JPH09212733A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

自動販売機の商品収納装置

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JPH09212733A
JPH09212733A JP1874496A JP1874496A JPH09212733A JP H09212733 A JPH09212733 A JP H09212733A JP 1874496 A JP1874496 A JP 1874496A JP 1874496 A JP1874496 A JP 1874496A JP H09212733 A JPH09212733 A JP H09212733A
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品収納枠内に商品を容易に補充または装填
することができる自動販売機の商品搬出装置を提供す
る。 【解決手段】 自動販売機1の機体2内には、商品収納
枠列5が設けられており、この商品収納枠列5は、前面
に商品Tを装填するための開口部64を有する商品収納
枠58を複数並べて形成している。各商品収納枠58の
開口部64は、支軸66を中心に回動する複数の開閉板
67により開閉自在である。複数の開閉板67のそれぞ
れには、回動自在にリンク部材69が連結されており、
このリンク部材69を移動させることで、複数の開閉板
67を支軸66を中心に回動させ、各商品収納枠58の
開口部64を一度に開閉することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の商品
収納装置に関し、特に、機体内に設けられた複数の商品
収納枠の開口部を、一度に開閉することができる自動販
売機の商品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、従来の自動販売機1
は、その機体2の前面に扉3を備えており、この扉3
は、機体2に上下一対のヒンジ9を介して開閉自在に取
り付けられている。機体2内には、多数の商品収納枠列
が形成されており、これらの商品収納枠列は機体2内に
上下複数段にして配置されており、このように扉3を開
いた状態では、機体2の前面に開口部が形成される。
【0003】具体的には、自動販売機1の略中央から上
側部分の商品収納枠列4a,4b,4c,4dと下側部
分の商品収納枠列4e,4fとに分けて配置されてい
る。商品収納枠列には、機体2の上部右側部分に配置さ
れた第1種商品収納枠列4aと、上部左側部分に上下2
段にして配置された第2種商品収納枠列4bと、中央部
分に位置した第1種商品収納枠列4cと、この第1種商
品収納枠列4cの上部中央部に確保された空間に配置さ
れた第2種商品収納枠列4dとが含まれている。
【0004】なお、中央部分より下側には、上下2段に
して商品収納枠列4e,4fが配置されており、この商
品収納枠列4e,4fは、第2種商品収納枠列4bと同
様なタイプのものである。商品収納枠列は、前面に開口
部31を備えた個々の商品収納枠32を水平方向に隣接
させ、その底面を商品搬出装置33の上面によって構成
されている。商品搬出装置33の上面には、たばこ、箱
詰めされた菓子などの商品Tが前後2列に収納されてお
り、商品収納枠32の奥行きは商品Tを前後2列に収納
可能なだけの大きさに形成されている。
【0005】第1種商品収納枠列4a,4cの商品収納
枠32は、各商品収納枠32の開口部31を開閉するガ
イドロッド34を備えている。このガイドロッド34
は、商品収納枠32の開口部31の中央を上下方向に延
びて配置されており、その上下端は水平方向に一旦屈曲
された後、商品収納枠32に回動自在に支持されてい
る。従って、ガイドロッド34をその上下端を中心とし
て、図1において右向きに回動させれば、商品収納枠3
2の開口部31を大きく開くことができる。
【0006】そして、機体2の扉3を開放した状態で、
この機体2の開口部21を通じて、開口部31を開けた
状態の商品収納枠32内へ、商品Tの装填又は補充を行
うことができる。ドア3の機体2側には、第1種商品収
納枠列4a,4c、第2種商品収納枠列4b,4d,4
e,4fにそれぞれ対応して、払出シュート35,3
6,37,38,39,40が設けられている。
【0007】したがって、消費者が、図示しないドア3
の前面に設けられた、商品見本に対応した商品選択ボタ
ンを押すと、選択された商品Tを収容した商品収納枠3
2の商品搬出装置33が、商品Tの払出しを実行する。
商品収納枠32から排出された商品Tは、ドア3に設け
られた払出シュート35,36,37,38,39,4
0を介して、ドア3の前面に設けられた図示しない商品
取出口へと送り出される。ところで、自動販売機内には
可能な限り数多くの商品を収納することが要望されてい
るが、機体2側には上下にわたり複数の商品収納枠列が
設けられており、従来の自動販売機1の機体2内に、新
たに商品収納枠列を設置するスペースを設けることは難
しい。一方、扉3には、各商品収納枠列に対応して払出
シュートが設けられているが、扉3の上部には僅かな、
いわゆるデッドスペースが存在する。
【0008】そこで、図2に示すように、扉3の裏板5
1に新たに商品収納枠列5を設けることで、自動販売機
1内に収納することができる商品Tの数を増加させてい
る。この商品収納枠列5は、裏板51に固定された背面
板52と、この背面板52の両端を折り曲げて形成され
た一対の側面板53a,53bとからなり、側面板53
a,53bの先端は、更に背面板52と平行な方向に折
り返されれている。そして、この折り返し部分が屈曲部
54a,54bを形成している。
【0009】側面板53aと53bの間には、背面板5
2と平行に配置された固定板55が配置されており、こ
の固定板55の両端は、それぞれ側面板53a,53b
に固定されている。そして、この固定板55の前面に
は、所定の間隔を空けて仕切板56が側面板53a,5
3bと平行な方向に突設されており、この仕切板56の
前端には、前面固定板57が背面板52と平行な方向に
固着されている。
【0010】従って、商品収納枠列5の前部は、屈曲部
54a,54b、一対の側面板53a,53b、仕切板
56、固定板55および前面固定板57により囲まれた
商品収納枠58を形成しており、商品収納枠列5の後部
は、一対の側面板53a,53b、背面板52および固
定板55により囲まれた商品搬出路59を形成してい
る。そして、この商品搬出路59は、払出シュート35
の開口部35aに通じている。
【0011】商品収納枠列5の各商品収納枠58の下部
は、底板60により塞がれており、この底板60の上面
には各商品収納枠58に対応して商品搬出装置61が設
けられている。各商品収納枠58の商品搬出装置61上
には、商品Tが積み上げられて収納されており、商品T
はこの商品搬出装置61により手前側から奥側へ一つづ
つ送り出される。そして、固定板55の底板60側に設
けられた商品送出口55aから商品搬出路59へ送ら
れ、商品Tは商品搬出路59から払出シュート35の開
口部35aへと送られる。
【0012】屈曲部54a,54bと前面固定板57の
間および各固定板57の間には、前面開口部62が形成
されており、この前面開口部62により、各商品収納枠
58内に収納された商品Tの残量を確認することができ
る。なお、商品Tの補充または装填は、商品収納枠列5
の上部に形成された上面開口部63から行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自動販
売機では、商品収納枠58内に商品Tを新たに補充また
は装填する際には、上面開口部63から作業を行う必要
があった。ここで、従来の商品収納枠列5は、比較的設
置スペースを容易に確保可能な扉3の裏板51の上部に
設けられていた。このため、上面開口部63に商品Tを
補充または装填する作業は、女性や老人などの背の低い
作業者にとっては不便であり、このような作業者により
補充または装填作業を行う際には脚立を用意したり、背
の高い作業者に作業を代わってもらう必要があった。
【0014】本発明はこのような従来技術の課題を解決
するためになされたもので、商品収納枠内に商品を容易
に補充、装填することができる自動販売機の商品収納装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自動販売機の商品収納装置は、機体内
に設けられ、前面に商品を装填するための開口部を有す
る商品収納枠を複数並べて形成した商品収納枠列と、支
軸を中心に回動し、前記商品収納枠の開口部を開閉する
複数の開閉板と、前記複数の開閉板のそれぞれに回動自
在に連結され、該複数の開閉板を前記支軸を中心に回動
させることで、前記商品収納枠の開口部を一度に開閉す
るリンク部材とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明にあっては、前記商品収納
枠列が、前記機体に回動自在に設けられた扉に配置され
ていることを特徴とする。請求項3の発明にあっては、
前記扉を機体側に回動させることで、前記複数の開閉板
により前記開口部が開放された状態における該リンク部
材と接触し、該リンク部材を回動させつつ該複数の開閉
板により該開口部を一度に閉塞する、前記機体または前
記扉のいずれか一方に設けられたガイド部材を備えてい
ることを特徴とする。
【0017】上記構成の本発明は、商品を装填するため
の開口部を備えた商品収納枠を複数並べて商品収納枠列
を形成しており、各商品収納枠の開口部は支軸を中心に
回動自在に設けられた複数の開閉板により開閉すること
ができる。そして、複数の開閉板のそれぞれはリンク部
材に回動自在に連結されており、このリンク部材を回動
させることで、複数の開閉板を支軸を中心に一度に回動
させることができ、各商品収納枠の開口部を開閉板によ
り一度に開閉することができる。
【0018】また、機体に回動自在に設けられた扉側に
も商品収納枠列を設けたので、自動販売機1台当たりの
商品収納個数を増加させることができる。さらに、機体
側または扉側のいずれか一方にはガイド部材が設けられ
ており、このガイド部材は扉の開閉に応じてリンク部材
と接触可能に配置されている。
【0019】そして、商品収納枠の開口部が開閉板によ
り開放された状態で扉を機体側に回動させると、リンク
部材が機体側または扉側のいずれか一方に設けられたガ
イド部材と接触し、このリンク部材を回動させ、開閉板
を商品収納枠の開口部を閉塞する方向へと回動させるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図3は本発明の実施形態に
係る自動販売機の商品収納装置により商品収納枠の開口
部を開放した状態を示す概略斜視図である。図4は同装
置により商品収納枠の開口部を閉塞した状態を示す概略
斜視図である。図5は同装置の断面図である。なお、図
3および図4において、先に示した図2と同一部分には
同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。
【0021】図3および図4に示すように、商品収納枠
列5の前部は、一対の側面板53a,53b、仕切板5
6および固定板55により囲まれた商品収納枠58を形
成しており、各商品収納枠58の前面には商品Tを装填
または補充するための開口部64が形成されている。各
商品収納枠58の上面には支持板65が水平方向に延び
て商品収納枠列5と一体に設けられており、この支持板
65と底板60との間には、垂直方向に支軸66が配置
されている。
【0022】より詳しく説明すると、図5に示すように
支持板65の下面65aには、各仕切板56相互の間隔
と略等しい間隔にて穴65bが形成されており、底板6
0の上面にも下面65aに形成された穴65bと同一間
隔にて穴60aが形成されている。そして、支軸66の
上端および下端は、それぞれ穴65bおよび穴60aに
回動自在に係合されており、この支軸66は支持板65
と底板60に対し回動自在に配置されている。
【0023】支軸66には開閉板67が固着されてお
り、この開閉板67は開口部64を略覆う大きさである
が、開閉板67の水平方向の長さを開口部64の水平方
向の長さよりも小さく形成することで、商品収納枠58
に収納された商品Tの残量を容易に確認することができ
るようになっている。また、開閉板67の下方には切欠
部67aが形成されており、この切欠部67aは、商品
搬出装置61の押出爪61dが通過可能な程度の大きさ
に形成されており、この切欠部67aにより商品収納枠
58内に収納された商品Tの残量(売り切れ状態)を容
易に確認することができる。
【0024】各開閉板67の上部には各々連結軸68が
垂直方向に突設されており、この連結軸68は開閉板6
7の略中央において固着されている。そして、各連結軸
68の上端は、一本のプレート状のリンク部材69に回
動自在に連結されており、具体的には各連結軸68の上
端には穴68aが、各仕切板56相互の間隔と略等しい
間隔にて形成されている。この穴68aにはリンク部材
69の下面より、同じく各仕切板56相互の間隔と略等
しい間隔にて突設された軸69aが、連結軸68から脱
落しないように回動自在に係合されている。
【0025】したがって、リンク部材69を図4の状態
から図3の状態へ、または、図3の状態から図4の状態
へ回動させると、開閉板67により開口部64の開閉を
行うことができる。即ち、各連結軸68は、リンク部材
69に対して回動自在に連結されており、このリンク部
材69の動作に応じて、各連結軸68を介して各開閉板
67を支軸66まわりに回動させることができる。ま
た、図5に示すように各連結軸68は、下端が折り曲げ
られた屈曲部68aを備えており、この屈曲部68aの
端部が開閉板67の前面に固着されている。
【0026】このように、各連結軸68を開閉板67の
前面から僅かに突出させることで、開閉板67により開
口部64を閉塞した場合に、支軸66とリンク部材69
とが接触し、相互に干渉し合うのを防止することができ
る。なお、図6に示すように、支軸66の下部を上側支
軸66aと下側支軸66bとの二つに分け、上側支軸6
6aの下面に形成した穴66cと、下側支軸66bの上
面に突出して形成した軸66dとを回動自在に係合する
ことで、開閉板67を支持板65と底板60との間で回
動自在とすることもできる。
【0027】具体的には、上側支軸66aの下面に凸部
66eを形成し、下側支軸66bの上面にこの凸部66
eと係合する凹部66f,66gを設けることで、開口
部64を開放状態および閉塞状態とした場合に、不用意
に開閉板67が回動するのを防止することができる。
【0028】より詳しく説明すると、凸部66eが凹部
66fと係合する位置にある場合には、開閉板67によ
り開口部64を閉塞することができる。一方、上側支軸
66aを矢印方向に回動させて、凸部66eが凹部66
gと係合する位置にある場合には、開閉板67により開
口部64を開放することができる。ここで、凸部66e
および凹部66f,66gを円弧状に形成することで、
係合および係合の解除を滑らかに行うことができる。
【0029】リンク部材69の一端で、機体2と扉3と
を回動自在に連結するヒンジ9側には当接部材70が設
けられており、この当接部材70はリンク部材69の一
端に回転自在に支持されている。一方、機体2側にはこ
の当接部材70を案内する、図3および図4において一
点鎖線にて示したようなプレート状のガイド部材71が
設けられている。このガイド部材71は、扉3を機体2
側から全開した場合には当接部材70と接触しないが、
リンク部材69を図3の状態にしたままで扉3を機体2
側に回動させると、図3のようにガイド部材71と接触
する。
【0030】そして、扉3を更に機体2側に回動させる
と、ガイド部材71はリンク部材69と接触しつつリン
ク部材69を押し、このリンク部材69を開閉板67が
開口部64を閉塞する方向へ移動させる。当接部材70
はリンク部材69に回転自在に支持されているので、以
上の動作を円滑に行うことができる。なお、ガイド部材
71のヒンジ9側の端部は、商品収納枠列5側に僅かに
折り曲げて形成することもできる。このようにガイド部
材71に屈曲部71aを設けることで、開閉板67によ
り開口部64を閉塞する瞬間において、リンク部材69
に大きな押圧力を与えることができる。したがって、図
6に示すように、上側支軸66aに凸部66eを形成
し、下側支軸66bに凹部66fを形成した場合には、
凸部66eと凹部66fとの係合を確実に行うことがで
きる。
【0031】次に、上述した自動販売機の商品収納装置
の動作、作用を説明する。先ず、リンク部材69を図4
の状態から図3の状態まで回動させる。図5に示すよう
に、リンク部材69の下面には、このリンク部材69に
対し回動自在な連結軸68が連結されており、この連結
軸68は開閉板67に固着されている。したがって、リ
ンク部材69を回動させると、連結軸68を介して開閉
板67を支軸66を中心として回動させることができ、
開閉板67により開口部64を開放することができる。
【0032】そして、作業者は、開閉板67により開放
された開口部64から商品Tを商品収納枠58内に補充
または装填することができる。商品収納枠58内に商品
Tを補充または装填した後は、リンク部材69を図3の
状態から図4の状態まで回動させ、開口部64を開閉板
67により閉塞することができる。
【0033】ここで、上側支軸66aに凸部66eを形
成し、下側支軸66bに凹部66f,66gを設けた場
合には、開閉板67により開口部64の開放状態および
閉塞状態を維持することができる。そして、凸部66e
と凹部66fまたは66gとの係合を解除する場合に
は、リンク部材69を上方にやや持ち上げるようにして
移動させることで、開閉板67を回動させることができ
る。
【0034】なお、各商品収納枠58の底板60には商
品搬出装置61が設けられており、商品Tはこの商品搬
出装置61上に図5に示すように積み上げられて収納さ
れている。商品搬出装置61の詳細な構造の説明は省略
するが、商品搬出装置61は、図5において一点鎖線に
より示したような第1プッシャー61a、第2プッシャ
ー61bおよび売切れ確認レバー61cとを備えてい
る。この第1プッシャー61aと第2プッシャー61b
とは図示しない電動モータにより駆動可能であり、消費
者が扉1の前面に設けられた商品選択ボタンを押すと、
希望の商品が収納された商品収納枠58の商品搬出装置
61の電動モータが駆動され、第1プッシャー61aと
第2プッシャー61bとを矢印方向に回転させる。
【0035】ここで、商品T1と商品T2とを例にして
説明すると、先ず、第1プッシャー61aに形成された
押出爪61dが、商品搬出装置61上に載置された商品
T1の背面Trが押す。そして、この第1プッシャー6
1aが、商品T1を半工程分、即ち、商品T1を約半分
だけ商品送出口55aから突出させる。その後、第2プ
ッシャー61bに形成された押出爪61eが、第1プッ
シャー61aの押出爪61dにより押し出された商品T
1の背面Trを更に押し、固定板55の底板60側に形
成された商品送出口55aから商品搬出路59へと商品
T1を送り出す。
【0036】このように、商品収納枠58内の最下層の
商品Tが、商品送出口55aから一つづつ商品搬出路5
9に送り出される。そして、この商品T1は払出シュー
ト35を通じて、同じく扉3の前面に設けられた商品受
取口へと送られ、消費者はこの商品受取口から希望の商
品を入手することができる。一方、商品T1の上に積み
上げられていた商品T2は、商品1個分だけ下方に移動
し、搬出前の商品T1の位置、即ち、商品搬出装置61
上に位置づけられて最下層の商品T2となる。
【0037】なお、売切れ確認レバー61cは、商品搬
出装置61から突出する方向に常時付勢されているが、
商品搬出装置61上に商品Tが積み上げられている際に
は、商品Tの自重により商品搬出装置61内に没してい
る。商品収納枠58内の最後の商品Tが、商品搬出装置
61により排出されると、この売切れ確認レバー61c
が付勢力により商品搬出装置61から突出し、商品搬出
装置61内に設けられたスイッチをON動作する。そし
て、扉3の前面に設けられた商品選択スイッチの近傍に
設けられた表示板に「売り切れ」の表示をする。
【0038】次に、図7に基づいて、当接部材70がガ
イド部材71と接触しつつ、開閉板67により開口部6
4の開閉を行う動作を説明する。作業者が、扉3を開放
し商品収納枠58内に商品Tの補充、装填を行った後、
リンク部材69を図4の状態まで回動させずに扉3を閉
めると、図7(A)のようにリンク部材69に回転自在
に支持された当接部材70が、機体2側に設けられたガ
イド部材71と接触する。
【0039】この状態でさらに扉3を回動させると、当
接部材70はガイド部材71と回転しつつ接触移動し、
ガイド部材71は当接部材70を介してリンク部材69
を、図7(B)に示すように矢印方向に押圧、移動させ
る。リンク部材71の移動は、このリンク部材71に回
動自在に設けられた各連結軸68を介して、各開閉板6
7に伝達される。そして、各開閉板67は、図7(B)
において、支軸66を中心に反時計回りに回動する。
【0040】さらに扉3を回動させ、扉3により機体2
を完全に閉塞すると、ガイド部材71に形成された屈曲
部71aは、図7(C)に示すように、リンク部材70
を矢印方向に強く押圧、移動させる。そして、上側支軸
66aに形成された凸部66eと下側支軸66bに形成
された凹部66fとを確実に係合することができる。
【0041】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、要旨を変更しない範囲で種々の変形
または応用が可能である。例えば、本実施形態では、商
品収納枠列5を扉3側に設けているが、機体2側に設置
することもできる。この場合には、リンク部材69は扉
側に配置されるので、このリンク部材69に設けられた
当接部材70と接触するガイド部材71は扉3側に設け
る必要がある。また、凸部66eと凹部66f,66g
とは、上側支軸66aおよび下側支軸66bに必ずしも
それぞれ設ける必要はなく、ガイド部材71に屈曲部7
1aを設けることで、扉3により機体2を閉塞した状態
において、開閉板67が不用意に開閉し、商品収納枠5
8から商品Tが脱落するのを防止することができる。
【0042】さらに、ガイド部材71には必ずしも屈曲
部71aを形成する必要はなく、プレート状のガイド部
材71とすることもできる。さらにまた、連結軸68を
開閉板67の下方に突設させ、この連結軸68の下端を
リンク部材69に回動自在に連結することもできる。こ
のような構造とすると、リンク部材69を開閉板67の
下方において操作できるので、背の低い作業者であって
も容易に商品の補充,装填作業を行うことができる。な
お、上述した実施形態では商品収納枠58内に商品Tを
1列で積み上げた場合を説明したが、商品収納枠58の
構造を前後1列に商品Tを積み上げる構造とすることも
できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の自動販
売機の商品収納装置によれば、リンク部材の移動に応じ
て、このリンク部材に回動自在に設けられた連結軸を介
して、連結軸に固定された開閉板を支軸回りに回動さ
せ、複数の商品収納枠の各開口部をリンク部材の動作に
応じて、複数の開閉板により一度に開閉することができ
る。また、請求項2記載の発明では、機体に回動自在に
設けられた扉側に商品収納枠列を設けたので、自動販売
機1台当たりの商品収納個数を増加させることができ
る。
【0044】さらに、請求項3記載の発明では、機体側
または扉側のいずれか一方には当接部材を設けており、
この当接部材は扉の開閉に応じてリンク部材と接触可能
に配置されている。したがって、商品収納枠の開口部が
開閉板により開放された状態のまま扉を機体側に回動さ
せると、リンク部材が機体側または扉側のいずれか一方
に設けられた当接部材と接触し、扉の閉塞動作に応じて
このリンク部材を移動させ、複数の商品収納枠の各開口
部をリンク部材の動作に応じて、複数の開閉板により一
度に開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動販売機のドアを開いた状態を概略的
に示した斜視図である。
【図2】従来の自動販売機の商品収納装置を概略的に示
した斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る自動販売機の商品収納
装置により商品収納枠の開口部を開放した状態を概略的
に示した斜視図である。
【図4】同装置により商品収納枠の開口部を閉塞した状
態を概略的に示した斜視図である。
【図5】同装置の概略断面図である。
【図6】同装置の支軸の構造を概略的に示した斜視図で
ある。
【図7】扉の閉塞動作に応じて開閉板により開口部を閉
塞する状態を概略的に示した平面図である。
【符号の説明】
2 機体 3 ドア 5 商品収納枠列 58 商品収納枠 61 商品搬出装置 64 開口部 66 支軸 67 開閉板 68 連結軸 69 リンク部材 70 当接部材 71 ガイド部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体内に設けられ、前面に商品を装填す
    るための開口部を有する商品収納枠を複数並べて形成し
    た商品収納枠列と、 支軸を中心に回動し、前記商品収納枠の開口部を開閉す
    る複数の開閉板と、 前記複数の開閉板のそれぞれに回動自在に連結され、該
    複数の開閉板を前記支軸を中心に回動させることで、前
    記商品収納枠の開口部を一度に開閉するリンク部材とを
    備えたことを特徴とする自動販売機の商品収納装置。
  2. 【請求項2】 前記商品収納枠列が、前記機体に回動自
    在に設けられた扉に配置されていることを特徴とする請
    求項1記載の自動販売機の商品収納装置。
  3. 【請求項3】 前記扉を機体側に回動させることで、前
    記複数の開閉板により前記開口部が開放された状態にお
    ける該リンク部材と接触し、該リンク部材を回動させつ
    つ該複数の開閉板により該開口部を一度に閉塞する、前
    記機体または前記扉のいずれか一方に設けられたガイド
    部材を備えていることを特徴とする請求項1または2記
    載の自動販売機の商品収納装置。
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