傾斜した第1の方向及びドレイン側に傾斜した第
2の方向からそれぞれ異方性エッチングを行なうことに
より、前記半導体基板の主面に対して垂直で且つゲート
長方向の断面におけるゲート長方向の長さが前記半導体
基板の主面に近づくにしたがって短くなっているゲート
電極を形成するゲート電極形成工程とを備えている構成
とするものである。
【0015】請求項5の構成により、ゲート電極を、半
導体基板の主面に垂直な方向からソース側に傾斜した第
1の方向及びドレイン側に傾斜した第2の方向から等方
性エッチングよりも制御性の優れる異方性エッチングを
それぞれ行なって、ゲート長方向の断面におけるゲート
長方向の長さが半導体基板の主面に近づくにしたがって
短くなるように形成するため、露光装置の解像度限界以
下の所望のゲート長を高い制御性をもって形成すること
ができる。
【0016】また、半導体基板の主面部のソース又はド
レイン形成領域に不純物を注入してそれぞれソース及び
ドレインを形成すると、ゲート電極のソース側又はドレ
イン側の側壁面が下部から上部に向かうにつれてせり出
しているため、半導体基板の主面部におけるゲート電極
のソース側又はドレイン側の近傍部に注入される不純物
が遮られるので、ゲート電極のソース側又はドレイン側
近傍の不純物濃度が該近傍部以外の不純物濃度よりも低
くなる。これにより、従来、二度にわたる不純物注入工
程を必要としたLDD構造を一度の不純物注入工程によ
り形成することができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、前記ゲート電極形成工程における前記第1の方向か
らの異方性エッチングと前記第2の方向からの異方性エ
ッチングとは同時に行なわれる構成とするものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項5又は6の構成
に、前記ゲート電極形成工程の後に、前記ゲート電極を
所定量エッチバックする工程をさらに備えている構成を
付加するものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項5〜7の構成
に、前記ゲート電極形成工程の後に、前記半導体基板の
主面に対して垂直で且つゲート長方向の断面における前
記半導体基板の主面と反対側の角部に丸みを形成する工
程をさらに備えている構成を付加するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態に係
る電界効果トランジスタを図面を参照しながら説明す
る。
【0021】図1は本発明の第1の実施形態に係るMI
S型電界効果トランジスタの断面図である。図1に示す
ように、半導体基板11の主面上にゲート絶縁膜12を
介してゲート電極13が形成されており、ゲート電極1
3を挟んで半導体基板11の上面の両側部にそれぞれソ
ース領域14及びドレイン領域15が形成されている。
【0022】本実施形態の特徴として、ゲート電極13
の半導体基板11の主面に対して垂直で且つゲート長方
向の断面におけるゲート長方向の長さは、半導体基板1
1の主面に近づくにしたがって短くなっている。また、
ゲート電極13のソース領域14側又はドレイン領域1
5側の側壁面と半導体基板11の主面とがなす角度θは
80度以下に設定されているため、露光装置の解像度限
界以下のゲート長が確実に形成されている。
【0023】さらに、ゲート電極13をマスクとして半
導体基板11に対してイオン注入を行なうことにより、
自己整合的にソース領域14及びドレイン領域15を形
成すると、ゲート電極13のソース領域14側又はドレ
イン領域15側の側壁面が下部から上部に向かうにつれ
てせり出しているため、ゲート電極13のソース領域1
4側又はドレイン領域15側の近傍部に注入される不純
物が遮られるので、該近傍部の不純物濃度が該近傍部以
外の不純物濃度よりも低くなる。これにより、従来、サ
イドウォールの形成等の複雑な工程を必要としたLDD
構造が一度のイオン注入工程により形成されるため、製
造工程の簡略化が実現される。
【0024】以下、本発明の第1の実施形態に係る電界
効果トランジスタの製造方法を図面を参照しながら説明
する。
【0025】図2は本発明の第1の実施形態に係るMI
S型電界効果トランジスタの製造方法を示す工程順断面
図である。まず、図2(a)に示すように、半導体基板
11の主面上にゲート絶縁膜12及びゲート電極となる
導電性膜13Aを順次堆積した後、通常のフォトリソグ
ラフィーを用いてゲート電極形成領域に解像度限界のゲ
ート長を有するフォトレジストパターン21を形成する
次に、図2(b)に示すように、エッチング種の進行方
向22に対して半導体基板11を傾けておいて、フォト
レジストパターン21をマスクにして導電性膜13Aに
対して異方性エッチングを行なう。
【0026】次に、図2(c)に示すように、半導体基
板11の両側端部の左右を入れ替えて、図2(b)と同
様にフォトレジストパターン21をマスクとして導電性
膜13Bに対して異方性エッチングを行なって、ゲート
電極13を形成する。
【0027】次に、図2(d)に示すように、フォトレ
ジストパターン21を除去した後、半導体基板11の上
面部のソース形成領域及びドレイン形成領域に対してイ
オン注入を行なって、ソース領域14及びドレイン領域
15をそれぞれ形成する。
【0028】このように、本実施形態の製造方法による
と、等方性エッチングよりも制御性に優れる異方性エッ
チングを用いているため、リソグラフィーの解像限界以
下の短ゲート長を制御性よく形成することができる。
【0029】また、図2(d)にを用いて説明したよう
に、ゲート電極13をマスクとして自己整合的にソース
領域14及びドレイン領域15を形成すると、ゲート電
極13のソース領域14側又はドレイン領域15側の側
壁面が下部から上部に向かうにつれてせり出しているた
め、ゲート電極13のソース領域14側又はドレイン領
域15側の近傍部に注入される不純物が遮られるので、
ソース領域14におけるゲート電極近傍部14aの不純
物濃度がゲート電極近傍部以外の領域14bの不純物濃
度よりも低くなると共に、ドレイン領域15におけるゲ
ート電極近傍部15aの不純物濃度がゲート電極近傍部
以外の領域15bの不純物濃度よりも低くなる。これに
より、従来、サイドウォールの形成等の複雑な工程を必
要としたLDD構造が一度のイオン注入工程により形成
されるため、製造工程の簡略化を実現できる。
【0030】なお、本実施形態の製造方法において、図
2(b)及び図2(c)の異方性エッチング工程の間に
半導体基板11の両側端部を180度回転させて側端部
を交換したが、エッチングチャンバー内のエッチング
を、半導体基板11の主面に対して垂直で且つゲート長
方向に対しても垂直な平面に対して対称な方向を有する
2種類のエッチングとしてもよい。
【0031】すなわち、図3(a)に示すように、第1
の進行方向23の異方性エッチングを導電性膜13Bに
対して行なった後、図3(b)に示すように、半導体基
板11を反転させることなく第2の進行方向24の異方
性エッチングを行なってもよい。
【0032】さらに、図3(c)に示すように、第1の
進行方向23及び第2の進行方向24のエッチング種を
混在させて、一度の工程によりエッチングを行なっても
よい。
【0033】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を図面
を参照しながら説明する。図4(a)は第1の実施形態
における図2(c)に示した工程の後に、フォトレジス
トパターン21を除去した後、ゲート電極13の上端部
に対して所定量のエッチバックを行なって新たなゲート
電極131を形成する。
【0034】このように、本実施形態によると、ゲート
電極13の上端部に対して所定量のエッチバックを行な
うため、ゲート電極13の上端部がゲート長方向に短く
なるので、ソース領域14及びドレイン領域15にそれ
ぞれソース電極34及びドレイン電極35を形成する際
に、図4(b)に示すソース電極34及びゲート電極1
31の電極間マージン36並びにドレイン電極35及び
ゲート電極131の電極間マージン37である各セパレ
ーションマージンを一定に保ったまま、ソース電極34
及びドレイン電極35の電極間の距離を縮めることがで
きるようになる。これにより、ソース領域14及びドレ
イン領域15の各電極を含めたトランジスタのサイズを
小さくすることができるので、半導体基板の縮小に大き
く寄与する。
【0035】さらに、図5に示すように、ゲート電極1
32上面部及び側壁部を酸化することにより導電性膜1
32aの周辺部に酸化膜132bを形成して、ゲート電
極132の半導体基板11の主面に対して垂直で且つゲ
ート長方向の断面における半導体基板11の主面と反対
側の角部に丸みを形成する工程を図4(a)に示したエ
ッチバック工程の後に追加する。
【0036】このように、ゲート電極132を酸化する
ことにより、ゲート電極132における半導体基板11
の主面と反対側の角部を丸めるため、ゲート電極132
の上端部がゲート長方向にさらに短くなるので、ソース
電極及びドレイン電極の電極間の距離をさらに縮めるこ
とができるようになり、トランジスタのサイズを一層小
さくすることができる。
【0037】なお、上述したゲート電極のエッチバック
工程及びゲート電極の酸化工程は、第1の実施形態にお
いて説明した電界効果トランジスタにも当然のことなが
ら適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る電界効果トランジスタによると、露光装置の解像度
限界以下のゲート長が確実に形成される。
【0039】また、半導体基板の主面部のソース形成領
域又はドレイン形成領域に不純物を注入してそれぞれソ
ース及びドレインが形成されるとすると、ゲート電極の
ソース側又はドレイン側の側壁面と半導体基板の主面と
がなす角度に応じて、ゲート電極のソース側又はドレイ
ン側近傍部の不純物濃度が該近傍部以外の不純物濃度よ
りも低くなるため、LDD構造が簡易に得られるように
なる。
【0040】請求項2の発明に係る電界効果トランジス
タによると、ゲート電極の半導体基板の主面に対して垂
直で且つゲート長方向の断面は逆台形上であるため、露
光装置の解像度限界以下のゲート長が確実に形成され
る。
【0041】請求項3の発明に係る電界効果トランジス
タによると、ゲート電極のソース側又はドレイン側の側
壁面と半導体基板の主面とがなす角度は80度以下に設
定されているため、ゲート電極のソース側又はドレイン
側近傍部の不純物濃度が該近傍部以外の不純物濃度より
も確実に低くなるため、LDD構造が確実に得られるよ
うになる。
【0042】請求項4の発明に係る電界効果トランジス
タによると、ゲート電極の半導体基板の主面に対して垂
直で且つゲート長方向の断面における半導体基板の主面
と反対側の角部は丸みを有しているため、ゲート電極の
上端部がゲート長方向に小さくなるので、ソース電極及
びドレイン電極の電極間の距離をさらに縮めることがで
きるようになり、該トランジスタのサイズを小さくする
ことができる。
【0043】請求項5の発明に係る電界効果トランジス
タの製造方法によると、ゲート電極を、等方性エッチン
グよりも制御性の優れる異方性エッチングを行なって、
ゲート長方向の断面におけるゲート長方向の長さが半導
体基板の主面に近づくにしたがって短くなるように形成
するため、露光装置の解像度限界以下の短ゲート長を高
い制御性をもって得ることができる。
【0044】また、ソース及びドレインを形成する際
に、半導体基板の主面部におけるゲート電極のソース側
又はドレイン側の近傍部に注入される不純物の一部がゲ
ート電極の上側端部により遮られるため、ゲート電極の
ソース側又はドレイン側近傍の不純物濃度が該近傍部以
外の不純物濃度よりも低くなる。これにより、従来、サ
イドウォール形成工程及び二度にわたる不純物注入工程
等の複数の工程を必要としたLDD形成工程を一度の不
純物注入工程により形成することができるので、製造工
程の簡略化を図ることができる。
【0045】請求項6の発明に係る電界効果トランジス
タの製造方法によると、第1の方向からの異方性エッチ
ングと第2の方向からの異方性エッチングとを同時に行
なうため、製造工程をより簡略化できる。
【0046】請求項7の発明に係る電界効果トランジス
タの製造方法によると、ゲート電極を所定量エッチバッ
クするため、ゲート電極の上端部がゲート長方向に短く
なるので、ソース及びドレインにそれぞれソース電極及
びドレイン電極を形成する際に、ソース電極及びゲート
電極の電極間マージン並びにドレイン電極及びゲート電
極の電極間マージンを一定に保ったまま、ソース電極及
びドレイン電極の電極間の距離を縮めることができるよ
うになる。これにより、ソース及びドレインの各電極を
含めた該トランジスタのサイズを小さくすることができ
るため、半導体基板を縮小できる。
【0047】請求項8の発明に係る電界効果トランジス
タの製造方法によると、半導体基板の主面に対して垂直
で且つゲート長方向の断面における半導体基板の主面と
反対側の角部に丸みを形成する工程をさらに備えている
ため、ゲート電極の上端部がゲート長方向に短くなるの
で、ソース電極及びゲート電極の電極間マージン並びに
ドレイン電極及びゲート電極の電極間マージンを一定に
保ったまま、ソース電極及びドレイン電極の電極間の距
離をさらに縮めることができるようになり、該トランジ
スタのサイズを一層小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るMIS型電界効
果トランジスタの断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るMIS型電界効
果トランジスタの製造方法を示す工程順断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るMIS型電界効
果トランジスタの製造方法を示す工程順断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るMIS型電界効
果トランジスタの製造方法を示す工程順断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るMIS型電界効
果トランジスタの製造方法を示す工程順断面図である。
【図6】従来のMOSトランジスタの製造方法における
ゲート電極の短ゲート長化工程を示す断面図である。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 ゲート絶縁膜 13 ゲート電極 13A 導電性膜 13B 導電性膜 131 ゲート電極 132 ゲート電極 132a 導電性膜 132b 酸化膜 14 ソース領域 14a ゲート電極近傍部 14b ゲート電極近傍部以外の領域 15 ドレイン領域 15a ゲート電極近傍部 15b ゲート電極近傍部以外の領域 21 フォトレジストパターン 22 エッチング種の進行方向 23 第1の進行方向 24 第2の進行方向 34 ソース電極 35 ドレイン電極 36 電極間マージン 37 電極間マージン 51 半導体基板 52 ゲート酸化膜 53 ゲート電極 54 フォトレジストパターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面上に絶縁膜を介して形
    成されたゲート電極を備え、該ゲート電極の前記半導体
    基板の主面に対して垂直で且つゲート長方向の断面にお
    けるゲート長方向の長さは前記半導体基板の主面に近づ
    くにしたがって短くなっていることを特徴とする電界効
    果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極の前記半導体基板の主面
    に対して垂直で且つゲート長方向の断面は逆台形上であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の電界効果トランジ
    スタ。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極のソース側又はドレイン
    側の側壁面と前記半導体基板の主面とがなす角度は80
    度以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極の前記半導体基板の主面
    に対して垂直で且つゲート長方向の断面における前記半
    導体基板の主面と反対側の角部は丸みを有していること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電界
    効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】 半導体基板の主面上に絶縁膜及び導電性
    膜を順次堆積する膜堆積工程と、 前記導電性膜の上のゲート電極形成領域にエッチングマ
    スクを形成するマスク形成工程と、 前記導電性膜に対して前記エッチングマスクを用いて前
    記半導体基板の主面に垂直な方向からソース側に傾斜し
    た第1の方向及びドレイン側に傾斜した第2の方向から
    それぞれ異方性エッチングを行なうことにより、前記半
    導体基板の主面に対して垂直で且つゲート長方向の断面
    におけるゲート長方向の長さが前記半導体基板の主面に
    近づくにしたがって短くなっているゲート電極を形成す
    るゲート電極形成工程とを備えていることを特徴とする
    電界効果トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極形成工程における前記第
    1の方向からの異方性エッチングと前記第2の方向から
    の異方性エッチングとは同時に行なわれることを特徴と
    する請求項5に記載の電界効果トランジスタの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記ゲート電極形成工程の後に、前記ゲ
    ート電極を所定量エッチバックする工程をさらに備えて
    いることを特徴とする請求項5又は6に記載の電界効果
    トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ゲート電極形成工程の後に、前記半
    導体基板の主面に対して垂直で且つゲート長方向の断面
    における前記半導体基板の主面と反対側の角部に丸みを
    形成する工程をさらに備えていることを特徴とする請求
    項5〜7のいずれか1項に記載の電界効果トランジス
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004015050A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Samsung Electronics Co Ltd 負の傾斜面を有するゲートを備える半導体素子及びその製造方法

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