JPH10246110A - 内燃機関の触媒コンバータ - Google Patents

内燃機関の触媒コンバータ

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Publication number
JPH10246110A
JPH10246110A JP9050238A JP5023897A JPH10246110A JP H10246110 A JPH10246110 A JP H10246110A JP 9050238 A JP9050238 A JP 9050238A JP 5023897 A JP5023897 A JP 5023897A JP H10246110 A JPH10246110 A JP H10246110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal catalyst
exhaust
catalyst carrier
exhaust pipe
external cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP9050238A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunimasa Yoshimura
国政 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9050238A priority Critical patent/JPH10246110A/ja
Publication of JPH10246110A publication Critical patent/JPH10246110A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関のエキゾーストパイプと外筒とを溶接
によって接合する場合であれ、金属触媒担体と外筒との
ろう付け部への熱的ダメージを好適に防止することので
きる構造を有する触媒コンバータを提供する。 【解決手段】外筒12はエキゾーストフロントパイプ4
とエキゾーストパイプ6の間に設けられており、外筒1
2の外周面の両端がそれぞれ、エキゾーストフロントパ
イプ4の内周面及びエキゾーストパイプ6の内周面に挟
まれて固定されている。エキゾーストフロントパイプ4
の端部4a及びエキゾーストパイプ6の端部6aと外筒
12とは溶接Aによって固定されている。外筒12は排
気通路の下流側に延ばされているため、エキゾーストパ
イプ6と外筒12との溶接部は金属触媒担体11と外筒
12とのろう付け部よりも下流側に所定距離ずれて位置
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関の排気系
に設けられる触媒コンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば実開
平5−96426号公報に記載された触媒コンバータが
知られている。そして、この公報記載の触媒コンバータ
も含め、こうした触媒コンバータは一般に、図3に示す
ように金属触媒担体51及び外筒52によって構成され
ている。金属触媒担体51は耐熱金属からなる平箔及び
波箔を重ね合わせて渦巻状に巻き回されたもの(ハニカ
ム状)であり、その外周面は外筒52によって囲まれて
いる。なお、金属触媒担体51の下流側外周面51aと
外筒52の内周面とはろうBによってろう付け固定され
ている。
【0003】一方、外筒52はエキゾーストフロントパ
イプ4とエキゾーストパイプ6の間に設けられており、
外筒52の外周面の両端がそれぞれ、エキゾーストフロ
ントパイプ4の内周面及びエキゾーストパイプ6の内周
面に挟まれて固定されている。なお、エキゾーストフロ
ントパイプ4の端部4a及びエキゾーストパイプ6の端
部6aと外筒52とは溶接Aによって固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
触媒コンバータにあっては、エキゾーストパイプ6の端
部6a(すなわち、エキゾーストパイプ6と外筒52と
の溶接部)は金属触媒担体51の下流側外周面51a
(すなわち、金属触媒担体51と外筒52とのろう付け
部)と径方向においてほぼ同一位置にあるため、エキゾ
ーストパイプ6と外筒52との溶接の際、金属触媒担体
51と外筒52とのろう付け部が熱的にダメージを受け
るおそれがあった。そして、このような熱的なダメージ
を受けた場合、ろう付け部強度が低下し、長時間使用時
に金属触媒担体51がずれるといった問題が生じてい
た。
【0005】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は内燃機関の排気通路(エキゾー
ストパイプ)と筒部(外筒)とを溶接によって接合する
場合であれ、金属触媒担体と外筒とのろう付け部への熱
的ダメージを好適に防止することのできる構造を有する
触媒コンバータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、内燃機関の排気通路に排出
される排気を浄化する金属触媒担体と、前記金属触媒担
体を包み、該金属触媒担体とろう付けによって固定され
る筒部とを備え、前記筒部は前記金属触媒担体との固定
部よりも前記排気通路の下流側に延ばされてなることを
その要旨とするものである。
【0007】上記請求項1記載の発明では、前記筒部は
前記金属触媒担体との固定部よりも排気通路の下流側に
延ばされているため、排気通路下流側(エキゾーストパ
イプ)に同筒部を溶接接合する場合であれ、その溶接部
は自ずと前記金属触媒担体と同筒部とのろう付け部より
も下流側に位置することとなる。したがって、排気通路
下流側と同筒部との溶接の際、前記金属触媒担体と同筒
部とのろう付け部が熱的ダメージを受けることは好適に
防止されるようになる。
【0008】また、筒部と金属触媒担体とのろう付け部
への熱的ダメージが防止されるため、同ろう付け部にお
ける強度が向上し、それら筒部と金属触媒担体との固定
に要するろう付け長さを短くすることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明における内燃機関
の触媒コンバータを具体化した実施の形態を図1〜図2
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1はこの実施の形態の触媒コンバータが
適用される自動車1とその内燃機関としてのエンジン
2、及び同エンジン2の排気系各部を示す概略図であ
る。同図1において、自動車1に搭載されたエンジン2
の排気系には、エキゾーストマニホールド3が設けられ
ている。このエキゾーストマニホールド3には、エキゾ
ーストフロントパイプ4の一端が接続されており、その
他端には、触媒コンバータ5が接続されている。また、
触媒コンバータ5の下流側はエキゾーストパイプ6を介
してサイレンサ7に接続されている。
【0011】そして、エンジン2から排出された排気ガ
スはエキゾーストマニホールド3及びエキゾーストフロ
ントパイプ4を通って触媒コンバータ5に導かれる。そ
して、触媒コンバータ5内では、その排気ガス中の有害
なCO,HC,NOx が金属触媒担体(同図では示さ
ず)によって二酸化炭素、水、窒素に浄化され、この浄
化された排気ガスがエキゾーストパイプ6及びサイレン
サ7を介して大気中へ排出されるようになっている。
【0012】次に図2を参照して、本実施の形態にかか
る触媒コンバータ5の構造について詳述する。同図2は
触媒コンバータ5及びその周辺構造の断面図である。触
媒コンバータ5は金属触媒担体11及び外筒12によっ
て構成されている。金属触媒担体11は耐熱金属からな
る平箔及び波箔を重ね合わせて渦巻状に巻き回されたも
の(ハニカム状)であり、その外周面は外筒12によっ
て囲まれている。そして、金属触媒担体11の下流側外
周面11aと外筒12の内周面とはろうBによってろう
付け固定されている。
【0013】一方、外筒12はエキゾーストフロントパ
イプ4とエキゾーストパイプ6の間に設けられており、
外筒12の外周面の両端がそれぞれ、エキゾーストフロ
ントパイプ4の内周面及びエキゾーストパイプ6の内周
面に挟まれて固定されている。なお、エキゾーストフロ
ントパイプ4の端部4a及びエキゾーストパイプ6の端
部6aと外筒12とは溶接Aによって固定されている。
【0014】ここで、本実施の形態においては、外筒1
2は排気通路の下流側に延ばされている。このため、エ
キゾーストパイプ6の端部6a(すなわち、エキゾース
トパイプ6と外筒12との溶接部)は金属触媒担体11
の下流側端部11a(すなわち、金属触媒担体11と外
筒12とのろう付け部)よりも下流側に所定距離ずれて
位置している。
【0015】したがって、エキゾーストパイプ6と外筒
12との溶接の際に外筒12と金属触媒担体11とのろ
う付け部に熱的ダメージを与えることはなく、ひいては
該熱的ダメージによって金属触媒担体11がずれるよう
なこともなくなる。
【0016】また、外筒12と金属触媒担体11とのろ
う付け部への熱的ダメージが防止されるため、同ろう付
け部における固定の強度が向上し、それら外筒12と金
属触媒担体11との固定に要するろう付け長さ(ろうB
の長さ)を短くすることもできる。
【0017】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば以下の効果が得られるようになる。 ・外筒12と金属触媒担体11とのろう付け部への熱的
ダメージを防止でき、ひいては該熱的ダメージによる金
属触媒担体11のずれも防止できる。
【0018】・外筒12と金属触媒担体11との固定に
要するろう付け長さ(ろうBの長さ)を短くすることが
できる。なお、本実施の形態は次のように変更すること
もできる。
【0019】・本実施の形態においては、触媒コンバー
タ5をエキゾーストフロントパイプ4とエキゾーストパ
イプ6の間に設けたが、これをエキゾーストマニホール
ド3の途中に設けてもよい。
【0020】・本実施の形態においては、平箔と波箔を
重ね合わせて渦巻状に巻き回された金属触媒担体を採用
したが、これを平箔と波箔が積層状に重ね合わされた略
円柱状の金属触媒担体としてもよい。
【0021】・本実施の形態においては、平箔と波箔を
重ね合わせて渦巻状に巻き回された金属触媒担体を採用
したが、この平箔の代わりに小波を設けた箔を採用して
もよい。
【0022】
【発明の効果】上記請求項1記載の発明では、前記筒部
は前記金属触媒担体との固定部よりも排気通路の下流側
に延ばされているため、排気通路下流側(エキゾースト
パイプ)に同筒部を溶接接合する場合であれ、その溶接
部は自ずと前記金属触媒担体と同筒部とのろう付け部よ
りも下流側に位置することとなる。したがって、排気通
路下流側と同筒部との溶接の際、前記金属触媒担体と同
筒部とのろう付け部が熱的ダメージを受けることは好適
に防止されるようになる。
【0023】また、筒部と金属触媒担体とのろう付け部
への熱的ダメージが防止されるため、同ろう付け部にお
ける強度が向上し、それら筒部と金属触媒担体との固定
に要するろう付け長さを短くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の触媒コンバータの一実施の形態が適用
されるエンジン及び排気系の概要を示す略図。
【図2】同実施の形態の触媒コンバータの構造を示す断
面図。
【図3】従来の触媒コンバータの構造を示す断面図。
【符号の説明】
2…内燃機関としてのエンジン、4…エキゾーストフロ
ントパイプ、5…触媒コンバータ、6…エキゾーストパ
イプ、11…金属触媒担体、12…外筒、A…溶接、B
…ろう。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に排出される排気を
    浄化する金属触媒担体と、 前記金属触媒担体を包み、該金属触媒担体とろう付けに
    よって固定される筒部とを備え、 前記筒部は前記金属触媒担体との固定部よりも前記排気
    通路の下流側に延ばされてなることを特徴とする内燃機
    関の触媒コンバータ。
JP9050238A 1997-03-05 1997-03-05 内燃機関の触媒コンバータ Pending JPH10246110A (ja)

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JP9050238A JPH10246110A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 内燃機関の触媒コンバータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008508468A (ja) * 2004-08-05 2008-03-21 アーヴィンメリトール エミッションズ テクノロジーズ ゲーエムベーハー 排気ガスシステムならびに排気ガスシステムのコンポーネント相互を結合する方法
DE102007032267B4 (de) * 2007-07-11 2018-01-18 Emcon Technologies Germany (Augsburg) Gmbh Abgasanlagen-Rohr mit maßgeschneiderter Wandstärke

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008508468A (ja) * 2004-08-05 2008-03-21 アーヴィンメリトール エミッションズ テクノロジーズ ゲーエムベーハー 排気ガスシステムならびに排気ガスシステムのコンポーネント相互を結合する方法
DE102007032267B4 (de) * 2007-07-11 2018-01-18 Emcon Technologies Germany (Augsburg) Gmbh Abgasanlagen-Rohr mit maßgeschneiderter Wandstärke

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