JPH09210448A

JPH09210448A - 空気調和機

Info

Publication number: JPH09210448A
Application number: JP8035837A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Suzuki; 一弘鈴木
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1996-01-31
Filing date: 1996-01-31
Publication date: 1997-08-12
Anticipated expiration: 2016-01-31
Also published as: JP3358931B2

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、フィルタ効果を高めることができ、
しかもフィルタの挿入作業を簡単にできる空気調和機を
提供する。【解決手段】前面パネル２の前面と上面との間のコーナ
ー部に対応する熱交換器４３を斜めに配置して、コーナ
ー部と熱交換器４３との間に三角形状の空間Ａを形成
し、この熱交換器４３に沿ってフィルタガイド７を設け
るとともに、エアフィルタ５を前面パネル２のコーナー
部に沿った形状として、エアフィルタ５とフィルタガイ
ド７との間に隙間を設定している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ベースと吸い込み
グリルを含む前面パネルとからなる本体内に熱交換器を
設置し、同熱交換器と前記吸い込みグリルを含む前面パ
ネルとの間にエアフィルタを装着してなる空気調和機に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近、いわゆるエアコンで代表される空
気調和機の普及は目覚ましいものがあり、各家庭の多く
に設置されるようになっている。

【０００３】このような空気調和機は、冷暖房のための
エアを吹き出すための室内ユニットと、冷暖房に必要な
熱源を生成するための室外ユニットから構成している。

【０００４】しかして、従来、室内ユニットとして、図
３に示すように構成したものがある。この場合、ベース
１と吸い込みグリルを含む前面パネル２によりユニット
本体３を構成し、このユニット本体３内で、前面パネル
２の前面および上面のエア吸い込み口２１、２２に対応
させて熱交換器４を設置している。そして、この熱交換
器４と前記吸い込みグリルを含む前面パネル２との間に
エアフィルタ５とクリーンフィルタ６を装着するための
フィルタガイド７を設けている。

【０００５】この場合、フィルタガイド７は、前面パネ
ル２の内側面に沿うように配置され、このようなフィル
タガイド７に沿ってエアフィルタ５を重ねるように装着
している。

【０００６】また、熱交換器４の内側にクロスフローフ
ァン８を配置していて、熱交換器４で生成される冷暖房
のためのエアをクロスフローファン８の回転により前面
パネル２下方のエア吹き出し口２３より吹き出すように
している。なお、９は、エア吹き出し口２３より吹き出
されるエアの方向を上下左右に可変するためのルーバで
ある。

【０００７】ところで、最近、空気調和機の高性能化と
ともに、エアフィルタ５の効果を高める目的で、エアフ
ィルタ５を前面パネル２の内側面に近付け、できるだけ
フィルタ面積を大きく確保しようとする考えがある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな構成によると、エアフィルタ５を、できるだけ前面
パネル２の内側面に近付けようとすると、フィルタガイ
ド７も、さらに前面パネル２の内側面に近付けて配置す
るようになるため、フィルタガイド７と前面パネル２と
の間の隙間がますます狭くなってしまい、エアフィルタ
５を極端に折り曲げて挿入しなければならず、このよう
なフィルタガイド７に沿ったエアフィルタ５の挿入が困
難になり、かかる作業が面倒になるという問題点があっ
た。

【０００９】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、フィルタ効果を高めることができ、しかもフィルタ
の挿入作業を簡単にできる空気調和機を提供することを
目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
ベースと吸い込みグリルを含む前面パネルとからなる本
体内に熱交換器を斜めに設置し、同熱交換器と前記吸い
込みグリルを含む前面パネルとの間にエアフィルタを装
着してなる空気調和機において、前記前面パネルの前面
と上面との間のコーナー部と前記熱交換器との間に三角
形状の空間を形成し、前記エアフィルタを装着するため
のフィルタガイドを前記熱交換器に沿って設けると共
に、前記エアフィルタを前記前面パネルのコーナー部に
沿った形状とし、同エアフィルタと前記フィルタガイド
との間に隙間を設定して同エアフィルタを設置してい
る。

【００１１】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載において、前記エアフィルタは、前記三角形状の空間
に位置する部分に、多数の折り曲げ壁を設けている。

【００１２】この結果、請求項１記載の発明によれば、
前面パネルの前面と上面との間のコーナー部に対応する
熱交換器を斜めに配置して、コーナー部と熱交換器との
間に三角形状の空間を形成し、この斜めに配置した熱交
換器に沿ってフィルタガイドを設け、エアフィルタを前
面パネルのコーナー部に沿った形状として、エアフィル
タとフィルタガイドとの間に隙間を設定するようになっ
ていて、エアフィルタの挿入作業は、三角形状の空間に
おいてエアフィルタの挿入を開始し、このまま挿入を続
けて最終的な位置まで挿入できるようになるので、エア
フィルタの挿入を困難を伴うことがなく進めることがで
き、かかる挿入作業を簡単なものにできる。また、エア
フィルタを所定の位置まで挿入すると、エアフィルタの
前面パネルのコーナー部に沿った形状により、前面パネ
ルの内面に近付けるようにでき、フィルタ面積を大きく
確保でき、フィルタ効果を高めることができる。

【００１３】請求項２記載の発明によれば、エアフィル
タの三角形状の空間に位置する部分に、多数の折り曲げ
壁を設けるようにしたので、さらにフィルタ面積を大き
く確保することができ、フィルタ効果を高めることがで
きる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。（第１の実施の形態）図１は、第１の実施の形態の概略
的構成を示すもので、図３と同一部分には同符号を付し
ている。

【００１５】この場合、前面パネル２の前面、上面およ
びこれら前面と上面との間のコーナー部にそれぞれ対応
させて３個の熱交換器４１、４２、４３を配置し、この
うちのコーナー部に対応する熱交換器４３を斜めに配置
して、コーナー部と熱交換器４３との間に三角形状の空
間Ａを形成している。

【００１６】そして、エアフィルタ５を装着するフィル
タガイド７は、熱交換器４３に沿わせるように一部を折
り曲げるとともに、その先端部を前面パネル２の上面に
近接させて配置している。また、エアフィルタ５は、前
面パネル２のコーナー部に沿った形状としていて、フィ
ルタガイド７に装着した状態で、これらエアフィルタ５
とフィルタガイド７との間に隙間を形成するようにして
いる。

【００１７】しかして、このように構成すると、エアフ
ィルタ５を装着していない状態では、フィルタガイド７
と前面パネル２のコーナー部との間に、三角形状の空間
Ａによる大きなスペースが存在している。

【００１８】そして、この状態から、エアフィルタ５を
フィルタガイド７に装着するには、エアフィルタ５を三
角形状の空間Ａを経由させて、さらにフィルタガイド７
先端部と前面パネル２上面の間の狭い空間位置まで挿入
するようになる。

【００１９】この場合、エアフィルタ５の挿入作業は、
手前の広い空間Ａにおいてエアフィルタ５の挿入を開始
し、このまま挿入を続けて最終的にフィルタガイド７先
端部と前面パネル２上面の間の狭い空間まで挿入するよ
うになるので、従来の、エアフィルタ５の挿入開始位置
からフィルタガイド７と前面パネル２との間が狭くなっ
ているものと比べ、エアフィルタ５の挿入を簡単にでき
ることになる。

【００２０】また、エアフィルタ５を所定の位置（図示
例の位置）まで挿入すると、エアフィルタ５の前面パネ
ル２のコーナー部に沿った形状により、前面パネル２の
内面に近付けるようになるので、フィルタ面積を大きく
確保できるようにもなる。

【００２１】従って、このようにすれば、前面パネル２
の前面と上面との間のコーナー部に対応する熱交換器４
３を斜めに配置して、コーナー部と熱交換器４３との間
に三角形状の空間Ａを形成し、この熱交換器４３に沿っ
てフィルタガイド７を設けるとともに、エアフィルタ５
を前面パネル２のコーナー部に沿った形状として、エア
フィルタ５とフィルタガイド７との間に隙間を設定する
ようになっていて、エアフィルタ５の挿入作業は、ま
ず、手前に位置する空間Ａにおいてエアフィルタ５の挿
入を開始し、このまま挿入を続けて最終的な位置まで挿
入できるようになるので、エアフィルタ５の挿入を困難
を伴うことがなく進めることができ、かかる挿入作業を
簡単なものにできる。また、エアフィルタ５を所定の位
置まで挿入すると、エアフィルタ５の前面パネル２のコ
ーナー部に沿った形状により、前面パネル２の内面に近
付けるようにできるので、フィルタ面積を大きく確保で
き、フィルタ効果を高めることができる。（第２の実施の形態）図２は、第２の実施の形態の概略
的構成を示すもので、図１と同一部分には同符号を付し
ている。

【００２２】この場合、エアフィルタ５は、前面パネル
２のコーナー部と熱交換器４３との間の三角形状の空間
Ａに位置する部分に、多数の折り曲げ壁５１を形成する
ようになっている。

【００２３】従って、このようにすれば、エアフィルタ
５の三角形状の空間Ａに位置する部分の多数の折り曲げ
壁５１により、フィルタ面積をさらに大きく確保できる
ようになるので、さらにフィルタ効果を高めることがで
きる。

【００２４】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、前面
パネルの前面と上面との間のコーナー部に対応する熱交
換器を斜めに配置して、コーナー部と熱交換器との間に
三角形状の空間を形成していて、エアフィルタの挿入作
業は、この三角形状の空間においてエアフィルタの挿入
を開始し、このまま挿入を続けて最終的な位置まで挿入
するようになるので、エアフィルタの挿入を困難を伴う
ことがなく進めることができ、かかる挿入作業を簡単な
ものにできる。

【００２５】また、エアフィルタを所定の位置まで挿入
すると、エアフィルタの前面パネルのコーナー部に沿っ
た形状により、前面パネルの内面に近付けるようにでき
るので、フィルタ面積を大きく確保でき、フィルタ効果
を高めることができる。

【００２６】また、エアフィルタの三角形状の空間に位
置する部分に、多数の折り曲げ壁を設けるようにしたの
で、さらにフィルタ面積を大きく確保することができ、
フィルタ効果を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態の概略的構成を示す
図。

【図２】本発明の第２の実施の形態の概略的構成を示す
図。

【図３】従来の空気調和機の形態の概略的構成を示す
図。

【符号の説明】

１…ベース、２…前面パネル、２１、２２…エア吸い込み口、２３…エア吹き出し口、３…ユニット本体、４１、４２、４３…熱変換器、５…エアフィルタ、５１…折り曲げ壁、６…クリーンフィルタ、７…フィルタガイド、８…クロスフローファン、９…ルーバ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ベースと吸い込みグリルを含む前面パネ
ルとからなる本体内に熱交換器を斜めに設置し、同熱交
換器と前記吸い込みグリルを含む前面パネルとの間にエ
アフィルタを装着してなる空気調和機において、前記前面パネルの前面と上面との間のコーナー部と前記
熱交換器との間に三角形状の空間を形成し、前記エアフ
ィルタを装着するためのフィルタガイドを前記熱交換器
に沿って設けると共に、前記エアフィルタを前記前面パ
ネルのコーナー部に沿った形状とし、同エアフィルタと
前記フィルタガイドとの間に隙間を設定して同エアフィ
ルタを設置してなることを特徴とする空気調和機。
【請求項２】前記エアフィルタは、前記三角形状の空
間に位置する部分に、多数の折り曲げ壁を設けてなるこ
とを特徴とする請求項１記載の空気調和機。