JP2002161778A - 触媒コンバータのo2センサー取付構造 - Google Patents
触媒コンバータのo2センサー取付構造Info
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Abstract
を維持するとともに内筒と外筒との温度上昇による膨張
量の差を吸収することができる触媒コンバータのO2セ
ンサー取付構造を提供する。 【解決手段】 触媒26を保持する内筒20とその外側
に配置された外筒30との間に空間32が設けられた触
媒コンバータ36の内筒20の側部に、その内外を連通
する連通孔40を備え、この連通孔40に挿入されて内
筒20内に配置される前記O2センサー12を前記外筒
30の側部に固定する。このO2センサー12を囲繞す
る伸縮可能な管状部材38で前記内筒20と外筒30と
の間の空間32を気密状態に保持する。前記管状部材3
8を蛇腹状に形成されている。
Description
装着される触媒コンバータのO2センサー取付構造に関
し、特に内筒と外筒とを有しそれらの間に空間が設けら
れて二重筒構造をなす触媒コンバータのO2センサー取
付構造に関する。
タとして、遮熱性および遮音性を高めるために、触媒を
保持する内筒とその外側に備えられた外筒との両端部同
士を結合させ、それらの間に閉塞された空間を形成して
二重筒構造とした触媒コンバータが知られている。
れ自動車の排気ガス制御装置に関するオンボード故障診
断が義務づけられ、その対応として触媒コンバータの前
後と中間部分とにそれぞれセンサーを取り付けることが
必要となった。
分にセンサーを取り付ける際には、内筒と外筒との側部
にそれぞれセンサーを内筒内に挿入する挿入孔を設け、
これら両挿入孔の内周縁部に筒体状をなすセンサー取付
ボスの外周部を全周に亘ってをそれぞれ溶接して固設
し、このセンサー取付ボスにセンサーを取り付けること
によって前記センサーを内筒内に配置させることが考え
られる。
化時に温度が上昇し内筒および外筒はそれぞれ熱膨張す
るが、このとき内筒と外筒とはそれらの温度差によって
膨張量が異なる。このため、触媒コンバータの一方結合
端部の内筒と外筒との間に弾性部材等を介在させること
によって上記膨張量の差を吸収させている。
来のO2センサー取付構造は、センサーを固着するセン
サー取付ボスを内筒と外筒とにそれぞれ固着させるた
め、内筒と外筒とを結合している一端部に弾性部材を介
在させたとしても、内筒と外筒とが熱膨張した場合には
その膨張量の差を吸収することはできず、触媒コンバー
タを破損する虞があった。触媒コンバータの破損を防止
する方法として、内筒または外筒のいずれか一方にセン
サー取付ボスを溶接する方法が考えられる。ところが、
センサーは内筒内に配置し、その信号ケーブルは外筒の
外側に引き出さなければならない。したがって、センサ
ー取付ボスを内筒のみに溶接すると、外筒に信号ケーブ
ルを引き出す孔が必要となり、外筒のみに溶接すると内
筒にセンサーを挿入するための孔が必要となる。よっ
て、センサー取付ボスを内筒と外筒とのいずれに溶接し
たとしてもそれらの間の空間は密閉されず、この空間に
排気ガスが流れ込んだり、その空間と触媒コンバータの
外部とが連通して良好な遮熱性および遮音性が得られな
いという課題があった。
バータの良好な遮熱性および遮音性を維持するとともに
内筒と外筒との温度上昇による膨張量の差を吸収するこ
とができる触媒コンバータのO2センサー取付構造を提
供することを目的とする。
めに本発明の触媒コンバータのO2センサー取付構造
は、触媒を保持する内筒とその外側に配置された外筒と
の両端部の少なくとも一方においてそれらが相対変位可
能に両端部が結合され、それらの間に空間が形成された
触媒コンバータのO2センサー取付構造であって、前記
内筒の側部にその内外を連通する連通孔を有し、この連
通孔から挿入されて内筒内に配置される前記O2センサ
ーを前記外筒の側部に固定し、このO2センサーを囲繞
し伸縮可能な管状部材で前記空間を気密状態に保持した
ことを特徴とする。
によって気密状態が保持されるとともに、O2センサー
はその管状部材内を通って内筒内に配置されることにな
る。よって、O2センサーが挿入される連通孔が内筒側
部にあったとしても、内筒内の空間と、内筒と外筒との
間の空間とは確実に隔てられ、内筒の外周部に閉塞され
た空間が形成されるので、触媒コンバータの良好な遮熱
性および遮音性を維持することができる。
気ガスの浄化時の温度上昇によって生じる内筒と外筒と
の熱膨張量の差は管状部材によって吸収され、触媒コン
バータが破損する虞はない。
ると、内筒と外筒との熱膨張量の差は蛇腹状の管状部材
の予め屈曲させた部分が伸長して吸収するので、管状部
材に働く引張力は小さく、例えば単に管状の弾性体で両
者を接合した場合と比べて内筒および外筒に加わる負荷
が小さい。また、単に管状をなす弾性体より伸縮量を大
きくとれるので、内筒と外筒との間隔寸法に高い精度が
要求されず、さらに異なる間隔寸法の触媒コンバータに
も流用できるので汎用性が向上し、製造コストを大幅に
低減することができる。
態を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の触媒
コンバータのO2センサー取付構造を示す断面図、図2
はO2センサー取付構造図、図3はO2センサー取付構
造の変形例を示す取付構造図である。
を円筒状の内筒20内に間隔を隔てて、その排気方向に
並べて配置した触媒コンバータ36を例に説明する。
4が巻き付けられその外周側に配置された内筒20が周
知の手段によって縮径加工されている。即ち、内筒20
は両触媒要素26間が触媒要素26の直径より小さく縮
径され、また、内筒20の両開孔部は各触媒要素26の
外側端部付近から端部方向に向かってそれぞれ徐々に縮
径されてほぼ切頭円錐状をなし、これら縮径部によって
触媒要素26は所定の位置に保持されている。この内筒
20の触媒要素26間の縮径部には、後述するO2セン
サー12が挿入される開孔40が形成されている。
20とほぼ同心状に配置されている。外筒30の両開孔
部は内筒20と同様にほぼ切頭円錐状に縮径され、一方
の端部は内筒20の開口に溶着され、他方の端部は内筒
20との間にその外周面に一周巻き付けられた弾性材で
なるシールネット34が介在されて固定され、内筒20
と外筒30との間には閉塞された空間32が形成されて
いる。ここで、シールネット34は、触媒コンバータ3
6の両端部にそれぞれ介在されていても、外筒30と内
筒20との間がこのシールネット34によって閉塞され
ていれば構わない。
開孔40からその内筒20内部に挿入されるセンサー部
14とこのセンサー部14を外筒30に固定する固定部
16とで構成されている。前記固定部16は内周面に雌
ねじが形成された管状をなし、外筒20と直交してその
内外の連通路をなすように配置され、外管30と内管2
0との間の空間に突出されている。また、固定部16と
外管30とはそれらの間に間隙が生じないように、固定
部16の外周部が外管30にその全周に亘って溶接され
ている。この固定部16にはセンサー部14に形成され
た雄ねじ部14bが螺合され、センサー14aが内筒2
0内に配置される。このとき、センサー部14が固定部
16に締め込まれることによって固定部16の連通路が
閉止される。即ち、センサー部14を螺合して固定する
ことによって、センサー14aを内筒20内に取り付け
るだけで連通路を閉止することができるとともに、セン
サー14aの着脱を可能にすることによって、製造性や
メンテナンス等の作業性を向上させることができる。
がない素材で蛇腹状に形成された管状部材38の一方の
開口部が隙間なく溶着され、他方の開口部が前記内筒2
0の開孔40の周縁に沿って隙間なく溶着されている。
このとき、管状部材38内に挿通されたセンサー14a
は内筒20内に突設されている。
したO2センサー12を内筒20の開孔40を通して内
筒20内に配置しても、管状部材38によって内筒20
内と隔離されて気密状態が保たれた一つの空間32を、
外筒30と内筒20との間に形成することができる。よ
って、触媒コンバータ36の良好な遮熱性および遮音性
を維持することができる。
通されている部分において、センサー14aの固定部1
6と内筒20とを蛇腹状をなす管状部材38で繋いだの
で、排気ガスの浄化時の温度上昇によって内筒20と外
筒30との間で熱膨張量に差が生じたとしても、管状部
材38の予め屈曲された部分が変形して、前記熱膨張量
の差を吸収するので、触媒コンバータ36が破損する虞
はない。特に本実施形態では蛇腹状の管状部材38を用
いたので、単に管状の弾性体で内筒20と外筒30とを
接合した場合より変形の自由度が高く、内筒20および
外筒30に加わる負荷を小さくすることができる。ま
た、内筒20と外筒30との間隔寸法には高い精度が要
求されず、さらに異なる間隔寸法の触媒コンバータ36
にも流用できるため汎用性が向上し、製造コストを大幅
に低減することができるという優れた作用効果を奏する
が、本発明においては管状部材38を蛇腹状に限るもの
ではない。
20とを管状部材38で繋いだ形態を示したが、内筒2
0と外筒30とを管状部材38で繋いだり、図3(a)
に示すように管状部材38と外筒30とを固定部16に
溶接しても構わず、蛇腹状の管状部材38の折り返し方
向は、図3(b)(c)に示すように内筒20に沿う方
向でも、内筒20に直交する方向のいずれであっても構
わない。
のO2センサー取付構造によれば、内筒と外筒との間の
空間は管状部材によって気密状態に保たれるので、触媒
コンバータの良好な遮熱性および遮音性を維持すること
ができる。
て生じる内筒と外筒との熱膨張量の差は、伸縮可能な管
状部材によって吸収されるので触媒コンバータが破損す
る虞はない。
筒および外筒に加わる負荷が小さく、また、内筒と外筒
との間隔寸法に高い精度が要求されないので、汎用性が
向上し、製造コストを大幅に低減することができる。
取付構造を示す断面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 触媒を保持する内筒とその外側に配置さ
れた外筒との両端部の少なくとも一方においてそれらが
相対変位可能に両端部が結合され、それらの間に空間が
形成された触媒コンバータのO2センサー取付構造であ
って、 前記内筒の側部にその内外を連通する連通孔を有し、こ
の連通孔から挿入されて内筒内に配置される前記O2セ
ンサーを前記外筒の側部に固定し、このO2センサーを
囲繞し伸縮可能な管状部材で前記空間を気密状態に保持
したことを特徴とする触媒コンバータのO2センサー取
付構造。 - 【請求項2】 前記管状部材は蛇腹状をなしていること
を特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータのO2セ
ンサー取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000361781A JP2002161778A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 触媒コンバータのo2センサー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000361781A JP2002161778A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 触媒コンバータのo2センサー取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002161778A true JP2002161778A (ja) | 2002-06-07 |
Family
ID=18833170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000361781A Pending JP2002161778A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 触媒コンバータのo2センサー取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002161778A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100916417B1 (ko) | 2007-12-15 | 2009-09-07 | 기아자동차주식회사 | 차량의 촉매컨버터 케이스 구조 |
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-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000361781A patent/JP2002161778A/ja active Pending
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Legal Events
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091006 |