JPH09211005A - 検査用検体自動搬送システム - Google Patents

検査用検体自動搬送システム

Info

Publication number
JPH09211005A
JPH09211005A JP3567596A JP3567596A JPH09211005A JP H09211005 A JPH09211005 A JP H09211005A JP 3567596 A JP3567596 A JP 3567596A JP 3567596 A JP3567596 A JP 3567596A JP H09211005 A JPH09211005 A JP H09211005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
section
rack
transport
erection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3567596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Mori
康雄 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3567596A priority Critical patent/JPH09211005A/ja
Publication of JPH09211005A publication Critical patent/JPH09211005A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/00584Control arrangements for automatic analysers
    • G01N35/0092Scheduling

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分注装置を複数有し、ラックの処理待ち時間
を短縮する検査用検体自動搬送システムを提供する。 【解決手段】 検体を収納した複数の検体容器23を架
設したラック21を搬送するベルトコンベア31と、前
記ラック21を循環搬送するベルトコンベア32、33
と、ラック21を搬入しベルトコンベア33に搬出する
ラック搬送機35と、ベルトコンベア33に臨み検体の
分注を行う複数の分注装置41a乃至41dと、ラック
搬送機35に臨みラック21を一時滞留させるストック
部36と、ラック21の搬送途中でこのラック21に入
れた検体容器23のバーコードを読み取るバーコードリ
ーダ354と、このバーコードリーダ354によるバー
コードの識別情報を基に、ベルトコンベア31、32、
33に対する搬送制御、ストック部36に対するラック
21の滞留制御及び各分注装置41a乃至41dに対す
る分注制御を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、血液、尿等の成
分を自動的に分析する自動分析装置に検体を搬送する検
査用検体自動搬送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、臨床検査システムにおいて、分注
部を用い、検体を子分けにして分析装置に供給する自動
搬送システムが存在し、この種の自動搬送システムとし
て、例えば特開平2一64463号公報により開示され
た図5に示すような自動搬送システムが提案されてい
る。
【0003】図5に示す自動搬送システムにおいて、検
体設置部501に配置された検体ホルダ509内の検体
を収納した検体容器508は、ベルトコンベア507に
より分注部506に搬送される。
【0004】また、分析装置用容器設置部512に配置
されたホルダ519内の分析装置用容器518も、ベル
トコンベア107により同じく分注部106に搬送され
る。
【0005】分注部106では、検体容器508内の検
体が分析装置用容器518に分注される。ホルダ519
上の分析装置用検体容器518内の全てに検体が分注さ
れた場合、ホルダ519はベルトコンベア107によ
り、検体溜まり部503に搬送される。
【0006】検体溜まり部503では、各々の分析装置
505が受入準備を完了していれば分析装置505側に
分析装置用検体容器518を搬送し、受入準備未完であ
れば検体溜まり部503に一時的に分析装置用検体容器
518を待機させる。
【0007】そこで、分析装置505が一時的に検体待
ち状態となる時には、分注部506ではホルダ519上
に所定数設定されなくても検体溜まり部103にホルダ
519を搬送し、逆に充分な検体数があれば検体溜まり
部103でホルダ519を待機させる。また、分注が終
わった検体ホルダ509は、検体収納部504に収納さ
れる。
【0008】
【発明が解決しとようする課題】しかしながら、上述し
た従来の自動搬送システムの場合、分注部106が1台
のときにその機能を十分に発揮し得るものであり、検体
の処理量が増え、分注部106を複数台必要とするとき
には最早対応できないという課題がある。また、分注が
終わった検体ホルダ509は、検体収納部504に収納
されるだけであり、検体を再検査するには不向きなシス
テムである。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
である。即ち、請求項1記載の発明の目的は、分注装置
を複数用意したシステムで検体架設部の処理待ち時間を
短縮する検査用検体自動搬送システムを提供することで
ある。また、請求項2記載の発明の目的は、検体の再検
査にも速かに対応できる検査用検体自動搬送システムを
提供することである。さらに、請求項3記載の発明の目
的は、収納された検体が変質しないように保管できる検
査用検体白動搬送システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る検査用検体自動搬送システムは、検体を収納した複数
の検体容器を架設した検体架設部を搬送する第1の検体
搬送部と、この第1の検体搬送部とは離隔して配置され
前記検体架設部を循環搬送する第2の検体搬送部と、前
記検体架設部を搬入し第2の検体搬送部に搬出する連結
搬送部と、前記第2の検体搬送部に臨ませて配置して検
体の子分け分配を行う複数の分注装置と、前記連結搬送
部に臨ませて配置した前記検体架設部を一時滞留させる
ストック部と、前記検体架設部の搬送途中でこの検体架
設部に架設された検体容器に付されている検体識別標識
を読み取る識別装置と、この識別装置による検体識別標
識の識別情報を基に、前記第1、第2の検体搬送部に対
する搬送制御、前記ストック部に対する検体架設部の滞
留制御及び前記各分注装置に対する分注制御を行う制御
手段とを有すること特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の発明に係る検査用検体自動
搬送システムは、検体を収納した複数の検体容器を架設
した検体架設部を搬送する第1の検体搬送部と、この第
1の検体搬送部とは離隔して配置され前記検体架設部を
循環搬送する第2の検体搬送部と、前記検体架設部を搬
入し第2の検体搬送部に搬出する連結搬送部と、前記第
2の検体搬送部に臨ませて配置して検体の子分け分配を
行う複数の分注装置と、前記連結搬送部に臨ませて配置
した前記検体架設部を一時滞留させるストック部と、前
記分注装置により分注が終了した検体架設部を収納する
検体収納部と、この検体収納部と前記第2の検体搬送部
とを結ぶ第3の検体搬送部と、前記検体架設部の搬送途
中でこの検体架設部に架設された検体容器に付されてい
る検体識別標識を読み取る識別装置と、この識別装置に
よる検体識別標識の識別情報を基に、前記第1、第2、
第3の検体搬送部に対する搬送制御、前記ストック部に
対する検体架設部の滞留制御及び前記各分注装置に対す
る分注制御を行う制御手段とを有すること特徴とするも
のである。
【0012】請求項3記載の発明に係る検査用検体自動
搬送システムは、請求項2記載の発明に係る検査用検体
自動搬送システムにおける前記検体収納部は、保冷機構
で覆われたことを特徴とするものである。
【0013】請求項1記載の発明の作用を以下に説明す
る。まず、検体を収納した検体架設部を検査用検体自動
搬送システムの第1の検体搬送部に投入する。次に、検
体架設部は第1の検体搬送部から連結搬送部を経て第2
の検体搬送部に至り、さらに、各分注装置まで循環搬送
される。そして、分注装置で検体は子分けに分配された
後、分析されて臨床検査的な処理が行われる。
【0014】このとき、複数の分注装置間を結ぶ第2の
検体搬送部は、検体架設部を各分注装置間で循環して搬
送し、空きのある分注装置で分注を行う。この後分注さ
れた検体の分析が行われる。また、循環式の第2の検体
搬送部内が未分注の検体を収納した検体架設部で一杯に
なった場合には、未分注の検体を収納した検体架設部
は、第2の検体搬送部から連結搬送部に至り、連結搬送
部に臨ませたストック部により一時的に保管される。ま
た、上述した検体架設部の各搬送動作やストック部への
保管は、検体架設部に設けた検体識別標識を、識別装置
で読み取り、識別装置による検体識別標識の識別情報を
基に制御手段による制御で行われる。
【0015】請求項2記載の発明の作用を以下に説明す
る。請求項2記載の発明に係る検査用検体自動搬送シス
テムによれば、まず、請求項1記載の場合と同様にに検
体架設部の自動搬送と分注が行われる。次に、分注の終
わった検体架設部は、第2の検体搬送部に戻され、さら
に、第3の検体搬送部に移載された後、検体収納部に収
納される。検体収納部に収納された検体架設部は、必要
に応じて検査用検体自動搬送システムに戻され再検査等
に用いられる。
【0016】請求項3記載の発明に係る検査用検体自動
搬送システムによれば、前記検体収納部が保冷機構に覆
われているので、この検体収納部内の検体をその品質を
損なうことなく長期間保存することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0018】[実施の形態1] (構成)以下、図1、図2を参照して本発明の実施の形
態1の構成を説明する。図1は実施の形態1の検体架設
部であるラック21及び検体容器としての検体容器23
を示す斜視図を示し、図2は実施の形態1の自動搬送シ
ステム1の全体構成を示す平面図である。
【0019】図1において、検体架設部であるラック2
1には、検体22の入った多数の検体容器23が各々垂
直配置に列設されている。前記ラック21の外壁面に
は、検体識別標識となるバーコードが印字されたラベル
24を貼り付けている。
【0020】次に、図2を参照して本発明の実施の形態
1の自動搬送システム1について詳述する。
【0021】図2に示す自動搬送システム1において、
11は検体投入部であり、第1の検体搬送部として機能
するベルトコンベア31に沿って所定間隔を隔てつつ3
段に亘って配置している。
【0022】前記ベルトコンベア31の終端には、停止
構造を省略したラック停止位置311が設けられてい
る。そして、このラック停止位置311に前記ラック2
1が停止したとき、ラック21の側面のラベル24が読
みとれる位置に、識別装置としてのバーコードリーダ3
12を設置している。
【0023】図2に示す自動搬送システム1は、さらに
前記ベルトコンベア31と平行配置の第2の検体搬送部
として機能するベルトコンベア32を備え、このベルト
コンベア32に沿って複数台の分注装置41を配置して
いる。分注装置41は、本実施の形態1の場合は分注装
置41a、41b、41c、41dからなる4台構成と
なっている。
【0024】また、各分注装置41a乃至41dのべル
トコンベア32に臨む側には、各々停止構造を省略した
4個のラック21用の停止位置42a乃至42dが設け
られている。加えて、前記ラック21が各停止位置42
a乃至42dに止まったときに、ラック21のラベル2
4が読み取れる位置に識別装置としてのバーコードリー
ダ37a乃至37dが配置されている。
【0025】前記ベルトコンベア32と平行に、かつ、
隣接して第2の検体搬送部として機能するベルトコンベ
ア33が配置されている。このベルトコンベア33は、
前記ラック21をベルトコンベア32と逆向きに搬送す
るもので、その両端にはラック移載装置34a、34b
を配置している。
【0026】前記ベルトコンベア31とベルトコンベア
33とは、これらに直交する方向に配置した連結搬送部
としてのラック搬送機35により連結されている。ラッ
ク搬送機35は、スライダ353に内蔵した図示しない
ナットを、モータ351に一旦を結合したネジ352に
螺合し、前記スライダ353がネジ352上の任意の位
置に移動し停止するように構成している。
【0027】前記ラック搬送機35の隣りには、ストッ
ク部36を配置している。このストック部36は、前記
ラック21を多数収納可能なように区切られている。
【0028】また、前記ラック搬送機35とベルトコン
ベア33とが接続される箇所には、ベルトコンベア33
側に位置して識別装置であるバーコードリーダ354を
配置し、このバーコードリーダ354により前記ラック
21の外壁面のラベル24を読取り可能としている。
【0029】前記自動搬送システム1は、さらに、制御
手段としてのコンピュータ51を具備している。このコ
ンピュータ51は、検査用検体自動搬送システム1内の
ラック21の動きが解るように、バーコードリーダ31
2、37a乃至37d、354と各々接続している。
【0030】前記各分注装置41a乃至41dには、各
々ラック収納部43、子ラック供給部44を配置してい
る。
【0031】前記子ラック供給部44には、分析装置6
1に供給する分析用検体容器が入った子ラック45が収
納されている。
【0032】図2において、61は分注装置41a乃至
41dの隣りに各々配置した分析装置であり、分注装置
41a乃至41dと各分析装置61との間には、子コン
ベア62と、ラック溜まり部63と、ターンテーブル6
5とを配置している。また、分析装置61には、子ラッ
ク収納部64を付置している。
【0033】(作用)次に、上記構成において、検体2
2を自動搬送する作用について説明する。まず、検者が
検体22の入った検体容器23をラック21に列設す
る。この際に、ラック21を識別するバーコードの付い
たラベル24を各ラック21の端面に貼り付ける。次
に、検者がラック21をベルトコンベア31に載せるこ
とで、ラック21はラック搬送機35に向けて搬送され
る。
【0034】次に、ベルトコンベア31上のラック21
は、ラック搬送器機35の手前のラック停止位置311
で一旦停止し、ここで、バーコードリーダ312により
ラック21のラベル24が読み取られてその種類が識別
される。
【0035】次に、ラック21はラック搬送機35のス
ライダ353上に移載され、ネジ352がモータ351
によって回転駆動されて、これにより、スライダ353
はベルトコンベア33の方向へ移動して行く。
【0036】前記スライダ353が、ベルトコンベア3
3に接する位置まで移動した後に、前記ラック21はベ
ルトコンベア33上に移載される。ここで、前記バーコ
ードリーダ354によりラック21のラベル24が読み
取られる。
【0037】これにより、前記バーコードリーダ354
からコンピュータ51にラック21の情報が伝送され、
コンピュータ51においてベルトコンベア32、33内
にあるラック21の個数が加算される。
【0038】次に、ラック21はベルトコンベア33上
をラック移載装置34aの方向に搬送され、ラック移載
装置34aにより移載されてこのラック21はベルトコ
ンベア32上に載置される。
【0039】次に、前記ラック21は、ベルトコンベア
32上を反対側のラック移載装置34bの方向に搬送さ
れが、前記ベルトコンベア32上のラック21は、ま
ず、分注装置41aの手前で一旦停止する。このとき、
分注装置41aに処理待ちのラック21が無ければ、前
記バーコードリーダ37aによるラベル24の読み取り
処理が行われた後に、一旦停止したラック21は、分注
装置41aに取り込まれる。
【0040】同時に、前記コンピュータ51内に記憶さ
れているベルトコンベア32、33上のラック21の個
数が1個分減算される。
【0041】また、前記分注装置41aに処理待ちのラ
ック21が有れば、前記ラック21は後続する分注装置
41b、41c、41dへと順次移送され、処理待ちの
ラック21の無い分注装置41b、41c、41dのい
ずれかに上述した場合と同様な動作で取り込まれる。
【0042】ここで、最終段の分注装置41dまで移送
されても、この分注装置41dに処理待ちのラック21
が有る場合には、前記ラック21はラック移載装置34
bまで搬送され、次に、このラック21はラック移載装
置34bによりベルトコンベア33に移載される。
【0043】そして、前記ラック21は、ベルトコンベ
ア33上を搬送され、前述のように再び分注装置41a
に取り込まれる動作が行われる。このように、ラック2
1は、ベルトコンベア32、33上を循環するので、複
数ある分注装置41a乃至41dのうち1台が故障して
も分注動作を続行することができる。
【0044】上述の動作により、順次ラック21がベル
トコンベア32、33に取り込まれるが、ベルトコンベ
ア32、33上のラック21がある数量以上になった場
合は、ラック21をベルトコンベア33に取リ込まず、
一時的に前記ストック部36に保管するようにする。
【0045】この場合の作用を以下に説明する。前記ス
ライダ353上に載せられたラック21はラック搬送機
35上の任意の位置に搬送される。
【0046】次に、スライダ353上のラック21は、
ストック部36に移載されが、このとき、ストック部3
6に移載されたラック21の種類がその収納位置ととと
もにコンピュータ51に記憶される。
【0047】前記ストック部36にラック21を収納し
て行くうちに、分注装置41a乃至41dの処理が進
み、前記ベルトコンベア32、33に空きが生じた場合
には、前記ストック部36に収納したものから順次ラッ
ク搬送機315を用いて取り出し、取り出したラック2
1をベルトコンベア33に搬送する。
【0048】前記分注装置41aに取り込まれたラック
21内の検体22は、この分注装置機41aにおいて子
ラック45の図示しない分析用容器内に子分けされる。
【0049】分析用容器内に子分けされた検体22の入
った子ラック45は、ターンテーブル65と、子コンベ
ア62とを経てラック溜まり部63を通り分析装置61
に搬送される。検体22の分析が終わった子ラック45
は、子ラック収納部64に収納される。
【0050】(効果)上記の動作により、複数の分注装
置41a乃至41dが有り、かつ、分注装置41a乃至
41dの処理量を一時的に越えた場合でも、検体22の
入った検体容器23を列設したラック21を投入順に処
理することができる。加えて、例えば分注装置41a乃
至41dのうちの1台故障した場合でも、検査用検体自
動搬送システム1へのラック21の投入を中断すること
なく継続して実行することができる。
【0051】[実施の形態2] (構成)図3、図4は、本発明の実施の形態2を示すも
のである。図3においては、実施の形態1と異なる部分
について詳細に説明する。また、実施の形態1の場合と
同一の機能を有する要素には同一の符号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0052】本実施の形態2の場合、前記ベルトコンベ
ア32に隣接し、かつ、分注装置41a乃至41dに各
々対応させて分注ベルト46a乃至46dを設けて、各
分注ベルト46a乃至46dにより、ラック21をベル
トコンベア32から各々取り込み、各分注装置41a乃
至41dを通し、さらに、ベルトコンベア32に戻すよ
うに構成している。
【0053】また、前記ベルトコンベア33に一端を臨
ませて、かつ、前記ストック部36と平行配置に検体収
納部としてのラック収納庫7を付加している。
【0054】前記ベルトコンベア33のラック収納庫7
に面した箇所には、停止構造を省略したラック停止位置
71を設けている。そして、このラック停止位置71に
ラック21が停止したときに、ラック21の外壁面のラ
ベル24が読み取れる位置に識別装置としてのバーコー
ドリーダ72を配置している。
【0055】図4は、前記ラック収納庫7の詳細を示す
ものである。図4において、73は、第3の検体搬送部
を構成するリフトで、図示しないモータとネジとでリフ
タ74が上下左右に動くような構成になっている。75
は、ラック収納棚であり、例えば、7段に亘って多数の
ラック21を収納するようになっている。
【0056】前記リフト73及びラック収納棚75は、
例えば発泡樹脂のような断熱効果を有する断熱壁76で
覆われている。尚、断熱壁76のべルトコンベア33に
面した箇所には、ラック21が出入可能な開口部を設け
ている。また、断熱壁76における前記リフト73側と
は反対側の面には、ラック収納棚75に収納されたラッ
ク21を人手で取り出し可能となるように断熱材で形成
した開閉可能な扉77を配置している。
【0057】図4において、78は冷凍機であり、断熱
壁76内の温度を低温に保つように、冷気の吹き出し口
が断熱壁76内に向くように設置している。
【0058】(作用)上記構成による実施の形態2の作
用を説明する。まず、前記分注装置41aで分注が終了
したラック21は、分注ベルト46aを通ってベルトコ
ンベア32に戻される。次に、ラック21はベルトコン
ベア32上を移動し、ラック移載装置34bでベルトコ
ンベア33に移載される。次に、ラック21はベルトコ
ンベア33上をラック停止位置71まで移動する。
【0059】ここで、バーコードリーダ72により、ラ
ック21のラベル24が読み込まれ、既に分注が終了し
たラック21であれば、このラック21はラック収納庫
7のリフタ74上に移載され、分注が終了していなけれ
ば、さらにベルトコンベア33上を、ラック移載装置3
4aに向けて搬送される。
【0060】次に、ラック収納庫7においては、前記リ
フト73がリフタ74を上下左右に移動させ、リフタ7
4に移載されたラック21は、ラック収納棚75のそれ
までにラック21が収納されていない位置に収納され
る。このとき、ラック21を収納した場所はコンピュー
タ51に記憶される。
【0061】ラック収納棚75に収納されたラック21
は、例えば分析装置41aによる分析結果が異常値であ
る場合、上述した場合とは逆の動作でベルトコンベア3
3にに戻され、ベルトコンベア33上を搬送されて、例
えば再度分注装置41aで分注され、分析される。
【0062】前記リフト73、リフタ74、ラック収納
棚75は、外部とは断熱壁76によって区画されてお
り、また、冷凍機78の冷却作用で断熱壁76内は外気
よりも低温に保たれるので、例えば、数日に亘ってラッ
ク21内の検体22は変質せずに当初の品質を保つこと
が可能となり、当該検体22の再検査にも対応すること
ができる。また、数日以上時間が経過した検体22を収
納した検体容器23は、前記扉77を開けて外部に取り
出す。このとき、前記コンピュータ51により、当該検
体容器23の収納情報が抹消される。
【0064】(効果)以上のようにして、本実施の形態
2によれば、分注の終わった検体22の入ったラック2
1を出し入れ可能にし、かつ、低湿で保管できるように
したので、検体22が変質しないように保管でき、検体
22の再検査にも対応することができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、分注装置を複
数台使用するシステムでラックの処理持ち時間を短縮
し、かつ、分注装置の1台が故障した場合においても運
用することができる検査用検体自動搬送システムを提供
することができる。
【0066】請求項2の発明によれば、検体の再検査に
も対応できる検査用検体自動搬送システムを提供するこ
とができる。
【0067】請求項3の発明によれば、収納された検体
を長期間変質しないように保管できる検査用検体自動搬
送システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の検査用検体自動搬送シ
ステムにおける検体架設部を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1の検査用検体自動搬送シ
ステムの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態2の検査用検体自動搬送シ
ステムの平面図である。
【図4】本発明の実施の形態2におけるラック収納庫の
一部切欠き斜視図である。
【図5】従来の自動搬送システムの構成図である。
【符号の説明】
1 検査用検体自動搬送システム 7 ラック収納庫 11 検体投入部 21 ラック 22 検体 23 検体容器 24 ラベル 31 ベルトコンベア 32 ベルトコンベア 33 ベルトコンベア 35 ラック搬送機 36 ストック部 37a バーコードリーダ 41 分注装置 73 リフト 74 リフタ 76 断熱壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体を収納した複数の検体容器を架設し
    た検体架設部を搬送する第1の検体搬送部と、 この第1の検体搬送部とは離隔して配置され前記検体架
    設部を循環搬送する第2の検体搬送部と、 前記検体架設部を搬入し第2の検体搬送部に搬出する連
    結搬送部と、 前記第2の検体搬送部に臨ませて配置して検体の子分け
    分配を行う複数の分注装置と、 前記連結搬送部に臨ませて配置した前記検体架設部を一
    時滞留させるストック部と、 前記検体架設部の搬送途中でこの検体架設部に架設され
    た検体容器に付されている検体識別標識を読み取る識別
    装置と、 この識別装置による検体識別標識の識別情報を基に、前
    記第1、第2の検体搬送部に対する搬送制御、前記スト
    ック部に対する検体架設部の滞留制御及び前記各分注装
    置に対する分注制御を行う制御手段と、 を有すること特徴とする検査用検体自動搬送システム。
  2. 【請求項2】 検体を収納した複数の検体容器を架設し
    た検体架設部を搬送する第1の検体搬送部と、 この第1の検体搬送部とは離隔して配置され前記検体架
    設部を循環搬送する第2の検体搬送部と、 前記検体架設部を搬入し第2の検体搬送部に搬出する連
    結搬送部と、 前記第2の検体搬送部に臨ませて配置して検体の子分け
    分配を行う複数の分注装置と、 前記連結搬送部に臨ませて配置した前記検体架設部を一
    時滞留させるストック部と、 前記分注装置により分注が終了した検体架設部を収納す
    る検体収納部と、 この検体収納部と前記第2の検体搬送部とを結ぶ第3の
    検体搬送部と、 前記検体架設部の搬送途中でこの検体架設部に架設され
    た検体容器に付されている検体識別標識を読み取る識別
    装置と、 この識別装置による検体識別標識の識別情報を基に、前
    記第1、第2、第3の検体搬送部に対する搬送制御、前
    記ストック部に対する検体架設部の滞留制御及び前記各
    分注装置に対する分注制御を行う制御手段と、 を有すること特徴とする検査用検体自動搬送システム。
  3. 【請求項3】 前記検体収納部は、保冷機構で覆われた
    ことを特徴とする請求項2記載の検査用検体自動搬送シ
    ステム。
JP3567596A 1996-01-30 1996-01-30 検査用検体自動搬送システム Withdrawn JPH09211005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3567596A JPH09211005A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 検査用検体自動搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3567596A JPH09211005A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 検査用検体自動搬送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09211005A true JPH09211005A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12448465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3567596A Withdrawn JPH09211005A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 検査用検体自動搬送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09211005A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10213586A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Hitachi Ltd 自動分析装置
JPH11304814A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Hitachi Ltd 検体分注装置及び検体処理システム
JP2000088861A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Hitachi Ltd 検体搬送システム
JP2010032518A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 F Hoffmann-La Roche Ag 研究室の保存・搬出システムおよび研究室試料試験管を取り扱う方法
JP2010032516A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 F Hoffmann-La Roche Ag 試料試験管ラックを取り扱う研究室システム、試料試験管ラックの配列要素およびラックトレイ受承組立体
JP2010032515A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 F Hoffmann-La Roche Ag サンプル管ラックの取扱方法およびその実験室システム
JP2010531460A (ja) * 2007-06-26 2010-09-24 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド ラボラトリー自動サンプル・ハンドリング・ワークシステムのための移動式サンプル保管・取出し装置
WO2014034342A1 (ja) * 2012-09-03 2014-03-06 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 検体検査自動化システムおよび検体の搬送方法
JP2017187505A (ja) * 2017-06-16 2017-10-12 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体処理システム
WO2018032950A1 (en) * 2016-08-15 2018-02-22 Boe Technology Group Co., Ltd. Automatic firewood feeding device and method
JP2018180003A (ja) * 2018-07-13 2018-11-15 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体処理システム
WO2019224921A1 (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 分析装置
US11391750B2 (en) 2007-12-25 2022-07-19 Hitachi High-Tech Corporation Automatic analyzer and sample-processing system

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10213586A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Hitachi Ltd 自動分析装置
JPH11304814A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Hitachi Ltd 検体分注装置及び検体処理システム
JP2000088861A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Hitachi Ltd 検体搬送システム
JP2010531460A (ja) * 2007-06-26 2010-09-24 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド ラボラトリー自動サンプル・ハンドリング・ワークシステムのための移動式サンプル保管・取出し装置
US8556564B2 (en) 2007-06-26 2013-10-15 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Mobile sample storage and retrieval unit for a laboratory automated sample handling worksystem
US11391750B2 (en) 2007-12-25 2022-07-19 Hitachi High-Tech Corporation Automatic analyzer and sample-processing system
US8694153B2 (en) 2008-07-25 2014-04-08 Roche Diagnostics Operations, Inc. Method and laboratory system for handling sample tube racks
JP2010032518A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 F Hoffmann-La Roche Ag 研究室の保存・搬出システムおよび研究室試料試験管を取り扱う方法
JP2010032516A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 F Hoffmann-La Roche Ag 試料試験管ラックを取り扱う研究室システム、試料試験管ラックの配列要素およびラックトレイ受承組立体
JP2010032515A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 F Hoffmann-La Roche Ag サンプル管ラックの取扱方法およびその実験室システム
US8423174B2 (en) 2008-07-25 2013-04-16 Roche Diagnostics Operations, Inc. Method and laboratory system for handling sample tube racks
US8580195B2 (en) 2008-07-25 2013-11-12 Roche Diagnostics Operations, Inc. Laboratory system for handling sample tube racks, an alignment element for sample tube racks and a rack tray receiver assembly
WO2014034342A1 (ja) * 2012-09-03 2014-03-06 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 検体検査自動化システムおよび検体の搬送方法
CN104520718A (zh) * 2012-09-03 2015-04-15 株式会社日立高新技术 检体检查自动化系统以及检体的搬送方法
US9952239B2 (en) 2012-09-03 2018-04-24 Hitachi High-Technologies Corporation Sample inspection automation system and sample transfer method
JP2014048215A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Hitachi High-Technologies Corp 検体検査自動化システムおよび検体の搬送方法
WO2018032950A1 (en) * 2016-08-15 2018-02-22 Boe Technology Group Co., Ltd. Automatic firewood feeding device and method
JP2017187505A (ja) * 2017-06-16 2017-10-12 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体処理システム
WO2019224921A1 (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 分析装置
JPWO2019224921A1 (ja) * 2018-05-22 2021-05-13 株式会社日立ハイテク 分析装置
JP2018180003A (ja) * 2018-07-13 2018-11-15 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4122768B2 (ja) 自動分析装置及びラック搬送方法
US8556564B2 (en) Mobile sample storage and retrieval unit for a laboratory automated sample handling worksystem
US5966309A (en) Clinically testing biological samples
JP3336894B2 (ja) 自動分析装置
JP3031237B2 (ja) 検体ラックの搬送方法及び検体ラックを搬送する自動分析装置
JPH09211005A (ja) 検査用検体自動搬送システム
JPH0792171A (ja) 容器搬送システム
JPH09243646A (ja) 多検体分析システム
JPH11500224A (ja) 装置と方法
JPH11287809A (ja) スクリーニング装置
JP4582157B2 (ja) 自動分析装置及びラック搬送方法
JP2005274289A (ja) 血液検体搬送分析システム
JPH04115160A (ja) 検体自動分析装置
JPH06207943A (ja) 自動分析装置
JPH10282114A (ja) 検体ラックの搬送方法及び自動分析装置
JPH06148202A (ja) 自動分析装置
JP2018017606A (ja) 検体検査自動化システム
JPH09196926A (ja) 自動分析装置
JP2007000796A (ja) 搬送用コンテナ及びそれを用いた物品選別装置
JP4968368B2 (ja) 自動分析装置及びラック搬送方法
JPH10282115A (ja) 検体分析装置
JP3618067B2 (ja) 検体振分け装置
JP3031335B2 (ja) 検体ラックの搬送方法及び自動分析装置
JPH10282111A (ja) 検体分析システム
JP3726865B2 (ja) 検体処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030401