JP2005059429A - ラベル印字装置、ラベル印字方法およびラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】 コストおよび手間をかけることなく税抜表示に対応するシステムに使用することができかつ総額表示に対応したラベルを印字することができるラベル印字装置、ラベル印字方法およびラベルを提供する。
【解決手段】 ラベルのバーコードにおける部位c21には、商品の税抜金額の「200」が印字される。この場合、バーコードは、税抜金額の「200」を表している。また、ラベルの部位c2には、商品の税込単価の「105」と商品の税込金額の「210」とが印字される。商品の税込金額は、商品の正味量の200gと税込単価の105とにより算出される。この場合、CPU1により税抜単価の100に(1+税率)で表される係数が乗算されることにより上記税込単価の105が算出される。
【選択図】 図7
【解決手段】 ラベルのバーコードにおける部位c21には、商品の税抜金額の「200」が印字される。この場合、バーコードは、税抜金額の「200」を表している。また、ラベルの部位c2には、商品の税込単価の「105」と商品の税込金額の「210」とが印字される。商品の税込金額は、商品の正味量の200gと税込単価の105とにより算出される。この場合、CPU1により税抜単価の100に(1+税率)で表される係数が乗算されることにより上記税込単価の105が算出される。
【選択図】 図7
Description
本発明は、種々のラベルを印字可能なラベル印字装置、ラベル印字方法およびラベルに関する。
従来より、商品の販売価格を計算するのにキャッシュレジスタが用いられている。この場合、オペレータが入力装置の売上キーを使用して商品の売上げ金額の入力を行う。ここで、オペレータによる商品の売上げ金額の入力方法として、例えば、値付けラベルのバーコードから商品の金額(税抜金額)情報をキャッシュレジスタに接続されるバーコードリーダにて読み取る方法がある。その後、キャッシュレジスタにより商品の売上合計額と税額が計算され、客が支払う金額である税計算後金額が算出される(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−144157号公報
法改正等によって、値付けラベルにおける金額情報を全て総額(税込金額)で表示する必要が生じた場合、商品を取り扱う各店舗は、バーコードから税抜金額を読み取って課税するという従来のキャッシュレジスタのシステムを変更することを強いられる。そのため、各店舗には多大なコストおよび手間がかかる。
本発明の目的は、コストおよび手間をかけることなく税抜表示に対応するシステムに使用することができかつ総額表示に対応したラベルを印字することができるラベル印字装置、ラベル印字方法およびラベルを提供することである。
本発明に係るラベル印字装置は、ラベルを印字するラベル印字装置であって、商品の価格に関する情報を価格情報として商品ごとに記憶する記憶手段と、商品を特定する情報を商品情報として入力する入力手段と、入力手段により入力された商品情報および記憶手段に記憶された価格情報に基づいて商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字する印字手段とを備えたものである。
本発明に係るラベル印字装置においては、商品の価格に関する情報が価格情報として商品ごとに記憶手段に記憶される。商品を特定する情報が商品情報として入力手段により入力されると、入力された商品情報および記憶された価格情報に基づいて商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額が印字手段によりラベルに印字される。それにより、バーコードから商品の税抜金額を読み取ることができる。したがって、コストおよび手間をかけることなく、税抜表示に対応したシステムにおいて使用可能でかつ総額表示に対応したラベルを印字することができる。
印字手段は、商品の税込金額に関連する第1の付加情報をラベルに印字してもよい。それにより、商品の税込金額の詳細を容易に認識することができる。
第1の付加情報は、商品の税込金額に対する税額を含んでもよい。それにより、商品の税込金額のうちの税額を容易に認識することができる。
第1の付加情報は、商品の税抜金額を含んでもよい。それにより、商品の税込金額のうちの税抜金額を容易に認識することができる。
記憶手段は、価格情報として商品の単価を単価情報として記憶し、印字手段は、入力手段により入力された商品情報、記憶手段に記憶された単価情報および商品の数量に基づいて商品の税抜金額および商品の税込金額を算出し、算出された商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字してもよい。
この場合、記憶手段に価格情報として商品の単価が単価情報として記憶され、入力された商品情報、記憶された単価情報および商品の数量に基づいて商品の税抜金額および商品の税込金額が算出され、算出された商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額が印字手段によりラベルに印字される。それにより、バーコードから商品の税抜単価を読み取ることができる。
印字手段は、商品の税込単価を印字してもよい。それにより、商品の税込単価を容易に認識することができる。
印字手段は、商品の税込単価に関連する第2の付加情報をラベルに印字してもよい。それにより、商品の税込単価の詳細を容易に認識することができる。
第2の付加情報は、商品の税抜単価を含んでもよい。それにより、商品の税込単価のうち税抜単価を容易に認識することができる。
第2の付加情報は、商品の税抜単価に対する税額を含んでもよい。それにより、商品の税込単価のうち税額を容易に認識することができる。
印字手段は、商品の税抜定金額を表すバーコードおよび商品の税込定金額をラベルに印字してもよい。それにより、商品の税込定金額を容易に認識することができる。
印字モードとして第1のモードおよび第2のモードのいずれかを設定するモード設定手段と、印字手段は、モード設定手段により第1のモードが設定されたときに商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字し、モード設定手段により第2のモードが設定されたときに商品の税込金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字してもよい。
この場合、コストおよび手間をかけることなく、税抜表示に対応したシステムにおいて使用可能でかつ総額表示に対応したラベルを印字することができるとともに、総額表示に対応したシステムにおいて使用可能なラベルを印字することができる。
モード設定手段は、印字モードとして第3のモードをさらに設定し、印字手段は、モード設定手段により第3のモードが設定されたときに商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税抜金額をラベルに印してもよい。
この場合、コストおよび手間をかけることなく、税抜表示に対応したシステムにおいて使用可能でかつ総額表示に対応したラベルを印字することができるとともに、総額表示に対応したシステムにおいて使用可能なラベルを印字することができ、さらに税抜表示に対応したシステムに使用可能でかつ税抜表示に対応したラベルを印字することができる。
本発明に係るラベル印字方法は、ラベルを印字するラベル印字方法であって、商品の価格に関する情報を価格情報として商品ごとに記憶するステップと、商品を特定する商品情報の入力を受け付けるステップと、入力された商品情報および記憶された価格情報に基づいて商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字するステップとを備えたものである。
本発明に係るラベル印字方法においては、商品の価格に関する情報が価格情報として商品ごとに記憶される。商品を特定する情報が商品情報として入力されると、入力された商品情報および記憶された価格情報に基づいて商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額がラベルに印字される。それにより、バーコードから商品の税抜金額を読み取ることができる。したがって、コストおよび手間をかけることなく、税抜表示に対応したシステムにおいて使用可能でかつ総額表示に対応したラベルを印字することができる。
本発明に係る印字ラベルは、商品に付されるラベルであって、商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額が印字されたものである。
本発明に係るラベルによれば、バーコードから商品の税抜金額を読み取ることができるとともに、総額表示に対応した表示が行われる。したがって、コストおよび手間をかけることなく、税抜表示に対応したシステムにおいて使用可能となる。
商品の税抜金額がさらに表示され、税込金額と税抜金額とは異なる色で表示してもよい。
この場合、税抜金額と税込金額とが異なる色で表示されるので、使用者は税抜金額と税込金額とを視覚的に容易に判別することができる。
本発明に係るラベル印字装置によれば、バーコードから商品の税抜金額を読み取ることができる。それにより、コストおよび手間をかけることなく、税抜表示に対応したシステムにおいて使用可能でかつ総額表示に対応したラベルを印字することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるラベル印字装置の模式的斜視図であり、(a)は前面側から見たラベル印字装置を示し、(b)は背面側から見たラベル印字装置を示す。
図1(a)に示すように、ラベル印字装置100は、前面側に入力部5および印字部6を備え、上面に計量部4を備える。また、図1(b)に示すように、背面側にディスプレイ3を備える。入力部5は、入力スイッチ部55、操作タッチパネル56および結果表示部57を有する。
図2は図1のラベル印字装置100の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ラベル印字装置100は、CPU(中央演算処理装置)1、ROM(リードオンリメモリ)2、ディスプレイ3、計量部4、入力部5、印字部6、外部記憶装置7、RAM(ランダムアクセスメモリ)8、通信制御装置9、記録媒体駆動装置10および記録媒体18を備える。また、入力部5は、入力スイッチ部55、操作タッチパネル56および結果表示部57を備える。
ラベル印字装置100のROM2にはシステムプログラムが記憶される。記録媒体駆動装置10は、CD−ROMドライブ、フロッピィディスクドライブ等からなり、CD−ROM、フロッピィディスク等の記録媒体18に対してデータの読み書きを行う。記録媒体18には、ラベル印字プログラムが記録されている。外部記憶装置7は、ハードディスク装置等からなり、記録媒体駆動装置10を介して記録媒体18から読み込まれたラベル印字プログラムを記憶する。外部記憶装置7は商品マスタテーブル7aを記憶する。
さらに、外部記憶装置7の商品マスタテーブル7aには、商品に関する情報の集合である商品マスタが格納され、商品マスタには、商品名、商品コード、税抜単価、税込単価、税率および端数処理の種類などが含まれる。
CPU1は、外部記憶装置7に記憶されたラベル印字プログラムをRAM8上で実行する。そして、CPU1は、RAM8上のラベル印字プログラムに基づき、図1に示す入力部5の入力スイッチ部55、操作タッチパネル56または計量部4により与えられる信号に応じて入力部5の結果表示部57、ディスプレイ3および印字部6の制御を行う。
なお、ラベル印字プログラムを記録する記録媒体18として、ROM等の半導体メモリ、ハードディスク等の種々の記録媒体を用いることができる。また、ラベル印字プログラムを通信回線から通信制御装置9を介して外部記憶装置7にダウンロードし、RAM8上で実行してもよい。
図3は入力部5の入力スイッチ部55の詳細図である。
図3に示すように、入力スイッチ部55は、ラベル印字切換スイッチ55a、金額印字切換スイッチ55b、単価印字切換スイッチ55c、印字スイッチ55d、定金額スイッチ55e、呼出スイッチ55fおよびテンキー55gを含む。
ラベル印字切換スイッチ55aは、後述するモードC1,C2,C3のうちいずれかの印字モードに設定するときに作業者により押下される。金額印字切換スイッチ55bは、後述するモードE1,E2,E3のうちいずれかの印字モードに設定するときに作業者により押下される。単価印字切換スイッチ55cは、後述するモードD1,D2,D3のうちいずれかの印字モードに設定するときに作業者により押下される。
ここで、モードC1とは、ラベルに税抜単価および税抜金額を印字するときに設定されるモードであり、モードC2とは、ラベルに税抜単価および税込金額を印字するときに設定されるモードであり、モードC3とは、ラベルに税込単価および税込金額を印字するときに設定されるモードである。モードD1〜D3およびモードE1〜E3の詳細については後述する。
なお、税抜単価とは、税金を含まない商品のある基準単位(本実施の形態では、商品の重量100g)の価格であり、税抜金額とは、税金を含まない商品の販売価格である。また、税込単価とは、商品のある基準単位に課税した価格であり、税込金額とは、商品の課税した販売価格である。
印字スイッチ55dは、ラベルを印字するときに作業者により押下される。また、定金額スイッチ55eは、ラベルに定金額(例えば、1050円、980円)を印字するときに作業者により押下され、押下されることにより印字モードが定金額モードに設定される。
また、呼出スイッチ55fは、他の作業者を呼び出したいときに作業者により押下される。テンキー55gは、ラベル印字切換スイッチ55a、金額印字切換スイッチ55b、単価印字切換スイッチ55cおよび定金額スイッチ55eと組み合わせて用いられる。
なお、上述の印字モードは、モードC1〜C3のうちの一のモードと、モードE1〜E3のうちの一のモードと、モードD1〜D3および定金額モードのうちの一のモードとの組み合わせによりなる。詳細については後述する。
図4は商品マスタテーブル7aに格納されているモードC1用の商品マスタの一例を示す説明図である。この商品マスタに含まれる各商品情報は、印字モードがモードC1に設定されたときにCPU1により読み込まれる。
図4に示す商品マスタには、商品名、商品コード、税抜単価および端数処理の種類等が含まれる。端数処理の種類には、切捨て、切上げおよび四捨五入があり、選択的に設定される。
図5は商品マスタテーブル7aに格納されているモードC2用の商品マスタの一例を示す説明図である。この商品マスタに含まれる各商品情報は、印字モードがモードC2に設定されたときにCPU1により読み込まれる。
図5に示す商品マスタには、商品名、商品コード、税抜単価、税率および端数処理の種類等が含まれる。
図6は商品マスタテーブル7aに格納されているモードC3用の商品マスタの一例を示す説明図である。この商品マスタに含まれる各商品情報は、印字モードがモードC3に設定されたときにCPU1により読み込まれる。
図6に示す商品マスタには、商品名、商品コード、税込単価および端数処理の種類等が含まれる。
次に、本実施の形態に係るラベル印字装置100により印字される種々のラベルについて説明する。
図7はラベル印字装置100により印字されるラベルの例を示す図である。図7では、一例として、商品の税抜金額が200円であるときのラベルの印字例について説明する。
図7(a)に示すラベルは、印字モードがモードC1に設定されたときに印字されるラベルである。図7(b)に示すラベルは、印字モードがモードC2に設定されたときに印字されるラベルである。図7(c)に示すラベルは、印字モードがモードC3に設定されたときに印字されるラベルである。
図7(a)に示すように、ラベルのバーコードにおける部位c11には、商品の税抜金額の「200」が印字される。この場合、バーコードは、税抜金額の「200」を表している。また、ラベルの部位c1には、商品の税抜単価の「100」と商品の税抜金額の「200」とが印字される。商品の税抜金額は、商品の正味量の200gと上記税抜単価の100とにより算出される。
図7(b)に示すように、ラベルのバーコードにおける部位c21には、商品の税抜金額の「200」が印字される。この場合、バーコードは、税抜金額の「200」を表している。また、ラベルの部位c2には、商品の税込単価の「105」と商品の税込金額の「210」とが印字される。商品の税込金額は、商品の正味量の200gと税込単価の105とにより算出される。この場合、CPU1により税抜単価の100に(1+税率)で表される係数が乗算されることにより上記税込単価の105が算出される。この場合、上記税率は0.05とする。
図7(c)に示すように、ラベルのバーコードにおける部位c31には、商品の税込金額の「210」が印字される。この場合、バーコードは、税込金額の「210」を表している。また、ラベルの部位c3には、商品の税込単価の「105」と商品の税込金額の「210」とが印字される。商品の税込金額は、商品の正味量の200gと税込単価の105とにより算出される。
図8は印字モードがモードE1に設定されかつモードD1〜D3および定金額モードのうちいずれかが設定されたときに印字されるラベルの例を示す図である。図9は印字モードがモードE2に設定されかつモードD1〜D3および定金額モードのうちいずれかが設定されたときに印字されるラベルの例を示す図である。図10は印字モードがモードE3に設定されかつモードD1〜D3および定金額モードのうちいずれかが設定されたときに印字されるラベルの例を示す図である。
ここで、印字モードがモードE1に設定されたときには、図8(a)〜(d)に示すように、それぞれのラベルの部位e1には、商品の税込金額のみ印字される。印字モードがモードE2に設定されたときには、図9(a)〜(d)に示すように、それぞれのラベルの部位e2には、商品の税込金額およびうち税が印字される。印字モードがモードE3に設定されたときには、図10(a)〜(d)に示すように、それぞれのラベルの部位e3には、商品の税込金額および商品の本体価格(税抜金額)が印字される。
図8(a)、図9(a)および図10(a)に示すように、印字モードがモードD1に設定されたときには、それぞれのラベルの部位d1には何も印字されない。
また、図8(b)、図9(b)および図10(b)に示すように、印字モードがモードD2に設定されたときには、それぞれのラベルの部位d2には本体単価(税抜単価)が印字される。
また、図8(c)、図9(c)および図10(c)に示すように、印字モードがモードD3に設定されたときには、それぞれのラベルの部位d3には税込単価に対するうち税が印字される。
さらに、図8(d)、図9(d)および図10(d)に示すように、印字モードが定金額モードに設定されたときには、それぞれのラベルの部位tには何も印字されない。
なお、本実施の形態では、図10(b)に示されるようなラベルにおいて、税込金額、税抜金額、税込単価および税抜単価が表記される場合、例えば税抜金額および税抜単価は赤色で印字され、税込金額および税込単価は黒色で印字される。それにより、商品を買う客は、税抜単価と税込単価との判別および税抜金額と税込金額との判別を視覚的に行い易くなる。
図11はCPU1の第1の初期設定処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、CPU1は、図3のラベル印字切換スイッチ55aが押下されたか否かを判別する(ステップS1)。ラベル印字切換スイッチ55aが押下された場合、CPU1は、テンキー55gの「1」が押下されたか否かを判別する(ステップS2)。ラベル印字切換スイッチ55aが押下されていない場合、CPU1は、他の処理を行い(ステップS5)、ステップS1に戻る。
ステップS2において、テンキー55gの「1」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードC1に設定する(ステップS6)。テンキー55gの「1」が押下されていない場合、CPU1は、テンキー55gの「2」が押下されたか否かを判別する(ステップS3)。
ステップS3において、テンキー55gの「2」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードC2に設定する(ステップS7)。テンキー55gの「2」が押下されていない場合、CPU1は、テンキー55gの「3」が押下されたか否かを判別する(ステップS4)。
ステップS4において、テンキー55gの「3」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードC3に設定する(ステップS8)。テンキー55gの「3」が押下されていない場合、ステップS2に戻り、上記の処理を繰り返す。
図12はCPU1の第2の初期設定処理を示すフローチャートである。なお、図11のステップS6において、印字モードがモードC1に設定された場合には第2の初期設定処理は実施されない。
図12に示すように、CPU1は、図3の金額印字切換スイッチ55bが押下されたか否かを判別する(ステップS21)。金額印字切換スイッチ55bが押下された場合、CPU1は、テンキー55gの「1」が押下されたか否かを判別する(ステップS22)。金額印字切換スイッチ55bが押下されていない場合、CPU1は、他の処理を行い(ステップS25)、ステップS21に戻る。
ステップS22において、テンキー55gの「1」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードE1に設定する(ステップS26)。テンキー55gの「1」が押下されていない場合、CPU1は、テンキー55gの「2」が押下されたか否かを判別する(ステップS23)。
ステップS23において、テンキー55gの「2」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードE2に設定する(ステップS27)。テンキー55gの「2」が押下されていない場合、CPU1は、テンキー55gの「3」が押下されたか否かを判別する(ステップS24)。
ステップS24において、テンキー55gの「3」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードE3に設定する(ステップS28)。テンキー55gの「3」が押下されていない場合、ステップS22に戻り、上記の処理を繰り返す。
図13はCPU1の第3の初期設定処理を示すフローチャートである。なお、図11のステップS6において、印字モードがモードC1に設定された場合には第3の初期設定処理は実施されない。
図13に示すように、CPU1は、図3の単価印字切換スイッチ55cが押下されたか否かを判別する(ステップS41)。単価印字切換スイッチ55cが押下された場合、CPU1は、テンキー55gの「1」が押下されたか否かを判別する(ステップS42)。単価印字切換スイッチ55cが押下されていない場合、CPU1は、他の処理を行い(ステップS45)、ステップS41に戻る。
ステップS42において、テンキー55gの「1」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードD1に設定する(ステップS46)。テンキー55gの「1」が押下されていない場合、CPU1は、テンキー55gの「2」が押下されたか否かを判別する(ステップS43)。
ステップS43において、テンキー55gの「2」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードD2に設定する(ステップS47)。テンキー55gの「2」が押下されていない場合、CPU1は、テンキー55gの「3」が押下されたか否かを判別する(ステップS44)。
ステップS44において、テンキー55gの「3」が押下された場合、CPU1は、印字モードをモードD3に設定する(ステップS48)。テンキー55gの「3」が押下されていない場合、ステップS42に戻り、上記の処理を繰り返す。
図14および図15はCPU1のラベル印字処理を示すフローチャートである。
図14に示すように、CPU1は、計量部4から商品重量のデータを受信する(ステップS61)。
次に、CPU1は、商品コードが入力されたか否かを判別する(ステップS62)。商品コードは、入力部5またはバーコードリーダ(図示せず)により入力される。商品コードが入力された場合、CPU1は、後述の金額計算処理を行う(ステップS63)。
次に、CPU1は、金額計算処理の結果を結果表示部57に表示する(ステップS64)。
続いて、CPU1は、印字スイッチ55dが押下されたか否かを判別する(ステップS65)。印字スイッチ55dが押下された場合、CPU1は、税込金額が税抜金額よりも大きいか否かを判別する(ステップS66)。印字スイッチ55dが押下されていない場合、CPU1は、他のスイッチが押下されたか否かを判別する(ステップS68)。他のスイッチが押下された場合、CPU1は、他の処理を行う(ステップS69)。他のスイッチが押下されていない場合、CPU1は、印字スイッチ55dが押下されるまで待機する。
ステップS66において、税込金額が税抜金額よりも大きい場合、CPU1は、印字部6にラベルを印字するように指示する(ステップS67)。税込金額が税抜金額以下の場合、CPU1は、警告処理を行う(ステップS70)。この場合、CPU1の指令により結果表示部57にエラー表示をしてもよいし、音声およびLED(発光ダイオード)等の光源を利用することにより警告を行ってもよい。なお、印字モードがモードC1に設定されているときには、ステップS66の処理は実施されない。
ステップS62において、商品コードが入力されていない場合、CPU1は、定金額スイッチ55eが押下された否かを判別する(図15のステップS71)。定金額スイッチ55eが押下された場合、CPU1は、金額が入力されたか否かを判別する(ステップS72)。なお、定金額スイッチ55eが押下された場合には、印字モードが定金額モードに設定され、モードC1〜C3の設定およびモードD1〜D3の設定は無効となる。定金額スイッチ55eが押下されていない場合、CPU1は、他のスイッチが押下されたか否かを判別する(ステップS75)。他のスイッチが押下された場合、CPU1は、他の処理を行う(ステップS76)。他のスイッチが押下されていない場合、CPU1は、定金額スイッチ55eが押下されるまで待機する。
ステップS72において、金額が入力された場合、CPU1は、印字スイッチ55dが押下されたか否かを判別する(ステップS73)。金額が入力されていない場合、CPU1は、金額が入力されるまで待機する。
ステップS73において、印字スイッチ55dが押下された場合、CPU1は、印字部6にラベルを印字するように指示する(ステップS74)。印字スイッチ55dが押下されていない場合、CPU1は、他のスイッチが押下されたか否かを判別する(ステップS77)。他のスイッチが押下された場合、CPU1は、他の処理を行う(ステップS78)。他のスイッチが押下されていない場合、CPU1は、印字スイッチ55dが押下されるまで待機する。
図16および図17はCPU1の金額計算処理を示すフローチャートである。
図16に示すように、CPU1は、印字モードがモードC1に設定されているか否かを判別する(ステップS81)。印字モードがモードC1に設定されている場合、CPU1は、図4の商品マスタから商品コードに対する商品の税抜単価を読み込む(ステップS82)。
次に、CPU1は、商品重量および読み込んだ税抜単価を用いて税抜金額を算出する(ステップS83)。
ステップS81において、印字モードがモードC1に設定されていない場合、CPU1は、印字モードがモードC2に設定されているか否かを判別する(図17のステップS84)。印字モードがモードC2に設定されている場合、図5の商品マスタから商品コードに対する商品の税抜単価を読み込む(ステップS85)。
次に、CPU1は、読み込んだ税抜単価に(1+税率)で表される係数を乗算し税込単価を算出するとともに、読み込んだ税抜単価および商品重量より税抜金額を算出する(ステップS86)。
例えば、税抜単価が100円で上記係数が1.05の場合、100円×1.05より算出される105円が税込単価となる。
次に、CPU1は、商品マスタから端数処理の種類を読み出し、算出した税込単価に対して所定の端数処理を行う(ステップS87)。
次に、CPU1は、端数処理後の税込単価および商品重量を用いて税込金額を算出する(ステップS88)。
ステップS84において、印字モードがモードC2に設定されていない場合、CPU1は、図6の商品マスタに基づいて商品コードに対する商品の税込単価を読み込む(ステップS89)。
次に、CPU1は、商品重量および読み込んだ税込単価を用いて税込金額を算出する(ステップS90)。
上記ラベル印字処理では、ステップS66において、CPU1により税込金額が税抜金額よりも大きいか否かが判別されることにより、税率の設定し忘れを防止することができる。
なお、上記ラベル印字処理においては、税抜単価に(1+税率)で表される係数を乗算し税込単価を算出することとしているが、これに限定されるものではなく、税込金額と商品の重量を用いて逆算的に税込単価を算出することも可能である。例えば、税込金額が210円で商品の重量が200gの場合、210円/200g×100より算出される105円が税込単価となる。
上述のように、本実施の形態に係るラベル印字装置100においては、印字モードをモードC1〜C3のうちいずれかに設定することができる。すなわち、法律等により税抜表示が義務付けられている場合には、印字モードとしてモードC1を選択することができる。それにより、ラベルに税抜単価および税抜金額を印字することができるとともに、ラベルのバーコードに税抜金額を表すことができる。
また、法律等により総額表示が義務付けられている場合には、印字モードとしてモードC2またはモードC3を選択することができる。この場合、総額表示に対応したキャッシュレジスタのシステムを導入していない店舗は、印字モードとしてモードC2を選択することができる。それにより、ラベルに税込単価および税込金額を印字することができるとともに、ラベルのバーコードに税抜金額を表すことができる。その結果、総額表示に対応したキャッシュレジスタのシステムを導入する必要がなく、コストおよび手間がかからない。
さらに、店舗が総額表示に対応したキャッシュレジスタのシステムを導入した場合においては、印字モードとしてモードC3を選択することができる。それにより、ラベルに税込単価および税込金額を印字することができるとともに、ラベルのバーコードに税込金額を表すことができる。その結果、印字モードの切り換えのみでキャッシュレジスタのシステムの変更に対応することができる。
また、本実施の形態では、ラベルに税込金額、税抜金額、税込単価および税抜単価が表記される場合、例えば、税抜金額および税抜単価は赤色で印字され、税込金額および税込単価は黒色で印字される。それにより、商品を買う客は、税抜単価と税込単価との判別および税抜金額と税込金額との判別を視覚的に行い易くなる。この場合、さらに、例えば赤色が税抜金額および税抜単価であるという旨をPOP(Point Of Purchase)紙等に表記しておけば、本体価格および本体単価のタイトル印字を省略することができ、それによるラベルの余白部分を他の販促情報の記載に使用することができる。
本実施の形態においては、入力部5が入力手段に相当し、外部記憶装置7が記憶手段に相当し、印字部6およびCPU1が印字手段に相当する。
なお、本実施の形態においては、ラベルのバーコード内に商品の税抜金額または税込金額のどちらか一方を印字することとしたが、これに限定されるものではなく、両方を印字することとしてもよい。
本発明は、種々のラベルを印字するためのラベル印字装置として有用である。
1 CPU
4 計量部
5 入力部
6 印字部
55 入力スイッチ部
55a ラベル印字切換スイッチ
55b 金額印字切換スイッチ
55c 単価印字切換スイッチ
55e 定金額スイッチ
100 ラベル印字装置
4 計量部
5 入力部
6 印字部
55 入力スイッチ部
55a ラベル印字切換スイッチ
55b 金額印字切換スイッチ
55c 単価印字切換スイッチ
55e 定金額スイッチ
100 ラベル印字装置
Claims (15)
- ラベルを印字するラベル印字装置であって、
商品の価格に関する情報を価格情報として商品ごとに記憶する記憶手段と、
商品を特定する情報を商品情報として入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された前記商品情報および前記記憶手段に記憶された前記価格情報に基づいて商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字する印字手段とを備えたことを特徴とするラベル印字装置。 - 前記印字手段は、商品の税込金額に関連する第1の付加情報をラベルに印字することを特徴とする請求項1記載のラベル印字装置。
- 前記第1の付加情報は、商品の税込金額に対する税額を含むことを特徴とする請求項2記載のラベル印字装置。
- 前記第1の付加情報は、商品の税抜金額を含むことを特徴とする請求項2または3記載のラベル印字装置。
- 前記記憶手段は、前記価格情報として商品の単価を単価情報して記憶し、
前記印字手段は、前記入力手段により入力された前記商品情報、前記記憶手段に記憶された前記単価情報および商品の数量に基づいて商品の税抜金額および商品の税込金額を算出し、算出された商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のラベル印字装置。 - 前記印字手段は、商品の税込単価を印字することを特徴とする請求項5記載のラベル印字装置。
- 前記印字手段は、前記商品の税込単価に関連する第2の付加情報をラベルに印字することを特徴とする請求項6記載のラベル印字装置。
- 前記第2の付加情報は、商品の税抜単価を含むことを特徴とする請求項7記載のラベル印字装置。
- 前記第2の付加情報は、商品の税抜単価に対する税額を含むことを特徴とする請求項7または8記載のラベル印字装置。
- 前記印字手段は、商品の税抜定金額を表すバーコードおよび商品の税込定金額をラベルに印字することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のラベル印字装置。
- 印字モードとして第1のモードおよび第2のモードのいずれかを設定するモード設定手段と、
前記印字手段は、前記モード設定手段により第1のモードが設定されたときに商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字し、前記モード設定手段により第2のモードが設定されたときに商品の税込金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のラベル印字装置。 - 前記モード設定手段は、印字モードとして第3のモードをさらに設定し、
前記印字手段は、前記モード設定手段により第3のモードが設定されたときに商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税抜金額をラベルに印することを特徴とする請求項11記載のラベル印字装置。 - ラベルを印字するラベル印字方法であって、
商品の価格に関する情報を価格情報として商品ごとに記憶するステップと、
商品を特定する商品情報の入力を受け付けるステップと、
前記入力された前記商品情報および前記記憶された前記価格情報に基づいて商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額をラベルに印字するステップとを備えたことを特徴とするラベル印字方法。 - 商品に付されるラベルであって、商品の税抜金額を表すバーコードおよび商品の税込金額が印字されたことを特徴とするラベル。
- 商品の税抜金額がさらに表示され、前記税込金額と前記税抜金額とは異なる色で表示されたことを特徴とする請求項14記載のラベル印字装置。
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JP2007088281A Division JP2007223326A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | ラベル印字装置およびラベル印字方法 |
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2003
- 2003-08-13 JP JP2003293263A patent/JP2005059429A/ja active Pending
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