JPH09212743A - 顧客データの管理方法及び管理装置 - Google Patents

顧客データの管理方法及び管理装置

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JPH09212743A
JPH09212743A JP1436896A JP1436896A JPH09212743A JP H09212743 A JPH09212743 A JP H09212743A JP 1436896 A JP1436896 A JP 1436896A JP 1436896 A JP1436896 A JP 1436896A JP H09212743 A JPH09212743 A JP H09212743A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータに接続することなく各現
場で顧客情報を即座に把握するとともに、顧客に対する
きめ細かいサービスの提供を可能とする簡便な顧客情報
の管理方法及び装置を提供することにある。 【解決手段】 カード表面に感熱書込み表示部、当該裏
面に磁気記録部を有するカードに、会員番号、氏名、電
話番号、最終利用日、利用番号、利用回数、取引明細等
の顧客データの他、顧客の利用金額に応じて所定換算率
でポイント換算され付加累計された累計基本ポイント数
と、当該基本ポイント数に応じて所定換算率でポイント
換算され付加累計された累計サービスポイント数の2種
のポイント処理データを、カードに記録表示することに
より、累計基本ポイント数から顧客の利用金額を把握す
るとともに、サービスポイント数により顧客への種々の
サービスの提供を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてクリーニ
ング業等のサービス業において使用される顧客データの
管理方法及び装置に関し、特に顧客の最終利用日(直近
利用日)、利用回数、利用金額等の顧客貢献度を即座に
把握し、顧客貢献度に応じたきめの細かいサービスの提
供を可能とする簡便な顧客データの管理方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サービス業、物品小売業等におい
て、顧客サービスの一環として、顧客の利用金額に応じ
て所定のサービスポイントを付与し、予め決められた所
定数のポイントが溜まると、種々の特典が与えられ、当
該特典を享受したときは、その代償として所定数のポイ
ントが減算されるという内容の販売促進のためのポイン
トシステムが提供されている。この場合、サービスポイ
ントの管理方法として、所定の用紙にスタンプを押印し
たり、シールを貼布したり、カード表面上に印字した
り、磁記カードに記録されたデータを読み取り利用の際
のレシートに印字したりして、ポイントの把握及び管理
をしているのが現状である。そのため顧客のサービスポ
イント保有量は一定ポイントに達した時点で所定の特典
と引き換えに減算され、当初の0の状態に戻ってしま
い、ポイントシステム導入社に対する顧客の貢献度を把
握することが困難であった。
【0003】また、上記顧客の貢献度を把握しようとす
る場合、コンピュータ端末もしくはPOS端末から通信
経路を経てホストコンピュータにアクセスする必要があ
り、その導入には相当の費用を要するのが現状である。
【0004】また、従来のポイントシステムにおいて
は、ポイント数の増減の把握のみで、顧客の最終利用
日、利用回数、利用金額等の顧客情報が把握されないた
め、顧客の貢献度に応じたきめの細かいサービスの提供
が困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
除去するためになされたものであって、その目的とする
ところは、カード表面に感熱書込み表示部、当該裏面に
磁気記録部を有するカードに、利用金額に応じて所定換
算率でポイント換算され付加累計された累計基本ポイン
ト数と、当該基本ポイント数に応じて所定換算率でポイ
ント換算され付加累計された累計サービスポイント数の
2種のポイントを記録、表示することにより、累計基本
ポイント数から顧客の利用金額を即座に把握し得るとと
もに、サービスポイント数により顧客への種々のサービ
スの提供を行なうことを可能にすることにある。
【0006】また、他の目的は従来のコンピュータシス
テムに比して低コストで導入することができるととも
に、簡便な入力操作でカード自体をデータベース化する
ことにより、POSシステムや大がかりなコンピュータ
システムを導入することなく導入現場で有用な顧客情報
を即座に視認し、顧客に対応することを可能にすること
にある。
【0007】また、他の目的は、上記カードに、累計基
本ポイント数及び残存サービスポイント数の他、最終利
用日、通算利用回数、取引明細等の顧客情報または導入
社からの顧客に対するメッセージ等を磁気記録し感熱書
込み表示することにより、顧客の貢献度に応じたきめの
細かいサービスの提供を可能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、カード表面に感熱書込み表示部、当該裏
面に磁気記録部を有し、予め会員番号、氏名、電話番号
等の顧客基本データが磁気記録され感熱書込み表示され
たカードに、カード発行処理機械の入力手段により入力
された利用日、商品コード、数量、金額等の顧客変動デ
ータから、前記カード発行処理機械に格納された処理プ
ログラムに従い、最終利用日、利用番号、通算利用回
数、取引明細等のデータ処理を行うとともに、基本ポイ
ント付加手段により利用金額に応じて所定換算率でポイ
ント換算された基本ポイント数を付加累計する基本ポイ
ント換算処理及びサービスポイント付加手段により前記
基本ポイント数に応じて所定換算率でポイント換算され
たサービスポイント数を付加累計するサービスポイント
換算処理及びサービスポイント減算手段により適宜サー
ビスポイント数の減算命令に従い当該サービスポイント
数を所定数減算するサービスポイント減算処理を行なう
とともに、前記最終利用日、利用番号、通算利用回数、
取引明細、累計基本ポイント数及び残存サービスポイン
ト数等の顧客データを前記カードに磁気記録し、当該カ
ードに感熱書込み表示したことを特徴とする顧客データ
の管理方法を構成した。
【0009】また、余剰ポイント換算手段により、前記
サービスポイント換算処理の際発生する余剰ポイント数
を所定換算率で換算し、前記サービスポイント数に付加
累計する余剰ポイント換算処理をしたことを特徴とする
顧客データの管理方法を構成した。
【0010】さらに、拡張ポイント付加手段により、前
記サービスポイント数もしくは顧客の利用回数に応じて
所定換算率でポイント換算された拡張ポイント数を付加
累計する拡張ポイント換算処理をしたことを特徴とする
顧客データの管理方法を構成した。
【0011】また、カード表面に感熱書込み表示部、当
該裏面に磁気記録部を有し、予め会員番号、氏名、電話
番号等の顧客基本データが磁気記録され感熱書込み表示
されたカードと、前記カードを発行し格納された処理プ
ログラムに従いデータ処理を行ない当該カードに当該デ
ータを磁気記録し所定データの感熱書込み表示処理する
カード発行処理機械とから構成され、前記カード発行処
理機械が、前記顧客基本データ及び利用日、商品コー
ド、数量、金額等の顧客変動データを入力する入力手段
と、当該顧客の利用金額に応じて所定換算率でポイント
換算された基本ポイント数を付加累計する基本ポイント
付加手段と、前記基本ポイント数に応じて所定換算率で
ポイント換算されたサービスポイント数を付加累計する
サービスポイント付加手段と、サービスポイント数の減
算命令に従い適宜前記サービスポイント数を所定数減算
するサービスポイント減算手段と、前記入力処理デー
タ、前記累計基本ポイント数及び前記残存サービスポイ
ント数を記憶する記憶手段と、前記入力データから所定
の手順で処理して得られた最終利用日、利用番号、通算
利用回数、取引明細、累計基本ポイント数及び残存サー
ビスポイント数等の顧客データを前記カードに磁気記録
する磁気読取り・書込み手段と、前記磁気読取り・書込
み手段により記録された顧客データのうち所定のデータ
を前記カードに書込む感熱消し込み・書込み手段と、前
記各手段を制御する制御手段を備えて成る顧客データの
管理装置を構成した。
【0012】また、前記サービスポイント換算処理の際
発生する余剰ポイント数を所定換算率で換算し、前記サ
ービスポイント数に付加累計する余剰ポイント換算手段
を備えたことを特徴とする顧客データの管理装置を構成
した。
【0013】さらに、前記サービスポイント数もしくは
顧客の利用回数に応じて所定換算率でポイント換算され
た拡張ポイント数を付加累計する拡張ポイント換算手段
を備えたことを特徴とする顧客データの管理装置を構成
した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】本実施の形態においてはその一例として本
発明がクリーニング業で実施された場合の顧客データ管
理方法及び装置について詳述する。
【0016】図1は、本発明に係る顧客情報の管理装置
の構成を示すブロック図である。当該顧客データの管理
装置は、カード発行処理機械1とカード3とから構成さ
れている。
【0017】カード発行処理機械1には、入力装置5が
ケーブルによって取外し自在に接続されている。入力装
置5には、0キー及び1〜9キーを有する数値データ入
力用のテンキー7、顧客から預かった商品を明細金額フ
ァイルに追加記録するための加算キー9、顧客へ返却し
た商品を明細金額ファイルから消去するための減算キー
11、新たにカード3を発行するための発行キー13、
予め設定された各種処理機能を読出し実行するための機
能キー15及び設定キー17、データ処理を途中で中止
するキャンセルキー19、入力内容を解消するためのク
リアキー21、付加累計された各種ポイントを集計する
ための集計キー23とを備え、上記各種入力処理ごとに
対応する作業命令が入力装置5と一体に形成された表示
装置25の液晶画面に表示される。上記機能キー15及
び設定キー17により選択実行可能な処理として、カー
ド発行処理機械1の機体番号の設定、パスワードの設
定、日時の設定、カード自動採番の設定、基本ポイント
換算%の設定、サービスポイントの換算%の設定、拡張
ポイントの使用設定、新規発行時の初期付与ポイントの
設定、詳細データ入力表示の設定、詳細データの登録の
設定、コメント表示の設定等がある。入力装置5には、
直接文字データ等を入力するためのアルファベットキ
ー、カナキー等を設けることもできる。本実施の形態に
おいては、各カナ文字をコード化したコード番号により
文字データが入力されるようになっている。
【0018】入力装置5から入力されたデータはCPU
27へ与えられ、CPU27に接続され、各種の処理プ
ログラムが格納されたROM29によって、たとえば入
力データを所定の記憶エリアに記憶するなどのデータ処
理が実行される。
【0019】また、CPU27には、処理記憶装置31
が接続されている。処理記憶装置31には、カード3の
裏面に磁気記録されたデータを読出し、処理されたデー
タを書込むための磁気読取り・書込み部33、カード3
の表面に感熱書込み表示されたデータを消し込み、磁気
記録されたデータのうち所定のデータをカード表面に書
込み表示するための感熱消込み・書込み部35、顧客の
利用金額等に応じて所定換算率で各種ポイント換算し、
当該各種ポイントを累計記憶するポイント換算・数値記
憶部37が含まれている。
【0020】ポイント換算・数値記憶部37は、顧客の
利用金額に応じて所定換算率でポイント換算処理し、当
該ポイント数を累計記憶する基本ポイント(以下、第1
ポイントという)換算・数値記憶部39と、当該第1ポ
イント数に応じて所定換算率でポイント換算処理し、当
該ポイント数を累計記憶するサービスポイント(以下、
第2ポイントという)換算・数値記憶部41と、第3ポ
イント以後のポイントを設定したり、顧客の利用回数等
に応じてポイントを設定したりするとき使用する拡張ポ
イント換算・数値記憶部43とから構成されており、第
2ポイント換算・数値記憶部41、拡張ポイント換算・
数値記憶部43には、ポイント換算の際発生する余剰ポ
イントを処理する余剰ポイント換算・数値記憶部45が
それぞれ設けられている。累計第1ポイントは、顧客の
導入社に対する貢献度を最も適確に示し、即座に利用金
額に換算し得るように、余剰ポイントが生じないように
換算%が設定されている。
【0021】また、カード3は、当該裏面に、会員番
号、氏名、電話番号等の顧客基本データ、最終利用日、
利用番号、通算利用回数、取引明細等の顧客変動データ
及び導入社の顧客に対するメッセージ等を磁気記録する
磁気記録部を有し、当該裏面に磁気記録されたデータの
内所定のデータを感熱消込み後感熱書込み表示する感熱
書込み部を有するリライトカードが使用されている。
【0022】次にカード発行処理機械1による顧客情報
の管理処理動作の全体の概要について、図2に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0023】まず、カード発行処理機械1のカード挿入
口にカード3を挿入する(S1)。挿入されたカード3
がポイントシステム導入社のカードであると認識される
と、当該カード3に磁気記録されたデータが読取られ、
処理待状態となる(S2,S3,S4)。ROM29か
ら読み出された制御プログラムに従って、コントローラ
47の処理指示により、指定された処理動作が行われる
(S5)。各処理されたデータは、磁気読取り・書込み
部33に磁気上書きされ、データ保存ファイルに一時記
憶され、カード3の磁気記録部に記録される(S6,S
7,S8)。同時にカード3に感熱表示された累計基本
ポイント数、残存サービスポイント数等の表示データが
感熱消込み書込み部35により感熱消去され、S6で磁
気上書きされたデータの内所定データが感熱書込み表示
される(S9,S10)。上記各処理が正常に終了した
とき、カード3は、カード挿入口より排出されるととも
に、S2でカード認識不能であったり、S3でカードデ
ータ読取エラーが生じたり、S5で指定処理が中断され
たり、S6で磁気書込エラーが生じた場合には、カード
3は強制的に排出される(S11)。
【0024】次にポイント換算部37の処理動作につい
て、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0025】まず、使用するポイントを初期設定で決定
する(S12)。本実施の形態においては、第1ポイン
ト、第2ポイント及び拡張ポイントが設定されている。
各設定ポイントについては、第1ポイント換算%、第2
ポイント換算%及び拡張ポイント換算%がそれぞれ設定
される(S13,S14,S15)。第1ポイント換算
%は、顧客の利用金額に応じて基本ポイントである第1
ポイントを換算するために設定され、第2ポイント換算
%は、第1ポイントに応じてサービスポイントである第
2ポイントを換算するために設定され、さらに拡張ポイ
ント換算%は、第2ポイントに応じて第3ポイントの設
定を行ったり、顧客の利用回数等ポイントの性格を変更
して使用する場合等に設定される。挿入口よりカード3
が挿入され、利用金額等の顧客変動データが入力される
(S16,S17)。第1ポイント換算・数値記憶部3
9は、S13で設定された第1ポイント換算%及びS1
7で入力された金額データに基づき第1ポイント換算処
理を行なう(S19)。次に、S19で換算された第1
ポイントは、S14で設定された第2ポイント換算%に
基づき第2ポイント換算・数値記憶部41で第2ポイン
ト換算処理が行なわれる(S20)。その際、前回の第
2ポイント換算の際生じた余剰ポイントを有する場合、
当該余剰ポイントは、余剰ポイント換算・数値記憶部4
5で第2ポイントとして換算処理され、付加累計される
(S21)。同時に今回の第2ポイント換算の際生じた
余剰ポイントを有する場合、当該余剰ポイントは、前回
の余剰ポイント換算処理の際生じた余剰ポイントととも
に保存される(S22)。さらに拡張ポイントの使用を
選択した場合には、S20で換算された第2ポイントも
しくは顧客の利用回数等及びS15で設定された拡張ポ
イント換算%に基づき拡張ポイント換算処理が行なわれ
る(S23,S24)。上記処理手続の正常終了が確認
されると、第1ポイント数、第2ポイント数及び拡張ポ
イント数がカード3に磁気書込、感熱書込表示された
後、挿入口より排出される(S25,S26)。
【0026】ポイントシステム導入社は、上記第1ポイ
ントの累計数により顧客の総利用金額を即座に視認し導
入社に対する顧客の貢献度を容易に把握し得るととも
に、第2ポイントの残存累計数に応じて顧客への種々の
サービスの提供を行ない、さらに拡張ポイントの使用に
より、顧客の利用金額のみでなく利用回数等に応じたき
め細かいサービスの提供を行なうことが可能となる。
【0027】また、大がかりなコンピュータシステムに
よることなく簡便な機器及びカードを利用しているため
の低コストで導入することができるとともに、カードに
視認性があるため、ホストコンピュータに問合せをする
ことなく、各現場で有用な顧客情報を把握することがで
きる。
【0028】なお、上記第1ポイント設定の趣旨から、
第1ポイント換算%は、余剰ポイントを発生させず、し
かも第1ポイント累計数から顧客の総利用金額を容易に
把握し得るものとすることが好ましい。
【0029】次に、上記ポイント付加部の処理動作につ
いて、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0030】まず、入力装置5の加算キー9を押下げて
加算処理を指示する(S27)。挿入口のゲートが開か
れ、カード3を挿入すると、ゲートが閉じられる(S2
8,S29,S30)。導入社のカードであると認識さ
れると、カードに磁気記録されたデータの内、第1ポイ
ント数、第2ポイント数、拡張ポイント数、明細データ
及び余剰ポイント数が読み取られ、処理記憶装置31の
メモリーに一時記憶される(S31,S32)。次に初
期設定で予め設けられた機能メニューの中から明細デー
タの入力を機能キー及び設定キーを押下げて指示し、商
品コード、数量、金額等の明細データを入力する(S3
3)。商品コード、数量等の入力内容を確認してOKで
あれば、当該データは明細金額一次ファイルに一時的に
格納される(S34,S35)。さらに金額を入力し、
入力内容を確認してOKであれば、当該データもまた明
細金額一次ファイルに一時的に格納される(S36,S
37,S35)。そして商品コード、数量及び金額等の
入力データに誤りがないことを確認して、S35で明細
金額一次ファイルに格納されたデータを、明細金額確定
ファイルに転送する(S38,S39)。明細金額確定
ファイルに格納されたデータは、最終確認を経た後(S
40)、金額データがポイント換算・数値記憶部37に
転送され、S32で読取られ転送されたポイントデータ
に基づき、図3に示すポイント換算部処理によりポイン
ト計算が行なわれ、当該データが第1ポイント数、第2
ポイント数、拡張ポイント数、余剰ポイント数に付加さ
れるとともに、明細データの処理も行なわれる(S4
1)。S41でポイント換算処理されたデータは、カー
ド3の磁気記録部に書き込まれ、感熱表示部に書込表示
される(S42,S43)。そして挿入口のゲートが開
かれ、カード3が排出される(S44,S45)。
【0031】次にポイント減算部の処理動作について、
図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0032】まず、入力装置5の減算キー11を押下げ
て減算処理を指示する(S47)。挿入口のゲートが開
かれ、カード3を挿入すると、ゲートが閉じられる(S
48,S49,S50)。挿入されたカード3が導入社
のカードであると認識されると、カードデータの内第2
ポイント数が読みられ当該データを確認する(S51,
S52,S53)。次いで顧客に付与する種々の特典と
引き換えに減算するポイント数を入力する(S54)。
入力された減算ポイント数の確認後、当該減算ポイント
数と減数最大値とが比較され、減算ポイント数≦減数最
大値の関係が成り立つか否か判別される(S55,S5
6)。上記処理に誤りがないか否か確認した後、ポイン
ト計算が行なわれ、S54で入力されたポイント数だけ
減算処理される(S57,S58)。同時に当該減算ポ
イント数はポイント換算・数値記憶部37の第2ポイン
ト換算・数値記憶部39に設けられた使用ポイントファ
イルに格納される。S58で減算処理された残存第2ポ
イント数は、カード3の磁気記録部に書込まれ、感熱書
込表示部に書込み表示される(S60,S61)。そし
てゲートが開かれ、カード3が挿入口から排出される
(S62,S63)。
【0033】一方、S51でカード識別不能であった
り、S53で第2ポイント読取エラーが生じたり、S5
5,S56で減算ポイント数入力エラーが生じたような
場合においても、ゲートが開かれ、カード3が挿入口よ
り排出される(S63)。
【0034】なお、図5に示すフローチャートには、第
2ポイントの減算処理についてのみ表示されているが、
拡張ポイントの減算処理についても同様である。
【0035】次に、明細処理部の処理動作について、図
6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0036】まず、初期設定で予め設けられた機能メニ
ューの中から、明細データの入力を機能キー及び設定キ
ーを押下げて指示する(S64,S65)。次にカード
3を挿入し、商品コード、数量等の明細データを入力す
る(S66,S67)。そして、当該入力データが、加
算すなわち新たに顧客から商品を預かったために入力さ
れたものなのか、あるいは減算すなわち顧客から預かっ
た商品を返却するために入力されたものなのか判断し
(S68)、加算の場合、加算キーを押下げて商品デー
タの加算処理を行なう(S69)。加算処理を継続する
場合、上記商品データは、明細金額一次ファイルに一時
的に格納され(S70,S71)、次に金額データの入
力処理を行ない(S72)、入力データに誤りがなけれ
ば、当該データもまた明細金額一次ファイルに一時的に
格納される(S73,S71)。明細データが複数ある
場合、上記処理動作を繰り返し、終了確認OKであれば
明細金額一次ファイルに格納された明細データが明細金
額確定ファイルに転送される(S74,S75)。
【0037】一方、減算の場合、減算キーを押下し、預
り商品に予め付けられた商品コードを入力しクリアキー
21を押下することにより減算処理を行なう(S7
6)。減算処理を継続する場合、上記減算商品コードが
明細金額一次ファイルに一時的に格納される(S77,
S71)。複数の減算商品コードがある場合、上記処理
動作を繰り返し、終了確認OKであれば明細金額一次フ
ァイルに格納された減算商品コードが明細金額確定ファ
イルに転送され、ファイルから消去される(S78,S
71,S75)。
【0038】なお、本実施の形態においては、商品の種
類及び預り商品番号を一体としてコード化した商品コー
ドと金額とをそれぞれ入力するようになっているが、予
め商品の種類とそれに対応する金額とをROM29に記
憶させて、商品コード及び数量のみを入力するようにし
たものであってもよい。
【0039】次にコメント表示部の処理動作について図
7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0040】まず、初期設定で予め設けられた機能メニ
ューの中から、コメント表示の設定を機能キー及び設定
キーを押下げて指示する(S76,S77)。カード3
を挿入し、導入社からの顧客へのメッセージ、キャンペ
ーン情報等のコメントを入力する(S78,S79)。
入力されたコメントは、コメント記憶部に一時的に記憶
され、ROM29に格納された処理プログラムに従い、
感熱消込み書込み部35により、カード3に感熱書込表
示される(S81)。
【0041】また、上述したようにコメント記憶のため
のバッファを特に設けないで、ROM29に直接記憶さ
せたものを表示させるものであってもよい。
【0042】上記手順を経て処理されたデータ、すなわ
ち、会員No、氏名、電話番号、最終利用日(自動付番
される)、利用No(自動付番される)、累計基本ポイ
ント数、利用回数(自動付番される)、残存第2ポイン
ト数、第2余剰ポイント数、拡張ポイント数(図8にお
いては、第3ポイント及び第4ポイント)、拡張余剰ポ
イント数(拡張ポイントの使用を設定した場合)、商品
コード、数量(本実施の形態においては、15商品の管
理としているため、各商品コードに対応する数量は1と
なっている)等のデータが、図8に示すようにカード3
の磁気記録部に磁気記録されるとともに、当該データの
内所定のものについてカード表面の感熱消込書込部に感
熱表示される。したがって、導入社の各現場において顧
客情報を即座に把握し得ることはもちろんのこと、各顧
客においても、依頼中の商品明細及び導入社からの各種
情報を、従来の預り伝票、チラシ等に代えて、カード1
枚で即座に視認することができる。
【0043】本実施の形態においては、一例としてクリ
ーニング業における顧客情報の管理方法及び装置につい
て説明したが、適宜の設計変更によりレンタル業その他
の事業に応用することができる。
【0044】また、カードデータは外部インターフェー
スから取り出すことができるため、パソコン等により情
報の加工、処理運用を行なうこともできる。
【0045】さらに、導入社は、第1段階で当該システ
ムが設置されている場所で同様のカードを使用すること
により、累計基本ポイント数、残存サービスポイント数
の累計データ等を収集し、第2段階で当該システムの外
部RAMを拡張することによりカードごとの詳細データ
を回収し、第3段階でパソコンをPOSレジ化したもの
と連動させることによりLAN又はWANとしてデータ
を回収するというように、導入社の経営状態に応じた段
階的なデータの回収も可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、顧客の利用金額に応じ
て所定換算率でポイント換算された基本ポイントの累計
数及び当該基本ポイントに応じて所定換算率でポイント
換算されたサービスポイントの残存累計数をカードに記
録・表示することにより、累計基本ポイント数から顧客
の総利用金額を即座に把握し得るとともに、残存累計サ
ービスポイント数に基づき、顧客への種々のサービスの
提供が可能となるため、顧客情報の管理が容易となる。
【0047】また、従来のPOSシステムや大がかりな
コンピュータシステムを導入することなく低コストで導
入することができ、しかも有用な顧客情報が、ホストコ
ンピュータに接続することなく、各導入現場でカードに
より視認することができるため、顧客に対するきめ細か
い対応が可能となる。
【0048】さらに、上記基本ポイントの累計数及びサ
ービスポイントの残存累計数の他、顧客の最終利用日、
通算利用回数、取引明細、導入社からの顧客に対するメ
ッセージ等を表示することができるため、従来の預り伝
票やチラシ等を用いることなく、顧客情報の管理及び販
売促進活動を行なうことができる。
【0049】したがって、有用な顧客情報を即座に把握
することができる電子機器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顧客情報の管理装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明に係る顧客情報の管理方法の全体の概要
を示すフローチャートである。
【図3】ポイント換算部の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図4】ポイント付加部の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図5】ポイント減算部の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図6】明細処理部の処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】コメント表示部の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図8】顧客データの記録状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 カード発行処理機械 3 カード 5 入力装置 27 CPU 29 ROM 31 処理記憶装置 33 磁気読取り・書込み部 35 感熱消込み・書込み部 37 ポイント換算・数値記憶部 39 第1ポイント換算・数値記憶部 41 第2ポイント換算・数値記憶部 43 拡張ポイント換算・数値記憶部 45 余剰ポイント換算・数値記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード表面に感熱書込み表示部、当該裏
    面に磁気記録部を有し、予め会員番号、氏名、電話番号
    等の顧客基本データが磁気記録され感熱書込み表示され
    たカードに、カード発行処理機械の入力手段により入力
    された利用日、商品コード、数量、金額等の顧客変動デ
    ータから、前記カード発行処理機械に格納された処理プ
    ログラムに従い、最終利用日、利用番号、通算利用回
    数、取引明細等のデータ処理を行うとともに、基本ポイ
    ント付加手段により利用金額に応じて所定換算率でポイ
    ント換算された基本ポイント数を付加累計する基本ポイ
    ント換算処理及びサービスポイント付加手段により前記
    基本ポイント数に応じて所定換算率でポイント換算され
    たサービスポイント数を付加累計するサービスポイント
    換算処理及びサービスポイント減算手段により適宜サー
    ビスポイント数の減算命令に従い当該サービスポイント
    数を所定数減算するサービスポイント減算処理を行なう
    とともに、前記最終利用日、利用番号、通算利用回数、
    取引明細、累計基本ポイント数及び残存サービスポイン
    ト数等の顧客データを前記カードに磁気記録し、当該カ
    ードに感熱書込み表示したことを特徴とする顧客データ
    の管理方法。
  2. 【請求項2】 余剰ポイント換算手段により、前記サー
    ビスポイント換算処理の際発生する余剰ポイント数を所
    定換算率で換算し、前記サービスポイント数に付加累計
    する余剰ポイント換算処理をしたことを特徴とする請求
    項1記載の顧客データの管理方法。
  3. 【請求項3】 拡張ポイント付加手段により、前記サー
    ビスポイント数もしくは顧客の利用回数に応じて所定換
    算率でポイント換算された拡張ポイント数を付加累計す
    る拡張ポイント換算処理をしたことを特徴とする請求項
    1もしくは請求項2記載の顧客データの管理方法。
  4. 【請求項4】 カード表面に感熱書込み表示部、当該裏
    面に磁気記録部を有し、予め会員番号、氏名、電話番号
    等の顧客基本データが磁気記録され感熱書込み表示され
    たカードと、前記カードを発行し格納された処理プログ
    ラムに従いデータ処理を行ない当該カードに当該データ
    を磁気記録し所定データの感熱書込み表示処理するカー
    ド発行処理機械とから構成され、前記カード発行処理機
    械が、前記顧客基本データ及び利用日、商品コード、数
    量、金額等の顧客変動データを入力する入力手段と、当
    該顧客の利用金額に応じて所定換算率でポイント換算さ
    れた基本ポイント数を付加累計する基本ポイント付加手
    段と、前記基本ポイント数に応じて所定換算率でポイン
    ト換算されたサービスポイント数を付加累計するサービ
    スポイント付加手段と、サービスポイント数の減算命令
    に従い適宜前記サービスポイント数を所定数減算するサ
    ービスポイント減算手段と、前記入力処理データ、前記
    累計基本ポイント数及び前記残存サービスポイント数を
    記憶する記憶手段と、前記入力データから所定の手順で
    処理して得られた最終利用日、利用番号、通算利用回
    数、取引明細、累計基本ポイント数及び残存サービスポ
    イント数等の顧客データを前記カードに磁気記録する磁
    気読取り・書込み手段と、前記磁気読取り・書込み手段
    により記録された顧客データのうち所定のデータを前記
    カードに書込む感熱消し込み・書込み手段と、前記各手
    段を制御する制御手段を備えて成る顧客データの管理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記サービスポイント換算処理の際発生
    する余剰ポイント数を所定換算率で換算し、前記サービ
    スポイント数に付加累計する余剰ポイント換算手段を備
    えたことを特徴とする請求項4記載の顧客データの管理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記サービスポイント数もしくは顧客の
    利用回数に応じて所定換算率でポイント換算された拡張
    ポイント数を付加累計する拡張ポイント換算手段を備え
    たことを特徴とする請求項4もしくは請求項5記載の顧
    客データの管理装置。
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