JPH0921315A - 内燃機関の排気管 - Google Patents

内燃機関の排気管

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JPH0921315A
JPH0921315A JP16973895A JP16973895A JPH0921315A JP H0921315 A JPH0921315 A JP H0921315A JP 16973895 A JP16973895 A JP 16973895A JP 16973895 A JP16973895 A JP 16973895A JP H0921315 A JPH0921315 A JP H0921315A
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正志 杉浦
Kenji Kodama
健司 兒玉
Hiroshi Umemoto
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/008Mounting or arrangement of exhaust sensors in or on exhaust apparatus

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関と触媒装置との間に設けられた二重
管構造の排気管において、内管が熱により伸縮した際に
異音が発生することがなく、また内管と外管との隙間に
ガスが流入するのを適度に抑制でき、しかも構造が簡易
であること。 【解決手段】 内管11には第1開口12が設けられ、
第1開口12の周辺の4カ所には突起13が設けられて
いる。外管15は内管11との間に隙間Sを形成するよ
うに配置され、第1開口12と対向して第2開口16が
設けられている。センサボス18は、底面18aが内管
11の第1開口12の周囲に設けた4つの突起13に圧
接された状態で、外管15に溶接されている。内管11
とセンサボス18との接触面積は4つの突起13の尖端
部分であり従来の排気管に比べて小さいため、内管11
が熱によりセンサボス18に対して伸縮する際、摺動を
開始するまでに蓄積される力は小さく、摺動した際の異
音の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関と触媒装
置とを連結する内燃機関の排気管に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
エンジンと触媒装置との間を連結する排気管は、エンジ
ンから排出された排気ガスを高温に保ったまま触媒装置
に供給することを目的として、内管と外管よりなる二重
管構造を採用したものが知られている。この排気管には
排気ガスの酸素濃度を検知する酸素センサが取り付けら
れているが、これは、触媒装置に供給する排気ガスの酸
素濃度が高い場合には触媒に悪影響を及ぼすおそれがあ
るため、酸素センサにより検知した酸素濃度が高い場合
にはECUによりエンジン内で適切な燃焼が行われるよ
うガソリンの供給量等を制御して、排気管を通過する排
気ガスの酸素濃度を適切な範囲となるようにするもので
ある。
【0003】この酸素センサの取付構造として、図10
に示すように、内管111と外管115との間に隙間S
を設け、センサボス118を内管111の開口112に
遊挿した状態で外管115に固着し、酸素センサ8をセ
ンサボス118の略中央に設けたセンサ取付孔119に
取り付けたものが知られている。センサボス118を内
管111の開口112に遊挿したのは、内管111は高
温の排気ガスが直接流通するため大きく伸縮するのに対
し、外管115は内管111ほど熱の影響を受けないた
め、センサボス118を内管111と外管115の両方
に固着したのでは伸縮の違いにより歪みが生じるおそれ
があるからである。しかし、このようにセンサボス11
8を内管111の開口112に遊挿した構造では、内管
111を流通する排気ガスが隙間Sに流入して、二重管
としての効果である遮熱性が得られないおそれがある。
【0004】また、実開昭63−147520号には、
図11に示すように、内管211と外管215における
センサボス218の取り付け部211a、215aを平
坦に漬し加工し、該両平坦部211a、215aを相互
に当接し、かつ、該平坦部211a、215aに開口を
形成してセンサボス218を嵌装し、該ボス218のセ
ンサ取付孔219に酸素センサを装着した構造が開示さ
れている。しかし、平坦部211a、215aを漬し加
工して圧接させると、内管211と外管215が熱によ
り伸縮した際に接触面積が大きいため静止摩擦が大き
く、摺動を開始するまでに大きな力が蓄積され、摺動し
た際に大きな音(異音)が発生するおそれがある。
【0005】更に、特開平7−71243号には、図1
2に示すように、外管315にセンサボス318を取り
付け、センサボス318と内管311とはワイヤメッシ
ュ301を介して当接した構造が開示されている。しか
し、ワイヤメッシュ301と内管311との接触面積が
大きいため、上記と同様、摺動した際に大きな音(異
音)が発生するおそれがある。また、ワイヤメッシュ3
01を用いるため部品点数が多く、組付作業が煩雑とな
る。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、内燃機関と触媒装置との間に設けられた二重管構造
の排気管において、内管が熱により伸縮した際に異音が
発生することがなく、また内管と外管との隙間にガスが
流入するのを適度に抑制でき、しかも構造が簡易な内燃
機関の排気管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、内燃機関と触媒装置とを連結する内燃機
関の排気管において、側面に第1開口が設けられた内管
と、前記内管との間に隙間を形成するように該内管の外
周を取り囲んで配置され、前記内管の第1開口と対向す
る位置に第2開口が設けられた外管と、前記外管の第2
開口を通過して前記内管の第1開口の周囲に圧接され、
略中央に排気ガス成分を測定するセンサを取付可能なセ
ンサボスとを備え、前記内管の第1開口の周囲又は前記
センサボスのうち前記内管の第1開口の周囲に対向する
位置には突起が設けられ、前記内管の第1開口の周囲と
前記センサボスとは該突起を介して圧接されていること
を特徴とする。ここで、前記突起は、内管の第1開口の
全周を取り囲むように環状に形成されていてもよく、内
管の第1開口の全周のうち少なくとも3点に突設されて
いてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態及び発明の効果】上記構成を備えた
内燃機関の排気管によれば、内管の第1開口の周囲とセ
ンサボスとの接触面積は突起の尖端部分であり従来の排
気管(図10〜図12)に比べて小さいため、内管が熱
により伸縮する際、摺動を開始するまでに蓄積される力
は小さく、従って摺動した際に大きな異音が発生するの
を防止できるという作用効果を奏する。また、内管を流
通するガスが内管と外管の隙間に流入するのを突起が妨
げるため、該ガスが低温化するおそれが少なく、二重管
としての遮熱性が得られるという作用効果を奏する。更
に、図12に示す従来例と比べてワイヤメッシュ等の別
部品を用いる必要がないため、構造が簡易であり、組付
作業が容易であるという作用効果を奏する。
【0009】本発明において前記突起が内管の第1開口
の全周を取り囲むように環状に形成されている場合、こ
の突起は、外管と内管との間に形成される隙間と、内管
の内部とを完全に遮断する。このため、内管と外管との
隙間にガスが流入するのを完全に抑制できる。これによ
り、内管を流通するガスが前記隙間に流入して低温化す
るおそれがなく、二重管としての遮熱性が十分に発揮さ
れるという作用効果を奏する。
【0010】本発明において前記突起が内管の第1開口
の全周のうち少なくとも3点に突設されている場合、こ
の突起は、外管と内管との間に形成される隙間と、内管
の内部とを適度に遮断する。即ち、図10に示した従来
例と比べると、突起が設けられている分、内管を流通す
るガスは前記隙間に流入しにくくなる。これにより、内
管を流通するガスが前記隙間に流入して低温化するおそ
れが少なく、二重管としての遮熱性が得られるという作
用効果を奏する。また、内管の第1開口の周囲とセンサ
ボスとの接触面積は一層小さくなるため、摺動した際に
大きな異音が発生するのを一層確実に防止できるという
作用効果を奏する。更に、少なくとも3点に突起を設け
ることにより内管とセンサボスとの接触状態を安定に維
持することができるという作用効果を奏する。
【0011】以下に、本発明の好適な実施例について図
面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下
記実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範
囲に属する限り、種々の形態を採り得ることはいうまで
もない。 [第1実施例]図1は第1実施例の排気管の説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図で
ある。図2は内管の斜視図、図3は第1実施例の排気管
に酸素センサを取り付けたときの断面図、図4は第1実
施例の排気管の使用説明図である。
【0012】第1実施例の排気管10は、内管11、外
管15及びセンサボス18から構成される。内管11
は、側面の一部分を平坦化して平坦部分11aが形成さ
れ、この平坦部分11aに第1開口12が設けられてい
る。そして、この第1開口12の周辺の4カ所には突起
13が設けられている。尚、第1開口12は後述の酸素
センサ8を遊挿可能な大きさに形成されている。
【0013】外管15は、内管11との間に隙間Sを形
成するように該内管11の外周を取り囲んで配置されて
いる。この外管15には、内管11の第1開口12と対
向する位置に第2開口16が設けられている。この第2
開口16は後述のセンサボス18が嵌入可能な大きさに
形成されている。
【0014】センサボス18は、外管15の第2開口1
6に嵌入され、該第2開口16を通過して底面18aが
内管11の第1開口12の周囲に設けた4つの突起13
に圧接された状態で、外管15に溶接されている。この
センサボス18の略中央には、内管11を流通する排気
ガスの酸素濃度を測定する酸素センサ8を取付可能なセ
ンサ取付孔19が穿設されている。尚、センサ取付孔1
9の径は内管11の第1開口12の径よりもやや小さ
い。
【0015】以上の構成を有する第1実施例の排気管1
0の基本的な機能を説明する。図3に示すように、酸素
センサ8を上記排気管1のセンサボス18のセンサ取付
孔19に貫通し、センサ部8aを内管11の内部に到達
させた状態で取付板9を介してセンサボス18に酸素セ
ンサ8を固着する。このとき、センサ部8aの外周面と
内管11の第1開口12の開口端とは十分な間隙をもっ
て配置されている。図4に示すように、この酸素センサ
8を固着した排気管10を用いて、エンジン2に接続さ
れたエキゾーストマニホルド4と触媒コンバータ6とを
連結する。エンジン2からの排気ガスは、内管11の内
部を通って触媒コンバータ6に導入される。このとき、
内管11の内部を通過する排気ガスは、酸素センサ8に
より酸素濃度が検出される。酸素センサ8からの検出信
号は図示しないECUに送出され、ECUはこの検出信
号に基づいてエンジン2における燃焼状態を制御する。
【0016】次に、第1実施例の排気管10の特徴的な
機能を説明する。排気管10の内管11の内部を排気ガ
スが通過すると、排気熱により内管11及び外管15が
膨張するが、外管15は内管11ほど排気熱の影響を受
けないため、両管11、15の膨張率は異なる。このた
め、排気熱により内管11が膨張して、その膨張により
4つの突起13とセンサボス18の底面18aとの間に
生じる力が静止摩擦以上になったとき、内管11はセン
サボス18に対して摺動を開始する。このとき、内管1
1とセンサボス18との接触面積は4つの突起13の尖
端部分であり従来の排気管(図10〜図12)に比べて
小さいため、内管11が熱により伸縮する際、摺動を開
始するまでに蓄積される力は小さく、従って摺動した際
に大きな異音が発生するのを防止できる。
【0017】また、内管11を流通する排気ガスが隙間
Sに流入するのを4つの突起13が妨げるため、図10
の従来例と比べて排気ガスが低温化するおそれが少な
く、二重管としての遮熱性を発揮でき、従って触媒コン
バータ6に高温の排気ガスを導入することができ、触媒
を活性化させることができる。尚、排気ガスが隙間Sに
流入したとしても、排気ガス中の酸素のみが隙間に流入
するのではないため、排気ガスの酸素濃度の測定に大き
な影響を与えることはない。
【0018】更に、図12に示す従来例と比べてワイヤ
メッシュ等の別部品を用いる必要がないため、部品点数
が少なく構造が簡易であり、組付作業が容易になる。更
にまた、センサ部8aの外周面と第1開口12の開口端
とは十分な間隔をもって配置されているため、熱膨張に
より第1開口12の径が小さくなったとしても、センサ
部8aと当接するおそれはない。
【0019】尚、上記突起13は1カ所以上に設けられ
ていれば上記機能を果たすものであるが、排気ガスの隙
間Sへの流入をどの程度防止するかという観点と、熱に
より内管11が摺動したときの異音の発生をどの程度防
止するかという観点から、上記突起13の数(3つ以
上)を適宜定めるのが好ましい。また、上記突起13が
3カ所以上に設けられていれば内管11とセンサボス1
8との接触状態を安定に維持することができるため、好
ましい。 [第2実施例]図5は第2実施例の排気管の説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図で
ある。第2実施例の排気管20は、第1実施例の4つの
突起13に代えて、内管11の第1開口12の全周を取
り囲むように形成された環状突起23を備えていること
以外は、第1実施例と同様の構成であるため、同一の構
成要素については同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0020】この第2実施例の排気管20の基本的な機
能は第1実施例と同様であるのでその説明は省略し、特
徴的な機能について説明する。排気熱により内管11が
膨張して、その膨張により環状突起23とセンサボス1
8の底面18aとの間に生じる力が静止摩擦以上になっ
たとき、内管11はセンサボス18に対して摺動を開始
する。このとき、内管11とセンサボス18との接触面
積は環状突起23の尖端部分であり従来の排気管(図1
0〜図12)に比べて小さいため、内管11が熱により
伸縮する際、摺動を開始するまでに蓄積される力は小さ
く、従って摺動した際に大きな異音が発生するのを防止
できる。但し、第1実施例の4つの突起13とセンサボ
ス18の底面18aとの接触面積の方が環状突起23と
センサボス18の底面18aとの接触面積よりも小さい
ため、上記異音の発生の防止効果は第1実施例の方が第
2実施例よりも優れている。
【0021】また、内管11を流通する排気ガスが隙間
Sに流入するのを環状突起23が妨げるため、図10の
従来例と比べて排気ガスが低温化するおそれが少なく、
二重管としての遮熱性を発揮でき、従って触媒コンバー
タ6に高温の排気ガスを導入することができ、触媒を活
性化させることができる。第2実施例の環状突起23
は、隙間Sと内管11の内部とを完全に遮断するため、
隙間Sに排気ガスが流入するのを完全に防止できる。こ
のため、上記二重管としての遮熱性を発揮する効果は第
2実施例の方が第1実施例よりも優れている。
【0022】更に、図12に示す従来例と比べてワイヤ
メッシュ等の別部品を用いる必要がないため、部品点数
が少なく構造が簡易であり、組付作業が容易になる。更
にまた、酸素センサ8(図3参照)を取り付けたとき、
センサ部8aの外周面と内管11の第1開口12とは十
分な間隔をもって配置されているため、熱膨張により第
1開口12の径が小さくなったとしても、センサ部8a
と当接するおそれはない。 [第3実施例]図6は第3実施例の排気管の断面図であ
る。第3実施例の排気管30は、第2実施例のセンサボ
ス18の底面18aに複数の直線状凹凸31が設けてあ
ること以外は、第2実施例と同様の構成であるため、同
一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0023】この第3実施例の排気管30の基本的な機
能は第1実施例と同様であるのでその説明は省略し、特
徴的な機能について説明する。排気熱により内管11が
膨張して、その膨張により環状突起23とセンサボス1
8の底面18aとの間に生じる力が静止摩擦以上になっ
たとき、内管11はセンサボス18に対して摺動を開始
する。このとき、環状突起23は第1開口12を取り囲
むように設けられているのに対して、センサボス18の
底面18aには複数の直線状凹凸31が設けられてい
る。このため、内管11とセンサボス18との接触面積
は環状突起23の尖端部分と複数の直線状凹凸31とが
接触している面積であり、従来の排気管(図10〜図1
2)に比べて小さい。このため、内管11が熱により伸
縮する際、摺動を開始するまでに蓄積される力は小さ
く、従って摺動した際に大きな異音が発生するのを防止
できる。尚、環状突起23と複数の直線状凹凸31との
接触面積は第2実施例と比較して小さいため、上記異音
の発生の防止効果は第3実施例の方が第2実施例よりも
優れている。
【0024】また、内管11を流通する排気ガスが内管
11と外管15の隙間Sに流入するのを環状突起23及
び直線状凹凸31が妨げるため、図10の従来例と比べ
て排気ガスが低温化するおそれが少なく、二重管として
の遮熱性を発揮でき、従って触媒コンバータ6に高温の
排気ガスを導入することができ、触媒を活性化させるこ
とができる。但し、第3実施例の環状突起23及び直線
状凹凸31は、隙間Sと内管11の内部とを完全に遮断
するわけではないため、上記二重管としての遮熱性を発
揮する効果は第2実施例の方が第3実施例よりも優れて
いる。
【0025】更に、図12に示す従来例と比べてワイヤ
メッシュ等の別部品を用いる必要がないため、部品点数
が少なく構造が簡易であり、組付作業が容易になる。更
にまた、酸素センサ8(図3参照)を取り付けたとき、
センサ部8aの外周面と内管11の第1開口12とは十
分な間隔をもって配置されているため、熱膨張により第
1開口12の径が小さくなったとしても、センサ部8a
と当接するおそれはない。 [第4実施例]図7は第4実施例の排気管の断面図であ
る。第4実施例の排気管40は、内管41、外管15及
びセンサボス48から構成される。
【0026】内管41は、側面の一部分を平坦化するこ
となく第1開口42が設けられ、第1開口42の周辺の
4カ所には突起43が設けられている。外管15は、第
1実施例と同様の構成である。センサボス48は、第1
段差48b、第2段差48cが外周面に環状に設けられ
ている。このセンサボス48は、外管15の第2開口1
6に嵌入され、第2段差48cが内管41の第1開口4
2の周囲に設けた4つの突起43に圧接された状態で、
第1段差48bを外管15の第2開口16の開口端と係
合させ、外管15と溶接されている。このセンサボス4
8の略中央には、内管41を流通する排気ガスの酸素濃
度を測定する酸素センサ8(図3参照)を取付可能なセ
ンサ取付孔49が穿設されている。
【0027】以上の構成を備えた第4実施例の排気管の
基本的な機能及び特徴的な機能は第1実施例と同様であ
るため、その説明を省略する。 [第5実施例]図8は第5実施例の排気管の内管の平面
図である。第5実施例の排気管は、第1実施例の内管1
1に代えて、図8の内管51を採用した以外は、第1実
施例と同様の構成である。この内管51には、側面の一
部分を平坦化して平坦部分51aが形成され、この平坦
部分51aに第1開口52が設けられ、第1開口52の
全周を取り囲むように形成された環状体を適当な部分で
分断した形状の4つの円弧状突起53が設けられてい
る。
【0028】以上の構成を備えた第5実施例の排気管の
基本的な機能及び特徴的な機能は第1実施例と同様であ
るため、その説明を省略する。尚、円弧状突起53の
数、円弧状突起53の長さ及び円弧状突起53同士の間
隔は、排気ガスの隙間Sへの流入をどの程度防止するか
という観点と、排気熱により内管51が摺動したときの
異音の発生をどの程度防止するかという観点から、適宜
定めるのが好ましい。 [その他の実施例]上記各実施例において内管の第1開
口の周囲に設けた突起の代わりに、センサボスのうち内
管の第1開口の周囲に対向する位置に突起を設けてもよ
い。具体的には、第1実施例において、第1開口12の
周囲に4つの突起13を設けず、図9(a)に示すよう
にセンサボス18の底面18aのうち第1開口12の周
囲に対向する位置に4つの突起63を設けてもよいし、
あるいは第2実施例において、第1開口12の周囲に環
状突起23を設けず、図9(b)に示すようにセンサボ
ス18の底面18aのうち第1開口12の周囲に対向す
る位置に環状突起73を設けてもよい。かかる場合も、
内管の第1開口の周囲とセンサボスの底面とは突起を介
して圧接されるため、上記各実施例と同様の作用効果を
奏する。
【0029】また、上記第2、第3実施例において、第
4実施例のように平坦部を設けていない内管を用いても
よく、この場合にも同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の排気管の説明図であり、(a)
は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図2】 第1実施例の内管の斜視図である。
【図3】 第1実施例の排気管に酸素センサを取り付け
たときの断面図である。
【図4】 第1実施例の排気管の使用説明図である。
【図5】 第2実施例の排気管の説明図であり、(a)
は平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【図6】 第3実施例の排気管の断面図である。
【図7】 第4実施例の排気管の断面図である。
【図8】 第5実施例の排気管の内管の平面図である。
【図9】 その他の実施例のセンサボスの斜視図であ
る。
【図10】 従来例の断面図である。
【図11】 従来例の断面図である。
【図12】 従来例の断面図である。
【符号の説明】
8・・・酸素センサ、 8a・・・センサ部、10・
・・排気管、 11・・・内管、11a・・・平坦
部分、 12・・・第1開口、13・・・突起、
15・・・外管、16・・・第2開口、 18・・
・センサボス、18a・・・底面、 19・・・セ
ンサ取付孔、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と触媒装置とを連結する内燃機
    関の排気管において、 側面に第1開口が設けられた内管と、 前記内管との間に隙間を形成するように該内管の外周を
    取り囲んで配置され、前記内管の第1開口と対向する位
    置に第2開口が設けられた外管と、 前記外管の第2開口を通過して前記内管の第1開口の周
    囲に圧接され、略中央に排気ガス成分を測定するセンサ
    を取付可能なセンサボスと、 を備え、 前記内管の第1開口の周囲又は前記センサボスのうち前
    記内管の第1開口の周囲に対向する位置には突起が設け
    られ、前記内管の第1開口の周囲と前記センサボスとは
    該突起を介して圧接されていることを特徴とする内燃機
    関の排気管。
  2. 【請求項2】 前記突起は、前記内管の第1開口の全周
    を取り囲むように環状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の内燃機関の排気管。
  3. 【請求項3】 前記突起は、前記内管の第1開口の全周
    のうち少なくとも3点に突設されていることを特徴とす
    る請求項1記載の内燃機関の排気管。
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