JPH09196926A - 自動分析装置 - Google Patents
自動分析装置Info
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- JPH09196926A JPH09196926A JP772696A JP772696A JPH09196926A JP H09196926 A JPH09196926 A JP H09196926A JP 772696 A JP772696 A JP 772696A JP 772696 A JP772696 A JP 772696A JP H09196926 A JPH09196926 A JP H09196926A
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Abstract
イに対しての挿脱が容易に行え、ラックに記載された識
別符号を容易に判読できる自動分析装置を提供する。 【解決手段】 自動分析装置本体の一面に沿って正逆移
動可能に配置された搬送手段(ベルトコンベア)15
と、該搬送手段上に載置され、略平坦な上面上に該搬送
手段の搬送方向に略直交する方向に配置されたガイド部
材19を有する試料設定手段(トレイ)16と、前記ガ
イド部材に沿って移動可能に配置される試料収容部材
(ラック)17とを備え、前記試料収容部材が試料設定
手段の所定位置から取り出され、前記自動分析装置本体
で分析された後、該試料収容部材を前記所定位置に戻す
制御手段を備えた。
Description
し、特に血清等の試料を自動的に分析する自動分析装置
に関する。
測定の場合には、血液を遠心分離機にかけ不要物質を沈
殿させた上澄み液(血清)を試料とし、測定する。この
測定では、測定する成分(測定項目)に反応する所定の
試薬を試料(血清)に添加し、その発色状態等を光学的
手段等により測定し、その濃度を求めることが行われて
いる。
時に行われることが多く、十数検体から数千検体に至る
場合があり、一般にサンプラと呼ばれる試料設定テーブ
ルに置かれた状態で測定される。
析を行なう場合、自動分析装置内の決められた位置に設
置されたサンプラに試料を並べる必要がある。このサン
プラは種々の自動分析装置に固有の最適形態が採用さ
れ、その形態は様々である。
オペレータが、最もアクセスする頻度の高い部分がサン
プラであり、該サンプラの使い勝手はオペレータの作業
効率の面から見て重要である。
に、測定試料数が少なければ使い勝手の良否に差は出な
いが、試料数が数百検体以上になると、試料を1本単位
で取り扱うのでは効率が悪い。また、次々と試料を自動
分析装置にセットし、所定の分析の終了後、次の処理
(例えば、特殊項目測定のため別の自動分析装置への移
動等)を行なうためには、その自動分析装置のサンプラ
から試料を取り出さねばならない。また、サンプラへ架
設する最大試料数には限度があるので、測定の終了した
試料はサンプラから取り出し、新規の試料が搭載される
余地を確保しておく必要がある。
ック方式サンプラの一例である。
1は、血清等が入れられるサンプル容器102と、該サ
ンプル容器102が5検体ずつ収容されるラック103
と、該ラック103が載置されるセットライン104
と、該セットライン104から取り出されたラック10
3を自動分析装置本体105の所定の位置まで搬送する
測定ライン106、および所定の分析を終えて戻って来
たラック103を収納するストックライン107等によ
り構成されている。
容器102やラック103にバーコードを印刷したラベ
ルを貼付し、該バーコードをバーコードリーダで読み取
って、サンプル容器102やラック103を管理するバ
ーコードシステムが必須になってきている。
ラック式サンプラ101には、次の問題点がある。
後、一般に10分前後の反応時間で結果が計算され、出
力される。通常、この結果出力の時点でその試料の測定
は終了となり、当該試料を自動分析装置から取り出す
が、患者の病態や自動分析装置の性能,調子等により、
異常値が出力される場合がある。この場合、測定条件を
変える等(例えば、試料の希釈倍率の変更)をして再測
定(再検)を行なうことがある。この再検の場合、自動
分析装置はその試料のラック103をストックライン1
07から測定ライン106に自動的に戻して測定動作を
行なう。
ので(図6の符号W参照)、ラック103の配列順序が
変わってしまうことになる。この場合、前述の如くバー
コードシステムを使用すれば、ラックや試料の配列順は
重要ではないとも考えれられるが、人間(オペレータ)
がある特定の試料を探す場合には、試料やラックの配列
順は重要な意味をもつ。また、セットした順に測定さ
れ、測定後には元のセット順に配列された方が人間の感
覚からみて受け入れやすい。即ち、測定は自動化されて
も、最終的に試料を扱うのは人間であり、試料を無闇に
並べ変えてしまうのは、オペレータに心理的抵抗を引き
起こし好ましいことではないからである。
数まとめる方が扱いやすく、ラックに試料を入れて測定
するようにしているが、このラックを更にまとめてトレ
イに載せ、該トレイごと自動分析装置にセットすること
も考えられている。例えば、図7に示すように、トレイ
108上にサンプリングするために試料(サンプル容器
102を収容したサンプルラック103)を載置し、該
サンプルラック103をトレイ上で移動可能なようにし
ておく。この移動の際に、トレイ上のラックが倒れたり
したのでは好ましくない。この倒れ防止の対策としてレ
ール109を設けると共にラック103の底部にはレー
ル溝103aを設け、ラック103が移動するときに倒
れないような工夫を行なっている。
装置のセットライン104およびストックライン107
にセットするが、この場合例えばストックライン107
上の任意のラック103を1台取り出そうとしても(例
えば次の測定のために取り出す)レール109があるた
め、自在に取り出すことができない。
号(ID)を記入することが多い。この場合、ラックを
自動分析装置にセットした際に、そのIDがオペレータ
にとって見え易いようにしておくと、自動分析装置の使
い勝手が良く便利である。
クが倒れることがなく、トレイに対しての挿脱が容易に
行え、ラックに記載された識別符号を容易に判読できる
自動分析装置を提供することである。
に請求項1記載の発明は、自動分析装置本体の一面に沿
って正逆移動可能に配置された搬送手段と、該搬送手段
上に載置され、略平坦な上面上に該搬送手段の搬送方向
に略直交する方向に配置されたガイド部材を有する試料
設定手段と、前記ガイド部材に沿って移動可能に配置さ
れる試料収容部材とを備えたことを特徴とする。
自動分析装置本体の一面に沿って配置されているので、
オペレータは試料収容部材(ラック)に記載された識別
符号を一方向から容易に判読することができる。また、
試料設定手段(トレイ)の上面にはガイド部材が備えら
れ、試料収容部材はガイド部材間に配置されるので倒れ
ることがなく、更に試料収容部材はガイド部材に沿って
移動可能なので該試料収容部材の挿脱が容易である。
段上には複数の前記試料設定手段が配列されることを特
徴とする。
設定手段が自動分析装置本体の一面に沿って配列されて
いるので、多数の試料を分析できる。
容部材が試料設定手段の所定位置から取り出され、前記
自動分析装置本体で分析された後、該試料収容部材を前
記所定位置に戻す制御手段を備えたことを特徴とする。
制御に基づき、試料収容部材を試料設定手段の所定位置
から取り出し、自動分析装置本体で分析後、該試料収容
部材を前記所定位置に戻す。従って、オペレータが当該
試料収容部材を目視で探す場合に、容易に探すことがで
きる。
施形態例を図面を参照して説明する。
構成を示す平面図であり、図2は同自動分析装置で使用
するトレイおよびラックの斜視図であり、図3および図
5は同ラックが移動される動作を示す概念図であり、図
4は同自動分析装置のフローチャートである。
を説明する。
清等に試薬を加えて反応試験を行う反応部Hと、試料を
順次搬送するサンプラ部Sとから構成されている。
方に試薬容器2aが同心円状に配列された第1試薬庫2
が配置され、該試薬庫2の左側面に沿って試薬容器2a
を次に説明する反応ライン5に移動するための第1試薬
アーム4が配置されている。第1試薬庫2の左方には第
2試薬庫3が配置され、該第2試薬庫3の右上側面に沿
って第2試薬アーム6が配置され、該第2試薬庫3と第
2試薬アーム6を囲むように試料に試薬を添加して反応
させる反応ライン5が配置されている。反応ライン5の
左方には試薬が添加された試料の測定を行う測光部7が
配置され、左上方には反応ライン5の試料と試薬を撹拌
する撹拌器8が配置され、右上方には使用済みの反応ラ
イン5を洗浄・乾燥を行う洗浄・乾燥ユニット9が配置
されている。
するサンプル容器21から試料を反応ライン5に分注す
るサンプリングアーム11が配置されている。該サンプ
リングアーム11の右方には次に説明するラック17の
側面に形成されたバーコードを読み取るためのバーコー
ドリーダ12が配置されている。
に沿って配置された正逆回転可能なベルトコンベア15
と、該ベルトコンベア15に載置されて搬送されるトレ
イ16およびラック17等(図2参照)により構成され
ている。
なし、左右の端部側にはそれぞれU字状の取っ手18
a,18bが配置され、トレイ16の上面には短手方向
に平行に一定間隔で仕切板19a,19b〜19nが立
設されている。
サンプル容器21が縦方向に挿入・自立されるようにな
っている。ラック17の前面には当該ラックを識別する
ための識別符号を印刷してラベル17aが貼付され、ま
た、ラック17の右側面には識別用のバーコードが印刷
されたラベルが貼付されている。そして、ラック17は
トレイ16の仕切板19に沿って矢印A方向に挿入可能
であり、また、トレイ16にはラック17を10セット
載置することが可能である。
う装置の概念図である。
ク引出し装置24が配置され、その出力軸22の先端は
上方に折り曲げられ引掛け部(図示せず)が形成されて
いる。また、ラック17の底面には凹部が形成され、こ
の凹部に前記引掛け部が引掛けられ、ラック17をトレ
イ16から台1側に移動させる。ラック横移動装置23
は、ラック引出し装置24により引出されたラック17
を左方に移動させ、ラック押戻し装置25は、そのラッ
ク17を後方から押し出し、トレイ16の方に戻す。
ラックの移動の模式図を参照して、本実施形態例の自動
分析装置の動作を説明する。
入れられた5本のサンプル容器21をラック17に挿入
し(ステップS1)、この容器挿入済みのラック17を
10本トレイ16に装填する(ステップS2)。この1
0個のラック17が装填されたトレイ16をサンプラ部
Sのセットエリア(図1参照)に載置し(ステップS
3)、測定を開始する(ステップS4)。
ベア15を駆動してトレイ16を測定用の所定位置まで
搬送し、ラック引出し装置24(図3)によりラック1
7を台1側に引き出す(ステップS5、図5(B))。
この引き出し動作の間にバーコードリーダ12によりサ
ンプル容器21の側面に貼付されたラベルのバーコード
を読み取り、そのラベルに対応する測定項目(オーダ
ー)情報の検索を行う。
ク横移動装置23により当該ラック17が左方に横移動
される。また、それとほぼ同タイミングでベルトコンベ
ア15がラック1個分前進(左方に移動)する。次にラ
ック17の手前のサンプル容器21から試料をサンプリ
ングアーム11により反応ライン5に分注する(ステッ
プS5、図5(C)、(D))。
り1ピッチずつ手前に戻されながら順次試料をサンプリ
ングする(図5(E))。それと平行して次のラック1
7aが引き込まれ、前述と同様に試料のバーコードが読
みとられる。
プリングが終了後、ラック17はトレイ16の元の位置
に完全に押し戻される(ステップS6、図5(F)、
(G))。これらの一連の動作が繰り返され、トレイ1
6は1ピッチずつ前進していく。このようにすれば、ト
レイ16内におけるラック17の載置位置は不変のま
ま、測定が行われることになる。
9)、再検が必要な場合は(ステップS10;YE
S)、ベルトコンベア15(図1)を逆転させて当該ト
レイを後退させる(ステップS13、図5(I))。そ
して、再検が必要なラック17は判明しているので、そ
の再検用のラック17のみをラック引き出し装置24で
引き出し、所定の再検を行い(ステップS14)、ベル
トコンベア15を元の位置に戻す(ステップS15)。
場合には(ステップS10;NO)、そのトレイ16を
ベルトコンベア15から外し、次のサンプルの測定があ
る場合にはステップS1に戻り(ステップS12;YE
S)、サンプル測定が無い場合には(ステップS12;
NO)、測定を終了する。
によれば、自動分析装置本体の一面に沿って正逆移動可
能に配置された搬送手段(ベルトコンベア)と、該搬送
手段上に載置され、略平坦な上面上に該搬送手段の搬送
方向に略直交する方向に配置されたガイド部材を有する
試料設定手段(トレイ)と、前記ガイド部材に沿って移
動可能に配置される試料収容部材(ラック)とを備え、
前記搬送手段上には複数の前記試料設定手段が配列され
るようにし、前記試料収容部材が試料設定手段の所定位
置から取り出され、前記自動分析装置本体で分析された
後、該試料収容部材を前記所定位置に戻す制御手段を備
えたので、 オペレータは全てのラックのラックID(識別符号)
を容易に視認でき、測定前に並べたラックの順序が測定
後でも変わらないため、測定進行状況の把握および試料
を探しやすい。
てベルトラインにセットする方法(バッチ処理)と、ラ
ックが一部載っていないトレイをベルトラインに載せ測
定スタート後、測定試料が到着した時点で逐次その試料
(ラックに載せて)をトレイに追加する場合(リアルタ
イム処理)の両方に対応できる。
るごと取外す方法と、緊急に取り出したいラックのみを
個別に取り出す方法の両方に対応できる。
り、必要な再検検体のみを容易に測定することができ、
再検を行ってもトレイ内のラックの位置が変化しない。
ク用サンプラは、駆動系の部品点数が少なく(ベルトラ
イン,引き出し,横移動,押し戻しの4系統)、従来に
比べ安価なシステムを実現できる。
ある。
斜視図である。
し装置の概念図である。
作を説明する図である。
ックの一例の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動分析装置本体の一面に沿って正逆移
動可能に配置された搬送手段と、 該搬送手段上に載置され、略平坦な上面上に該搬送手段
の搬送方向に略直交する方向に配置されたガイド部材を
有する試料設定手段と、 前記ガイド部材に沿って移動可能に配置される試料収容
部材とを備えたことを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項2】 前記搬送手段上には複数の前記試料設定
手段が配列されることを特徴とする請求項1記載の自動
分析装置。 - 【請求項3】 前記試料収容部材が試料設定手段の所定
位置から取り出され、前記自動分析装置本体で分析され
た後、該試料収容部材を前記所定位置に戻す制御手段を
備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
自動分析装置。
Priority Applications (1)
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